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JP4442737B2 - Rf−idカード付き葉書 - Google Patents

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JP4442737B2
JP4442737B2 JP2000164882A JP2000164882A JP4442737B2 JP 4442737 B2 JP4442737 B2 JP 4442737B2 JP 2000164882 A JP2000164882 A JP 2000164882A JP 2000164882 A JP2000164882 A JP 2000164882A JP 4442737 B2 JP4442737 B2 JP 4442737B2
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JP
Japan
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card
postcard
bonded
sheet
cut
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JP2000164882A
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Inventor
則明 新美
Original Assignee
小林クリエイト株式会社
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Publication date
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、RF−IDカードを郵送するためのRF−IDカード付き葉書に関する。
【0002】
【従来の技術】
非接触でデータを読み書きできて薄く軽量なRF−IDカードは、その扱いデータ量の豊富さ、取り扱いの容易さ等から次第に普及し、RF−IDカードの郵送も増加してきている。
【0003】
従来、磁気カード等を郵送するには、カードを挟み込んだり貼り付けたりした台紙を封筒に入れていた。RF−IDカードの郵送の場合も同様に封書が用いられていた。しかし、この郵送方法には次のような問題がある。すなわち、(1)封書は葉書よりも郵便料金が高い、(2)カードと台紙は別々に製造され、これらを貼り合わせたりするから、コスト高となる、(3)カードと台紙を組み合わせてから台紙にデータを印字するにはカード部分が著しく厚いので、使用するプリンタや印字方式に制約がある。
【0004】
このような問題を解決するために、磁気カード等に関しては、特開平10−86559号公報、特開平11−105469号公報、特開平11−105470号公報、実用新案登録第3001234号公報等にカード付きの葉書が開示されている。これらの葉書はいずれも貼り合わせ葉書であって、3重に貼り合わせたシートのうちの中間のシートや2重に貼り合わせたシートの裏側のシートに磁気カード等を形成し、磁気カード等の周囲に切り込み等を設けて葉書から磁気カード等を外しやすくしている。
【0005】
RF−IDカードに関しては、特開平11−301148号公報にRF−IDカード付きの葉書が開示されている。この葉書は、葉書の製造工程で上紙と下紙との間にRF−IDのアンテナとICチップを挟み込み、RF−IDカードと葉書を一体にしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上述の問題点を解決し、製造が容易、安価で、取り扱いやすいRF−IDカード付き葉書を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、この発明においては、折り曲げ線を介して複数のシートに区画された貼り合わせ葉書素材の任意の一または複数の位置にカード領域が設けられるとともに、該領域のうち少なくとも一の領域内にはICおよびこれに接続されたアンテナを備えたRF−IDインレットが貼付されており、貼り合わせ葉書素材が折り曲げ線で交互に折り畳まれ、RF−IDインレットを密封するシート間は完全接着シートにより剥離不能に接着され、他のシート間は疑似接着シートにより剥離可能に接着されているようにする。
【0008】
この発明のRF−IDカード付き葉書は、ICとアンテナ部分を予めRF−IDインレットとしてサブ組みしておき、これを葉書素材に貼付するから、製造が簡単で容易である。葉書の宛名領域の宛先氏名、発信人名などを、RF−IDカードのカード情報として兼ねれば、重複記載が避けられ、葉書の印刷内容が簡単になる。
【0009】
葉書内に形成されたRF−IDカードは、受取人が切り取り線に沿って切り取ってもよいが、RF−IDカード部分の周囲を完全に切断し、この部分に貼り合わせられた他のシートはカットしないハーフカットを設けると扱いやすい。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、以下、図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、製造工程におけるこの発明の一実施の形態のRF−IDカード付き葉書を示す正面図、図2は、図1の側面図、図3は、このRF−IDカード付き葉書素材を折り曲げて貼り合わせた状態を示す側面図、図4は、貼り合わせ葉書を疑似接着剤層で剥がした状態を示す平面図である。
【0012】
図1および図2において、1は、両側にスプロケット穴部1a、1aを有する3面折り畳みの連続貼り合わせ葉書用紙で、この連続用紙1は、後に説明する印刷、印字、RF−IDインレット貼付をして、貼り合わせ葉書素材3とする。
