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JP4386909B2 - モータ - Google Patents

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JP4386909B2
JP4386909B2 JP2006243728A JP2006243728A JP4386909B2 JP 4386909 B2 JP4386909 B2 JP 4386909B2 JP 2006243728 A JP2006243728 A JP 2006243728A JP 2006243728 A JP2006243728 A JP 2006243728A JP 4386909 B2 JP4386909 B2 JP 4386909B2
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Description

本発明は、ヨーク部とティース部とを有するステータを備えたモータに関する。
従来、ヨーク部とティース部が一部品で一体的に形成されたステータを備えたモータが知られている。一般に、このようなモータにおいては、ティース部は、回転方向に所定間隔で設けられた複数のティースを有し、各ティースは銅線等の金属線からなるコイルに挿通されている。ここで上述のモータのコイルは、ティース部のティースに、巻線機などの自動機によって金属線を巻線することにより作製される。しかしながら、このようにコイルを作製した場合、ティースに金属線を巻線する際に、隣接するティースの間に金属線を保持するための巻線ノズルを挿入する必要がある。このため、隣接するティースの間には、巻線ノズルを挿入するための空間を残さなくてはならず、当該空間にコイルを設けることはできないため、コイルの占積率を大きくすることができないといった問題があった。
そこで、特許文献1には、ヨーク部と複数のティースを有するティース部とが独立した構成体により構成されたステータを備えたモータが開示されている。このモータの製造工程では、ヨーク部及びティース部をそれぞれ一部品で環状に形成した後、ティース部の各ティースを既に巻線されたコイルに挿通する。その後、ヨーク部とティース部の各ティースとを嵌め合わせてステータを製造している。
このように既に巻線された状態のコイルにティース部のティースを挿通させることにより、上述のコイルを巻線するための巻線ノズルを挿入するための空間を隣接するティース間に残す必要がなくなるので、コイルを設けることができる空間を増加させることができた。この結果、コイルの占積率を向上させることができた。
特開平11−252842号公報
ここで、上述したように、特許文献1に記載のモータでは、ティース同士が連結された同一形状のティース板を複数積層してティース部を作製している。このため、ティースと隣接するティースは、ロータの回転軸方向において、全ての部分が連結された構造を有することになるので、ティース間で漏れる磁力線が多くなり、モータの特性が低下するといった課題があった。
一方、上記特許文献1では、ヨーク部とティース部とを連結させた後、各ティースが切断されて分割されたモータも記載されているが、このモータでは一部品のティース部を各ティースに分割するための切断工程が必要となるため、製造工程の工程数が増加するといった課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、コイルの占積率を高めつつ、モータの特性の低下を抑制することができるモータを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、ティース部及びヨーク部を有するステータと、ロータと、コイルと、前記ロータの磁極を検出するための第1の磁気センサと、第2の磁気センサと、第3の磁気センサを備えたモータにおいて、前記ティース部と前記ヨーク部は、それぞれが独立した構成体からなり、それらが互いに連結され、前記ティース部は、複数のティースセグメントからなり、前記複数のティースセグメントは、前記ロータの回転方向に順番に配置される第1のティースと、第2のティースと、第3のティースと、第4のティースとを有し、前記第1のティースと前記第2のティースと、前記第2のティース及び前記第3のティースと、前記第3のティース及び前記第4のティースとは夫々、前記コイルよりも前記ロータ側において前記ロータの回転軸方向の一部が第1の連結部、第2の連結部、及び第3の連結部により連結されて一体的に形成されるティースセグメントを含み、前記第1の磁気センサは、前記回転軸方向から視て前記第1の連