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JP4458147B2 - 車両用通話装置、通話システム、センター、通話方法 - Google Patents

車両用通話装置、通話システム、センター、通話方法 Download PDF

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JP4458147B2 JP2007278834A JP2007278834A JP4458147B2 JP 4458147 B2 JP4458147 B2 JP 4458147B2 JP 2007278834 A JP2007278834 A JP 2007278834A JP 2007278834 A JP2007278834 A JP 2007278834A JP 4458147 B2 JP4458147 B2 JP 4458147B2
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Description

本発明は、車両用通話装置等に関し、特に、緊急時に車両用通話装置の故障を検出可能な車両用通話装置、通話システム、センター及び通話方法に関する。
車両に不具合が生じ救助が必要であることを緊急サービスセンタや警察、消防などにハンズフリーで通話できる緊急通報システムが車載されるようになっている。しかしながら、緊急通報システムは、事故に巻き込まれた場合等、緊急時に故障する可能性があり、また、緊急事態が発生するのは希であることから補助バッテリが消耗しているなど、緊急通報システムの本来の機能が有効に作用しない場合がある。例えば、緊急通報システムでは乗員とオペレータが通話可能となっている場合が多いが、車両のマイクロホンが故障すると乗員はオペレータと会話することができない。
一方、緊急通報システムが正常に機能していても乗員が怪我している場合には通話できないことも考えられる。このため、緊急サービスセンタのオペレータが乗員からの応答を要求した場合、オペレータは緊急通報システムのマイクロホンが故障しているため応答がないのか、乗員が怪我のため応答できないのか判断がつかないおそれがある。
そこで、車両内で再生した音声固定メッセージをマイクロホンで集音し、集音した音声固定メッセージが再生した音声固定メッセージと一致するか否かにより、スピーカ又はマイクロホンの故障を検出する車両緊急通報システムが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開2002−288772号公報 特開2002−127858号公報
しかしながら、特許文献1又は2に記載されたように、スピーカから出力した音声信号とマイクロホンから集音した音声信号が一致するか否かにより故障を検出する場合、車両周辺の音声や騒音が大きい場合はマイクロホンにそれらが集音され、緊急通報システムが故障していないのに故障していると誤判定するおそれがある。また、このような判断には時間がかかり、一刻を争う緊急時には実行するのは好ましくない。また、緊急時以外に判断する場合には、その間、乗員同士の会話やオーディオの演奏が禁止されるため乗員に煩わしさを感じさせてしまう。また、音声固定メッセージや比較判定手段を新たに車両に搭載するとコスト増となるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、コスト増を抑制して故障を検出する車両用通話装置、通話システム、センター及び通話方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、通話相手の受話音声を出力する車室内に設置されたスピーカと、車室内に設置されたマイクと、スピーカが出力してマイクに混入した受話音声を除去するエコーキャンセラ部と、を有する車両用通話装置において、車両の緊急状態を検出する検出手段と、検出手段が緊急状態を検出した場合、エコーキャンセラ部による受話音声の除去を禁止する除去禁止手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、エコーキャンセラ部をオフにすることで通話相手の音声がエコーバックされるので、通話相手は車載装置が故障しているか否かを容易に判断することができる。また、エコーキャンセラ部は標準的に搭載されているので、コスト増を最小限に抑制できる。
また、本発明は、受話音声の除去を禁止する禁止信号を受信する受信手段を有し、除去禁止手段は、受信手段が禁止信号を受信した場合、エコーキャンセラ部による受話音声の除去を禁止する、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば通話相手が禁止信号を送信するので、通話相手の意志によりエコーキャンセラ部をオフにして、車載装置が故障しているか否かを判断することができる。
