[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4625340B2 - 液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法 - Google Patents

液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4625340B2
JP4625340B2 JP2005023415A JP2005023415A JP4625340B2 JP 4625340 B2 JP4625340 B2 JP 4625340B2 JP 2005023415 A JP2005023415 A JP 2005023415A JP 2005023415 A JP2005023415 A JP 2005023415A JP 4625340 B2 JP4625340 B2 JP 4625340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester resin
liquid crystal
crystal polyester
temperature
prepolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005023415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006206824A (ja
Inventor
素紀 浅原
哲英 澤田
博行 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ueno Fine Chemicals Industry Ltd
Original Assignee
Ueno Fine Chemicals Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ueno Fine Chemicals Industry Ltd filed Critical Ueno Fine Chemicals Industry Ltd
Priority to JP2005023415A priority Critical patent/JP4625340B2/ja
Priority to SG200600620A priority patent/SG124413A1/en
Priority to TW095103429A priority patent/TWI379889B/zh
Priority to CN2006100089773A priority patent/CN101007950B/zh
Priority to US11/341,625 priority patent/US7393467B2/en
Priority to EP06001823A priority patent/EP1686144B1/en
Priority to DE602006002041T priority patent/DE602006002041D1/de
Priority to AT06001823T priority patent/ATE403688T1/de
Priority to KR1020060009252A priority patent/KR101171815B1/ko
Publication of JP2006206824A publication Critical patent/JP2006206824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4625340B2 publication Critical patent/JP4625340B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/10Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing at least two benzene rings
    • C09K19/20Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing at least two benzene rings linked by a chain containing carbon and oxygen atoms as chain links, e.g. esters or ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/60Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from the reaction of a mixture of hydroxy carboxylic acids, polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/605Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from the reaction of a mixture of hydroxy carboxylic acids, polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds the hydroxy and carboxylic groups being bound to aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/78Preparation processes
    • C08G63/80Solid-state polycondensation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/42Mixtures of liquid crystal compounds covered by two or more of the preceding groups C09K19/06 - C09K19/40

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

本発明は、全芳香族液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、高耐熱性であり、成形性、流動性、および機械的性質等の物性の良好な全芳香族液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法に関する。
サーモトロピック液晶ポリエステル樹脂(以下液晶ポリエステル樹脂またはLCPと略称する)は、耐熱性、剛性等の機械物性、耐薬品性、寸法精度等に優れており、成形品用途のみならず、繊維やフィルムといった各種用途にその使用が拡大しつつある。特にパーソナル・コンピューターや携帯電話等の情報・通信分野においては、部品の高集積度化、小型化、薄肉化、低背化等が急速に進んでおり、0.5mm以下の非常に薄い肉厚部が形成されるケースが多い。したがってかかる分野においてはLCPの優れた成形性、すなわち、流動性が良好であり、かつバリが出ないという他の樹脂にない特徴を活かして、その使用量が大幅に増大している。
近年、液晶ポリエステル樹脂の用途としてハンダ溶着や赤外線リフローなどの高温の熱処理を要する用途での使用が特に拡大しており、高耐熱性の液晶ポリエステル樹脂への要求が高まっている。このような高耐熱性の液晶ポリエステル樹脂を得るための方法として、低重合度の粉状、ペレット状などの形状のプレポリマーを得る工程、およびかかるプレポリマーを熱処理し高分子化する固相重合方法が多数提案されている(特許文献1〜3を参照)。
しかし、これらの固相重合された液晶ポリエステル樹脂は、一般的に耐熱性には優れるものの、融点が非常に高いものであり、加工温度が高くなるために特殊な成形機を必要としたり、成形機内に滞留した場合に炭化物を形成しやすいなど問題のあるものである。このため、高い耐熱性を示し、かつ加工温度の低い液晶ポリエステル樹脂が求められている。
