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JP4473147B2 - 位相線路及び分波器 - Google Patents

位相線路及び分波器 Download PDF

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Description

本発明は、インピーダンス整合用の位相線路、及び位相線路を用いた分波器に関するものである。
分波器(デュプレクサ)は、主にCDMA(Code Division Multiple Access )方式の携帯電話などの無線通信システムにおいて使用される。CDMA方式の無線システムでは、1本のアンテナを用いて送信と受信が同時に行われるため、送信信号と受信信号とを分離し、かつ互いの信号が相互に影響しないようにする分波器が必要となる(例えば、特許文献1参照)。携帯電話機に搭載される分波器の一般的構成を図5に示す。
図5に示すように、分波器は、図示しない送信回路からの送信信号のみを通過させてアンテナ4に供給する中心周波数f1の帯域通過フィルタである送信用フィルタ1と、アンテナ4で受信された高周波信号のうち所定の受信信号のみを通過させる中心周波数f2(f1≠f2)の帯域通過フィルタである受信用フィルタ2と、アンテナ4と受信用フィルタ2の入力端子との間に設けられたインピーダンス整合用の分波回路3とから構成される。送信回路は、送信すべき音声信号やデータ信号等を基に高周波の送信信号を生成して送信用フィルタ1に出力する。受信回路は、受信用フィルタ2から出力された受信信号を復調して音声信号やデータ信号等を取り出す。
送信用フィルタ1及び受信用フィルタ2には、SAW(Surface Acoustic Wave )フィルタあるいは圧電薄膜を用いたBAW(Bulk Acoustic Wave)フィルタなどが用いられる。分波回路3は、送信用フィルタ1と受信用フィルタ2の相互の干渉による特性劣化を防止する。この分波回路3には、電気長がぼぼλ/4(λは携帯電話機で使用される電磁波の波長)の位相線路が多用されている。位相線路は、ストリップラインで構成され、送信用フィルタ1と受信用フィルタ2と共にセラミックパッケージに搭載される。
図6は従来の位相線路(ストリップライン)の構成を示す断面図である。位相線路は、GND導体101で挟まれた誘電体102内に信号導体103を設けたものである。通常、位相線路の特性インピーダンスは50Ωであるため、誘電体102の誘電率や厚み、信号導体103の幅を位相線路の特性インピーダンスが50Ωとなるように設計する。
携帯電話機の小型化・薄型化に伴い、分波器も小型化・薄型化が要求されている。分波器を構成する要素のうち最も体積が大きい要素は、分波回路3である。位相線路を分波回路3として動作させるためには、前述のように位相線路の電気長をλ/4とする必要がある。例えば、800MHzの電磁波の真空中における1/4波長は、およそ94mmである。この94mmの電気長を比誘電率7の誘電体102を用いて実現しようとすると、35mmの線路長が必要となる。線路長を短くするためには、比誘電率が大きな誘電体102を用いれば良いが、比誘電率を大きくすると、特性インピーダンスを50Ωとするための誘電体102の厚みが厚くなり、薄型化への要求に反してしまう。
信号導体103の幅を小さくすることにより、誘電体102の厚みを変えずに、位相線路の特性インピーダンスを50Ωとすることができるが、信号導体103の加工可能な線幅に限界があるため、実用的でない。また、位相線路の線路間の距離を小さくし、位相線路の占める面積を小さくしようとすると、線路間の結合により、インピーダンスの低下が生じ、特性インピーダンスが50Ωから外れてしまう。また、図6に示す位相線路を上下に2つ重ねることによって面積を小さくすることができるが、位相線路の厚みが増すという問題がある。
そこで、GND導体間に、3層の信号導体を配置することにより、位相線路を小型化することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開平10−126213号公報 特開2002−176337号公報
特許文献2に開示された位相線路によれば、小型化が可能となるが、挿入損失(インサーションロス)が大きいという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、小型で、かつ挿入損失が小さい位相線路、及び位相線路を用いた分波器を提供することを目的とする。
本発明の位相線路は、2層のGND導体で挟まれた誘電体の内部に、前記誘電体によって互いに隔てられ、かつ電気的に直列に接続された複数層の信号導体を有し、前記複数層の信号導体が平面視同一形状で、かつ前記複数層の信号導体の水平方向の位置が同一であることを特徴とするものである。
