JP4473012B2 - 移載装置、表面実装機、icハンドラー、照明レベル決定方法及びしきい値決定方法 - Google Patents
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Description
加えて、例えば、QFP(Quad Flat Package)やBGA(Ball Grid Array)のようなリードやボール等の本体から突出した部分を有する部品の場合には、不良品を判定するためにリードやボールの平坦度(コプラナリティ)を計測するのが一般的である。このため、従来では、上述したラインセンサに加えて、このラインセンサと光軸の角度が異なるラインセンサを設け、これらのラインセンサにより部品のリードやボールの撮像を行って画像を取り込み、これらの取り込み画像に基づいて不良品の判定を行っている(例えば、特許文献2,3参照。)。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
しかしながら、従来、上述したような部品データのパラメータは、熟練した作業者でなければ設定することができなかった。また、熟練した作業者であっても、適正にパラメータを設定するには試行錯誤を繰り返すことが必要であった。このため、従来より適正な部品データの各パラメータの設定を自動的に行うことができる移載装置等が望まれていた。
そこで、本発明は上述したような課題を解決するためになされたものであり、適正な部品データのパラメータの設定を自動的に行うことできる移載装置、表面実装機、ICマウンター、照明レベル決定方法及びしきい値決定方法を提供することを目的とする。
本実施の形態にかかる表面実装機は、平面視略矩形の基台1と、この基台1の長手方向(X軸方向)に沿って基台1上に配設され、プリント基板Pを搬送するコンベア2と、このコンベア2の両側に設けられ、電子部品を供給する部品供給部3と、基台1の上方に設けられ、部品供給部3の電子部品をコンベア2上のプリント基板Pに移載するヘッド機構4と、基台1上に設けられ、ヘッド機構4が搬送する電子部品を撮像する0度ラインセンサ5と、ヘッド機構4が搬送する電子部品を撮像するθ度ラインセンサ6と、表面実装機の動作を制御する制御装置7とを有する。
また、各ヘッド45のZ軸方向の下端にはノズル46が設けられており、部品吸着時には図示しない負圧供給手段からノズル46に負圧が供給され、この負圧による吸引力で部品が吸着される。
なお、ヘッド45には、ノズル46が複数設けられるようにしてもよい。
0度ラインセンサ5及びθ度ラインセンサ6は、それぞれCCDラインセンサからなり、ヘッドユニット44の移動範囲内であって基台1上の部品供給部3近傍に設けられ、上述したノズル46により吸着された部品の下面を撮像してその画像信号を制御装置7に出力する。このような0度ラインセンサ5及びθ度ラインセンサ6は、CCDラインセンサに限定されず、例えばCCDエリアセンサなど各種撮像手段を適用することが可能である。
なお、0度ラインセンサ5及びθ度ラインセンサ6は、図1に示されるようにそれぞれ2つずつ設けられているが、1つずつでもよい。
なお、θ度ラインセンサ6の光軸6aの角度θは、例えば40度など適宜自由に設定することができる。また、θ度ラインセンサ6は、図4(b)に示すようなミラー6aにより光軸6aの角度θを変えるものに限定されず、Z軸に対して所定の角度θを有するように配設されるのであれば、各種CCDラインセンサを適用することができる。
また、本実施の形態において、照明61は、図4(b)に示すような構成の照明が2つ設けられているが、ノズル46に吸着された部品を照らす照明であるならば、図4(b)に示す照明の構成及び数量に限定されず、適宜自由に設定することができる。
記憶部73に記憶された各種データは、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Video Disk)等の公知の記憶媒体に記憶することも可能である。これにより、他の装置で作成した各種データを記憶媒体を介して記憶部73に導入することが可能となる。
入力部75は、ユーザによる表面実装機の動作に関する各種操作入力を検出する。この検出した情報は、主演算部76に送出される。