また、液晶ポリエステル樹脂の中でも、良好な機械的性質、熱的性質および成形性を有するものとして、4−ヒドロキシ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、およびハイドロキノンを少量の6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸と共重合することによって得られる液晶ポリエステル樹脂が提案されている(特許文献4を参照)。
しかしながら、特許文献4は、溶融重合により得られた液晶ポリエステル樹脂を開示するのみであり、実質的に固相状態で熱処理された液晶ポリエステル樹脂の耐熱性や成形性などの種々の物性について何ら開示するものではない。
特開2002−179778号公報 特開2000−248056号公報 特開平11−246654号公報 特公平3−55489号公報
本発明の目的は高耐熱性であり、かつ加工温度の低い全芳香族液晶ポリエステル樹脂、およびその製造方法、ならびにそれを含む液晶ポリエステル樹脂組成物を提供することに有る。
本発明は、第一の態様において、下記式[I]〜[IV]で示される繰返し単位を与える単量体を重縮合して得られるプレポリマーを、実質的に固相状態で熱処理することにより得られる、荷重撓み温度が290〜340℃であり、示差走査熱量計により測定される結晶融解温度と荷重撓み温度の差が40℃以下である、液晶ポリエステル樹脂:
Figure 0004625340
Figure 0004625340
Figure 0004625340
Figure 0004625340
[p、q、r、およびsは、各繰返し単位の液晶ポリエステル樹脂中での組成比(モル%)であり、以下の式を満たす;
60≦p+q≦78
0.05≦q≦3
11≦r≦20
11≦s≦20]を提供する。
以下、本明細書において「固相重合」との記載は、「プレポリマーを実質的に固相状態で熱処理する工程」を意味するものである。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は異方性溶融相を形成するポリエステル樹脂であり、当業者にサーモトロピック液晶ポリエステル樹脂と呼ばれているものであれば特に限定されない。
異方性溶融相の性質は直交偏向子を利用した通常の偏向検査法、すなわちホットステージにのせた試料を窒素雰囲気下で観察することにより確認できる。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、芳香族オキシカルボニル繰返し単位、芳香族ジオキシ繰返し単位および芳香族ジカルボニル繰返し単位から構成される。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、芳香族オキシカルボニル繰返し単位として以下に示す式[I]で表される4−オキシベンゾイル繰返し単位および、式[II]で表される6−オキシ−2−ナフトイル繰返し単位を必須に含むものである。
Figure 0004625340
Figure 0004625340
[pおよびqは、それぞれ本発明の液晶ポリエステル樹脂における全繰り返し単位中の式[I]および式[II]で表される繰返し単位のモル%を示す]。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は式[I]および[II]で表される繰返し単位を合計量として、全繰り返し単位に対して60〜78モル%含むものであり、好ましくは65〜75モル%含むものである。
このうち、式[II]で表される繰返し単位は、全繰り返し単位に対し0.05〜3モル%、好ましくは0.1〜2モル%である。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、芳香族オキシカルボニル繰返し単位として主たる繰り返し単位である式[I]で表される繰り返し単位の他に、少量の式[II]で表される繰返し単位を含むために、後述する溶融アシドリシス法により作業性よくプレポリマーを製造することが可能となるものである。
式[II]で表される繰返し単位が0.05モル%より少ない場合は、プレポリマーの製造過程で、プレポリマーが重合反応槽内で固化しやすく作業上問題がある。また、式[II]で表される繰返し単位が3モル%を超える場合は、耐熱性が低下するために好ましくない。
また、式[I]および式[II]で表される繰り返し単位の合計量が78モル%を超える場合も、プレポリマーが重合反応槽内で固化しやすく作業上問題を生じるため好ましくない。
式[I]で表される繰返し単位を与える単量体としては、4−ヒドロキシ安息香酸ならびに、そのアシル化物、エステル誘導体、酸ハロゲン化物などのエステル形成性の誘導体が挙げられる。
式[II]で表される繰返し単位を与える単量体としては、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸ならびに、そのアシル化物、エステル誘導体、酸ハロゲン化物などのエステル形成性の誘導体が挙げられる。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、また以下に示す式[III]で表される芳香族ジオキシ繰返し単位を必須に含むものである。
Figure 0004625340
[rは、本発明の液晶ポリエステル樹脂における全繰り返し単位中の式[III]で表される繰返し単位のモル%を示す]。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、芳香族ジオキシ繰返し単位として、式[III]で表される繰返し単位を、全繰り返し単位に対して11〜20モル%含むものであり、好ましくは12.5〜17.5モル%含むものである。
式[III]で表される繰返し単位を与える単量体としては、ハイドロキノンならびに、そのアシル化物などのエステル形成性の誘導体が挙げられる。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、さらに以下に示す式[IV]で表される芳香族ジカルボニル単位を必須に含むものである。
Figure 0004625340
[sは本発明の液晶ポリエステル樹脂における全繰り返し単位中の式[IV]で表される繰返し単位のモル%を示す]。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、芳香族ジカルボニル繰返し単位として、式[IV]で表される繰返し単位を、全繰り返し単位に対して11〜20モル%含むものであり、好ましくは12.5〜17.5モル%含むものである。
式[IV]で表される繰返し単位を与える単量体としては、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ならびにそのエステル誘導体、酸ハロゲン化物などのエステル形成性の誘導体が挙げられる。
本発明の液晶ポリエステル樹脂において、式[III]で表される芳香族ジオキシ繰返し単位の含有量と、式[IV]で表される芳香族ジカルボニル繰返し単位の含有量は、実質的に等モルであるのが好ましい。
本発明の第一の態様の液晶ポリエステル樹脂は、上述の式[I]〜式[IV]で表される繰返し単位を与える単量体を重縮合してプレポリマーを製造した後に、これを熱処理することにより得られるものである。ここで、熱処理は250〜335℃において行うのが好ましい。
本発明は第二の態様において、式[I]〜[IV]で表される繰り返し単位を与える単量体を重縮合してプレポリマーのペレットを製造する工程、およびプレポリマーのペレットを250〜335℃において実質的に固相状態で熱処理する工程を含む、液晶性ポリエステル樹脂の製造方法を提供する。
本発明において、好ましくは式[I]〜[IV]におけるp、q、r、およびsは、各繰り返し単位の液晶ポリエステル樹脂中での組成比(モル%)であり、以下の式を満たす;
60≦p+q≦78
0.05≦q≦3
11≦r≦20