結部を通る前記ステータの径方向上の位置であって、前記径方向から視て前記第1のティースと前記第2のティースとの間であり、且つ、前記回転軸方向上の前記第1及び第2のティースの一端部の位置に配置され、前記第1のティースと前記第2のティース間において、前記第1の磁気センサが配置される側の前記第1及び第2のティースの一端部に前記ステータの径方向に貫通された空間ができるように、前記第1の連結部が前記一端部と反対側の他端部に形成され、前記第2の磁気センサは、前記回転軸方向から視て前記第2の連結部を通る前記ステータの径方向上の位置であって、前記径方向から視て前記第2のティースと前記第3のティースとの間であり、且つ、前記回転軸方向上の前記第2及び第3のティースの一端部の位置に配置され、前記第2のティースと前記第3のティース間において、前記第2の磁気センサが配置される側の前記第2及び第3のティースの一端部に前記ステータの径方向に貫通された空間ができるように、前記第2の連結部が前記一端部と反対側の他端部に形成され、前記第3の磁気センサは、前記回転軸方向から視て前記第3の連結部を通る前記ステータの径方向上の位置であって、前記径方向から視て前記第3のティースと前記第4のティースとの間であり、且つ、前記回転軸方向上の前記第3及び第4のティースの一端部の位置に配置され、前記第3のティースと前記第4のティース間において、前記第3の磁気センサが配置される側の前記第3及び第4のティースの一端部に前記ステータの径方向に貫通された空間ができるように、前記第3の連結部が前記一端部と反対側の他端部に形成されていることを特徴とするモータである。
また、請求項2に記載の発明は、前記連結部は、前記回転軸方向に所定間隔を開けて複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータである。
また、請求項3に記載の発明は、前記ティース部は、前記連結部を構成する連結部位及び前記ティースを構成するティース部位を有する第1ティース板と前記ティースを構成するティース部位を有する第2ティース板が積層されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のモータである。
また、請求項4に記載の発明は、前記連結部は、前記複数の第1ティース板が積層されて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のモータである。
また、請求項に記載の発明は、前記ヨーク部には、前記ティース部の一部が挿入される挿入溝が形成され、前記ティース部には、前記ヨーク部の挿入溝に最初に挿入される側の端部に前記連結部が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のモータである。
本発明の請求項1の構成によると、ティース部とヨーク部とを独立した構成体によって構成しているので、既に巻線されたコイルにティース部のティースを挿通させることができ、この結果、コイルの占積率を向上させることができる。また、ティース同士は、回転軸方向の一部のみが連結部により連結されているので、ティース間での磁力線の漏れを抑制することができ、モータの特性の低下を抑制することができる。更に、少なくとも一部のティース同士を連結することにより、ティースを分割するための切断工程を簡略化することができるので、製造工程を簡略化できる。また、磁気センサが配置される側に連結部を形成しないことにより、連結部から漏れる磁力線に起因する磁気センサが受ける影響を抑制することができる。このため、ロータの磁極を正確に磁気センサにより検出することができる。
本発明の請求項2の構成によると、所定間隔を開けて連結部を複数形成することにより、連結部を一個所に集中させて形成する場合に比べて、ティース間に作用する力を分散させることができるので、ティース間の連結の強度を向上させることができる。
本発明の請求項3の構成によると、一枚板で形成された同じ厚みのティース部と比べた場合、同程度の強度を確保しつつ、第1ティース板及び第2ティース板の積層構造によりティース部の内部に発生する渦電流を抑制することができるので、電気エネルギーの損失(渦電流損)を抑制できる。
本発明の請求項4の構成によると、渦電流を抑制するために薄い金属板により第1ティース板を作製した場合でも、第1ティース板を積層することにより連結部の強度を高めることができる。
本発明の請求項の構成によると、ロータの挿入溝に最初に挿入される側の端部に連結部が形成されているので、挿入時にヨーク部とティース部とが当接した場合等においても、ティース部の歪みを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。尚、本実施形態は、電動バイクのタイヤに装着される三相式のインナーロータ型のブラシレスモータに本発明を適用したものである。
