JP4319336B2 - Mosスイッチング回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、MOSゲート電極を有するトランジスタを用いたスイッチング回路に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
MOSトランジスタで構成した同期整流DCーDC降圧コンバータ回路の出力段(ドライブ回路)の従来技術を説明する。この出力段は、ハイサイド側MOSトランジスタ(ハイサイド出力素子)とローサイド側MOSトランジスタ(ローサイド出力素子)とからなり、高位電源線(正電源線)と低位電源線(負電源線)との間に互いに直列接続されてMOSドライブ回路を構成している。
【0003】
両MOSトランジスタは相補的に(同時オンしないように)パルス駆動され、ハイサイドのMOSトランジスタがオンされると、両MOSトランジスタの接続点(出力端)からチョークコイルを通じて負荷へ、電源電圧からチョークコイルの電圧降下を差し引いた電圧が給電されるとともにチョークコイルに磁気エネルギーが蓄積され、一定期間後、ハイサイドのMOSトランジスタがオフされ、ローサイドのMOSトランジスタがオンされると、チョークコイルは、チョークコイルの通電電流を維持するように蓄積磁気エネルギーを放出する。これにより、電源電圧より低い直流電圧が形成される。
【0004】
このように、互いに直列接続されたハイサイド出力素子とローサイド出力素子とを交互にオンさせる(相補動作させる)ドライブ回路(出力段)において、ローサイド素子をMOSトランジスタで構成すると、ハイサイド素子のオンによるローサイド側MOSトランジスタのドレイン電位(出力端電位)の上昇が、このローサイド側MOSトランジスタのゲート/ドレイン間容量Cgdを通じてローサイド側MOSトランジスタのゲート電極を上昇させて、ローサイド側MOSトランジスタをターンオンさせるという問題(以下、同時オン問題ともいう)を発生させることが知られている。
【0005】
この同時オン問題は、ローサイド側MOSトランジスタのドレイン電圧の増加率が高いほど(上記ゲート/ドレイン間容量に印加される電圧の周波数が高いほど)ゲート/ドレイン間容量Cgdのインピーダンスが小さくなるため重大となる。
【0006】
更に、この同時オン問題は、ドライブ回路がチョークコイル5のごときリアクタンス負荷にステップ電圧を印加する場合、チョークコイル5はその入力電圧の立ち上がりに対して過渡的に高インピーダンスとなるために、一層深刻となる。
【0007】
この同時オン問題の改善策として、ツェナーダイオードとコンデンサとを並列接続した負バイアス発生部を通じて、ローサイド側MOSトランジスタのゲート電極に入力信号電圧を印加することにより、ローサイド側MOSトランジスタのターンオフ時ゲート電位を負側にシフトさせる技術(ゲート電位負バイアス技術)が提案されている。
【0008】
しかしながら、この方法では、ローサイド側MOSトランジスタのターンオン時における上記負バイアス発生部の電圧降下分だけ、ローサイド側MOSトランジスタのゲート電位が低下してしまい、上記MOSドライブ回路特にそのローサイド出力素子の性能が発揮できないという問題があった。
【0009】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、MOSゲート電極を有するローサイド側出力素子の出力抵抗増加を抑止しつつそのゲート電極寄生容量を通じての出力電圧の影響による誤導通の防止を実現したMOSスイッチング回路を提供することを、その目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のMOSスイッチング回路は、MOSゲート電極を有して負電源線と出力端とを接続するローサイド出力素子と、入力されるハイサイド側入力電圧により駆動されるとともに正電源線と前記出力端とを接続するハイサイド出力素子と、前記ローサイド出力素子を前記ハイサイド出力素子に対して略逆動