JP4437517B2 - Ignition device for internal combustion engine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという)の燃焼時において混合気の電離作用によって発生するイオンに着目し、そのイオン電流を検出する回路が提案されている。この種のイオン電流検出回路として、例えば特開平7−217519号公報や特開平9−317619号公報に開示されるものが知られている。
【0003】
上記従来のイオン電流検出回路を用いたエンジン用点火装置の例を図6に示す。点火コイル111の1次コイル112の一端は、バッテリ100のプラス端子に接続され、1次コイル112の他端は、点火制御用のパワートランジスタ115のコレクタに接続される。点火コイル111の2次コイル113の一端は点火プラグ117に接続され、2次コイル113の他端は、電源用コンデンサ120およびダイオード119を介して接地される。また、電源用コンデンサ120にツェナーダイオード118が並列に接続され、ダイオード119に抵抗122およびイオン電流検出抵抗121が並列に接続される。電源用コンデンサ120とイオン電流検出抵抗121との間の電位は抵抗122を介して増幅回路123に入力されて増幅される。イオン電流検出回路は、ツェナーダイオード118、ダイオード119、コンデンサ120、イオン電流検出抵抗121、増幅回路123等から構成される。
【0004】
このエンジン用点火装置において、エンジン運転中は、エンジン制御用の図示しないマイクロコンピュータから出力される点火信号IGtの立ち上がり/立ち下がりでパワートランジスタ115がオン/オフする。パワートランジスタ115がオン状態になると、バッテリ100から1次コイル112に1次電流が流れ、その後、パワートランジスタ115がオフ状態になると、1次コイル112の1次電流が遮断されて、2次コイル113に高電圧が電磁誘導され、この高電圧によって点火プラグ117の電極130、131間に火花放電が発生する。
【0005】
このとき、火花放電電流は点火プラグ117の接地電極131から中心電極130へ流れ、2次コイル113を経て電源用コンデンサ120に充電されるとともに、ツェナーダイオード118およびダイオード119を経由してグランド側に流れる。電源用コンデンサ120の充電後は、ツェナーダイオード118のツェナー電圧によって規制される電源用コンデンサ120の充電電圧を電源としてイオン検出回路が駆動され、以下のようにしてイオン電流が検出される。
【0006】
火花放電終了後は、電源用コンデンサ120の充電電圧によって点火プラグ117の電極130、131間に電圧が印加され、混合気が燃焼する際に発生したイオンがイオン電流として点火プラグ117の電極130、131間に流れる。このイオン電流は、中心電極130から接地電極131へ流れ、さらに、グランド側からイオン電流検出抵抗121および抵抗122を通って電源用コンデンサ120に流れる。
【0007】
そして、イオン電流検出抵抗121に流れるイオン電流の変化に応じて増幅回路123の入力電位が変化し、この増幅回路123の出力端子からイオン電流に応じた電圧のイオン電流信号が出力される。ここで、点火信号IGtと、2次コイル113の2次電流I2と、図6の点Vc(コンデンサ120の正極端子側)の電位を図7(A)に示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、容量放電型点火装置と誘導放電型点火装置とを組み合わせ、点火放電時期に多重放電を行うようにした多重放電型のエンジン用点火装置が開発されている。
この種の点火装置として、例えば特開平3−15659号公報に開示されている点火装置では、点火時期において、エネルギ蓄積コイルに蓄えられたエネルギと容量放電用コンデンサに充電されたエネルギとが点火コイルに供給され、点火プラグが火花を発生する。また、点火が開始されるタイミングから所定の放電区間にてエネルギ蓄積コイルにより点火プラグに周期的にエネルギが供給されて多重放電が行われ、火花が持続される。このような多重放電型のエンジン用点火装置では、1回放電型の点火装置に比べて放電途切れが生じにくいという特徴がある。
【0009】
上記多重放電型のエンジン用点火装置では、点火時期において容量放電用コンデンサに蓄えられたエネルギと、エネルギ蓄積コイルに蓄えられたエネルギとを点火コイルの1次コイルに供給して2次コイルに点火用高電圧を印加した後、所定の放電期間に第1および第2のスイッチング素子を交互に断続させ、2次コイル側の電流をプラス/マイナスに振り連続多重放電を実現している。
【0010】
しかしながら、この方式は単なる交流点火の回路であって、イオン電流の検出について考慮されていないため、図6に示すイオン検出回路を単に流用したのみでは、図7(B)に示すように、多重放電の最後の放電がプラス放電となり、マイナス放電時に充電された電圧Vcが図6に示すツェナーダイオード118を経由して直ちに放電され、イオン検出用の電源として用いることができないという問題があった。
【0011】
本発明は、このような問題を解決するためなされたものであり、簡単な構成で点火プラグの電極間のイオン電流を容易に検出するエンジン用点火装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、フェイル時の1回放電においてもイオン電流を検出することが可能なエンジン用点火装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のエンジン用点火装置によると、第1のスイッチング素子が導通/遮断されエネルギ蓄積コイルに蓄えられたエネルギにより容量放電用コンデンサが充電されるとともに、点火時期において第2のスイッチング素子が導通/遮断され容量放電用コンデンサに充電されたエネルギが点火コイルの1次コイルに供給される。このため、前回の点火時期において容量放電用コンデンサに蓄えられたエネルギと、エネルギ蓄積コイルに蓄えられたエネルギとが点火コイルの1次コイルに供給されるとともに、2次コイルに点火用高電圧が印加され、点火プラグが火花を発生する。
また、その後の所定の放電期間に第1および第2のスイッチング素子を交互に断続させ、多重放電させることにより、放電期間に周期的に点火エネルギが供給され、点火プラグの火花が持続する。
【0013】
さらに、点火コイルの2次コイルのエネルギにより充電されて点火プラグに電圧を印加する電源用コンデンサが2次コイルに接続され、2次コイルのプラス放電時に上記電源用コンデンサのエネルギの放電を抑制する放電緩衝手段が電源用コンデンサに直列に接続されているので、多重放電において、マイナス放電時に電源用コンデンサに充電し、プラス放電時には電源用コンデンサの放電が抑制される。
したがって、混合気の燃焼時に電源用コンデンサと点火プラグとの間に流れるイオン電流をイオン電流検出手段により検出することで、点火プラグの電極間のイオン電流を容易に検出することができる。
ここで、イオン電流検出手段は、ツェナーダイオードと、イオン電流検出抵抗と、イオン電流検出用逆流防止手段とによって構成される。ツェナーダイオードは、一端が2次コイルに電源用コンデンサと並列に接続され、他端が接地される。イオン電流検出抵抗は、一端が放電緩衝手段を経由して電源用コンデンサに直列に接続され、他端が接地される。イオン電流検出用逆流防止手段は、放電緩衝手段およびイオン電流検出抵抗と並列に接続され、グランド側から電源用コンデンサ側への電流の逆流を防止する。また、イオン電流検出手段は、放電緩衝手段とイオン電流検出抵抗との間の電位を検出する。
これによって、プラス放電時、大部分のイオン電流はグランド側からツェナーダイオードを経由して2次コイルに流れ、プラス放電後も電源用コンデンサに電荷が蓄えられて、イオン電流を検出することができる。
さらにまた、放電緩衝手段として抵抗素子等を用いることにより、従来のイオン電流検出手段の構成要素を用いて簡単な構成で、イオン電流を検出することができる。
【0014】
本発明の請求項2記載のエンジン用点火装置によると、フェイル時において、第2のスイッチング素子制御手段により、点火時期において第2のスイッチング素子が導通/遮断され直流電源のエネルギが第2の逆流防止手段を介して点火コイルの1次コイルに供給されるので、退避走行を行うことが可能となる。したがって、フェイル時とそれ以外の通常時に一つの直流電源を用いた点火を行わせることが可能となり、簡便にフェイルセーフ機能を有するエンジン用点火装置を提供することができる。
