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JP4574311B2 - リジッド−フレキシブル基板の製造方法 - Google Patents

リジッド−フレキシブル基板の製造方法 Download PDF

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JP4574311B2 JP2004287147A JP2004287147A JP4574311B2 JP 4574311 B2 JP4574311 B2 JP 4574311B2 JP 2004287147 A JP2004287147 A JP 2004287147A JP 2004287147 A JP2004287147 A JP 2004287147A JP 4574311 B2 JP4574311 B2 JP 4574311B2
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Description

本発明はリジッド−フレキシブル基板の製造方法に係り、特にフレキシブル基板の主面が、リジッド基板の主面と等高又はリジッド基板の主面よりも低くなるように接続されたリジッド−フレキシブル基板の製造方法に関する。
一般に、筺体内の屈曲部に跨ってリジッド基板を配設する場合には、リジッド基板を複数枚に分割し、分割されたリジッド基板間を、コネクタやフレキシブル基板で接続することが行われている。
しかし、コネクタやフレキシブル基板でリジッド基板間を接続すると、コネクタやフレキシブル基板の厚さ分だけ高さが高くなって機器の薄型化の障害となるし、リジッド基板間を接続した後では複数個の基板に同時に処理や加工を施すことができなくなるため生産性が低くなる。
このため、等厚の複数枚のリジッド基板をフレキシブル基板で両基板面がほぼ等高又はフレキシブル基板の主面がリジッド基板の主面よりも低くなるように接続したリジッド−フレキシブル基板が用いられる。
このようなリジッド−フレキシブル基板を、例えば特開平7−86749号に開示された方法、すなわち、電解銅箔のような導電性金属板に突設された硬化された導電組成物からなる円錐状の導体バンプを、熱融性の合成樹脂系シートを介して他の導電性金属板と対向させ、加熱加圧により一体化して両面基板とする方法で作成すると、次のような多くの工程が必要になる。なお、以下の各図においては、それぞれ共通する部分に共通の符号を付して重複する説明を省略する。
この方法では、まず、図28に模式的に示すように、端縁部分だけカバーフィルム1が被覆されていない両面フレキシブル基板2を作成する。このフレキシブル基板2のカバーフィルム1が被覆されていない部分は、リジッド基板内に積層される部分である。なお、同図において、符号3は液晶ポリマーフィルム、4は水平配線部(導体パターン)、5は垂直配線部(導体バンプ)である。
垂直配線部5は、導体バンプを用いて、次の方法で形成される。
すなわち、後工程でパターニングにより水平配線部4となる電解銅箔上に、円錐状の導体バンプを形成し、この導体バンプを液晶ポリマーフィルム(合成樹脂系シート)3を介して他の電解銅箔と対向させ、加熱加圧によりこれらを一体化させる。このとき、導体バンプの先端は対設された電解銅箔に圧接されて、その先端が円錐台状に塑性変形し、両面の水平配線部4間を接続する垂直配線部5となる。水平配線部4は、各電解銅箔面にレジストを塗布し、マスクパターンを介して露光し、未露光部を現像により除去し電解銅箔の露出した部分にエッチング加工を施すことにより形成される。
カバーフィルム1は、エッチング加工を終えた基板面にレジストを塗布し、リジッド基板と一体化する部分だけをホトリソグラフィにより除去して形成されている。
次に、このフレキシブル基板2は、図29に模式的に示す、別に作成された導体バンプ5aを有する積層体6(符号7は離型フィルム)と加熱加圧により一体化されて積層体9となる(図30)。
積層体6は、次の方法で形成される。
すなわち、後工程でエッチング加工により水平配線部4となる電解銅箔上に円錐状の導体バンプを形成し、この導体バンプをガラス−エポキシ系のプリプレグ(合成樹脂系シート)3aを介して他の電解銅箔4aと対向配置して加熱加圧により一体化させる。このとき、導体バンプの先端は電解銅箔4aに圧接されて、その先端が円錐台状に塑性変形して、両面の電解銅箔4aを接続する垂直配線部5となる。次いで、片方の面の電解銅箔をパターニングして水平配線部4を形成する。さらに、この水平配線部4の垂直配線部5と対応する位置に導体バンプ5aを形成し、導体バンプ5a側を内側にしてガラス−エポキシ系のプリプレグ(合成樹脂系シート)3aと積層し、加熱加圧により一体化するとともに導体バンプ5aの先端を合成樹脂系シート3aから突き出させる。
この積層体6とフレキシブル基板2との一体化(積層体9の作成)は、導体バンプ5aの突出した側をフレキシブル基板2の水平配線部4の露出面側(カバーフィルム1のない側)にして位置合わせし、加熱加圧することにより行われる(図30)。このとき、積層体6とフレキシブル基板2の境界部には、スリット8を形成し、フレキシブル基板2のカバーフィルム1と対接する面には、スペーサーを兼ねた離型フィルム7を介在させる。