【0013】
貼り合わせ葉書素材3は、折り曲げ線4により通信文シート5、カード裏面シート6および宛名シート8の3つのシートに区画されている。そして、切断線2で分断される前の連続用紙1の状態(図1および図2の状態)で、通信文シート5の表面にはカード送付案内9が、カード裏面シート6のカード領域7の表面にはカードに関する注意事項、所有者サイン欄等10が、宛名シート8の表面の宛名領域には郵送先、発信元、カード所有者ID等11がそれぞれ印刷される。また、カード裏面シート6のカード領域7の裏面にはRF−IDインレット12が貼付される。このRF−IDインレット12はフレキシブルな合成樹脂フィルム上にIC12aとアンテナ12bを組み込んだ厚みが薄いものなので、インレット貼付後に印刷することもでき、上記の印刷とインレット貼付の工程はどちらを先にしてもよい。
【0014】
印刷、印字、インレット貼付が終了した連続貼り合わせ葉書素材3は、葉書素材3をZ型に折り、RF−IDインレット12を密封するシート6、8間には完全接着シート15を、他のシート5、6間には疑似接着シート13を挟み込んで、熱圧着加工をしてそれぞれ完全接着、疑似接着して葉書状に固定する。その後、両側のスプロケット穴部1a、1aの切り離し、葉書サイズへの切断を行う。RF−IDインレット12は完全密封され、ハーフカット18で切り取ることでカード17になる。
【0015】
なお、上記疑似接着シート13は、疑似接着層14を透明フィルム13a、13aで挟み込み、その両面にホットメルト糊19、19を塗布したもので、上記のように、他のシートでこの疑似接着シート13を挟んで熱圧着加工すると、ホットメルト糊部分が完全接着し、疑似接着層14から剥がすことができる。また、完全接着シート15は、薄紙20の両面にホットメルト糊19、19を塗布したもので、他のシートでこの完全接着シート15を挟んで熱圧着加工すると、ホットメルト糊部分が完全接着して剥がすことができない。
【0016】
その後、上記カード領域7、16とその周囲との境界線を完全に切断し、この部分に貼り合わせられた通信文シート5はカットしない、ハーフカット18を設けて、RF−IDカード付き葉書を郵送できる状態にする。
【0017】
この葉書の受取人は、図4のように、疑似接着面14を剥がしてカード送付案内9を読み、ハーフカット18部分で切り離されているRF−IDカード17を取り出す。RF−IDカード17の表面には種々のカード情報が、また、裏面には注意事項等が印字されていて、カードとして使用することができる。
【0018】
この発明のRF−IDカード付き葉書は、上述の実施の形態に限らず、種々の形態が含まれる。例えば、連続用紙に印刷、印字、貼付等をする代わりに、単票の葉書用紙に印刷、印字、貼付等をしてもよく、また、3面折り畳みに限らず、2面あるいは4面以上の折り畳み葉書にこの発明を適用することができる。折り畳み方に応じて、表裏両面に印刷することもできる。
【0019】
上記宛名シート8の表面の宛名11のうち、宛先の氏名、カード所有者ID、発信元(カード発行元)名、その他有効期限、カード名等のカード情報が、カード領域16(カード裏面シート6のカード領域7と重なる領域)内に印刷されていて、宛名11の少なくとも一部がRF−IDカード17のカード情報を兼ねるようになっていてもよい。
【0020】
また、宛名シートの宛名とRF−IDカードのカード情報とを兼ねることなく、別々に設けてもよい。
【0021】
また、カード情報の印刷に代えて、エンボス印字とすることもできる。RF−IDインレットのIC、アンテナはインレットの全面にあるのではなく、RF−IDカードにはそれ以外の「余白部分」が多いからである。
【0022】
ハーフカットは必ずしも必要ではなく、切り取り線を印刷しておいて、この線に沿ってRF−IDカードを切り離すこともできる。
【0023】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、この発明によれば、RF−IDインレットを葉書とは別途に製造できる、カードと葉書への同時印字も、段差などによる制約がなく容易である、等RF−IDカードと葉書の製作が容易、安価である。また、RF−IDカードを割安な葉書料金で郵送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の貼り合わせ葉書素材を貼り合わせた状態を示す側面図。
【図4】図3の貼り合わせ葉書の疑似接着剤層を剥がした状態を示す平面図。
【符号の説明】
3 貼り合わせ葉書素材
7 カード領域
8 宛名シート
12 RF−IDインレット
12a IC
12b アンテナ
13 疑似接着シート
14 疑似接着層
15 完全接着シート
16 カード領域
17 RF−IDカード
18 ハーフカット

Claims (3)

  1. 折り曲げ線を介して複数のシートに区画された貼り合わせ葉書素材の任意の一または複数の位置にカード領域が設けられるとともに、該領域のうち少なくとも一の領域内にはICおよびこれに接続されたアンテナを備えたRF−IDインレットが貼付されており、貼り合わせ葉書素材が折り曲げ線で交互に折り畳まれ、RF−IDインレットを密封するシート間は完全接着シートにより剥離不能に接着され、他のシート間は疑似接着シートにより剥離可能に接着されていることを特徴とするRF−IDカード付き葉書。
  2. 上記カード領域の周囲にハーフカットを設けたことを特徴とする請求項1記載のRF−IDカード付き葉書。
  3. 上記カード領域の少なくとも一部が葉書の宛名情報を含み、カード情報の一部を兼ねていることを特徴とする請求項1または2に記載のRF−IDカード付き葉書。
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