JP4489677B2 - 車両用シートのシートバックロック装置 - Google Patents
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Description
この種の関連技術として、特許文献1や特許文献2に開示された技術を挙げることができる。これらの開示技術では、フリーシートのシートバック側部にロック装置が備え付けられており、車体側壁にはこのロック装置に係合ロック可能となるストライカがシートバック側に突出した状態として設けられている。この構成によれば、シートバックを車両後方側に向けて傾倒させることにより、ロック装置を車体側壁から突出したストライカに係合ロックさせることができ、このロック位置にてシートバックの傾き角度を保持しておくことができる。
また、同開示技術では、シートバックを一定の傾き角度位置に保持する必要のない時、例えばシートバックをシートクッション側に倒し込んで折畳状態としたり、シート自体を車両前方にスライド移動させたりする時には、これらの動作に連動させて、車体側壁から突出しているストライカを折り畳んで格納することのできる構成となっている。これにより、上記不要時には、ストライカによる出張りをなくして邪魔にならない状態とすることができる。
例えば、折畳姿勢状態としたフリーシートを隣接するシート側に横跳ね上げ可能とするシート収納機構を構成した場合には、フリーシートを折畳姿勢とする動作に連動させてストライカを格納状態とすることができるため、横跳ね上げしたフリーシートとストライカとが干渉することを回避することができる。しかし、このシート収納機構を備えた構成にあって、更にフリーシートとこれに隣接するシートとを折畳姿勢状態として車両前方に一斉に跳ね上げ可能とするシートタンブル機構を構成しようとすると、フリーシートを折畳姿勢とした段階でストライカが格納状態とされてしまうため、両シートが係合されず、これらを一斉に跳ね上げることができなくなる。
先ず、第1の発明は、車幅方向に並べて配設された複数のシートのうち一のシートのシートバックには、シートに隣接する他のシートのシートバックに突出して設けられた被係合部に係合ロックして受け止められる係合部が設けられており、係合部と被係合部との係合ロックにより一のシートのシートバックの傾き角度位置を他のシートのシートバックと同じ傾き角度位置に保持することのできる車両用シートのシートバックロック装置であって、一のシートのシートバックをシートクッション側に倒し込んだ折畳状態でこのシートを隣接する他のシート側に横跳ね上げさせて収納状態とすることのできるシート収納機構と、シート収納機構の動作に連動可能に設けられ、被係合部を係合部と係合ロック可能に突出させた突出状態と係合ロック不能にシートバック内に格納させた格納状態とに切換えることのできるロック状態切換機構と、を有し、ロック状態切換機構は、シート収納機構により折畳状態の一のシートを横跳ね上げさせる動作に連動して被係合部を格納状態とし、一のシートの姿勢状態がシートバックを傾動させた際の係合部の移動軌跡に被係合部が突出状態であれば係合ロック可能となる関係位置にある状態時には被係合部を突出状態とするものである。
この第1の発明によれば、被係合部は、折畳状態とした一のシートを他のシート側に横跳ね上げする時には格納状態となる。したがって、跳ね上げ収納される一のシートと被係合部とが干渉することが回避される。また、被係合部は、一のシートの姿勢状態が係合部と突出状態の被係合部とが係合ロック可能となる関係位置にある状態時には突出状態となる。したがって、例えば、折畳状態とした一のシートに対し他のシートを折畳状態とすることで、両シートのシートバックを相互に係合ロックさせることができる。
この第2の発明によれば、ストライカに連結された操作ケーブルは、一のシートが横跳ね上げされる動作によって引張操作される。これにより、突出状態とされていたストライカは、回動して格納状態となる。
この第3の発明によれば、操作ケーブルは、一のシートが横跳ね上げされる動作に伴って他のシートから車幅方向に離間する方向へ移動する部位に引張り込まれて引張操作される。
この第4の発明によれば、シート収納機構を構成する跳上機構部及び移動機構部が、一のシートと車両フロア或いは他のシートとを連結する四節リンク機構によりこれに含まれて構成される。そして、操作ケーブルは、この四節リンク機構を構成するコネクタ節に連結されて引張操作される。
この第5の発明によれば、シートバックから突出して設けられるストライカは、シートバック外形形状の内部に収められる位置まで回動させることにより、格納状態となる。したがって、操作ケーブルに必要とされる引張り込み長さは、ストライカを格納状態位置まで回動させることのできる程度で足る。