さらに、この積層体9のフレキシブル基板2側を、図31に模式的に示す、別に作成した積層体10と積層して加熱加圧により一体化して積層体11とする(図32)。
積層体9と積層体10の一体化は、次のようにして行われる。
すなわち、積層体10の突出する導体バンプ5aを積層体9(フレキシブル基板2)の所定の水平配線部4に当接させ、積層体9(フレキシブル基板2)のカバーフィルム1と対接する面には、スペーサーを兼ねる離型フィルム7を介在させて、積層体10と積層体9を重ね合わせ、加熱加圧することにより、図32に模式的に示す、水平配線部4が8層の積層体11が得られる。
この後、図33に模式的に示すように、外層の水平配線部(外層パターン)4をパターニングにより形成し、レジスト等により絶縁保護被覆12を施し、最後に、図34に模式的に示すように、フレキシブル基板2を覆うカバー部分A,Bを除去してリジッド−フレキシブル基板が完成する。
特開平7−86749号公報
上述したように、従来のリジッド−フレキシブル基板の製造方法では、フレキシブル基板2をリジッド基板の層間に積層するために(フレキシブル基板の主面を、リジッド基板の主面と等高またはこれより低位置にするため)、非常に多くの工程を必要とする難点があった。
また、この方法は、通常、大きい1枚の基板の中に複数の小さい単位基板を作りこみ、大きい基板のまま、積層されて作成されるため、リジッド基板のフレキシブル基板が配置されることになる部分やフレキシブル基板のリジッド基板が配置されることになる部分は、打ち抜かれて屑となってしまい、材料の歩留まりが低いという問題があった。
また、大きい1枚の基板中に複数の単位リジッド−フレキシブル基板が形成されるため、作成過程において合成樹脂系シートや積層体の単位基板の一つに対応する部分に不良が発生すると全体が不良となってしまい、良品率が低いという問題もあった。
また、フレキシブル基板は、片面又は両面の配線パターンであるため、配線密度が高くなった場合には、配線領域を広くするために幅広になって可撓性が不十分になるという問題もあった。
また、さらに、フレキシブル基板を両面で用いた場合には、耐屈曲性が損なわれるため、高速の繰り返し屈曲に対する耐性が低下するという問題もあった。
本発明のリジッド−フレキシブル基板の製造方法は、上記の課題を解決すべくなされたもので、リジッド基板の両主面の対応位置にそれぞれフレキシブル基板が接続されたリジッド−フレキシブル基板の製造方法において、前記各フレキシブル基板が接続される領域に、前記各フレキシブル基板が接続される位置又はこれより内層側で水平配線部と接続された垂直配線部を有するリジッド基板を作成する工程と、前記リジッド基板と接続される領域に接続端子を有する第1のフレキシブル基板及び第2のフレキシブル基板を作成する工程と、前記各リジッド基板の一方の主面の前記第1のフレキシブル基板の接続される領域に、前記垂直配線部を露出させ接続端子とした前記第1のフレキシブル基板の厚さと同等かより深い第1の段部を形成する工程と、前記各リジッド基板の前記第1の段部の垂直配線部に前記第1のフレキシブル基板の端子を電気的に接続し、前記第1の段部に一体に接着する工程と、前記各リジッド基板の他方の主面の前記第2のフレキシブル基板が接続される領域に、前記垂直配線部を露出させ接続端子とした前記第2のフレキシブル基板の厚さと同等かより深い第2の段部を形成する工程と、前記各リジッド基板の前記第2の段部の垂直配線部に前記第2のフレキシブル基板の端子を電気的に接続し、前記第2の段部に一体に接着する工程とを具備して成ることを特徴とする。
また、本発明のリジッド−フレキシブル基板の製造方法は、リジッド基板の両主面の対応位置にそれぞれ対応するフレキシブル基板が接続されたリジッド−フレキシブル基板の製造方法において、前記各フレキシブル基板が接続される領域に水平配線部が露出した第1及び第2の主面を有する内層リジッド基板を作成する工程と、前記内層リジッド基板と接続される領域に接続端子を有する複数の第1のフレキシブル基板及び複数の第2のフレキシブル基板を作成する工程と、前記内層リジッド基板の第1の主面上に前記第1のフレキシブル基板が接続される領域を露出させて第1の外装基板を貼着させて前記第1のフレキシブル基板の厚さと同等かより深い第1の段部を形成する工程と、前記各リジッド基板の前記第1の段部の水平配線部に前記第1のフレキシブル基板の端子を電気的に接続し、前記第1の段部に一体に接着する工程と、前記内層リジッド基板の第2の主面上に前記第2のフレキシブル基板が接続される領域を露出させて第2の外装基板を貼着させて前記第2のフレキシブル基板の厚さと同等かより深い第2の段部を形成する工程と、前記各リジッド基板の前記第2の段部の水平配線部に前記第2のフレキシブル基板の端子を電気的に接続し、前記第2の段部に一体に接着する工程とを具備して成ることを特徴とする。