また、主演算部76は、本実施の形態にかかる表面実装機で移載動作を行う前に、認識動作時に用いる部品データを作成する(部品データ作成動作)。これにより、主演算部76は、照明レベル決定手段又はしきい値決定手段として機能する。
まず、ユーザが部品データを作成する電子部品を指定する、又は、搭載データに含まれる電子部品の何れかを主演算部76が指定すると、主演算部76は、軸制御部71を介して各サーボモータ41b、42b、47、48を制御し、部品供給部3からプリント基板Pに指定された電子部品を吸着する(ステップS501)。
初めに、主演算部76は、指定された電子部品をθ度ラインセンサ6で撮像する際の照明61の照明レベルを設定する。
主演算部76は、θ度ラインセンサ6により取り込まれる画像に画像処理を行う際のしきい値をデフォルト値に設定する(ステップS502)。このデフォルト値には、例えば、過去に部品データを作成した電子部品の中から今回部品データを作成する電子部品と形状が似た電子部品の部品データを用いたり、入力部75を介してユーザにより入力された値などを用いることができる。
ここで、主演算部76は、電子部品を吸着したときのノズル46のR軸方向の角度を0°とすると、ヘッドユニット44をθ度ラインセンサ6上を通過させる前に、ノズル46のR軸方向の角度を0°、+5°、−5°の何れかに設定し、撮像を行う度に毎回異なる角度に変えてθ度ラインセンサ6に撮像を行わせる。これにより、R軸方向に異なる角度から照明61が照射された電子部品の下面の画像を取り込むことが可能となる。
照明レベルは、照明61の照度の明暗の幅を適宜例えば8段階など数段階に分割したものである。最初にステップ503の処理を行う場合、主演算部76は、例えば、照度が最も明るいレベル又は最も暗いレベルで照明61を点灯させる。
なお、θ度ラインセンサ6により撮像を行う回数、ノズル46のR軸方向の角度を変化させる際のその角度の大きさ及び照明レベルの照度を分割する段階の数は、それぞれ適宜自由に設定することができる。
主演算部76は、例えば画像データから電子部品各辺の両端のリード又はボールを検出し、これらのリード又はボールから電子部品の輪郭を抽出する。そして、画像データから抽出した電子部品の形状及びサイズに関する情報と、記憶部73に予め記憶されているその電子部品の形状に関する情報とを、それぞれベクトル表現し、内積をとることにより電子部品を認識できるか否かを判定する。ここで、ベクトル表現の設定については、適宜自由に設定することができる。
電子部品の認識は、上述したようなベクトル表現によるもののみならず、例えば相互相関を用いた方法など、各種方法を適宜自由に用いることが可能である。
電子部品を認識できない画像データが存在する場合(ステップS504:NO)、主演算部76は、その画像データのもとになる画像を取り込んだ際の照明61の照明レベルを記憶せずにステップS506の処理に移行する。
例えば、ステップS505で記憶部73に記憶された最高の照明レベルと最低の照明レベルの中間値をθ度ラインセンサ6の照明レベルとして決定する。ここで、最高の照明レベルとは照度が最も高い照明レベルのこと、最低の照明レベルとは照度が最も低い照明レベルのことを意味する。
なお、ステップS505で記憶部73に記憶された照明レベルの平均を算出し、算出された値をθ度ラインセンサ6の照明レベルとして決定するようにしてもよい。
次に、主演算部76は、θ度ラインセンサ6により取り込まれた指定された電子部品の画像に画像処理部72が画像処理を行うときに用いるしきい値を設定する。
まず、主演算部76は、照明レベルをステップS508で設定された照明レベルに設定する。
θ度ラインセンサ6により取り込まれた画像は、画像処理部72により2値化処理が行われる。この2値化処理に用いるしきい値は、例えば取り込まれた画像が256階調の場合、50〜200階調までの10階調毎の階調の値である。最初にステップS509の処理を行う場合、主演算部76は、例えば、階調の数値が最も小さいしきい値又は数値が最も大きいしきい値で画像処理を行わせる。
画像処理部72は、θ度ラインセンサ6により取り込まれた画像を、同一のしきい値で画像処理を3回行い、3つの画像データを生成する。
なお、しきい値に用いる階調の幅及びこの階調の幅を刻む数量、同一のしきい値で画像処理を行う回数は、それぞれ適宜自由に設定することができる。