先ず、第1の発明によれば、一のシート(フリーシート)を隣接する他のシートのシートバックに係合ロックさせる構成において、この一のシートに更にシート収納機構やシートタンブル機構等の付加機能を持たせても、かかる一連の動作を不具合なく行うことができる。
更に、第2の発明によれば、第1の発明の構成を、比較的簡単な構造によって具現化することができる。
更に、第3の発明によれば、固定設置された他のシートから離間移動する構成を備えることにより、操作ケーブルを引張操作するための引張変位量を確保し易くなる。
更に、第4の発明によれば、シート収納機構及びロック状態切換機構の構成を、より簡単な構造によって具現化することができる。
更に、第5の発明によれば、ストライカを格納状態とするために必要な操作ケーブルの引張り込み長さが短くて済むため、ストライカを突出状態と格納状態とに切換え易くなる。
これらフリーシート1A及びリクラシート1Bは、リヤシート全体の着座面や背もたれ面が車幅方向Wに略連続的に構成されるように、両者の外形形状の間にほとんど隙間が形成されないように寄せられて配設されている。また、フリーシート1A及びリクラシート1Bは、同軸上の位置に設定された各傾動軸4a,4bによって、それぞれ軸回りに傾動可能に構成されている。
一方、リクラシート1Bは、上記の如く設けられた収納機構30によって、フリーシート1Aを車両フロアOに対して支持している。このリクラシート1Bは、図4に良く示されるように、その着座使用をしない不要時には、シートバック2bをシートクッション3b側に折り畳んだ状態で、車両前方に跳ね上げさせて収納状態とすることができる。このリクラシート1Bの収納動作は、シートクッション3bの前端下部と車両フロアOとの間に設けられたタンブル機構Tの動作に伴って行われる。本実施例では、このリクラシート1Bの収納動作時に、フリーシート1Aをリクラシート1Bと係合ロックさせた状態(図1参照)、或いはフリーシート1Aを収納せずに折り畳んだ状態(図3参照)としておくことにより、図4に良く示されるように、フリーシート1Aも一緒にタンブル収納することのできる構成となっている。そして、このようにフリーシート1Aとリクラシート1Bとを合わせてタンブル収納することにより、その空けられた空間を荷室空間として広く活用することができる。
この切換機構40は、図2に良く示されるように、前述した収納機構30の動作に連動可能に設けられており、フリーシート1Aを横跳ね上げさせる収納動作に連動してストライカ20を回動させ格納状態(図2の破線状態)とする。これにより、ストライカ20の突出による出張りをなくすることができ、跳ね上げ収納されるフリーシート1Aとストライカ20とが干渉することを回避することができる。また、切換機構40は、上記跳ね上げ収納状態(図2の実線状態)のフリーシート1Aを跳ね上げ収納前の折畳状態(図2の仮想線状態)に戻し返す展開動作に連動して、ストライカ20を戻し返す方向に展開回動させ、前述した突出状態(図2の仮想線状態)とする。
このように、切換機構40は、収納機構30による収納動作や展開動作に連動してストライカ20を格納状態と突出状態とに切換えることができるが、その他の動作によっては連動せず、ストライカ20の位置状態(ロック状態)を切換えることなく維持することができる。したがって、フリーシート1Aの姿勢状態が図1や図3に示されるようにシートバック2aを傾動させた際のロック機構10の移動軌跡にストライカ20が突出状態であれば係合ロック可能となる関係位置にある状態時には、常に、ストライカ20は突出状態として維持される。すなわち、上記の関係位置にある状態時とは、図3の仮想線状態を参照して分かるように、例えば折畳状態とされたフリーシート1Aのシートバック2aを車両後方側に向けて傾倒させることにより、ストライカ20が突出状態であればロック機構10とストライカ20とを係合ロックさせることのできる状態時のことである。或いは、図3の実線状態を参照して分かるように、フリーシート1Aの折畳状態で、リクラシート1Bのシートバック2bを車両前方側に向けて傾倒させることにより、ロック機構10とストライカ20とを係合ロックさせることのできる状態時のことでもある。