作させるローサイド出力素子駆動回路とを備えるMOSスイッチング回路において、前記ローサイド出力素子駆動回路は、互いに並列接続されたコンデンサ及び定電圧降下素子を有して一端に前記ハイサイド側入力電圧と略逆相のローサイド側入力電圧が入力される負バイアス発生部と、ゲート電極が前記負バイアス発生部の他端に接続されるローサイドMOSトランジスタと、ゲート電極が前記負バイアス発生部の一端に接続されるハイサイドMOSトランジスタと、を有して前記負バイアス発生部の前記他端の電位と同相の出力電圧を前記ローサイド出力素子の前記MOSゲート電極に印加するバッファ回路と、アノード電極が前記バッファ回路の低位電源接続端に、カソード電極が前記負電源線に接続されるダイオードと、前記負バイアス発生部の前記他端と前記バッファ回路の前記低位電源接続端とを接続して所定の電圧降下を発生する電圧降下素子とを備えることを特徴としている。
【0011】
なお、ローサイド出力素子は、MOSゲート電極をもつ三端子スイッチング素子であればMOS電界効果トランジスタ(MOSFET)に限られることなく、たとえばMOSSIT、IGBTなどでもよい。ハイサイド出力素子は、三端子スイッチング素子であればなんでもよい。
【0012】
ローサイド出力素子駆動回路において、負バイアス発生部から制御電圧が入力されるMOSトランジスタは、MOSゲート電極をもつ三端子スイッチング素子であれば通常のMOS電界効果トランジスタ(MOSFET)に限られることなく、たとえばMOSSITやIGBTなどでもよい。ローサイド出力素子駆動回路のその他の三端子スイッチング素子はなんでもよい。ローサイド出力素子駆動回路は、典型的には、ローサイド素子として上記MOSトランジスタをもつ初段インバータ回路と、この初段インバータ回路の出力電圧を反転する出力段インバータ回路とからなる。
【0013】
負バイアス発生部の定電圧降下素子は、典型的にはカソード電極がローサイド出力素子駆動回路の上記MOSトランジスタのゲート電極に接続されるツェナーダイオードによ構成されるが、直列接続されローサイド出力素子駆動回路のMOSトランジスタ側がカソード電極となる所定数の充電ダイオードと、これら充電ダイオードと逆並列に接続された好適に一個の放電ダイオードとからなる。
【0014】
電圧降下素子は、典型的には抵抗素子からなるが、抵抗素子とダイオードとを直列接続してもよい。このダイオードのカソード電極はローサイド出力素子駆動回路の上記MOSトランジスタのゲート電極に接続されて、ローサイド出力素子駆動回路の低位電源接続端からコンデンサへの電流流入を可能とする。
【0015】
バッファ回路の出力端とローサイド出力素子のゲート電極との間に抵抗とダイオードとの並列接続回路を設けてもよく、このダイオードのアノード電極はローサイド出力素子のゲート電極側に接続される。
【0016】
ローサイド出力素子のゲート電極と負電源線とをバイアス抵抗で接続してもよいが、この場合には、このバイアス抵抗は、負電源線からの電流流入を阻止するダイオードを通じて負電源線に接続されることが好ましい。
【0017】
ハイサイド出力素子に印加されるハイサイド側制御電圧と、ローサイド出力素子駆動回路に入力されるローサイド側制御電圧又はローサイド出力素子のMOSゲート電極に入力される制御電圧は、逆相とされるがハイサイド側制御電圧とローサイド側制御電圧との間に所定時間のデッドタイム(両制御電圧がローレベルとなる期間)を設けることが、ハイサイド出力素子及びローサイド出力素子を通じて正負電源線間に直流電流が漏洩するのを防止するために好適である。
【0018】
本発明によれば、ハイサイド出力素子のターンオンの直前にローサイド出力素子をターンオフする際にコンデンサの蓄電電圧によりローサイド出力素子のゲート電位を負側にシフトすることができるとともに、ローサイド出力素子のターンオン時には、コンデンサの蓄電電圧によるローサイド側制御電圧の減衰をバッファ回路により回復した後、ローサイド出力素子のゲート電極に印加するので、ローサイド出力素子の出力性能の低下を抑止して、低損失かつ電流駆動能力に優れかつ信頼性に優れたMOSスイッチング回路を実現することができる。