全ての画像データから電子部品を認識できた場合(ステップS510:YES)、主演算部76は、その画像データを生成する際に用いたしきい値を記憶部73に記憶する(ステップS511)。
電子部品を認識できない画像データが存在する場合(ステップS510:NO)、主演算部76は、その画像データを生成する際に用いたしきい値を記憶せずにステップS512の処理に移行する。
例えば、ステップS511で記憶部73に記憶された最高のしきい値と最低のしきい値の中間値をθ度ラインセンサ6の照明レベルとして決定する。ここで、最高のしきい値とは階調の数値が最も大きいしきい値のこと、最低のしきい値とは階調の数値が最も小さいしきい値のことを意味する。
なお、ステップS511で記憶部73に記憶されたしきい値の階調の数値の平均を算出し、算出された値をθ度ラインセンサ6のしきい値として決定するようにしてもよい。
次に、主演算部76は、指定された電子部品を0度ラインセンサ5で撮像する際の照明51の照明レベルを設定する。
まず、主演算部76は、0度ラインセンサ5により取り込まれる画像に画像処理を行う際のしきい値をデフォルト値に設定する(ステップS601)。このデフォルト値には、例えば、過去に部品データを作成した電子部品の中から今回部品データを作成する電子部品と形状が似た電子部品の部品データを用いたり、入力部75を介してユーザにより入力された値などを用いることができる。
ここで、主演算部76は、電子部品を吸着したときのノズル46のR軸方向の角度を0°とすると、ヘッドユニット44を0度ラインセンサ5上を通過させる前に、ノズル46のR軸方向の角度を0°、+5°、−5°の何れかに設定し、撮像を行う度に毎回異なる角度に変えて0度ラインセンサ5に撮像を行わせる。これにより、R軸方向に異なる角度から照明51が照射された電子部品の下面の画像を取り込むことが可能となる。
照明レベルは、照明51の照度の明暗の幅を適宜例えば8段階など数段階に分割したものである。最初にステップ503の処理を行う場合、主演算部76は、例えば、照度が最も明るいレベル又は最も暗いレベルで照明51を点灯させる。
なお、0度ラインセンサ5により撮像を行う回数、ノズル46のR軸方向の角度を変化させる際のその角度の大きさ及び照明レベルの照度を分割する段階の数は、それぞれ適宜自由に設定することができる。
電子部品を認識できない画像データが存在する場合(ステップS603:NO)、主演算部76は、その画像データのもとになる画像を取り込んだ際の照明51の照明レベルを記憶せずにステップS605の処理に移行する。
例えば、ステップS604で記憶部73に記憶された最高の照明レベルと最低の照明レベルの中間値を0度ラインセンサ5の照明レベルとして決定する。ここで、最高の照明レベルとは照度が最も高い照明レベルのこと、最低の照明レベルとは照度が最も低い照明レベルのことを意味する。
なお、ステップS604で記憶部73に記憶された照明レベルの平均を算出し、算出された値を0度ラインセンサ5の照明レベルとして決定するようにしてもよい。
次に、主演算部76は、0度ラインセンサ5により取り込まれた指定された電子部品の画像に画像処理部72が画像処理を行うときに用いるしきい値を設定する。
まず、主演算部76は、照明レベルをステップS607で設定された照明レベルに設定する。
0度ラインセンサ5により取り込まれた画像は、画像処理部72により2値化処理が行われる。この2値化処理に用いるしきい値は、例えば取り込まれた画像が256階調の場合、50〜200階調までの10階調毎の階調の値である。最初にステップS509の処理を行う場合、主演算部76は、例えば、階調の数値が最も小さいしきい値又は数値が最も大きいしきい値で画像処理を行わせる。
画像処理部72は、0度ラインセンサ5により取り込まれた画像を、同一のしきい値で画像処理を3回行い、3つの画像データを生成する。
なお、しきい値に用いる階調の幅及びこの階調の幅を刻む数量、同一のしきい値で画像処理を行う回数は、それぞれ適宜自由に設定することができる。
全ての画像データから電子部品を認識できた場合(ステップS609:YES)、主演算部76は、その画像データを生成する際に用いたしきい値を記憶部73に記憶する(ステップS610)。