図1は、本実施形態によるブラシレスモータの全体斜視図である。図2は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。図3は、ケースに装着されたステータの斜視図である。図4は、ステータの斜視図である。図5は、ステータコイルが装着されたステータの1セグメントの斜視図である。図6及び図7は、ステータの1セグメントの斜視図である。図8は、ヨークセグメントの斜視図である。
図9及び図10は、ヨーク板の平面図である。図11は、ティースセグメントの斜視図である。図12及び図13は、ティース板の平面図である。図14は、図3におけるB−B線に沿った断面図である。図15は、図3におけるC−C線に沿った断面図である。尚、便宜上、図3、図4、図6、図7では、ステータコイルを省略している。
図1及び図2に示すように、ブラシレスモータ1は、ケース2と、ロータ3と、シャフト4と、ステータコイル5と、バスリング6と、ステータ7とを備えている。
ケース2は、互いにボルト(図示略)で固定されたアルミニウム製のケース部11及びケース部12からなる。図1に示すように、ケース部12の外周面には、入出力端子13が設けられている。尚、図2において、入出力端子13は便宜上省略している。
図3及び図14に示すように、ケース部12の内底面(内側面)12dには、後述するステータ7のヨークセグメント21、22の圧入溝23の一端を閉鎖してティースセグメント42、43を押圧可能な10個の閉鎖リブ12aが一体的に突出するように且つ外周縁部から中心側へ延びるように形成されている。また、図3及び図15に示すように、ケース部12の内底面12dの外周縁部には、ステータ7を固定するための固定ネジ60が螺合されるネジ孔12bが設けられた取付部12cが9個所に形成されている。
図2に示すように、ロータ3の外周部には、複数の磁石3aが設けられている。ロータ3の内周部には、タイヤが装着されるシャフト4が圧入されている。シャフト4は、タイヤが装着されるシャフト部4aと、ロータ3が装着されるシャフト部4bとを有する。シャフト4a、4bは、減速用の遊星ギヤ14によって連結されている。
図2及び図5に示すように、ステータコイル5は、ティース41が挿通された管状のインシュレータ15に銅線16が巻線された構成を有する。バスリング6は、ステータコイル5の三相及び中性点に対応した4枚の黄銅板を有し、各ステータコイル5を結線する。
次に、本実施形態の特徴部分であるステータ7について説明する。図3に示すように、ステータ7はケース2のケース部12の内側に固定されている。図3〜図7に示すように、ステータ7は、独立した構成体であるヨーク部20のヨークセグメント21、22とティース部40のティースセグメント42、43とが互いに連結され、更に、隣接するヨークセグメント21、22同士が連結された構成を有する。ここで、図4から明らかなように、ヨークセグメント21、22とティースセグメント42、43は、同数であり且つ一対一の関係になっており、ティースセグメント42、43が、隣接するヨークセグメント21、22間に跨ることがないように連結されている。
図3及び図4に示すように、ヨーク部20は、略円弧状の4個のヨークセグメント21と1個のヨークセグメント22とが遊嵌により連結されて略円筒形状に形成されている。以下、ヨークセグメント21に関しては詳細に説明し、ロータ3の回転方向(以下、回転方向という)の長さが異なる以外は略同じ構成のヨークセグメント22に関しては簡単に説明する。
図8に示すように、ヨークセグメント21の内周側には、ロータ3の回転軸方向(以下、回転軸方向という)に延びる4本の圧入溝(請求項記載の挿入溝に相当)23が形成されるとともに、各圧入溝23の一端部には圧入溝23の一端を閉鎖してティースセグメント42を押圧可能な閉鎖壁24が形成されている。圧入溝23は、平面視にて、ティースセグメント42の内側への離脱を防止するために、内周側の辺が外周側の辺よりも短い台形状に形成されている。
ヨークセグメント21の回転方向Rの一端部には嵌合溝25が形成され、他端部には隣接するヨークセグメント21、22の嵌合溝25に遊嵌可能な嵌合突部26が形成されている。尚、嵌合溝25と嵌合突部26は、遊嵌部分において嵌合溝25と嵌合突部26の間に、例えば、約0.03mmのギャップが形成された状態で遊嵌されている。そして、ヨークセグメント21、22の嵌合溝25に隣接するヨークセグメント21、22の嵌合突部26を嵌合させることにより各ヨークセグメント21、22が遊嵌により連結されてヨーク部20が形成される。
