JP4383469B2 - 計器装置 - Google Patents
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Description
図1は計器装置の正面図である。計器装置110は文字盤20と、文字盤20の文字表示領域21を縁取る額縁部30とを備えている。文字盤20が暗色であるのに対して、額縁部30はシルバーメタリック色など反射性の高い色を呈している。また額縁部30には、文字盤20の文字24に対応した目盛42が配置されている。
図3は従来技術に係る計器装置の説明図であり、図1のA−A線に相当する部分における断面図である。図3に示すように、計器装置110は、文字盤20を背後から照明する光源18を備えている。なお目盛42は透明材料で形成されている。
図3に示す計器装置では、目盛42が白色に視認されると、シルバーメタリックの額縁部30の中で目立たなくなる。そこで目盛42の背面と密着するように、例えば青色光を透過するカラーフィルタ(青色の着色層)52が設けられている。これにより、目盛が青色に視認されて、シルバーメタリックの額縁部30の中でも目立つようになる。
そこで本発明は、外光の強弱に応じて目盛の色調を変えることが可能な計器装置の提供を課題とする。
また、昼間において目盛を特定色に視認させることができるので、額縁部30の中でも目盛を目立たせることができる。
特に、光源がカラーフィルタの背後から外れた位置に配置されているので、光源光の多くがカラーフィルタを透過することなくそのまま外部に出射することになる。その結果、外光の強弱により目盛の色調を大きく変化させることが可能になり、計器装置の商品性を向上させることができる。
図1は、計器装置の正面図である。計器装置10には、スピードメータやタコメータ等の各種メータ8が設けられている。メータ8は、文字盤20に表示された指標となる文字(数字)24と、指標を指し示す指針15とを備えている。指針15は、その一方端部を中心として他方端部が回動するようになっている。指針15の他方端部の回動軌跡に沿って、複数の文字24が文字盤20に表示されている。これにより、メータ8の周縁部に文字表示領域21が形成されている。
文字24の表示位置の外側に、目盛42が設けられている。目盛42の大部分は、額縁部30の内側に配置されている。
次に、本実施形態に係る計器装置の作用について説明する。
昼間には、太陽光等の強い外光92が目盛42に入射する。この外光92は、光反射部材62で反射され、カラーフィルタ52および目盛42を透過して外部に出射する。この出射光は、カラーフィルタ52を透過しているので特定色光となる。これにより車両の搭乗者は、目盛42を特定色として視認することになる。なお、昼間でも白色光源18を点灯しているが、外光92が支配的であるため、目盛42は特定色に視認される。これにより、シルバーメタリック色の額縁部30の中で、特定色の目盛42を目立たせることができる。
カラーフィルタ52と目盛42との間に空間が形成されているので、光源光の一部は、カラーフィルタ52を透過することなく白色光のまま外部に出射する。したがって、外光が弱く光源光が支配的な夜間では、目盛42を主に白色に視認させることができる。また、目盛42に入射した外光の多くはカラーフィルタ52を透過するため特定色光のみが外部に出射する。したがって、光源光が弱く外光が支配的な昼間では、目盛42を主に特定色に視認させることができる。その結果、外光の強弱により目盛42の色調を変化させることが可能になり、計器装置10の商品性を向上させることができる。
また、昼間において目盛42を特定色に視認させることができるので、シルバーメタリック色の額縁部30の中でも、目盛42を目立たせることができる。
例えば、実施形態では光源18として白色光を発光するものを採用したが、他の色光を発光するものを採用することも可能である。また、実施形態では目盛42を透明材料(全色光透過材料)で構成したが、目盛42を特定色光透過材料(カラーフィルタ)で構成することも可能である。
Claims (3)
- ハウジングに固定された文字盤と、該文字盤の文字表示領域を縁取る額縁部と、前記文字盤の文字に対応して前記額縁部に配置された目盛と、前記文字盤を背後から照明する光源と、を備え、
前記額縁部は前記光源からの光を透過不能に形成され、前記目盛は前記光源からの光を透過可能に形成されてなる計器装置であって、
前記目盛の背後に所定間隔を置いて配置された、特定色光のみを透過するカラーフィルタと、
前記カラーフィルタの背後に配置された光反射部材と、を備え、
前記光源は、前記カラーフィルタの背後から外れた位置に配置されていることを特徴とする計器装置。 - 前記光反射部材は、前記カラーフィルタの背後に所定間隔を置いて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
- 前記額縁部は、メタリック色であり、
前記目盛は、透明材料で構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器装置。
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