11≦s≦20。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、上述の式[I]〜[IV]で表される繰返し単位を与える単量体を、公知のポリエステル重縮合方法によって重縮合してプレポリマーを製造し、該プレポリマーを実質的に固相状態にて熱処理することによって得られるものである。ポリエステル重縮合方法としては公知のいずれを用いてもよく、例えば、溶融アシドリシス法、スラリー重合法などが挙げられる。
溶融アシドリシス法とは、本発明におけるプレポリマー製造に好適な方法である。この方法は、最初に単量体を加熱して反応物質の溶融溶液を形成し、続いて反応を続けて溶融ポリマーを得るものである。なお、縮合の最終段階で副生する揮発物(たとえば酢酸、水など)の除去を容易にするために真空を適用してもよい。
スラリー重合法とは、熱交換流体の存在下で反応させる方法であって、生成したポリエステル樹脂は熱交換媒質中に懸濁した状態で得られる。
溶融アシドリシス法およびスラリー重合法のいずれの場合においても、液晶ポリエステルを製造する際に使用する重合性単量体成分は、ヒドロキシル基をエステル化した変性形態、すなわちアシルエステルとして反応に供することもできる。アシルエステルのアシル基は炭素原子数2〜5のものが好ましく、炭素原子数2または3のものがより好ましい。特に好ましくはアシル基の炭素原子数が2である、前記単量体成分のアセチル化物を反応に用いる方法が挙げられる。
単量体のアシルエステルは、別途アシル化して予め合成したものを用いてもよいし、プレポリマーの製造時にモノマーに脂肪酸無水物等(例えば無水酢酸)のアシル化剤を加えて反応系内で生成せしめることもできる。
溶融アシドリシス法またはスラリー重合法のいずれの場合においても反応時、必要に応じて触媒を用いてもよい。
触媒の具体例としては、ジアルキルスズオキシド(たとえばジブチルスズオキシド)、ジアリールスズオキシドなどの有機スズ化合物;二酸化チタン、三酸化アンチモン、アルコキシチタンシリケート、チタンアルコキシドなどの有機チタン化合物;カルボン酸のアルカリおよびアルカリ土類金属塩(たとえば酢酸カリウム);ルイス酸(たとえばBF)、ハロゲン化水素(たとえばHCl)などの気体状酸触媒などが挙げられる。
本発明において、プレポリマーとは、上記縮合反応によって得られ、固相重合に供する前の低重合度のポリマーをいう。
上記の方法によって得られるプレポリマーの結晶融解温度(以下Tmと記載する)は、プレポリマー製造時の重合槽からの抜き出し性や、固相重合に要する時間が短くなることや、固相重合を経て最終的に得られる液晶ポリエステル樹脂の耐熱性が優れることなどから、プレポリマー製造時の最高重合温度(以下Tmaxと記載する)を基準として、Tmax−40℃〜Tmax+10℃であるのが好ましく、Tmax−30℃〜Tmax+5℃であるのがより好ましい。
さらにTmaxは、固相重合に要する時間が短くなることや、プレポリマーの熱安定性を考慮し310℃〜360℃が好ましく、320℃〜355℃であるのがより好ましい。
なお、結晶融解温度(Tm)は以下に記載する方法により測定されるものである。
〈結晶融解温度測定方法〉
示差走査熱量計としてセイコーインスツルメンツ株式会社製Exstar6000を用いる。
試料(プレポリマーまたは液晶ポリエステル樹脂)を、室温から20℃/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(Tm1)の測定後、Tm1より20〜50℃高い温度で10分間保持する。ついで、20℃/分の降温条件で室温まで試料を冷却し、さらに、再度20℃/分の昇温条件で測定した際の吸熱ピークを観測し、そのピークトップを示す温度を(プレポリマーまたは液晶ポリエステル樹脂の)結晶融解温度(Tm)とする。
また、プレポリマーは、以下の方法にしたがって測定した溶融粘度が、5〜40Pa・sであるのが好ましい。
〈溶融粘度測定方法〉
溶融粘度測定装置(東洋精機(株)製キャピログラフ1A)を用い、0.7mmφ×10mmのキャピラリーで、プレポリマーの場合はTm+20℃、実質的に固相状態で熱処理された液晶ポリエステル樹脂の場合はTm+30℃の温度条件にて剪断速度10−1での粘度を測定し、溶融粘度とする。
プレポリマーは、溶融状態で重縮合反応槽から抜き出され、ペレット状、フレーク状、または粉状に加工された後に、固相重合工程に供される。プレポリマーの形状は、ペレット状であるのが固相重合時の操作性などから好ましい。また、ペレットの形状は特に限定されないが、固相重合時のプレポリマーの固相重合装置内での流動性や分散性がよく、伝熱斑などによる色調や機械物性のばらつきなどが起こりにくいことなどから、柱状であるものが好ましい。
また、柱状のペレットの断面形状については特に限定されないが、円形、楕円形、正方形などの形状であるのが好ましく、固相重合時の操作性から、断面形状が円形または楕円である柱状のペレットを用いるのが好ましい。ここでいう楕円は幾何学上の楕円のみならず、例えば外周に直線部分を含むが外観として楕円に近いものとして認識されるものも含む。
このような柱状のペレットとしては断面の長径または直径(断面が楕円形である場合は断面の長径とし、断面が不定形である場合は外接円の直径とする)が2.5〜4.0mmであり、長さ2.5〜5.0mmであるものが好ましい。
上記のペレット状、フレーク状または粉状に加工されたプレポリマーを固相重合する方法は特に限定されず、多段式オーブン、ロータリーオーブン、ホッパー型反応槽、縦型反応槽、攪拌式縦型反応槽などの装置を用いて、プレポリマーを熱処理すればよい。ここで、プレポリマーの熱処理は好ましくは250〜335℃において行う。
固相重合工程は窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガス雰囲気下、もしくは減圧下において行うのが、得られる液晶ポリエステル樹脂の色調の点から好ましい。固相重合に減圧を適用する場合の真空度は、使用する装置によって異なるために適宜決めればよいが、真空度が高いほど固相重合に要する時間が短くなるために好ましい。
固相重合時間は本発明の目的の範囲で特に限定されないが、通常3〜20時間で行われる。
このようにして固相重合されることにより得られる、本発明の液晶ポリエステル樹脂はASTMD648にしたがって測定される荷重撓み温度が、290〜340℃、好ましくは290〜330℃であり耐熱性に優れたものである。
本発明の液晶ポリエステル樹脂はまた、結晶融解温度と荷重撓み温度の差が40℃以下であり、高い耐熱を示すにもかかわらず低い結晶融解温度であり、加工性に優れるものである。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、荷重撓み温度が290〜340℃であって、かつ、結晶融解温度と荷重撓み温度の差が40℃以下であるものであるが、なかでも示差走査熱量計により前記方法により測定される結晶融解温度が320〜345℃であるものが好ましい。
なお、結晶融解温度と荷重撓み温度の差を算出するにあたって用いる、荷重撓み温度は、充填材および/強化材が配合されていない液晶ポリエステル樹脂を用いて、以下の測定処方により得られるものである。
<荷重撓み温度>
射出成形機(日精樹脂工業(株)製UH1000−110)を用いて長さ127mm、幅3.2mm、厚さ12.7mmの短冊状試験片を成形し、これを用いてASTM D648に準拠し、荷重1.82MPa、昇温速度2℃/分で測定する。
また、本発明の液晶ポリエステル樹脂は、耐熱性と成形性のバランスから、キャピラリーレオメーターで測定した溶融粘度が10〜80Pa・sであるものが好ましく、20〜60Pa・sであるものが特に好ましい。
なお、溶融粘度は、前記方法により測定されるものである。
本発明の液晶ポリエステル樹脂組成物を得るために、マトリクスである液晶ポリエステル樹脂のほか、繊維状、板状、または粉状の充填剤および/または強化材の1種以上を配合せしめてもよい。
