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JP2016057101A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主表示部の表示領域に囚われることなく自由に、主表示部による表示とは別の表示をすることができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置としてのコンビネーションメータ1は、表示領域3〜6が形成された主表示部としての文字板と、文字板より目視者側の位置において文字板を覆うように配置される導光材で形成された透明樹脂カバー21と、透明樹脂カバー21内に光を入射するアンビエントLED18とを備える。透明樹脂カバー21には、アンビエントLED18からの光を、目視者側に反射させることでアンビエント表示部を形成する反射部24〜26が形成されている。反射部24〜26は、表示領域3〜5に重なる位置に形成され、光を目視者側に反射させる反射面を形成する複数の溝と、溝間に形成される平面部とを有する。反射部24〜26は、アンビエントLED18の消灯時には人間の網膜で認識できない微細の度合いで形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載され、車両の状態を表示する表示装置に関する。
従来、車両に搭載され、車速やエンジン回転数等の車両の状態を表示する表示装置(車両用計器)として、指針による表示とは別に、車両の状態を光源の点灯により表示するアンビエント表示を行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、透明樹脂カバー(表ガラス)の内側の空間に配置された文字板の外周部(スピードメータ等のメータ意匠が配置されていない上方空間部)にアンビエント表示部を設けることが記載されている。
特開2012−61874号公報
しかしながら、アンビエント表示のように主表示部(文字板)とは別に表示部を設ける場合、その別の表示部による表示は、主表示部の存在により、表示範囲が狭い、デザインが限定されてしまうといった制約が多いという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、主表示部の表示領域に囚われることなく自由に、主表示部による表示とは別の表示をすることができる表示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載され、
前記車両の状態を表示する表示領域が形成された主表示部と、
前記主表示部より目視者側の位置において前記主表示部を覆うように配置され、導光材で形成された透明樹脂カバーと、
前記透明樹脂カバーの内部に光を入射する発光部と、
前記透明樹脂カバーに、前記発光部から前記透明樹脂カバーの内部に入射された光を目視者側に反射させることで表示部を形成する反射部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、主表示部を覆うように配置される透明樹脂カバーに主表示部とは別の表示部としての反射部を備えるので、主表示部の表示領域に囚われることなく、自由な位置、自由なデザインにその表示部による表示をすることができる。
コンビネーションメータの正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のA部の拡大図である。 図3のB部の拡大図である。 反射部を正面方向から見た様子を示した図である。 一方向のみに反射面が形成された溝の斜視図である。 両側に反射面に形成されたV字溝の断面図である。 円錐状のV字溝の斜視図である。 四角錐状のV字溝の斜視図である。 三角柱を寝かせた形状のV字溝の斜視図である。 直線状のV字溝から構成された反射部を正面方向から見た図である。 図2のD部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の表示装置としてのコンビネーションメータの正面図を示している。なお、図1では、後述するLED18を透視して図示している。図1のコンビネーションメータ1は、例えば、車室内の運転席に対向したインストルメントパネルにおいて運転席に向くように配置される。図2は、図1のII−II線断面図である。なお、II−II線は、コンビネーションメータ1の表示領域3(タコメータ)の中心を通る、コンビネーションメータ1の上下方向に伸びた線である。先ず、図1、図2を参照して、コンビネーションメータ1の構成を説明する。
