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JP4440871B2 - バルブ用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、移動体としての自動車の乗員室内などに設置されて、発光するバルブを収容するバルブ用コネクタに関する。
例えば、移動体としての自動車の乗員室内などには、該乗員室内の照明用のバルブ用コネクタ(例えば、特許文献1参照)が設けられる。このバルブ用コネクタは、絶縁性の合成樹脂で構成されたハウジングと、該ハウジングに取り付けられるとともに前記自動車のワイヤハーネスの電線に取り付けられる複数のバスバと、スイッチ部などを備えている。
それぞれのバスバは、前述した電線が取り付けられる電線取付部と、電流が印加されると発光するバルブと接続する電極と、を備えている。複数のバスバは、互いに間隔をあけて配置される。スイッチ部は、複数のバスバ同士を電気的に接続したり、該電気的な接続の解除を行って、前記バルブに電流を供給したり該電流の供給を解除する。
前述したバルブ用コネクタは、スイッチ部が操作されて、バルブに電流が供給されると、該バルブが発光して、前述した乗員室内などを照明する。前述したバルブ用コネクタは、スイッチ部が操作されて、バルブに電流が供給されないと、該バルブが発光せずに、前述した乗員室内などを照明しない。
特開2003−40032号公報
前述した特許文献1などに記載されたバルブ用コネクタは、取り付けられるバルブの品番に応じて設けられてきた。要するに、バルブ用コネクタは、取り付けられるバルブの品番と、殆ど同じ数の品番が設けられていた。このため、前述したバルブ用コネクタは、自動車のグレードなどが変更になって、取り付けられるバルブが変更されると、勿論、ハウジングやバスバが新規に製作されてきた。よって、前述したバルブ用コネクタは、品番の数が多く、コストの低減が困難であった。
したがって、本発明の目的は、異なる品番のバルブを取り付けることを可能として、低コスト化を図ることができるバルブ用コネクタを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のバルブ用コネクタは、ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられかつ該ハウジングに取り付けられる第1のバルブに電流を供給するとともに互いに間隔をあけて配置された一対の電極と、を備えたバルブ用コネクタにおいて、前記ハウジングに取り付けられて、前記電極それぞれと接続するとともに前記第1のバルブと形状が異なる第2のバルブに電流を供給可能なアダプタを備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のバルブ用コネクタは、請求項1記載のバルブ用コネクタにおいて、前記アダプタが、それぞれが前記電極と前記第2のバルブとを接続する一対の導電部材と、前記一対の導電部材を互いに間隔をあけて配置して、該一対の導電部材を支持した絶縁部材と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のバルブ用コネクタは、請求項2記載のバルブ用コネクタにおいて、前記第2のバルブの前記ハウジングに対する向きを固定する固定手段を備えたことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のバルブ用コネクタは、請求項3記載のバルブ用コネクタにおいて、前記固定手段が、前記絶縁部材と前記ハウジングとに設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の本発明のバルブ用コネクタは、請求項3記載のバルブ用コネクタにおいて、前記導電部材に設けられ、かつ前記第2のバルブが発する光を前記ハウジング外に反射する反射部を備えたことを特徴としている。
請求項6に記載の本発明のバルブ用コネクタは、請求項5記載のバルブ用コネクタにおいて、前記固定手段は、前記導電部材と前記ハウジングとに設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載された本発明によれば、アダプタを用いると第2のバルブをハウジングに取り付けることができ、アダプタを用いないと第1のバルブをハウジングに取り付けることができる。
請求項2に記載された本発明によれば、アダプタが電極それぞれと接続する一対の導電部材を備えているので、該アダプタは、バルブ用コネクタの電流がバルブに供給するための機能部に取り付けられることとなる。
請求項3に記載された本発明によれば、第2のバルブの向きを固定する固定手段を備えているので、該第2のバルブがハウジングに取り付けられた後に、がたつくことを防止できる。