繊維状の充填剤および強化材としては、たとえばガラス繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、炭素繊維、アラミド繊維などが挙げられる。これらの中では、ガラス繊維が物性とコストのバランスが優れている点から好ましい。
板状あるいは粉状の充填剤としては、たとえばタルク、マイカ、グラファイト、ウォラストナイト、炭酸カルシウム、ドロマイト、クレイ、ガラスフレーク、ガラスビーズ、硫酸バリウム、酸化チタンなどが挙げられる。
本発明の液晶ポリエステル樹脂組成物における繊維状、板状または粉状の充填剤および/または強化材の配合割合は、液晶ポリエステル樹脂組成物の量を100重量部に対して、0〜200重量部、好ましくは10〜100重量部添加するのがよい。前記繊維状、板状または粉状の無機充填剤が200重量部を超える場合には、成形加工性が低下したり、成形機のシリンダーや金型の磨耗が大きくなる傾向がある。
本発明の液晶ポリエステル樹脂は、後述する方法により、繊維状、板状または粉状の充填剤および/または強化剤を配合し組成物とした場合においても、ASTM D 648にしたがって測定される荷重撓み温度が、290〜340℃、好ましくは290〜330℃と高いものであり耐熱性に優れるものである。
本発明の液晶ポリエステル樹脂組成物に対して、本発明の効果を損なわない範囲でさらに、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸金属塩(ここで高級脂肪酸とは炭素原子数10〜25のものをいう)、ポリシロキサン、フッ素樹脂などの離型改良剤;染料、顔料などの着色剤;酸化防止剤;熱安定剤;紫外線吸収剤;帯電防止剤;界面活性剤などの通常の添加剤を1種または2種以上を組み合わせて添加してもよい。これらの添加剤の配合割合は、液晶ポリエステル樹脂または液晶ポリエステル樹脂組成物100重量部に対して、0.05〜1重量部、好ましくは0.01〜0.5重量部添加するのがよい。
高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸金属塩、フルオロカーボン系界面活性剤等の外部滑剤効果を有するものについては、成形に際して予めペレットに付着せしめて用いてもよい。
その他の樹脂成分、たとえばポリアミド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテルおよびその変性物、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミドなどの熱可塑性樹脂や、たとえばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂を1種または2種以上を組み合わせて添加してもよい。
その他の樹脂成分の配合量は特に限定されず、樹脂の用途や目的に応じて適宜定めればよい。典型的には本発明の液晶ポリエステル樹脂100重量部に対する他の樹脂成分の配合量が1〜200重量部、特に10〜100重量部となる範囲において配合される。
これらの充填剤、強化材、添加剤および他の樹脂などは、ポリエステル樹脂中に添加され、バンバリーミキサー、ニーダー、一軸もしくは二軸押出機などを用いて、液晶ポリエステル樹脂の結晶融解温度近傍ないし結晶融解温度+30℃で溶融混練して組成物とすることができる。
上記の様に得られた本発明の液晶ポリエステル樹脂およびそれを含む液晶ポリエステル樹脂組成物は、従来公知の射出成形、圧縮成形、押出成形、ブローなどの成形法によって成形品とされる。本発明の液晶ポリエステル樹脂は耐熱性と成形性のバランスに優れるため、かかる成形品は、電気・電子部品、機械機構部品、自動車部品等の各種成形品の材料として好適に使用される。
以下、実施例により本発明を詳述するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実施例中の荷重撓み温度、曲げ強度、引張強度、難燃性、および流動性の評価は以下に記載の方法で行った。
(1) 荷重撓み温度
射出成形機(日精樹脂工業(株)製UH1000−110)を用いて長さ127mm、幅3.2mm、厚さ12.7mmの短冊状試験片を成形し、これを用いてASTM D648に準拠し、荷重1.82MPa、昇温速度2℃/分で測定した。
(2) 曲げ強度
荷重撓み温度測定に用いた試験片と同じ試験片を用いて、ASTM D790に準拠して測定した。
(3) 成形流動性
射出成形機(日精樹脂工業(株)製UH1000−110)を用いて図1に示すハーモニカ状金型を用いて成形し、所定のシリンダー温度にて、金型温度70℃、射出圧力157MPa、射出速度200mm/sで樹脂を充填した際の充填率を完充填品との質量割合として算出した。
以下、実施例および比較例において下記の略号は以下の化合物を表す。
POB:4−ヒドロキシ安息香酸
BON6:6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸
HQ:ハイドロキノン
NDA:2,6−ナフタレンジカルボン酸
BP:4,4’−ジヒドロキシビフェニル
TPA:テレフタル酸
(実施例1)
<低重合度ポリマー製造>
POB:238.8Kg(1728モル)、BON6:4.5Kg(24モル)、HQ:35.7Kg(324モル)、NDA:70.0kg(324モル)および無水酢酸:254.3Kg(2491モル)を、攪拌翼、熱交換器を有する容量0.5mのSUS製の重合槽に仕込んだ。窒素ガス雰囲気下に室温〜145℃まで1時間かけて昇温し、同温度で0.5時間保持した。その後副生する酢酸を留去しながらさらに8時間かけて348℃まで昇温した。同温度で30分重合反応を行った後、同温度で常圧から70分かけて20torrまで減圧を行なった。20torr下で30分さらに重合を続けた結果、所定のトルクに達したので重合槽を密閉し、窒素ガスにより重合槽内を0.1MPaに加圧し反応を終了した。
次いで、窒素ガスにて重合槽内を0.2MPaに加圧し、重合槽底部のバルブを開き、3.0mmφ×7mmのダイスを通じ重合槽内容物をストランド状に抜き出し、重合槽直下に設置された水冷式のコンベアによりストランドをカッターへ送りペレット状に切断し低重合度ポリマーのペレットを得た。
得られたペレットの形状は断面形状が円形であり、長さ3.0mm、直径3.2mmのものであった。また得られた低重合度ポリマーの示差走査熱量計により測定される結晶融解温度は332℃であり、溶融粘度は17Pa・sであった。
<固相重合>
得られた低重合度ポリマー(即ちプレポリマー)のペレット10kgを、気相部分温度を290℃に保持した容量40LのSUS製のタンブルドライヤーに素早く投入し、槽内を窒素置換した後、120L/時間の窒素気流下にタンブルドライヤーを回転させ、ペレットを攪拌しながら固相重合を行なった。
ペレット投入後5時間経過した時点でタンブルドライヤーの回転を停止させた。1時間かけタンブルドライヤー内の気相部分の温度を200℃まで冷却した後、タンブルドライヤーのフランジを開け液晶ポリエステル樹脂のペレットを排出した。このとき固相重合されたペレットは、ペレット同士で融着することなく、容易に固相重合装置から排出可能であった。このようにして得られた固相重合された液晶ポリエステル樹脂は、ヒートステージ付き偏光顕微鏡で観察したところ溶融時に異方性を示すものであった。
この液晶ポリエステル樹脂の荷重撓み温度は296℃であり、結晶融解温度は333℃であり、溶融粘度は16Pa・sであった。
得られた液晶ポリエステル樹脂70重量部に対して、ガラス繊維(日本電気硝子(株)製チョップドストラント03−T−747−GH)を30重量部混合した後、二軸押出し機(日本製鋼所(株)製TEX30α−35BW−2V)を用いて、シリンダー温度370℃、スクリュー回転数306rpmで造粒し、液晶ポリエステル樹脂組成物を得た。この液晶ポリエステル樹脂組成物の荷重撓み温度は302℃、曲げ強度は189MPa、シリンダー温度370℃で、成形流動性試験を行ったところ、ハーモニカ状金型への樹脂充填率は82%であった。
低重合度ポリマーおよび固相重合された液晶ポリエステル樹脂の各種物性を表1に記載する。
(実施例2)