図2に示すように、コンビネーションメータ1は、コンビネーションメータ1の主表示部を構成する平板状の文字板2を備えている。その文字板2は、図1の正面方向から見て略半円状に形成されている。文字板2は、略半円状の円弧形状部が上側(車両上側)に、直線形状部が下側(車両下側)に位置するように配置される。
文字板2の表面2aには、車両の状態を表示する複数(図1では4つ)の表示領域3〜6(メータ意匠)が形成されている。それら表示領域3〜6は、図1に示すように例えば左右に並べて配置され、表示領域3〜6のうち一番左に配置された表示領域5は例えばエンジン水温の値を表示する表示領域(水温計)とされ、左から2番目に配置された表示領域3は例えばエンジン回転数を表示する表示領域(タコメータ)とされる。また、表示領域3〜6のうち左から3番目に配置された表示領域4は例えば車速を表示する表示領域(スピードメータ)とされ、一番右に配置された表示領域6は例えば燃料の残量を表示する表示領域(燃料計)とされる。
各表示領域3〜6はそれぞれ、円弧状かつ表面2aから凸状に形成された加飾リング7と、その加飾リング7の内側位置において加飾リング7が伸びた方向(円周方向)に沿って形成された目盛8a及び数値8b等の意匠部8と、その意匠部8のうちのいずれかの部分を指示する指針9とを備える形で構成されている。加飾リング7の表面には、例えばシルバー色の塗装や光沢を有するメッキ調色の塗装が施されている。
指針9は、その基部が各表示領域3〜6の中心付近に位置し、その先端が意匠部8を向くように配置される。指針9の基部は、文字板2に直交するように設けられた回転軸10の先端に固定されている。文字板2の裏側において回転軸10の一方の端部(指針9が接続されていない側の端部)がムーブメント11(図2参照)に接続されている。そのムーブメント11は、ステッピングモータ、交差コイル式回転機等の電気アクチュエータからなり、外部からの電気信号(例えば車速信号やエンジン回転数を示す電気信号)に対応した角度だけ回転軸10を回転させるものである。つまり、ムーブメント11が、現在の車両の状態に応じた角度だけ回転軸10を回転させることで、指針9は、意匠部8のうち現在の車両の状態(エンジン回転数、車速等)を示した部分を指示する。
文字板2は、例えば透明なポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂等の光透過性を有する薄板にて形成される。文字板2の表面2a又は裏面2bは、意匠部8を除き遮光性のインク材料で印刷されている。言い換えると、文字板2のうち意匠部8が形成された部分は光を透過し、それ以外の部分は遮光する。
図2に示すように、文字板2の裏側には、コンビネーションメータ1を作動させるのに必要な各種電子部品を実装した基板12、ロアケース15及びアッパーケース16が配置されている。基板12は例えば文字板2と同様の形状、つまり略半円状に形成され、文字板2と平行かつ文字板2と同様の向き、つまり円弧形状部が上側に、直線形状部が下側に位置するように配置されている。基板12には、文字板2(意匠部8)を照明する照明用LED13、上述のムーブメント11、後述するLED18及びLED13、18やムーブメント等を制御する制御部19などが実装されている。
照明用LED13は意匠部8の直下に配置され、意匠部8に向けて発光するLEDである。照明用LED13から発光された光が文字板2の裏面2bに入射し、入射した光が意匠部8から出射することで意匠部8が照明される。
また、基板12には、後述する透明樹脂カバー21に光を入射するためのLED18(以下、アンビエントLEDという)が実装されている。詳しくは、アンビエントLED18は、図1に示すように、基板12の下辺(略半円状の基板12における直線形状部)に沿って、複数実装されている。各アンビエントLED18は、透明樹脂カバー21の下側の縁部23に向けて発光する。また、アンビエントLED18は、異なる複数の色の光を発光するLEDとされ、具体的には赤色の光を発光する赤色発光部、緑色の光を発光する緑色発光部及び青色の光を発光する青色発光部を同一のパッケージ内に実装した3色LEDとされる。赤色発光部の光の強度(デューティ比)、緑色発光部の光の強度及び青色発光部の光の強度を調整することで、アンビエントLED18からは、赤、緑、青の単色に加えて、赤、緑、青以外の色(水色、橙色、濃紺色など)も発光可能となっている。アンビエントLED18は、制御部19によって、点灯、消灯の切り替えや、点灯時の発光色が制御される。制御部19によるアンビエントLED18の制御の詳細は後述する。なお、アンビエントLED18が本発明における発光部に相当する。
