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JP4647279B2 - リヤサスペンション - Google Patents

リヤサスペンション Download PDF

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Description

本発明は、リヤサスペンションに係り、特に乗り心地を向上させる技術に関する。
この種のリヤサスペンションの一例としては、図5に示すようなものがある(特許文献1参照。)。なお、添付図面において、方向Frは車両前方を示し、方向Upは車両高さ方向の上方を示し、方向Frは車両前方を示している。
図示されたリヤサスペンションは、3リンクサスペンションと称されるものであり、一対のサスペンションアーム90の後部に、アクスルビーム(アクスルハウジング)91の両端部が連結された構造を有している。各サスペンションアーム90は、その前部に設けられているゴムブッシュ(図示略)が車体(図示略)に連結されていることにより、この連結箇所を中心として車両高さ方向に揺動可能である。アクスルビーム91の両端部のそれぞれには、ブラケット93が取り付けられており、このブラケット93が各サスペンションアーム90の後部に取り付けられた2つのゴムブッシュ94,95によって支持されている。ゴムブッシュ94のゴムは、ゴムブッシュ95のゴムよりもバネ定数が大きい。また、ゴムブッシュ94は、ゴムブッシュ95よりも高い位置に配されている。このような構成により、アクスルステア特性をアンダステア気味とすることが可能であり、操縦安定性の向上が図られている。
また、車両の走行中に路上の小突起を乗り越える際には、平坦部を通過する場合と比べて、上記車両の車輪は長い経路を通過させられる。このような長い経路をスムーズに通過するためには、平坦部を通過する場合に比べてより多く車輪を回転させる必要がある。図示されたリヤサスペンションにおいては、バネ定数の大きいゴムブッシュ94よりもバネ定数の小さいゴムブッシュ95の方が変形量が大きくなる。このため、ブラケット93は、ゴムブッシュ94の軸心を中心として回動しやすくなっている。このような回動は、車輪の進行方向回転を助長するものである。したがって、このような構成によれば、上記小突起の乗り越えを容易とする効果が得られる。
しかしながら、車両の速度が比較的速い場合や、突起が比較的大きい場合には、ゴムブッシュ94の変形が大きくなったり、ゴムブッシュ95が予期せぬ方向に変形することがあり、ブラケット93がスムーズに回動されないことがある。このようなことでは、上記小突起を乗り越える際に、上記車輪の回転が不足して車両後方への引きずり力が作用することとなり、乗員に不快感を与え、乗り心地を悪化させるという問題があった。
特開2002−19437号公報(図4)
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、アクスルステア特性をアンダステア気味とするとともに、小突起を乗り越えるような場合に、良好な乗り心地を実現することが可能なリヤサスペンションを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供されるリヤサスペンションは、互いに車幅方向に離間してそれぞれが車両前後方向に延びており、かつそれぞれの前部が車体に連結されていることにより、これらの前部を中心として車両高さ方向に揺動可能に支持されている一対のサスペンションアームと、車幅方向に延びているアクスルビームと、上記各サスペンションアームの後部を上記アクスルビームの各端部に連結する第1および第2のゴムブッシュと、を具備しており、上記第1のゴムブッシュのゴムは、上記第2のゴムブッシュのゴムよりもバネ定数が大きく、上記第1のゴムブッシュは、上記第2のゴムブッシュおよび上記アクスルビームよりも車両前方に配されており、かつ上記第2のゴムブッシュよりも高い位置に配されている、リヤサスペンションであって、上記第2のゴムブッシュは、車幅方向に直交する方向における剛性のうち、車幅方向において同じ側に配された上記第1のゴムブッシュの軸心とこの第2のゴムブッシュの軸心とを結ぶ直線に直交する方向における剛性が最も低いことを特徴としている。
このような構成によれば、上記第1のゴムブッシュをほとんど変形させないとともに、上記第2のゴムブッシュを上記直交する方向に積極的に変形させることができる。これにより、車両が路上の小突起を乗り超える場合には、上記アクスルビームを上記第1のゴムブッシュを中心としてスムーズに回動させることが可能である。この回動の方向は車両進行方向となるため、上記小突起によって車両が後方に引きずられることを抑制可能である。したがって、車両全体に車両後方への急峻な加速度が生じることを回避して、乗り心地のさらなる向上を図ることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記各サスペンションアームの上記前部を上記車体に連結する第3のゴムブッシュをさらに具備しており、上記第1のゴムブッシュは、その軸心と上記アクスルビームの軸心とを結ぶ直線が、上記第3のゴムブッシュの軸心と上記アクスルビームの軸心とを結ぶ直線に対して、車両前方斜め上方に0°〜20°の角度をなす配置とされている。このような構成によれば、小突起を乗り上げる際の乗り心地の向上を図るとともに、アクスルステア特性をアンダステア気味とするのに好適である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係るリヤサスペンションの一例を示している。このリヤサスペンションAは、アクスルビーム1と、一対のサスペンションアーム2と、一対ずつの第1、第2、および第3のゴムブッシュ3A,3B,3Cと、を具備して構成されている。
