JP4354150B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、例えばプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明を適用できる画像形成装置の一例は、図17および図18に示されるタンデムカラー電子写真プリンタ1である。図17は、側断面図であり、図18は、印刷エンジンのブロック図である。
【0003】
これらの図に示されるプリンタは、低圧電源2、高圧電源3、および4つの印刷機構、即ちイエロー(Y)印刷機構4、マゼンタ(M)印刷機構5、シアン(C)印刷機構6、ブラック(K)印刷機構7を有する。印刷機構はそれぞれ感光ドラムユニット(IDユニット)4a〜7a、LEDヘッド4b〜7b、除電ランプ4c〜7c、転写ローラ4e〜7eを備え、それぞれモータ4d〜7dにより駆動される。
【0004】
印刷媒体、例えば印刷用紙(図示しない)が、カセットトレイ8に装填され、ホッパーローラ9の回転によりプリンタ1内に供給される。吸着ローラ10は、静電荷を発生し、この静電荷により印刷媒体が転写ベルトユニット11内の転写ベルトに保持される。転写ベルト駆動ローラ11aによって駆動されて、転写ベルトは印刷媒体を移動させて、印刷機構4〜7を通過させる。印刷機構4〜7は、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックのトナー画像を印刷媒体に転写する印刷処理を施す。媒体は次に定着器12を通過し、トナー画像が媒体に定着される。その後媒体はスタッカ13に排出される。印刷媒体はまた、手差しで供給することもできる。その場合、媒体は、フロントローラ14によってプリンタ1に供給される。それに続く印刷動作は上記と同じである。
【0005】
これらの動作は、図18のエンジン制御器15によって制御される。エンジン制御器15は、中継基板16を介してLEDヘッド4b〜7bを制御し、除電ランプ4c〜7c、上記のモータ(M)4d〜7d、ホッピングローラ9を駆動するホッピングモータ9d、転写ベルト駆動ローラ11aを駆動するベルトモータ11、定着器12内の加熱ローラを駆動するヒータモータ12d、フロントローラ14を駆動するフロントモータ14d、および電源2、3を直接制御する。低圧電源2は、定着器12内の熱源、例えばハロゲンランプ(図示しない)に電力を供給する。高圧電源3は、IDユニット4a〜7aおよび転写ベルトユニット11に電力を供給する。エンジン制御器15はまた、種々のセンサ17、例えば印刷媒体の有無を検出するセンサ、プリンタのカバーが開いているか閉じているかを検知するセンサにも接続されている。
【0006】
このプリンタ1において、IDユニット4a〜7a、転写ベルト11、および定着器 12は消耗品であり、寿命が尽きたときに交換する必要がある。ユーザに対し消耗品の交換が必要であることを知らせるために、プリンタは、回転部品、例えば感光ドラムの累積回転数を数えるカウンタを有する。カウンタの計数値が所定値に達すると、プリンタは、対応する消耗品の交換が必要であることを示す寿命アラームを表示する。このアラームによって、ユーザは、適切な時機に消耗品を交換することができる。
【0007】
消耗品が交換されると、カウンタをリセットすることが必要である。公知の従来技術では、図19に示される構成によって、カウンタが自動的にリセットされる。消耗品20(これは例えば、IDユニット4a〜7a、転写ベルト11、又は定着器12である)が内部ヒューズF1を含む。プリンタは、消耗品検出部18を有し、この検出部18が、ヒューズF1が切れているかどうかを検出する。ヒューズF1が切れていない場合、消耗品検出部18をヒューズを切り、カウンタをリセットする。消耗品検出部18は、トランジスタTR1、抵抗器R1、およびCPU19を有する。これらの動作について、以下に図20を参照して説明する。
【0008】
消耗品20が交換されたかどうかを判断するために、プリンタのカバーを開き、次いで閉じたとき、あるいはプリンタの電源を投入したとき、CPU19は、1ビットのディジタル入力ポートIN(ヒューズF1を介して接地されるとともに、抵抗器R1を介して電源Vccに接続されている)から入力値を読み込んで(ステップS201)、入力値をテストする(ステップS202)。入力値が“H”レベル(高い論理レベル)である(ヒューズF1がすでに切れており、消耗品20が新しくないことを示す)ときは、CPU19は、図20の処理を終わる。入力値が“L”レベル(低い論理レベル)である(ヒューズF1が切れておらず、消耗品20が新しいことを示す)ときは、CPU19は、消耗品20の寿命を追跡するカウンタをリセットし(ステップS203)、出力ポートOUTから「0」パルスを出力し、トランジスタTR1を介して、電流パルスを流し、ヒューズF1を溶断する(ステップS204)。その後ヒューズF1が切れたことを確認するために、CPU19は再び入力ポートINの入力値を読み(ステップS205)、テストする(ステップS206)。入力値が“H”レベルである場合には、処理が終わる。入力値が“L”レベルであるときは、ステップS204、S205、S206が繰り返される。この繰り返しは、入力値が高いレベルとなるまで、或いは繰り返し回数が所定の限界値に達するまで続けられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
消耗品、例えばIDユニット、転写ベルト、定着器は、プリンタの機種によって異なる仕様を有し、これらを交換するとき、ユーザが間違ったタイプのものを装着する可能性がある。また、トナー色が異なる4つのIDユニットがあるので、ユーザは間違った色のIDユニットを装着する可能性がある。
【0010】
