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JP4480082B2 - プリント基板の保持装置、およびプリント基板の保持方法。 - Google Patents

プリント基板の保持装置、およびプリント基板の保持方法。 Download PDF

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JP4480082B2 JP2005008107A JP2005008107A JP4480082B2 JP 4480082 B2 JP4480082 B2 JP 4480082B2 JP 2005008107 A JP2005008107 A JP 2005008107A JP 2005008107 A JP2005008107 A JP 2005008107A JP 4480082 B2 JP4480082 B2 JP 4480082B2
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Description

この発明は、プリント基板を用いる画像形成装置等の電気電子機器において、プリント基板をフレームにねじ止め固定するプリント基板の保持装置、および保持方法に関する。そのうち特に、板金フレームの一部を板面の裏側に切り起こしてプリント基板取付部を形成し、そのプリント基板取付部に直接プリント基板を重ねて固定ねじでねじ止め固定するプリント基板の保持装置、および保持方法に関する。
従来、プリント基板をフレームに重ねて取り付ける場合、プリント基板の回路パターンがショートすることを防止するため、一般的にはプリント基板の一部を支持して他の部分はフレームから浮かせて保持している。フレームが樹脂や鋳物などである場合は、例えば図6に示すように、フレーム1にボス部2を形成してそのボス部2にプリント基板3を固定ねじ4でねじ止め固定することによりプリント基板3を保持していた。
フレームが板金フレームである場合には、例えば図7ないし11に示すようにスペーサ5を用いてフレーム1から浮かせて保持していた。図7は、スペーサ5としてスナップフィット部材を用い、一端の円錐部5aをフレーム1の係止孔1aに、他端の円錐部5bをプリント基板3の係止孔3aに圧入して孔縁に掛け止めることによりプリント基板3を保持するものである。
図8は、スペーサ5としてカラー部材を用い、プリント基板3の挿通孔3bに固定ねじ4を挿入し、カラー部材の中心孔5cを通してフレーム1のねじ孔1bにねじ付けるものである。図9は、スペーサ5として雌雄ねじ付きスタッド部材を用い、そのスタッド部材の雄ねじ5dをねじ孔1bにねじ付けてスタッド部材をフレーム1に取り付けて後、プリント基板3の挿通孔3bに挿入した固定ねじ4をスタッド部材の雌ねじ5eにねじ付けるものである。
図10は、スペーサ5として両雌ねじ付きスタッド部材を用い、フレーム1の挿通孔1cを通した固定ねじ4をスタッド部材の一方の雌ねじにねじ付け、プリント基板3の挿通孔3bを通した固定ねじ4を他方の雌ねじにねじ付けるものである。図11は、スペーサ5としてクランク型に折り曲げた固定ブラケット部材を用い、フレーム1にねじ止めや溶接などで取り付けたブラケット部材に、挿通孔3bを通した固定ねじ4をねじ付けてプリント基板3を取り付けるものである。
しかし、上述した図7ないし図11に示す構造では、スペーサ5を余分に用いなければならないから、部品点数が増加してコスト高となる問題があった。また、図7に示す構造では、衝撃を加えたとき外れるおそれがあり、図10に示す構造では、2つの固定ねじ4を取り付ける方向が逆になり、作業性が悪いなどという問題があった。
そのようなことも考え、従来のプリント基板の保持装置の中には、図12に示すように、板金フレーム1の一部を切り起こしてクランク型に曲げ、プリント基板取付部6を形成してそのプリント基板取付部6の先端にプリント基板3を重ね、そのプリント基板3の挿通孔3bを通してプリント基板取付部6に固定ねじ4をねじ付けて板金フレーム1にプリント基板3を固定するものがある。
また、図13に示すように、板金フレーム1の一部を絞り加工して突部7を形成し、その突部7の頂部にプリント基板3を重ね、そのプリント基板3の挿通孔3bを通して突部7に固定ねじ4をねじ付けて板金フレーム1にプリント基板3を固定するものがある。ところが、この図13に示す構造では、絞り加工の後に穴開けやバーリング加工を行わなければならず、図12に示す構造より工程数が多くなるとともに、絞り加工を行うことから平面度の維持が困難である問題がある。
