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JP4376116B2 - 基板受け渡し位置の調整方法 - Google Patents

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JP4376116B2 JP2004131412A JP2004131412A JP4376116B2 JP 4376116 B2 JP4376116 B2 JP 4376116B2 JP 2004131412 A JP2004131412 A JP 2004131412A JP 2004131412 A JP2004131412 A JP 2004131412A JP 4376116 B2 JP4376116 B2 JP 4376116B2
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Description

本発明は、基板保持部に保持された基板に対して例えばレジストの塗布、現像、加熱などの所定の処理を行う処理ユニットに基板を受け渡しするときの基板搬送手段の位置データを予め取得する基板処理装置、及び基板の受け渡し位置を調整する方法に関する。
従来、半導体製造工程の一つであるフォトレジスト工程においては、例えば半導体ウエハ(以下、ウエハという)の表面に薄膜状にレジストを塗布し、このレジストを所定のパターンで露光した後、現像して所定のマスクパターンを形成している。このような処理は、一般にレジストの塗布・現像を行う塗布・現像装置に、露光装置を接続した基板処理装置を用いて行われる。
前記基板処理装置は、高いスループットを確保しつつ装置占有面積の小容量化を図るために、塗布処理、現像処理、加熱・冷却処理など基板に対して複数の異なる処理を行う処理装置を各々ユニット化し、これらの各処理毎に必要な数のユニットが組み込まれて構成されており、更に各処理ユニットに基板を搬入出するための基板搬送手段が設けられている。
このような基板処理装置について簡単に説明しておくと、例えば図15に示す塗布・現像装置が一例として挙げられる。この装置では、例えばウエハWを25枚収納した基板キャリア10はキャリアステ−ジ11に搬入され、ウエハWは受け渡しアーム12により取り出されて、棚ユニット13aの受け渡し部を介して処理ゾーン14に搬送される。処理ゾーン14には、中央に搬送手段15が設けられており、この周りにウエハWに前記塗布液を塗布するための塗布ユニット16、前記塗布液を乾燥させるための低温加熱ユニット、ベーク処理を行うためのベークユニット、キュア処理を行うためのキュアユニットなどの処理ユニットを備えた例えば3個の棚ユニット13a,13b,13cが設けられていて、搬送手段15によりこれらの各ユニットに対してウエハWの受け渡しが行われるようになっている。
ところで各処理ユニットが基板に対して高精度な処理を行うためには、この処理ユニットの所定の載置領域にウエハWを高精度に載置することが求められる。具体的には、例えば塗布ユニット16ではウエハWの表面に塗布液を塗布した後、ウエハWを鉛直軸回りに回転させながら周縁に洗浄液ノズルにより洗浄液を供給して洗浄するエッジリンスと呼ばれる処理がなされるので、ウエハWの中心が回転軸の中心からずれているとエッジが洗浄されない部位とエッジが所定幅以上の幅で洗浄されてしまう部位とが発生する場合がある。また加熱,冷却ユニットでは面内で温度のばらつきが生じてしまう場合がある。そのため実際に処理を開始する前に、適切な載置領域にウエハWが載置されるように予め搬送手段15にウエハWの受け渡し位置を学習させておくといった作業が行われる。この作業は一般にティーチングと呼ばれており、従来のティーチングの手法は、先ず例えば反射型センサを用いて載置領域に載置されたウエハWのエッジを検出してウエハWが所定の載置領域に載置されているかの判定を行い、この判定結果に基づいて受け渡し位置を調整する方法が用いられていた(例えば、特許文献1参照。)。従来のティーチングの一例について例えば塗布ユニット16の場合を例に挙げて図16を参照しながら説明すると、図中2は、ウエハWを裏面側から保持すると共に、このウエハWを鉛直軸回りに回転させることが可能なスピナーである。また21は反射型センサーであり、図示しない駆動機構によりウエハWの径方向に向かって進退可能なように構成されている。
ティーチングは以下のような手法により実施される。先ず、搬送手段15によりウエハWがスピナー2に受け渡しされ、次いでウエハWの周縁の外側で待機していたセンサー21を所定の速度で横方向に移動させてウエハWの周縁の上方を通過させる。続いて光が反射した位置の手前までセンサー21を戻して、精度を上げるために例えば1パルス間隔でゆっくりとセンサー21を後退させることにより、ウエハWの周縁を検出する。更にウエハWを鉛直軸回りに90度間隔で3回回転させた夫々の状態において同様の処理を行い、これにより得られたウエハWの周縁の4点の位置データに基づいて演算によりウエハWの中心の位置を求める。そしてこのウエハの中心と予め把握されたスピナの回転軸の中心とが一致するか、あるいは許容範囲内になるまでウエハの置き直し(再試行)を行う。このとき再試行するに伴ってずれは小さくなっていき、一般的に多くとも5回の再試行で収束される。
特開2000−349133号公報(段落0069〜0072、図9)
しかしながら上述のティーチングにおいては、基板処理装置の全てのユニットに夫々センサ21を設けるのは経済的でないために、共通のセンサ21を用いて、ティーチングを行う際に対象となる処理ユニットに作業員がセンサ21をセッティングして行っているのが実情である。特に複数の処理ユニットが組み込まれる上記の塗布・現像装置においては、装置占有面積を小さくするために各処理ユニットが小型化されていることから、作業員が軸合わせを行いながらユニット内にセンサ21をセッティングするのに時間がかかるといった問題があった。
また光反射型のセンサー21を用いた場合には、例えばホコリや照明度など周囲の雰囲気によってセンサー21の感度にばらつきが生じる場合があり、そのため高精度にウエハWのエッジを検出できない懸念がある。
本発明はこのような事情に基づいて行われたものであり、その目的は高精度かつ短時間に基板の位置合わせをすることのできる基板処理装置、および基板の位置合わせ方法を提供することにある。
本発明の基板受け渡し位置の調整方法は、各々上下に配列されると共に独立して進退自在な搬送アームを備えた基板搬送手段から、昇降自在な基板支持ピンとの協働作用により基板を鉛直軸回りに回転自在な基板保持部に受け渡し、その後基板に対して処理ユニットにより所定の処理を行う基板処理装置に適用され、予め前記基板搬送手段による基板保持部に対する基板の受け渡し位置のデータを取得しておく基板受け渡し位置の調整方法において、