電子部品を認識できない画像データが存在する場合(ステップS609:NO)、主演算部76は、その画像データを生成する際に用いたしきい値を記憶せずにステップS611の処理に移行する。
例えば、ステップS610で記憶部73に記憶された最高のしきい値と最低のしきい値の中間値を0度ラインセンサ5の照明レベルとして決定する。ここで、最高のしきい値とは階調の数値が最も大きいしきい値のこと、最低のしきい値とは階調の数値が最も小さいしきい値のことを意味する。
なお、ステップS610で記憶部73に記憶されたしきい値の階調の数値の平均を算出し、算出された値を0度ラインセンサ5のしきい値として決定するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態によれば、ノズル46をR軸方向周りに角度を変更しながら照明レベルの設定を行うことにより、電子部品に異なる角度から照明を照射することが可能となるので、ノズル46が電子部品が吸着した際に電子部品がR軸方向に回転している場合でも、その電子部品の画像をきちんと認識することができる。したがって、より適正な照明レベルの設定が可能となる。
また、本実施の形態では、照明レベルを設定した後にしきい値を設定するようにしてるが、しきい値を設定した後に照明レベルを設定するようにしてもよい。
ICハンドラー100は、平面視略矩形の基台101と、この基台101のX軸方向に平行な一方の側面の所定の位置に設けられたカセット設置機構110と、基台101上にY軸方向に延在するレール121によりY軸方向に移動可能に配設されたヘッド122を有する搬送機構120と、X軸方向に延在する一対のレール131,132によりX軸方向に移動可能に配設されたヘッドユニット133,134を有するヘッド機構130と、電子部品を回収する回収部140と、ヘッド機構が移載する電子部品を撮像する撮像ユニット151,152と、ICハンドラー全体の動作を制御する図示しない制御装置とを少なくとも備えている。
ヘッド122は、開口部102の下方位置に搬送されたカセット111から電子部品を取り上げ、部品待機部123に載置する。
ヘッドユニット133,134には、電子部品を吸着するノズルをそれぞれ備えた検査用ヘッド133a,134aがX軸方向に一列に並べて設けられている。各ヘッド133a,134aは、Z軸サーボモータ及びR軸サーボモータにより、それぞれヘッドユニット133,134に対してZ軸方向(X軸とY軸に対して垂直な方向)の移動及びノズルの中心軸(R軸)回りの回転が可能とされる。
Claims (8)
- 部品吸着用のノズルを有するヘッドと、
前記ノズルに吸着された部品を撮像する複数の撮像手段と、
これらの撮像手段に対応して設けられ、所定の部品に対して設定される照明レベルで前記部品を照明する複数の照明手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像をしきい値を用いて処理し、画像データを出力する画像処理手段と、
前記画像データに基づき前記ヘッドの駆動を制御する制御手段と、
前記照明手段のそれぞれに対し照明レベルを決定する照明レベル決定手段と
を備え、
前記照明レベル決定手段は、
前記撮像手段により所定の照明レベルで撮像された部品の画像を予め定められた任意のしきい値に基づいて処理した画像データから所定の部品を認識し、異なる複数の照明レベルにおける前記部品の認識結果から前記照明レベルを決定し、
前記制御手段は、
前記撮像手段により撮像が行われる度に、電子部品を吸着したときのノズルの中心軸周りの回転方向における角度を第1の角度、この第1の角度に対して前記回転方向の正の側に所定の角度だけ移動した第2の角度、および、前記第1の角度に対して前記回転方向の負の側に所定の角度だけ移動した第3の角度からなる3つの角度に変える
ことを特徴とする移載装置。 - 前記照明レベル決定手段は、異なる複数の照明レベルのうち正しく認識できたときの最高照明レベルと最低照明レベルとの中間値を前記照明レベルとする
ことを特徴とする請求項1記載の移載装置。 - 部品吸着用のノズルを有するヘッドと、
前記ノズルに吸着された部品を撮像する複数の撮像手段と、
これらの撮像手段に対応して設けられ、所定の部品に対して設定される照明レベルで前記部品を照明する複数の照明手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像をしきい値を用いて処理し、画像データを出力する画像処理手段と、