フレキシブル基板の他端を接続しないで自由端にしておく場合には、上記製造工程において、フレキシブル基板の他端を長めに製造し、片方のリジッド基板を、配線部のない絶縁基板にして保持した状態で接続すればよい。そして、接続した後の最終工程において、不要部を切断すればよい。
リジッド基板は、必要に応じその下面に検査端子を有し、リジッド基板の段部の接続端子は金属めっき層及び/又は導電性ペーストの固化物により接続されていることが望ましい。
また、フレキシブル基板の段部の接続端子は、金属配線、金属めっき層又は導電性ペーストの固化物から形成することができる。フレキシブル基板は両面配線板であっても、片面配線板であってもよい。
リジッド基板のフレキシブル基板の接続端子が接続される垂直配線部は、導体バンプを基板の厚さ方向に連接させて形成することができるが、ビアホールやスルーホールによっても形成することができる。また、フレキシブル基板のリジッド基板の垂直配線部と接続される接続端子も導体バンプで形成することができるが、他の端子、例えば高温半田や電解銅箔で構成することも可能である。
本発明でリジッド基板やフレキシブル基板の垂直配線部やフレキシブル基板の接続端子に用いられる導体バンプは、通常、導電性金属層上に形成される。このような導電性金属層としては、たとえば電解銅箔などの導電性シート(箔)が挙げられ、この導電性金属層は1枚のシートであってもよいし、パターン化されたものでもよく、その形状はとくに限定されないし、さらに導体バンプは、一方の主面だけでなく、両主面にそれぞれ形設した形のものを用いてもよい。
導体バンプは、たとえば銀,金,銅,半田粉などの導電性粉末、これらの合金粉末もしくは複合(混合)金属粉末と、たとえばポリカーボネート樹脂,ポリスルホン樹脂,ポリエステル樹脂,フェノキシ樹脂,フェノール樹脂,ポリイミド樹脂などのバインダー成分とを混合して調製された導電性組成物、あるいは導電性金属などで構成される。導体バンプを導電性組成物で形成する場合、たとえば比較的厚いメタルマスクを用いた印刷法により、アスペクト比の高いバンプを形成することができる。その導体バンプの高さは一般的に、100 〜 400μm 程度が望ましく、さらに導体バンプの高さは一層の合成樹脂系シートを貫通し得る高さおよび複数層の合成樹脂系シートを貫通し得る高さとが適宜混在していてもよい。導電性金属で導体バンプを形成する手段としては、(a)ある程度形状もしくは寸法が一定の微小金属魂を、粘着剤層を予め設けておいた導電性金属層面に散布し、選択的に固着させる(このときマスクを配置して行ってもよい)、(b)電解銅箔面にめっきレジストを印刷・パターニングして、銅,錫,金,銀,半田などめっきして選択的に微小な金属柱(バンプ)を形成する、(c)導電性金属層面に半田レジストの塗布・パターニングして、半田浴に浸漬して選択的に微小な金属柱(バンプ)を形成する、(d)金属板の一部をレジストにて被覆し、エッチングして微小な金属バンプを形成する、などが挙げられる。ここで、導体バンプに相当する微小金属魂ないし微小な金属柱は、異種金属を組み合わせて成る多層構造、多層シェル構造でもよい。たとえば銅を芯にし表面を金や銀の層で被覆して耐酸化性を付与したり、銅を芯にし表面を半田層被覆して半田接合性をもたせたりしてもよい。なお、本発明において、導体バンプを導電性組成物で形成する場合には、めっき法などの手段で行う場合に較べて、さらに工程など簡略化し得るので、低コスト化の点で有効である。
本発明において、導体バンプが貫挿されるリジッド基板やフレキシブル基板の絶縁層を構成する合成樹脂系シートとしては、たとえば熱可塑性樹脂フィルム(シート)や硬化前状態に保持される熱硬化性樹脂シートが挙げられ、またその厚さは50〜300μm程度が好ましい。ここで、熱可塑性樹脂シートとしては、たとえばポリカーボネート樹脂,ポリスルホン樹脂,熱可塑性ポリイミド樹脂,4フッ化ポリエチレン樹脂,6フッ化ポリプロピレン樹脂,ポリエーテルエーテルケトン樹脂などのシート類が挙げられる。また、硬化前状態に保持される熱硬化性樹脂シートとしては、エポキシ樹脂,ビスマレイミドトリアジン樹脂,ポリイミド樹脂,フェノール樹脂,ポリエステル樹脂,メラミン樹脂,あるいはブタジエンゴム,ブチルゴム,天然ゴム,ネオプレンゴム,シリコーンゴムなどの生ゴムのシート類が挙げられる。これら合成樹脂は、単独でもよいが絶縁性無機物や有機物系の充填物を含有してもよく、さらにガラスクロスやマット、有機合成繊維布やマット、あるいは紙などの補強材と組み合わせて成るシートであってもよい。
さらに、本発明において、リジッド基板やフレキシブル基板を形成するために導体バンプを形設した導電性金属層の主面に、合成樹脂系シート主面を対接させた構成の複数層を、積層配置して成る積層体を加熱・加圧するとき、合成樹脂系シートを載置する基台(当て板)として、寸法や変形の少ない金属板もしくは耐熱性樹脂板、たとえばステンレス板,真鍮板、ポリイミド樹脂板(シート),ポリテトラフロロエチレン樹脂板(シート)などが使用される。