前記複数の搬送アームのうち一の搬送アームに、表面の中心にマークが形成された位置合わせ用の基板を保持させると共に、前記複数の搬送アームのうち他の搬送アームに撮像手段を保持させ、この撮像手段により前記基板保持部の略中心位置を確認し、その位置データを記憶する工程(1)と、
この工程(1)で記憶した前記位置データに基づいて前記一の搬送アームを移動させ、前記基板保持部に前記基板支持ピンとの協働作用により位置合わせ用の基板を受け渡す工程(2)と、
次いで前記基板支持ピンにより前記基板保持部から位置合わせ用の基板を上昇させ、この状態で前記撮像手段により当該基板上のマークを撮像してその位置データである0度位置データを取得し、更に基板支持ピンを下降させて位置合わせ用の基板を基板保持部に受け渡し、基板保持部を180度回転させた後、前記基板支持ピンにより前記基板保持部から位置合わせ用の基板を上昇させ、この状態で前記撮像手段により当該基板上のマークを撮像してその位置データである180度位置データを取得する工程(3)と、
前記0度位置データと前記基板保持部の略中心位置の位置データとの間で位置ずれがあるか否かを判断し、位置ずれがないと判断したときは前記0度位置データと180度位置データとの中点の位置データを、基板保持部の回転中心の位置データとして取得する一方、位置ずれがあると判断したときはそのずれ方向及びずれ量を演算により求めて180度位置データの補正を行い、0度の位置データと補正後の180度の位置データとの中点の位置データを、基板保持部の回転中心の位置データとして取得する工程(4)と、
次いで一の搬送アームにより基板保持部から位置合わせ用基板を受け取り、工程(4)で取得した基板保持部の回転中心の位置データに基づいて前記一の搬送アームを移動させ、前記基板保持部に前記基板支持ピンとの協働作用により位置合わせ用の基板を受け渡す工程(5)と、
次いで前記基板支持ピンにより前記基板保持部から位置合わせ用の基板を上昇させ、この状態で前記撮像手段により当該基板上のマークを撮像してその位置データである0度位置データを取得し、更に基板支持ピンを下降させて位置合わせ用の基板を基板保持部に受け渡し、基板保持部を180度回転させた後、前記基板支持ピンにより前記基板保持部から位置合わせ用の基板を上昇させ、この状態で前記撮像手段により当該基板上のマークを撮像してその位置データである180度位置データを取得する工程(6)と、
前記工程(6)にて取得した0度位置データと、工程(4)で求めた基板保持部の回転中心の位置データとの間で位置ずれがあるか否かを判断し、位置ずれがないと判断したときは前記0度位置データと180度位置データとの中点の位置データを、基板保持部の回転中心の位置データとして取得する一方、位置ずれがあると判断したときはそのずれ方向及びずれ量を演算により求めて180度位置データの補正を行い、0度の位置データと補正後の180度の位置データとの中点の位置データを、基板保持部の回転中心の位置データとして取得する工程(7)と、
次いでこの工程(7)で取得した基板保持部の回転中心の位置データと、前記工程(6)で取得した位置合わせ用基板のマークの0度位置データの位置ずれ量が許容範囲内にあるか否かを判定し、前記位置ずれ量が許容範囲内であれば、基板保持部に対する前記一の搬送アームによる基板の受け渡し位置を記憶し、前記位置ずれ量が許容範囲外であれば、前記位置ずれ量に基づいて基板保持部に対する一の搬送アームによる基板の受け渡し位置を補正して、前記一の搬送アームにより位置合わせ用基板の置き直しを行う工程(8)と、を含むことを特徴とする。
前記搬送アームは3本以上であり、一の搬送アームにおける基板の受け渡し位置が決定された後、前記他の搬送アームとは異なる搬送アームにより位置合わせ用基板を基板保持部に受け渡す工程と、次いで当該搬送アームにおける基板の受け渡し位置のデータを取得する工程と、を含むようにしてもよく、又は他の搬送アームに保持された撮像手段を基板保持部に載置する工程と、基板保持部に載置された撮像手段を他の搬送アーム以外の搬送アームが受け取る工程と、を含むようにしてもよく、あるいは他の搬送アームを撮像手段を保持する専用のアームとしてもよい。



本発明によれば、表面にマークが形成された位置合わせ用の基板を基板保持部に保持させ、この基板を鉛直軸回りに回転させたときのマークの軌跡に基づいて回転軸の中心を求める構成とすることにより、基板の中心が回転軸の中心からどれ位ずれているかの把握および、このずれを小さくすることが簡単になり、また短時間で互いの中心を一致させることができる。また基板保持部が回転しない場合についても基板保持部の中心と基板の中心とを撮像手段で把握して基板搬送手段の位置合わせを行うことにより、一層正確な位置合わせを行うことができる。更に撮像手段を基板搬送手段で支持すると共に、この基板搬送手段により処理ユニット内の撮影位置へ撮像手段を案内する構成とすることにより、セッティングに要する手間を軽減することができるので、短時間で受け渡し位置の調整をすることができる。
先ず本発明の基板処理装置の実施の形態に係る塗布・現像装置について図1及び図2を参照しながら説明する。図中B1は基板であるウエハWが例えば13枚密閉収納されたカセット3を搬入出するためのカセット載置部であり、カセット3を複数個載置可能な載置部30aを備えたカセットステーション30と、このカセットステーション30から見て前方の壁面に設けられる開閉部31と、開閉部31を介してカセット3からウエハWを取り出すための受け渡し手段A1とが設けられている。またカセット載置部B1の奥側には処理部B2が接続されており、この処理部B2には加熱・冷却系のユニットを多段化した棚ユニットU1、U2、U3、処理液を用いてウエハWに所定の液処理を行う液処理ユニットU4、U5、および各ユニットにウエハWの受け渡しを行う主搬送手段A2,A3が設けられている。即ち、主搬送手段A2,A3は隣り合う各ユニットにアクセス可能なように構成され、ウエハWは処理部B1内を一端側の棚ユニットU1から他端側の棚ユニットU3まで自由に移動できるようになっている。また図中32、33は各ユニットで用いられる処理液の温度調節装置や温湿度調節用のダクト等を備えた温湿度調節ユニットである。
液処理ユニットU4,U5は、例えば図2に示すように塗布液(レジスト液)や現像液といった薬液供給用のスペースをなす収納部34の上に、塗布ユニット(COT)、現像ユニット(DEV)及び反射防止膜形成ユニット(BARC)等を複数段例えば5段に積層した構成とされている。また既述の棚ユニットU1,U2,U3は、液処理ユニットU4,U5にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための各種ユニットを複数段例えば10段に積層した構成とされており、その組み合わせはウエハWを加熱(ベーク)する加熱ユニット、ウエハWを冷却する冷却ユニット等が含まれる。