<低重合度ポリマー製造>
POB:234.8Kg(1699モル)、BON6:0.9Kg(5モル)、HQ:38.3Kg(348モル)、NDA:75.2kg(348モル)および無水酢酸:254.3Kg(2491モル)を、攪拌翼、熱交換器を有する容量0.5mのSUS製の重合槽に仕込み、3.5mmφ×7mmのダイスを使用した以外は実施例1と同様にして低重合度ポリマーを得た。
得られたペレットの形状は断面形状が円形であり、長さ3.7mm、直径3.5mmのものであった。また得られた低重合度ポリマーの示差走査熱量計により測定される結晶融解温度は331℃であり、溶融粘度は16Pa・sであった。
<固相重合>
得られた低重合度ポリマーのペレット10kgを実施例1と同様にして、310℃で5時間、固相重合を行ない、固相重合された液晶ポリエステル樹脂のペレットを得た。このとき固相重合されたペレットは、ペレット同士で融着することなく、容易に固相重合装置から排出可能であった。
この液晶ポリエステル樹脂の荷重撓み温度は311℃であり、結晶融解温度は333℃であり、溶融粘度は38Pa・sであった。
実施例1と同様にして、得られた液晶ポリエステル樹脂にガラス繊維を配合し、液晶ポリエステル樹脂組成物を得た。この液晶ポリエステル樹脂組成物の荷重撓み温度は313℃、曲げ強度は208MPa、シリンダー温度370℃で、成形流動性試験を行ったところ、ハーモニカ状金型への樹脂充填率は66%であった。
プレポリマーおよび固相重合された液晶ポリエステル樹脂の各種物性を表1に記載する。
(実施例3)
<低重合度ポリマー製造>
POB:232.2Kg(1680モル)、BON6:9.0Kg(48モル)、HQ:37.0Kg(336モル)、NDA:72.6kg(336モル)および無水酢酸:254.3Kg(2491モル)を、攪拌翼、熱交換器を有する容量0.5mのSUS製の重合槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下に室温〜145℃まで1時間かけて昇温し、同温度で0.5時間保持した。その後副生する酢酸を留去しながらさらに6時間かけて328℃まで昇温した。同温度で30分重合反応を行った後、同温度で常圧から60分かけて50torrまで減圧を行なった。その時点で所定のトルクに達したので重合槽を密閉し、窒素ガスにより重合槽内を0.1MPaに加圧し反応を終了した。3.5mmφ×7mmのダイスを使用し、実施例1と同様にしてプレポリマーを抜き出した。
得られたペレットの形状は断面形状が円形であり、長さ3.3mm、直径3.2mmのものであった。また得られた低重合度ポリマーの示差走査熱量計により測定される結晶融解温度は323℃であり、溶融粘度は10Pa・sであった。
<固相重合>
得られた低重合度ポリマーのペレット10kgを実施例1と同様にして、285℃で9時間、固相重合を行ない、固相重合された液晶ポリエステル樹脂のペレットを得た。このとき固相重合されたペレットは、ペレット同士で融着することなく、容易に固相重合装置から排出可能であった。
この液晶ポリエステル樹脂の荷重撓み温度は290℃であり、結晶融解温度は325℃であり、溶融粘度は20Pa・sであった。
実施例1と同様にして、得られた液晶ポリエステル樹脂にガラス繊維を配合し、液晶ポリエステル樹脂組成物を得た。この液晶ポリエステル樹脂組成物の荷重撓み温度は298℃、曲げ強度は210MPa、シリンダー温度370℃で、成形流動性試験を行ったところ、ハーモニカ状金型への樹脂充填率は98%であった。
低重合度ポリマーおよび固相重合された液晶ポリエステル樹脂の各種物性を表1に記載する。
(比較例1)
<低重合度ポリマー製造>
POB:677.2g(4.9モル)、HQ:88.1g(0.8モル)、NDA:173.0g(0.8モル)および無水酢酸:694.3g(6.8モル)を、攪拌翼、熱交換器を有する容量2Lのガラス製の重合槽に仕込んだ。窒素ガス雰囲気下に室温〜145℃まで1時間かけて昇温し、同温度で0.5時間保持した。その後副生する酢酸を留去しながらさらに4.5時間かけて305℃まで昇温した時点で内容物が固化し攪拌が不能となった為に反応を中止した。このため低重合度ポリマーを得ることができなかった。
(比較例2)
<低重合度ポリマー製造>
POB:179.1Kg(1296モル)、BON6:9.0Kg(48モル)、HQ:58.1Kg(528モル)、NDA:114.2kg(528モル)および無水酢酸:254.4Kg(2492モル)を、攪拌翼、熱交換器を有する容量0.5m3のSUS製の重合槽に仕込み、実施例3と同様にして低重合度ポリマーを得た。
得られたペレットの形状は断面形状が円形であり、長さ3.5mm、直径3.6mmのものであった。また得られた低重合度ポリマーの示差走査熱量計により測定される結晶融解温度は315℃であり、溶融粘度は14Pa・sであった。
<固相重合>
得られた低重合度ポリマーペレット10kgを実施例1と同様にして、280℃で9時間、固相重合を行ない、固相重合された液晶ポリエステル樹脂のペレットを得た。このとき固相重合されたペレットは、ペレット同士で融着することなく、容易に固相重合装置から排出可能であった。
この液晶ポリエステル樹脂の荷重撓み温度は270℃であり、結晶融解温度は316℃であり、溶融粘度は19Pa・sであった。
実施例1と同様にして、得られた液晶ポリエステル樹脂にガラス繊維を配合し、液晶ポリエステル樹脂組成物を得た。この液晶ポリエステル樹脂組成物の荷重撓み温度は287℃、曲げ強度は204MPa、シリンダー温度370℃で、成形流動性試験を行ったところ、ハーモニカ状金型への樹脂充填率は100%であった。
低重合度ポリマーおよび固相重合された液晶ポリエステル樹脂の各種物性を表1に記載する。
(比較例3)
<低重合度ポリマー製造>
POB:691.0g(5.0モル)、BON6:37.6g(0.2モル)、HQ:71.6g(0.65モル)、NDA:140.5g(0.65モル)および無水酢酸:694.3g(6.8モル)を、攪拌翼、熱交換器を有する容量2Lのガラス製の重合槽に仕込んだ。窒素ガス雰囲気下に室温〜145℃まで1時間かけて昇温し、同温度で0.5時間保持した。その後副生する酢酸を留去しながらさらに4.5時間かけて305℃まで昇温した時点で内容物が固化し攪拌が不能となった為に反応を中止した。このため低重合度ポリマーを得ることができなかった。
(比較例4)
POB:232.2Kg(1680モル)、BP:67.0Kg(360モル)、TPA59.8Kg(360モル)、NDA:10.4Kg(48モル)無水酢酸255.0Kg(2498モル)を攪拌翼、熱交換器を有する容量0.5mのSUS製の重合槽に仕込んだ。窒素ガス雰囲気下に室温〜145℃まで1時間かけて昇温し、同温度で1時間保持した。その後副生する酢酸を留去しながらさらに7時間かけて348℃まで昇温した。同温度で50分重合反応を行った時点で所定のトルクに達したことを確認し重合槽を密閉した。
次いで窒素ガスにて重合槽内を0.2MPaに加圧し、重合槽底部のバルブを開き、3.5mmφ×7mmのダイスを通じ重合槽内容物をストランド状に抜き出し、重合槽直下に設置された水冷式のコンベアによりストランドをカッターへ送りペレット状に切断し低重合度ポリマーのペレットを得た。
得られたペレットの形状は断面形状が円形であり、長さ4mm、直径3.4mmのものであった。また得られたプレポリマーの示差走査熱量計により測定される結晶融解温度は349℃であり溶融粘度は10Pa・s以下であった。
<固相重合>
得られた低重合度ポリマーペレット10Kgを、実施例1と同様にして320℃で7時間固相重合を行ない、固相重合された液晶ポリエステル樹脂のペレットを得た。このとき固相重合されたペレットは、ペレット同士で融着することなく、容易に固相重合装置から排出可能であった。
得られた固相重合されたペレットをヒートステージ付き偏光顕微鏡で観察したところ溶融時に異方性を示すものであった。この液晶ポリエステル樹脂の荷重撓み温度は330℃であり、結晶融解温度は374℃であり、溶融粘度は42Pa・sであった。