アクスルビーム1は、2つの車輪Wに回転力を伝達するための車軸を内蔵した剛性の大きな管状の部材である。このアクスルビーム1は、車幅方向に延びており、その長手方向中央部には、終減速装置(図示略)を収容するハウジング12が設けられている。アクスルビーム1の長手方向両端部のそれぞれには、一対のブラケット11が設けられている。このブラケット11には、一対ずつの第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bが取り付けられている。
図2に示すように、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bは、金属製の内筒30A、30B、外筒31A,31B、およびそれらの間に介装されたゴム32A,32Bを具備して構成されたものであり、中心軸が車幅方向を向く姿勢とされている。ゴム32Aは、ゴム32Bよりもバネ定数が6倍程度大きくされている。外筒31A,31Bは、サスペンションアーム2の後部に溶接されている。ボルト51,52は、ブラケット11に支持されており、内筒30A,30Bに挿通している。このような構造により、アクスルビーム1と各サスペンションアーム2の後部とは、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bとブラケット11とを介して互いに連結されている。
第1のゴムブッシュ3Aは、アクスルビーム1および第2のゴムブッシュ3Bよりも車両前方であり、かつ上方に配置されている。第1のゴムブッシュ3Aの軸心OAおよびアクスルビーム1の軸心Pを結ぶ直線と、第3のゴムブッシュ3Cおよびアクスルビーム1の軸心Pを結ぶ直線とは、角度αをなしている。本実施形態においては、角度αは、11°程度とされている。後述する本発明の意図する効果を奏するためには、角度αは、0〜20°であることが好ましい。第2のゴムブッシュ3Bは、第1のゴムブッシュ3Aに対して、車両後方に配置されており、アクスルビーム1の下方に位置している。これら軸心OA,OB,Pの位置関係は、各サスペンションアーム2がバウンドおよびリバウンドしていない通常状態におけるものである。
各第2のゴムブッシュ3Bには、一対の略円弧状の空洞部33Bが形成されている。一対の空洞部33Bは、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bの軸心OA,OBどうしを結ぶ直線に直交する方向N2において、第2のゴムブッシュ3Bの軸心OBを挟んで互いに離間している。これにより、第2のゴムブッシュ3Bは、車幅方向と直交する方向における剛性のうち、方向N2における剛性が最も低くなっている。第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bに外力が作用した場合には、第1のゴムブッシュにはほとんど変形が生じず、第2のゴムブッシュには、方向N2の変形が生じやすい。つまり、ブラケット11は、第1のゴムブッシュ3Aの軸心OAを中心として揺動しやすいものとされている。
一対のサスペンションアーム2は、図1に示すように、車幅方向に離間して配置されており、車両前後方向に延びている。各サスペンションアーム2の前端部には、第3のゴムブッシュ3Cが取り付けられている。第3のゴムブッシュ3Cは、サスペンションアーム2を、サイドメンバ6に連結するためのものである。サイドメンバ6は、車体の強度部材である。
第3のゴムブッシュ3Cは、図2に示すように、金属製の内筒30Cおよび外筒31Cと、それらの間に介装されたゴム32Cとを具備して構成されたものであり、中心軸が車幅方向を向く姿勢とされている。内筒30Cには、ブラケット61に支持されたボルト53が挿通している。このような構造により、各サスペンションアーム2は、ブラケット61を介してサイドメンバ6に連結されており、ゴム30Cの弾性変形を伴いながら軸心OCを中心として、図中上下方向に揺動可能となっている。
第3のゴムブッシュ3Cには、一対の略円弧状の空洞部33Cが形成されている。一対の空洞部33Cは、車両前後方向に対して車両前方斜め上方に角度βをなす方向N3において、軸心OCを挟んで互いに離間している。これにより、第3のゴムブッシュ3Cは、車幅方向と直交する方向における剛性のうち、方向N3における剛性が最も低くなっている。本実施形態においては、角度βは、40°程度とされている。
図1に示すように、リヤサスペンションAには、一対のバネ41および一対のショックアブソーバ42が設けられている。各バネ41は、各サスペンションアーム2およびサイドメンバ6に取り付けられた一組のバネ受部材13a,13bの間に装着されている。各ショックアブソーバ42は、その下端が各サスペンションアーム2の後端部に取り付けられており、その上端がサイドメンバ6に取り付けられている。