ロアケース15及びアッパーケース16は、PP(ポリプロピレン)樹脂等の不透明樹脂から形成されている。ロアケース15は、コンビネーションメータ1の最背面に配置される背面カバーである。また、アッパーケース16はロアケース15の前側に配置されている。基板12は、ロアケース15及びアッパーケース16から構成されるケース内にあり、文字板2は、アッパーケース16の目視側に配置されている。また、アッパーケース16内の文字板2と各LED(照明用LED13、アンビエントLED18)の間の空間には、LEDからの光が他の領域に漏れるのを防ぐリフレクタ14(遮光壁)が配置されている。
図2に示すように、文字板2の前側(目視者側)には文字板2の表面2aを取り囲むように見返し板17が配置されている。その見返し板17は、ABS樹脂等、遮光性を有する黒色の合成樹脂などから形成されている。見返し板17は、文字板2の略半円状の外周縁の全周から目視者側に張り出すように設けられる。見返し板17の文字板2からの張り出し量は、文字板2の上側外周部(円弧形状部)から張り出している部分のほうが、文字板2の下側外周部(直線形状部)から張り出している部分よりも大きくなっている(図2参照)。
見返し板17の先端には、見返し板17で囲まれた開口を塞ぐ形で板状の透明樹脂カバー21が配置されている。言い換えると、透明樹脂カバー21は、コンビネーションメータ1の最前位置において文字板2の表面全領域を覆うように配置される。透明樹脂カバー21は、正面から見て文字板2と同様の形状、つまり略半円状に形成され、文字板2と同様の向き、つまり円弧形状部が上側に、直線形状部が下側に位置するように配置されている。また、図2の方向から見ると、透明樹脂カバー21は、下側から上側にいくにしたがって次第に目視者側に張り出すように鉛直方向に対して若干斜めに配置される。透明樹脂カバー21の外周部には例えば爪が形成され、見返し板17の先端にはその爪が嵌る嵌合部が形成されている。つまり、透明樹脂カバー21は、例えば爪嵌合により見返し板17の先端に固定されている。
その透明樹脂カバー21は、透明樹脂カバー21の縁部から内部に入射した光を透明樹脂カバー21内で反射しながら進行させるアクリル樹脂等の透明導光材で形成されている。また、透明樹脂カバー21の外周部には基板12側(文字板2側)に屈曲した屈曲部23が形成されている。その屈曲部23のうち略半円状の直線形状部に相当する下側部231の端面23aは、アンビエントLED18からの光が受光する受光部とされている。アンビエントLED18と受光部23aの間には、アンビエントLED18から受光部23aまで真っ直ぐに伸びたアクリル樹脂等の導光体20が配置されている。つまり、導光体20の一方の端面がアンビエントLED18付近に配置され、他方の端面が受光部23a付近に配置される。なお、導光体20を省略して、下側部231をアンビエントLED18付近まで伸ばしても良い。また、図12は、図2のD部(下側部231のうちの屈曲した部分)の拡大図を示している。図12に示すように、下側部231のうちの屈曲面232は、受光部23aから入射された光を、透明樹脂カバー21の正面側(透明樹脂カバー21内の上側)に全反射させる反射面とされている。その反射面232は、後述する図4の反射面29と同様に光の入射方向に対して42.9度傾いている。
また、本実施形態では、受光部23aとアンビエントLED18は、導光体20を挟んで対向配置されているが、非対向の位置に配置されたとしても良い。この場合は、受光部23aとアンビエントLED18の間には、それら受光部23a、アンビエントLED18の配置関係に応じた形状の導光体(非直線形状の導光体)を配置すれば良い。