また、本発明の一形態において、マイクが集音した音声レベルを検出する音声レベル検出手段を有し、音声レベル検出手段が検出した音声レベルが所定値未満の場合、除去禁止手段は、エコーキャンセラ部による受話音声の除去を禁止する、ことを特徴とする。
本発明によれば、音声レベルにより乗員が応答困難であることを自動的に検出してエコーキャンセラ部をオフにすることができるので、通話相手が何もしなくても車載装置が故障しているか否かを判断することができる。
コスト増を抑制して故障を検出する車両用通話装置、通話システム、センター及び通話方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
本実施例の緊急通報システム100は、車両の緊急通報装置50のエコーキャンセラをオフにして緊急サービスセンタに音声をエコーバックすることで、緊急通報装置50が故障しているのか、乗員が怪我のため通話できないのかを緊急サービスセンタのオペレータが判断することを可能とする。
図1は、緊急通報システム100の概略構成図を示す。車両11は、緊急サービスセンタ14と無線通話可能な緊急通報装置50を有し、緊急時には携帯電話網や公衆電話回線網の基地局12及びネットワーク13を介して緊急サービスセンタ14と接続し、乗員と緊急サービスセンタ14のオペレータが通話することができるようになる。そして必要であれば、緊急サービスセンタ14は消防15、警察16又はJAF17(以下、消防等という)に車両11に急行するよう要請する。なお、緊急サービスセンタ14が音声認識処理により乗員の音声を認識して緊急通報装置50の故障の有無を判定してもよいが、本実施例では緊急サービスセンタ14のオペレータが応答するものとする。
図2は、緊急通報装置50のブロック図を示す。緊急通報装置50は音声処理部24により制御される。音声処理部24には、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波により車両11の位置を検出するGPS受信機21、運転席や助手席などに設けられたエアバックの作動を検出するエアバックスイッチ22、乗員の操作により緊急サービスセンタ14との通話を開始する通信開始スイッチ23、緊急サービスセンタ14と接続する通信装置25、音声を出力するスピーカ26及び音声を電気信号に変換するマイクロホン27が接続されている。
音声処理部24は、CPU、ROM、RAM及び入出力インターフェイスを備えたコンピュータとして構成され、CPUがプログラムを実行して実現するエコーキャンセラ制御部31を有する。また、音声処理部24は、通信装置25と受話音声信号及び送話音声信号を入出力するインターフェイス部32、エコーをキャンセルするエコーキャンセラ部29、送話音声信号の音声レベルを検出する音声レベル検出部30を有する。
通信装置25は例えば音声通話機能付きのデータ通信ユニット又は乗員の携帯電話である。通信装置25がデータ通信する場合、通信装置25は例えばPPPプロトコル(Point・to・Point・Protocol)に従いデータリンクを確立し、上位層であるTCP/IPプロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等によりネットワーク13を介してデータを送受信することができる。これにより、例えば車両11の位置情報を緊急サービスセンタ14に送信する。
インターフェイス部32は、通信装置25と脱着可能な有線接続又は無線通信により接続し、通信装置25から入力する受話音声信号を取得し、音声処理部24が生成する送話音声信号を通信装置25に出力する。無線通信する場合、例えばブルートゥース(登録商標)通信規格により受話音声信号及び送話音声信号を送受信することができる。
また、インターフェイス部32は、スイッチなどの入力装置を供え、入力装置のユーザ操作に応じてオンフック/オフフック命令を通信装置25に中継し、通信装置25にオンフック/オフフック動作を行わせる処理を行う。
また、緊急時、エアバッグスイッチ22がエアバッグの作動を検出した場合、又は、通信開始スイッチ23が操作された場合、インターフェイス部32は予め登録してある電話番号を接続先に設定して緊急サービスセンタ14に接続する。この他、加速度センサ等により緊急状態であるとことを検出してもよい。
通信装置25は、オペレータからネットワーク13を介して受信した受話音声信号をインターフェイス部32に出力し、インターフェイス部32から入力する送話音声信号をネットワーク13を介してオペレータに送信する。