本発明に係る印刷配線板の製造方法によれば、フレキシブル基板とリジッド基板とを別々に製造して両者を接続するだけの簡易な方法でリジッド−フレキシブル基板を作成し得るので、生産工程を大幅に簡略化することができる。また、リジッド基板内にはフレキシブル基板はなく、またフレキシブル基板のみの部分もリジッド基板を取り除くなどの工程がないため、材料の利用効率を向上させることができる。また、リジッド基板とフレキシブル基板のそれぞれを、接続前に、ほぼ完成された単位基板の状態で良否の判定ができるので、仮に作成過程で不良が生じてもロスを最小限にすることができる。
片面フレキシブル基板2枚を用いて、それぞれのフレキシブル基板の他端を他の一つのリジッド基板に接続した場合には、両面フレキシブル基板1枚で接続した場合に比べて、フレキシブル基板部の配線量を減少させずに、可撓性,屈曲性を向上させることができる。また、一つのリジッド基板に接続された2枚のフレキシブル基板の他端を、接続せずに自由端にした場合には、後に、それぞれ別個の基板や機器類に接続することも可能となるので、設計の自由度も増大する。
次に、本発明の実施例を図1乃至23を参照しながら説明する。なお、図1乃至23において、図24乃至30共通する部分には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
まず、2枚の等厚のリジッド基板が、主面をほぼ平行にして配設された2枚の等長等厚のフレキシブル基板を介して接続されたリジッド−フレキシブル基板を作成した実施例1について説明する。
(フレキシブル基板の作成)
まず、厚さ25μmのポリイミドフィルム3(PI)の両面に厚さ18μmの電解銅箔(4a)を貼着させ基板の所定位置にスルーホールTHを形成して両面銅張りフレキシブル基板を得た。
この両面銅張り積層板両面の電解銅箔4aに、通常のエッチングレジストインク(商品名,PSR-4000 H,太陽インキKK)をスクリーン印刷し、導体パターン部をマスクしてから、塩化第2銅をエッチング液としてエッチング処理後、レジストマスク剥離し図1に示す、両面型のフレキシブル基板20を得た。符号4は、電解銅箔4aをエッチングによりパターニングされた水平配線部である。さらに、この両面型フレキシブル基板20のスルーホールTHの上の近傍を除いて水平配線部4上に、ホトリソグラフィによりカバーフィルム1を形成した。
次に、図2に示すごとく、水平配線部4のスルーホールTHと接続する部分に、導体バンプ5aを形成し、この上に厚さ60μm のガラス−エポキシ系プリプレグ(合成樹脂系シート)3aを当接させ、アルミ箔及びゴムシートを介して、例えば100℃に保持した熱板の間に配置し、1MPaで1分ほど加熱加圧して、導体バンプ5aの先端がガラス−エポキシ系のプリプレグ(合成樹脂系シート)3aから突き出したフレキシブル基板21を作成した。
なお、図2に示したフレキシブル基板21は、図4に示す、2枚のリジッド基板間を接続するためのもので、リジッド基板の縁部の表側(第1の主面側)に接続されることとなる第1のフレキシブル基板と、リジッド基板の縁部の裏側(第2の主面側)に接続されることとなる第2のフレキシブル基板の両方を、等長にして、それぞれ作成した。このフレキシブル基板21は、大きい1枚の基板の中に多数枚を作り込んだものを作成し、図2の状態にまで完成したところで、個々のフレキシブル基板に分割されてリジッド基板と接続される。
(リジッド基板の作成)
前述したポリイミドフィルム3(PI)に代えて厚さ60μm の硬化前のガラス−エポキシ系プリプレグ(合成樹脂系シート)3aを用いた点を除いて、B2it(ビー・スクエア・イット:登録商標)として知られる、たとえば特開平8―204332号公報に記載された方法で、図1と図2に示されたフレキシブル基板の場合と同様の構成の両面型のリジッド基板を用いて、図3の8層の水平配線部4を持つリジッド基板22を作成した。
このリジッド基板22は、各層の絶縁層が、全てガラス−エポキシ系プリプレグ(合成樹脂系シート)3aからなる点を除いて、図29に示された積層体11のリジッド基板部分と同一構造である。
図3に示したリジッド基板22も、大きい1枚の基板の中に多数枚を作り込んだものを作成し、図3の状態にまで形成したところで、又は後述する座繰り加工が済んだ後、個々のリジッド基板に分割される。
(第1の段部を有するリジッド基板の作成)
個々のリジッド基板に分割する前の大きい基板の状態で、各リジッド基板21のフレキシブル基板と接続される垂直配線部5の近傍に座繰り加工を施し、接続すべきフレキシブル基板20の厚さと同等かより深く座繰って垂直配線部5が露出して接続端子とした段部Sを有するリジッド基板23を作成した(図4)。
(リジッド基板と第1のフレキシブル基板との接続)
次に、個々に分割された単位リジッド基板23と第1の単位フレキシブル基板21とを、枠体の中に、接続できる位置関係となるように配置する。通常、この枠体は、複数のリジッド−フレキシブル基板が組み立て可能な大きさのものとされる。
