JP4440664B2 - 帯電装置、転写装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
帯電バイアスとしては、直流電圧およびこの直流電圧の放電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する交流電圧を重畳印加するようになっており、交流電圧の印加により潜像担持体表面の電位が印加された直流電圧の値に収束し、結果として、潜像担持体表面での均一帯電が可能となっている。
潜像担持体の膜減り現象を低減するには、(1)直流帯電(接触する帯電ローラにのみ直流電圧を印加する方法(例えば、特許文献2))、および、(2)潜像担持体表面への潤滑剤の塗布がある(例えば、特許文献3)。
(2)に挙げた方法では、潜像担持体のクリーニング装置からあるいは独立して帯電装置のみを対象として設けられている固体潤滑剤塗布装置が用いられ、潜像担持体表面に対して、例えば、ステアリン酸亜鉛等の潤滑剤を塗布することにより表面に潤滑層を形成して耐摩耗性を高めて保護ができる。
帯電ローラは、クリーニング工程を経過した潜像担持体の表面に対向して配置されているが、潜像担持体表面にクリーニング工程後において残留した場合のトナーや紙粉などが付着しやすい状態で設けられている。このため、帯電ローラに部分的な汚損が発生していると表面抵抗値が変化してしまい、結果として、潜像担持体に対する一様な帯電が行えなくなる。そこで、従来では、帯電ローラに対してクリーニングブレードやパッド状のクリーニング部材さらにはブラシを設けたり(例えば、特許文献4,特許文献5,特許文献6)、クリーニングブレードを備えたクリーニングローラを設けたり(例えば、特許文献7)が提案されている。
クリーニング部材としてパッド状あるいはスポンジ状のクリーニング部材を用いた場合には、捕集した異物を内部に保持する必要があるが、クリーニング部材を単純に帯電ローラに接触させるだけでは異物の保持を維持することが難しい。このため、いずれの場合においても、帯電ローラに対するクリーニング構造を設けた場合には、帯電ローラおよびクリーニング構造以外に異物の捕集機構や回収機構が必要となり、装置の大型化や複雑化によるコスト上昇は免れない。このような不具合は、単に帯電ローラを用いる帯電装置に限らず、潜像担持体との間で接触する関係を用いることがある転写装置などの荷電装置にもいえる。
さらに加えて、本発明によれば、クリーニングローラが、帯電ローラあるいは転写ローラに当接することにより生起される摩擦力を利用して連動することができるので、連動に必要なギヤをはじめとする伝達機構を要しないですませられるので、クリーニングのための機構にかかるコストを低減させることができる。
感光体ドラム2の周囲には、同ドラム2の回転方向(図示矢印方向)に沿って画像形成処理を実行するための帯電装置3,書き込み装置(光路のみが示してある)4,現像装置5,転写装置6およびクリーニング装置7がそれぞれ配置されている。
クリーニング部材9は、金属ローラを芯体としており、少なくともクリーニング対象部材である感光体ドラム2,帯電装置3を構成している帯電ローラおよび転写装置6を構成する転写ローラにそれぞれ当接する部分にメラミン樹脂発泡体が用いられている。
図1に示すクリーニング部材9は、芯体である金属ローラの周面にメラミン樹脂発泡体を被覆した状態で取り付けることにより表面に発泡体層が構成されており、メラミン樹脂発泡体としては、アスカーF硬度が5〜25度で硬度のバラツキが5度以下に設定されたものが用いられている。
上述した硬度は、アスカーF硬度計を用いてクリーニング部材9を1mm変形させたときの値であり、この値を維持するための圧縮率および層厚が調整されている。
通常、発泡成形された部材は発泡倍率にバラツキがあり、表面にφ1〜3程度のピンホールが多く散在している。このため、フォーム成形時にはこれ以外の大きなピンホールも存在しており、このようなフォーム成形品を不良品とした場合には製品としての歩留まりが悪化することになる。このようなピンホールが多数存在している場合には、フォーム成形品をそのままクリーニング対象部材に当接させると接触面積が小さくなることが原因してクリーニング性が悪化し、結果として、帯電ムラや転写ムラが発生する。そこで、本実施例では、クリーニング部材9を元形状から半径方向に加熱圧縮して上記硬度を維持させて用いるようになっている。
半径方向に圧縮するのは、軸方向での圧縮と違って、ロール断面全域、つまり、周方向および軸方向での圧縮変形が偏倚しないためである。長手方向に相当する軸方向一方から圧縮した場合には、軸端側で圧縮率が高く軸方向中央部で圧縮率が低くなる傾向が得られ、結果として、軸方向断面での硬度が不均一となり、接触ムラが発生する。そこで、本実施例では、半径方向に圧縮させることで上述した圧縮変形の偏倚をなくして上記設定値の硬度を維持させてクリーニング対象部材への均一接触を行わせるようになっている。