従来のプリンタでは、間違った消耗品が装着されたことを検出することができず、交換が正しく行われたものとして動作し、種々の問題が発生する。一つの問題は、ユーザが間違った消耗品が装着されたことに気付くのは、欠陥のある印刷結果が得られたときであり、その時に消耗品を再び交換しなければならないことである。その後、再び印刷を行い、間違って装着された消耗品を処分するか、後に使うために保管するかしなければならない。他の問題は、間違って装着された消耗品はヒューズが切られており、後に再度装着したときに、カウンタがリセットされず、その寿命が正しく示されないことである。
【0011】
異なる仕様の消耗品または、異なる色の消耗品が異なる外形を有すれば、機械的インターロックにより、間違ったタイプの消耗品の装着を防止することにより、これらの問題は解決できる。しかし、そのような機構を設けると、プリンタおよび消耗品の製造コストが高くなる。
【0012】
消耗品がヒューズの代わりに内部メモリ回路を有し、このメモリ回路が、消耗品が新しいかどうかを示すフラグ若しくは計数値、および識別情報を記憶する内部メモリ回路を有することとしても良い。しかし、このようなメモリ回路を設けると、消耗品のコストが高くなる。
【0013】
他の問題は、新しい消耗品が装着されたときに、そのヒューズの溶断に失敗することがあることである。この場合、従来のプリンタは、消耗品が欠陥を有することを示すアラームを表示し、印刷を不能にする。すると、消耗品の溶断に失敗しても、その失敗は、一時的な条件によるものであり、ヒューズの機能は損なわれていないにも拘らず、ユーザは、もう一度消耗品を交換しなければならない。
【0014】
さらに他の問題は、プリンタが、消耗品が装着されていない状態と、消耗品が装着されているものの、そのヒューズが切れている状態との区別を付けることができないことである。この問題に対する従来の一つの解決法は、図21に示されている。消耗品20および検出部18が3つの接点21、22、23で電気的に接触している。消耗品20において、接点22が接点21に直接結合されており、接点23にヒューズF1を介して結合されている。消耗品検出部18は、トランジスタTR1、抵抗器R11〜R17、入力ポートIN1およびIN2を備えたCPU19、および点21および23における電気的接触を入り切りするスイッチング手段(図示しない)を含む。消耗品検出部18において、接点22は、抵抗器R11を介して電源(Vcc)に接続されており、接点23は接地されている。これらの部材の機能について、図22のフローチャートを参照して説明する。
【0015】
プリンタの電源が入れられ、或いはカバーが一旦開けられた後に閉じられると、CPU19は、スイッチング手段に、接点21において電気的接触を取るよう指示を与え(ステップS211)、次いで入力ポートIN1における入力値を読んで、テストする(ステップS212)。入力ポートIN1は、抵抗器R15を介して接点21に接続され、抵抗器R16を介して接地されている。IN1の入力値が“L”レベルであり、消耗品20が装着されていないことを示している場合、CPU19は例えば表示パネルにアラームを示す表示を行わせる(ステップS213)。そして、処理を終了する。
【0016】
IN1入力値が、“H”レベルであり、消耗品が装着されていることを示す場合、CPU19は、スイッチング手段に対し、接点21において電気的接触を切り、接点23において電気的接触を取るように指示を与える(ステップS214)、そして入力ポートIN2における入力値を読み、テストする。入力ポートIN2は抵抗器R13を介して接点22に接続され、抵抗器R14を介して接地されている (ステップS215)。IN2入力が“H”レベルであり、ヒューズFlがすでに切れていることを示す場合には、CPU19は処理を終了する。IN2入力値が“L”レベルであり、ヒューズFlが切れていないことを示す場合には、CPU19は消耗品の寿命を追跡するカウンタをリセットし、(ステップS216)、出力ポートOUTから0'パルスを出力し(ステップS217)、トランジスタTR1および抵抗器R12を介して電流を供給して、ヒューズF1を溶断し、次いで再びIN2入力値を読んでテストする(ステップS218)。ステップS217およびS218は、IN2入力が高くなるまで、或いは繰り返し回数が所定値に達するまで、繰り返される。
【0017】
図21および図22の従来技術は、図19および図20の従来技術と同様に、異なるタイプの消耗品相互の区別を付けることができないという問題がある。更なる問題は、第3の電気接点が必要であり、また接点21および23における電気的接触を入り切りするスイッチング手段が必要であることである。第3の接点およびスイッチング手段は、ともに余分のスペースを必要とする。スイッチング手段はまたプリンタを一層複雑にし、そのコストを上昇させる。
【0018】
上記の問題は電子写真プリンタに限らず、他の画像形成装置にも当てはまる。
【0019】
本発明の目的は、間違ったタイプの消耗品の装着を防止する、低コストの手段を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0020】
本発明の他の目的は、ヒューズの溶断が一時的に失敗した場合にも、画像形成装置において消耗品の使用を可能にすることにある。
【0021】
本発明のさらに他の目的は、余分の電気接点を設けることなく、ヒューズが切れた消耗品と、装着されていない消耗品との区別をすることを可能にすることである。
【0022】
本発明のさらに他の目的は、画像形成装置の内部の温度を監視する簡便な手段を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、内部ヒューズを備えた交換可能の消耗品を有する。消耗品が装着されると、ヒューズが溶断され消耗品がもはや新品ではないことを示す。さらに、画像形成装置内のカウンタをリセットすることとしても良い。その後、消耗品が使用される際に実行される所定の繰り返し動作の回数を数えることにより、消耗品の残りの寿命を測定する。
【0024】
本発明の一つの態様の画像形成装置は、
消耗品が装着可能な画像形成装置であって、