図5は、枠体24内に、段部Sを形成したリジッド基板23を、段部Sが互いに対向するように配置し、各リジッド基板23の対向する段部Sに跨って、第1のフレキシブル基板21を配設して仮固定した例である。この実施例では、各リジッド基板23の外周に全体の幅が枠体24の保持部の幅とほぼ同一とされた小突起25が形成されており、枠体24内に配設されたリジッド基板23は、この小突起25で枠体24の枠内に保持固定される。
このようにして、複数のリジッド基板23やフレキシブル基板21を、接続できる位置関係に保持した枠体24を、複数枚重ねて加熱加圧により一体化させて、図6にその断面を模式的に示すように、第1のフレキシブル基板の両端が2枚のリジッド基板の第1の段部にそれぞれ接続された状態のリジッド−フレキシブル基板が得られる。
(第2の段部の形成)
次に、図6の状態に接続された各リジッド−フレキシブル基板を、枠体24に固定された状態のまま、第2のフレキシブル基板を接続する位置(垂直配線部5の近傍)に、座繰り加工を施し、第2の段部Sを形成した(図7)。図8は、リジッド基板23の第1の段部Sと第2の段部Sを模式的に示した斜視図である。同図に示すように、第2の段部Sは、真上から見て第1の段部Sとほぼ同じ位置にほぼ同じ大きさになるように形成する。ただし、第1のフレキシブル基板と第2のフレキシブル基板の幅は、必要な配線の数に応じて増減させて設計することが可能である。
(リジッド基板と第2のフレキシブル基板との接続)
次に、枠体24に固定された状態のまま、図9に示すように、スペーサー31を介在させて、各リジッド基板23の対向する第2の段部Sに跨って、第2のフレキシブル基板21を配設して、加熱加圧により一体化させて、リジッド基板と第2のフレキシブル基板とを接続した。各第1のフレキシブル基板と第2のフレキシブル基板との間にスペーサー31を介在させたのは、フレキシブル基板の変形を防止するためである。
なお、図6乃至10では、第2の段部を下に示しているが、実際に加工及び接続するときには、加工及び接続しやすいように、枠体24に固定したまま、上下反転させる。
(リジッド−フレキシブル基板の完成)
接続後、各フレキシブル基板21間のスペーサー31を除去し、各リジッド−フレキシブル基板が打ち抜かれて図10に模式的に示すリジッド−フレキシブル基板が完成する。
なお、図では、模式的に示しているので、フレキシブル基板21が短く、スペーサー31の断面がまるで正方形であるかのように見えるが、実際には、スペーサー31の断面は線のようなものである。具体的には、フレキシブル基板21の厚さは60μm程度(前述のようにポリイミドフィルム3の厚さが25μm、水平配線部となる銅箔の厚さが18μm)であり、第1のフレキシブル基板21と第2のフレキシブル基板21との間隔は、リジッド基板の厚さにも拠るが、60〜300μm程度である。そして、フレキシブル基板21の長さは数cm程度である。また、段部の幅はたとえば1cm程度、段部の長さはたとえば3mm程度である。
以上のようにして、1枚のリジッド基板の両主面の対応位置にそれぞれ1枚のフレキシブル基板の一端が接続され、それぞれのフレキシブル基板の他端は他の同一のリジッド基板の両主面の対応位置に接続されたリジッド−フレキシブル基板が完成する。
次に、2枚のフレキシブル基板のそれぞれの一端が同一のリジッド基板に接続され、他端が接続されずに自由端(フリー)となっているリジッド−フレキシブル基板を作成した実施例2について説明する。
一端をフリーにする場合であっても、製造工程においてはフレキシブル基板の両端を保持する必要があるため、フレキシブル基板のフリーにするほうの一端を長めに作成し、配線部のない外フレーム基板に接続する。そして、実装後に、不要部分を切断して、フリーにする。そのほかの点は、基本的には実施例1と同様である。以下、実施例2について具体的に説明する。
(フレキシブル基板の作成)
製造工程においてフレキシブル基板の両端を保持できるように、片端のポリイミドフィルム3を、製品にする長さよりも長くなるように(たとえば5mm程度長くなるように)して、実施例1と同様の方法で、フレキシブル基板21を作成した(図11)。
(リジッド基板の作成)
実施例1と同様の方法で、水平配線部4及び垂直配線部5を有するリジッド基板23を作成した。一方、フレキシブル基板の片側を保持するために、配線部のない外フレーム基板30も作成した。外フレーム基板30は、リジッド基板23の絶縁材料と同じガラス−エポキシ系のプリプレグ(合成樹脂系シート)3aを用いて、リジッド基板23と等厚になるように作成した。
(第1の段部を有するリジッド基板の作成)
実施例1と同様の方法で、座繰り加工を行い、垂直配線部5が露出した段部Sを有するリジッド基板23と、配線部のない段部Sを有する外フレーム基板30を作成した(図12)。
(リジッド基板と第1のフレキシブル基板との接続)
次に、図5に示したのと同様に、枠体24の中に、個々に分割された単位リジッド基板23と単位フレキシブル基板21と単位外フレーム基板30を、リジッド基板23と外フレーム基板30を第1の段部Sが互いに対向するようにして、フレキシブル基板21を、ポリイミドフィルム3が長いほうの端部を外フレーム基板30の段部S上に、他端部が単位リジッド基板23の段部S上になるように、それぞれ配置した。