また、本発明の位相線路の1構成例は、前記誘電体と前記複数層の信号導体とからなる単位構造を、前記2層のGND導体の間に複数積層して、各単位構造の間を前記2層のGND導体とは別のGND導体で分離し、各単位構造の信号導体を電気的に直列に接続したものである。
また、本発明の位相線路の1構成例において、前記複数層の信号導体は2層である。
また、本発明は、送信回路からの送信信号のみを通過させてアンテナに供給する送信用フィルタと、前記アンテナで受信された高周波信号のうち所定の受信信号のみを通過させて受信回路に供給する受信用フィルタと、前記アンテナと前記受信用フィルタの入力端子との間に設けられたインピーダンス整合用の位相線路とからなる分波器において、前記位相線路が、2層のGND導体で挟まれた誘電体の内部に、前記誘電体によって互いに隔てられ、かつ電気的に直列に接続された複数層の信号導体を有し、前記複数層の信号導体が平面視同一形状で、かつ前記複数層の信号導体の水平方向の位置が同一であることを特徴とするものである。
また、本発明の分波器の1構成例において、前記位相線路は、前記誘電体と前記複数層の信号導体とからなる単位構造を、前記2層のGND導体の間に複数積層して、各単位構造の間を前記2層のGND導体とは別のGND導体で分離し、各単位構造の信号導体を電気的に直列に接続したものである。
また、本発明の分波器の1構成例において、前記複数層の信号導体は2層である。
本発明によれば、2層のGND導体で挟まれた誘電体の内部に複数層の信号導体を設けることにより、GND導体間の信号導体が1層である従来の構造に対して、位相線路を小型化することができ、また位相線路を用いる分波器を小型化することができる。また、複数層の信号導体を平面視同一形状とし、かつ複数層の信号導体の水平方向の位置を同一とすることにより、位相線路による挿入損失の増加を抑制することができる。また、本発明では、各線路間の水平方向の距離を小さくすることなく、線路長を増やすことができるため、線路間の結合によるインピーダンス低下を避けることができる。また、線路間の距離が大きいことから、線路間にビアホールを多数形成することができるため、2層のGND導体間の不要なインダクタンス成分を減らすことができる。さらに、本発明では、複数層の信号導体を平面視同一形状とすることにより、位相線路の作製時に各信号導体層の形成が容易になるという効果が得られる。
また、本発明では、誘電体と複数層の信号導体とからなる単位構造を、2層のGND導体の間に複数積層することにより、単位構造当たりの線路長を短くすることができ、位相線路の面積を大幅に削減することができる。
また、本発明では、2層のGND導体で挟まれた誘電体の内部に設ける信号導体を2層とすることにより、位相線路の特性インピーダンスの調整を容易にすることができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1(A)は本発明の第1の実施の形態となる分波器のパッケージ(以下、PKGとする)の概略構成を示す平面図、図1(B)は図1(A)の分波器のA−A線断面図である。本実施の形態においても、分波器としての構成は図5に示したとおりである。
図1(A)の分波器のGND導体11aを上から透視した図を図2(A)に示し、信号導体13aを上から透視した図を図2(B)に示し、信号導体13bを上から透視した図を図2(C)に示し、GND導体11bを上から透視した図を図2(D)に示す。
図1(A)に示す面は、チップダイボンド面であり、このチップダイボンド面に送信用フィルタ1及び受信用フィルタ2が搭載され、図示しないワイヤーあるいはバンプによりパッド15,16及びその他のパッドに適切に接続される。
本実施の形態の分波器で用いる位相線路(分波回路3)は、2層のGND導体11a,11bで挟まれた誘電体12の内部に、誘電体12によって互いに隔てられ、かつ電気的に直列に接続された複数層の信号導体13a,13bを設け、複数層の信号導体13a,13bを平面視同一形状とし、かつ信号導体13a,13bの水平方向(図2における紙面と平行な方向)の位置を同一としたものである。図1において、14はGND導体11a上に形成された誘電体、15,16は誘電体14上に形成された、導体からなるチップ接続用パッドである。
図1(B)、図2(B)、図2(C)に示すように、信号導体13aと13bの各々の一端はビアホール17により互いに接続され、信号導体13aの他端はビアホール18によりパッド15に接続され、信号導体13bの他端はビアホール19によりパッド16に接続されている。パッド15は受信用フィルタ2の入力端子と接続され、パッド16は図示しないアンテナ及び送信用フィルタ1の出力端子と接続される。また、GND導体11aと11bとはビアホール20により互いに接続されている。
以上のような分波器のPKGは、GND導体11bからパッド15,16までの各層を順次積層した後に焼成して、その後に送信用フィルタ1及び受信用フィルタ2をチップダイボンド面に搭載することにより、作製される。