【0019】
請求項2記載の構成によれば請求項1記載のMOSスイッチング回路において更に、前記出力端と外部の低圧負荷との間に設けられたチョークコイルとともにDC−DC降圧コンバータを構成し、直流高圧電源が前記正負電源線間に接続されるので、高性能で信頼性に優れたDC−DC降圧コンバータを実現することができる。
【0020】
請求項3記載の構成によれば請求項1記載のMOSスイッチング回路において更に、前記前記出力端と外部の直流低圧電源との間に設けられたチョークコイルとともにDC−DC昇圧コンバータを構成し、直流高圧負荷が前記正負電源線間に接続されるので、高性能で信頼性に優れたDC−DC昇圧コンバータを実現することができる。
【0021】
【発明を実施するための形態】
本発明の好適な態様を以下の実施例を参照して説明する。
【0022】
【実施例1】
本発明の相補同期動作ドライブ回路を適用したDC−DC降圧コンバータを図1に示す回路図を参照して以下に説明する。
【0023】
(回路構成)
1はハイサイド側MOSトランジスタ、2はローサイド側MOSトランジスタであり、高位電源線(正電源線、ここでは42V)3と低位電源線4(負電源線、ここでは0V)との間に互いに直列接続されてMOSドライブ回路を構成している。
【0024】
5はチョークコイル、6は負荷であり、両トランジスタ1,2の接続点からなる上記MOSドライブ回路の出力端Xはチョークコイル5を通じて負荷6に給電している。
【0025】
7は、NMOSトランジスタにより構成されてソースホロワ動作するハイサイド側MOSトランジスタ1のゲート電位規制回路であり、抵抗R1,R2とダイオードD1とからなる。抵抗R1,R2は、ハイサイド側入力端Yと出力端Xとを接続する抵抗分圧回路である。
【0026】
ハイサイド側入力端Yと出力端Xとの間に印加されるチョッピング用入力信号電圧Vin1は、この抵抗分圧回路で分圧されて、ハイサイド側MOSトランジスタ1のゲート電極/ソース電極間に印加されている。ダイオードD1はハイサイド側MOSトランジスタ1のターンオフ時にゲート電位を急速に低下させて、ハイサイド側MOSトランジスタ1のターンオフを高速化させるためのものであるが、このゲート電位規制回路は本発明の実施に際して必須構成要素ではない。
【0027】
8は、ゲート電位負レベルシフト回路(ローサイド出力素子駆動回路)であり、上記MOSドライブ回路(出力段)、チョークコイル5、ゲート電位規制回路7とともに、このDC−DC降圧コンバータを構成している。
【0028】
この実施例の特徴部分であるゲート電位負レベルシフト回路8について更に詳しく説明する。
【0029】
このゲート電位負レベルシフト回路8は、ローレベル電位低下回路(負バイアス発生部)81、バッファ回路82、ゲート電位規制回路83、ダイオード84,85、抵抗86からなる。
【0030】
ローレベル電位低下回路81は、コンデンサ811とツェナーダイオード812とからなる。コンデンサ811とツェナーダイオード812とは並列接続されて、後述するバッファ回路82のトランジスタ821のゲート電極とローサイド側入力端Zとの間に設けられる。
【0031】
バッファ回路82は、2段CMOSインバータ回路により構成されており、その高位電源接続端Mは制御電源線C(12V)から給電され、前述したその低位電源接続端Lはダイオード84を通じて低位電源線4に接続されている。
【0032】
バッファ回路82の前置段は、ローサイド素子であるトランジスタ821とハイサイド素子であるトランジスタ822と両者間に介設される抵抗823とを直列接続してなり、トランジスタ822のゲート電極は