上記消耗品は、互いに直列接続されたヒューズと第1の抵抗器を含み、上記内部ヒューズは、溶断されたとき、上記消耗品がもはや新しいものではないことを示し、
上記第1の抵抗器は当該消耗品のタイプに応じてその抵抗値が異なるように設定され、
上記消耗品が上記画像形成装置に装着された状態で上記消耗品と電気的に接続され、上記内部ヒューズが溶断されていないとき、当該内部ヒューズを溶断不能な第1の電流と、溶断可能な第2の電流とを選択的に流す溶断手段と、
上記溶断手段と上記消耗品との接続部の電位を検出する検出部と、
上記検出部により検出された電位に基づいて、上記消耗品が新しいか否か、および上記消耗品のタイプを判定する判定部とを備え、
上記判定部は、
上記電位が上記内部ヒューズが溶断されていることを示す場合、上記消耗品がもはや新しいものではないと判定し、
上記電位が上記内部ヒューズが溶断されていないことを示す場合、上記溶断手段により上記内部ヒューズに上記第1の電流を流したときに検出される上記接続部の電位に基づいて上記消耗品のタイプを判定し、
上記溶断手段は、上記判定部により上記消耗品が正しいタイプであると判定された場合、上記内部ヒューズに上記第2の電流を流して上記内部ヒューズを溶断させる
ことを特徴とする。
【0025】
画像形成装置が、ヒューズの両端を短絡する手段を備えていても良い。この場合、ヒューズが溶断した後でも抵抗器の抵抗値を測定することができる。 このような特徴は、消耗品が一旦取り外され、再び装着された場合に有用である。
【0026】
異なる色のトナーを有する交換可能な感光ドラムを備えた電子写真プリンタにおいては、抵抗値がトナーの色を示すこととしても良い。
【0027】
画像形成装置が、正しいタイプの消耗品が装着されたときに、ユーザが、カウンタをリセットし、ヒューズを溶断するかどうかを選択することを可能にする手段を有することとしても良い。このようにすれば、ヒューズを溶断することなく、消耗品をテストすることができる。
【0032】
本発明はまた、内部ヒューズと並列接続された抵抗器を有するトナーカートリッジ或いは感光ドラムユニットのごとき消耗品を提供する。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態につき添付の図面を参照して説明する。すべての実施の形態は、内部ヒューズを有する消耗品と、これら内部ヒューズを溶断し、カウンタをリセットして消耗品の寿命を測定する消耗品検出部とを備えた電子写真プリンタである。
【0034】
図1は、本発明の第1の実施の形態によるプリンタにおける、消耗品27と消耗品検出部28とを示す。消耗品検出部28は、バイポーラ・トランジスタTR1及び抵抗器R1を有し、これらは、接続点Pと例えば5Vの電源Vccの間に並列接続されている。消耗品27は、抵抗器R2とヒューズF1とを有し、これらは接点31、32(図では線で示されている)において消耗品検出部28と電気的に接触し、接点31、32を介して、接続点Pと接地電位との間に直列接続されている。抵抗器R2は、規定された抵抗値を有する。この抵抗値は、消耗品27の種類と仕様によって異なるが、この抵抗値は、ヒューズF1の溶断を可能にするのに十分に小さい値である。抵抗器R2及びR1の直列総合抵抗は、ヒューズF1の溶断を防ぐのに十分な大きさを有する。
【0035】
消耗品検出部28は、マイクロコントローラのごときCPU29を含み、このCPU29は、接続点Pの電圧レベルをアナログ/ディジタル(A/D)変換機能を有するアナログ入力ポートで受ける。この機能により、CPU29は、その内部において、接続点Pの電圧レベルを例えば8ビットのディジタル値に変換する。CPU28はまた、1ビットのディジタル出力ポート(OUT)を有する。このディジタル出力ポートは、トランジスタTR1を制御するもので、出力が0'のときトランジスタTR1がオンとなり、1'のときトランジスタTR1がオフとなる。
【0036】
トランジスタTR1は、ベース電極が内部抵抗を介して出力ポートOUTに結合され、またエミッタ電極に結合されている。エミッタ電極は、電源Vccに接続され、コレクタ電極は接続点Pに接続されている。トランジスタTR1は、通常(出力OUTが1'のとき)オフ状態である。
【0037】
次に第1の実施の形態の動作を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0038】
プリンタの電源が投入されたき、或いは、そのカバー(図示しない)が開かれ次いで閉じられたとき、CPU29は、A/D入力値(接続点Pにおける電圧レベルを表す)を読む(ステップS1)。ヒューズF1が切れていると、この電圧レベルは略Vccであり、A/D入力値はこれに応じて高い。その結果、図2の後続のステップはスキップされる。
【0039】
A/D入力値が、ヒューズの溶断を示すのに十分なほど高くなければ、CPU29は、次にA/D入力値が規定値と等しいかどうかの判定を行なう(ステップS2)。この規定値は、電源電圧Vccを抵抗器R1及びR2の抵抗値で分圧したものに等価である。但し、抵抗器R2は規定された抵抗値を有する。A/D入力ポートから読み込まれた値が規定値とは異なる(装着された消耗品27が間違ったタイプのものであることを示す)ときは、ユーザに、消耗品27が仕様とは異なるものであることを、操作パネルの表示(図示しない)、アラーム音等によって知らせる(ステップS3)。
【0040】
A/D入力値が規定値に略等しい(装着された消耗品27が正しいタイプのものであり、ヒューズF1が溶断されていないことを示す)場合には、 消耗品27の寿命を測定するカウンタがリセットされる(ステップS4)。例えば、消耗品27が感光ドラムユニットである場合、その寿命は感光ドラムの回転数を数えることにより測定される。カウンタは、消耗品カウンタとも呼ばれるもので、ハードウェア・カウンタであっても良く、あるいはソフトウェア・カウンタ(例えばCPU29内の内部非揮発性メモリに計数値を保持する)であっても良い。
【0041】