先ず、ロック機構10は、図3に良く示されるように、フリーシート1Aのシートバック2aにおけるリクラシート1Bと隣接する側面に設けられており、シートバック2aの外形形状の内部に収容されて、その側面と背裏面とから外部に露呈した構成となっている。具体的には、図7に良く示されるように、ストライカ20に係合ロック可能に形成されたフック部材11が、回動軸11aによって、シートバック2aの骨格を成すバックフレームFに一体に取付けられた支承部13に対して回動可能に取付けられている。このフック部材11は、同図の仮想線で示されるように、ロック機構10をストライカ20に向けて押込み操作することにより、その顎形状に形成された当接部位11bがストライカ20に当接して押動され、同図で示す反時計回り方向に回動する。これにより、フック部材11は、同図の実線で示されるように、その顎形状に窪んで形成された開口部位11cがストライカ20に下方から掬い掛けられて掛着する。この掛着状態では、フック部材11の回動端部に形成された係止部位11dが、同じく支承部13に対して回動軸12b回りに回動可能に連結された爪部材12の爪部位12aと当接して係止するようになっているため、ロック機構10がストライカ20に係合ロックした状態として保持される。また、支承部13は、ロック機構10の内部に押し込まれるストライカ20のストッパとして機能する。
このロック機構10の係合ロック状態は、図1に示されるシートバック2aの肩口位置に設けられた解除ストラップSの引張操作を行うことによって解除状態に切換えることができる。すなわち、図7に良く示されるように、解除ストラップSの引張操作を行うと、これに連結された爪部材12が同図の実線で示された位置状態から時計回り方向に回動操作される。これにより、図8に良く示されるように、爪部材12とフック部材11との係止状態を外すことができる。そして、この両者の間に連結されたバネ部材14の附勢作用によって、フック部材11を解除方向(時計回り方向)に附勢回動させることができるため、ストライカ20を開口部位11cから押し外して、ロック機構10とストライカ20との係合ロック状態を解除することができる。
なお、解除ストラップSの引張操作を止めた状態では、フック部材11は、図7の仮想線で示されるロック可能状態とされるため、再度、ロック機構10をストライカ20に向けて押込み操作することにより、係合ロックさせることができる。
前者のヒンジ機構部41は、ストライカ20と一体に接合された連結部材41cが回動軸41aに対して回動可能に取付けられている。これにより、ストライカ20が、同図で示す実線位置と仮想線位置との間で回動軸41a回りに回動可能とされている。このヒンジ機構部41の回動軸41aには、ストライカ20を同図で示す時計回り方向に回動附勢するバネ部材41b(スパイラルスプリング)が設けられている。これにより、ストライカ20は、自由状態では突出状態となるように附勢されている。
後者の操作機構部42は、ストライカ20と収納機構30との間に連結された操作ケーブル42aを有する。詳しくは、操作ケーブル42aは、その一端がストライカ20の根元側部位に連結されており、他端が後述する収納機構30(図9参照)の第1コネクタ節33に連結されている。この第1コネクタ節33は、フリーシート1Aを収納する収納動作時には、時計回り方向に回動し、操作ケーブル42aを引張り込むように作用する。ここで、操作ケーブル42aは、図6に良く示されるように、上記引張操作される前の自由状態時には、ストライカ20を引張り込むことなく、突出状態の位置にて保持している(図6の仮想線状態)。そして、操作ケーブル42aは、収納機構30の収納動作に伴って引張操作されることにより、ストライカ20を引張り込むように作用する。これにより、ストライカ20を、バネ部材41bによる回動附勢に抗して反時計回り方向に回動させ、格納状態とする(図6の実線状態)。このストライカ20の格納状態は、操作ケーブル42aが引張操作されている間は維持される。
上記四節リンク機構より成る収納機構30は、フリーシート1Aを横跳ね上げさせるべく、これと一体を成す対向節32を図9の仮想線で示される展開位置から反時計回り方向に起立回動させると、リクラシート1Bの側に配設された第1コネクタ節33が時計回り方向に沈み込むように回動する。これにより、対向節32を、リクラシート1Bから離間移動させながら反時計回り方向に回動させる。そして、これにより、対向節32が回動して起立姿勢となるフリーシート1Aの収容状態(図9の実線状態)時には、このフリーシート1Aとリクラシート1Bとの間に、車幅方向W(紙面内左右方向)の一定の収納空間Aを形成することができる。この収納空間Aにより、折畳状態とされてシート厚の大きくなったフリーシート1Aの跳ね上げ回動を許容することができ、フリーシート1Aを収納状態とするために必要な車幅方向Wの収納空間Aを確保することができる。すなわち、この四節リンク機構によって、フリーシート1Aを横跳ね上げ可能に連結する跳上機構部と、フリーシート1Aをリクラシート1Bに対して車幅方向Wに離間移動させる移動機構部と、が構成されている。ここで、第1コネクタ節33は、対向する第2コネクタ節34に向けて湾曲した曲板形状に形成されている。これにより、対向節32が起立姿勢となるフリーシート1Aの収納状態(図9の実線状態)時には、第1コネクタ節33を固定節31や第2コネクタ節34と重合させる状態位置に収めることができ、上記収納されて起立姿勢となるフリーシート1Aの高さ方向(紙面内上下方向)の収納空間Aを広く確保することができる。
