JP4457433B2 - ブランケット汚れ防止装置及びその装置を用いたブランケット汚れ防止方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフセット印刷枚葉機におけるブロッキング防止用パウダのブランケット汚れ防止装置及びその装置を用いたブランケット汚れ防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オフセット印刷枚葉機では印刷完了の印刷紙が排紙部に搬送され積み重ねられる。この時インキ乾燥が完全でない場合は、積み重ねられた印刷紙間でインキの移動が発生する裏写り状態が発生する場合がある。この裏写りすなわちブロッキングを防止するために印刷紙の表面にブロッキング防止用パウダが排紙部手前で散布されている。排紙部手前ではパウダ散布用ノズルからブロッキング用パウダが印刷紙に供給されているが、ノズルから散布されているパウダが全て印刷紙上に載っているわけではなく、余剰パウダが発生している。従来の方法では、この余剰パウダを排紙部の上部集塵機にて回収している。しかしながら、全ての余剰パウダを集塵機が回収できているわけではなく、印刷機から外部に流出するパウダや印刷機内部に残ってしまうパウダが存在する。実開平01−16331号公報等に提案されているように、出来るだけ余剰パウダを外部または内部に発生させないという試みが過去になされてきた。しかし、完全に余剰パウダの発生防止は困難で、しかも印刷機上流にある印刷ユニットへのパウダ逆流への対策も前例がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、排紙部手前で散布されているブロッキング防止用パウダが、印刷機の外部及び印刷機上流にある印刷ユニット内部へ逆流飛散することを防止するブランケット汚れ防止装置及びその装置を用いたブランケット汚れ防止方法を提案することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
オフセット枚葉機において、印刷紙の搬送路途中で、排紙部手前の印刷紙駆け上がり部の印刷ユニット側搬送路に、該搬送路下流側から、順次、ブロッキング防止用パウダの逆流防止用のエアー噴射装置と、パウダ溜まりと、駆け上がり部付近及びパウダ溜まりに溜ったブロッキング防止用パウダを循環するためのブロアとその管路を備えたことを特徴とするブランケット汚れ防止装置である。
【0005】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載のブランケット汚れ防止装置を用いて、印刷紙の搬送路途中で、排紙部手前の印刷紙駆け上がり部の印刷ユニット側搬送路に設けた前記エアー噴射装置にて、ブロッキング防止用パウダの逆流を防止し、前記駆け上がり部付近及びパウダ溜まりに溜ったブロッキング防止用パウダを、循環用ブロアにてエアーごと収集して、該パウダごとエアーを、搬送路下流に向けて噴射し、前記排紙部付近の印刷紙に噴射することを特徴とするブランケット汚れ防止方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図に基づいて説明する。
図1は、本発明のブランケット汚れ防止装置の概略断面図である。
印刷機排紙部手前の駆け上がり部は、デリバリーガイド7により外部と遮断されており、この位置からはブロッキング防止用パウダが流出することは殆どない。実際には、パウダ噴射はパウダスプレーノズル6より搬送中の印刷紙面上に行われている。この時、前記した従来方式では、余剰パウダが発生することにより、駆け上がり部の下部に堆積することになる。そこでパウダ溜まり2のような溝を設け、堆積しているパウダの収集場所とする。その上、収集された余剰パウダは、循環経路を経由してブロア3により再度搬送中の印刷紙に噴射される。
【0007】
また、パウダ溜まり2にも収集されずに更に逆流しようとするパウダに対しては、逆流防止用エアー1を常時噴射することにより、印刷ユニットへの進入を防止することにより、印刷ユニットのブランケット汚れを最小にすることができる。この時、逆流防止用エアー1噴射および集塵機4による連続運転は不可欠であり、ブロア3によるパウダ再利用のための運転は印刷機の運転、停止に関わらず、搬送される印刷紙のバタツキを起こさないようにすることが望ましい。
【0008】
デリバリーガイド7は、冷間圧延材を曲げることにより製作した。パウダ再利用のための循環用ブロア3には市販のブロア(富士電機製:RING BLOW)を使用し、これをインバータを介して印刷機外に取付け、排紙部手前の駆け上がり部へ2つの経路に分けて噴射した。また、パウダ溜まり2は、溝深さ100mmで製作し、逆流防止用エアーノズルは拡散しないエアーが望ましいことから外形φ40内径φ20の焼き入れシャフトに30mmピッチでφ4の孔(図示せず)を35箇所開けて使用した。
この時の印刷機運転方法としては、集塵機は常時運転しており逆流防止エアーは印刷機の運転に同調させ、パウダ再利用のためのブロアは印刷機停止時は運転時の1/3に調整している。結果として良好な印刷状態が長時間にわたり維持できた。
【0009】
【発明の効果】
本発明により、印刷機の内部および外部に排紙部手前で散布されているブロッキング防止用パウダが印刷機上流にある印刷ユニットへ逆流飛散することを防止することことができ、これによってブランケットの汚れを防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブランケット汚れ防止装置の概略断面図
【符号の説明】
1……逆流防止用エアー
2……パウダ溜まり
3……ブロア
4……集塵機
5……デリバリーエアー吹き
6……パウダスプレー
7……デリバリーガイド
Claims (2)
- オフセット枚葉機において、印刷紙の搬送路途中で、排紙部手前の印刷紙駆け上がり部の印刷ユニット側搬送路に、該駆け上がり部の下部に配置されたパウダ溜まりと、このパウダ溜まりに向かって印刷ユニット側からエアーを噴射するブロッキング防止用パウダの逆流防止用のエアー噴射装置と、駆け上がり部付近及びパウダ溜まりに溜ったブロッキング防止用パウダを循環して印刷紙に噴射するための循環用ブロアとその管路を備えたことを特徴とするブランケット汚れ防止装置。
- 請求項1記載のブランケット汚れ防止装置を用いて、オフセット枚葉機のブランケットがブロッキング防止用パウダによって汚染されることを防止するブランケット汚れ防止方法。
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