処理部B2における棚ユニットU3の奥側には、例えば第1の搬送室35及び第2の搬送室36からなるインターフェイス部B3を介して露光部B4が接続されている。インターフェイス部B3の内部には処理部B2と露光部B4との間でウエハWの受け渡しを行うための2つの受け渡し手段A4、A5の他、棚ユニットU6及びバッファカセットC0が設けられている。
この塗布・現像装置におけるウエハWの流れについて一例を示すと、先ず外部からウエハWの収納されたカセット3が載置部30aに載置されると、開閉部31と共にカセット30の蓋体が外されて受け渡し手段A1によりウエハWが取り出される。そしてウエハWは棚ユニットU1の一段をなす受け渡しユニット(図示せず)を介して主搬送手段A2へと受け渡され、棚ユニットU1〜U3内の一の棚にて、塗布処理の前処理として例えば反射防止膜形成処理、冷却処理が行われ、しかる後塗布ユニット(COT)にてレジスト液が塗布される。次いでウエハWは棚ユニットU1〜U3の一の棚をなす加熱ユニットで加熱(ベーク処理)され、更に冷却された後棚ユニットU3の受け渡しユニットを経由してインターフェイス部B3へと搬入される。このインターフェイス部B3においてウエハWは例えば受け渡し手段A4→棚ユニットU6→受け渡し手段A5という経路で露光部B4へ搬送され、露光が行われる。露光後、ウエハWは逆の経路で主搬送手段A2まで搬送され、現像ユニット(DEV)にて現像されることでレジストマスクが形成される。しかる後ウエハWは載置部30aの元のカセット30内に戻される。
ここで上述の基板搬送手段である主搬送手段A2(A3)について図3を用いて詳しく説明しておく。主搬送手段A2(A3)は、図示しない駆動機構により昇降及び鉛直軸回りに回転可能な移動基体40を備えており、この移動基体40にはウエハWの周縁を裏面側から支持して当該ウエハWを水平姿勢で搬送するための例えば3本の搬送アーム4A(4B、4C)とティーチング用の搬送アーム4Dが上下方向に配列されると共に、その図示しない駆動機構により各々の搬送アーム4A(4B、4C、4D)が独立して進退自在なように構成されている。なお、搬送アーム4Dは後述するようにティーチング用に設けられた専用のアームであり、全てのティーチングが終われば取り外される。また主搬送手段A2(A3)は、処理空間を仕切る仕切り壁41で周囲を囲まれており、この仕切り壁41の側壁面に形成された上下に並ぶ搬送口42を介して各段の処理ユニット内にウエハWの搬入出が行われる。即ち、主搬送手段A2(A3)は、搬送アーム4A(4B、4C)の進退方向(R軸)および回転軸(θ軸)により平面方向の位置が極座標により決められると共に、上下方向(Z軸)により高さ方向の位置が決められる。即ち、搬送アーム4A〜4Cの位置はR、θ、Zの位置座標で特定され、その移動量の制御は各軸に独立して設けられた駆動機構の動作を例えばエンコーダを用いて制御することにより行われる。
ところで塗布・現像装置にあっては、前記したように互いに異なる処理を行うための装置構成の異なる複数の処理ユニットが設けられ、これらの処理ユニットに対して共通の主搬送手段A2(A3)を用いてウエハWを搬入出させているので、より効率良くティーチングを行うためにはその装置構成に応じたティーチング方法を選択して用いるのが得策である。そのため本例においては、後述するようにティーチングの対象となる処理ユニットのウエハ載置台が回転する場合と回転しない場合とで互いに異なるティーチング方法を採用している。ここで図4にはウエハWを回転させる機能を有する処理ユニットの一例として塗布ユニット(COT)を示しており、また図5にはウエハWを回転させる機能を有していない処理ユニットの一例としてウエハWを加熱するための加熱ユニット(BAKE)を示してある。
塗布ユニット(COT)について詳しく説明すると、図中5は、ウエハWの裏面を吸着保持するための基板保持部であるスピンチャックである。このスピンチャック5は軸部51を介して駆動機構52と接続されており、ウエハWを水平姿勢で保持した状態で鉛直軸回りに回転可能なように構成されている。スピンチャック5に保持されたウエハWの側方側周囲を囲むようにしてカップ53が設けられている。またウエハWの表面と対向するようにして塗布液であるレジスト液を塗布するための塗布液供給ノズル54が設けられている。更にウエハWの下方側にはウエハWの周縁に洗浄液を供給するための洗浄液吐出部55が設けられている。スピンチャック5の裏面側下方には基板昇降部である例えば3本の基板支持ピン56が設けられており、この基板支持ピン56が昇降部57により上昇してウエハWを裏面側から支持可能なように構成されている。
このような塗布ユニット(COT)においては、搬送アーム4A(4B、4C)がウエハWを水平姿勢で保持した状態で仕切り壁41の搬送口42を介してこのユニット内に進入し、ウエハWを所定の受け渡し位置例えばスピンチャック5の基板保持領域の上方位置に配置する。そして昇降する基板支持ピン56との協働動作によりウエハWがスピンチャック5の表面に載置される。そして搬送アーム4A(4B、4C)が後退した後、塗布液供給ノズル54がウエハWの中心部にレジスト液を供給すると共にウエハWを鉛直軸回りに回転させて遠心力の作用によりレジスト液をウエハWの表面に広げる。しかる後、高速でウエハWを回転させることでレジスト液をスピン乾燥させた後、更にウエハWを回転させながら洗浄液吐出部55から洗浄液を周縁部に供給して、周縁部に塗布されたレジスト液を洗浄するエッジリンスが行われる。
続いて加熱ユニット(BAKE)について詳しく説明する。図中6はウエハWを載置するための基板保持部である載置台である。この載置台6の内部にはヒーター61が設けられており、載置台6の表面はウエハWを加熱する加熱プレートを構成する。更に載置台6には、ウエハWにパーティクルが付着するのを抑えるために、ウエハWの裏面を載置台6から僅かに浮かせるようにするためのプロミシティピンと呼ばれる突起部62が複数設けられており、そのうちの一つは載置台6のウエハW載置領域の中心に設けられている。また載置台6の表面には上下に貫通する貫通孔63が設けられており、この貫通孔63を介して基板昇降部である基板支持ピン64が突没自在に設けられている。このような加熱ユニット(BAKE)においては、搬送アーム4A(4B、4C)がウエハWを保持した状態で仕切り壁41の搬送口42を介してユニット内に進入し、ウエハWを所定の受け渡し位置例えば載置台6の載置領域の上方位置に配置する。そして昇降する基板支持ピン64との協働動作によりウエハWが基板支持ピン64に受け渡され、更に基板支持ピン64が下降して載置台6上にウエハWが載置される。載置台6上に載置されたウエハWは所定の温度に加熱された後、先に述べた順序と反対の経路を通ってユニットから搬出される。