実施例1と同様にして、得られた液晶ポリエステル樹脂にガラス繊維を配合し、液晶ポリエステル樹脂組成物を得た。この液晶ポリエステル樹脂組成物の荷重撓み温度は320℃、曲げ強度は190MPaであった。また、シリンダー温度370℃で、成形流動性試験を行ったところ、シリンダーノズル部で固化し、成形不能であった。
低重合度ポリマーおよび固相重合された液晶ポリエステル樹脂の各種物性を表1に記載する。
Figure 0004625340
*1:低重合度のポリマー合成不可
*2:ガラス繊維配合後
表1の比較例1、比較例3からわかるように、BON6が十分に添加されていない単量体組成や、POBとBON6の合計量が78モル%を超えるような単量体組成では樹脂が固化しやすく、溶融アシドリシス法によって低重合度ポリマー(プレポリマー)を調製することが困難であった。
また、比較例2からわかるようにPOBとBON6の合計量が60モル%に満たない単量体組成では、固相重合によって得られた液晶ポリエステル樹脂の荷重撓み温度が低く十分な耐熱性が発現されないものであった。
さらに、比較例4の単量体組成により得られた液晶ポリエステル樹脂では、高い耐熱性は示すものの、結晶融解温度も非常に高いものとなり、シリンダー温度370℃で射出成形できないなど加工性に劣る物であった。
成形流動性の評価に用いたハーモニカ状金型の模式図

Claims (9)

  1. 下記式[I]〜[IV]で示される繰返し単位を与える単量体を重縮合して得られるプレポリマーを、250〜335℃で不活性ガス雰囲気下もしくは減圧下に3〜20時間、固相状態で熱処理することにより得られる、荷重撓み温度が290〜340℃であり、示差走査熱量計により測定される結晶融解温度と荷重撓み温度の差が40℃以下である液晶ポリエステル樹脂:
    Figure 0004625340
    Figure 0004625340
    Figure 0004625340
    Figure 0004625340
    [p、q、r、およびsは、各繰返し単位の液晶ポリエステル樹脂中での組成比(モル%)であり、以下の式を満たす;
    60≦p+q≦78
    0.05≦q≦3
    11≦r≦20
    11≦s≦20]。
  2. 示差走査熱量計により測定される結晶融解温度が320〜345℃である、請求項1に記載の液晶ポリエステル樹脂。
  3. 示差操作熱量計により測定される結晶融解温度より20℃高い温度において測定される、プレポリマーの溶融粘度が、5〜40Pa・sである請求項1または2に記載の液晶ポリエステル樹脂。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の液晶ポリエステル樹脂100重量部に対し、繊維状、板状または粉状の充填剤および/または強化材の1種以上を0.1〜200重量部配合してなる液晶ポリエステル樹脂組成物。
  5. 充填材および/または強化材が、ガラス繊維である請求項4に記載の液晶ポリエステル樹脂組成物。
  6. 荷重撓み温度が290〜340℃である、請求項4または5に記載の液晶ポリエステル樹脂組成物。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の液晶ポリエステル樹脂あるいは液晶ポリエステル樹脂組成物を成形して得られる成形品。
  8. 請求項1に記載の式[I]〜[IV]で表される繰返し単位を与える単量体を重縮合してプレポリマーのペレットを製造する工程、およびプレポリマーのペレットを250〜335℃において固相状態にて熱処理する工程を含む、請求項1に記載の液晶ポリエステル樹脂の製造方法。
  9. ペレットが柱状であり、その断面形状が円形または楕円形であり、断面の直径(断面が楕円形である場合は、断面の長径)が2.5〜4.0mmであり、ペレットの長さが2.5〜5.0mmである、請求項8に記載の液晶ポリエステル樹脂の製造方法。
JP2005023415A 2005-01-31 2005-01-31 液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4625340B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005023415A JP4625340B2 (ja) 2005-01-31 2005-01-31 液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法
SG200600620A SG124413A1 (en) 2005-01-31 2006-01-27 Wholly aromatic liquid-crystalline polyester and method for preparing the same
TW095103429A TWI379889B (en) 2005-01-31 2006-01-27 Wholly aromatic liquid-crystalline polyester and method for preparing the same
CN2006100089773A CN101007950B (zh) 2005-01-31 2006-01-28 全芳族液晶聚酯及其制备方法
US11/341,625 US7393467B2 (en) 2005-01-31 2006-01-30 Wholly aromatic liquid-crystalline polyester and method for preparing the same
EP06001823A EP1686144B1 (en) 2005-01-31 2006-01-30 Wholly aromatic liquid-crystalline polyester and method for preparing the same
DE602006002041T DE602006002041D1 (de) 2005-01-31 2006-01-30 Vollaromatischer flüssigkristalliner Polyester und Verfahren zur Herstellung desselben
AT06001823T ATE403688T1 (de) 2005-01-31 2006-01-30 Vollaromatischer flüssigkristalliner polyester und verfahren zur herstellung desselben
KR1020060009252A KR101171815B1 (ko) 2005-01-31 2006-01-31 전방향족 액정 폴리에스테르 및 이의 제조 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005023415A JP4625340B2 (ja) 2005-01-31 2005-01-31 液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006206824A JP2006206824A (ja) 2006-08-10
JP4625340B2 true JP4625340B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=35847210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005023415A Expired - Fee Related JP4625340B2 (ja) 2005-01-31 2005-01-31 液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7393467B2 (ja)
EP (1) EP1686144B1 (ja)
JP (1) JP4625340B2 (ja)
KR (1) KR101171815B1 (ja)
CN (1) CN101007950B (ja)
AT (1) ATE403688T1 (ja)