ヨークセグメント21の外周部には、ケース部12の外周部12eの内面に当接させてステータ7を位置決めするための2個のガイド部27が形成されている。また、ガイド部27には、ステータ7を固定するための固定ネジ60が通される部分円弧状の凹部28が形成されている。尚、ケース部12には、凹部28に対応した位置に、凹部28と組み合わせることで円形状になる部分円弧状の凹部(図示略)が形成されている。
各ヨークセグメント21は、図9及び図10に示す、約0.5mmの鉄板からなる2種類のヨーク板29、ヨーク板30が積層された構成を有する。ヨーク板29、30には、共に、嵌合溝25、嵌合突部26、ガイド部27、凹部28を構成する嵌合溝部位25a、嵌合突部部位26a、ガイド部部位27a、凹部部位28aが形成されている。更に、ヨーク板29には閉鎖壁24を構成する閉鎖壁部位24aが形成され、ヨーク板30には圧入溝23を構成する圧入溝部位23aが形成されている。各ヨークセグメント21では、2枚のヨーク板29が積層され、その上に50枚のヨーク板30が積層された状態でかしめられて各ヨーク板29、30が固定されている。即ち、各閉鎖壁24は、2枚のヨーク板29の閉鎖壁部位24aにより構成されている。
次に、ヨークセグメント22について図7を参照して簡単に説明する。ヨークセグメント22は、圧入溝23及び閉鎖壁24が2つずつ設けられ、それに伴って、ヨークセグメント21より回転方向Rの長さが短くなるように構成されている。また、ヨークセグメント22も閉鎖壁部位24aが形成されたヨーク板及び圧入溝部位23aが形成されたヨーク板(図示略)が積層された構造を有する。
図3及び図4に示すように、ティース部40は、18個のティース41を有し、4個のティースセグメント42と、1個のティースセグメント43とを備えている。以下、ティースセグメント42については詳細に説明し、回転方向Rの長さが異なる以外は略同じ構成のティースセグメント43については簡単に説明する。
図11に示すように、ティースセグメント42は、4個のティース41と、連結部44とを有する。各ティース41は、圧入突部45と、ステータコイル5に挿通される四角柱状のコイル支持部46と、ステータコイル5よりも内側に設けられた先端部47とからなる。圧入突部45は、ヨーク部20の圧入溝23に隙間なく圧入可能な形状に形成されている。圧入突部45の回転方向Rの幅は、ステータコイル5に挿通される際に、圧入突部45が障害にならないようにコイル支持部46の回転方向Rの幅よりも小さくなるように形成されている。
先端部47は、コイル支持部46と回転軸方向の厚みが同じで且つコイル支持部46よりも回転方向Rの幅が広い平面板状に形成されている。各ティースセグメント42内において、ティース41の先端部47の回転方向Rの端部のうち回転軸方向の一部は、隣接するティース41の先端部47の対応する一部と連結部44により連結されて一体的に形成されている。また、図3及び図4に示すように、隣接するティースセグメント42のティース41の先端部47間にはギャップ48が形成されている。先端部47の内周面は、回転方向Rの径方向を法線ベクトルとする平面形状に形成されている。これにより、先端部47の内周面において、回転時に磁力線の変化の大きい回転方向Rの両端部とロータ3との距離が、磁力線の変化の小さい回転方向Rの中心部とロータ3との距離よりも長くなる。
図11に示すように、連結部44は、隣接するティース41の先端部47の間に3個ずつ設けられている。各ティース41間の3個の連結部44は、回転軸方向において連結部44間にステータ7の径方向に貫通された空間ができるように、先端部47の回転軸方向の両端部と中央部とに所定間隔を空けて形成されている。
ティースセグメント42は、図12及び図13に示す、約0.5mmの鉄板からなる2種類のティース板(請求項記載の第1ティース板に相当)49、ティース板(請求項記載の第2ティース板に相当)50が積層された構成を有する。ティース板49には、ティース41と連結部44を構成する4個のティース部位41a及びそれらを連結する3個の連結部部位44aが形成されている。一方、ティース板50は、ティース41を構成するティース部位41aのみからなる。各ティースセグメント42では、2枚のティース板49、23枚のティース板50、2枚のティース板49、23枚のティース板50、2枚のティース板49が積層方向に順次積層された状態でかしめられて、各ティース板49、50が固定されている。即ち、各連結部44は、2枚のティース板49の連結部部位44aによって構成されている。尚、積層方向の各層において、ティース板50は、4個所のティース41に対応した位置に1枚ずつ合計4枚が配置され、これら4枚が配置された層を1層として、積層方向に23層ずつ積層されている。