よって、部品点数の削減や作業性の向上や工程数の低減などの点から、図12に示す構造を用いることが好ましい。しかしながら、図12に示す構造では、プリント基板取付部6を切り起こすことにより板金フレーム1に形成した抜き孔8に指等を挿入してプリント基板3に接触したり固定ねじ4の先端に接触したりして感電するおそれがあった。このため、カバー部材を取り付けて抜き孔8を塞ぐようにすることが好ましい。
従来のプリント基板の保持装置の中には、例えば図14に示すように、金属材または無電解めっきを施した樹脂材でフレーム(シャーシ)1を形成し、そのフレーム1に突部9を設け、その突部9に、無電解めっきを施したスペーサ(基板サポート)5を取り付け、そのスペーサ5にプリント基板3を取り付けてフレーム1にスペーサ5を介してプリント基板3を取り付けるものなどもある(特許文献1参照)。
実開平6−59617号公報 特開2001−203479号公報
しかしながら、フレームを板金とすると、フレームに突部を形成する図14に示すような従来の構造とすることができなかった。また、図14に示す構造では、電気電子機器でノイズを発生させないように、プリント基板を導電性フレームに接地するEMI構造も確実なものではなかった。
そこで、この発明の目的は、部品点数が少なく、EMI構造の確実性も高い板金フレームを用い、板金フレームの片側からの組立てを可能として組立て作業性に優れ、感電のおそれなく、プリント基板を保持可能とすることにある。
かかる目的を達成すべく、請求項1に記載の発明は、
一部を板面の裏側に切り起こして折り曲げることにより、抜き孔をあけるとともに、例えばクランク型のプリント基板取付部を形成した板金フレームと、
そのプリント基板取付部にプリント基板を重ねてねじ止め固定する固定ねじと、
表側を前記板金フレームに向けて、前記板金フレームの裏側の板面と前記プリント基板取付部との間に挿入し、前記板金フレームの裏側に取り付けて前記抜け孔を塞ぐカバー部材と、
を備え
前記カバー部材に、平板部の表側の板面に設けて前記抜け穴にはめ込む嵌合部と、前記平板部の裏側に板面と直角に設けて、前記板金フレームの板面の表側に露出することなく前記固定ねじで前記カバー部材の動きを規制するようにその固定ねじの先端が入り込む非貫通穴とを設けることを特徴とする、プリント基板の保持装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプリント基板の保持装置において、前記カバー部材の平板部の裏側にボス部を設けて、そのボス部に前記非貫通穴をあける、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のプリント基板の保持装置において、前記カバー部材に、前記プリント基板取付部で上から押さえ、前記嵌合部を前記抜き孔に弾性的にはめ込むことにより前記カバー部材を前記板金フレームに取り付けるスナップフィット構造を形成する弾性部を設ける、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプリント基板の保持装置において、前記固定ねじでプリント基板を前記プリント基板取付部にねじ止め固定したとき前記カバー部材の動きを規制すべく前記固定ねじの先端を挿入する非貫通穴を、前記カバー部材に設け、その非貫通穴内に前記固定ねじを実際に挿入した長さと前記非貫通穴の深さとの差をL1とし、前記嵌合部を前記抜き孔にはめ込んだときの嵌合深さをL2とするとき、
L1<L2
とする、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1に記載のプリント基板の保持装置において、前記プリント基板取付部にプリント基板を取り付けるとき、プリント基板を当ててプリント基板を位置決めする位置決め突部を前記カバー部材に形成する、ことを特徴とする。
上述した目的を達成すべく、請求項6に記載の発明は、板金フレームの一部を板面の裏側に切り起こすことにより前記板金フレームに形成した抜き孔を、カバー部材で前記板金フレームの板面の裏側から塞ぎ、前記板金フレームの一部を板面の裏側に切り起こすことにより前記板金フレームに形成したプリント基板取付部にプリント基板を重ねて固定ねじでねじ止め固定し、前記カバー部材の平板部の裏側に板面と直角に設ける非貫通穴に前記固定ねじの先端が入り込むことにより、前記板金フレームの板面の表側に前記固定ねじの先端を露出することなくその固定ねじで前記カバー部材の動きを規制することを特徴とする、プリント基板の保持方法である。