消耗品カウンタをリセットした後、ヒューズF1を溶断するため、CPU29は、出力ポートOUTから0'パルスを出力し(ステップS5)、ある期間トランジスタTR1をオンにする。この期間の後、ヒューズF1が切れたことを確認するため、CPU29はA/D入力ポートから接続点Pの電圧を読み(ステップS6)、電圧のA/D変換された値を所定値(例えばF0')と比較する (ステップS7)。 F0'は、8ビットのA/D変換スケールの最大値に近い16進値である。
【0042】
A/D変換値がF0'以上であり、ヒューズF1が切れたことが示されている場合、図2の処理は終了する。A/D変換値がF0'よりも小さく、ヒューズF1が切れていないことが示されている場合、ステップS5、S6、及びS7が繰り返される。この繰り返しは、ヒューズF1が切れるまで、あるいは繰り返しが限界回数に達するまで続けられる。繰り返しの限界回数までの間にヒューズF1が切れなかったときは、ヒューズ・アラームが表示される(図示しない)。
【0043】
ヒューズF1を溶断する前に電圧を検出することは、抵抗器R2の抵抗値を測定することと等価である。ヒューズF1の溶断前には、この抵抗値は消耗品27の種類及び仕様によって異なるから、プリンタは消耗品27が正しいタイプのものであるかどうかの判定を行なうことができる。したがって、間違ったタイプの消耗品27を装着することにより発生する問題、例えば、欠陥のある印刷、間違って装着された消耗品のヒューズの溶断を回避することができる。
【0044】
消耗品27は、感光ドラムユニットでなくても良く、例えば定着器、ベルト・ユニット、トナー・カートリッジであっても良い。
【0045】
図3は、本発明の第2の実施の形態における消耗品26とその消耗品検出部38の概略を示す。第2の実施の形態は、消耗品検出部38がnpnバイポーラ・トランジスタTR2を有する点で第1の実施の形態と異なる。このトランジスタTR2は、消耗品26内のヒューズF1の両端を短絡することができるCPU29の出力ポートOUT2を介して制御されている。トランジスタTR2のエミッタは、接点32を介してヒューズF1の一端に接続されており、そのコレクタは、第3の接点33を介してヒューズF1の他端に接続されている。トランジスタTR1を制御する出力ポートは(この実施の形態では)OUT1で表されている。
【0046】
ユーザが、例えば紙詰まりを直すために消耗品26を除去し、その後同じ消耗品26を再び装着したときの第2の実施の形態の動作を図4を参照して説明する。
【0047】
CPU39は、A/D入力ポートからの接続Pの電圧を読む(ステップS11)。ヒューズF1が溶断しているかどうかの判定のため、CPU39は読み込み値を F0'と比較する(ステップS12)。読み込み値が F0'以上であり、ヒューズF1が溶断していることが示されれば、次にステップS13に進み、消耗品26が正しいタイプのものであるかどうかの判定を行なう。
【0048】
ステップS13において、出力ポートOUT2は1'を出力する状態にセットされ、トランジスタTR2をオンし、ヒューズの両端を短絡する。次にA/D入力ポートから再び接続点Pの電圧が読み込まれ(ステップS14)、規定値、すなわちVccをR1及びR2で分圧したものとを比較される(ステップS15)。点Pの電圧が規定値を有すれば、正しい消耗品26が装着されているものと判定され、処理が終了する。
【0049】
A/D入力ポートから読み込まれた値が、ステップS12においてF0'よりも低いと判定された場合、あるいは、ステップS15において、規定値とは異なると判定された場合には、 間違った消耗品26が装着されているものと判定され、ユーザに、再装着された消耗品が仕様とは異なることを、アラーム表示、アラーム音等によって知らせる(ステップS16)。
【0050】
第2の実施の形態において、抵抗器R2の抵抗を測定するためヒューズF1がバイパスされる。したがって、消耗品が一時的に取り外されて再装着されたときに、プリンタは再装着された消耗品26が正しいタイプのものであるかどうかの判定を行なうことができる。
【0051】
第2の実施の形態の変形例として、ステップS12において、A/D入力値がF0'よりも小さい(ヒューズF1が溶断されていない)と判定されたときに、CPU39は図2のステップS2からS7を実行することとしても良い。
【0052】
第2の実施の形態の他の変形例として、トランジスタTR2を最初にオンとして抵抗器R2の抵抗を測定し、次にオフとしてヒューズF1が溶断しているかどうかの判定を行なうこととしても良い。
【0053】
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態の消耗品検出部28又は38による、図17の電子写真プリンタにおけるIDユニット4a〜7aの認識に関する。4つのIDユニット4a〜7aの各々に対し別個の消耗品検出部が設けられている。以下の説明において、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックのIDユニット4a〜7a内部ヒューズと直列接続された抵抗器R2の抵抗R2Y、R2M、R2C、R2Kは
R2Y > R2M > R2C > R2K。
と言う関係を有する。対応する消耗品検出部内の抵抗器R1の抵抗R1Y、R1M、R1C、およびR1Kは同一であっても良い。
【0054】
図5において、接続点Pの電圧値が縦軸に示され、この電圧をCPUで変換することで得られる8ビットのディジタル値が水平軸に示されている。これらの値は、4つの色、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の各々に対して、異なる範囲にある。例えばY-IDユニット4aにおいて、3.5〜4.0V、M-IDユニット5aにおいて3.0〜3.5V、C-IDユニット6aにおいて2.5〜3.0V、K-IDユニット7aにおいて2.0〜2.5Vの電圧値が発生するように、抵抗R1およびR2の抵抗値を設定することにより、十分な認識マージンが得られる。対応するA/D変換値は、16進法の表記において、BF〜CC、99〜BF、7F〜99、及び66〜7Fである。