また、第1コネクタ節33には、フック形状のブラケット33aが一体に設けられており、このブラケット33aに対して前述した操作ケーブル42aの他端が連結されている。この操作ケーブル42aは、第1コネクタ節33が図9の仮想線で示される展開位置、すなわちフリーシート1Aが収納される前の状態位置では、引張操作されずに自由状態とされている。そして、操作ケーブル42aは、フリーシート1Aの収納動作に伴って第1コネクタ節33が時計回り方向に回動することにより、この第1コネクタ節33に引張り込まれる(図9の実線状態)。これにより、操作ケーブル42aは、前述したように、ストライカ20(図6参照)を引張り込んで格納状態に切換える。
始めに、図1に良く示されるように、着座可能な姿勢状態としてシートバック2aがリクラシート1Bのシートバック2bに係合ロックされた状態のフリーシート1Aを、リクラシート1B側に横跳ね上げして収納状態とする方法を説明する。この状態では、フリーシート1Aのシートバック2aに設けられたロック機構10とリクラシート1Bのシートバック2bに設けられたストライカ20とが係合ロックした状態となっている。そこで、先ず、フリーシート1Aの肩口位置に設けられた解除ストラップSの引張り操作を行う。これにより、フリーシート1Aのシートバック2aとリクラシート1Bのシートバック2bとの係合ロック状態が解除される。したがって、フリーシート1Aのシートバック2aをシートクッション3a側に前倒しすることにより、フリーシート1Aを折畳状態(図2の仮想線状態)とすることができる。このフリーシート1Aの折畳状態では、ストライカ20は突出状態として維持されている。次いで、折畳状態のフリーシート1Aをリクラシート1B側に向けて横跳ね上げする。これにより、フリーシート1Aの横跳ね上げ動作に連動して、ストライカ20がシートバック2bの外形形状内部に格納される。したがって、横跳ね上げしたフリーシート1Aを、ストライカ20と干渉させることなく、収納状態(図2の実線状態)とすることができる。ここで、収納状態とされたフリーシート1Aを横跳ね上げする前の状態(図2の仮想線状態)に戻し返す展開動作を行うと、ストライカ20は、再び突出状態となる。したがって、図2の仮想線状態に展開させたフリーシート1Aのシートバック2aを車両後方側に向けて傾倒させることにより、図1に良く示されるように、リクラシート1Bのシートバック2bと係合ロックさせることができる。
次に、リクラシート1Bをフリーシート1Aと共に車両前方に跳ね上げて収納状態とする方法を説明する。すなわち、図1に良く示されるように、前述したようにフリーシート1Aのシートバック2aとリクラシート1Bのシートバック2bとが係合ロックされた状態では、リクラシート1Bのシートバック2bをシートクッション3b側に前倒しして折畳状態とすることにより、合わせてフリーシート1Aも折畳状態(図4の仮想線状態)となる。或いは、図3に良く示されるように、前述したようにフリーシート1Aのシートバック2aをリクラシート1Bのシートバック2bとの係合ロック状態から解除して前倒しした折畳状態では、リクラシート1Bのシートバック2bを前倒しして折畳状態(図3の実線状態)とすることにより、ストライカ20をロック機構10に係合ロックさせることができる。したがって、図4に良く示されるように、これらフリーシート1Aのシートバック2aとリクラシート1Bのシートバック2aとが係合ロックした折畳状態で、フリーシート1A或いはリクラシート1Bを車両前方に跳ね上げることにより、両者を一斉にタンブルさせて収納状態とすることができる。
例えば、リクラシートをフリーシートと共に移動させて収納する形態は、これらを車両前方向にタンブルさせるものに限定されず、車両の使用形態に合わせて、後方向にタンブルさせるものや、車両前後方向に沈み込ませて格納状態とするもの等、種々の形態を採用することができる。また、フリーシートをリクラシートと共に移動させて収納する構成をとらない場合には、収納機構をフリーシートとリクラシートとの間にではなく、車両フロアとの間に配設してもよい。
また、ストライカを突出状態と格納状態とに切換える機構は、ストライカを起倒回動させる構成に限定されず、例えば操作ケーブルの操作状態に合わせてストライカを往復直線運動させてシートバックに対して出没動させる構成等、種々の構成を適用することができる。