続いて上述の塗布・現像装置が備えたティーチング手段について図6及び図7を用いて説明する。図中W1はティーチングに用いられる位置合せ用のウエハであり、その表面には所定の場所例えばその表面の中心に例えば直径5mmの円形状のマークMが形成されている。また70は例えばウエハW1と同じ大きさの治具であり、その中央領域には開口部70aが形成されている。更に治具70の上面側には撮像手段である例えばCCDカメラ71が設けられており、このCCDカメラ71により前記開口部70aを介して下方側領域を撮像可能なように構成されている。より詳しくはティーチング時において、治具70はティーチング用の搬送アーム4DにウエハW1と同様に水平姿勢で保持された状態で、スピンチャック5上に保持されたウエハW1の表面と対向する位置に案内されて、ウエハW1のマークMを撮像可能なように構成されている。このCCDカメラ71はティーチングの制御系である制御部8と例えば配線を介して接続されている。
制御部8について詳しく説明すると、図中81はCCDカメラ71により撮像された画像データを記憶する画像データ記憶部、82はスピンチャック5の各回転位置におけるウエハW1上のマークMの位置(X、Y座標)などを一時的に記憶するワーキングメモリ、83、84は夫々第1のティーチングプログラム及び第2のティーチングプログラムである。実際にはこれらのプログラム83、84はメモリ(記憶部)内に格納されているが、説明の便宜上プログラムに符号を付して説明することとする。この実施例ではウエハW1の載置台が回転する処理ユニット例えば塗布ユニット(COT)と、ウエハW1の載置台が回転しない処理ユニット例えば加熱ユニット(BAKE)と、の各々に対する主搬送手段A2(A3)の受け渡し動作のデータを取得するようにしており、このため塗布ユニット(COT)等に対してティーチングを行うための第1のティーチングプログラム83と、加熱ユニット(BAKE)等に対してティーチングを行うための及び第2のティーチングプログラム84とを用意している。第1のティーチングプログラム83は、スピンチャック5の各回転位置にてCCDカメラ71により取得した画像データに基づいて、各回転位置におけるマークMの位置(X、Y座標の座標位置)を取得する位置データ取得プログラム83aと、各回転位置におけるマークMの位置に基づいてスピンチャック5の回転中心とウエハW1の中心との位置ずれ量を求める演算プログラム83bと、この演算プログラム83bにより求められた結果に基づいて位置ずれ量の有無を判断する判定プログラム83cと、位置ずれ量が有りと判断されたときに搬送アーム4A(4B,4C)によってウエハW1を置き直し(再試行)を行う再試行プログラム83dと、を備えている。
また第2のティーチングプログラム84は、CCDカメラ71にて取得した画像データに基づいて、加熱ユニット(BAKE)の載置台6(加熱プレート)の中心のマークとなり得る突起部62の位置とウエハW1上のマークMの位置とを取得する位置データ取得プログラム84aと、取得した結果に基づいて突起部62の位置とウエハW1のマークMの位置とのずれを演算し、その位置ずれ量が予め設定した設定範囲(許容範囲)内か否かを判断する判定プログラム84bと、許容範囲外であると判断されたときに搬送アーム4A(4B,4C)によってウエハW1を置き直し(再試行)を行う再試行プログラム84cと、を備えている。
更にまた、図中85は、搬入されるウエハW1の中心とスピンチャック5の回転中心とが一致する位置と、あるいはウエハW1の中心が載置台6の中心のマークとなり得る突起部62の位置とが所定の許容範囲内にあるときにおける各搬送アーム4A(4B,4C)のウエハW1の受け渡し位置を処理ユニット毎に記憶するための記憶部である。即ち、この記憶部85に記憶されるデータは、ティーチングされた搬送アーム4A(4B,4C)の受け渡し位置データであり、既述のようにR、θ、Zの値で管理される。なお、86は例えば操作パネルなどからなる入力手段であり、例えばティーチング時には操作用の画面が表示される。87はCPU、88は制御部8からの制御信号に基づいて処理ユニットをコントロールするユニットコントローラ、89は制御部8からの制御信号に基づいて主搬送手段A2、A3をコントロールするアームコントローラである。またBはバスである。
続いて搬送アーム4A(4B,4C)のティーチングをする工程について図8及び図9を用いて説明するが、ここではウエハW1を回転させる機能を有する処理ユニットである塗布ユニット(COT)の場合について説明する。先ず、ステップS1に示すように、前準備として、ティーチングが行われる例えば上段の搬送アーム4Cに位置合わせ用のウエハW1を支持させると共に、ティーチング専用の搬送アーム4Dに治具70を支持させる。次いで例えば設計データに基づいて記憶されているスピンチャック5の位置に基づいて搬送アーム4Dを前方(R軸方向)に伸ばし、この状態においてCCDカメラ71がスピンチャック5を撮像しながらその略中心位置、例えばウエハWの裏面を吸着するためにスピンチャック5の表面中心に形成されたバキューム孔の位置を確認する(ステップS2)。これにより搬送アーム4Dが支持した治具70の撮像領域の略中心付近にスピンチャック5の中心が位置することになる。この時の搬送アーム4Dの位置座標がワーキングメモリ82に記憶される。その後、この記憶した位置座標に基づいて搬送アーム4Cを前進させて受け渡し位置にウエハW1が配置される。このとき塗布ユニット(COT)内では前記したように基板支持ピン56を介して搬送アーム4CからウエハW1がスピンチャック5に受け渡しされる(ステップS3)。
次いで搬送アーム4Cが後退し、ステップS4に示すように治具70を支持した搬送アーム4Dが前記ステップS2で取得した位置座標のデータによりユニット内に進入し、スピンチャック5に保持されたウエハW1の表面と対向する位置に治具70が案内され、CCDカメラ71によりウエハW1の表面のマークMを撮像する。この撮像されて得た画像データ200は画像データ記憶部81に取り込まれ、次いで位置データ取得プログラム83aに基づいて、画像データ200の撮像領域内における位置データ例えばX=1、Y=1といった位置座標のデータが演算により取得されてワーキングメモリ82に記憶される(ステップS5)。続いてステップS6に示すように、ユニットコントローラ88によりスピンチャック5の回転動作を制御することでウエハW1を鉛直軸回りに所定の角度例えば90度ずつ回転させ、各位相における位置データを同様にして夫々取得する。取得する位置データは、少なくとも2ヵ所以上且つ例えば偶数の数であって回転の前後で180°の位置で対向していればよい。例えば図9(a)に示すように、本例のように0度、90度、180度、270度の4ヶ所の位置データを取得する場合、これらの位置データの全てが取得されるまでステップS4〜S6の動作が繰り返し行われる(ステップS7)。