請求項1に記載の発明によれば、板金フレームの一部を切り起こすことによりプリント基板取付部を形成し、そのプリント基板取付部にプリント基板を重ねて固定ねじでねじ止め固定するので、プリント基板のねじ止め部以外を浮かせて保持し、板面の回路パターンがショートすることを防止することができる。また、スペーサを用いることなく、板金フレームに直接プリント基板を取り付け、少ない部品点数でプリント基板を固定することができるとともに、プリント基板を導電性フレームに接地するEMI構造を確実なものとすることができる。
加えて、板金フレームの一部を板面の裏側に切り起こすことにより形成したプリント基板取付部にプリント基板を重ねて固定ねじでねじ止め固定するとともに、プリント基板取付部を切り起こすことにより板金フレームに形成した抜き孔を、カバー部材を用いて板金フレームの板面の裏側から塞ぐので、板金フレームの板面の裏側にカバー部材を取り付けるとともに、プリント基板を取り付け、板金フレームの片側からの組立てを可能として組立て作業性を高めることができる。
さらに加えて、プリント基板をねじ止め固定する固定ねじでカバー部材の動きを規制するので、専用のねじを用いることなく、カバー部材の動きをも規制し、部品点数を削減することができる。しかも、板金フレームの板面の表側に固定ねじの先端を露出することなく、板面の表側に固定ねじの先端を突出したりすることなく、またカバー部材の動きを規制して抜き孔を確実に塞ぎ、抜き孔から指を入れてプリント基板に触れたり固定ねじに触れたりすることなく、感電のおそれを確実になくすことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、カバー部材の平板部の裏側にボス部を設けて、そのボス部に非貫通穴をあけるので、部品点数を増加することなく、プリント基板をねじ止め固定する固定ねじでカバー部材の動きを簡単に規制して抜き孔を確実に塞ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、カバー部材に、プリント基板取付部で上から押さえ、嵌合部を抜き孔に弾性的にはめ込むことによりカバー部材を板金フレームに取り付けるスナップフィット構造を形成する弾性部を設けるので、板金フレームに対してカバー部材をはめ付けて簡単に仮止めし、カバー部材の取り付け取り外しの作業性を向上することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、プリント基板をプリント基板取付部に取り付けたとき固定ねじの先端を挿入する非貫通穴を、カバー部材に設け、その非貫通穴内に固定ねじを実際に挿入した長さと非貫通穴の深さとの差をL1とし、嵌合部を抜き孔にはめ込んだときの嵌合深さをL2とするとき、
L1<L2
とするので、非貫通穴内に固定ねじを実際に挿入した長さと非貫通穴の深さとの差L1分、カバー部材がいっぱいに浮き上がったとしても、なお嵌合部が抜き孔にはまり込んだままの状態を維持し、嵌合部が抜き孔から外れることがなく、カバー部材で抜き孔を常に確実に塞ぐことができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか1に記載の効果に加えて、プリント基板取付部にプリント基板を取り付けるとき、プリント基板を当ててプリント基板を位置決めする位置決め突部をカバー部材に形成するので、位置決め突部に当ててプリント基板の位置決めを容易とし、プリント基板の取り付けを簡単として組立作業性を向上することができる。
請求項6に記載の発明によれば、一部を切り起こすことにより形成した板金フレームのプリント基板取付部にプリント基板を重ねて固定ねじでねじ止め固定するので、プリント基板のねじ止め部以外を浮かせて保持し、板面の回路パターンがショートすることを防止することができる。また、スペーサを用いることなく、板金フレームに直接プリント基板を取り付け、少ない部品点数でプリント基板を固定することができるとともに、プリント基板を導電性フレームに接地するEMI構造を確実なものとすることができる。