直径6mmの金属芯金外表面にメラミン樹脂発泡体(BASF社製、商品名、パソクテ)を用いて接着により貼り付けて発泡体層を構成し、回転研磨により外径15〜16mmに成形し、図2において矢印で示すように半径方向に加熱圧縮して外径10〜11mmに成形する。この後、仕上げ研磨により外径10mmのロールに製造する。
実験のために用いた環境条件としては、(1)高温/高湿環境(温度32℃、湿度54%RH)(2)低温/低湿環境(温度10℃、湿度15%RH)(3)標準環境(温度23℃、湿度50%RH)
上記(1)〜(3)の環境において40000枚の画像形成テストを行い、帯電装置3における印加バイアスはACバイアス+DCバイアスを用いて感光体ドラム2の帯電状態が安定する電圧値に調整して印加した。
一般に、メラミン樹脂発泡体の硬度とローラとした場合の真直度とは大きな関係があり、硬度が高くなると発泡体としての変形量が少なくなることによりクリーニング対象部材から離間する可能性が高まる。このため、ローラの真直度を上げて離間しにくくすることが必要となる。また、ローラとした場合に断面全域での硬度にバラツキが大きいと、硬度の高低状態に基づきローラとクリーニング対象部材との食い込み量が支配されて安定した接触状態が得にくくなる。
発泡体を用いる場合には発泡体内でのピンホールの存在も同様に接触状態のムラを発生する。そこで、本実施例におけるクリーニング部材9のメラミン樹脂発泡体のように、フォーム成型時での元形状から加熱圧縮して上述した硬度の値に設定することでピンホールを目立たなくさせることができ、これによって接触状態を均一化してクリーニング機能を向上させることができる。
本実施例の特徴は、クリーニング対象部材に当接しているクリーニング部材に当接する加圧部材を設けた点にある。
2 感光体ドラム
3 帯電装置
6 転写装置
7 クリーニング装置
9 クリーニング部材
10 加圧部材
Claims (10)
- 潜像担持体を帯電する帯電装置において、
前記帯電装置は、前記潜像担持体を帯電する帯電ローラと、該帯電ローラ表面をクリーニングするクリーニング部材とを備え、
前記クリーニング部材は、ロール形状のメラミン樹脂発泡体を半径方向に加熱圧縮して成型されたクリーニングローラであることを特徴とする帯電装置。 - 請求項1に記載の帯電装置において、
前記クリーニングローラは、アスカーF硬度が5〜25度の範囲であって、その硬度のバラツキが5度以下であることを特徴とする帯電装置。 - 請求項1または2に記載の帯電装置において、
前記クリーニングローラは、前記帯電ローラに当接することで生起される摩擦力によって、該帯電ローラに対して連動することを特徴とする帯電装置。 - 請求項1乃至3のうちの一つに記載の帯電装置において、
前記クリーニングローラは、前記帯電ローラに対して接離可能に設けられていることを特徴とする帯電装置。 - 少なくとも潜像担持体と、該潜像担持体を帯電する帯電装置とを備える画像形成装置において、
前記帯電装置として、請求項1乃至4のうちの一つに記載の帯電装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 潜像担持体上のトナーを記録媒体に転写する転写装置であって、
前記転写装置は、前記潜像担持体上のトナーを記録媒体に転写する転写ローラと、該転写ローラ表面をクリーニングするクリーニング部材とを備え、
前記クリーニング部材は、ローラ形状のメラミン樹脂発泡体を半径方向に加熱圧縮して成形されたクリーニングローラであることを特徴とする転写装置。 - 請求項6に記載の転写装置において、
前記クリーニングローラは、アスカーF硬度が5〜25度の範囲であって、その硬度のバラツキが5度以下であることを特徴とする転写装置。 - 請求項6または7に記載の転写装置において、
前記クリーニングローラは、前記転写ローラに当接することで生起される摩擦力よって、転写ローラに対して連動することを特徴とする転写装置。 - 請求項6乃至8のうちの一つに記載の転写装置において、
前記クリーニングローラは、前記転写ローラに対して接離可能に設けられていることを特徴とする転写装置。 - 少なくとも潜像担持体と、潜像担持体上のトナーを記録媒体に転写する転写装置とを備える画像形成装置において、
該転写装置として、請求項6乃至9のうちの一つに記載の転写装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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