透明樹脂カバー21の裏面22(文字板2側の面)の一部に、透明樹脂カバー21内を進行中の光を目視者側に反射させることでアンビエント表示部を形成する複数(本実施形態では3つ)の反射部24〜26が形成されている。これら反射部24〜26は、図1の斜線ハッチングで示す位置に形成されている。すなわち、第1の反射部24は、正面から見て、左から2番目の表示領域3の加飾リング7に重なる位置において、その加飾リング7に応じた形状、つまり円弧形状に形成されている。第2の反射部25は、左から3番目の表示領域4の全領域に重なる位置において、その表示領域4の全領域に応じた形状、つまり円の下側一部が欠けた形状に形成されている。第3の反射部26は、一番左の表示領域5の加飾リング7に重なる位置において、その加飾リング7に応じた形状、つまり円弧形状に形成されている。
図3は、図2のA部(第1の反射部24の断面)の拡大図を示している。図4は、図3のB部(溝27)の拡大図である。なお、第2、第3の反射部25、26は第1の反射部24と同様の形状である。図3に示すように、反射部24は本発明における溝部としての複数の溝27から構成されている。これら溝27は、互いに間隔を空けて形成されている。V字溝27間の間隔には、反射部24〜26が形成されていない裏面22の部分(平面)と同じ平面を構成する平面部28が形成されている。図4に示すように、溝27は、溝27の底部にいくほど溝径が小さくなる略V字状に形成される。詳しくは、溝27は、入射された光を目視者側の方向(直角方向)に全反射させる反射面29を有する。透明樹脂カバー21はアクリル樹脂で形成されているとして、そのアクリル樹脂の屈折率(=1.49)とスネルの法則とから、その反射面29は、入射光を直角方向に反射させる傾斜角に設定され、具体的には例えば入射方向(透明アクリルカバー21が伸びた方向)に対して42.9度傾いている。
また、図4に示すように、反射面29は、略V字状を形成する2つの辺のうちの一方のみに形成されている。具体的には、透明樹脂カバー21内を進行する光の主方向(透明樹脂カバー21の下側から上側に進行する光の方向)に対面した溝面が反射面29とされている。一方、溝27における反射面29と反対側の溝面30は反射面(入射光を直角方向に全反射させる反射面)に形成されていない。具体的には、溝面30は、透明樹脂カバー21の平面部28に対して直角に形成されている。このような溝27を採用することで、光が主に進行する方向(透明樹脂カバー21の下側から上側の方向)に対面する反射面29のサイズを、両側に反射面を形成したV字溝32(図7参照)よりも大きくできる。よって、透明樹脂カバー21の下側から上側の方向に進行する光を効率よく目視者側に反射させることができる。さらに、溝27の一方の面のみに反射面を形成することで、外から反射部24(溝27)に入射された光(太陽光)で反射部24が光ってしまうのを抑制できる。
さらに詳細に反射部24の構成を説明すると、図5は、反射部24を正面方向から見た様子を左に示し、その左図におけるC−C断面図を右に示している。図5の左図に示すように、溝27は点状(ドット状)に形成され、点状の溝27の間に平面部28が形成されている。ここで、図6は溝27の拡大斜視図を示している。図6に示す溝27は、図4に示す断面が図4の奥行方向に所定長さだけ伸びた形状(三角柱を寝かせた形状)を有する。図6の溝27によれば、反射面29以外の面(反対側の面30、2つの側面31)を全て平面部28に対して直角にできるので、太陽光によって光ってしまうのをより一層抑制できる。
なお、上述の溝27以外の溝を採用しても良く、例えば図7に示すように、断面が真のV字状の溝32(V字溝)を採用しても良い。図7のV字溝32では、透明樹脂カバー21内を進行する光の主方向に対面した溝面34aが、その主方向の光を目視者側に全反射させる反射面(42.9度傾いた面)に形成され、さらに、反対側の溝面34bも、主方向の反対方向に進行する光を目視者側に全反射させる反射面(42.9度傾いた面)に形成される。これによって、アンビエントLED18からの光のうち、下側から上側の方向以外の方向に進行する光に対しても、V字溝32によって目視者側に反射させることができる。このV字溝32は、透明樹脂カバー21に光を入射するLEDを、透明樹脂カバー21の下側だけでなく、上側にも配置した場合に好適な溝である。