加えて、板金フレームの一部を板面の裏側に切り起こすことにより板金フレームに形成した抜き孔を、カバー部材を用いて板金フレームの板面の裏側から塞ぐとともに、板金フレームの一部を板面の裏側に切り起こすことにより板金フレームに形成したプリント基板取付部にプリント基板を重ねて固定ねじでねじ止め固定するので、板金フレームの板面の裏側にカバー部材を取り付けるとともに、プリント基板を取り付け、板金フレームの片側からの組立てを可能として組立て作業性を高めることができる。
さらに加えて、プリント基板をねじ止め固定する固定ねじでカバー部材の動きを規制するので、専用のねじを用いることなく、カバー部材の動きをも規制し、部品点数を削減することができる。しかも、板金フレームの板面の表側に固定ねじの先端を露出することなく、板面の表側に固定ねじの先端を突出したりすることなく、またカバー部材の動きを規制して抜き孔を確実に塞ぎ、抜き孔から指を入れてプリント基板に触れたり固定ねじに触れたりすることなく、感電のおそれを確実になくすことができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明で用いる板金フレームを示す。
図中符号10で示す板金フレームは、一部を板面の裏側に切り起こして図示するようにクランク型に折り曲げ、プリント基板取付部12を形成する。プリント基板取付部12は、先端に肉厚部13を設けて、その肉厚部13の表裏を貫通して雌ねじ孔14を設けてなる。また、その板金フレーム10には、プリント基板取付部12を切り起こすことにより矩形状の抜き孔15をあける。
図2には、この発明で用いるカバー部材を示す。
図中符号20で示すカバー部材は、平板部21の表側に嵌合部22を、裏側にボス部23と弾性部24と位置決め突部25とを設ける。
平板部21は、長方形状をなし、一方の短辺に四角い切り込み部26を有する。そして、表面の周囲に段差27を設けて表面に矩形状に突出して嵌合部22を形成する。ここで、段差27は、板金フレーム10の厚さよりやや薄い厚さDとし、嵌合部22は、丁度板金フレーム10の抜き孔15にはまり込む形状とする。また、ボス部23は、切り込み部26の底辺のやや内側に位置して平板部21の裏面から突出して設ける。ボス部23の中心には、頂面から非貫通穴28をあける。
弾性部24は、切り込み部26の底辺縁から立ち上げて平板部21とほぼ平行になるように直角近くに折り曲げて形成する。そして、ボス部23の頂面と対向する部分には、開口29を設ける。また、位置決め突部25は、切込み部26を挟んで両側に弾性部24より高く立てて形成する。
図3には、そのようなカバー部材20を上述した板金フレーム10に取り付ける状態を示す。
板金フレーム10でプリント基板を保持するときには、まず図3に示すように、カバー部材20の表側を板金フレーム10に向けて板金フレーム10の板面の裏側からカバー部材20を挿入し、プリント基板取付部12の下にもぐり込ませる。そして、カバー部材20の切り込み部26にプリント基板取付部12を入れ、プリント基板取付部12の肉厚部13を弾性部24の開口29に入れてプリント基板取付部12で弾性部24を上から押さえ、やがて嵌合部22を抜き孔15にはめ込んで板金フレーム10の抜き孔15を板金フレーム10の板面の裏側から塞ぐ。すると、ボス部23にあけた非貫通穴28が、プリント基板取付部12の雌ねじ孔14と一致した位置となる。
このように、カバー部材20の嵌合部22を抜き孔15に弾性的にはめ込むことによりカバー部材20を板金フレーム10に取り付けるスナップフィット構造を形成し、板金フレーム10に対してカバー部材20をはめ付けて簡単に仮止めし、カバー部材20の取り付け取り外しの作業性を向上することができる。仮に、板金フレーム10が斜め状態であっても、仮止めしたカバー部材20の落下を防止することができる。
図4には、カバー部材20を板金フレーム10にはめ付け後の状態を示す。
板金フレーム10に対してカバー部材20をはめ付けて仮止めして後、板金フレーム10のプリント基板取付部12にプリント基板30を重ね、プリント基板30を位置決め突部25に押し当てて位置決めし、プリント基板30のねじ挿通孔31をプリント基板取付部12の雌ねじ孔14に合わせる。
その後、固定ねじ40をプリント基板取付部12のねじ挿通孔31に通してプリント基板取付部12の雌ねじ孔14にねじ付け、プリント基板30をプリント基板取付部12にねじ止め固定する。このとき、固定ねじ40の先端は、弾性部24の開口29を通してカバー部材20のボス部23にあけた非貫通穴28に入れ、板金フレーム10の板面の表側に固定ねじ40の先端を露出することなく、その固定ねじ40でカバー部材20の動きを規制する。