請求項4に記載された本発明によれば、固定手段がアダプタの絶縁部材とハウジングに設けられているので、第2のバルブの向きを確実に固定できる。
請求項5に記載された本発明によれば、反射部を備えているので、第2のバルブの発する光を十分に、ハウジング外に導くことができる。
請求項6に記載された本発明によれば、固定手段が導電部材とハウジングに設けられているので、第2のバルブの向きを確実に固定できる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、第2のバルブと第1のバルブとの双方をハウジングに取り付けることができるので、異なる品番のバルブをハウジングに取り付けることができる。
さらに、アダプタの形状を種々変更することで、種々の品番の第2のバルブをハウジングに取り付けることができる。よって、さらに、多くの品番のバルブをハウジングに取り付けることができる。したがって、バルブ用コネクタの低コスト化を図ることができる。
請求項2に記載の本発明は、アダプタがバルブ用コネクタの機能部に取り付けられることとなるので、該アダプタが確実に第2のバルブに電流を供給できる。
請求項3に記載の本発明は、第2のバルブの向きを固定する固定手段を備えているので、該第2のバルブがハウジングに取り付けられた後に、がたつくことを防止できる。
請求項4に記載の本発明は、固定手段がアダプタの絶縁部材とハウジングに設けられているので、第2のバルブの向きを確実に固定できる。
請求項5に記載の本発明は、反射部を備えているので、第2のバルブの発する光を十分に、ハウジング外に導くことができる。
請求項6に記載の本発明は、固定手段が導電部材とハウジングに設けられているので、第2のバルブの向きを確実に固定できる。
以下、本発明の一実施形態にかかるバルブ用コネクタ1を、図1ないし図8を参照して説明する。バルブ用コネクタ1は、図1に示すランプユニット2を構成する。
ランプユニット2は、自動車の乗員室内を照明するためのユニットであり、図1に示すように、バルブ用コネクタ1と、ランプハウジング3と、レンズ4とを備えている。バルブ用コネクタ1は、自動車のルーフパネル(自動車の天井を構成する板金部品)5に取り付けられる。バルブ用コネクタ1は、ランプユニット2の光を照射する機能部をなしている。なお、このバルブ用コネクタ1の詳細な構成は、後ほど説明する。
ランプハウジング3は、絶縁性の合成樹脂で構成されて、前述したルーフパネル5の自動車の乗員室の内側に取り付けられるルーフトリム(自動車の天井を構成する合成樹脂で構成される部品、内張り用の部品)6に取り付けられる。ランプハウジング3は、バルブ用コネクタ1に取り付けられるとともに、該バルブ用コネクタ1の主として後述するバルブ16,20のみを露出するとともに、該バルブ用コネクタ1の前述したバルブ16,20以外を覆う。レンズ4は、透明な合成樹脂で構成されて、平板状に形成されている。レンズ4は、前述したランプハウジング3に取り付けられて、バルブ用コネクタ1の前述したバルブ16,20が発する光を乗員室内に導く。ランプハウジング3とレンズ4とは、ランプユニット2の外観をなした意匠部をなしている。
バルブ用コネクタ1は、図2、図4及び図5に示すように、ハウジング7と、複数のバスバ8と、スイッチ部9とを備えている。
ハウジング7は、絶縁性の合成樹脂で構成されており、平板状の底壁10と、該底壁10の外縁から立設した複数の周壁11と、を備えている。周壁11は、図示例では、三つ設けられている。これら三つの周壁11のうち一つは、底壁10の一つの外縁から立設している。他の二つは、前述した一つの外縁から立設した周壁11と連なり、底壁10の外縁から立設している。他の二つの周壁11は、互いに平行でかつ互いに間隔をあけて配置されている。
バスバ8は、導電性の板金に打ち抜き加工などが施されて、得られる。バスバ8は、図示例では、三つ設けられている。これら三つのバスバ8のうち2つのバスバ8は、各々、取付部12と、電極13と、圧接刃14とを一体に備えている。
取付部12は、ハウジング7の底壁10に重ねられて、該ハウジング7の底壁10に取り付けられる。電極13は、前述した取付部12に連なり、互いに相対する二つの周壁11の内面に重ねられる。即ち、一対の電極13は、互いに間隔をあけて配置されている。電極13には、それぞれ、孔15が貫通している。電極13には、それぞれ、孔15内に第1のバルブとしての舟形バルブ16(図1に示す)の電極17が圧入されて、該舟形バルブ16の電極17が取り付けられる。電極13は、舟形バルブ16に後述する電線などからの電流を供給する。この舟形バルブ16は、図1に示すように、円筒状に形成されて発光する発光部18と、該発光部18の軸芯(長手)方向の両端に設けられた電極17とを備えている。
圧接刃14は、取付部12から立設しているとともに、前述した自動車のルーフパネル5に配線(配索)されるワイヤハーネスの電線(図示せず)が圧接される。バスバ8は、前述した電線と、舟形バルブ16の電極17とを電気的に接続する。