更に続いてステップS8に示すように、位置データ取得プログラム83aにより取得した前記4ヶ所の位置データに基づいて演算プログラム83bにより回転軸の中心が求められる。具体的には例えば図9(b)に示すように0度と180度の位置データを結ぶ直線又は90度と270度の位置データを結ぶ直線とが交わる点(X=0、Y=0)を回転軸の中心とするように、搬送アーム4Cに対応する中心位置座標としてワーキングメモリ82に記憶する。なお、例えば2ヶ所の位置データを取得した場合には、互いの位置データを結ぶ直線の2分の1の距離の位置座標を回転軸の中心位置座標とする。続いてスピンチャック5上のウエハW1を搬送アーム4Cが受け取り、ユニットの外部まで後退した後(ステップS10)、ステップS8にて取得した位置データの結果である中心位置座標に基づいてスピンチャック5にウエハW1を受け渡し(ステップS11)、ステップS4〜S8の工程を行って2回目のデータ取得が行われる。ここでステップS9に示すように、2回目の位置データ取得動作以降、各回転位置におけるウエハW1表面のマークMの位置座標値が一つになっていないか又は許容範囲を設定しておきその範囲でない場合には位置ずれ有りと判定プログラム83cにより判断される。そして位置ずれ有りと判断されたときには、ステップS10に示すように、再試行プログラム83dに基づいて互いの位置座標値のずれが小さくなるようにθ軸とR軸とが補正され、この位置座標値に基づいてステップS3〜S8までの動作が再度行われる。前記許容範囲は例えば処理ユニットの種類に応じて決められ、例えば塗布ユニット(COT)の場合には距離に直すと例えば0.1mm以下の偏心、現像ユニット(DEV)の場合には例えば0.3mm以下の偏心、更に後述する加熱ユニットの場合には例えば0.5mm以下の差に設定する例が挙げられる。しかる後、ステップS9において互いの位置データが一致する(位置ずれなし)と判断されると、ステップS11に示すように、このときの受け渡し位置の設定値を当該塗布ユニット(COT)に対する搬送アーム4Cの設定値として記憶部85に記憶して搬送アーム4Cのティーチングを終了する。実際にウエハW1を回転させてマークMの回転軌跡に偏心があるか否かを見ることにより位置合わせ精度をより確実に高くすることができる。
更に続いて、ステップS12に示すように、ティーチングがされていない別の搬送アーム4B、4Aがある場合には、次にティーチングが行われる例えば中段の搬送アーム4Bがユニット内に進入してスピンチャック5からウエハW1を受け取って後退し、ステップS2に戻ってこの搬送アーム4Bのティーチングが行われる。更に中段の搬送アーム4Bのティーチングが終了すると下段の搬送アーム4Aのティーチングが同様にして行われる。なお、基準となる処理ユニット例えば一番最初にティーチングを行った処理ユニットにおいて搬送アーム4A〜4Cの位置合わせを行った後は、搬送アーム4A〜4Cのどれか一つについて位置合わせを行えば足りる。何故なら残りのアームについてはその一つのアームの受け渡し位置に対して既に相対的な位置データが取得されているからである。
上述の実施の形態によれば、実際の被処理基板と同じ基板であるウエハW1の表面にマークMを形成してスピンチャック5に保持させ、このウエハW1を回転させたときのマークMの軌跡に基づいて回転軸の中心を求める構成とすることにより、ウエハW1の中心と回転軸の中心とのずれがどの位あるのかを簡単に数値化して把握することができる。このため再試行するときの設定値(修正値)を簡単に設定し直すことができる。その結果、再試行の回数を少なくしてウエハW1の中心と回転軸の中心とを一致させることができるので、短時間でティーチングを行うことできる。なお「背景技術」の欄に記載した光透過型センサーを用いた場合、例えば50μmの精度で調整するためには多いときには5回程度の再試行をしなければならなかったが、本発明によればそれよりも少ない回数例えば2回の再試行で同じ精度を達成することができたことを発明者らは確認している。この理由について発明者は次のように考えている。例えば光透過型センサでウエハW1の周縁を検出したときは、センサーおよび搬送アームが別々の座標系を有しており、そのため光透過型センサの移動方向に対して搬送アームが直角に進入することを前提とし、また1回の検出で得られるデータは一方向(XあるいはY方向)についてのデータであり、例えばウエハW1を90度ずつ回転させることにより、X方向の位置データが2つと、Y方向の位置データが2つ取得される。
これに対して本発明では搬送アーム4AにCCDカメラ71を取り付けることで各処理ユニットに対して当該CCDカメラ71の座標系と、搬送アーム4A〜4Dの座標系とを共有化させると共に、更に本発明では1回の検出(撮像)で得られるマークMの位置データはX、Yの両座標を特定するデータであり、ウエハW1を90度ずつ回転させることにより、このデータが4つ採取できるので、結果としてX方向のデータが4つと、Y方法のデータが4つとれることとなる。こうした差異からウエハW1の位置ずれ情報としては、本発明の方が精度が高く、このことより再試行の回数が少なくなるものと考えられる。1回のトライに要する時間は概ね2分程度であるが、複数の処理ユニットに対して複数回トライするので、結果として大幅な時間の短縮化を図ることができることが分かる。
更にマークMの軌跡に基づいてスピンチャック5の回転中心を求めるためには、少なくとも2ヵ所の各回転位置におけるマークMの位置データを取得すればよいが、この例では互いに90度ずつ異なる4ヶ所の回転位置におけるマークMの位置データを取得し、互いに180度異なる座標同士を結んだ直線の交点を回転中心として求めているので、演算処理が容易である。また2ヶ所の位置データを取得し、互いの位置データを結ぶ直線を2分の1とする位置座標、即ち当該直線の中点の位置座標を回転軸の中心位置座標とするようにすれば、少ない位置データで回転軸の中心を求めることができ、また位置データの取得数が少ない分において短時間でティーチングを行えるので有利である。
更に上述の実施の形態によれば、撮像手段であるCCDカメラ71を備えた治具70を搬送アーム4Dで支持すると共に、この搬送アーム4Dによりユニット内の撮影位置へ治具70を案内する構成とすることにより、例えばユニット側にセンサをセッティングする場合に比して大幅に作業員の手間が省くことができるので、結果としてティーチングに要する時間の短縮化を図ることができ、更に作業員の負担を軽減することができる。