ローサイド側入力端Zに接続されている。バッファ回路82の出力段は、ローサイド素子であるトランジスタ824とハイサイド素子であるトランジスタ825とを直列接続してなる。2段CMOSインバータ回路により構成されたこのバッファ回路82の動作、機能自体は周知であるので説明を省略する。ゲート電位規制回路83の構成、動作は本質的に前述したハイサイド出力素子1用のゲート電位規制回路7と同じであるので説明を省略される。ただ、重要な点は、これらバッファ回路82の低位電源接続端L及びゲート電位規制回路83の低位端Mはダイオード84,85を通じて低位電源線4に個別に接続されているので、低位電源線4の電位(0V)より低電位となり得ることである。
【0033】
抵抗(電位降下素子)86は、バッファ回路82の低位端Lと後述するバッファ回路82のトランジスタ821のゲート電極とを接続している。
【0034】
(動作説明)
この回路の動作を以下に説明する。図1の回路の各部電位変化を図2に示し、ハイサイド側MOSトランジスタ1のターンオン時のハイサイド側MOSトランジスタ1のゲート電位G1とローサイド側MOSトランジスタ2のゲート電位G2の変化を図3に示す。
【0035】
ハイサイド側入力端Yとハイサイド側MOSトランジスタ1のソース電極(=出力端X)との間にはハイサイド側制御電圧である第一クロック電圧Vin1が印加され、ローサイド側入力端Zと低位電源線4との間にローサイド側制御電圧である第二クロック電圧Vin2が印加される。第一クロック電圧Vin1と第二クロック電圧Vin2とは逆相関係となっているが、所定時間のデッドタイム(両電圧がともにローレベル)を設けてMOSトランジスタ1,2の過渡時の同時導通を規制している。
【0036】
第一クロック電圧Vin1がローレベルとなると、ソースフォロワ動作するトランジスタ1のソース電極電位はそれに応じて低下する。
【0037】
デッドタイム後、第二クロック電圧Vin2がハイレベルとなると、トランジスタ822はオフする。同時に、ローサイド側入力端Zからコンデンサ811、抵抗86、ダイオード84を通じて電流が流れ、抵抗86の電圧降下に等しいゲート電極/ソース電極間電圧Vgsが形成されてトランジスタ821がオンし、同時にコンデンサ811がツェナーダイオード812の降伏電圧範囲で充電される。
【0038】
すると、トランジスタ824,825からなるバッファ回路82の出力段がハイレベルを出力し、トランジスタ2がオンして出力端Xをローレベルとする。
【0039】
次に、所定時間後、第二クロック電圧Vin2がローレベルとなると、トランジスタ822はオンする。同時に、ローサイド側入力端Zの電位がローレベルとなったために、トランジスタ821のゲート電極電位は、コンデンサ811の蓄電電圧分だけ更に低下し、負電位となる。この時、バッファ回路82の低位電位端Lも抵抗86を通じてトランジスタ821のゲート電極電位の低下に連動して負電位となる。ダイオード84は低位電源線4から低位電位端Lへの給電を阻止する。当然、トランジスタ821はオフするので、トランジスタ824,825からなるバッファ回路82の出力段は、この低位電位端Lの負電位をMOSトランジスタ2のゲート電極に出力し、MOSトランジスタ2のゲート電極は負電位となり、MOSトランジスタ2はターンオフする。ダイオード85は、低位電源線4からMOSトランジスタ2のゲート電極への給電を阻止する。
【0040】
デッドタイムの後、第一クロック電圧Vin1がハイレベルとなると、トランジスタ1のソース電極電位はゲート電位に追従してアップし、出力端Xの電位はハイレベルとなる。この時、MOSトランジスタ2のドレイン電極電位の急上昇により、MOSトランジスタ2のゲート/ドレイン間容量Cgdを通じてMOSトランジスタ2のゲート電極電位が静電的にプルアップされるが、ゲート電極があらかじめ負電位までプルダウンされているので、MOSトランジスタ2がオンすることを阻止することができる。
【0041】
すなわち、このゲート電位負レベルシフト回路8は、トランジスタ2のターンオン時のゲート電位(ハイレベル)を低下させることなく、そのターンオフ時のゲート電位(ローレベル)を負側にプルダウンすることができ、MOSドライブ回路の出力特性(特に放電特性)に悪影響を与えることなく、ローサイド側MOSトランジスタの出力電位追従ターンオンを防止することができる。