他の一つのバスバ8は、前述した取付部12と、圧接刃14とを備えている。この一つのバスバ8の取付部12と圧接刃14の構成は、前述した2つのバスバ8と構成が等しいので、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
スイッチ部9は、ハウジング7の周壁11が設けられていない底壁10の一端部に設けられている。スイッチ部9は、バスバ8に圧接された電線と、バスバ8の電極13に取り付けられた舟形バルブ16の電極17とを、電気的に接続したり、これらの電気的な接続を解除したりする。
前述したバルブ用コネクタ1は、バスバ8の電極13に舟形バルブ16の電極17を取り付けて、該舟形バルブ16をハウジング7に取り付けたり、ハウジング7にアダプタ19(図1に示す)を介して、前述した舟形バルブ16と形状が異なる第2のバルブとしてのウェッジバルブ20(図1に示す)を取り付ける。即ち、バルブ用コネクタ1は、舟形バルブ16と、ウェッジバルブ20とのうち一方を取り付ける。
バルブ用コネクタ1は、アダプタ19(図3に示す)と、前述したウェッジバルブ20のハウジング7に対する向きを固定する固定手段としての固定部21(図7に示す)とを更に備えている。勿論、アダプタ19は、舟形バルブ16をハウジング7に取り付ける際には、用いられない。ウェッジバルブ20は、図3に示すように、円筒状に形成されて発光する発光部22と、該発光部22の軸芯P(長手)方向の一端に設けられた電極23とを備えている。
アダプタ19は、図3に示すように、一対の導電部材24と、絶縁部材25とを備えている。導電部材24は、板金に打ち抜き加工などが施されて得られる。一対の導電部材24は、互いに間隔をあけて配置され、互いに電気的に絶縁している。
導電部材24は、図3及び図6に示すように、底壁部26と、取付部27と、バルブ用電極28と、反射部29と、複数の圧入刃30とを一体に備えている。
底壁部26は、平板状に形成されて、前述したハウジング7の底壁10上に重ねられる。取付部27は、底壁部26に連なり、該底壁部26から離れるのにしたがって徐々に先細となる円筒状(外観は、円錐状)に形成されている。取付部27は、前述したバスバ8の電極13の孔15内に圧入されて、該バスバ8の電極13に取り付けられる。
バルブ用電極28は、一対設けられている。バルブ用電極28は、底壁部26の幅方向の両縁からランプハウジング3に向かって立設している。一対のバルブ用電極28は、互いに間隔をあけて相対している。一対のバルブ用電極28は、互いの間にウェッジバルブ20の電極23を挟み込んで、該ウェッジバルブ20の電極23と電気的に接続する。
反射部29は、導電部材24がハウジング7に取り付けられると、底壁部26からハウジング7の外側に向かって延びた平板状に形成されている。さらに、反射部29は、底壁部26から離れるにしたがって、徐々にランプハウジング3に近づく方向に湾曲している。反射部29は、バルブ用電極28に取り付けられたウェッジバルブ20の発光部22が発する光を乗員室内に向かってハウジング7外に反射する。
圧入刃30は、導電部材24各々に二つ設けられている。圧入刃30は、底壁部26からバルブ用電極28の逆向きに立設している。
前述した導電部材24は、取付部27が電極13の孔15内に圧入され、一対のバルブ用電極28間にウェッジバルブ20の電極23を挟み込んで、電極13とウエッジバルブ20とを接続する。即ち、導電部材24は、電極13とウェッジバルブ20とを電気的に接続する。
絶縁部材25は、絶縁性の合成樹脂で構成されており、平板状に形成されている。絶縁部材25には、複数の圧入孔31が設けられている。圧入孔31は、勿論、絶縁部材25を貫通している。圧入孔31内には、導電部材24の圧入刃30が圧入される。絶縁部材25は、圧入孔31内に圧入刃30が圧入されて、一対の導電部材24を互いに間隔をあけて配置して、該一対の導電部材24を固定する。即ち、絶縁部材25は、互いに間隔をあけた状態で、一対の導電部材24を支持する。
前述したアダプタ19は、絶縁部材25の圧入孔31内に圧入刃30が圧入されて、組み立てられる。そして、アダプタ19は、導電部材24の取付部27が電極13の孔15内に圧入され、導電部材24それぞれの一対のバルブ用電極28間にウェッジバルブ20の電極23を挟み込んで、ハウジング7に取り付けられるとともに、該ハウジング7にウェッジバルブ20を取り付ける。
固定部21は、図7に示すように、位置決め突起32と、一対の角度決め壁33と、位置決め面34と、一対の角度決め片35とを備えている。位置決め突起32と一対の角度決め壁33とが、ハウジング7に設けられ、位置決め面34がアダプタ19の絶縁部材25に設けられ、一対の角度決め片35がアダプタ19の導電部材24に設けられている。このため、固定部21は、絶縁部材25とハウジング7とに設けられているとともに、導電部材24とハウジング7とに設けられている。