次に、ティースセグメント43について図7を参照して簡単に説明する。ティースセグメント43は、ティース41を2個だけ有し、それに伴って、回転方向Rの長さが短くなるように形成されている。また、ティースセグメント43もティース部位41a及び連結部部位44aが形成されたティース板とティース部位41aのみからなるティース板(図示略)とが積層された構造を有する。
次に、ステータ7がケース2のケース部12に装着された状態について、図3、図14及び図15を参照して説明する。
図14に示すように、ケース部12に閉鎖リブ12aが形成されている部分では、固定ネジ60(図15参照)により固定された状態において、ヨーク部20の圧入溝23の一端部に形成された閉鎖壁24によってティース41の一端面が押圧されるとともに、圧入溝23の他端部側に設けられたケース部12の閉鎖リブ12aによってティース41の他端面が押圧される。これにより、ヨーク部20に対するティース部40の離脱を防止できる。
尚、図3に示すように、18個のティース41に対して閉鎖リブ12aは10個しか形成されていないが、各ティースセグメント42、43が2つの閉鎖リブ12aにより押圧されるように閉鎖リブ12aが配置されているので、10個の閉鎖リブ12aでも全てのティースセグメント42、43の離脱を防止できる。
また、図3に示すように、ヨーク部20にガイド部27が形成されている部分では、ガイド部27の外周面がケース部12の外周部12eの内面に当接して、ヨーク部20が位置決めされている。また、図15に示すように、ガイド部27の凹部28に挿通された固定ネジ60が、ケース部12に形成されたネジ孔12bに螺合されている。これにより、ヨーク部20がティース部40とともにケース部12に固定される。
次に、ステータの組み立て及び取り付け工程を中心にブラシレスモータの製造工程について簡単に説明する。
まず、図9に示すヨークセグメント21を構成するヨーク板29を厚さ約0.5mmの鉄板を金型により打ち抜いて作製する。次に、ヨーク板29の閉鎖壁部位24aに対応する領域を打ち抜いて、図10に示す圧入溝部位23aが形成されたヨーク板30を作製する。そして、ヨーク板29、30を積層した状態でかしめて、図8に示すヨークセグメント21を作製する。同様に、ヨークセグメント22も作製する。
次に、図12及び図13に示すティースセグメント42を構成するティース板49、50を厚さ約0.5mmの鉄板を金型により打ち抜いて作製する。そして、これらのティース板49、50を積層した状態でかしめて、図11に示すティースセグメント42を作製する。同様に、ティースセグメント43も作製する。
次に、図5に示すように、ティース41のコイル支持部46を、既にインシュレータ15に銅線16が巻線されたステータコイル5に挿通させた後、ティースセグメント42(43)のティース41の圧入突部45を、閉鎖壁24が形成されていない開放端側からヨークセグメント21(22)の圧入溝23に圧入して、ティースセグメント42(43)とヨークセグメント21(22)とを連結する。次に、閉鎖壁24が形成されていない開放端側をケース部12の内底面12dに対向させ、ヨークセグメント21(22)のガイド部27をケース部12の外周部12eの内面に当接させ且つケース部12のネジ孔12bがガイド部27の凹部28と一致するようにヨークセグメント21(22)を位置決めした状態で、ティースセグメント42(43)とともにヨークセグメント21(22)を配置する。
その後、他のティースセグメント42、43及びヨークセグメント21、22も圧入して連結した状態で所定の位置に順次配置し、隣接するヨークセグメント21、22同士を嵌合溝25と嵌合突部26により遊嵌して連結する。次に、全てのヨークセグメント21、22及びティースセグメント42、43をケース部12の内部に配置して連結した後、ヨークセグメント21、22の凹部28に挿通された固定ネジ60をネジ孔12bに螺合させてステータ7をケース部12に固定する。
その後、ロータ3、シャフト4等の他の部品をケース2に取り付けてブラシレスモータ1が完成する。
上述したように、本実施形態によるブラシレスモータ1では、ヨーク部20とティース部40とを独立した構成体により構成することにより、既に巻線されたステータコイル5にティース部40のティース41を挿通させることができるので、ステータコイル5の占積率を向上させることができる。