【0055】
第3の実施の形態において、IDユニットが交換されると、プリンタは新たに装着されたIDユニットの色を自動的に検出し、色が違っていればユーザに警告する。例えば、タンデム・カラー電子写真プリンタにおいて、この間違った色のIDユニットが装着された位置をユーザに知らせることができる。そうすることで、更なる間違いをすることなく問題を解決することができる。
【0056】
次に第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、消耗品が交換されたときにヒューズを溶断するかどうかをユーザに選択させることができるものである。この特徴は、第1、第2及び第3の実施の形態のいずれに対しても付加することができる。第4の実施の形態の動作を図6を参照して説明する。
【0057】
消耗品の交換の後、CPUは抵抗R1及びR2の接続点Pの電圧を、アナログ入力ポートから読み込む(ステップS21)。入力された値が、ヒューズの溶断を示すのに十分な高さを有する場合、以下のステップはスキップされる。そうでない場合には、入力値は規定値と比較される(ステップS22)。入力値が規定値とは異なり、間違ったタイプの消耗品が装着されたことが示されている場合、消耗品が仕様とは異なることを、操作パネル表示、アラーム音等によりユーザに知らせる(ステップS29)。入力値が規定値と同じであり、正しいタイプの新しい消耗品が装着されたことが示される場合には、消耗品カウンタをリセットすべきかどうかを尋ねる質問が操作パネル上に表示され(ステップS23)、この質問に対するユーザの反応が判定される(ステップS24)。
【0058】
ユーザが消耗品カウンタをリセットすることを望まない場合には、ユーザは、プリンタ内のスイッチSW2を動作させるボタン、例えばNo'ボタンを押す。これにより処理が終了する。カウンタをリセットするためには、ユーザは他のボタン、例えばYes'ボタンを押して、スイッチSW1を動作させる。すると、消耗品カウンタがリセットされる(ステップS25)。
【0059】
リセットの後、ヒューズF1を溶断するには、CPUは図1の出力ポートOUT又は図3の出力ポートOUT1から0'パルスを送出する(ステップS26)、これによりトランジスタTR1をある期間オンにする。すると、CPUは、アナログ入力ポートから接続点Pの電圧を再び読み込み(ステップS27)、電圧のA/D変換値を16進値F0'と比較して(ステップS28)、ヒューズF1が溶断したことを確認する。読み込まれた値がF0'以上であり、ヒューズF1が溶断したことが示されると、処理は終了する。値がF0'よりも小さくて、ヒューズF1が溶断していないことが示されると、ステップS26に進む。
【0060】
消耗品の製造後、最終的検査のためにヒューズを溶断すると、出荷の前にヒューズを交換する必要が生じる。第4の実施の形態では、この種の検査においてヒューズを溶断する必要がなく、従って、ヒューズの交換のための時間、コスト、手間を節約することができる。消耗品を購入するユーザが、ヒューズを溶断するかどうかを選択できるので、ユーザは、ヒューズを溶断することなく、消耗品を一時的に装着して、試験的印刷を行い、欠陥の有無を事前にチェックすることができる。
【0061】
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図7は、第5の実施の形態による電子写真プリンタ内の感光ドラムユニット(IDユニット)24を管理する消耗品検出部100の構成を示すブロック図である。
【0062】
図7のプリンタは、CPU101により制御されるものであり、以下に説明するヒューズ欠陥情報を記憶したEEPROM102を有する。CPU101は、上記の実施の形態と同じく、アナログ入力ポート(A/D)と、出力ポート(OUT)とを有する。しかし、出力ポートがnpnバイポーラ・トランジスタTR3のベースに接続されている。トランジスタTR3のエミッタは接地されている。トランジスタTR3のコレクタは、pnpバイポーラ・トランジスタTR1(上記の実施の形態のトランジスタTR1と類似のもの)のベースに接続されている。
【0063】
上記の実施の形態と同様に、トランジスタTR1及び抵抗器R1が、電源Vccと接続点Pとの間に並列接続されている。上記の実施の形態とは異なり、接続点Pは消耗品検出部100内の抵抗R3を介して接地されており、他の抵抗器R4が接続点PとトランジスタTR1との間に直列に挿入されている。IDユニット24は内部ヒューズFを有し、IDユニットが装着されたときに、この内部ヒューズFが接続点Pとグランド(接地電位の点)との間に接続される。ヒューズと接続点Pとの間に直列に挿入された抵抗器は設けられていない。
【0064】
図において、ヒューズFはIDユニット24内において接地されているものとして示されている。しかし、上記の実施の形態のように、ヒューズFを、消耗品検出部100内において、接地することとしても良い。
【0065】
次に第5の実施の形態の動作を説明する。簡単のため、抵抗器R4の抵抗値が10Ωであり、抵抗器R1及びR3の抵抗値がともに20kΩであり、電源電圧Vccが5Vであるとする。ヒューズFは常温での抵抗が2Ωであり、電流定格が125mAであり、定格電流の200%の電流を5秒間流すと溶断するものとする。CPU101のアナログ入力ポートにおける信号は、符号HFUで表わされ、出力ポートから出力される信号はIDFUで表わされる。
【0066】
図8を参照し、プリンタの電源が投入されたとき、又はそのカバーが開かれた後に閉じられたとき(ステップS100)、プリンタは印刷の準備のための初期動作を開始する。初期動作の一部として、アナログ入力信号HFUがサンプルされて、所定値、例えば1.5Vと比較される(ステップS102)。このとき出力信号IDFUは低い出力レベルに維持される。HFUの電圧が所定値(1.5V)以上であり、ヒューズがすでに溶断されており、従ってIDユニット24が新品ではないことが示される場合には、ステップS117(以下に説明する)が実行される。抵抗器R1及びR3が同じ抵抗値を有するので、ヒューズが溶断していれば、接続点Pの電圧は、略2.5Vである。所定値1.5Vは、抵抗のばらつきに対するマージンを与える。