続いてウエハW1を回転させる機能を有しない処理ユニットである加熱ユニットを対象とする場合の工程について図10及び図11を用いて説明する。先ず、ステップS101に示すように、前準備として、ティーチングが行われる例えば上段の搬送アーム4Cに位置合わせ用のウエハW1を支持させると共に、ティーチング専用の搬送アーム4Dに治具70を支持させる。次いで例えば設計データに基づいて記憶されている加熱ユニットの中心位置に基づいて搬送アーム4Dを前方(R軸方向)に伸ばしたところで静止させ、載置台6のウエハ載置領域の中心のマークになり得る突起部62を撮像して画像データ200を画像データ記憶部81に取り込む(ステップS102)。そして位置データ取得プログラム84aにより画像データ200の撮像領域内における中心位置の突起部62の位置座標(載置台6の中心の位置データ)が取得されてワーキングメモリ82に記憶される(ステップS103)。
続いて、搬送アーム4Dを後退させると共に、前記位置座標に基づいて搬送アーム4Cを前進させて受け渡し位置にウエハW1が配置される。このとき加熱ユニット(BAKE)内では前記したように基板支持ピン64を介して搬送アーム4CからウエハW1が載置台6に受け渡しされる(ステップS104)。次いで搬送アーム4Cが後退し、ステップS105に示すように治具70を支持した上段の搬送アーム4DがステップS103で取得した中心位置座標のデータに基づいてユニット内に進入し、載置台6に保持されたウエハW1の表面と対向する位置に治具70が案内され、CCDカメラ71によりウエハW1の表面のマークMを撮像し、この画像データ200を画像データ記憶部81に取り込む。そして位置データ取得プログラム84aによりマークMの位置データである位置座標を取得してワーキングメモリ82に記憶する(ステップS106)。
更に続いてステップS107に示すように、判定プログラム84bが読み出され、ウエハW1の位置データと、載置台6の中心の位置データと、を比較してこれらの位置データが一致するかあるいは一致していなくとも予め決められた許容範囲内にある場合には適正な場所にウエハW1が置かれていると判定する。一方、位置データが一致せずまた許容範囲内にない場合には、再試行プログラム84cに基づいて互いの位置データのずれが小さくなるようにθ軸とR軸の値が補正され(ステップS108)、搬送アーム4Cが載置台6のウエハW1を受け取って後退する(ステップS109)。そして補正された受け渡し位置を新しい設定値としてステップS104〜S106までの動作が再度行われる。しかる後、ステップS107にて互いの位置データが一致すると判定されると、ステップS110に示すように、このときの受け渡し位置の設定値を当該加熱ユニットに対する搬送アーム4Cの設定値として記憶部85に記憶して搬送アーム4Cのティーチングを終了する。
更に続いて、ステップS111に示すように、ティーチングがされていない別の搬送アームがある場合には、次にティーチングが行われる例えば中段の搬送アーム4Bがユニット内に進入してスピンチャック5からウエハW1を受け取って後退し、ステップS104〜S110に示す動作を行ってこの搬送アーム4Bのティーチングが行われる。更に中段の搬送アーム4Bのティーチングが終了すると下段の搬送アーム4Aのティーチングが同様にして行われることとなる。
上述の実施の形態によれば、対象とする処理ユニットがウエハW1を回転させる機能を有していなくともウエハW1の中心の位置データと、載置台6の中心の位置データとを比較することにより、どれ位のズレがあるかを容易に把握することができ、更にズレが小さくなるように新たな設定値(修正値)の設定を簡単にすることができるので、上述の場合と同様の効果を得ることができる。なお、本例においては、受け渡し位置の調整をする構成に限られず、例えばステップS107の判定結果に基づいてウエハW1が所定の場所に載置されているか否かを確認する手段としてのみ用いるようにしてもよい。
続いて、上述の塗布ユニット(COT)に対してティーチングを行う他の工程の例について、図12を参照しながら説明する。なお、ウエハW1を基板支持ピン56に支持させた状態で撮像することを除けば各ステップにおける詳しい動作は図8記載の例と同じである。先ず、例えば搬送アーム4Cに位置合わせ用のウエハW1を支持させると共に、搬送アーム4Dに治具70を支持させる(ステップS201)。次いで搬送アーム4Dを前方(R軸方向)に伸ばしてCCDカメラ71によりスピンチャック5を撮像してその略中心位置を確認し、その位置座標がワーキングメモリ82に記憶される(ステップS202)。続いて、記憶した前記位置座標に基づいて搬送アーム4Cを前進させ、基板支持ピン56と搬送アーム4Cとの協働作用によりスピンチャック5にウエハWが受け渡される(ステップS203)。
その後、搬送アーム4Cがユニットの外部まで後退した後、基板支持ピン56を上昇させてウエハWを上昇位置(撮像位置)例えば搬送アーム4Cとの受け渡し位置の近くに設定すると共に、治具70を支持した搬送アーム4Dがユニット内に進入し、CCDカメラ71により基板支持ピン56上のウエハW1のマークMを撮像する(ステップS204)。つまり基板支持ピン56により被撮像体であるウエハWをCCDカメラ71に近付けた状態でマークMを撮像する。この撮像されて得た0度の位置の画像データは画像データ記憶部81に取り込まれ、次いで位置データ取得プログラム83aに基づいて位置データが取得されてワーキングメモリ82に記憶される(ステップS205)。続いて基板支持ピン56を下降させてスピンチャック5にウエハW1を受け渡し、当該スピンチャック5によりウエハW1を鉛直軸回りに例えば90度づつ又は、180度回転させて同様に対向する位置のマークMの位置データを取得する(ステップS206〜208)。そして少なくとも2ヵ所以上且つ例えば偶数の数であって回転の前後で180°の位置で対向する位置データを取得するまで上記ステップS204〜208の動作を繰り返し行う(ステップS209)。
しかる後、ステップS210に示すように、取得した位置データに基づいて演算プログラム83bにより回転軸の中心が求められる。具体的には、先ず、ステップS205で取得した0度の位置に対応する位置座標と、ステップS202で取得した位置座標(2回目以降は前回ステップS210で取得した中心軸の位置座標)との間で位置ずれがあるか否かを判断し、位置ずれがないと判断したときは対向する2つの位置データ、例えば0度と180度の位置データ又は90度と270度の位置データを結ぶ直線の2分の1の距離の位置座標を回転軸の中心とする。一方、例えばウエハW下降時においてエアベアリング現象等による当該ウエハWの横移動が生じて両位置座標にずれがあると判断したときには、そのずれ方向及びずれ量を演算により求めて各位置データの補正を行い、対向する補正後の位置データを結ぶ直線の2分の1の距離の位置座標を回転軸の中心位置座標とする。