また、ティースセグメント42、43が既に分割された状態で組み立てられるので、ステータを組み立てた後のティース間を分割するための切断工程を省略することができるので、製造工程を簡略化することができる。また、ティース41同士を連結することにより、振動などによるヨーク部20に対するティース部40の移動を抑制することができるとともに、部品点数を減少させることができる。
また、ティース41同士は、回転軸方向の一部のみが3個の連結部44により連結されているので、ティース41間での磁力線の漏れを抑制することができ、モータの特性の低下を抑制することができる。更に、所定間隔を開けて3個の連結部44を形成することにより、連結部を一個所に集中させて形成する場合に比べて、ティース41間に作用する力を分散させることができるので、ティース41間の連結の強度を向上させることができる。また、これにより連結部44の回転軸方向の厚みを小さくすることができるので、ティース41間の磁力線の漏れをより抑制することができる。
また、ティース部40をティース板49、50による積層構造にすることによって、一枚板で形成された同じ厚みのティース部と比べた場合、同程度の強度を確保しつつ、ティース部40の内部に発生する渦電流を抑制することができるので、電気エネルギーの損失を抑制できる。
更に、連結部44を2枚のティース板49による積層構造にすることによって、渦電流を抑制するためにティース板49を薄い鉄板により作製しても、連結部44の強度を確保することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。以下、上記実施形態を一部変更した変更形態について説明する。
上述した実施形態では、電動バイクのインナーロータ型の三相式のブラシレスモータに本発明を適用した例を示したが、他の電動自転車、家電製品等に使用される別の形式のモータに適用することも可能である。
また、ヨークセグメント21、22及びティースセグメント42、43の数は適宜変更可能である。
また、ティースセグメント41、42に形成される連結部44の数及び位置などは適宜変更可能である。例えば、図16に示すティースセグメント42Aのように、ティース41間に連結部44を2個ずつ設けてもよい。この場合、図16に示すように、ロータ3の磁石3aの磁極を検出するためのホールICなどの磁気センサ61が設置される側の端部以外の位置にのみ連結部44を形成することが好ましい。尚、磁気センサ61は、図16及び図17に示すように、回転軸方向(図17における紙面垂直方向)から視て連結部44とステータ7の中心Cとを通る径方向B上の位置であって、且つ、径方向Bから視てティース41とはずれた回転軸方向上の位置に配置されている。更に、図17に示すように、磁気センサ61は、径方向B上において、連結部44と同じ位置又は連結部44よりも中心C側の位置に配置することが好ましいが、ロータ3の磁極を検出することが可能であれば、連結部44よりも外側に配置してもよい。このように磁気センサ61の近傍に連結部44を形成しないことにより、連結部44から漏れる磁力線によって磁気センサ61が受ける影響を抑制することができるからである。尚、上述した一端部の連結部44を省略するティースセグメント42Aの構成は、磁気センサ61が近傍に配置されるティースセグメントにのみ適用してもよいし、全てのティースセグメントに適用してもよい。また、磁気センサ61をティースセグメント41、42間に形成されたギャップ48に配置してもよい。
更に、このように構成する場合、図18に示すように、連結部44が形成されている側からヨークセグメント21の圧入溝23に圧入突部45を圧入することが望ましい。このように連結部44が形成されて強度の高い圧入突部45の端部を最初に圧入溝23に圧入することにより、ヨークセグメント12とティースセグメント42Aとが当接した場合でも、圧入時のティースセグメント42Aの歪みを抑制することができる。
本実施形態によるブラシレスモータの全体斜視図である。 図1におけるA−A線に沿った断面図である。 ケースに装着されたステータの斜視図である。 ステータの斜視図である。 ステータコイルが装着されたステータの1セグメントの斜視図である。 ステータの1セグメントの斜視図である。 ステータの1セグメントの斜視図である。 ヨークセグメントの斜視図である。 ヨーク板の平面図である。 ヨーク板の平面図である。 ティースセグメントの斜視図である。 ティース板の平面図である。 ティース板の平面図である。 図3におけるB−B線に沿った断面図である。 図3におけるC−C線に沿った断面図である。 ティースセグメントの変形例の斜視図である。 ティースセグメントの変形例の平面図である。 変形例のティースセグメントをヨークセグメントに挿入する際の図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 ケース