【0067】
HFU電圧が所定値よりも低く、ヒューズが溶断されていないことが示されている場合、CPU101は出力信号IDFUを“L”レベルから“H”レベルに切換え、トランジスタTR3をオンさせ、同時にタイマーをスタートさせる(ステップS103)。タイマーはCPU101の内部に設けられたものであっても良く、また外部タイマーを用いることもできる。トランジスタTR3は、トランジスタTR1のベースから電流を流し、従ってトランジスタTR1はオンとなり、5Vの電源Vccからの電流を抵抗器R4を介してヒューズFに供給する。
【0068】
抵抗R4は抵抗R1よりも抵抗値が十分に小さいので、電流値は、抵抗器R4の抵抗値で略決まる(簡単のため、トランジスタのVCE効果は無視される)。抵抗器R4の抵抗値は10Ωであり、ヒューズFの抵抗値は常温で2Ωであるので、400mA以上の電流がヒューズFを流れる。これは、電流定格の200%を超えるものである。ヒューズFが正常であれば、5秒以内に溶断するる。ヒューズが正常であるかどうかの判定のため、100msが経過したときにタイマーがトリガー信号を出力する(ステップS104)。
【0069】
図9を参照し、トリガー信号を受けると、CPU101は再びHFU電圧値を読み込み、他の所定値、例えば0.5Vと比較する(ステップS105)。
【0070】
ヒューズを介して電流が流れると、抵抗加熱によりその温度が上がる。温度が上がると、ヒューズの抵抗が増加し、加熱が促進され、温度上昇が促進され、ついにはヒューズが溶断する。常温では、ヒューズの2Ωの抵抗により、HFU電圧値が略0.8Vとなる。そのため100ms経過後には、電圧は0.8Vを超えるはずである。
【0071】
ステップS105において、100ms経過後のHFU電圧が0.5Vよりも低いと判定されると、ヒューズは、抵抗値が低すぎると判定され、CPU101は出力信号IDFUを“L”レベルに戻し(ステップS106)、ヒューズ・エラー・アラーム警告を表示し(ステップS107)、初期動作を終了する。
【0072】
ステップS105において、100ms経過後のHFU電圧が0.5V以上であると判定されると、ヒューズFは、正常。即ち、溶断可能と判定される。ヒューズFが溶断している間、HFU電圧はヒューズFの抵抗とともに上がり、ヒューズFが溶断した後は略5Vになる。ステップS108において、HFU電圧が監視され、他の所定値、例えば3.5Vと比較される。HFU電圧が3.5Vを超え、ヒューズFが溶断した、乃至は略溶断したことが示されると、CPU101は信号信号IDFUを“L”レベルに戻し(ステップS109)、EEPROM102内のヒューズ欠陥ビットをクリアし(ステップS110)、IDユニット24の寿命を測定するカウンタをリセットし(ステップS111)、初期動作の他の部分に進む(図示しない)。
【0073】
ステップS108において、HFU電圧値が3.5Vよりも小さければ、経過時間を5秒と比較する(ステップS112)。経過時間が5秒未満であれば、ステップS108が繰り返される。CPU101はステップS108及びS112の間をループし、HFU電圧(接続点Pの電圧)を連続的に監視する。この監視は、該電圧が3.5V以上となるまで、或いは5秒が経過するまで続けられる。
【0074】
5秒経過までにHFU電圧値が3.5Vに達しなかったときは、ヒューズFが溶断に失敗したと判定し、CPU101出力信号IDFUを“L”レベルに戻す(ステップS113)。次にCPU101は、EEPROM102内のヒューズ欠陥ビットをチェックする(ステップS114)。ヒューズ欠陥ビットがクリアされた状態にあるときは、IDユニット24が新しく装着されたものであることが推定される。CPU101はヒューズ欠陥ビットをセットし(ステップS115)、カウンタをリセットし(ステップS111)、処理を終了する。ステップS114においてヒューズ欠陥ビットがすでにセットされており、ヒューズFが以前(最後に)同じ処理を行ったときに、溶断に失敗していることが判定されると、CPU101は、カウンタをリセットせず、ヒューズ・エラー・アラームを表示し(ステップS116)、初期動作を終了する。
【0075】
図8のステップS102で、IDユニット24はヒューズが溶断しており、新品ではないと判定された場合には、CPU101は、EEPROM102内のヒューズ欠陥ビットをクリアし(ステップS117)、そして、カウンタをリセットすることなく、初期動作の他の部分(図示しない)に進む。
【0076】
第5の実施の形態では、溶断されていないヒューズを有する新しいIDユニット24が装着され、ヒューズFが異常に低い抵抗を有しなければ、IDユニット24の寿命を追跡するカウンタは、自動的にリセットされ、ヒューズFの溶断が試みられる。この試みが失敗すると、そのことがEEPROM102内のヒューズ欠陥ビットにより記録され、次にプリンタの電源が投入されたり、そのカバーが開かれた後閉じられたときに、2回目の試みが実行される。2回目の試みで、ヒューズの溶断に成功すれば、ヒューズ欠陥ビットはクリアされ、IDユニット24の通常の使用が続けられる。2回目の試みでも失敗すれば、ヒューズFは欠陥があると判定され、ヒューズ・エラー・アラームが示される。
【0077】
ヒューズ・エラー・アラームに対して種々の対応を取り得る。例えば、ユーザはIDユニット24を交換することもできるし、(カウンタがIDユニット24の寿命を正しく示さないので)印刷の品質に注意しながらIDユニット24の使用を続けることもできる。いずれにせよ、第5の実施の形態は、欠陥のあるヒューズを備えたIDユニットを、少なくとも処分の前に1回使用することを可能にする。
【0078】