そして、この枠体24を複数枚重ねて加熱加圧により一体化させて、リジッド基板23及び外フレーム基板30と第1のフレキシブル基板21とを接続した(図13)。
(第2の段部の形成)
次に、実施例1と同様に、枠体24に固定された状態のまま、座繰り加工を行い、リジッド基板23および外フレーム基板30に第2の段部Sを作成した(図14)。
(リジッド基板と第2のフレキシブル基板との接続)
次に、第1のフレキシブル基板を接続したときと同様に、枠体24に固定された状態のまま、スペーサー31を介して、フレキシブル基板21を、ポリイミドフィルム3が長いほうの端部を外フレーム基板30の段部S上に、他端部が単位リジッド基板23の段部S上になるように、それぞれ配置した。
そして、この枠体24を複数枚重ねて加熱加圧により一体化させて、リジッド基板23及び外フレーム基板30と第2のフレキシブル基板21とを接続した(図15)。
(リジッド−フレキシブル基板の完成)
接続後、各フレキシブル基板21間のスペーサー31を除去し、各リジッド−フレキシブル基板が打ち抜かれて、図16に模式的に示すように、2枚のフレキシブル基板21のそれぞれの一端が同一のリジッド基板に接続され、他端が外フレーム基板30に接続された状態のリジッド−フレキシブル基板が完成する。
その後、各部品が実装され、図16に切り取り線32で示した位置で切断されて、フレキシブル基板21の非製品部と外フレーム基板30が除去される。
以上のようにして、1枚のリジッド基板の両主面の対応位置にそれぞれ1枚、計2枚のフレキシブル基板21の一端が接続され、それぞれの他端が接続されずにフリーのリジッド−フレキシブル基板が完成する(図17)。
以上の実施例1及び2では、段部を有するリジッド基板を作成する工程において、座繰り加工を施すことにより段差形状を得たが、段差とする部分をルーター加工などにより予め除去した外層リジッド基板と、フレキシブル基板との接続部を有する内層リジッド基板とを別々に用意しておき、積層することで形成することも可能である。
図18〜24は、このような段部を有するリジッド基板の他の製法及びそれを用いて接続したリジッド−フレキシブル基板の製造方法の実施例3を説明するものである。
以下、フレキシブル基板21の作成など、実施例1と同じ部分は説明を省略し、このような段部を有するリジッド基板の他の製法を中心に説明する。
まず、2層のリジッド両面配線板を上記のB2it製法により作成し、段部Sとなる部分をルーター加工などにより予め除去した。これにより第1の外層リジッド基板50aを得た(図18(a))。同様にして第2の外層リジッド基板50cを得た(図18(c))。一方、4層のリジッド両面配線板を上記のB2it製法により作成し、フレキシブル基板と接続する位置に水平配線部4を露出させた内層リジッド基板50bを得た(図18(b))。
これらのリジッド基板50a,50b,50cも、大きい1枚の基板の中に多数枚を作り込んだものを作成し、図3の状態にまで形成したところで、個々のリジッド基板に分割される。
次に、第1の外層リジッド基板50aの、内層リジッド基板50bと接続する主面側の水平配線部4に導体バンプ5を形成し、内層リジッド基板50bの第1の主面のフレキシブル基板が接続される領域を露出させて、未硬化のプリプレグ3aを介して、位置決めして加熱加圧することにより貼着させ、第1の段部Sを有する6層のリジッド基板50を作成した(図19)。実施例1の場合には、リジッド基板の段部には垂直配線部5が露出していたが、本実施例3では、座繰り加工をせずに両面配線板を貼着させることにより段差を得ているため、水平配線部4が段部表面に露出し接続端子の役割を果たしている点が異なる。
次に、実施例1と同様に、第1の段部Sを有する6層のリジッド基板50と第1の単位フレキシブル基板21とを、枠体24の中に、接続できる位置関係となるように配置し、この枠体24を複数枚重ねて加熱加圧により一体化させて、図20にその断面を模式的に示すように、第1のフレキシブル基板の両端が2枚のリジッド基板の第1の段部にそれぞれ接続された状態のリジッド−フレキシブル基板が得られる(図20)。
次に、図20の状態に接続された各リジッド−フレキシブル基板を枠体24に固定された状態のまま、先に作成しておいた第2の外層リジッド基板50cを、内層リジッド基板50bの第1の主面のフレキシブル基板が接続される領域を露出させて、未硬化のプリプレグ3aを介して位置決めして加熱加圧することにより貼着させ、第2の段部Sを有する8層のリジッド基板50を作成した(図21,図22)。
次に、枠体24に固定された状態のまま、実施例1と同様にしてリジッド基板と第2のフレキシブル基板とを接続した(図23)。
接続後、各フレキシブル基板21間のスペーサー31を除去し、各リジッド−フレキシブル基板が打ち抜かれて図24に模式的に示すリジッド−フレキシブル基板が完成する。
(他の実施例)
なお、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、以下のようにしてもよい。