このようにして1回目のデータ取得が終わると、続いて搬送アーム4Cが基板支持ピン56からウエハWを受け取り、ユニットの外部まで一旦後退した後(ステップS211,212)、上述のようにして取得した中心位置座標に基づいてユニット内に進入し、基板支持ピン56との協働作用によりスピンチャック5にウエハW1を受け渡す(ステップS213)。そして同様にステップS204〜S210の動作を行って2回目のデータ取得が行われるが、この2回目の位置データ取得動作以降、回転させた時のウエハW1表面のマークMの位置座標値が一つになっているか、又は許容範囲内であると判定されると、このときの受け渡し位置の設定値を当該塗布ユニット(COT)に対する搬送アーム4Cの設定値として記憶部85に記憶して搬送アーム4Cのティーチングを終了する(ステップS214)。
一方、ステップS211にて回転させた時のウエハW1表面のマークMの位置座標値が一つになっていないか又は許容範囲内でないと判定プログラム83cにより判定されると、搬送アーム4Cが基板支持ピン56からウエハWを受け取り、ユニットの外部まで一旦後退した後(ステップS212)、再試行プログラム83dに基づいて互いの位置データのずれが小さくなるようにθ軸とR軸を補正した受け渡し位置を新しい設定値として搬送アーム4Cがユニット内に進入して基板支持ピン56にウエハM1を受け渡す(ステップS213)。そしてステップS204〜S210までの動作が再度行われる。
続いて、ステップS215に示すように、ティーチングがされていない別の搬送アームがある場合には、次にティーチングが行われる例えば中段の搬送アーム4Bがユニット内に進入してスピンチャック5からウエハW1を受け取って後退し、ステップS2に戻ってこの搬送アーム4Bのティーチングが行われる。更に中段の搬送アーム4Bのティーチングが終了すると下段の搬送アーム4Aのティーチングが同様にして行われる。
このような構成であっても、取得した位置データに基づいてウエハW1の中心と回転軸の中心との位置ずれの量がどの位あるのかを簡単に把握することができるので、上述の場合と同様の効果を得ることができる。更に、この例の場合には、ウエハWをCCDカメラ71に接近させて撮像しているので、例えばその性能により撮像可能な距離の短い例えば安価なCCDカメラ71を用いた場合であっても画像データについての精度を確保でき、詳しくは以下に述べるように撮像する前後で基板支持ピン56によりウエハWを昇降することによる影響を低減してティーチングを行うことができる。
即ち、基板支持ピン56によるウエハWの下降動作時においては、例えば図13(a)に示すように、スピンチャック5との間に例えばエアベアリング現象等によるウエハWに横方向の位置ずれが発生する場合がある。同一ユニット且つ同サイズのウエハW1であればこの位置ずれ現象によるウエハW1のずれ方向及びずれ量には略再現性があるので、ティーチングを行って受け渡し位置が決まればその後のプロセス処理時にウエハW毎に受け渡し位置を変えることはない。しかしながら本例では各回転位置において基板支持ピン56によりウエハWを上昇させて撮像するので、例えば0度の位置と180度の位置とでその位置ずれ量が異なってしまうと演算により求められる回転軸の中心位置座標が実際の回転軸の中心から外れてしまいティーチングが収束しないことがある。そこで本例においては、ステップS205で取得した0度の位置に対応する位置座標と、ステップS202で取得した位置座標(2回目以降はステップS210で前回取得した中心軸の位置座標)を用いてウエハW下降時に生じる位置ずれの方向及びずれ量を演算により求め、ウエハWの下降動作を行った回数の分だけ位置座標を補正をすることにより、当該基板支持ピン56でウエハWを昇降させることによる影響がないか、あるいはあってもその影響を極めて小さくすることができるのである。
なお、上述の実施例においては、0度の位置データを取得した後、これと対向する180度の位置データを取得する前に、ティーチングを行っている搬送アーム4C(4A,4B)にウエハW1の置き直しをするようにしてもよい。搬送アーム4C(4A,4B)にウエハW1を受け渡すタイミングは例えば上述のステップS205とステップS206との間である。この場合、ウエハW1を置き直して180度回転させることにより、位置ずれを含む0度の位置データ(図13(a)参照)と、例えば図13(b)に示すように、ずれ方向が180度対向した位置ずれを含む180度の位置データとを取得して回転軸の中心位置を求めることができるので、上述の場合と同様の効果を得ることができる。また、既述の加熱ユニットのようにウエハW1を回転させる機能を有しない処理ユニットであっても基板支持ピン56によりウエハWをCCDカメラ71に接近させた状態で撮像してもよく、この場合であっても例えば安価なCCDカメラ71を用いてティーチングを行うことができる点で有利である。
本発明においては、撮像手段である治具70を保持する専用のアームを用いた構成に限られず、例えば作業員の手により治具を載せ替える構成であってもよい。具体的には、ティーチング専用の搬送アーム4Dを有さない3本の搬送アーム4A(4B、4C)を備えた主搬送手段A2(A3)のティーチングを行う際において、先ず上段の搬送アーム4Cに治具70を支持させて別の搬送アーム4A(4B)のティーチングを行った後、治具70を別のアーム例えば搬送アーム4Aに載せ替えて当該搬送アーム4Cのティーチングを行うようにしてもよい。このような構成であっても上述の場合と同様の効果を得ることができる。
更に本発明のおいては、例えば治具70にバッテリーなどの電源を設けると共に、画像データを無線で送信可能な送信手段を設けることにより当該CCDカメラ71をコードレス化して、例えばスピンチャック5を介して各搬送アーム4A〜4C間で治具の受け渡し可能な構成としてもよい。この場合、作業員が治具70を載せ替える手間が省けるので、より確実に短時間でティーチングを行える点で得策である。
更に本発明においては、位置合わせ用のウエハW1のマークMはその表面の中心に形成する構成に限られず、例えば図14に示すように、ウエハW1の中心を基準に同心円状に複数のマークMを配置するようにしてもよい。このような構成であっても上述の場合と同様の効果を得ることができる。