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。図10は第6の実施の形態によるプリンタの消耗品検出部120の構成を示すブロック図である。第6の実施の形態は、第5の実施の形態の構成にA/D変換器103及び分圧回路104を付加したものである。分圧回路104は、転写電圧を分圧する。高圧電源105から転写ローラ106(IDユニット24内の感光ドラム107に対向している)に供給される転写電圧を分圧する。分圧された転写電圧は、A/D変換器103でディジタル形式に変換され、CPU101に供給される。代わりに、分圧された転写電圧をCPU101のアナログ入力ポートに直接供給することとしても良い。
【0079】
第6の実施の形態の動作を、図11及び図12のフローチャートを参照して説明する。但し、抵抗値及びヒューズの仕様は第5の実施の形態と同じであると仮定する。図11及び図12のフローチャートの、第5の実施の形態のフローチャートに対する差異は、ステップS100及びS102の間にステップS101が挿入されている点である。
【0080】
プリンタの電源が投入されるか、そのカバーが開かれた後に閉じられると(ステップS100)、初期動作の一部として、CPU101は、IDユニット24内の感光ドラム107を回転させるモータ(図示しない)を活性化し、高圧電源105を制御して、感光ドラム107を固定した電位に帯電させる。これらの動作の間、高圧電源105は、定電流源として動作し、CPU101は転写電圧を監視し、転写ローラ106及び感光ドラム107が接触しているかどうか及び回転しているかどうかをチェックする
【0081】
感光ドラム107の表面には、感光層を形成する感光物質が塗布されており、その抵抗値は光照射により減少する。初期動作により充電されると、感光ドラムは光を受けていないので、静電容量として機能し、感光層の表面に電荷を蓄積する。この電荷は高圧電源105から、転写ローラ106を介する電流により供給される。但し、感光ドラム107と転写ローラ106が接触していることが条件である。感光ドラム107が回転していると、感光ドラム107の表面の新しい部分が転写ローラ106に接触するので、高圧電源105により出力される転写電圧を変更しなくても、充電電流の大きさは略一定である。
【0082】
この初期動作中の転写電圧の値は、電流の制御値、感光ドラムの回転速度、転写ローラの抵抗値に依存する。実験によって、本発明のプリンタでは、転写電圧の最大値が略4000Vに達することが確認された。
【0083】
IDユニット24が装着されていない状態でプリンタが初期動作を開始すると、感光ドラム107が存在しないので、高圧電源105から電流が流れない。高圧電源105は定電流源として働くように制御されるので、転写電圧を最大限可能な値(本実施の形態では、約8000Vである)まで上昇させることで電流を流そうとする。
【0084】
感光ドラムが装着されているが、回転していないときは、感光ドラム107の表面のうち、転写ローラ106と接触している部分は、充電され、それに伴いそれ以上電流が流れ込むのが困難になるようになる。定電流を維持するには、高圧電源105は、より高い転写電圧を発生しなければならない。ある時間が経つと、転写電圧は略8000Vの最大値に達する。
【0085】
このようにプリンタの初期動作中の転写電圧を監視することにより、CPU101は、IDユニット24が適切に装着され、転写ローラ106と感光ドラム107が接触しているかどうか、及び感光ドラム107が回転しているかどうかの判定を行うことができる。図11のステップS101において、CPU101は、A/D変換器103からの値を、転写電圧5000V(分圧回路104による分圧前の値)を表わす所定値と比較する。転写電圧が5000Vよりも低く、IDユニット24が適切に装着され、感光ドラム107が回転していることが示されれば、第5の実施の形態と同様にステップS102に進み、図11及び図12の動作を行う。
【0086】
ステップS101において、転写電圧が5000V以上であることが検出されると、IDユニット24が装着されていないか、或いは感光ドラム107が回転していないと判定され、CPU101は カウンタをリセットすることなく、初期動作を終了する。これにより、ステップS117においてヒューズ欠陥ビットが誤ってクリアされるのを防ぐことができる。また、ステップS111においてカウンタを誤ってリセットすることをも防ぐことができ、さらに寿命アラームを誤ってクリアする(そのような誤った寿命アラームのクリアは、不正な動作によって起こり得る)ことをも防ぐことができる。
【0087】
第5及び第6の実施の形態には、種々の変形を加え得る。例えば、ステップS110においてクリアする前にヒューズ欠陥ビットをチェックし、セットされていれば、ステップS110においてクリアした後、ステップS111におけるカウンタのリセットをスキップすることとしても良い。
【0088】
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。図13は、第7の実施の形態における、消耗品30とそれを管理する消耗品検出部130の構成を示すブロック図である。
【0089】
消耗品検出部130は、A/D変換機能を有するアナログ入力ポート(A/D)と出力ポート(OUT)とを備えたCPU139を含む。出力ポートからの出力は、電源(Vcc)と接続点Pとの間に、抵抗器R1と並列接続されたトランジスタTR1を制御する。付加的な抵抗器R4がトランジスタTR1と接続点Pの間に直列に挿入されている。さらに、抵抗R5及びR6の対が接続点Pとグランドの間に直列的に結合されている。CPU139のアナログ入力ポートは、抵抗器R5及びR6の間の接続点PSに接続されている。
【0090】
消耗品30は、消耗品検出部130と2つの接点31及び32において電気的に接触している。これらの接点の一方は、接続点Pに結合され、他方はグランドに結合されている。消耗品30において、2つの電気的接触点31及び32の間に、ヒューズF1及び抵抗器R7が並列接続されている。