なお、図8〜図10に、図7の断面を有するV字溝の斜視図をいくつか例示している。図8のV字溝33は、円錐状の溝である。これによって、全周に42.9度の傾斜面を形成できるので、光がどの方向からV字溝33に入射したとしても、目視者側に反射させることができる。また、図9のV字溝34は、底面が正方形の四角錐状のV字溝である。V字溝34の4つの側面34aの傾斜角は42.9度となっている。このV字溝34によれば、目視者側に反射させる反射面34a(42.9度傾いた反射面)を4つ形成できるので、効率良く光を目視者側に反射させることができる。
また、図10のV字溝35は、三角柱状を寝かせた形状のV字溝である。このV字溝35は、三角柱の3つの側面(四角形状)のうちの一つがV字溝35の開口となり、残り2つの側面35aが目視者側に反射させる反射面(42.9度傾いた反射面)とされる。2つの反射面35aのうち一つが、アンビエントLED18からの光が主に進行する方向(透明樹脂カバー21の下側から上側の方向)に対面するように、V字溝35が形成される。つまり、2つの反射面35aのうち一つは、透明樹脂カバー21の下側の方を向き、残りの一つは上側の方を向いている。これによって、透明樹脂カバー21内を下側から上側の方向に進行する光に加えて、上側から下側に進行する光も目視者側に反射させることができる。
図5のように点状の溝を形成することで、図11の直線状の溝37を形成した場合に比べて、反射部における平面部の割合を大きくできる(溝の割合を少なくできる)。これにより、文字板2からの光が反射部24で屈折して文字板2の表示が歪んで見えてしまうのを抑制できる。ただし、図11の反射部36を採用した構成を排除する趣旨ではない。図11の反射部36であっても溝37のサイズを小さくすれば、文字板2の表示が歪んで見えるのを抑制できる。
なお、図11は、直線状の溝37から構成された反射部36を正面方向から見た図を示している。反射部36は、透過樹脂カバー21内で光が主に進行する方向(透明樹脂カバー21の下側から上側の方向)に対して直交する方向(透明樹脂カバー21の左右方向)に直線状に伸びた複数の溝37を有する。この溝37の断面は、図4、図7のどちらの断面でも良いが、太陽光で光ってしまうのを抑制する観点では、図4の断面とするのが好ましい。それらV字溝37は互いに間隔を空けて形成されている。溝37間の間隔38は平面部とされている。
次に、図3に示す反射部24の各部のサイズを説明する。目視者(車両の運転手)が通常目視時の位置(コンビネーションメータ1から例えば80cm程度離れた位置)から透明樹脂カバー21を見たときに、アンビエントLED18の消灯時に人間の網膜で反射部24を認識できない度合いの微細加工(言い換えると、奥側の表示領域3が歪んで見えない度合いの微細加工)により反射部24(溝27)が形成されている。すなわち、例えば80cm離れた位置から透明樹脂カバー21を見たときに、人間の網膜で認識できる上限の解像度より大きい解像度となるように、溝27のサイズが設定される。具体的には、溝27の開口のサイズ(開口を形成する各辺のサイズ)は例えば0.1mm、又はそれ以下に設定されている。
また、図5の右図に示すように、隣り合う2つの溝27の底部間の間隔d1(ピッチ)は例えば0.2mmに設定される。溝27の底部間の間隔d1が0.2mm、各溝27のサイズが0.1mmとすると、溝27間の間隔である平面部28のサイズd2(図5参照)は0.1mmとなる。なお、平面部28のサイズd2は、反射部24を介して文字板2の表示を目視できるのであれば、0.1mm以外のどのようなサイズであっても良い。サイズd2が大きいほど、文字板2の表示を視認させやすくできる。反対に、サイズd2を小さくしすぎてしまうと、文字板2の表示が見えにくくなってしまう。
次に、制御部19によるアンビエントLED18の制御及びコンビネーションメータ1の作用効果について説明する。制御部19は、車両の状態に応じてアンビエントLED18を異なる状態に切り替え、具体的には例えば、エコ運転の状態に応じてアンビエントLED18を異なる発光色で発光するように切り替える。例えば、制御部19は、車両が燃費が良い走行をしている時(エコ運転時)にはアンビエントLED18を例えば緑色の発光色で発光させる。これに対して、制御部19は、車両が燃費が悪い走行をしている時(アクセルを過度に踏み込んでいる時など)にはアンビエントLED18を例えば赤色の発光色で発光させる。