また、第2の逆流防止手段により、フェイル時でない通常時において容量放電用コンデンサに充電されたエネルギが直流電源側に逆流するのが防止される。
【0015】
さらに、点火コイルの2次コイルのエネルギにより充電されて点火プラグに電圧を印加する電源用コンデンサが2次コイルに接続され、2次コイルのプラス放電時に上記電源用コンデンサのエネルギの放電を抑制する放電緩衝手段が電源用コンデンサに直列に接続されているので、フェイル時とそれ以外の通常時において、マイナス放電時に電源用コンデンサに充電し、プラス放電時には電源用コンデンサの放電が抑制される。したがって、混合気の燃焼時に電源用コンデンサと点火プラグとの間に流れるイオン電流をイオン電流検出手段により検出することで、点火プラグの電極間のイオン電流を容易に検出することができる。
さらにまた、放電緩衝手段として抵抗素子等を用いることにより、従来のイオン電流検出手段の構成要素を用いて簡単な構成で、イオン電流を検出することができる。
【0016】
本発明の請求項3記載のエンジン用点火装置によると、フェイル時において、第2のスイッチング素子制御手段により、点火時期において第2のスイッチング素子が導通/遮断され直流電源のエネルギが第1および第2の逆流防止手段を介して点火コイルの1次コイルに供給されるので、退避走行を行うことが可能となる。したがって、フェイル時とそれ以外の通常時に一つの直流電源を用いた点火を行わせることが可能となり、簡便にフェイルセーフ機能を有するエンジン用点火装置を提供することができる。
また、第2の逆流防止手段により、フェイル時でない通常時において容量放電用コンデンサに充電されたエネルギが直流電源側に逆流するのが防止される。
【0017】
さらに、点火コイルの2次コイルのエネルギにより充電されて点火プラグに電圧を印加する電源用コンデンサが2次コイルに接続され、2次コイルのプラス放電時に上記電源用コンデンサのエネルギの放電を抑制する放電緩衝手段が電源用コンデンサに直列に接続されているので、フェイル時とそれ以外の通常時において、マイナス放電時に電源用コンデンサに充電し、プラス放電時には電源用コンデンサの放電が抑制される。したがって、混合気の燃焼時に電源用コンデンサと点火プラグとの間に流れるイオン電流をイオン電流検出手段により検出することで、点火プラグの電極間のイオン電流を容易に検出することができる。
さらにまた、放電緩衝手段として抵抗素子等を用いることにより、従来のイオン電流検出手段の構成要素を用いて簡単な構成で、イオン電流を検出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例によるエンジン用点火装置の電気的構成を図1に示す。第1実施例の点火装置は車両に搭載されるものであって、DLI(Distributor Less Ignition )方式の点火装置である。
【0019】
図1において、バッテリ10のプラス端子とグランド間には、エネルギ蓄積コイル11とトランジスタQ1とが直列に接続されている。バッテリ10は12ボルト仕様である。エネルギ蓄積コイル11にはトランジスタQ1のオンに伴う通電によりエネルギが蓄えられる。このとき、エネルギ蓄積コイル11に流れる電流をi0とする。エネルギ蓄積コイル11とトランジスタQ1との間のa点はダイオードD1を介して容量放電用コンデンサとしてのコンデンサ12に接続されている。コンデンサ12はエネルギ蓄積コイル11に蓄えられたエネルギにより充電される。
【0020】
また、ダイオードD1とコンデンサ12との間のb点とグランド間には、第1気筒用点火コイル13の1次コイル14とトランジスタQ11と電流検出用抵抗16が直列に接続されている。そして、トランジスタQ11をオン/オフさせてコンデンサ12に充電されたエネルギを点火コイル13の1次コイル14に供給することが可能である。このとき、1次コイル14に流れる電流(1次電流)をi1とする。点火コイル13の2次コイル15には図示しない第1気筒用点火プラグが接続されている。1次コイル14の通電に伴い2次コイル15に電流(2次電流)i2が流れる。
【0021】
2次コイル15の反第1気筒用点火プラグ側の端部はツェナーダイオード38を介して接地されている。また、ツェナーダイオード38には電源用コンデンサ40が並列に接続され、電源用コンデンサ40には抵抗42およびイオン電流検出抵抗41が直列に接続されている。さらに、抵抗42およびイオン電流検出抵抗41にはダイオード39が並列に接続されている。電源用コンデンサ40とイオン電流検出抵抗41との間の電位は抵抗42を介して増幅回路43に入力されて増幅される。
【0022】
同様に、前述のb点とグランド間には、第2気筒用点火コイル17の1次コイル18とトランジスタQ12と電流検出用抵抗20が直列に接続されている。点火コイル17の2次コイル19には図示しない第2気筒用点火プラグが接続されている。また、2次コイル19の反第2気筒用点火プラグ側の端部はツェナーダイオード58を介して接地されている。ツェナーダイオード58には電源用コンデンサ60が並列に接続され、電源用コンデンサ60には抵抗62およびイオン電流検出抵抗61が直列に接続されている。抵抗62およびイオン電流検出抵抗61にはダイオード59が並列に接続されている。電源用コンデンサ60とイオン電流検出抵抗61との間の電位は抵抗62を介して増幅回路43に入力されて増幅される。
【0023】
なお、図1においては、第2気筒用の点火コイル17、トランジスタQ12、電流検出用抵抗20、電源用コンデンサ60、抵抗62、ツェナーダイオード58、ダイオード59およびイオン電流検出抵抗61を示したが、エンジン気筒数分の点火コイル・トランジスタ・抵抗・コンデンサ・ダイオード等が用意されている。
【0024】
一方、電子制御ユニット(ECU;Electronic Control Unit)21は、各種センサからの信号を入力してエンジンの状態(吸入空気量、回転数、冷却水温など)を検知することが可能である。そして、ECU21はそのときのエンジン状態に応じた最適な点火時期を決定する。また、ECU21には駆動回路22が接続され、ECU21は駆動回路22に対し気筒判別信号IGtと放電区間信号IGwを出力する。スイッチング素子制御手段としての駆動回路22には前述の各トランジスタQ1、Q11およびQ12が接続され、トランジスタQ1に駆動信号Aを出力し、トランジスタQ11に第1気筒用駆動信号B#1を出力し、トランジスタQ12に第2気筒用駆動信号B#2をそれぞれ出力する。
【0025】
また、ECU21は、電流検出用抵抗16での両端子間の印加電圧(α1点での電圧)をモニタしている。同様に、ECU21は、第1気筒以外の他の気筒に対応する電流検出用抵抗20での両端子間の印加電圧(α2点での電圧)をモニタしている。電流検出用抵抗16および20での両端子間の印加電圧は1次電流i1に応じたものである。
【0026】
このように、直流電源としてのバッテリ10と、エネルギ蓄積コイル11と、第1のスイッチング素子としてのトランジスタQ1とを含む第1の直列回路が形成されるとともに、エネルギ蓄積コイル11に逆流防止手段としてのダイオードD1を介してコンデンサ12が接続され、さらに、コンデンサ12と、点火コイル13(17)の1次コイル14(18)と、第2のスイッチング素子としてのトランジスタQ11(Q12)とを含む第2の直列回路が形成されている。
【0027】
また、2次コイル15(19)に電源用コンデンサ40(60)が接続され、電源用コンデンサ40(60)に放電緩衝手段としての抵抗42(62)が直列に接続されている。さらに、ツェナーダイオード38(58)、ダイオード39(59)、イオン電流検出抵抗41(61)および増幅回路43がイオン電流検出手段を構成している。
【0028】
次に、上記のように構成した点火装置の作動について図2を用いて説明する。
放電区間信号IGwと、気筒判別信号IGtと、トランジスタQ1の駆動信号Aと、トランジスタQ11の駆動信号B#1と、エネルギ蓄積コイル11に流れる電流i0と、点火コイル13の1次電流i1と、2次電流i2と、図1の電源用コンデンサ40とツェナーダイオード38との間のVc点の各信号波形、電流波形および電圧波形を図2に示す。
【0029】
