JP4389649B2 - 昇圧回路及び昇圧回路の電圧振動抑制方法 - Google Patents
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Description
更に、スナバ回路15は、高い耐圧が必要な回路であるため、それを構成する抵抗11及びコンデンサ13として高耐圧のものを使用する必要があるが、高耐圧の電子部品は一般に大型であるため、例えば、そのようなスナバ回路15を制御IC9内に取り込んで小型化を図る、といった手法を採ることができない。
まず、抑制対象の電圧振動が発生すると予想される特定の期間だけ、電力消費を発生させるようにしているため、効率の低下や発熱の増加を、スナバ回路を設けた場合よりも格段に小さく抑えることができる。そして、昇圧能力の低下を招くこともない。
しかも、スイッチング素子を能動領域で動作させるための回路は、スナバ回路のような大型な部品ではなく、高集積化可能な小さい素子で構成することができるため、昇圧回路やその昇圧回路を用いる装置の大型化を招くこともない。つまり、従来の昇圧回路よりも小型化することができる。
また、請求項1の昇圧回路において、スイッチング素子を前記特定の期間に能動領域で動作させるには、請求項2に記載の如く構成すれば良い。
尚、スイッチング素子が、FET(電界効果トランジスタ)のように電圧駆動型のスイッチング素子であるならば、スイッチング素子への駆動信号は電圧である、と言うことができ、その電圧の出力値が駆動信号の出力レベルとなるため、その駆動信号としての電圧(即ち、駆動電圧)の出力値を、スイッチング素子が能動領域で動作する程度の値にすれば良い。
即ち、制御手段は、前記特定の期間では、スイッチング素子への駆動信号の出力レベルを、スイッチング素子を完全にオンさせることが可能な第1レベルと、スイッチング素子を完全にオフさせることが可能な第2レベルとに、スイッチング制御期間におけるスイッチング素子のオン/オフ周期よりも短い周期で切り換えることで、そのスイッチング素子を能動領域で動作させるようにしても良い。
また、請求項4の方法を実施する昇圧回路は、請求項5に記載のように構成することができる。
即ち、請求項5の昇圧回路は、請求項1の昇圧回路と同じ前提構成を有しているが、特に、制御手段は、スイッチング制御期間におけるスイッチング素子の最後のオン期間が終了して該スイッチング素子をオフさせる際に、そのスイッチング素子への駆動信号の出力レベルを、該スイッチング素子が能動領域での動作を経てオフ状態となるように、緩やかに変化させるようになっている。更に詳しくは、スイッチング素子への駆動信号の出力レベルを、上記の第1レベルから上記の第2レベルへと緩やかに変化させるようになっている。
尚、以下に説明する各実施形態の昇圧回路は、特許文献1や特許文献2などに記載されているような電磁弁駆動装置(即ち、電磁弁の電磁コイルへの通電開始時に、コンデンサから該電磁コイルへ昇圧電圧による大電流が流れるようにして、電磁弁を速やかに開弁させる電磁弁駆動装置)に用いられるものである。また、以下に説明する各図において、図4、図5に示したものと同じ構成要素及び同じ部分の電圧、電流については、同一の符号を付しているため、詳細な説明は省略する。
図1(A)に示すように、第1実施形態の昇圧回路は、図4(A)に示した昇圧回路(スナバ回路なしの昇圧回路)と比較すると、制御IC9以外の部分は同じであるが、制御IC9内において、FET3のゲートへ駆動信号としての駆動電圧を出力するために設けられた出力回路17が異なっている。
第2実施形態の昇圧回路は、第1実施形態の昇圧回路と比較すると、下記の(1)及び(2)の点が異なっている。
(2)図2(B)に示すように、制御IC9は、前述した時間tb分の期間において、出力端子19からの駆動電圧の出力レベルを、FET3を完全にオンさせることが可能な第1の電圧V1(第1レベルに相当)と、FET3を完全にオフさせることが可能な0[V](第2レベルに相当)とに、スイッチング制御期間におけるFET3のオン/オフ周期よりも短い周期で切り換えて、FET3のゲート電圧Vgを該FET3が能動領域でオンする電圧(本実施形態では約2[V])にし、これにより、その時間tb分の期間において、FET3を第1実施形態と同様に能動領域でオンさせる。
第3実施形態の昇圧回路は、第1実施形態の昇圧回路と比較すると、下記の(a)及び(b)の点が異なっている。
(b)図3(B)に示すように、制御IC9は、スイッチング制御期間におけるFET3の最後のオン期間が終了して該FETをオフさせる際に、出力回路17のPNPトランジスタT2は瞬時にオンからオフへ変化させるが、NPNトランジスタT1の方は、ある一定の時間tcをかけてオフから完全なオンへと緩やかに変化させる。そして、このようなNPNトランジスタT1の制御により、出力端子19からの駆動電圧の出力レベルを、FET3が能動領域での動作を経てオフ状態となるように、第1の電圧V1から0[V]へと緩やかに変化させるようになっている。尚、図3(B)においても、図1(B)と同様に、第1の電圧V1(=VB)は、14[V]としている。