更に本発明においては、基板処理装置は塗布・現像装置に限られず、例えば層間絶縁膜あるいはデバイス保護膜を形成するための薄膜形成装置などに組み込まれる基板搬送手段に適用してもよい。更に本発明は基板はウエハWに限られず、例えばLCD基板、フォトマスク用レクチル基板の加熱洗浄装置、LCD装置にも適用できる。
本発明の実施の形態に係る塗布・現像装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る塗布・現像装置を示す斜視図である。 上記塗布・現像装置の基板搬送手段を示す斜視図である。 上記塗布・現像装置に組み込まれる塗布ユニットを示す説明図である。 上記塗布・現像装置に組み込まれる加熱ユニットを示す説明図である。 CCDカメラを主搬送手段に取り付けて位置合わせ用のウエハを撮像する様子を示す斜視図である。 上記塗布・現像装置に用いられるティーチング手段を示す説明図である。 ティーチングの工程を示す工程図である。 ティーチング時に取得する画像データを示す説明図である。 ティーチングの工程の他の例を示す工程図である。 ティーチング時に取得する画像データを示す説明図である。 ティーチングの工程の他の例を示す工程図である。 ウエハ下降時の位置ずれ現象を示す説明図である。 位置合わせ用のウエハの表面に形成されたマークの他の例を示す説明図である。 従来の塗布・現像装置を示す平面図である。 従来のティーチングをする様子を示す説明図である。
符号の説明
W ウエハ
W1 位置合わせ用のウエハ
A1、A2 主搬送手段
COT 塗布ユニット
BAKE 加熱ユニット
4A、4B、4C 搬送アーム
40 移動基体
70 治具
71 CCDカメラ
8 制御部
83 記憶部

Claims (4)

  1. 各々上下に配列されると共に独立して進退自在な搬送アームを備えた基板搬送手段から、昇降自在な基板支持ピンとの協働作用により基板を鉛直軸回りに回転自在な基板保持部に受け渡し、その後基板に対して処理ユニットにより所定の処理を行う基板処理装置に適用され、予め前記基板搬送手段による基板保持部に対する基板の受け渡し位置のデータを取得しておく基板受け渡し位置の調整方法において、
    前記複数の搬送アームのうち一の搬送アームに、表面の中心にマークが形成された位置合わせ用の基板を保持させると共に、前記複数の搬送アームのうち他の搬送アームに撮像手段を保持させ、この撮像手段により前記基板保持部の略中心位置を確認し、その位置データを記憶する工程(1)と、
    この工程(1)で記憶した前記位置データに基づいて前記一の搬送アームを移動させ、前記基板保持部に前記基板支持ピンとの協働作用により位置合わせ用の基板を受け渡す工程(2)と、
    次いで前記基板支持ピンにより前記基板保持部から位置合わせ用の基板を上昇させ、この状態で前記撮像手段により当該基板上のマークを撮像してその位置データである0度位置データを取得し、更に基板支持ピンを下降させて位置合わせ用の基板を基板保持部に受け渡し、基板保持部を180度回転させた後、前記基板支持ピンにより前記基板保持部から位置合わせ用の基板を上昇させ、この状態で前記撮像手段により当該基板上のマークを撮像してその位置データである180度位置データを取得する工程(3)と、
    前記0度位置データと前記基板保持部の略中心位置の位置データとの間で位置ずれがあるか否かを判断し、位置ずれがないと判断したときは前記0度位置データと180度位置データとの中点の位置データを、基板保持部の回転中心の位置データとして取得する一方、位置ずれがあると判断したときはそのずれ方向及びずれ量を演算により求めて180度位置データの補正を行い、0度の位置データと補正後の180度の位置データとの中点の位置データを、基板保持部の回転中心の位置データとして取得する工程(4)と、
    次いで一の搬送アームにより基板保持部から位置合わせ用基板を受け取り、工程(4)で取得した基板保持部の回転中心の位置データに基づいて前記一の搬送アームを移動させ、前記基板保持部に前記基板支持ピンとの協働作用により位置合わせ用の基板を受け渡す工程(5)と、
    次いで前記基板支持ピンにより前記基板保持部から位置合わせ用の基板を上昇させ、この状態で前記撮像手段により当該基板上のマークを撮像してその位置データである0度位置データを取得し、更に基板支持ピンを下降させて位置合わせ用の基板を基板保持部に受け渡し、基板保持部を180度回転させた後、前記基板支持ピンにより前記基板保持部から位置合わせ用の基板を上昇させ、この状態で前記撮像手段により当該基板上のマークを撮像してその位置データである180度位置データを取得する工程(6)と、
    前記工程(6)にて取得した0度位置データと、工程(4)で求めた基板保持部の回転中心の位置データとの間で位置ずれがあるか否かを判断し、位置ずれがないと判断したときは前記0度位置データと180度位置データとの中点の位置データを、基板保持部の回転中心の位置データとして取得する一方、位置ずれがあると判断したときはそのずれ方向及びずれ量を演算により求めて180度位置データの補正を行い、0度の位置データと補正後の180度の位置データとの中点の位置データを、基板保持部の回転中心の位置データとして取得する工程(7)と、
    次いでこの工程(7)で取得した基板保持部の回転中心の位置データと、前記工程(6)で取得した位置合わせ用基板のマークの0度位置データの位置ずれ量が許容範囲内にあるか否かを判定し、前記位置ずれ量が許容範囲内であれば、基板保持部に対する前記一の搬送アームによる基板の受け渡し位置を記憶し、前記位置ずれ量が許容範囲外であれば、前記位置ずれ量に基づいて基板保持部に対する一の搬送アームによる基板の受け渡し位置を補正して、前記一の搬送アームにより位置合わせ用基板の置き直しを行う工程(8)と、を含むことを特徴とする基板受け渡し位置の調整方法。
  2. 前記搬送アームは3本以上であり、一の搬送アームにおける基板の受け渡し位置が決定された後、前記他の搬送アームとは異なる搬送アームにより位置合わせ用基板を基板保持部に受け渡す工程と、
    次いで当該搬送アームにおける基板の受け渡し位置のデータを取得する工程と、を含むことを特徴とする請求項記載の基板受け渡し位置の調整方法。
  3. 他の搬送アームに保持された撮像手段を基板保持部に載置する工程と、基板保持部に載置された撮像手段を他の搬送アーム以外の搬送アームが受け取る工程と、を含むことを特徴とする請求項記載の基板受け渡し位置の調整方法。
  4. 他の搬送アームは、撮像手段を保持する専用のアームであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の基板受け渡し位置の調整方法。
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