たとえば、段部を有するリジッド基板の作成においては、座繰る部分の導体バンプは銅配線で挟む構造でもいいが、深さ方向の座繰り精度を考慮し、導体バンプ部分を表面に露出させるために座繰り部は銅配線を無くしてもよい。また、上記実施例1のように大きい基板の状態で座繰り加工した後に個々のリジッド基板に分割してもよいが、個々のリジッド基板に分割した後に、座繰り加工をしてもよい。
また、座繰り加工や接着などの工程において各単位基板を枠体24に保持させる際には(図5参照)、必要に応じて、この小突起25を枠体24内面に接着剤で仮固定するようにしてもよい。さらに、図25に示すように、リジッド基板23の縁部にT示型の突起部26を設け、枠体24の内面の対応位置に、この突起部が嵌合する凹部27を設けて、嵌め合い構造により、リジッド基板23を枠体に保持させてもよい。
また、以上の実施例では、フレキシブル基板が接続される垂直配線部を導体バンプで形成した例について説明したが、図26に示す、ビアホール28a内に導電ペースト28bを充填して形成することも可能である。また、図27に示すように、高温半田(たとえば融点200℃〜240℃程度の半田)により導体バンプ29を形成し、リジッド基板23の段部に形成した端子27(水平配線部4と実質的に同じもの)にはんだ接続するようにしてもよい。この場合、電子部品を搭載する際に使用する半田は前述高温半田よりも融点の低いものを使用することで、フレキシブル基板とリジッド基板の接続半田の再溶融を回避することができる。また、絶縁層にレーザーなどで穴明けし、そこに導電ペーストを埋め込んだ後、積層することで導通をとる方法でも可能である。
さらに、フレキシブル基板とリジッド基板の接続として、(a)異方性導電膜を挟み圧着することで接続する方法、(b)フレキシブル基板とリジッド基板それぞれの端子に金めっきを施し、金めっき同士を圧着接続する方法、(c)貫通孔を有する絶縁層に導電性ペーストを充填したものを挟み真空熱プレスすることで接続する方法、などでも接続は可能である。
また、以上の実施例では、フレキシブル基板を両面配線板にした例について説明したが、フレキシブル基板は、片面配線板であってもよい。リジッド基板の段部の垂直配線部5と接続できる位置に、フレキシブル基板の水平配線部4および垂直配線部5が形成されていれば片面配線であっても接続できる。
リジッド−フレキシブル基板の製造にあたり、リジッド基板とフレキシブル基板とを別工程で製造し両者を単位基板に分割した後、リジッド基板とフレキシブル基板とを製造できるため、生産工程を大幅に簡略化することができ、屑となる部分が少なく、材料を有効利用して歩留まりを向上させることができる。また、単位基板ごとに良否を判定して、良品のみで最終の接続工程を行うことができるので、基板の作成過程で不良が生じても屑を最小限にすることができる。また、片面フレキシブル基板2枚を用いて、それぞれのフレキシブル基板の一端を同一のリジッド基板に接続し、それぞれの他端を他の同一のリジッド基板に接続した場合には、両面フレキシブル基板1枚を介して2枚のリジッド基板間を接続した場合に比べて、フレキシブル基板部の配線量を減少させずに、可撓性,屈曲性を向上させることができる。また、同一のリジッド基板に接続された2枚のフレキシブル基板の他端を、接続せずに自由端にした場合には、後に、それぞれ別個の基板や機器類に接続することも可能となるので、設計の自由度も増大する。
リジッド−フレキシブル基板の製造に用いる両面型のフレキシブル基板を模式的に示す断面図。 図1のフレキシブル基板に導体バンプを設けた状態を模式的に示す断面図。 リジッド−フレキシブル基板の製造に用いるリジッド基板を模式的に示す断面図。 図3のリジッド基板のフレキシブル基板接続部に座繰り加工を施した状態を模式的に示す断面図。 枠体に、単位リジッド基板と単位フレキシブル基板を組み込んだ状態を示す平面図。 実施例1において、リジッド基板と第1のフレキシブル基板を接続した状態を模式的に示す断面図。 図6のリジッド基板の第2のフレキシブル基板接続部に座繰り加工を施して段部Sを形成した状態を模式的に示す断面図。 リジッド基板に設けた2つの段部を模式的に示す斜視図。 図7のリジッド基板にスペーサーを介して第2のフレキシブル基板を接続した状態を模式的に示す断面図。 図8のスペーサーを除去して完成した実施例1のリジッド−フレキシブル基板を模式的に示す断面図。 実施例2において、フレキシブル基板に導体バンプを設けた状態を模式的に示す断面図。 実施例2において、外フレーム基板に段部Sを形成した状態を模式的に示す断面図。 実施例2において、リジッド基板及び外フレーム基板と第1のフレキシブル基板を接続した状態を模式的に示す断面図。 図13のリジッド基板及び外フレーム基板の第2のフレキシブル基板接続部に座繰り加工を施して段部Sを形成した状態を模式的に示す断面図。 図14の基板にスペーサーを介して第2のフレキシブル基板を接続した状態を模式的に示す断面図。 図15のスペーサーを除去した状態のリジッド−フレキシブル基板を模式的に示す断面図。 