【0042】
(変形態様)
バッファ回路82は、コンデンサ811の蓄電電圧により、トランジスタ821のゲート電極に入力するハイレベル電位が低下しても、トランジスタ2に出力するハイレベル電位を回復(増大)できる回路であればどんな増幅回路でもよい。
【0043】
このバッファ回路82及びダイオード84の設置により、ローサイド側入力端Zに入力される第二クロック電圧Vin2をローレベル電位低下回路81を通じて直接ローサイド側MOSトランジスタ2のゲート電極に印加する場合に比較して、ローサイド側MOSトランジスタ2の電流駆動能力を大幅に改善することができる。
【0044】
抵抗R1,R2とダイオードD1とからなるゲート電位規制回路83は省略可能であり、抵抗R2のみを省略してもよい。これらの場合、ダイオード85も省略可能である。抵抗823も省略可能である。
【0045】
トランジスタ2以外の各トランジスタは種々の三端子スイッチング素子を採用することができるが、トランジスタ821はMOSゲート電極を有するトランジスタとすることが好ましく、トランジスタ2はMOSゲート電極を有するトランジスタとするべきである。
【0046】
【実施例2】
図1において、負荷6を電源に変更し、高位電源線3と低位電源線4との間に負荷を接続したDC−DC昇圧コンバータにおいても、このゲート電位負レベルシフト回路8は上記と同じ効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMOSゲート電極を有するスイッチング回路を示す回路図である。
【図2】図1の回路の各部電位変化を示すタイミングチャートである。
【図3】図1におけるMOSドライブ回路のゲート電位変化を示すゲート電位波形図である。
【符号の説明】
1 ハイサイド出力素子
2 ローサイド出力素子
5 チョークコイル
6 負荷
8 ゲート電位負レベルシフト回路(ローサイド出力素子駆動回路)
81 ローレベル電位低下回路(負バイアス発生部)
82 バッファ回路
84 ダイオード
86 抵抗(電圧降下素子)
Claims (3)
- MOSゲート電極を有して負電源線と出力端とを接続するローサイド出力素子と、
入力されるハイサイド側入力電圧により駆動されるとともに正電源線と前記出力端とを接続するハイサイド出力素子と、
前記ローサイド出力素子を前記ハイサイド出力素子に対して略逆動作させるローサイド出力素子駆動回路と、
を備えるMOSスイッチング回路において、
前記ローサイド出力素子駆動回路は、
互いに並列接続されたコンデンサ及び定電圧降下素子を有して一端に前記ハイサイド側入力電圧と略逆相のローサイド側入力電圧が入力される負バイアス発生部と、
ゲート電極が前記負バイアス発生部の他端に接続されるローサイドMOSトランジスタと、ゲート電極が前記負バイアス発生部の一端に接続されるハイサイドMOSトランジスタと、を有して前記負バイアス発生部の前記他端の電位と同相の出力電圧を前記ローサイド出力素子の前記MOSゲート電極に印加するバッファ回路と、
アノード電極が前記バッファ回路の低位電源接続端に、カソード電極が前記負電源線に接続されるダイオードと、
前記負バイアス発生部の前記他端と前記バッファ回路の前記低位電源接続端とを接続して所定の電圧降下を発生する電圧降下素子と、
を備えることを特徴とするMOSスイッチング回路。 - 請求項1記載のMOSスイッチング回路において、
前記出力端と外部の低圧負荷との間に設けられたチョークコイルとともにDC−DC降圧コンバータを構成し、直流高圧電源が前記正負電源線間に接続されることを特徴とするMOSスイッチング回路。 - 請求項1記載のMOSスイッチング回路において、
前記前記出力端と外部の直流低圧電源との間に設けられたチョークコイルとともにDC−DC昇圧コンバータを構成し、直流高圧負荷が前記正負電源線間に接続されることを特徴とするMOSスイッチング回路。
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