図5には、固定ねじ40でプリント基板30をプリント基板取付部12にねじ止め固定したときの状態を示す。
これにより、板金フレーム10の一部を切り起こすことによりプリント基板取付部12を形成し、そのプリント基板取付部12にプリント基板30を重ねて固定ねじ40でねじ止め固定するので、プリント基板30のねじ止め部以外を浮かせて保持し、プリント基板30の回路パターンがショートすることを防止することができる。また、スペーサを用いることなく、板金フレーム10に直接プリント基板30を取り付け、少ない部品点数でプリント基板30を固定することができるとともに、プリント基板30を導電性フレームに接地するEMI構造を確実なものとすることができる。
加えて、板金フレーム10の一部を板面の裏側に切り起こすことにより形成したプリント基板取付部12にプリント基板30を重ねて固定ねじ40でねじ止め固定するとともに、プリント基板取付部12を切り起こすことにより板金フレーム10に形成した抜き孔15を、カバー部材20を用いて板金フレーム10の板面の裏側から塞ぐので、板金フレーム10の板面の裏側にカバー部材20を取り付けるとともに、プリント基板30を取り付け、板金フレーム10の片側からの組立てを可能として組立て作業性を高めることができる。
さらに加えて、プリント基板30をねじ止め固定する固定ねじ40でカバー部材20の動きを規制するので、専用のねじを用いることなく、カバー部材20の動きをも規制し、部品点数を削減することができる。しかも、板金フレーム10の板面の表側に固定ねじ40の先端を露出することなく、板面の表側に固定ねじ40の先端を突出したりすることなく、またカバー部材20の動きを規制して抜き孔15を確実に塞ぎ、抜き孔15から指を入れてプリント基板30に触れたり固定ねじ40に触れたりすることなく、感電のおそれを確実になくすことができる。
また、カバー部材20に非貫通穴28を設け、固定ねじ40でプリント基板30をプリント基板取付部12にねじ止め固定したときカバー部材20の動きを規制すべく固定ねじ40の先端を非貫通穴28に挿入するので、部品点数を増加することなく、プリント基板30をねじ止め固定する固定ねじ40でカバー部材20の動きを簡単に規制して抜き孔15を確実に塞ぐことができる。
ところで、上述した例では、非貫通穴28内に固定ねじ40を実際に挿入した長さと非貫通穴28の深さとの差をL1とし、嵌合部22を抜き孔15にはめ込んだときの嵌合深さをL2とするとき、
L1<L2
とする。すなわち、この例では、嵌合深さL2は、段差27の厚さDとなる。このようにすると、非貫通穴28内に固定ねじ40を実際に挿入した長さと非貫通穴28の深さとの差L1分、カバー部材20がもっとも浮き上がったとしても、なお嵌合部22が抜き孔15にはまり込んだ状態を維持するので、嵌合部22が抜き孔15から外れることがなく、カバー部材20で抜き孔15を常に確実に塞ぐことができる。
また、上述した例では、プリント基板取付部12にプリント基板30を取り付けるとき、板金フレーム10のプリント基板取付部12にプリント基板30を重ね、プリント基板30を位置決め突部25に当ててプリント基板30の図5中矢示方向aの位置決めをしたが、矢示方向aに限らず、それに直交する方向でもよいし、矢示方向aとそれに直交する方向の双方の位置決めをしてもよい。
このように、プリント基板取付部12にプリント基板30を取り付けるとき、プリント基板30を当ててプリント基板30を位置決めする位置決め突部25をカバー部材20に形成するので、位置決め突部25に当ててプリント基板30の位置決めを容易とし、プリント基板30の取り付けを簡単として組立作業性を向上することができる。
なお、上述した例では、プリント基板30の1コーナーの保持構造についてのみ説明したが、他のコーナー部分についても同様に保持するようにしてもよく、そのとき他のコーナーにも位置決め突部25を設けると、互いの位置決め突部25でより一層プリント基板30を確実に位置決めすることができる。また、もちろんプリント基板30のコーナーに限らず、中間位置を保持することもできる。