不要部を切断して完成した状態の実施例2のリジッド−フレキシブル基板を模式的に示す断面図。 段部をもつリジッド基板の他の製法を説明するための模式的断面図。 段部をもつリジッド基板の他の製法を説明するための模式的断面図。 実施例3において、リジッド基板と第1のフレキシブル基板を接続した状態を模式的に示す断面図。 段部をもつリジッド基板の他の製法を説明するための模式的断面図。 図21のリジッド基板を貼着させて第2の段部を持つ基板にした状態を模式的に示す断面図。 図22の基板にスペーサーを介して第2のフレキシブル基板を接続した状態を模式的に示す断面図。 図23のスペーサーを除去した状態のリジッド−フレキシブル基板を模式的に示す断面図。 枠体と単位リジッド基板の係合部の一部を示す平面図。 他の接続方法によるリジッド基板とフレキシブル基板の接続部の状態を模式的に示す断面図。 他の接続方法によるリジッド基板とフレキシブル基板の接続部の状態を模式的に示す断面図。 従来のリジッド−フレキシブル基板の製造に用いるフレキシブル基板を模式的に示す断面図。 図28のフレキシブル基板と積層される積層体を模式的に示す断面図。 図28のフレキシブル基板と図25の積層体とを積層させた積層体を模式的に示す断面図。 図30の積層体と積層される積層体を模式的に示す断面図。 図30の積層体と図31の積層体とを積層させた積層体を模式的に示す断面図。 図32の積層体の外層をパターニングした積層体を模式的に示す断面図。 リジッド−フレキシブル基板を模式的に示す断面図。
符号の説明
1…カバーフィルム、2…1が被覆されていない両面型のフレキシブル基板、3…ポリイミドフィルム、3a…ガラス−エポキシ系のプリプレグ(合成樹脂系シート)、4…水平配線部(導体パターン)、4a…電解銅箔、5…垂直配線部(導体バンプ)、5a…導体バンプ、6,9,10,11…積層体、8…スリット、12…絶縁保護被覆、20,21…フレキシブル基板、22,23…リジッド基板、24…枠体、25…小突起、26…突起部、27…凹部、28…ビアホール、29…高温半田による導体バンプ、30…外フレーム基板、31…スペーサー、32…切り取り線、TH…スルーホール。

Claims (2)

  1. リジッド基板の両主面の対応位置にそれぞれフレキシブル基板が接続されたリジッド−フレキシブル基板の製造方法において、
    前記各フレキシブル基板が接続される領域に、前記各フレキシブル基板が接続される位置又はこれより内層側で水平配線部と接続された垂直配線部を有するリジッド基板を作成する工程と、
    前記リジッド基板と接続される領域に接続端子を有する第1のフレキシブル基板及び第2のフレキシブル基板を作成する工程と、
    前記各リジッド基板の一方の主面の前記第1のフレキシブル基板の接続される領域に、前記垂直配線部を露出させ接続端子とした前記第1のフレキシブル基板の厚さと同等かより深い第1の段部を形成する工程と、
    前記各リジッド基板の前記第1の段部の垂直配線部に前記第1のフレキシブル基板の端子を電気的に接続し、前記第1の段部に一体に接着する工程と、
    前記各リジッド基板の他方の主面の前記第2のフレキシブル基板が接続される領域に、前記垂直配線部を露出させ接続端子とした前記第2のフレキシブル基板の厚さと同等かより深い第2の段部を形成する工程と、
    前記各リジッド基板の前記第2の段部の垂直配線部に前記第2のフレキシブル基板の端子を電気的に接続し、前記第2の段部に一体に接着する工程と
    を具備して成ることを特徴とするリジッド−フレキシブル基板の製造方法。
  2. リジッド基板の両主面の対応位置にそれぞれ対応するフレキシブル基板が接続されたリジッド−フレキシブル基板の製造方法において、
    前記各フレキシブル基板が接続される領域に水平配線部が露出した第1及び第2の主面を有する内層リジッド基板を作成する工程と、
    前記内層リジッド基板と接続される領域に接続端子を有する複数の第1のフレキシブル基板及び複数の第2のフレキシブル基板を作成する工程と、
    前記内層リジッド基板の第1の主面上に前記第1のフレキシブル基板が接続される領域を露出させて第1の外装基板を貼着させて前記第1のフレキシブル基板の厚さと同等かより深い第1の段部を形成する工程と、
    前記各リジッド基板の前記第1の段部の水平配線部に前記第1のフレキシブル基板の端子を電気的に接続し、前記第1の段部に一体に接着する工程と、
    前記内層リジッド基板の第2の主面上に前記第2のフレキシブル基板が接続される領域を露出させて第2の外装基板を貼着させて前記第2のフレキシブル基板の厚さと同等かより深い第2の段部を形成する工程と、
    前記各リジッド基板の前記第2の段部の水平配線部に前記第2のフレキシブル基板の端子を電気的に接続し、前記第2の段部に一体に接着する工程と
    を具備して成ることを特徴とするリジッド−フレキシブル基板の製造方法
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