また、例えば、制御部19は、反射部24〜26が重ねて配置された各表示領域3〜5の現時点の表示内容に応じて、アンビエントLED18を消灯から点灯に切り替えたり、異なる発光色に切り替えたりする。具体的には例えば、スピードメータ(例えば表示領域4)で表示される車速が高いときには、制御部19は、アンビエントLED18を消灯から点灯に切り替える。また例えば、制御部19は、車速が低いときにはアンビエントLED18を青色の発光色で発光させ、車速が高いときにはアンビエントLED18を赤色の発光色で発光させる。
なお、本実施形態では3つの反射部24〜26(アンビエント表示部)が設けられており、それら反射部24〜26のうち全てを表示させる場合には、制御部19は、全てのアンビエントLED18を点灯させる。他方、反射部24〜26のうちいずれか1つのみ表示させたい場合には、制御部19は、表示させたい反射部に近い位置に配置されたアンビエントLED18のみ点灯させる。例えば、図1において反射部25のみアンビエント表示させる場合には、図1の左右方向に配置された複数のアンビエントLED18のうち、左右方向の配置位置が反射部25の左右方向位置に一致したアンビエントLED18のみ点灯させる。なお、制御部19が本発明における発光制御手段に相当する。
アンビエントLED18から発光された光は、導光体20(図2参照)の一方の端面に入射し、入射した光は導光体20内を進行して、導光体20の他方の端面を介して、透明樹脂カバー21の受光部23aに入射する。受光部23aに入射した光は、屈曲部231の屈曲面232(図12参照)で正面側に全反射した後、透明樹脂カバー21の表面、裏面間を反射しながら透明樹脂カバー21内を進行する。その後、透明樹脂カバー21内を進行する光は、反射部24〜26の反射面(溝)にて目視者側に反射する。反射面で反射した光は、透明樹脂カバー21の表面から出射して、その出射光が目視者に目視される。つまり、反射部24〜26をアンビエントLED18の発光色で発光させることができる(アンビエント表示ができる)。
これによって、目視者に、例えば、燃費が良い運転をしているか否かを感覚的に(直感的に)把握させることができたり、各表示領域3〜5を注目させることができたり、各表示領域3〜5の表示内容(例えば現在の車速)を感覚的(直感的)に把握させることができたりする。
また、反射部24〜26は、溝間に平面部28(図3、図5参照)を有するので、各表示領域3〜5からの光(意匠部8の照明光や指針9の光など)はその平面部28を透過する。つまり、反射部24〜26によるアンビエント表示に重ねて、表示領域3〜5の表示を目視者に目視させることができる。また、表示領域3〜5の表示と、反射部24〜26によるアンビエント表示との距離感が異なることで、表示に立体感を付与することができる。
さらに、反射部24〜26の溝は人間の網膜で認識できない微細の度合いで形成されているので、アンビエントLED18の消灯時には、反射部24〜26は透明となって、表示領域3〜5の表示内容を目視者に目視させることができる。つまり、表示領域3〜5に重ねて反射部24〜26があったとしても、表示領域3〜5の視認性が損なわれることを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、コンビネーションメータ1の透明樹脂カバー21にアンビエント表示部24〜26を設けたので、文字板2の表示領域3〜6に囚われることなく、自由な位置、自由なデザインのアンビエント表示が可能となる。また、反射部24〜26は透明樹脂カバー21の裏面22に形成されているので、透明樹脂カバー21の表面に形成された場合に比べて、光が文字板2側に出射してしまうのを抑制できる。つまり、目視者側への反射効率を良好にできる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、透明樹脂カバーに形成される反射部(アンビエント表示部)の個数、形成位置、デザイン(形状)は、図1に示す個数(3つ)や形成位置(表示領域に重なる位置)や形状(円弧状等)に限定されない。例えば、文字板の表示領域に重ならない位置(例えば透明樹脂カバーの上部)に反射部を形成しても良い。この場合には、反射部の奥側には表示領域が存在していないので、反射部の微細加工の度合いを、表示領域に重ねて反射部を配置するときよりも粗くしても良い(例えば溝のサイズは0.1mm以上であっても良い)。つまり、アンビエントLEDの消灯時に反射部を認識できてしまったとしても良い。また、反射部の形状は、特定の文字、図形を示す形状(例えば、車両の名称を示す形状や、警告メッセージを示す形状など)であっても良い。