音声処理部24が有する受話音声アンプ33は、インターフェイス部32が入力する受話音声信号を増幅してスピーカ26を駆動し、受話音声を車内に出力する。スピーカ26は車載されたオーディオ装置やナビシステムのスピーカ26を用いることができ、例えば、運転席ドアに車室側を向けて配置されている。
送話音声アンプ34は、マイクロホン27が集音した車内の音声を送話音声信号としてエコーキャンセラ部29に送出する。エコーキャンセラ部29は、送話音声信号中に含まれる受話音声のエコー成分をキャンセルし、インターフェイス部32を介して通信装置25に出力する。マイクロホン27は、ハンドルの中央部、インストルメントパネル、運転手側Aピラー等に設置され、運転者の口元から音声を集音する指向性を備える。
エコーキャンセラ部29の加算器36は、送話音声アンプ34から入力する送話音声信号から、フィルタ35で算出された疑似エコー信号を減算してインターフェイス部32に送出する。疑似エコー信号の生成には公知の技術を利用でき、受話音声信号の位相を180度ずらした信号を、周囲の音響特性による変化を予測して修正することで生成する。
エコーキャンセラ制御部31は、通常はオン(エコーキャンセルする)のエコーキャンセラ部29の機能をオフにすることができる。エコーキャンセラ部29がオフになった場合、スピーカ26から出力された出力音声がそのままマイクロホン27に集音されるので、緊急サービスセンタ14のオペレータは自らの音声を少し遅延して聞くことができるようになる。
図2のような緊急通報装置50であれば、緊急通報装置50が故障しているか否かを確認する際、緊急サービスセンタ14のオペレータは自分の音声がエコーバックされるが乗員からの応答がない場合、緊急通報装置50が故障しておらず乗員が怪我のため応答できないことを容易に判断できる。自分の音声がエコーバックされない場合、緊急通報装置50が故障していることは明らかになるが、乗員が怪我等により応答できない緊急状態に陥っているか否かは不明であるので別の方法(例えば、車室内の撮影、脈拍検知等)により確認すればよいことになる。また、エコーキャンセラ部29はハンズフリーによる通話が可能な環境や携帯電話において標準装備されているため、追加する機能を最小限にして、緊急通報装置50が故障しているか否かを判断することができる。
本実施例では、自動的にエコーキャンセラ部29をオフにすることができる緊急通報装置50について説明する。エコーキャンセラ部29は初期設定ではオンとなっているが、乗員が会話できるのであればエコーキャンセラ部29をオフにしない方が会話しやすい。しかしながら、乗員が怪我等により会話できない場合、緊急通報装置50が自動的にエコーキャンセラ部29をオフにできることが好ましい。
例えば、乗員が怪我等のためオペレータの呼びかけに応答できない状態では、送話音声信号の音声レベルが所定以下となるはずである。本実施例では、送話音声信号の音声レベルに基づきエコーキャンセラ制御部31がエコーキャンセラ部29をオフにする。
図3は、緊急サービスセンタ14に接続した緊急通報装置50が故障しているか否かを緊急サービスセンタ14が判定する手順を示すシーケンス図である。図3のシーケンス図は、エアバッグスイッチ22の作動又は通信開始スイッチ23の操作により、緊急通報装置50が緊急サービスセンタ14に接続することでスタートする(S10)。緊急サービスセンタ14のオペレータは車両11からの接続に対し乗員に呼びかけを行う(S20)。
エコーキャンセラ制御部31は、緊急サービスセンタ14に接続した後、送話音声信号の音声レベルが所定以上であるか否かを判定する(S30)。送話音声信号にはオペレータが発した受話音声のエコー成分が含まれるので、音声レベル検出部30は、加算器36が送話音声信号から疑似エコー信号を減算した後の送話音声信号の音声レベルを検出し、所定以上か否かを判定する(S30)。この音声レベルは例えば電圧値を検出することで監視できる。
送話音声信号の音声レベルが所定以上の場合(S30のYes)、乗員がオペレータに応答していると考えられるのでエコーキャンセラ制御部31はエコーキャンセラ部29をオンにしたままに維持する(S40)。送話音声信号の音声レベルが所定以上でない場合(S30のNo)、エコーキャンセラ制御部31はエコーキャンセラ部29をオフにする(S50)。
オペレータは乗員からの応答があるまで呼びかけを繰り返し、乗員の音声が聞こえるか否かを判定する(S60)。オペレータの呼びかけに対し乗員の音声が聞こえる場合(S60のNo)、オペレータによる一般的な対応、例えば、乗員から聴取した車両11の損傷の程度や怪我の有無に応じて救急車等に救助を要請する(S90)。