ECU21から駆動回路22に対し気筒判別信号IGtが出力され、同信号IGtは図2のt1〜t2の期間にHレベルとなっている。駆動回路22はこの信号IGtに同期した波形の駆動信号AをトランジスタQ1に出力する。この信号AによりトランジスタQ1がオン状態となって電流i0が徐々に大きくなり、トランジスタQ1のオフ時にエネルギ蓄積コイル11に発生した高電圧エネルギがダイオードD1を介して点火コイル13の1次コイル14に供給される。
【0030】
一方、放電区間信号IGwは図2のt2〜t3の期間にHレベルとなっており、この期間に放電が行われる。詳しくは、駆動回路22は駆動信号Aとして所定時間毎に反転する信号(t11、t12、…のタイミングで反転する信号)をトランジスタQ1に出力してオフ時にエネルギ蓄積コイル11に発生した高電圧エネルギをダイオードD1を介してコンデンサ12に蓄積する(いわゆる多重充電する)。この繰り返し動作中において、駆動回路22は駆動信号B#1として、駆動信号Aに対し相補的な信号(t2、t11、t12、…のタイミングで反転する信号)をトランジスタQ11に出力する。この信号B#1により、コンデンサ12のエネルギが点火コイル13の1次コイル14に供給され、1次電流i1の遮断時(図2のt11、t13、t15、t17のタイミング)に大きな2次電流i2(高電圧)が発生して多重点火が行われる。
【0031】
このとき、マイナス放電時(図2のt2〜t11、t12〜t13、t14〜t15、t16〜t17の期間)に火花放電電流は点火プラグの接地電極から中心電極へ流れ、2次コイル15を経て電源用コンデンサ40に充電されるとともに、ツェナーダイオード38を経由してグランド側に流れる。また、プラス放電時(図2のt11〜t12、t13〜t14、t15〜t16の期間)に抵抗42により電源用コンデンサ40の放電が抑制される。
【0032】
そして、次の点火のために、トランジスタQ1がt17のタイミングでオン状態になるとともにt18のタイミングでオフ状態となり、このt17〜t18の期間にエネルギ蓄積コイル11に発生したエネルギがコンデンサ12に蓄積される。つまり、今回の点火のための動作におけるt2〜t11の期間でのトランジスタQ11のオンにおいてはt17〜t18の期間(前回の点火のための動作)でコンデンサ12に蓄積したエネルギとt1〜t2の期間にエネルギ蓄積コイル11に発生したエネルギとが点火コイル13の1次コイル14に供給される。すなわち、図2のt2〜t11の期間における1次電流i1において、突出電流部分e1をコンデンサ12に蓄積したエネルギが受持ち、その後の緩やかな電流部分e2をt1〜t2の期間にエネルギ蓄積コイル11に発生したエネルギが受け持っている。
【0033】
火花放電終了後は、ツェナーダイオード38のツェナー電圧によって規制される電源用コンデンサ40の充電電圧によって点火プラグの電極間に電圧が印加され、混合気が燃焼する際に発生したイオンがイオン電流として点火プラグの電極間に流れる。このイオン電流は、点火プラグの中心電極から接地電極へ流れ、さらに、グランド側からイオン電流検出抵抗41および抵抗42を通って電源用コンデンサ40に流れるほか、大部分のイオン電流は、グランド側からツェナーダイオード38を通って流れる。
このとき、イオン電流検出抵抗41に流れるイオン電流の変化に応じて増幅回路43の入力電位が変化し、この増幅回路43の出力端子からイオン電流に応じた電圧のイオン電流信号が出力される。
【0034】
同様の動作が第1気筒以外の他の気筒においても行われる。つまり、駆動回路22において、気筒判別信号IGtにて気筒を判別してトランジスタQ11に代わるトランジスタQ12等に対し駆動信号B#2等が出力され、多重充電・多重点火が行われる。そして火花放電終了後、イオン電流検出抵抗61に流れるイオン電流の変化に応じて増幅回路43の入力電位が変化し、この増幅回路43の出力端子からイオン電流に応じた電圧のイオン電流信号が出力される。
【0035】
このように、第1のスイッチング素子制御手段としての駆動回路22は、トランジスタQ1をオン/オフ(導通/遮断)状態にしてエネルギ蓄積コイル11に蓄えられたエネルギによりコンデンサ12を充電するとともに、点火時期においてトランジスタ(Q11等)をオン/オフ状態にしてコンデンサ12に充電されたエネルギを点火コイル(13等)の1次コイル(14等)に供給し、これにより、点火動作が行われる。詳しくは、駆動回路22は、気筒判別信号IGtと放電区間信号IGwを入力して、対象気筒に対し所定の放電区間においてトランジスタQ1を連続してオン/オフ状態にしてコンデンサ12を多重充電するとともに、トランジスタ(Q11等)をトランジスタQ1とは相補的に動作させて多重点火する。その後、混合気の燃焼時に点火プラグの電極間のイオン電流を検出する。
【0036】
以上説明した第1実施例においては、前回の点火時期においてコンデンサ12に蓄えられたエネルギと、エネルギ蓄積コイル11に蓄えられたエネルギとが点火コイル(13等)の1次コイル(14等)に供給されるとともに、2次コイル(15等)に点火用高電圧が印加され、点火プラグが火花を発生する。
また、その後の所定の放電期間にトランジスタ(Q1およびQ11等)を交互に断続させ、多重放電させることにより、放電期間に周期的に点火エネルギが供給され、点火プラグの火花が持続する。
【0037】
さらに、点火コイル13(17)の2次コイル15(19)のエネルギにより充電されて点火プラグに電圧を印加する電源用コンデンサ40(60)が2次コイル15(19)に接続され、2次コイル15(19)のプラス放電時に電源用コンデンサ40(60)のエネルギの放電を抑制する抵抗42(62)が電源用コンデンサ40(60)に直列に接続されているので、多重放電において、マイナス放電時に電源用コンデンサ40(60)に充電し、プラス放電時には電源用コンデンサ40(60)の放電が抑制される。したがって、混合気の燃焼時に電源用コンデンサ40(60)と点火プラグとの間に流れるイオン電流をイオン電流検出抵抗41により検出することで、点火プラグの電極間のイオン電流を容易に検出することができる。
さらにまた、従来のイオン電流検出回路の構成要素を用いて構成のみを変更するだけで、簡便にイオン電流を検出することができる。
【0038】
(第2実施例)
第2実施例を図3に示す。図1に示す第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
第2実施例においては、図3に示すように、バッテリ10とエネルギ蓄積コイル11との間のc点とb点との間にトランジスタQ21とダイオードD2が直列に接続されている。駆動回路22にはトランジスタQ21が接続され、トランジスタQ21に切替用駆動信号SG1を出力する。ECU21は、点火動作の際のモニタ電圧(1次電流i1)が所定値に達しない状況が所定回連続して発生するとフェイルが発生したと判定する。
【0039】
このように、バッテリ10とエネルギ蓄積コイル11とダイオードD1と点火コイルの1次コイル14(18)とトランジスタQ11(Q12)とを含む直列回路におけるエネルギ蓄積コイル11とダイオードD1に対し第2の逆流防止手段としてのダイオードD2が並列接続されている。
【0040】
次に、上記のように構成した点火装置の作動について図4を用いて説明する。なお、フェイル時以外の通常時の作動は図2に示す第1実施例と同様であるので説明を省略する。
図4には、フェイル時での各信号波形、電流波形および電圧波形を示す。ECU21は電流検出用抵抗16および20を用いた電圧モニタにてフェイルが発生したことを検出すると、それまでの通常モードからフェールセーフモードに切り替える。
【0041】
フェールセーフモードにおいて、まず、ECU21は、図4のt20のタイミングで、駆動信号SG1をHレベルにしてトランジスタQ21をオン状態にするとともに、駆動回路22への信号として、放電区間信号IGwの出力レベルをそれまでの最大5ボルトから12ボルトに切り替える。駆動回路22は、放電区間信号IGwの入力ポート(図3のP1で示す)の電圧をモニタしており、12ボルトに切り替わると、フェールセーフモードであると判断して気筒判別信号IGtを気筒毎に振り分けて信号B#1およびB#2として出力する。この信号B#1およびB#2にてトランジスタQ11およびQ12がオン/オフ状態になる。すなわち、第1気筒において、図4のt21のタイミングでトランジスタQ11をオン状態にし、t22のタイミングでオフ状態にする。このトランジスタQ11のオン時に、バッテリ10から点火コイル13の1次コイル14に対しダイオードD2を介してエネルギが供給され、点火コイル13の1次電流i1の遮断時(図4のt22のタイミング)に大きな2次電流i2(高電圧)が発生し点火に供される。以下同様に、例えば、第2気筒に対しては、図4のt23のタイミングでトランジスタQ12をオン状態にし、t24のタイミングでオフ状態にして点火が行われる。