また、収納機構は、収納機構部と移動機構部とを兼ね備えて機能する四節リンク機構としたものを示したが、例えばヒンジ機構等の収納機構部に相当する構成と、スライダ機構等の移動機構部に相当する構成と、を別個独立して設けた構成としてもよい。
1B リクライニングシート(他のシート)
2a,2b シートバック
3a,3b シートクッション
4a,4b 傾動軸
10 ロック機構(係合部)
11 フック部材
11a 回動軸
11b 当接部位
11c 開口部位
11d 係止部位
12 爪部材
12a 爪部位
12b 回動軸
13 支承部
14 バネ部材
20 ストライカ
30 シート収納機構
31 固定節
32 対向節
33 第1コネクタ節(コネクタ節)
33a ブラケット
34 第2コネクタ節
40 ロック状態切換機構
41 ヒンジ機構部
41a 回動軸
41b バネ部材
41c 連結部材
42 操作機構部
42a 操作ケーブル
C 窓掛け
R リクライニング機構
T タンブル機構
W 車幅方向
S 解除ストラップ
F バックフレーム
A 収納空間
O 車両フロア
B 外形側面
Claims (5)
- 車幅方向に並べて配設された複数のシートのうち一のシートのシートバックには、該シートに隣接する他のシートのシートバックに突出して設けられた被係合部に係合ロックして受け止められる係合部が設けられており、該係合部と被係合部との係合ロックにより前記一のシートのシートバックの傾き角度位置を他のシートのシートバックと同じ傾き角度位置に保持することのできる車両用シートのシートバックロック装置であって、
前記一のシートを該シートのシートバックをシートクッション側に倒し込んだ折畳状態で前記隣接する他のシート側に横跳ね上げさせて収納状態とすることのできるシート収納機構と、
該シート収納機構の動作に連動可能に設けられ、前記被係合部を前記係合部と係合ロック可能に突出させた突出状態と係合ロック不能にシートバック内に格納させた格納状態とに切換えることのできるロック状態切換機構と、
を有し、
該ロック状態切換機構は、前記シート収納機構により前記折畳状態の一のシートを横跳ね上げさせる動作に連動して前記被係合部を格納状態とし、前記一のシートの姿勢状態がシートバックを傾動させた際の係合部の移動軌跡に前記被係合部が突出状態であれば係合ロック可能となる関係位置にある状態時には該被係合部を突出状態とすることを特徴とする車両用シートのシートバックロック装置。 - 請求項1に記載の車両用シートのシートバックロック装置であって、
前記被係合部は、前記一のシートのシートバックに向けて突出して設けられたストライカであり、
前記ロック状態切換機構は、前記ストライカを起倒回動可能に連結するヒンジ機構部と、前記ストライカと前記一のシートの横跳ね上げ動作に伴って変位する部位とに連結され、常時は前記ストライカを前記突出状態に維持し、前記一のシートの横跳ね上げ動作により引張操作されて前記ストライカを回動させ前記格納状態とする操作ケーブルを含んで構成される操作機構部と、を有することを特徴とする車両用シートのシートバックロック装置。 - 請求項2に記載の車両用シートのシートバックロック装置であって、
前記シート収納機構は、前記一のシートを横跳ね上げ可能に連結する跳上機構部と、該跳上機構部に連動可能に設けられ、前記一のシートを横跳ね上げさせる動作に連動して該跳ね上げ収納される一のシートを前記他のシートに対して車幅方向に離間移動させて該一のシートの跳ね上げ回動を許容する空間を確保するべく前記他のシートから車幅方向に離間移動する移動機構部と、を有し、
前記操作機構部の操作ケーブルは、前記移動機構部によって前記他のシートから車幅方向に離間移動する部位に連結されていることを特徴とする車両用シートのシートバックロック装置。 - 請求項3に記載の車両用シートのシートバックロック装置であって、
前記シート収納機構は、車両フロア或いは前記他のシートと一体に設けられた節が固定節となり前記一のシートと一体に設けられた節が前記固定節の対向節となって構成される四節リンク機構から成り、該四節リンク機構における前記他のシート側に配置されたコネクタ節が前記一のシートの跳ね上げ回動方向とは反対の回動方向に回動して前記他のシートから車幅方向に離間移動する移動機構部を構成していることを特徴とする車両用シートのシートバックロック装置。 - 請求項2から請求項4に記載の車両用シートのシートバックロック装置であって、
前記ストライカの格納状態は、該ストライカが前記他のシートのシートバック外形形状の内部に収容された回動位置状態として設定されていることを特徴とする車両用シートのシートバックロック装置。
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