一方、オペレータが呼びかけても乗員の音声が聞こえない場合(S60のYes)、送話音声信号の音声レベルが所定未満となるためエコーキャンセラ部29がオフになる。このため、緊急通報装置50のマイクロホン27が故障していなければ送話音声信号に含まれるオペレータの音声が受話音声信号になって緊急サービスセンタ14に送信される。
オペレータは自分が話した音声が聞こえるか否かを判断し(S70)、自分が話した音声が聞こえる場合(S70のYes)、スピーカ26及びマイクロホン27が故障していないのに乗員の応答がないことから乗員が怪我で応答できないと判断し救急車等を呼ぶことができる(S80)。
自分が話した音声が聞こえない場合(S70のNo)、スピーカ26又はマイクロホン27の少なくともいずれかが故障していると判断し(S110)、乗員との会話とは別の方法で乗員の安否を確認する(S120)。なお、エコーキャンセラ制御部31がエコーキャンセラ部29をオフにした場合、エコーキャンセラ部29がオフであることを示す情報を緊急サービスセンタ14に送信してもよい。
本実施例によれば、エコーキャンセラ部29をオフにすることで、緊急通報装置50が故障しているか否かを確実に判断することができる。エコーキャンセラ部29は標準装備されており、送話音声信号の音声レベルの監視も容易に実現できるので、コスト増を最小限に抑制して緊急通報装置50の故障判定を実行できる。
本実施例では、緊急サービスセンタ14の信号によりエコーキャンセラ制御部31がエコーキャンセラ部29をオフにする緊急通報システム100について説明する。例えば、乗員が怪我等により会話できない場合、オペレータの呼びかけに対し応答がないと考えられるが、実施例1のように自動的にエコーキャンセラ部29をオフにする場合、オペレータはエコーキャンセラ部29がオフになるまで待機しなければならず故障か否かの判断が遅れる場合がある。また、実施例1では車両11から異音が発生したり周囲の騒音が所定以上の音声レベルとなった場合、エコーキャンセラ部29をオフにできない場合があると考えられる。
また、オペレータの操作により緊急通報装置50のエコーキャンセラ部29をオフにできれば、オペレータはいつエコーキャンセラ部29をオフしたかを把握できるので、車両11が自動的にエコーバックを開始するよりも故障か否かの判断が容易になる。
図4は、本実施例の緊急通報システム100の概略ブロック図を示す。なお、図4において図2と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。オペレータは緊急サービスセンタ14を構成するコンピュータを操作してエコーキャンセラ操作信号を車両11に送信する。入力装置141は、コンピュータを操作するキーボードやマウス等であり、オペレータはコンピュータが実行するアプリケーションソフトウェアを入力装置141で操作する。アプリケーションソフトウェアの所定の操作メニューを操作するとエコーキャンセラ操作信号送信部142はエコーキャンセラ部29をオフにするエコーキャンセラ操作信号を車両11に送信する。エコーキャンセラ操作信号送信部142は、例えばNIC(Network Interface Card)を介して電話番号等で特定される通信装置25にエコーキャンセラ操作信号を送信する。緊急通報装置50のエコーキャンセラ制御部31は、通信装置25が受信したエコーキャンセラ操作信号に基づきエコーキャンセラ部29をオフにする。
図5は緊急サービスセンタ14に接続した緊急通報装置50が故障しているか否かを緊急サービスセンタ14が判定する手順を示すシーケンス図である。図5のシーケンス図は、エアバッグスイッチ22の作動又は通信開始スイッチ23の操作により、緊急通報装置50が緊急サービスセンタ14に接続することでスタートする(S10)。緊急サービスセンタ14のオペレータは接続に対し乗員に呼びかけを行う(S20)。
呼びかけに対しオペレータは乗員の音声が聞こえるか否かを判定する(S210)。乗員の音声が聞こえる場合(S60のNo)、オペレータによる一般的な対応、例えば、乗員から聴取した車両11の損傷の状況や怪我の有無に応じて救急車等に救助を要請する(S270)。
一方、オペレータが呼びかけても乗員の音声が聞こえない場合(S210のYes)、オペレータは入力装置141を操作してエコーキャンセラ操作信号送信部にエコーキャンセラ操作信号を送信させる(S220)。
緊急通報装置50の通信装置25がエコーキャンセラ操作信号を受信すると、エコーキャンセラ制御部31はエコーキャンセラ部29をオフにする(S270)。これにより、緊急通報装置50のマイクロホン27が故障していなければ送話音声信号に含まれるオペレータの音声が受話音声信号になって緊急サービスセンタ14に送信される。