3 ロータ
4 シャフト
5 ステータコイル
7 ステータ
11、12 ケース部
12a 閉鎖リブ
20 ヨーク部
21、22 ヨークセグメント
23 圧入溝
24 閉鎖壁
25 嵌合溝
26 嵌合突部
27 ガイド部
28 凹部
29、30 ヨーク板
40 ティース部
41 ティース
41a ティース部位
42、42A、43 ティースセグメント
44 連結部
44a 連結部部位
45 圧入突部
46 コイル支持部
47 先端部
48 ギャップ
49、50 ティース板
60 固定ネジ
61 磁気センサ

Claims (5)

  1. ティース部及びヨーク部を有するステータと、ロータと、コイルと、前記ロータの磁極を検出するための第1の磁気センサと、第2の磁気センサと、第3の磁気センサを備えたモータにおいて、
    前記ティース部と前記ヨーク部は、それぞれが独立した構成体からなり、それらが互いに連結され、
    前記ティース部は、複数のティースセグメントからなり、
    前記複数のティースセグメントは、前記ロータの回転方向に順番に配置される第1のティースと、第2のティースと、第3のティースと、第4のティースとを有し、前記第1のティースと前記第2のティースと、前記第2のティース及び前記第3のティースと、前記第3のティース及び前記第4のティースとは夫々、前記コイルよりも前記ロータ側において前記ロータの回転軸方向の一部が第1の連結部、第2の連結部、及び第3の連結部により連結されて一体的に形成されるティースセグメントを含み、
    前記第1の磁気センサは、前記回転軸方向から視て前記第1の連結部を通る前記ステータの径方向上の位置であって、前記径方向から視て前記第1のティースと前記第2のティースとの間であり、且つ、前記回転軸方向上の前記第1及び第2のティースの一端部の位置に配置され、
    前記第1のティースと前記第2のティース間において、前記第1の磁気センサが配置される側の前記第1及び第2のティースの一端部に前記ステータの径方向に貫通された空間ができるように、前記第1の連結部が前記一端部と反対側の他端部に形成され
    前記第2の磁気センサは、前記回転軸方向から視て前記第2の連結部を通る前記ステータの径方向上の位置であって、前記径方向から視て前記第2のティースと前記第3のティースとの間であり、且つ、前記回転軸方向上の前記第2及び第3のティースの一端部の位置に配置され、
    前記第2のティースと前記第3のティース間において、前記第2の磁気センサが配置される側の前記第2及び第3のティースの一端部に前記ステータの径方向に貫通された空間ができるように、前記第2の連結部が前記一端部と反対側の他端部に形成され、
    前記第3の磁気センサは、前記回転軸方向から視て前記第3の連結部を通る前記ステータの径方向上の位置であって、前記径方向から視て前記第3のティースと前記第4のティースとの間であり、且つ、前記回転軸方向上の前記第3及び第4のティースの一端部の位置に配置され、
    前記第3のティースと前記第4のティース間において、前記第3の磁気センサが配置される側の前記第3及び第4のティースの一端部に前記ステータの径方向に貫通された空間ができるように、前記第3の連結部が前記一端部と反対側の他端部に形成されていることを特徴とするモータ。
  2. 前記連結部は、前記回転軸方向に所定間隔を開けて複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ティース部は、前記連結部を構成する連結部位及び前記ティースを構成するティース部位を有する第1ティース板と前記ティースを構成するティース部位を有する第2ティース板が積層されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のモータ。
  4. 前記連結部は、前記複数の第1ティース板が積層されて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
  5. 前記ヨーク部には、前記ティース部の一部が挿入される挿入溝が形成され、
    前記ティース部には、前記ヨーク部の挿入溝に最初に挿入される側の端部に前記連結部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ。
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