【0042】
このように、エネルギ蓄積コイル11やトランジスタQ1やダイオードD1やコンデンサ12が故障したりそれら部品の配線に異常が発生したといったフェイルが発生したときには、第2のスイッチング素子制御手段としての駆動回路22は、点火時期においてトランジスタQ11(Q12)をオン/オフ(導通/遮断)状態にしてバッテリ10のエネルギをダイオードD2を介して点火コイル13(17)の1次コイル14(18)に供給する。これにより、退避走行を行うことが可能となる。また、ダイオードD2によりフェイル時でない通常時においてコンデンサ12に充電されたエネルギがバッテリ10側に逆流するのが防止される。
【0043】
このようにして、フェイル時に機関停止に至る点火通電経路に対するバイパス経路を用いてバッテリ10のエネルギにて点火コイル13(17)を作動させることにより、退避走行を行うことができる。その結果、フェイル時とそれ以外の通常時に一つのバッテリ10を用いた点火を行わせることができ、より簡素な構成にてフェイルセーフ機能を有するエンジン用点火装置とすることができる。
【0044】
特に駆動回路22は、フェイル時において、トランジスタQ21をそれまでの遮断状態から導通状態に切り替えるので、フェイル時でない通常時に、バッテリ10からダイオードD2を介した点火コイル13(17)の1次コイル14(18)へのエネルギ供給経路を確実に遮断することができる。
【0045】
さらに、点火コイル13(17)の2次コイル15(19)のエネルギにより充電されて点火プラグに電圧を印加する電源用コンデンサ40(60)が2次コイル15(19)に接続され、2次コイル15(19)のプラス放電時に電源用コンデンサ40(60)のエネルギの放電を抑制する抵抗42(62)が電源用コンデンサ40(60)に直列に接続されているので、通常時においては、マイナス放電時に電源用コンデンサ40(60)に充電し、フェイル時においては、トランジスタQ11(Q12)のオン時に電源用コンデンサ40(60)に充電し、プラス放電時には電源用コンデンサ40(60)の放電が抑制される。したがって、混合気の燃焼時に電源用コンデンサ40(60)と点火プラグとの間に流れるイオン電流をイオン電流検出抵抗41により検出することで、点火プラグの電極間のイオン電流を容易に検出することができる。
【0046】
さらにまた、駆動回路22は、フェイル時において気筒判別信号IGtを入力して、当該気筒判別信号IGtに同期してトランジスタQ11(Q12)をオン/オフ状態にするようにしたので、フェイル時に特別の信号を生成することなく容易にトランジスタQ11(Q12)を制御することができる。
【0047】
さらにまた、フェイルセーフモード時には未使用となる放電区間信号IGwにおける信号レベルを切り替えることによりモード切替惰報を伝達するようにしたので、フェイルセーフモード時に未使用となる信号を有効に活用してモード切替情報の伝達を行うことができる。
なお、図3に示す第2実施例においては、バイパス経路にトランジスタQ21とダイオードD2を設けたが、本発明においては、ダイオードD2のみを設けてもよい。
【0048】
(第3実施例)
第3実施例を図5に示す。図1に示す第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
第3実施例においては、図5に示すように、エネルギ蓄積コイル11に対し第2の逆流防止手段としてのダイオードD20およびトランジスタQ210を並列に接続し、駆動回路22により、フェイル時に点火時期においてトランジスタQ11をオン/オフ状態にしてバッテリ10のエネルギをタイオードD1およひD20を介して点火コイルの1次コイル14(18)に供給するようにしている。この場合、ダイオードD20によりフェイル時でない通常時においてエネルギ蓄積コイル11に蓄えられたエネルギがバッテリ10側に逆流するのが防止される。
【0049】
上記第3実施例においても、図3に示す第2実施例と同様の効果を得ることができる。なお、第3実施例においては、図4に示す第2実施例に比べてダイオードD1が故障した場合にはフェイルに対処できないので、図5に示す第3実施例のダイオードD1として耐圧を高くする等の対策を講じておくことが望ましい。
【0050】
また、図5に示す第3実施例のダイオードD20を含む並列回路の途中に設けたトランジスタQ210を駆動回路22により、フェイル時において、それまでの遮断状態から導通状態に切り替える。これにより、フェイル時でない通常時に、バッテリ10からダイオードD1およびD20を介した点火コイル13(17)の1次コイル14(18)ヘのエネルギ供給経路を確実に遮断することができる。
なお、第3実施例においては、バイパス経路にトランジスタQ210とダイオードD20を設けたが、本発明においては、ダイオードD20のみを設けてもよい。
【0051】
以上説明した本発明の複数の実施例でのトランジスタQ1、Q11、Q12、Q21およびQ210として、バイポーラトランジスタ、FET(好ましくはPチャネルMOSFET)、IGBTのいずれを用いてもよく、スイッチング素子であれば何を採用してもよい。
また、第2および第3実施例では、フェイルの検出は抵抗16および20を用いた1次電流i1のモニタにより行う場合を示したが、これに限らず他の方式、例えばイオン電流をモニタする方式等を用いてもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるエンジン用点火装置を示す電気的構成図である。
【図2】本発明の第1実施例によるエンジン用点火装置の信号波形、電流波形および電圧波形を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例によるエンジン用点火装置を示す電気的構成図である。
【図4】本発明の第2実施例によるエンジン用点火装置のフェイル時における信号波形、電流波形および電圧波形を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例によるエンジン用点火装置を示す電気的構成図である。
【図6】従来技術によるエンジン用点火装置を示す電気的構成図である。
【図7】従来技術によるエンジン用点火装置の信号波形、電流波形および電圧波形を示す図である。
【符号の説明】
10 バッテリ(直流電源)
11 エネルギ蓄積コイル
12 コンデンサ(容量放電用コンデンサ)
13、17 点火コイル
14、18 1次コイル
15、19 2次コイル
16、20 電流検出用抵抗
21 ECU
22 駆動回路(第1のスイッチング素子制御手段、第2のスイッチング素子制御手段)
38、58 ツェナーダイオード(イオン電流検出手段)
39、59 ダイオード(イオン電流検出手段)
40、60 電源用コンデンサ
41、61 イオン電流検出抵抗(イオン電流検出手段)
42、62 抵抗(放電緩衝手段)
43 増幅回路
Q1 トランジスタ(第1のスイッチング素子)
Q11、Q12 トランジスタ(第2のスイッチング素子)
Q21、Q210 トランジスタ
D1 ダイオード(第1の逆流防止手段)
D2、D20 ダイオード(第2の逆流防止手段)
IGt 気筒判別信号
IGW 放電区問信号[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an ignition device for an internal combustion engine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a circuit that focuses on ions generated by the ionizing action of an air-fuel mixture during combustion of an internal combustion engine (hereinafter referred to as an “internal combustion engine”) and detects the ion current has been proposed. As this type of ion current detection circuit, those disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 7-217519 and 9-317619 are known.
[0003]
FIG. 6 shows an example of an engine ignition device using the conventional ion current detection circuit. One end of the
[0004]
In this engine ignition device, during engine operation, the
[0005]
At this time, the spark discharge current flows from the
[0006]
After the spark discharge is finished, a voltage is applied between the
[0007]
The input potential of the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in recent years, a multiple discharge type engine ignition device has been developed in which a capacitive discharge type ignition device and an induction discharge type ignition device are combined to perform multiple discharge at the ignition discharge timing.
As an ignition device of this type, for example, in an ignition device disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-15659, the energy stored in the energy storage coil and the energy charged in the capacitor for capacity discharge at the ignition timing are the ignition coil. The spark plug generates sparks. In addition, energy is periodically supplied to the spark plug by the energy storage coil in a predetermined discharge section from the timing when ignition is started, and multiple discharge is performed, and the spark is sustained. Such a multi-discharge type engine ignition device is characterized in that a discharge interruption is less likely to occur as compared with a single discharge type ignition device.
[0009]
In the above multi-discharge type engine ignition device, the energy stored in the capacitor for capacity discharge at the ignition timing and the energy stored in the energy storage coil are supplied to the primary coil of the ignition coil to ignite the secondary coil. After the high voltage is applied, the first and second switching elements are alternately interrupted during a predetermined discharge period, and the current on the secondary coil side is changed to plus / minus to realize continuous multiple discharge.
[0010]
However, since this method is merely an AC ignition circuit and does not consider the detection of ion current, simply using the ion detection circuit shown in FIG. 6 can perform multiplexing as shown in FIG. 7B. The last discharge of the discharge becomes a positive discharge, and the voltage Vc charged at the time of the negative discharge is discharged immediately via the Zener
[0011]
The present invention has been made to solve such a problem, and an object thereof is to provide an engine ignition device that easily detects an ionic current between electrodes of a spark plug with a simple configuration.
Another object of the present invention is to provide an engine ignition device capable of detecting an ionic current even in a single discharge during a failure.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
According to the engine ignition device of the first aspect of the present invention, the first switching element is turned on / off, and the capacitor for discharging the capacity is charged by the energy stored in the energy storage coil. The energy that is charged / cut off by the switching element and supplied to the capacitor for discharging the capacitance is supplied to the primary coil of the ignition coil. For this reason, the energy stored in the capacitor for capacity discharge and the energy stored in the energy storage coil at the previous ignition timing are supplied to the primary coil of the ignition coil, and the ignition high voltage is applied to the secondary coil. When applied, the spark plug generates a spark.
Further, the first and second switching elements are alternately intermittently interrupted during a predetermined discharge period thereafter, and multiple discharges are performed, whereby ignition energy is periodically supplied during the discharge period and the spark of the spark plug is sustained.
[0013]
Further, a power supply capacitor that is charged by the energy of the secondary coil of the ignition coil and applies a voltage to the spark plug is connected to the secondary coil, and the discharge of the energy of the power supply capacitor is suppressed when the secondary coil is positively discharged. Since the discharge buffer means is connected in series with the power supply capacitor, in multiple discharge, the power supply capacitor is charged during negative discharge, and discharge of the power supply capacitor is suppressed during positive discharge.
Therefore, the ion current between the electrodes of the spark plug can be easily detected by detecting the ion current flowing between the power supply capacitor and the spark plug during the combustion of the air-fuel mixture by the ion current detecting means.
Here, the ion current detection means is constituted by a Zener diode, an ion current detection resistor, and an ion current detection backflow prevention means. One end of the Zener diode is connected to the secondary coil in parallel with the power supply capacitor, and the other end is grounded. One end of the ionic current detection resistor is connected in series to the power supply capacitor via the discharge buffer means, and the other end is grounded. The ion current detection backflow prevention means is connected in parallel with the discharge buffer means and the ion current detection resistor, and prevents a backflow of current from the ground side to the power supply capacitor side. The ionic current detection means detects the potential between the discharge buffer means and the ionic current detection resistor.
As a result, during positive discharge, most of the ionic current flows from the ground side via the Zener diode to the secondary coil, and even after positive discharge, the electric charge is stored in the power supply capacitor so that the ionic current can be detected. .
Furthermore, by using a resistance element or the like as the discharge buffer means, the ion current can be detected with a simple configuration using the components of the conventional ion current detection means.
[0014]
According to the engine ignition device of the second aspect of the present invention, at the time of failure, the second switching element control means makes the second switching element conductive / interrupted at the ignition timing, and the energy of the DC power source is the second reverse flow. Since it is supplied to the primary coil of the ignition coil via the prevention means, it is possible to perform retreat travel. Therefore, it is possible to perform ignition using one DC power source at the time of failure and other normal times, and an engine ignition device having a fail-safe function can be provided easily.
In addition, the second backflow prevention means prevents the energy charged in the capacitor for discharging the capacitor from flowing back to the DC power source side in a normal time that is not a failure.
[0015]
Further, a power supply capacitor that is charged by the energy of the secondary coil of the ignition coil and applies a voltage to the spark plug is connected to the secondary coil, and the discharge of the energy of the power supply capacitor is suppressed when the secondary coil is positively discharged. Since the discharge buffering means is connected in series with the power supply capacitor, the power supply capacitor is charged during negative discharge during a failure and other normal times, and discharge of the power supply capacitor is suppressed during positive discharge. Therefore, the ion current between the electrodes of the spark plug can be easily detected by detecting the ion current flowing between the power supply capacitor and the spark plug during the combustion of the air-fuel mixture by the ion current detecting means.
Furthermore, by using a resistance element or the like as the discharge buffer means, the ion current can be detected with a simple configuration using the components of the conventional ion current detection means.
[0016]
According to the engine ignition device of the third aspect of the present invention, at the time of failure, the second switching element control means turns on / off the second switching element at the ignition timing, and the energy of the DC power source is the first and first. Since it is supplied to the primary coil of the ignition coil via the two backflow prevention means, it is possible to perform retreat travel. Therefore, it is possible to perform ignition using one DC power source at the time of failure and other normal times, and an engine ignition device having a fail-safe function can be provided easily.
In addition, the second backflow prevention means prevents the energy charged in the capacitor for discharging the capacitor from flowing back to the DC power source side in a normal time that is not a failure.
[0017]
Further, a power supply capacitor that is charged by the energy of the secondary coil of the ignition coil and applies a voltage to the spark plug is connected to the secondary coil, and the discharge of the energy of the power supply capacitor is suppressed when the secondary coil is positively discharged. Since the discharge buffering means is connected in series with the power supply capacitor, the power supply capacitor is charged during negative discharge during a failure and other normal times, and discharge of the power supply capacitor is suppressed during positive discharge. Therefore, the ion current between the electrodes of the spark plug can be easily detected by detecting the ion current flowing between the power supply capacitor and the spark plug during the combustion of the air-fuel mixture by the ion current detecting means.
Furthermore, by using a resistance element or the like as the discharge buffer means, the ion current can be detected with a simple configuration using the components of the conventional ion current detection means.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a plurality of examples showing embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 shows the electrical configuration of the engine ignition device according to the first embodiment of the present invention. The ignition device of the first embodiment is mounted on a vehicle and is a DLI (Distributor Less Ignition) type ignition device.
[0019]
In FIG. 1, an
[0020]
A
[0021]
The end of the
[0022]
Similarly, the
[0023]
In FIG. 1, the
[0024]
On the other hand, an electronic control unit (ECU) 21 can detect the state of the engine (intake air amount, rotation speed, cooling water temperature, etc.) by inputting signals from various sensors. Then, the
[0025]
Further, the
[0026]
Thus, the first series circuit including the
[0027]
Further, a power supply capacitor 40 (60) is connected to the secondary coil 15 (19), and a resistor 42 (62) as a discharge buffer means is connected in series to the power supply capacitor 40 (60). Further, the Zener diode 38 (58), the diode 39 (59), the ion current detection resistor 41 (61), and the
[0028]
Next, the operation of the ignition device configured as described above will be described with reference to FIG.
Discharge section signal IGw, cylinder discrimination signal IGt, drive signal A of transistor Q1, drive
[0029]
A cylinder discrimination signal IGt is output from the
[0030]
On the other hand, the discharge section signal IGw is at the H level during the period from t2 to t3 in FIG. 2, and discharge is performed during this period. Specifically, the
[0031]
At this time, the spark discharge current flows from the ground electrode of the spark plug to the center electrode during the negative discharge (periods t2 to t11, t12 to t13, t14 to t15, and t16 to t17 in FIG. The
[0032]
Then, for the next ignition, the transistor Q1 is turned on at the timing t17 and turned off at the timing t18. The energy generated in the
[0033]
After the spark discharge is finished, a voltage is applied between the electrodes of the ignition plug by the charging voltage of the
At this time, the input potential of the
[0034]
Similar operations are performed in cylinders other than the first cylinder. That is, in the
[0035]
In this way, the
[0036]
In the first embodiment described above, the energy stored in the
In addition, the transistors (Q1 and Q11, etc.) are alternately intermittently connected during a predetermined discharge period thereafter, and multiple discharges are performed, so that ignition energy is periodically supplied during the discharge period, and the spark of the spark plug is sustained.
[0037]
Further, a power supply capacitor 40 (60) that is charged by the energy of the secondary coil 15 (19) of the ignition coil 13 (17) and applies a voltage to the spark plug is connected to the secondary coil 15 (19). Since the resistor 42 (62) that suppresses the discharge of energy of the power supply capacitor 40 (60) at the time of positive discharge of the coil 15 (19) is connected in series with the power supply capacitor 40 (60), it is negative in multiple discharge. The power supply capacitor 40 (60) is charged during discharging, and the discharge of the power supply capacitor 40 (60) is suppressed during positive discharge. Therefore, the ion current between the electrodes of the spark plug can be easily detected by detecting the ion current flowing between the power supply capacitor 40 (60) and the spark plug by the ion
Furthermore, the ion current can be detected simply by changing only the configuration using the components of the conventional ion current detection circuit.
[0038]
(Second embodiment)
A second embodiment is shown in FIG. Components that are substantially the same as those of the first embodiment shown in FIG.
In the second embodiment, as shown in FIG. 3, a transistor Q21 and a diode D2 are connected in series between a point c and a point b between the
[0039]
In this way, the second reverse flow with respect to the
[0040]
Next, the operation of the ignition device configured as described above will be described with reference to FIG. Since the normal operation other than the failure is the same as that of the first embodiment shown in FIG.
FIG. 4 shows signal waveforms, current waveforms, and voltage waveforms at the time of failure. When the
[0041]
In the fail safe mode, first, the
[0042]
As described above, when a failure occurs such that the
[0043]
Thus, the retreat travel can be performed by operating the ignition coil 13 (17) with the energy of the
[0044]
In particular, the
[0045]
Further, a power supply capacitor 40 (60) that is charged by the energy of the secondary coil 15 (19) of the ignition coil 13 (17) and applies a voltage to the spark plug is connected to the secondary coil 15 (19). Since the resistor 42 (62) that suppresses the discharge of energy of the power supply capacitor 40 (60) during the plus discharge of the coil 15 (19) is connected in series with the power supply capacitor 40 (60), The power supply capacitor 40 (60) is charged during negative discharge, the power supply capacitor 40 (60) is charged when the transistor Q11 (Q12) is turned on during failure, and the power supply capacitor 40 (60) is discharged during positive discharge. Is suppressed. Therefore, the ion current between the electrodes of the spark plug can be easily detected by detecting the ion current flowing between the power supply capacitor 40 (60) and the spark plug by the ion
[0046]
Furthermore, the
[0047]
Furthermore, since the mode switching information is transmitted by switching the signal level in the discharge section signal IGw that is not used at the time of the fail safe mode, the mode switching information is effectively utilized by the signal that is not used at the time of the fail safe mode. Can be communicated.
In the second embodiment shown in FIG. 3, the transistor Q21 and the diode D2 are provided in the bypass path. However, in the present invention, only the diode D2 may be provided.
[0048]
(Third embodiment)
A third embodiment is shown in FIG. Components that are substantially the same as those of the first embodiment shown in FIG.
In the third embodiment, as shown in FIG. 5, a diode D20 as a second backflow prevention means and a transistor Q210 are connected in parallel to the
[0049]
In the third embodiment, the same effect as that of the second embodiment shown in FIG. 3 can be obtained. In the third embodiment, since the failure cannot be dealt with when the diode D1 fails as compared with the second embodiment shown in FIG. 4, the breakdown voltage is increased as the diode D1 of the third embodiment shown in FIG. It is desirable to take such measures.
[0050]
Also, the transistor Q210 provided in the middle of the parallel circuit including the diode D20 of the third embodiment shown in FIG. 5 is switched from the previous cut-off state to the conductive state by the
In the third embodiment, the transistor Q210 and the diode D20 are provided in the bypass path. However, in the present invention, only the diode D20 may be provided.
[0051]
As the transistors Q1, Q11, Q12, Q21, and Q210 in the embodiments described above, any of bipolar transistors, FETs (preferably P-channel MOSFETs), and IGBTs may be used. Any may be adopted.
In the second and third embodiments, the failure detection is performed by monitoring the primary current i 1 using the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an electrical configuration diagram showing an engine ignition device according to a first embodiment of the present invention;
FIG. 2 is a diagram showing a signal waveform, a current waveform, and a voltage waveform of the engine ignition device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an electrical configuration diagram illustrating an engine ignition device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a signal waveform, a current waveform, and a voltage waveform at the time of failure of the engine ignition device according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an electrical configuration diagram showing an engine ignition device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an electrical configuration diagram showing an engine ignition device according to the prior art.
FIG. 7 is a diagram showing signal waveforms, current waveforms, and voltage waveforms of an engine ignition device according to the prior art.
[Explanation of symbols]
10 Battery (DC power supply)
11
13, 17
22 Drive circuit (first switching element control means, second switching element control means)
38, 58 Zener diode (Ion current detection means)
39, 59 Diode (ion current detection means)
40, 60
42, 62 Resistance (discharge buffering means)
43 Amplifier circuit Q1 transistor (first switching element)
Q11, Q12 Transistor (second switching element)
Q21, Q210 Transistor D1 Diode (first backflow prevention means)
D2, D20 diode (second backflow prevention means)
IGt Cylinder identification signal IGW Discharge zone signal
Claims (3)
前記エネルギ蓄積コイルに逆流防止手段を介して接続される容量放電用コンデンサ、点火コイルの1次コイル、ならびに第2のスイッチング素子を含む第2の直列回路と、
前記第1のスイッチング素子を導通/遮断させて前記エネルギ蓄積コイルに蓄えられたエネルギにより前記容量放電用コンデンサを充電し、点火時期において前記第2のスイッチング素子を導通/遮断させて前記容量放電用コンデンサに充電されたエネルギを前記1次コイルに供給するためのスイッチング素子制御手段と、
前記点火コイルの2次コイルに接続され、前記2次コイルのエネルギにより充電されて内燃機関の点火プラグに電圧を印加する電源用コンデンサと、
前記電源用コンデンサに直列に接続され、前記2次コイルのプラス放電時に前記電源用コンデンサのエネルギの放電を抑制する放電緩衝手段と、
混合気の燃焼時に前記電源用コンデンサと前記点火プラグとの間に流れるイオン電流を検出するイオン電流検出手段とを備え、
前記イオン電流検出手段は、
一端が前記点火コイルの2次コイルに前記電源用コンデンサと並列に接続され、他端が接地されるツェナーダイオードと、
一端が前記放電緩衝手段を介して前記電源用コンデンサに直列に接続され、他端が接地されるイオン電流検出抵抗と、
前記放電緩衝手段および前記イオン電流検出抵抗と並列に接続され、グランド側から前記電源用コンデンサ側への電流の逆流を防止するイオン電流検出用逆流防止手段とによって構成され、
前記放電緩衝手段と前記イオン電流検出抵抗との間の電位を検出することを特徴とする内燃機関用点火装置。A first series circuit including a DC power source, an energy storage coil and a first switching element;
A second series circuit including a capacitive discharge capacitor connected to the energy storage coil via backflow prevention means, a primary coil of an ignition coil, and a second switching element;
The first switching element is turned on / off to charge the capacitor discharging capacitor with the energy stored in the energy storage coil, and the second switching element is turned on / off at the ignition timing to discharge the capacity discharging capacitor. Switching element control means for supplying energy charged in the capacitor to the primary coil;
A power supply capacitor connected to the secondary coil of the ignition coil and charged by the energy of the secondary coil to apply a voltage to the ignition plug of the internal combustion engine;
Discharge buffer means connected in series to the power supply capacitor, and suppressing the discharge of energy of the power supply capacitor during the positive discharge of the secondary coil;
With said power supply capacitor during combustion of the mixture and the ion current detecting means for detecting an ion current flowing between the spark plug,
The ion current detection means includes
A Zener diode having one end connected to the secondary coil of the ignition coil in parallel with the power supply capacitor and the other end grounded;
An ionic current detection resistor having one end connected in series to the power supply capacitor via the discharge buffer means and the other end grounded;
The discharge buffer means and the ion current detection resistor are connected in parallel, and constituted by ion current detection backflow prevention means for preventing a backflow of current from the ground side to the power supply capacitor side,
An ignition device for an internal combustion engine , wherein a potential between the discharge buffer means and the ion current detection resistor is detected .