ついで、オペレータは自分が話した音声が聞こえるか否かを判断し(S230)、自分が話した音声が聞こえる場合(S230のYes)、スピーカ26及びマイクロホン27が故障していないのに乗員の応答がないことから乗員が怪我で応答できないと判断し救急車等を呼ぶことができる(S240)。
自分が話した音声が聞こえない場合(S230のNo)、スピーカ26又はマイクロホン27の少なくともいずれかが故障していると判断し(S250)、乗員との会話とは別の方法で乗員の安否を確認する(S260)。
本実施例によれば、標準装備されているエコーキャンセラ部29をオフにすることで、緊急通報装置50が故障しているか否かを確実に判断することができる。
また、緊急サービスセンタ14からエコーキャンセラ部29をオフにすることで、オペレータが積極的に緊急通報装置50が故障しているか否かを判断することができる。なお、実施例1に本実施例の構成を組み合わせ、送話音声信号の音声レベル及びエコーキャンセラ操作信号に基づきエコーキャンセラ部29をオフにしてもよい。
実施例1及び2ではエコーキャンセラ部29をオフにした場合にオペレータが自らの音声を聞くことができるか否かにより緊急通報装置50が故障しているか否かを判定したが、本実施例ではエコーキャンセラ部29をオフにすることなく緊急通報装置50の故障の有無を判断可能な緊急通信システム100について説明する。
緊急サービスセンタ14は、何らの音が車両11から受信できれば少なくとも緊急通報装置50のマイクロホン27は故障していないと判断できる。本実施例ではこの音として所定の音楽(以下、BGMという)をスピーカ26から車内に出力する。BGMはどのような音楽でも良いが、オペレータが聞き分け易いように好ましくは乗員の音声と異なる音域を含む。
図6は、本実施例の緊急通報システム100の概略ブロック図を示す。なお、図6において図2と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図6の緊急通報装置50はBGM合成処理部37を有し、またエコーキャンセラ部29をオフにしないのでエコーキャンセラ制御部31を有しない。
BGM合成処理部37はインターフェイス部32が取得した受話音声信号にBGM信号を合成した後スピーカ26を駆動して車内に出力する。BGM合成処理部37は車両11に標準的に搭載されるオーディオ装置で構成してもよく、この場合はコスト増を最小限に抑制できる。
車室内にはオペレータが発した受話音声とBGMが出力されるが、受話音声はエコーキャンセラ部29によりキャンセルされるので、乗員が応答しない場合インターフェイス部32はBGMのみを送話音声信号として通信装置25に送出する。
したがって、緊急サービスセンタ14のオペレータはBGMを聞くことができればマクロフォン27が故障していないと判断できる。また、乗員が応答した場合でもエコーキャンセラ部29がオンなので、BGMとは聞き分けやすい乗員の送話音声を聞き取ることができる。
図7は、緊急サービスセンタ14に接続した緊急通報装置50が故障しているか否かを緊急サービスセンタ14が判定する手順を示すシーケンス図である。なお、図7において図3と同一ステップには同一の符号を付した。
図7のシーケンス図は、エアバッグスイッチ22の作動又は通信開始スイッチ23の操作により、緊急通報装置50が緊急サービスセンタ14に接続することでスタートする(S10)。緊急サービスセンタ14のオペレータは接続に対し乗員に呼びかけを行う(S20)。緊急通報装置50のBGM合成処理部37は接続に連動して受話音声信号にBGM信号の合成を開始する。なお、BGM合成処理部37は受話音声信号が受信されなくてもBGM信号を合成する。
呼びかけに対しオペレータは、乗員の音声が聞こえるか否かを判定する(S60)。オペレータの呼びかけに対し乗員の音声が聞こえる場合(S60のNo)、オペレータによる一般的な対応、例えば、乗員から聴取した車両11の損傷の状況や怪我の有無に応じて救急車等に救助を要請する(S90)。
一方、オペレータが呼びかけても乗員の音声が聞こえない場合(S60のYes)、オペレータはBGMが聞こえるか否かを判断し(S71)、BGMが聞こえる場合(S71のYes)、スピーカ26及びマイクロホン27が故障していないのに乗員の応答がないことから乗員が怪我で応答できないと判断し救急車等を呼ぶことができる(S80)。
BGMが聞こえない場合(S71のNo)、スピーカ26又はマイクロホン27の少なくともいずれかが故障していると判断し(S110)、乗員との会話とは別の方法で乗員の安否を確認する(S120)。
本実施例によれば、BGMを車内に出力するだけで緊急通報装置50が故障しているか否かを判定できるのでコスト増を抑制できる。また、エコーキャンセラ部29をオフにしないので、乗員が応答した場合でも乗員の送話音声のみを聞き取ることができる。