DE (1) DE602006002041D1 (ja)
SG (1) SG124413A1 (ja)
TW (1) TWI379889B (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5230122B2 (ja) * 2007-05-14 2013-07-10 上野製薬株式会社 表面実装用電子部品
KR101102596B1 (ko) * 2009-04-29 2012-01-03 삼성정밀화학 주식회사 이형성이 향상된 전방향족 액정 폴리에스테르 수지 컴파운드 및 그 제조방법
JP5268789B2 (ja) * 2009-06-09 2013-08-21 信越ポリマー株式会社 半導体ウェーハ用のサポート治具
US9056950B2 (en) 2010-07-23 2015-06-16 Ticona Gmbh Composite polymeric articles formed from extruded sheets containing a liquid crystal polymer
JP5655504B2 (ja) * 2010-10-29 2015-01-21 住友化学株式会社 液晶ポリエステル液状組成物の熱処理方法
KR20120100628A (ko) * 2011-03-04 2012-09-12 삼성정밀화학 주식회사 전방향족 액정 폴리에스테르 수지의 제조방법과 그 방법에 의해 제조된 수지, 및 상기 수지를 포함하는 컴파운드
JP5726610B2 (ja) * 2011-04-15 2015-06-03 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 液晶ポリエステルの製造方法
WO2013032977A1 (en) 2011-08-29 2013-03-07 Ticona Llc Heat-resistant liquid crystalline polymer composition having a low melting temperature
WO2013032981A1 (en) 2011-08-29 2013-03-07 Ticona Llc High flow liquid crystalline polymer composition
US8669341B2 (en) 2011-08-29 2014-03-11 Ticona Llc Solid-state polymerization of a liquid crystalline polymer
WO2013032975A1 (en) 2011-08-29 2013-03-07 Ticona Llc Thermotropic liquid crystalline polymer with improved low shear viscosity
TW201319118A (zh) 2011-08-29 2013-05-16 Ticona Llc 低熔融黏度液晶聚合物之熔融聚合
CN103764623B (zh) 2011-08-29 2016-04-27 提克纳有限责任公司 芳族酰胺化合物
WO2013032967A1 (en) 2011-08-29 2013-03-07 Ticona Llc Cast molded parts formed form a liquid crystalline polymer
WO2013032971A1 (en) 2011-08-29 2013-03-07 Ticona Llc Melt-extruded substrate for use in thermoformed articles
TW201319223A (zh) 2011-08-29 2013-05-16 Ticona Llc 高流量液晶聚合物組合物
TWI487726B (zh) 2011-11-15 2015-06-11 Ticona Llc 用於具有小尺寸公差之模製部件之低環烷之液晶聚合物組合物
KR101947215B1 (ko) 2011-11-15 2019-02-12 티코나 엘엘씨 미세 피치 전기 커넥터 및 그에 사용하기 위한 열가소성 조성물
WO2013074477A1 (en) 2011-11-15 2013-05-23 Ticona Llc Naphthenic-rich liquid crystalline polymer composition with improved flammability performance
KR102098411B1 (ko) 2011-11-15 2020-04-07 티코나 엘엘씨 콤팩트 카메라 모듈
US8932483B2 (en) 2011-11-15 2015-01-13 Ticona Llc Low naphthenic liquid crystalline polymer composition
JP5779538B2 (ja) * 2012-04-25 2015-09-16 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 サーモトロピック液晶ポリエステルの製造方法
WO2014074227A1 (en) 2012-11-09 2014-05-15 Ticona Llc Liquid crystalline polymer composition for films
WO2014197659A1 (en) 2013-06-07 2014-12-11 Ticona Llc High strength thermotropic liquid crystalline polymer
CN105566868A (zh) * 2015-12-30 2016-05-11 金发科技股份有限公司 一种液晶聚酯组合物
JP6751009B2 (ja) * 2016-12-08 2020-09-02 上野製薬株式会社 液晶ポリエステル樹脂組成物
WO2020070903A1 (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 上野製薬株式会社 液晶ポリエステル樹脂
JP6533880B1 (ja) * 2018-10-02 2019-06-19 上野製薬株式会社 液晶ポリエステル樹脂
WO2020070904A1 (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 上野製薬株式会社 液晶ポリエステル樹脂
JP6533881B1 (ja) * 2018-10-02 2019-06-19 上野製薬株式会社 液晶ポリエステル樹脂

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000248056A (ja) * 1998-12-28 2000-09-12 Polyplastics Co 液晶性ポリマーの製造方法
JP2002037869A (ja) * 2000-07-28 2002-02-06 Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk 芳香族ジカルボン酸組成物およびそれを用いた液晶ポリエステル樹脂
JP2003226797A (ja) * 1993-06-25 2003-08-12 Sumitomo Chem Co Ltd 液晶ポリエステル樹脂組成物およびランプリフレクター

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4429061A (en) * 1981-07-13 1984-01-31 Celanese Corporation Heat treated high performance foams of thermotropic liquid crystal polymers
IT1215682B (it) * 1988-01-12 1990-02-22 Montedison Spa Poliesteri aromatici liquido cristallini termotropici.