前記画像データに基づき前記ヘッドの駆動を制御する制御手段と、
前記撮像手段のそれぞれに対し前記画像処理手段の前記しきい値を決定するしきい値決定手段と
を備え、
前記しきい値決定手段は、
前記撮像手段により予め定められた任意の照明レベルで撮像された部品の画像を所定のしきい値に基づいて処理した画像データから所定の部品を認識し、異なる複数のしきい値における前記部品の認識結果から前記しきい値を決定し、
前記制御手段は、
前記撮像手段により撮像が行われる度に、電子部品を吸着したときのノズルの中心軸周りの回転方向における角度を第1の角度、この第1の角度に対して前記回転方向の正の側に所定の角度だけ移動した第2の角度、および、前記第1の角度に対して前記回転方向の負の側に所定の角度だけ移動した第3の角度からなる3つの角度に変える
ことを特徴とする移載装置。 - 前記しきい値決定手段は、異なる複数のしきい値のうち正しく認識できたときの最高しきい値と最低しきい値との中間値を前記しきい値とする
ことを特徴とする請求項3記載の移載装置。 - 基板を保持する保持手段と、
一の位置にある部品を前記保持手段で保持された基板上の所定の位置に移載する移載装置と
を備えた表面実装機であって、
前記移載装置は、請求項1乃至4の何れか1項に記載された移載装置である
ことを特徴とする表面実装機。 - 部品の検査を行う検査ソケットと、
一の位置にある部品を前記検査ソケット上に移載する移載装置と
を備えたICハンドラーであって、
前記移載装置は、請求項1乃至4の何れか1項に記載された移載装置である
ことを特徴とするICハンドラー。 - 部品吸着用のノズルを有するヘッドと、
前記ノズルに吸着された部品を撮像する複数の撮像手段と、
これらの撮像手段に対応して設けられ、所定の部品に対して設定される照明レベルで前記部品を照明する照明手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像をしきい値を用いて処理し、画像データを出力する画像処理手段と、
前記画像データに基づき前記ヘッドの駆動を制御する制御手段とを備えた移載装置において、
前記照明手段のそれぞれに対し照明レベルを決定する照明レベル決定方法であって、
前記撮像手段により所定の照明レベルで撮像された部品の画像を予め定められた任意のしきい値に基づいて処理した画像データから所定の部品を認識し、異なる複数の照明レベルにおける前記部品の認識結果から前記照明レベルを決定し、
前記撮像手段により撮像が行われる度に、電子部品を吸着したときのノズルの中心軸周りの回転方向における角度を第1の角度、この第1の角度に対して前記回転方向の正の側に所定の角度だけ移動した第2の角度、および、前記第1の角度に対して前記回転方向の負の側に所定の角度だけ移動した第3の角度からなる3つの角度に変える
ことを特徴とする照明レベル決定方法。 - 部品吸着用のノズルを有するヘッドと、
前記ノズルに吸着された部品を撮像する複数の撮像手段と、
これらの撮像手段に対応して設けられ、所定の部品に対して設定される照明レベルで前記部品を照明する照明手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像をしきい値を用いて処理し、画像データを出力する画像処理手段と、
前記画像データに基づき前記ヘッドの駆動を制御する制御手段とを備えた移載装置において、
前記撮像手段のそれぞれに対し前記画像処理手段の前記しきい値を決定するしきい値決定方法であって、
前記撮像手段により予め定められた任意のしきい値で撮像された部品の画像を所定のしきい値に基づいて処理した画像データから所定の部品を認識し、異なる複数のしきい値における前記部品の認識結果から前記しきい値を決定し、
前記撮像手段により撮像が行われる度に、電子部品を吸着したときのノズルの中心軸周りの回転方向における角度を第1の角度、この第1の角度に対して前記回転方向の正の側に所定の角度だけ移動した第2の角度、および、前記第1の角度に対して前記回転方向の負の側に所定の角度だけ移動した第3の角度からなる3つの角度に変える
ことを特徴とするしきい値決定方法。
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