PKGの基材となる誘電体12,14としては比誘電率9.6の低温焼成セラミックス(LTCC)を用い、GND導体11a,11b、信号導体13a,13b及びパッド15,16を構成する導体材料としてはCuを用いた。
本実施の形態では、800MHz帯のCDMA用分波器を想定し、位相線路の電気長を規定するための基準周波数を880MHzとしている。そして、位相線路の特性インピーダンスが50Ωとなるように、GND導体11aと信号導体13aとの間の誘電体12の厚さt1、信号導体13aと13bとの間の誘電体12の厚さt2、信号導体13bとGND導体11bとの間の誘電体12の厚さt3をそれぞれ150μmとし、信号導体13a,13bの幅を75μmとした。
本実施の形態では、誘電体12の比誘電率が9.6であることを考慮して、電気長がλ/4となるように線路長(信号導体13aと13bの合計の長さ)を27.5mmに設定している。また、線路間の結合を防ぐため、信号導体13a,13bの各線路間の水平方向の距離(図2(B)、図2(C)のD)を十分離して配置した。
発明者は、特許文献2に開示されたように信号導体を3層にすると、位相線路の特性インピーダンスの調整が難しくなることをシミュレーションにより確認した。このため、特許文献2に開示された位相線路では、信号導体の形状を各層毎に変えて、特性インピーダンスを調整するようにしている。しかし、信号導体の形状を各層毎に変えると、位相線路による挿入損失(インサーションロス)が大きくなるという問題がある。
そこで、本実施の形態では、複数層の信号導体を平面視同一形状とし、かつこの複数層の信号導体の水平方向の位置を同一としたものである。これにより、本実施の形態では、挿入損失の増加を抑制することができる。そして、本実施の形態では、信号導体を13aと13bの2層とした。信号導体を2層にすれば、位相線路の特性インピーダンスを50Ωに調整することが容易になることはシミュレーションにより確認した。位相線路の特性インピーダンスに関係のあるパラメータは、誘電体12,14の比誘電率と、誘電率12の厚さt1,t2,t3と、信号導体13a,13bの幅と、信号導体13a,13bの厚さと、線路長である。
本実施の形態では、2層のGND導体で挟まれた誘電体の内部に2層の信号導体を設けることにより、GND導体間の信号導体が1層である従来の構造に対して、ほぼ同じ厚さの誘電体を用いて、2倍の長さの線路長を同じ面積内に形成することができる。言い換えると、GND導体間の信号導体が1層である従来の構造では、本実施の形態と同じ線路長を同じ面積で実現しようとすると、図6に示した構成を図3のように積層する必要がある。
図3において、101a,101b,101cはGND導体、102a,102b,104は誘電体、103a,103bは信号導体、105,106はチップ接続用のパッド、107は信号導体103aと103bの一端を接続するビアホール、108は信号導体103aの他端とパッド105とを接続するビアホール、109は信号導体103bの他端とパッド106とを接続するビアホール、120はGND導体101aと101bと101cとを接続するビアホールである。図1(B)と図3とを比較すると、図1(B)における誘電体14の上面からGND導体11bまでの厚さが、図3における誘電体104の上面からGND導体101bまでの厚さとほぼ同じである。したがって、本実施の形態では、GND導体間の信号導体が1層である従来の構造と比べて位相線路を小型化することができ、また位相線路を用いる分波器を小型化することができる。
また、本実施の形態では、複数層の信号導体を平面視同一形状(正確にはビアホール18,19の箇所が異なるので略同一形状)とし、かつ複数層の信号導体の水平方向の位置を同一とすることにより、特許文献2に開示された位相線路と比べて挿入損失の増加を抑制することができ、さらに信号導体を2層とすることで、位相線路の特性インピーダンスの調整を容易にすることができる。また、本実施の形態では、各線路間の水平方向の距離Dを小さくすることなく、線路長を増やすことができるため、線路間の結合によるインピーダンス低下を避けることができる。また、線路間の距離Dが大きいことから、線路間にビアホール20を多数形成することができるため、GND導体11aと11b間の不要なインダクタンス成分を減らすことができる。さらに、本実施の形態では、複数層の信号導体を平面視同一形状とすることにより、位相線路の作製時に各信号導体層の形成が容易になるという効果が得られる。
なお、本実施の形態では、位相線路を内蔵するPKGの基材(誘電体12,14)としてLTCCを用いたが、これに限るものではなく、アルミナや樹脂を用いてもよい。また、GND導体11a,11b、信号導体13a,13b及びパッド15,16を構成する導体材料としてCuを用いたが、タングステンやAgなどを用いてもよい。また、これらの導体には酸化防止用のNiAuメッキ等の表面処理をしてもよい。また、誘電体12や信号導体13a,13bの厚さ、信号導体13a,13bの幅、線路長などは、使用する基材の比誘電率と使用する周波数及び要求特性により設定すればよく、上記の値には限定されない。
