JP4368441B2 - 箔押し方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、箔押しされる箔の表面に容易に可変する自由なデザインのエンボス加工を施し得る箔押し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種パンフレットやチケット等の装飾性を高めたり、偽造防止を図るために、パンフレットやチケット等の紙面上に、文字や図柄等を箔押しすることが知られている。
【0003】
従来、かかる箔押し作業は、紙面等の箔押ししようとする部材上に、接着層を下面に備えた箔を載置し、文字や図柄等の形状で突出した押圧凸面を備えた箔押し版によって前記箔を加熱しながら加圧することにより、前記部材上に接着層を介して箔を文字や図柄通りに接合するようにしている。
【0004】
さらに、箔押しされる箔の表面を平滑に仕上げる場合には、押圧凸面が平滑に形成された箔押し版を用いて処理している。また、箔押しされる箔の表面にエンボス状の加工を施す場合には、押圧凸面に文字や図柄等からなる所要のデザインの凹凸が形成された箔押し版を用いることにより、加圧時に箔の表面に所要の凹凸を生じさせるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の箔押し方法にあっては、箔の表面デザインの変更に際して、その都度、箔押し版を製作しなければならないため、製作費が高く、時間と手間を要し、作業性が悪いという問題点があった。
【0006】
本発明は、かかる従来の問題点を解消し得る箔押し方法の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、箔押しする部材の被箔面に、電子写真印刷によってトナー層を部分的に形成することにより、トナー層のある部分とない部分によって凹凸を形成し、押圧凸面が平滑に形成された箔押し版で、被箔面上に、下面に接着層を備えた箔を加熱しながら圧着することにより、該被箔面上の箔の表面をエンボス状に加工することを特徴とする箔押し方法である。
【0008】
かかる構成にあって、箔押しする部材の表面に形成された被箔面が凹凸を有しているため、この被箔面に箔を箔押しすることにより、該箔の表面が凹凸状となり、エンボス状に加工されることとなる。これにより、押圧凸面が平滑に形成された箔押し版のみを使用して、箔の表面に施されるエンボス状のデザインの変更に、従来のように複数の箔押し版を製作することなく対応することができる。
【0009】
また、前記被箔面を、電子写真印刷によって形成されたトナー層で構成することが被箔面の好適な形成手段として提案され得る。電子写真印刷は、帯電ドラムを文字や図柄等の形状に電荷して、トナーを吸着させることにより像を形成させ、これを被転着面に転写する印刷方法であり、版が要らず、文字や図柄の変更に容易に対応することができる上、転写されたトナー層が凸面となっているため、箔押しする部材に凹凸を備えた被箔面を簡単に形成し得る利点がある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施例を、図1〜図3について説明する。
まず、図1に示すように、紙面等の箔押しする部材1の表面に、文字や図柄等からなる適宜のデザイン2を電子写真印刷によって印刷する。この電子写真印刷は、一般的な乾式電子複写機と同じ原理を用いた印刷方法であって、帯電ドラムを文字や図柄等の形状に電荷して、トナーを吸着させることにより像を形成させ、これを被転着面に転写する印刷方法である。そして、この電子写真印刷によってデザイン2を印刷することにより、部材1上に厚さ10μm程度で盛り上がったトナー層3が形成される。これにより、図1に示すように、箔押しする部材1の表面に、前記トナー層3のある部分とない部分によって凹凸を有する被箔面4を形成することができる。
【0011】
次に、図2に示すように、前記被箔面4を形成した部材1上に箔5を載置し、箔押し版6によって被箔面4上の箔5を加熱しながら加圧する。この箔押し版6は、箔押ししようとする文字や図柄等の形状で突出した押圧凸面7が平滑に形成されたものが用いられ、該押圧凸面7の形状は前記被箔面4と一致している。また、箔5は下面に接着層8を備え、ベースフィルム9に仮着されたものが用いられる。そして、被箔面4と押圧凸面7とを位置合わせした状態で、箔押し版6を押し下げて箔5を加圧することにより、接着層8を介して箔5が被箔面4上にのみ圧着されることとなる。ここで、被箔面4の表面が凹凸状となっていることにより、箔押しされた箔5の表面に凹凸が生じ、図3に示すように、エンボス状の加工を施すことができる。
【0012】
図4,図5は他の実施例を示し、この実施例は、図4に示すように、部材1の表面に印刷するデザイン2を無数の斑点2’によって構成したものである。このデザイン2を電子写真印刷によって印刷することにより、前記斑点2’に一致する無数のトナー層3が形成され、箔押しする部材1の表面に、前記トナー層3のある部分とない部分によって凹凸を有する被箔面4が形成される。そして、該被箔面4上に箔押し版6によって箔5を圧着することにより、図5に示すように、該箔5の表面に無数の凹凸が生じ、デザイン2の形状に一致する所要のエンボス状の加工を施すことができる。
【0013】
尚、上記両実施例では、電子写真印刷によって形成されたトナー層3によって被箔面4を構成する場合について説明したが、該被箔面4は、スクリーン印刷等により厚さ5μm程度以上で盛り上がり、表面が凸面となるインク層によって構成することも可能である。ここで、電子写真印刷は、版が要らず、文字や図柄の変更に容易に対応することができるため、本発明の実施に好適に適用することができる。また、実施例では、下面に接着層8を備えた箔5を用いたが、これに代えて被箔面4に接着剤を塗布して接着層が予め形成されていない箔5を用いて、これを圧着することも可能である。
【0014】
また、箔押しに使用する箔押し版6は、上記のように押圧凸面7が平滑に形成された箔押し版6を用いればよいので、部材1上に凹凸状の被箔面4を形成しない場合には、箔5の表面を平滑に仕上げることもできる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、上述のように、箔押しする部材の表面に凹凸を有する被箔面を形成し、箔押し版により被箔面上に箔を圧着することにより、該被箔面上の箔の表面にエンボス状の加工を施すようにした箔押し方法であるから、箔の表面デザインを変更する場合にも、箔押しに使用する箔押し版は、押圧凸面が平滑に形成された箔押し版を用いればよく、従来のように異なる表面デザイン毎に箔押し版を製作することなく対応することができる。これにより、版製作コストを低減し、作業性を向上し得る優れた効果が得られる。
【0016】
また、前記被箔面を、電子写真印刷によって形成されたトナー層で構成することにより、印刷用の版が要らず、文字や図柄の変更に容易に対応することができる上、転写されたトナー層が凸面となっているため、箔押しする部材に自由なデザインの凹凸を備えた被箔面を簡単に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、被箔面を形成した部材の斜視図である。
【図2】箔押し過程を示す側断面図である。
【図3】部材上に箔押しされたエンボス文字の斜視図である。
【図4】他の構成の被箔面を形成した部材の斜視図である。
【図5】同上の部材上に箔押しされたエンボス文字の斜視図である。
【符号の説明】
1 部材
3 トナー層
4 被箔面
5 箔
6 箔押し版
Claims (1)
- 箔押しする部材の被箔面に、電子写真印刷によってトナー層を部分的に形成することにより、トナー層のある部分とない部分によって凹凸を形成し、押圧凸面が平滑に形成された箔押し版で、被箔面上に、下面に接着層を備えた箔を加熱しながら圧着することにより、該被箔面上の箔の表面をエンボス状に加工することを特徴とする箔押し方法。
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