そして、もし、スイッチング素子として、バイポーラトランジスタを用いるのであれば、図1〜図3のFET3に代えて、NPNトランジスタを用いると共に、そのNPNトランジスタ(以下、コイルスイッチング用NPNトランジスタという)のベースと制御IC9の出力端子19との間、或いは、制御IC9の内部に、そのコイルスイッチング用NPNトランジスタのベース電流を制限するためのベース電流制限用抵抗を設ければ良い。
Claims (5)
- 一端に電源電圧が印加されたコイルと、
該コイルの他端と前記電源電圧よりも低い基準電位との間に2つの出力端子が直列に接続されたスイッチング素子と、
前記コイルの他端と前記スイッチング素子の該コイル側の出力端子とを結ぶ電流経路にアノードが接続されたダイオードと、
該ダイオードのカソードと前記基準電位との間に接続されたコンデンサと、
前記スイッチング素子を駆動する制御手段とを備え、
前記制御手段が前記スイッチング素子を繰り返しオン/オフさせて、該スイッチング素子のオフ時に前記コイルに生じる逆起電力で前記コンデンサを充電することにより、該コンデンサの前記基準電位側とは反対側の端子に前記電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧回路において、
前記制御手段は、前記スイッチング素子を繰り返しオン/オフさせるスイッチング制御期間における前記スイッチング素子の最後のオン期間が終了して該スイッチング素子をオフさせてから、所定の遅延時間後に、特定の期間だけ、前記スイッチング素子を能動領域で動作させるように構成されていること、
を特徴とする昇圧回路。 - 請求項1に記載の昇圧回路において、
前記制御手段は、前記特定の期間では、前記スイッチング素子への駆動信号の出力レベルを、前記スイッチング素子が能動領域で動作する値にすることで、該スイッチング素子を能動領域で動作させること、
を特徴とする昇圧回路。 - 請求項1に記載の昇圧回路において、
前記制御手段は、前記特定の期間では、前記スイッチング素子への駆動信号の出力レベルを、前記スイッチング素子を完全にオンさせることが可能な第1レベルと、前記スイッチング素子を完全にオフさせることが可能な第2レベルとに、前記スイッチング制御期間における前記スイッチング素子のオン/オフ周期よりも短い周期で切り換えることにより、該スイッチング素子を能動領域で動作させること、
を特徴とする昇圧回路。 - 一端に電源電圧が印加されたコイルと、
該コイルの他端と前記電源電圧よりも低い基準電位との間に2つの出力端子が直列に接続されたスイッチング素子と、
前記コイルの他端と前記スイッチング素子の該コイル側の出力端子とを結ぶ電流経路にアノードが接続されたダイオードと、
該ダイオードのカソードと前記基準電位との間に接続されたコンデンサとを備え、
前記スイッチング素子を繰り返しオン/オフさせて、該スイッチング素子のオフ時に前記コイルに生じる逆起電力で前記コンデンサを充電することにより、該コンデンサの前記基準電位側とは反対側の端子に前記電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧回路に用いられ、
前記スイッチング素子を繰り返しオン/オフさせるスイッチング制御期間の終了直後に前記電流経路に発生する電圧振動を抑制するための方法であって、
前記スイッチング制御期間における前記スイッチング素子の最後のオン期間が終了して該スイッチング素子をオフさせる際に、該スイッチング素子を、能動領域での動作を経てオフ状態となるように緩やかにオフさせること、
を特徴とする昇圧回路の電圧振動抑制方法。 - 一端に電源電圧が印加されたコイルと、
該コイルの他端と前記電源電圧よりも低い基準電位との間に2つの出力端子が直列に接続されたスイッチング素子と、
前記コイルの他端と前記スイッチング素子の該コイル側の出力端子とを結ぶ電流経路にアノードが接続されたダイオードと、
該ダイオードのカソードと前記基準電位との間に接続されたコンデンサと、
前記スイッチング素子を駆動する制御手段とを備え、
前記制御手段が前記スイッチング素子を繰り返しオン/オフさせて、該スイッチング素子のオフ時に前記コイルに生じる逆起電力で前記コンデンサを充電することにより、該コンデンサの前記基準電位側とは反対側の端子に前記電源電圧よりも高い電圧を発生させる昇圧回路において、
前記制御手段は、前記スイッチング素子を繰り返しオン/オフさせるスイッチング制御期間における前記スイッチング素子の最後のオン期間が終了して該スイッチング素子をオフさせる際に、前記スイッチング素子への駆動信号の出力レベルを、該スイッチング素子が能動領域での動作を経てオフ状態となるように、緩やかに変化させること、
を特徴とする昇圧回路。
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