[第2の実施の形態]
図4は本発明の第2の実施の形態となる分波器のPKGの概略構成を示す断面図であり、図1、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。第1の実施の形態で説明した誘電体と複数層の信号導体とからなる単位構造を、GND導体11aと11bの間に複数積層するようにしてもよい。図4の例は、単位構造を2層積層したものである。
誘電体12a及び信号導体13a,13bからなる単位構造と、誘電体12b及び信号導体13c,13dからなる単位構造とは、GND導体11cにより分離される。第1の実施の形態と同様に、信号導体13aと13bの各々の一端はビアホール17により互いに接続され、また信号導体13cと13dの各々の一端はビアホール21により互いに接続されている。そして、図4では図示していないが、信号導体13bの他端と信号導体13cの他端との間、信号導体13aの他端とパッド15との間、信号導体13dの他端とパッド16との間、GND導体11aと11bと11cとの間が、それぞれ図示しないビアホールにより接続されている。
これにより、本実施の形態では、PKGが厚くなる代わりに、単位構造当たりの線路長を短くすることができるので、PKGの面積を大幅に削減することができる。
なお、1つの単位構造内にある信号導体13a,13b(あるいは13c,13d)については水平方向の位置が同一であることが必要となるが、異なる単位構造の間では信号導体の水平方向の位置がずれていても構わない。
また、第1、第2の実施の形態では、各層のGND導体をそれぞれ単一の板で構成しているが、これに限るものではなく、各層のGND導体をそれぞれ複数に分割してもよい。同一層の複数のGND導体を外部で互いに接続すれば、単一の板と同等の構成になる。
本発明は、インピーダンス整合用の位相線路、及び位相線路を用いた分波器に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態となる分波器のパッケージの概略構成を示す平面図(A)及び断面図(B)である。 図1の分波器の上層のGND導体を上から透視した図(A)、上層の信号導体を上から透視した図(B)、下層の信号導体を上から透視した図(C)、及び下層のGND導体を上から透視した図(D)である。 図1の位相線路と同特性の位相線路をGND導体間の信号導体が1層の構造で実現した場合の断面図である。 本発明の第2の実施の形態となる分波器のパッケージの概略構成を示す断面図である。 分波器の一般的構成を示すブロック図である。 従来の位相線路の構成を示す断面図である。
符号の説明
1…送信用フィルタ、2…受信用フィルタ、3…分波回路、11a、11b、11c…GND導体、12、12a、12b、14…誘電体、13a、13b、13c、13d…信号導体、15、16…パッド、17、18、19、20、21…ビアホール。

Claims (6)

  1. 2層のGND導体で挟まれた誘電体の内部に、前記誘電体によって互いに隔てられ、かつ電気的に直列に接続された複数層の信号導体を有し、
    前記複数層の信号導体が平面視同一形状で、かつ前記複数層の信号導体の水平方向の位置が同一であることを特徴とする位相線路。
  2. 請求項1記載の位相線路において、
    前記誘電体と前記複数層の信号導体とからなる単位構造を、前記2層のGND導体の間に複数積層して、各単位構造の間を前記2層のGND導体とは別のGND導体で分離し、各単位構造の信号導体を電気的に直列に接続したことを特徴とする位相線路。
  3. 請求項1又は2記載の位相線路において、
    前記複数層の信号導体は2層であることを特徴とする位相線路。
  4. 送信回路からの送信信号のみを通過させてアンテナに供給する送信用フィルタと、前記アンテナで受信された高周波信号のうち所定の受信信号のみを通過させて受信回路に供給する受信用フィルタと、前記アンテナと前記受信用フィルタの入力端子との間に設けられたインピーダンス整合用の位相線路とからなる分波器において、
    前記位相線路は、2層のGND導体で挟まれた誘電体の内部に、前記誘電体によって互いに隔てられ、かつ電気的に直列に接続された複数層の信号導体を有し、前記複数層の信号導体が平面視同一形状で、かつ前記複数層の信号導体の水平方向の位置が同一であることを特徴とする分波器。
  5. 請求項4記載の分波器において、
    前記位相線路は、前記誘電体と前記複数層の信号導体とからなる単位構造を、前記2層のGND導体の間に複数積層して、各単位構造の間を前記2層のGND導体とは別のGND導体で分離し、各単位構造の信号導体を電気的に直列に接続したものであることを特徴とする分波器。
  6. 請求項4又は5記載の分波器において、
    前記複数層の信号導体は2層であることを特徴とする分波器。
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