位置決め突起32は、ハウジング7の底壁10のアダプタ19の絶縁部材25と相対する箇所から凸に形成されており、図7に示す場合では、前記底壁10から離れた側の位置決め突起32の上面32aが底壁10に沿って平坦に形成されている。一対の角度決め壁33は、底壁10の互いの間にアダプタ19を位置付ける箇所から立設している。即ち、一対の角度決め壁33は、互いの間にアダプタ19を位置付けている。また、図7に示す場合では、一対の角度決め壁33の底壁10から離れた側の上面33aが、底壁10に沿って平坦に形成され、互いに同一平面となっている。
位置決め面34は、絶縁部材25のハウジング7の底壁10と相対する表面であり、図7に示す場合では、平坦に形成されている。また、図7に示す場合では、絶縁部材25は、厚みが一定に形成されている。
一対の角度決め片35は、導電部材24の反射部29の底壁部26から離れた側の縁に連なった平板状に形成されている。一対の角度決め片35は、導電部材24と一体に形成されている。
前述した固定部21は、アダプタ19がハウジング7に取り付けられると、図7に示すように、位置決め突起32の上面32aに位置決め面34が重なり、角度決め壁33の上面33aに角度決め片35が重なって、アダプタ19に取り付けられたウェッジバルブ20のハウジング7に対する向きを固定する。なお、ウェッジバルブ20のハウジング7に対する向きとは、ウェッジバルブ20の軸芯Pのハウジング7の底壁10の表面に対する角度である。なお、図7に示す例では、ウェッジバルブ20の軸芯Pのハウジング7の底壁10の表面に対する角度が、約90度となっており、ウェッジバルブ20の軸芯Pがハウジング7の底壁10の表面に対して直交している。
また、本発明では、前述した位置決め突起32の上面32aの底壁10の表面に対する角度、一対の角度決め壁33の底壁10からの突出量及び該角度決め壁33の上面33aの底壁10の表面に対する角度などを適宜変更して、図8に示すように、ウェッジバルブ20のハウジング7に対する向きを適宜変更しても良い。この場合、ハウジング7と、アダプタ19の絶縁部材25のみを変更することで、ウェッジバルブ20のハウジング7に対する向きを適宜変更できる。なお、図8に示す場合では、ウェッジバルブ20の軸芯Pのハウジング7の底壁10の表面に対する角度が、90度未満となっている。
前述した構成のバルブ用コネクタ1は、舟形バルブ16をハウジング7に取り付ける際には、アダプタ19を用いることなく、該舟形バルブ16の電極17をそれぞれバスバ8の電極13の孔15内に圧入する。前述した構成のバルブ用コネクタ1は、ウェッジバルブ20をハウジング7に取り付ける際には、前述したアダプタ19を用いる。このとき、予め、アダプタ19をハウジング7に取り付けた状態で、ウェッジバルブ20をアダプタ19に取り付けても良く、予めウェッジバルブ20を取り付けたアダプタ19をハウジング7に取り付けも良い。なお、アダプタ19をハウジング7に取り付ける際には、導電部材24の取付部27をバスバ8の電極13の孔15内に圧入する。さらに、アダプタ19にウェッジバルブ20を取り付ける際には、導電部材24の一対のバルブ用電極28間にウェッジバルブ20の電極23を挟み込む。
本実施形態によれば、アダプタ19を用いるとウェッジバルブ20をハウジング7に取り付けることができ、アダプタ19を用いないと舟形バルブ16をハウジング7に取り付けることができる。したがって、異なる品番のバルブ16,20をハウジング7に取り付けることができる。
さらに、アダプタ19の形状を種々変更することで、種々の品番のウェッジバルブ20をハウジング7に取り付けることができる。よって、さらに、多くの品番のウェッジバルブ20をハウジング7に取り付けることができる。したがって、量産効果によって、バルブ用コネクタ1の低コスト化を図ることができる。
アダプタ19がハウジング7の電極13それぞれと接続する一対の導電部材24を備えているので、該アダプタ19は、バルブ用コネクタ1の電流をウェッジバルブ20に供給するための機能部に取り付けられることとなる。したがって、アダプタ19が確実にウェッジバルブ20に電流を供給できる。
ウェッジバルブ20の向きを固定する固定部21を備えているので、該ウェッジバルブ20がハウジング7に取り付けられた後に、がたつくことを防止できる。したがって、自動車の乗員室の照明が揺らぐことを防止できる。
固定部21がアダプタ19の絶縁部材25とハウジング7に設けられているので、該固定部21が、ウェッジバルブ20の向きを確実に固定できる。
導電部材24が反射部29を備えているので、ウェッジバルブ20の発する光を十分に、ハウジング7外即ち乗員室内に導くことができる。
固定部21が導電部材24とハウジング7に設けられているので、該固定部21が、ウェッジバルブ20の向きを確実に固定できる。