また、上記実施形態では、反射部をアンビエント表示部として使用したが、例えば、夜間車両の駐車時に、車両に備えられたセキュリティ装置が働いていることを示す表示(赤色の点滅表示)に、反射部を使用しても良い。
また、透明樹脂カバーの全領域に反射部を形成しても良い。これによって、車両の状態に応じてコンビネーションメータの全体の印象を変えることができる。
また、アンビエントLEDを専用の基板(文字板照明用のLED等を実装した基板と別の基板)に実装し、その基板を透明樹脂カバーの受光部付近に配置しても良い。つまり、アンビエントLEDからの光を導光体を介さないで直接受光部に入射させても良い。これによって、導光体を省略することができる。
また、上記実施形態では、アンビエントLEDは基板の下辺に配置して、透明樹脂カバーの下側の縁部からアンビエントLEDの光を入射させていたが、基板の全周にアンビエントLEDを配置して、透明樹脂カバーの縁部の全周からアンビエントLEDの光を入射させても良い。これによって、アンビエント表示の輝度を向上できる。
また、上記実施形態では、反射部は透明樹脂カバーの裏面に形成されたが、透明樹脂カバーの表面に形成されたとしても良い。これによれば、反射部を裏面に形成した場合に比べて、文字板側に反射する光が多くなるものの、反射部に入射された光のうちいくらかは目視者側に反射されるので、反射部を発光させることができる。
また、上記実施形態では、文字板に車両状態を表示するメータに本発明を適用した例を説明したが、液晶ディスプレイ等の他の表示部に車両状態を表示するメータに本発明を適用しても良い。この場合には、例えば液晶ディスプレイを覆うように配置された透明樹脂カバーに、アンビエント表示部(反射部)を形成する。これによっても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
1 コンビネーションメータ(表示装置)
2 文字板(主表示部)
3〜6 表示領域
21 透明樹脂カバー
18 アンビエントLED(発光部)
24〜26、36 反射部(表示部)

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、
    前記車両の状態を表示する表示領域(3〜6)が形成された主表示部(2)と、
    前記主表示部より目視者側の位置において前記主表示部を覆うように配置され、導光材で形成された透明樹脂カバー(21)と、
    前記透明樹脂カバーの内部に光を入射する発光部(18)と、
    前記透明樹脂カバーに、前記発光部から前記透明樹脂カバーの内部に入射された光を目視者側に反射させることで表示部を形成する反射部(24〜26、36)と、
    を備えることを特徴とする表示装置(1)。
  2. 前記車両の状態に応じて前記発光部を異なる状態に切り替える発光制御手段(19)を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記反射部は、前記透明樹脂カバーの裏面(22)又は表面に形成され、前記発光部からの光を目視者側に反射させる反射面(29、32a、32b、34a、35a)を形成する、互いに間隔を空けて形成された複数の溝部(27、32、33、34、35、37)と、前記溝部間の間隔に形成され前記主表示部からの光を透過させる平面部(28、38)とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記溝部(27、33、34、35)は点状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記反射部は前記表示領域(3〜5)に重なる位置に形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記反射部は、前記発光部の消灯時に人間の網膜で認識できない微細の度合いで形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
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