上から、この発明で用いる板金フレームの平面図、断面図、底面図である。 上から、この発明で用いるカバー部材の平面図、側面図、底面図である。 図1に示す板金フレームに図2に示すカバー部材を取り付ける状態を示す図である。 板金フレームにカバー部材を取り付け後の状態を示す図である。 板金フレームにプリント基板を取り付けた状態を示す図である。 フレームに形成したボス部に取り付けてプリント基板を保持する従来図である。 スナップフィット部材をスペーサとして板金フレームに取り付けてプリント基板を保持する従来図である。 カラー部材をスペーサとして板金フレームに取り付けてプリント基板を保持する従来図である。 雌雄ねじ付きスタッド部材をスペーサとして板金フレームに取り付けてプリント基板を保持する従来図である。 両雌ねじ付き部材をスペーサとして板金フレームに取り付けてプリント基板を保持する従来図である。 固定ブラケット部材をスペーサとして板金フレームに取り付けてプリント基板を保持する従来図である。 板金フレームの一部を切り起こして形成したプリント基板取付部に取り付けてプリント基板を保持する従来図である。 板金フレームの一部を絞り加工して形成した突部に取り付けてプリント基板を保持する従来図である。 無電解めっきを施したスペーサを用いて板金フレームに取り付けてプリント基板を保持する従来図である。
符号の説明
10 板金フレーム
12 プリント基板取付部
13 肉厚部
14 雌ねじ孔
15 抜き孔
20 カバー部材
21 平板部
22 嵌合部
23 ボス部
24 弾性部
25 位置決め突部
26 切り込み部
27 段差
28 非貫通穴
29 開口
30 プリント基板
40 固定ねじ

Claims (6)

  1. 一部を板面の裏側に切り起こすことにより、抜き孔をあけるとともに、プリント基板取付部を形成した板金フレームと、
    そのプリント基板取付部にプリント基板を重ねてねじ止めして固定する固定ねじと、
    表側を前記板金フレームに向けて、前記板金フレームの裏側の板面と前記プリント基板取付部との間に挿入し、前記板金フレームの裏側に取り付けて前記抜け孔を塞ぐカバー部材と、
    を備え
    前記カバー部材に、平板部の表側の板面に設けて前記抜け穴にはめ込む嵌合部と、前記平板部の裏側に板面と直角に設けて、前記板金フレームの板面の表側に露出することなく前記固定ねじで前記カバー部材の動きを規制するようにその固定ねじの先端が入り込む非貫通穴とを設けることを特徴とする、プリント基板の保持装置。
  2. 前記カバー部材の平板部の裏側にボス部を設けて、そのボス部に前記非貫通穴をあけることを特徴とする、請求項1に記載のプリント基板の保持装置。
  3. 前記カバー部材に、前記プリント基板取付部で上から押さえ、前記嵌合部を前記抜き孔に弾性的にはめ込むことにより前記カバー部材を前記板金フレームに取り付けるスナップフィット構造を形成する弾性部を設けることを特徴とする、請求項1または2に記載のプリント基板の保持装置。
  4. 前記固定ねじでプリント基板を前記プリント基板取付部にねじ止め固定したとき前記カバー部材の動きを規制すべく前記固定ねじの先端を挿入する非貫通穴を、前記カバー部材に設け、その非貫通穴内に前記固定ねじを実際に挿入した長さと前記非貫通穴の深さとの差をL1とし、前記嵌合部を前記抜き孔にはめ込んだときの嵌合深さをL2とするとき、
    L1<L2
    とすることを特徴とする、請求項3に記載のプリント基板の保持装置。
  5. 前記プリント基板取付部にプリント基板を取り付けるとき、プリント基板を当てて位置決めする位置決め突部を前記カバー部材に形成することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載のプリント基板の保持装置。
  6. 板金フレームの一部を板面の裏側に切り起こすことにより前記板金フレームに形成された抜き孔を、カバー部材で前記板金フレームの板面の裏側から塞ぎ、
    前記板金フレームの一部を板面の裏側に切り起こすことにより前記板金フレームに形成したプリント基板取付部にプリント基板を重ねて固定ねじでねじ止め固定し、
    前記カバー部材の平板部の裏側に板面と直角に設ける非貫通穴に前記固定ねじの先端が入り込むことにより、前記板金フレームの板面の表側に前記固定ねじの先端を露出することなくその固定ねじで前記カバー部材の動きを規制する、
    ことを特徴とする、プリント基板の保持方法。
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