緊急通報システムの概略構成図である。 緊急通報装置のブロック図の一例である(実施例1)。 緊急サービスセンタに接続した緊急通報装置が故障しているか否かを緊急サービスセンタが判定する手順を示すシーケンス図である(実施例1)。 緊急通報システムの概略ブロック図である(実施例2)。 緊急サービスセンタに接続した緊急通報装置が故障しているか否かを緊急サービスセンタが判定する手順を示すシーケンス図である(実施例2)。 緊急通報システムのブロック図の一例である(実施例3)。 緊急サービスセンタに接続した緊急通報装置が故障しているか否かを緊急サービスセンタが判定する手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
11 車両
14 緊急サービスセンタ
22 エアバッグスイッチ
23 通信開始スイッチ
24 音声処理部
25 通信装置
26 スピーカ
27 マイクロホン
29 エコーキャンセラ部
30 音声レベル検出部
31 エコーキャンセラ制御部
37 BGM合成処理部
50 緊急通報装置
100 緊急通報システム
142 エコーキャンセラ操作信号送信部

Claims (6)

  1. 通話相手の受話音声を出力する車室内に設置されたスピーカと、車室内に設置されたマイクと、前記スピーカが出力して前記マイクに混入した前記受話音声を除去するエコーキャンセラ部と、を有する車両用通話装置において、
    車両の緊急状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段が緊急状態を検出した場合、前記エコーキャンセラ部による前記受話音声の除去を禁止する除去禁止手段と、
    を有することを特徴とする車両用通話装置。
  2. 前記受話音声の除去を禁止する禁止信号を受信する受信手段を有し、
    前記除去禁止手段は、前記受信手段が前記禁止信号を受信した場合、前記エコーキャンセラ部による前記受話音声の除去を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用通話装置。
  3. 前記マイクが集音した音声レベルを検出する音声レベル検出手段を有し、
    前記音声レベル検出手段が検出した音声レベルが所定値未満の場合、前記除去禁止手段は、前記エコーキャンセラ部による前記受話音声の除去を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用通話装置。
  4. 車両用通話装置とセンターが電話網を介して接続する通話システムにおいて、
    前記車両用通話装置は、
    通話相手の受話音声を出力する車室内に設置されたスピーカと、車室内に設置されたマイクと、前記スピーカが出力して前記マイクに混入した前記受話音声を除去するエコーキャンセラ部と、車両の緊急状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段が緊急状態を検出した場合、前記エコーキャンセラ部による前記受話音声の除去を禁止する除去禁止手段と、を有し、
    前記センターは、
    当該センターが送信した前記受話音声がエコーバックされるか否かにより前記車両用通話装置が故障しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする通話システム。
  5. 通話相手の受話音声を出力する車室内に設置されたスピーカと、車室内に設置されたマイクと、前記スピーカが出力して前記マイクに混入した前記受話音声を除去するエコーキャンセラ部と、車両の緊急状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段が緊急状態を検出した場合、前記エコーキャンセラ部による前記受話音声の除去を禁止する除去禁止手段と、を有する車両用通話装置と電話網を介して通話するセンターであって、
    当該センターが送信した前記受話音声がエコーバックされるか否かにより前記車両用通話装置が故障しているか否かを判定する、
    ことを特徴とするセンター。
  6. 通話相手の受話音声を出力する車室内に設置されたスピーカと、車室内に設置されたマイクと、前記スピーカが出力して前記マイクに混入した前記受話音声を除去するエコーキャンセラ部と、を有する車両用通話装置の通話方法において、
    検出手段が、車両の緊急状態を検出する検出ステップと、
    検出ステップにより緊急状態を検出した場合、除去禁止手段が、前記エコーキャンセラ部による前記受話音声の除去を禁止する禁止ステップと、
    を有することを特徴とする通話方法。
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