IT1230721B (it) * 1989-02-14 1991-10-29 Himont Italia Poliesteri aromatici liquido cristallini termotropici reticolabili.
US5171823A (en) * 1991-12-27 1992-12-15 Hoechst Celanese Corp. Melt processable thermotropic wholly aromatic polyester containing 6-hydroxy-2-naphthoic acid moieties
JP3419070B2 (ja) * 1994-04-15 2003-06-23 住友化学工業株式会社 芳香族ポリエステルの製造方法
JP3487656B2 (ja) * 1994-11-21 2004-01-19 ポリプラスチックス株式会社 表面実装用電子部品
US6093787A (en) * 1997-06-06 2000-07-25 Eastman Chemical Company Liquid crystalline polyesters and molding compositions prepared therefrom
JP4035861B2 (ja) * 1997-07-08 2008-01-23 住友化学株式会社 芳香族ポリエステル組成物
US6528164B1 (en) * 1999-09-03 2003-03-04 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing aromatic liquid crystalline polyester and film thereof
JP4034019B2 (ja) * 1999-11-18 2008-01-16 ポリプラスチックス株式会社 液晶性ポリエステルの製造方法
TW538094B (en) * 2000-04-20 2003-06-21 Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo Kk Liquid crystal polyester resin composition
JP4644933B2 (ja) 2000-12-14 2011-03-09 住友化学株式会社 溶融液晶性樹脂の製造方法
JP4798856B2 (ja) * 2001-02-23 2011-10-19 上野製薬株式会社 流動性が改良された全芳香族耐熱液晶ポリエステル樹脂組成物
JP5036106B2 (ja) * 2001-06-15 2012-09-26 上野製薬株式会社 サーモトロピック液晶ポリマー
JP4522627B2 (ja) * 2001-11-26 2010-08-11 上野製薬株式会社 液晶ポリエステル樹脂
AU2003251867A1 (en) * 2002-07-12 2004-02-02 E. I. Du Pont De Nemours And Company Liquid crystalline polymers, processes for their manufacture, and articles thereof
JP4758079B2 (ja) * 2004-07-14 2011-08-24 上野製薬株式会社 液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法
JP4681268B2 (ja) * 2004-10-07 2011-05-11 上野製薬株式会社 全芳香族液晶ポリエステル樹脂の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003226797A (ja) * 1993-06-25 2003-08-12 Sumitomo Chem Co Ltd 液晶ポリエステル樹脂組成物およびランプリフレクター
JP2000248056A (ja) * 1998-12-28 2000-09-12 Polyplastics Co 液晶性ポリマーの製造方法
JP2002037869A (ja) * 2000-07-28 2002-02-06 Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk 芳香族ジカルボン酸組成物およびそれを用いた液晶ポリエステル樹脂

Also Published As

Publication number Publication date
EP1686144A1 (en) 2006-08-02
SG124413A1 (en) 2006-08-30
EP1686144B1 (en) 2008-08-06
DE602006002041D1 (de) 2008-09-18
CN101007950B (zh) 2011-08-03
US20060186375A1 (en) 2006-08-24
CN101007950A (zh) 2007-08-01
KR101171815B1 (ko) 2012-08-13
TWI379889B (en) 2012-12-21
US7393467B2 (en) 2008-07-01
KR20060088067A (ko) 2006-08-03
ATE403688T1 (de) 2008-08-15
TW200632074A (en) 2006-09-16
JP2006206824A (ja) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4625340B2 (ja) 液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法
JP4758079B2 (ja) 液晶ポリエステル樹脂およびその製造方法
JP6920924B2 (ja) 液晶ポリエステル樹脂
JP6576808B2 (ja) 液晶ポリマー
JP5616212B2 (ja) 全芳香族液晶ポリエステル樹脂およびそれを含む組成物
JP6177191B2 (ja) 液晶ポリエステルブレンド
JP5271479B2 (ja) 液晶ポリエステル樹脂組成物
WO2005033177A1 (ja) 液晶ポリエステル樹脂
KR102269982B1 (ko) 액정 중합체 조성물
JP5280281B2 (ja) 液晶ポリマー組成物およびそれからなる成形品
JPWO2020070903A1 (ja) 液晶ポリエステル樹脂
JPWO2020070904A1 (ja) 液晶ポリエステル樹脂
JP2014506952A (ja) 全芳香族液晶ポリエステル樹脂の製造方法、該製造方法によって製造された樹脂、及び該樹脂を含むコンパウンド
JP2017043705A (ja) 液晶ポリマー
WO2020070904A1 (ja) 液晶ポリエステル樹脂
JP7441721B2 (ja) 液晶ポリマー
JP7175834B2 (ja) 液晶ポリエステル樹脂
JP4974501B2 (ja) 液晶ポリエステル樹脂組成物
JP5030867B2 (ja) 液晶ポリマー組成物
JP2021024985A (ja) 液晶ポリエステル樹脂
JP5085863B2 (ja) 液晶ポリマー組成物
JP7520734B2 (ja) 液晶ポリマー
JP7578505B2 (ja) 非晶質ポリエステル樹脂
JP2024108563A (ja) 液晶ポリエステル樹脂
JP2024108735A (ja) 液晶ポリエステル樹脂

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070927

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20071204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4625340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees