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JP4497648B2 - 複合弾性糸及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合弾性糸に関し、さらに詳しくは伸縮性能があり被覆性が高く、且つ、嵩高性が良好なスパン調の風合いと外観を有する複合弾性糸、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ギラツキやメタリック光沢の少ないスパン調風合いと外観、嵩高さを持った複合弾性糸を得るには、スパンライク加工糸の使用が重要であり、弾性糸にスパンライク加工糸をカバリングすることが一般的に行われている。
従来、伸縮性を有するスパンライク加工糸を製造する方法として、例えば、特開昭60−2736号公報に、予め延伸した弾性糸と非弾性フィラメントから成る捲縮糸とを同時に流体処理ノズルにて交絡複合する方法が開示されている。
【0003】
また、特開平6−316826号公報には、延伸状態の弾性糸を芯糸とし、その周りに、イオン性染料に不染性のエステル捲縮糸を中間層にして、その外層にイオン性染料に可染性のエステル捲縮糸を配して交互撚糸状に巻き付け、弾性糸と中間層との間、および中間層と外層との間には各フィラメントが互いに攪乱気流により、交絡度60〜120ケ/mの交絡を付与後、延伸同時仮撚する方法が開示されている。
【0004】
しかし、これらの方法はいずれも、弾性糸を芯糸に用いるため伸縮性は得られるものの、単に弾性糸と捲縮糸とを攪乱気流交絡(所謂インターレース加工)するか、攪乱気流交絡後、仮撚加工する方法であって、長繊維と比較すると嵩高性は優れるものの、スパン糸との比較においては著しく嵩高性が劣り、外観風合いの面でも満足する伸長性スパンライク加工糸は得られていない。
【0005】
更に、製造工程においては、弾性糸にのみ応力が集中して糸ズレや目ムキ(弾性糸の切断、伸長斑による被覆糸のズレにより弾性糸が露出する現象)を生じ、布帛とした場合、商品の外観を損ねる等の欠点を有していた。このように弾性糸を芯糸とし非弾性糸を鞘糸とする複合糸で、充分な嵩高性を有する布帛は得られていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、伸縮性があって、糸ズレや目ムキ現象のない被覆性が高い、且つ嵩高性の豊かなスパン調の風合いと外観を有する複合弾性糸、及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決するため、弾性糸と非弾性糸とを複合する方法を鋭意検討した結果、少なくとも1種の弾性糸と少なくとも1種の非弾性フィラメントを交絡させ、複合弾性糸の表面に特定の微細ループ毛羽をもたせる事が有効であることを見出し、本発明をなすに至った。
【0008】
すなわち、本発明は下記の通りである。
(1)少なくとも1種の弾性糸(A)が芯部を、少なくとも1種の非弾性マルチフィラメントが鞘部を形成してなる複合弾性糸であって、非弾性マルチフィラメントにおいては、内層フィラメント(B)と外層フィラメント(C)が互いに交絡し、その糸長差が1.05≦C/B≦1.50であり、該複合弾性糸において(B)と(C)が実質的に均一な鞘部を形成し、複合弾性糸の表層に微細ループ毛羽を有することを特徴とする複合弾性糸。
【0009】
(2)湿熱90℃で20分処理後の伸長率が100%以上であることを特徴とする上記1記載の複合弾性糸。
(3)繊維軸方向に0.01g/dtexの荷重を加えた時、複合弾性糸表面から最も離れて突出しているループ毛羽の高さが1.2mm以内であるような微細ループ毛羽の数が1,200個/m以上であることを特徴とする上記1または2記載の複合弾性糸。
【0010】
(4)一対の給糸ローラーと一対の伸長ローラー間で伸長した弾性糸(A)と、鞘部を構成する内層フィラメント(B)及び外層フィラメント(C)を空気噴射ノズルに導くに際し、弾性糸と内層フィラメント(B)を沿わせて伸長ローラーに供給し、別途、外層フィラメント(C)を給糸することにより、(A)、(B)、(C)を共に空気ノズルに給糸してループ交絡させた後、巻き取ることを特徴とする複合弾性糸の製造方法。
【0011】
以下、本発明につき詳述する。
本発明において使用される弾性糸としては、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリエーテルエステル系、ゴム系等の弾性糸であり、例えば、ポリマーの融点が160〜240℃であるような通常のポリウレタン系弾性糸であって、乾式紡糸又は溶融紡糸したものが使用でき、ポリマーや紡糸方法には特に限定されない。
【0012】
使用される弾性糸の繊度は10〜140dtexが好ましく、破断伸度は200%〜900%のものが好ましい。なかでも、伸縮性に優れ、染色加工時のプレセット工程の通常の処理温度180℃近辺で伸縮性を損なわないポリウレタン系繊維が、得られる複合弾性糸の伸縮性能(伸長率、弾性回復率)の面からみて特に好ましい。
【0013】
本発明に使用する非弾性フィラメントは公知の長繊維が使用可能であり、例えば、ポリアミド、ポリエステル、カチオン可染ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、アセテート、レーヨン、キュプラ等の長繊維の少なくとも1種以上を用いることが出来る。
本発明に使用する非弾性フィラメントは、フィラメントの繊度(単糸繊度)が0.1〜6dtexが好ましい。鞘部の内層フィラメント(B)には比較的大きい繊度の長繊維を使用し、外層フィラメント(C)には比較的小さい繊度の長繊維を使用することが好ましく、このような繊度差を設けることにより、複合弾性糸の表面に微細なループ毛羽を数多く形成でき、通常の長繊維に見られるギラツキやメタリック光沢を抑制できる。
【0014】
内層フィラメント(B)の繊度は2〜6dtexが好ましく、外層フィラメント(C)の繊度は0.1〜3dtexが好ましい。また、これら非弾性フィラメントとして用いる繊維(フィラメントの集合体であるいわゆるヤーン)の繊度は10〜330dtexが好ましい。
非弾性フィラメントの断面形状は、丸、三角、多角、中空、自発捲縮型複合断面などの他、分割タイプの複合繊維でもよい。なお、自発捲縮型複合断面繊維とは、収縮性の異なる2成分を含み、接合した後、加熱や膨潤させるとコイル状の立体捲縮を生じるものを云い、その複合形態は並列型および偏芯鞘芯型を基本とする。
【0015】
また、酸化チタン等の艶消し剤を含有するセミダル糸、フルダル糸、また、収縮率差や糸長方向に繊度斑を有するシックアンドシン糸、およびこれらの捲縮加工糸(仮撚加工糸、ニット・デニット、摩擦加工糸など)やインターレース混繊糸を適宜複合すると、更に特徴のある複合弾性糸となる。
本発明の複合弾性糸において、弾性糸(A)の混率は3〜50wt%、好ましくは5〜40wt%である。3wt%未満では複合弾性糸の伸長回復率が十分ではなく、50wt%を越えると被覆性が不足する傾向がある。
【0016】
内層フィラメント(B)と外層フィラメント(C)の混率(wt比)は、B/C=1/4〜4/1が好ましい。(B)が少なすぎると、内層フィラメント(B)と外層フィラメント(C)間の交絡頻度が低下し、外層フィラメント(C)のみのループ毛羽となり、ループ毛羽の大きさ、ループ数が不均一になったりすることがあり、また、(B)が多すぎると、外層フィラメント(C)の被覆が不十分となることがある。
【0017】
以下、本発明を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明の複合弾性糸を製造する工程の一例を示す概略図である。
まず、弾性糸(A)を、第1ローラー1と第2ローラー2の間で2〜5倍、好ましくは2.5〜4.2倍、に延伸する。その第2ローラーに、鞘部の内層を形成する非弾性マルチフィラメント(B)を弾性糸に沿わせて供給し一体化を図る。
【0018】
一方、第2ローラーより高速の第3ローラー3から鞘部の外層を形成する非弾性マルチフィラメント(C)を供給し、第2ローラーと第4ローラー5の間に設けた空気噴射ノズル4で交絡を付与する。この時の空気圧力は2×105 〜1×106 Paが好ましい。第2ローラーと第4ローラー間のフイード率は0〜10%が好ましく、又、第3ローラーと第4ローラー間のフィード率は5〜50%が好ましい。
【0019】
本発明においては、鞘部の内層フィラメント(B)よりも鞘部の外層フィラメント(C)の糸長差を大きくして供給し、空気噴射により交絡させることにより、内層フィラメント(B)と外層フィラメント(C)が互いによく交絡し、且つ、実質的に均一な鞘部を形成し、複合弾性糸の表層に微細ループ毛羽を発生させることが出来る。実質的にとは、複合弾性糸を肉眼で観察すると、鞘部を構成するフィラメントが見掛け上均一に混合している状態をさす。但し、微細ループ毛羽を構成するのは主として外層フィラメント(C)である。
【0020】
鞘部の内層フィラメント(B)と外層フィラメント(C)の間の糸長差は1.05≦C/B≦1.50であり、好ましくは1.05≦C/B≦1.30である。糸長差がこの範囲であると、内層フィラメント(B)と外層フィラメント(C)が互いによく交絡し、実質的に均一な鞘部を形成して加工糸表層に微細ループ毛羽が形成できる。糸長差が1.05未満であると、交絡が不充分で、単に引き揃え合糸状態になるのみで、光沢感の強い被覆性の乏しい複合弾性糸になり、好ましくない。一方、糸長差が1.50を越えると、外層フィラメント(C)の大きいループが形成され易く、その結果、チーズからの解舒性が悪く、布帛としたとき、粗野な風合いと外観になるので好ましくない。
【0021】
空気噴射交絡において用いる空気噴射ノズルの型は、通常のヘマジェットノズル(例えば、ヘマライン社製、タイプ311K)が好ましく、別の流体交絡ノズルであるインターノズルでは十分な嵩高性が得られない傾向がある。
また、非弾性マルチフィラメントの種類や原糸油剤の種類によっても微細ループの形成状態が変化するので、空気噴射ノズルの手前で水を添加する等により更に安定した交絡を付与することが可能となる。
【0022】
次いで、複合弾性糸は、巻取り機6によりチーズ7として巻き取られる。
なお、複合弾性糸に要求される伸縮性能によって、弾性糸の延伸倍率(第1ローラーと第2ローラーとの速度差)を適宜決めれば良いが、低い延伸倍率の場合は低伸長率、低伸長回復率になり易く、また、高い延伸倍率の場合は高伸長率、高伸長回復率が得られるが、延伸糸切れを生じる場合がある。延伸倍率を2〜5倍、好ましくは2.5〜4.2倍にすることにより、本発明における好ましい複合弾性糸、即ち、湿熱90℃で20分処理後の伸長率が100%以上の複合弾性糸が得られる。この延伸率が高いほど、染色加工処理等を行った後の織物としてのストレッチ特性(伸長率、弾性回復率)が優れたものとなる。
【0023】
また、本発明では、弾性糸(A)と鞘部の内層フィラメント(B)が一体化して供給されるため、空気噴射交絡時の応力が弾性糸(A)に集中することなく鞘部の内層フィラメント(B)に分散できるために、断糸や伸長斑が著しく抑制され、且つ弾性糸(A)の芯入れ状態が向上し、糸ズレや目ムキ現象の無い優れた複合弾性糸が得られる。
【0024】
本発明の複合弾性糸は、繊維軸方向に0.01g/dtexの荷重を加えたときの複合弾性糸表面から最も離れて突出しているループ毛羽の高さが1.2mm以内の範囲であるような微細ループ毛羽の数が1200個/m以上であることが好ましい。これにより、被覆性の高い、且つ、嵩高性豊かなスパン調の風合いと外観を有する複合弾性糸が得られる。
【0025】
微細ループ毛羽とは、上記1.2mm以内の測定値の毛羽を意味し、この微細ループ毛羽の数が多いほど嵩高性が良好な複合弾性糸と言える。しかし、大きなループ毛羽が多いと、チーズやコーンからの解舒性が劣るのみならず、工程通過性を損ねる恐れがあり、また、織編物の風合いが低下し、布と布の貼り付き(ファスナー現象)が生じ商品価値を損ね易い傾向がある。
【0026】
本発明の複合弾性糸を織編物に使用する場合、通常の使用方法で充分に効果を発揮することが出来るが、織物の場合には、更に50回/m以上の追撚を施すと、毛羽伏せ効果があり工程通過性が向上する効果があり好ましい。
以下、織物の例について説明する。
本発明の複合弾性糸は、経糸および緯糸の両方又は片方に使用することが出来、また、他の糸、例えば一般的な合成繊維、人造繊維、再生繊維、天然繊維、あるいはこれらの加工糸などの1種又は2種以上と交織しても良い。
【0027】
織物組織は、平、綾、朱子及びこれからの変化組織があるが、朱子や綾組織が好ましい。生機密度は、カバーファクターが、経800〜1,700、緯550〜1,000の範囲が好ましい。仕上げ密度は、カバーファクターが、経900〜2,300、緯630〜1,400の範囲が好ましい。なお、カバーファクターとは、(使用繊維の繊度)1/2×(本数/2.54cm)で表される数値である。
【0028】
染色仕上げ工程としては、複合弾性糸使いのため、製織後にリラックスさせるに際し、拡布状にして低温(例えば40℃等)から順次昇温(例えば70℃、95℃等)し、弾性糸を緩やかに収縮させて皺発生を抑制することが極めて重要である。その後、精練して風合い出しの本格リラックスを施して、所定の伸縮性と嵩高性、スパン調風合い、外観を発現させる。次に、織物の幅や緯密度を整えるヒートセットを行った後に、5〜30%程度のアルカリ減量加工(分割処理を兼ねてもよい)を行って更にソフトな風合いにすることが好ましい。
【0029】
最終工程として染色仕上げを行う。さらに、場合によっては、例えば、エメリーペーパー、ブラシ、針布により、いわゆるピーチスキンの様な起毛を付与してもよく、その他、エンボス、プリント等の各種の仕上げ加工や、柔軟剤、撥水剤、制電剤等の仕上げ処理剤を用いる事も可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、実施例により本発明をさらに説明する。
なお、測定法、評価法等は下記の通りである。
(1)複合弾性糸の伸長率、伸長回復率
JIS−L−1090 A法に準じた。
【0031】
予め試料を熱水中で20分間90℃の熱水中で加熱する。次いで、初荷重0.002g/dtexをかけ、試料長20cm間のマーク(a)を入れる。
次に、0.1g/dtexの荷重をかけて、30秒後にマーク間の長さ(b)を読みとる。
次いで、除重して2分間放置する。再び初荷重をかけ30秒後にマーク間の長さ(c)を読みとる。
【0032】
これを20回繰り返し、その平均値で表す。
伸長率(%)=〔(b−a)/a〕×100
伸長回復率(%)=〔(b−c)/(b−a)〕×100
(2)織物の伸長率、弾性回復率
JIS−L−1098に準じた。
【0033】
5cm×30cmの大きさの試料に初荷重20gをかけ、20cm間のマークを入れる(L0 とする)。次に、荷重1.5kgをかけ、1時間後のマーク間の長さを読みとる(L1 とする)。
次いで荷重を除き、1時間後のマーク間の長さを読みとる(L2 とする)。 n数=3(すなわち、3枚)の平均値で表す。
【0034】
伸長率(%)=〔(L1 ―L0 )/L0 〕×100
弾性回復率(%)=〔(L1 ―L2 )/(L1 ―L0 )〕×100
(3)糸長差
長さ2.54cmの試料を採取し、芯部の弾性糸(A)、鞘部の内層フィラメント(B)、外層フィラメント(C)に分離して、(B)と(C)の長さを測定し、(B)に対する(C)の比で表す。
【0035】
糸長差=(Cの長さ)/(Bの長さ)
(4)ループ毛羽の長さと数
東レ毛羽計数装置(L−DT104−2型)を用いて測定する。
測定条件は、糸速9m/分で、張力0.01g/dtex下で10秒間連続測定し、ループ毛羽の大きさと個数を計測して、1メートル間の換算値として表示した数値をもってループ毛羽数とした。
【0036】
(5)複合弾性糸チーズの解舒性
複合弾性糸を巻いたチーズから糸速400m/分でオーバーエンド解舒するときの百万メートル当たりの糸切れ回数で評価した。
評価は3ランクにランク付けし、糸切れ回数が5回までを○、6〜10回を△、11回以上を×として判定した。
【0037】
(6)複合弾性糸の目ムキ現象、及び織物の目ムキ現象
複合弾性糸の場合は一口編み機にて筒編み後、織物の場合は製織後の生地を精練した後、以下に記す方法で染色を行って、ポリウレタンを染めないか、あるいは良く脱色した状態にしてポリウレタンの露出の程度を観察して評価した。
染色方法としては、 鞘糸の素材により染料を選択するようにし、例えば、レーヨン等のセルロース糸繊維には直接染料にて染色してポリウレタンに染まらない染法で染色する。また、ポリエステルやナイロン繊維は分散染料で染色し、強化還元洗浄してポリウレタンから染料を十分に脱色する。こうして得られた試料の外観をよく観察し、ポリウレタンの露出程度によって3ランクにランク付けした。
【0038】
評価は、ポリウレタンが見えないを○、見えるを△、良く見えるを×と判定した。
(7)複合弾性糸の嵩高性、及び織物の嵩高性
複合弾性糸の場合はフィラメントと紡績糸の一口編み地、織物の場合は平織物の精練生地を標準パネルにして、試作精練生地が、標準パネルの膨らみ感、軽量感の総合力がどの位置に相当するかを判定して評価した。
【0039】
判定は、紡績糸織物に近似を○、紡績糸とフィラメント織物の中間を△、フィラメント織物に近似を×と評価した。
(8)複合弾性糸の光沢、及び織物の光沢
前記(7)の嵩高性同様、フィラメントと紡績糸の一口編み地、又は平織物の精練生地を標準パネルにして、試作精練生地が、標準パネルの光沢と比較し、どの位置に相当するかを判定して評価した。
【0040】
判定は、紡績糸織物に近似を○、紡績糸とフィラメント織物の中間を△、フィラメント織物に近似を×と評価した。
〔実施例1〕
切断伸度740%のポリウレタン77dtex弾性糸(A)を第1ローラー(糸速78.7m/分)と第2ローラー(糸速315m/分)間で4倍延伸し、鞘部の内層を構成するポリエステルW断面糸167dtex/60f(B)を、第2ローラーから弾性糸(A)に沿わせて供給し、一体化させる。一方、第2ローラーより高速の第3ローラー(糸速375m/分)から鞘部の外層を構成するポリエステルW断面糸167dtex/60fを供給する。
【0041】
芯部の弾性糸(A)、鞘部の内層(B)、外層(C)を第2ローラーと第4ローラーの間に設けた空気噴射ノズル4(ヘマライン社製のタイプ311K)に導き、エアー圧5.9×105 Paをかけ空気噴射交絡してループ毛羽を形成させて、空気噴射ノズル4から噴出させる。これを第4ローラー(糸速300m/分)で引き出し、巻き取り機よりチーズ7として巻き取った。
【0042】
得られた複合弾性糸に600t/mの追撚を施して、表1に示す如く、伸長率162%、1.2mm以下のループ毛羽が13,077個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が0個/mの複合弾性糸を得た。
該複合弾性糸は、目ムキ現象がなく被覆性がよく、解舒性、工程通過性が良好であった。
【0043】
該複合弾性糸を、経糸45本/2.54cm、緯糸42本/2.54cmの密度で平織物を製織後、通常の方法に従い、精練、プレセット、染色、仕上げセットを行った。得られた織物は、弾性糸の目ムキ現象が全く見られず、経:伸長率28%、弾性回復率85%、緯:伸長率23%、弾性回復率87%であり、長繊維でありながら嵩高性に富みソフト風合いのストレッチ織物が得られ、長繊維特有のギラツキ感やメタリック光沢を感じさせないスパン調織物を得ることができた。
【0044】
〔実施例2〕
切断伸度630%のポリウレタン11dtex弾性糸を用い、3.3倍延伸し、鞘部の内層にナイロン66の11dtex/7fを、外層にナイロン66の55dtex/96fを用い、表1に示す如く糸長差を抑えた条件で複合弾性糸を製造した。
得られた複合弾性糸は、伸長率が141%、1.2mm以下のループ毛羽が7,653個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が0.4個/mであった。
【0045】
該複合弾性糸を、経糸143本/2.54cm、緯糸113本/2.54cmの密度で2/1綾組織織物を製織後、実施例1と同様の工程で染色加工を行った。得られた織物は、経:伸長率35%、弾性回復率88%、緯:伸長率28%、弾性回復率86%と良好であり、光沢がやや有った以外は、被覆性が良く、嵩高で、ナイロン独特のソフトな風合いとスパン調外観を呈した織物であった。
【0046】
〔実施例3〕
切断伸度600%のポリウレタン44dtex弾性糸を用い、2倍延伸し、鞘部の内層にエステルの55dtex/24fを、外層にエステルの167dtex/96fを用い、表2に示す様に糸長差の大きくなる条件で複合弾性糸を製造した。
得られた複合弾性糸は、伸長率が120%、1.2mm以下のループ毛羽が24,946個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が0.3個/mで、多くのループ毛羽が発生してチーズの解舒性に若干不安があるものの、目ムキ現象がなく、嵩高性、光沢においては紡績糸と同等の外観であった。
【0047】
該複合弾性糸を、経糸50本/2.54cm、緯糸44本/2.54cmの密度で平織物を製織後、実施例1と同様の工程で染色加工を行った。得られた織物は、経:伸長率45%、弾性回復率85%、緯:伸長率17%、弾性回復率83%であり、多くのループ毛羽によって被覆性が良く、嵩高性豊かで軽量感に富み、風合いと外観が紡績糸織物と同等の織物であった。
【0048】
〔実施例4〕
切断伸度740%のポリウレタン77dtex弾性糸を用い、3倍延伸し、鞘部の内層にエステルの55dtex/24fを、外層にエステルW断面糸の333dtex/120fを用い、表2に示す如く鞘部の比率(B):(C)を1:6に高めた条件で複合弾性糸を製造した。
【0049】
得られた複合弾性糸は、伸長率が162%、1.2mm以下のループ毛羽が19,850個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が0個/mでチーズの解舒性良好、目ムキ現象がなく、嵩高性、光沢において紡績糸と同等の外観を呈していた。該複合弾性糸を、経糸38本/2.54cm、緯糸34本/2.54cmの密度で平織物を製織後、実施例1の工程のプレセット後に20wt%の減量加工を施し染色加工を行った。得られた織物は、経:伸長率48%、弾性回復率86%、緯:伸長率28%、弾性回復率87%であり、被覆性が良く、減量加工によって嵩高性豊かで軽量感に富み、且つドレープ性とソフト風合いが強調されたスパン調織物であった。
【0050】
〔実施例5〕
切断伸度817%のポリウレタン155dtex弾性糸を用い、3倍延伸し、鞘部の内層に実施例4と同様にエステルの55dtex/24fを、外層にエステルW断面糸の333dtex/120fを用い、表3に示す如くポリウレタン弾性糸の混率を10.4wt%に高めた条件で複合弾性糸を製造した。
【0051】
得られた複合弾性糸は、伸長率が160%、1.2mm以下のループ毛羽が12,688個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が0個/mでチーズの解舒性良好で、目ムキ現象がなく、嵩高性、光沢において紡績糸と同等の外観であった。
該複合弾性糸を、経糸40本/2.54cm、緯糸35本/2.54cmの密度で平織物を製織後、実施例1と同様の工程で染色加工を行った。得られた織物は、経:伸長率48%、弾性回復率90%、緯:伸長率33%、弾性回復率92%であり、ポリウレタン弾性糸の混率が高いため伸長率、弾性回復率が優れ、被覆性、W断面糸使いによって一段と嵩高性に富み、且つ風合い、外観が紡績糸織物に近似した織物を得ることができた。
【0052】
〔実施例6〕
切断伸度600%のポリウレタン44dtex弾性糸を用い、4.5倍延伸し、鞘部の内層にエステルの167dtex/48fを、外層にエステルの55dtex/24fを用い、表3に示す様にポリウレタン弾性糸の延伸倍率を高め、且つ、糸長差の大きくなる条件で複合弾性糸を製造した。
【0053】
得られた複合弾性糸は、延伸倍率が高いために伸長率が233%と高く、1.2mm以下のループ毛羽が8,350個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が0.8個/mで、糸長差が大きい為にループ毛羽の発生斑になってチーズの解舒性が悪く、目ムキ現象が見られ被覆性が劣る。また嵩高性は有るが粗野な外観を呈していた。
【0054】
経糸にポリエステル仮撚加工糸167dtex/48f、追撚800t/mを97本/2.54cm、緯糸に該複合弾性糸を55本/2.54cmの密度で平織物を製織後、実施例1と同様の工程で染色加工を行った。得られた織物は、緯:伸長率28%、弾性回復率88%であり、目ムキ現象が見られる。また、嵩高性であるがループ毛羽斑によって粗野な風合いと、外観を呈した織物になった。
【0055】
〔実施例7〕
切断伸度600%のポリウレタン44dtex弾性糸を用い、3.5倍延伸し、鞘部の内層にエステルの55dtex/24fを、外層にフィラメント繊度の小さいエステル83dtex/72fを用い、表4に示す条件で複合弾性糸を製造した。
得られた複合弾性糸は、伸長率が218%、1.2mm以下のループ毛羽が13,360個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が0個/mでチーズの解舒性、工程通過性が良好であった。目ムキ現象がなく、嵩高性、光沢において紡績糸と同等の外観を呈していた。
【0056】
該複合弾性糸を実施例6と同一の経糸を使って、緯糸に該複合弾性糸を70本/2.54cmの密度で平織物を製織後、実施例6と同様の工程で染色加工を行った。得られた織物は、緯:伸長率33%、弾性回復率87%であり、被覆性が良く、嵩高性豊かで軽量感に富み、且つソフトな肌合いとスパン調外観を呈した織物であった。
【0057】
〔実施例8〕
切断伸度600%のポリウレタン44dtex弾性糸を用い、3倍延伸し、鞘部の内層にエステルの83dtex/36fを、外層に親水性フィラメントのレーヨン83dtex/33fを用い、表4に示す条件で複合弾性糸を製造した。
得られた複合弾性糸は、伸長率が195%、1.2mm以下のループ毛羽が15,346個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が1.0個/mでチーズの解舒性、工程通過性が良好であった。目ムキ現象がなく、嵩高性において紡績糸と同等の外観を呈していた。
【0058】
経糸に実施例6,7と同一糸を使って、緯糸に上記で得られた複合弾性糸を62本/2.54cmの密度で平織物を製織後、実施例6,7と同様の工程で加工した。得られた織物の物性は、緯:伸長率22%、弾性回復率70%であった。この織物は、被覆性、嵩高性に優れ、親水性フィラメントで表面が覆われているためソフトな風合いと肌合い、且つ、レーヨン独特の光沢と反発性を有した、スパン調織物を得ることができた。
【0059】
〔比較例1〕
実施例3と同じ弾性糸を用い、鞘部の内層にポリエステルの83dtex/36fを、外層にポリエステル83dtex/36fを用い、表5に示す空気噴射交絡条件で複合弾性糸を製造した。
得られた複合弾性糸は、伸長率が225%、1.2mm以下のループ毛羽が530個/m、1.2mmを超えるループ毛羽が0個/mであった。
【0060】
実施例6,7,8、と同様、経糸にポリエステル仮撚加工糸165dtex/72fを97本/2.54cm、緯糸に上記で得られた複合弾性糸を65本/2.54cmの密度で平組織織物を製織後、実施例6,7、と同様の工程で加工した。得られた織物の物性は、緯:伸長率27%、弾性回復率87%であった。この織物は、目ムキが発生し、嵩高性も不十分であり、長繊維特有のメタリック光沢があり、スパン調織物と云うには程遠い出来映えであった。
【0061】
〔比較例2〕
実施例3と同じ弾性糸を用い、鞘部の内層にポリエステル55dtex/24fを、外層にポリエステル167dtex/96fを用い、表5に示す糸長差の大きくなる条件で複合弾性糸を製造した。
インターノズル(MK−13型)部位において鞘部の外層が弛み、ノズル外れやノズル詰まりが発生して加工不可であった。
【0062】
〔比較例3〕
実施例3と同じ弾性糸を用い、鞘部の内層にポリエステル55dtex/24fを、外層にポリエステル83dtex/72fを用い、表6に示す如く、糸長差の小さい条件で複合弾性糸を製造した。
得られた複合弾性糸は、伸長率が217%、ループ毛羽が0個/m、であった。
【0063】
実施例6,7,8と同様の経糸を使って、緯糸に上記で得られた複合弾性糸を72本/2.54cmの密度で平組織織物を製織後、実施例6,7、と同様の工程で加工した。得られた織物の物性は、緯:伸長率33%、弾性回復率89%であった。この織物は、目ムキが発生し、嵩高性も不十分であり、長繊維特有のメタリック光沢があり、スパン調織物と云うよりフィラメント織物調の出来映えであった。
【0064】
〔比較例4〕
切断伸度740%のポリウレタン77dtex弾性糸を用い、鞘部の内、外層にポリエステルW断面糸167dtex/60fを用いて、表6に示す如く空気噴射交絡が可能な糸長差の小さい条件で複合弾性糸を製造した。
得られた複合弾性糸は、伸長率が235%と高く、ループ毛羽が0個/mで、目ムキ現象がなくチーズ解舒性、工程通過性がよいものの、嵩高性の不十分な複合弾性糸であった。
【0065】
経糸に実施例6,7,8、と同一糸を用い、緯糸に上記で得られた複合弾性糸を47本/2.54cmの密度で平組織織物を製織後、実施例6,7、と同様の工程で加工した。得られた織物の物性は、緯:伸長率35%、弾性回復率86%であった。この織物は、目ムキが発生し、嵩高性も不十分であり、長繊維特有のメタリック光沢があり、フィラメント織物調の出来映えで、スパン調織物と云うには程遠い出来映えであった。
【0066】
以上の実施例及び比較例につき、条件、結果等をまとめて表1〜6に示す。
【0067】
【表1】
Figure 0004497648
【0068】
【表2】
Figure 0004497648
【0069】
【表3】
Figure 0004497648
【0070】
【表4】
Figure 0004497648
【0071】
【表5】
Figure 0004497648
【0072】
【表6】
Figure 0004497648
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、無撚糸状態においても目ムキを防止し、被覆性を著しく高めて、嵩高性豊かなスパン調風合いと外観を有し、且つ解舒性、工程通過性の改良された複合弾性糸を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合弾性糸を製造する工程の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…第1ローラー
2…第2ローラー
3…第3ローラー
4…空気噴射加工ノズル
5…第4ローラー
6…巻き取り機
7…チーズ
8…ガイド棒
A…弾性糸
B…鞘部内層非弾性マルチフィラメント
C…鞘部外層非弾性マルチフィラメント

Claims (2)

  1. 一対の給糸ローラーと一対の伸長ローラー間で伸長した弾性糸(A)と、鞘部を構成する内層フィラメント(B)及び外層フィラメント(C)を空気噴射ノズルに導くに際し、弾性糸と内層フィラメント(B)を沿わせて伸長ローラーに供給し、別途、外層フィラメント(C)を給糸することにより、(A)、(B)、(C)を共に空気ノズルに給糸してループ交絡させた後、巻き取ることを特徴とする複合弾性糸の製造方法。
  2. 複合弾性糸が、少なくとも1種の弾性糸(A)が芯部を、少なくとも1種の非弾性マルチフィラメントが鞘部を形成してなる複合弾性糸であって、非弾性マルチフィラメントにおいては、内層フィラメント(B)と外層フィラメント(C)が互いに交絡し、その糸長差が1.05≦C/B≦1.50であり、該複合弾性糸において(B)と(C)が実質的に均一な鞘部を形成し、複合弾性糸の表層に微細ループ毛羽を有する複合弾性糸であることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
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