前述した実施形態では、導電部材24に反射部29を設け、固定部21が一対の角度決め壁33と一対の角度決め片35を備えている。しかしながら、本発明では、図9ないし図11に示すように、導電部材24に反射部29を設けずに、固定部21に一対の角度決め壁33と一対の角度決め片35を設けなくても良い。なお、図9ないし図11において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して、説明を省略する。
また、前述した実施形態では、ウェッジバルブ20の軸芯Pの底壁10の表面に対する角度を90度未満とする際に、図8及び図11に示すように、位置決め突起32の上面32aを底壁10の表面に対し傾けかつアダプタ19の絶縁部材25を断面楔状に形成している。しかしながら、本発明では、ウェッジバルブ20の軸芯Pの底壁10の表面に対する角度を90度未満とする際に、絶縁部材25を厚み一定に形成して、位置決め突起32の上面32aを底壁10の表面に対し傾けても良く、絶縁部材25を断面楔状に形成して、位置決め突起32の上面32aを底壁10の表面に対し平行にしても良い。要するに、本発明では、位置決め突起32の上面32aを底壁10の表面に対し傾けることと、アダプタ19の絶縁部材25を断面楔状に形成することのうち少なくとも一方で、ウェッジバルブ20の軸芯Pの底壁10の表面に対する角度を90度未満とするのが望ましい。
また、前述した実施形態では、舟形バルブ16とウェッジバルブ20との双方をハウジング7に取り付け可能にしている。しかしながら、本発明は、舟形バルブ16とウェッジバルブ20の以外の種々のバルブを取り付けることが可能なバルブ用ハウジングに適用しても良いことは勿論である。
さらに、前述した実施形態では、自動車の乗員室の室内の照明用のランプユニット2を構成するバルブ用コネクタ1を示している。しかしながら、本発明では、自動車の乗員室の室内の照明用に限定されることなく、該自動車の車外照明用や、他の用途(自動車以外の機械)のランプユニットを構成しても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかるバルブ用コネクタを備えたランプユニットの分解斜視図である。 図1に示されたバルブ用コネクタの斜視図である。 図2に示されたバルブ用コネクタのアダプタの分解斜視図である。 図2に示されたバルブ用コネクタのハウジングなどの斜視図である。 図4に示されたハウジングなどの平面図である。 図2に示されたバルブ用コネクタのバスバの展開図である。 図2中のVII−VII線に沿う断面図である。 図7に示されたバルブ用コネクタの他の例を示す断面図である。 図3に示されたアダプタの変形例の分解斜視図である。 図9に示されたアダプタを備えたバルブ用コネクタの断面図である。 図10に示されたバルブ用コネクタの他の例を示す断面図である。
符号の説明
1 バルブ用コネクタ
7 ハウジング
13 電極
16 舟形バルブ(第1のバルブ)
19 アダプタ
20 ウェッジバルブ(第2のバルブ)
21 固定部(固定手段)
24 導電部材
25 絶縁部材
29 反射部

Claims (6)

  1. ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられかつ該ハウジングに取り付けられる第1のバルブに電流を供給するとともに互いに間隔をあけて配置された一対の電極と、を備えたバルブ用コネクタにおいて、
    前記ハウジングに取り付けられて、前記電極それぞれと接続するとともに前記第1のバルブと形状が異なる第2のバルブに電流を供給可能なアダプタを備えたことを特徴とするバルブ用コネクタ。
  2. 前記アダプタが、
    それぞれが前記電極と前記第2のバルブとを接続する一対の導電部材と、
    前記一対の導電部材を互いに間隔をあけて配置して、該一対の導電部材を支持した絶縁部材と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のバルブ用コネクタ。
  3. 前記第2のバルブの前記ハウジングに対する向きを固定する固定手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のバルブ用コネクタ。
  4. 前記固定手段が、前記絶縁部材と前記ハウジングとに設けられていることを特徴とする請求項3記載のバルブ用コネクタ。
  5. 前記導電部材に設けられ、かつ前記第2のバルブが発する光を前記ハウジング外に反射する反射部を備えたことを特徴とする請求項3記載のバルブ用コネクタ。
  6. 前記固定手段は、前記導電部材と前記ハウジングとに設けられていることを特徴とする請求項5記載のバルブ用コネクタ。
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