以下に、リヤサスペンションAの作用について説明する。
まず、リヤサスペンションAが用いられた車両が、路上の小突起を乗り越えるように走行する場合について説明する。図3は、その際の作用を示す模式図である。本図に示すように、この車輪には、急峻な持ち上げ力Fuが作用する。持ち上げ力Fuは、アクスルビーム1およびブラケット11を介して、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bに作用する。上述した通り、第1のゴムブッシュ3Aはほとんど変形せず、第2のゴムブッシュ3Bは方向N2に沿って変形しやすい。したがって、持ち上げ力Fuが作用した場合には、第2のゴムブッシュ3Bは、軸心OAが方向N2に沿って車両後方斜め上方へと移動するように変形する。このためブラケット11は、軸心OAを中心として角度θだけ上方に揺動させられる。これにより、上記車輪は、角度θだけ回転させられることとなる。この回転の方向は、上記車両を進行させる方向と一致する。
上記小突起を乗り越える場合、上記車輪は、平坦部分を通過する場合よりも長い経路を通過させられるため、その分だけ余計に回転する必要がある。上記車輪の回転量が不足すると、上記車輪が車両後方に引きずられることとなる。しかし、本実施形態においては、上記車輪が進行方向に角度θだけ余計に回転させられることにより、この車輪が引きずられることを抑制可能である。したがって、車両全体に車両後方への急峻な加速度が生じることを回避して、乗り心地の向上を図ることができる。なお、本実施形態によれば、図1に示す1対の車輪Wのうち、片側の車輪Wのみが路上の小突起を乗り越える場合においても、この車輪Wを進行方向に補助的に回転させて、乗り心地の向上を図ることが可能である。
また、本実施形態においては、角度αが11°程度と比較的小さい角度とされていることにより、車輪Wが軸心OAを中心として上方に回動せられると、車輪Wの移動方向は、ほぼ上向きとなる。このため、路上の小突起に乗り上げる際に、車輪Wに進行方向の回転を与えるとともに、車輪Wを上方へと逃がすように移動させることが可能である。したがって、上記小突起から車輪Wへと作用する衝撃力を弱めるのに適している。このような作用を奏するには、角度αが0〜20°の範囲にあることが好ましい。
次に、リヤサスペンションAが用いられた車両が旋回する場合を説明する。図4は、その際の作用を示す模式図である。上記車両が旋回してロールすると、外輪側となる一方のサスペンションアーム2はバウンドするとともに、内輪側となる他方のサスペンションアーム2はリバウンドする。
上記外輪側のサスペンションアーム2が方向Rbにバウンドすると、上記外輪側の第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bとアクスルビーム1の一端部とは、図中上方に移動させられる。これにより、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bの軸心OA,OBとアクスルビーム1の一端部の軸心Pとは、それぞれ軸心OAb,OBb,Pbへと移動する。このバウンドにより、アクスルビーム1は、図中反時計回りに捩じられることとなる。しかしながら、アクスルビーム1は、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bなどと比べて剛性が高い。このため、アクスルビーム1の捩れを戻そうとする力が発生する。この力は、方向Rb’のモーメントとして第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bに作用する。上述したように、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bの剛性が互いに大きく異なるため、第1のゴムブッシュ3Aはほとんど変形せず、第2のゴムブッシュ3Bは、方向N2に大きく変形しやすい。このため、軸心OBbは、軸心OBb’へと移動する。これにより、ブラケット11は、軸心OAbを中心として、方向Rb’に回転させられる。この回転に伴い、軸心Pbも軸心Pb’へと移動する。この結果、上記外輪は、車両前方に寸法Sb1だけ移動させられる。
また、アクスルビーム1の捩れを戻そうとする方向Rb’の上記モーメントは、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bを介してサスペンションアーム2にも作用する。このモーメントにより、第3のゴムブッシュ3Cには図中上向きの力が作用する。第3のゴムブッシュ3Cは、方向N3における剛性が最も低く、方向N3に変形しやすい。このため、第3のゴムブッシュ3Cの軸心OCは、方向N3に沿って車両前方斜め上方に寸法Lbだけ変位し、軸心Ocb''に移動する。この移動によりサスペンションアーム2の支持位置が移動することとなるため、サスペンションアーム2も方向N3に沿って車両前方斜め上方に寸法Lbだけ移動させられる。これにより、アクスルビーム1の軸心Pb’は、軸心Pb''へと移動する。この結果、上記外輪は、さらに車両前方に寸法Sb2だけ移動させられる。以上より、上記外輪は、車両前方に寸法Sbだけ移動させられることとなる。