前記エネルギ蓄積コイルに第1の逆流防止手段を介して接続される容量放電用コンデンサ、点火コイルの1次コイル、ならびに第2のスイッチング素子を含む第2の直列回路と、
前記第1のスイッチング素子を導通/遮断させて前記エネルギー蓄積コイルに蓄えられたエネルギにより前記容量放電用コンデンサを充電し、点火時期において前記第2のスイッチング素子を導通/遮断させて前記容量放電用コンデンサに充電されたエネルギを前記1次コイルに供給するための第1のスイッチング素子制御手段と、
前記直流電源、前記エネルギ蓄積コイル、前記第1の逆流防止手段、前記1次コイルおよび前記第2のスイッチング素子を含む直列回路における前記エネルギ蓄積コイルおよび前記第1の逆流防止手段に対し並列に接続される第2の逆流防止手段と、
フェイル時に点火時期において前記第2のスイッチング素子を導通/遮断させて前記直流電源のエネルギを前記第2の逆流防止手段を介して前記1次コイルに供給するための第2のスイッチング素子制御手段と、
前記点火コイルの2次コイルに接続され、前記2次コイルのエネルギにより充電されて内燃機関の点火プラグに電圧を印加する電源用コンデンサと、
前記電源用コンデンサに直列に接続され、前記2次コイルのプラス放電時に前記電源用コンデンサのエネルギの放電を抑制する放電緩衝手段と、
混合気の燃焼時に前記電源用コンデンサと前記点火プラグとの間に流れるイオン電流を検出するイオン電流検出手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関用点火装置。A first series circuit including a DC power source, an energy storage coil and a first switching element;
A second series circuit including a capacitive discharge capacitor connected to the energy storage coil via first backflow prevention means, a primary coil of an ignition coil, and a second switching element;
The first switching element is turned on / off to charge the capacitor discharging capacitor with the energy stored in the energy storage coil, and the second switching element is turned on / off at the ignition timing to discharge the capacity discharging capacitor. First switching element control means for supplying energy charged in the capacitor to the primary coil;
Connected in parallel to the energy storage coil and the first backflow prevention means in a series circuit including the DC power source, the energy storage coil, the first backflow prevention means, the primary coil and the second switching element. Second backflow prevention means to be performed;
Second switching element control means for conducting / interrupting the second switching element at the ignition timing at the time of failure and supplying energy of the DC power source to the primary coil via the second backflow prevention means; ,
A power supply capacitor connected to the secondary coil of the ignition coil and charged by the energy of the secondary coil to apply a voltage to the ignition plug of the internal combustion engine;
Discharge buffer means connected in series to the power supply capacitor, and suppressing the discharge of energy of the power supply capacitor during the positive discharge of the secondary coil;
Ionic current detection means for detecting an ionic current flowing between the power supply capacitor and the spark plug during combustion of the air-fuel mixture;
An ignition device for an internal combustion engine comprising:
前記エネルギ蓄積コイルに第1の逆流防止手段を介して接続される容量放電用コンデンサ、点火コイルの1次コイル、ならびに第2のスイッチング素子を含む第2の直列回路と、
前記第1のスイッチング素子を導通/遮断させて前記エネルギ蓄積コイルに蓄えられたエネルギにより前記容量放電用コンデンサを充電し、点火時期において前記第2のスイッチング素子を導通/遮断させて前記容量放電用コンデンサに充電されたエネルギを前記1次コイルに供給するための第1のスイッチング素子制御手段と、
前記エネルギ蓄積コイルに対し並列に接続される第2の逆流防止手段と、
フェイル時に点火時期において前記第2のスイッチング素子を導通/遮断させて前記直流電源のエネルギを前記第1および第2の逆流防止手段を介して前記1次コイルに供給するための第2のスイッチング素子制御手段と、
前記点火コイルの2次コイルに接続され、前記2次コイルのエネルギにより充電されて内燃機関の点火プラグに電圧を印加する電源用コンデンサと、
前記電源用コンデンサに直列に接続され、前記2次コイルのプラス放電時に前記電源用コンデンサのエネルギの放電を抑制する放電緩衝手段と、
混合気の燃焼時に前記電源用コンデンサと前記点火プラグとの間に流れるイオン電流を検出するイオン電流検出手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関用点火装置。A first series circuit including a DC power source, an energy storage coil and a first switching element;
A second series circuit including a capacitive discharge capacitor connected to the energy storage coil via first backflow prevention means, a primary coil of an ignition coil, and a second switching element;
The first switching element is turned on / off to charge the capacitor discharging capacitor with the energy stored in the energy storage coil, and the second switching element is turned on / off at the ignition timing to discharge the capacity discharging capacitor. First switching element control means for supplying energy charged in the capacitor to the primary coil;
Second backflow prevention means connected in parallel to the energy storage coil;
Second switching element for conducting / interrupting the second switching element at the ignition timing at the time of failure and supplying energy of the DC power source to the primary coil via the first and second backflow prevention means Control means;
A power supply capacitor connected to the secondary coil of the ignition coil and charged by the energy of the secondary coil to apply a voltage to the ignition plug of the internal combustion engine;
Discharge buffer means connected in series to the power supply capacitor, and suppressing the discharge of energy of the power supply capacitor during the positive discharge of the secondary coil;
Ionic current detection means for detecting an ionic current flowing between the power supply capacitor and the spark plug during combustion of the air-fuel mixture;
An ignition device for an internal combustion engine comprising:
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