本実施形態においては、図2に示す角度βは、40°とされていることにより、第3のゴムブッシュ3Cが図4において図中上向きの力を受けた際に、この力を利用して軸心OCを車両前後方向にも変位させやすい。したがって、寸法Sbを大きくするのに好適である。このように軸心OCを車両前後方向に変位させるには、角度βは、30〜60°の範囲にあることが好ましい。
一方、上記内輪側のサスペンションアーム2が方向Rrにリバウンドすると、上述したバウンドした場合の挙動と反対の挙動が生じる。すなわち、軸心OA,OB,Pは、方向Rrに沿ってそれぞれ軸心OAr,OBr,Prへと移動する。この場合にも、アクスルビーム1の捩れを戻そうとする力が発生し、第1および第2のゴムブッシュ3A,3Bに方向Rr’のモーメントが作用する。これにより、軸心OBrはOBr’に移動し、軸心Prは軸心Pr’に移動する。この際、上記内輪は、車両後方に寸法Sr1だけ移動させられる。また、方向Rr’のモーメントが第3のゴムブッシュ3Cに作用することにより、軸心OCは、方向N3に沿って車両後方斜め下方に寸法Lrだけ変位し、軸心OCr''に移動する。これにより、アクスルビームの軸心Pr’は、軸心Pr''へと移動させられる。この結果、上記内輪は、さらに車両後方に寸法Sr2だけ移動させられる。以上より、上記内輪は、車両後方に寸法Srだけ移動させられることとなる。
このように、本実施形態によれば、上記車両が旋回する際には、上記外輪が車両前方に寸法Sbだけ移動させられ、上記内輪が車両後方に寸法Srだけ移動させられる。したがって、この車両のアクスルステアの特性をアンダステアとすることが可能となり、車両の操安性を向上させることができる。
本発明に係るリヤサスペンションは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るリヤサスペンションに関する具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
第2および第3のゴムブッシュの一定方向における剛性を低くする手段としては、それぞれに一対の空洞部が形成されているが、本発明はこのような構成に限定されない。第2および第3のゴムブッシュそれぞれの軸心に対して一方のみに一つの空洞部が形成された構成としても良い。また、上記空洞部に変えて、たとえば液体封入部を設けたり、上記空洞部に相当する部分のゴムのバネ定数を周辺よりも小さくするなどの手段を採用してもよい。
本発明に係るリヤサスペンションの一例を示す全体斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 本発明に係るリヤサスペンションの作用を説明するための模式図である。 本発明に係るリヤサスペンションの作用を説明するための模式図である。 従来のリヤサスペンションの一例を示す断面図である。
符号の説明
A リヤサスペンション
OA 第1のゴムブッシュの軸心
OB 第2のゴムブッシュの軸心
OC 第3のゴムブッシュの軸心
α 第1のゴムブッシュの軸心およびアクスルビームの軸心を結ぶ直線と第3のゴムブッシュの軸心およびアクスルビームの軸心とを結ぶ直線との角度
W 車輪
アクスルビーム
11 ブラケット
サスペンションアーム
3A 第1のゴムブッシュ
3B 第2のゴムブッシュ
3C 第3のゴムブッシュ
6 サイドメンバ
32A ゴム(第1のゴムブッシュ)
32B ゴム(第2のゴムブッシュ)
32C ゴム(第3のゴムブッシュ)

Claims (2)

  1. 互いに車幅方向に離間してそれぞれが車両前後方向に延びており、かつそれぞれの前部が車体に連結されていることにより、これらの前部を中心として車両高さ方向に揺動可能に支持されている一対のサスペンションアームと、
    車幅方向に延びているアクスルビームと、
    上記各サスペンションアームの後部を上記アクスルビームの各端部に連結する第1および第2のゴムブッシュと、を具備しており、
    上記第1のゴムブッシュのゴムは、上記第2のゴムブッシュのゴムよりもバネ定数が大きく、
    上記第1のゴムブッシュは、上記第2のゴムブッシュおよび上記アクスルビームよりも車両前方に配されており、かつ上記第2のゴムブッシュよりも高い位置に配されている、リヤサスペンションであって、
    上記第2のゴムブッシュは、車幅方向に直交する方向における剛性のうち、車幅方向において同じ側に配された上記第1のゴムブッシュの軸心とこの第2のゴムブッシュの軸心とを結ぶ直線に直交する方向における剛性が最も低いことを特徴とする、リヤサスペンション。
  2. 上記各サスペンションアームの上記前部を上記車体に連結する第3のゴムブッシュをさらに具備しており、
    上記第1のゴムブッシュは、その軸心と上記アクスルビームの軸心とを結ぶ直線が、上記第3のゴムブッシュの軸心と上記アクスルビームの軸心とを結ぶ直線に対して、車両前方斜め上方に0°〜20°の角度をなす配置とされている、請求項1に記載のリヤサスペンション。
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