【0091】
抵抗器R7の抵抗値は、消耗品30の種類及び仕様によって異なるが、ヒューズF1が溶断するのに十分なだけの大きさを有する。抵抗器R1、R5及びR6もまた、比較的高い抵抗値を有する。一方、抵抗器R4は、比較的低い抵抗値を有する。
【0092】
消耗品30が装着されていないときは、A/D入力値は、電源電圧Vccを抵抗器R1、R5及びR6によって分圧した接続点PSの値である。消耗品30が装着されており、ヒューズF1が溶断しているときは、A/D入力の値はより低いものとなる。抵抗器R7による並列経路によって、接続点Pとグランドの間の抵抗が小さくなっているからである。この、より低い値は抵抗器R7の抵抗、従って、消耗品30の種類及び仕様によって異なる。消耗品30が装着されており、そのヒューズF1が溶断していないときは、接続点Pの電位は略グランドのレベルまで低くなり、A/D入力値は略ゼロとなる。
【0093】
第7の実施の形態の動作を、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0094】
プリンタの電源が投入されたとき、或いはそのカバー(図示しない)が開かれた後閉じられたとき、CPU139はアナログ入力ポートにおけるA/D変換値(接続点PSの電圧を表わす)を読み込み(ステップS121)、第1の所定値、例えば16進の10'(グランドレベルに近い電圧を表わす)と比較する(ステップS122)。A/D入力値がこの第1の所定値よりも低く、従って、消耗品30が装着されており、そのヒューズが溶断していないことが示されれば、CPU139は、消耗品の寿命を管理するカウンタをリセットし(ステップS123)、出力ポートOUTから0'パルスを送り出し(ステップS124)、所定の期間トランジスタTR1をオンにしてヒューズF1を溶断する。次に、CPU139は、再びA/D入力を読み込み(ステップS125)、第1の所定値と比較し(ステップS126)、入力値が第1の所定値よりも低ければステップS124に戻る。ステップS124乃至S126は、A/D入力値が第1の所定値以上となり、ヒューズF1が溶断したことが示されるまで、或いは、繰り返し回数が限界回数に達するまで繰り返される。限界回数以内にヒューズF1が溶断しなかったときは、CPU139は、ヒューズ・エラー・アラームを発生する(この点は図示されていない)。
【0095】
ステップS126において、A/D入力が第1の所定値(例えば10')以上になると、CPU139はA/D入力値を規定値(正しいタイプの消耗品30が装着されており、抵抗器R7が規定された抵抗値を有すれば得られる値)と比較する(ステップS127)。A/D入力値から、抵抗器R7が規定された抵抗値を有しないことが分ると、規格外アラームが発生される(ステップS128)。抵抗器R7が規定された抵抗値を有する場合、処理が終了する。
【0096】
ステップS122において、A/D入力値が第1の所定値以上であれば、第2の所定値、例えば16進の80'と比較される(ステップS129)。この第2の所定値は、消耗品30が装着されている場合に得られるA/D入力値よりも高く、消耗品30が装着されていないときに得られるA/D入力値よりも低い。A/D入力値がこの第2の所定値よりも低いときは、ステップS127が実行され、抵抗器R7が規定された抵抗値を有するかどうかの判定が行われる。A/D入力値が第2の規定値以上であるときは、ユーザに操作パネル表示、アラーム音等によって、消耗品30が装着されていないことを知らせる(ステップS130)。
【0097】
A/D入力値を読み込むことにより、CPU139は、電気的接触点31、32間の抵抗を間接的に測定する。この抵抗測定から、CPU139は、消耗品30が装着されているかどうか、及び(装着されている場合には)そのヒューズF1が溶断しているかどうか、及び(ヒューズが溶断している場合には)消耗品30が正しいタイプのものであるかどうかを判定することができる。
【0098】
図14に示された手順には、種々の変形を加えることができる。例えば、A/D入力値を第1の所定値と比較する前に第2の所定値と比較することとしても良い。
【0099】
次に、第8の実施の形態について説明する。図15は、第8の実施の形態における消耗品40と、その管理のための消耗品検出部130の構成を示すブロック図である。
【0100】
第8の実施の形態における消耗品検出部130は、第7の実施の形態における消耗品検出部と略同じである。消耗品40は、内部ヒューズF1と並列接続された正温度係数(PTC)サーミスタT1を有する。PTCサーミスタT1は、抵抗器の一種であって、温度上昇に伴いその抵抗が急激に増加する。
【0101】
常温では、PTCサーミスタT1の抵抗は、第7の実施の形態における抵抗器R7の抵抗よりも小さい。従って、消耗品40が装着されているときの接続点PSの電位と、消耗品40が装着されていないときの接続点PSの電位の差が、第7の実施の形態よりも大きく、このため、装着状態と非装着状態との判別が確実となる。
【0102】
ヒューズF1の溶断のためにトランジスタTR1がオンされたときにヒューズF1に流れる電流は、第7の実施の形態に比べ、最初は小さい。より大きな電流がPTCサーミスタT1によってバイパスされるからである。しかし、抵抗加熱によってPTCサーミスタT1の抵抗が急激に大きくなり、第7の実施の形態における抵抗器R7の抵抗値よりも高くなる。すると、ヒューズF1に流れる電流は、第7の実施の形態よりも大きくなり、ヒューズF1の溶断が第7の実施の形態よりもが一層確実に行なわれる。
【0103】
ヒューズF1が溶断した後は、PTCサーミスタT1の抵抗の温度依存性を、消耗品40内の温度の監視のために利用できる。
【0104】
第8の実施の形態の動作を図16のフローチャートを参照して説明する。ステップS121乃至S126、S129、及びS130は、第7の実施の形態(図14)の対応するステップと同一であるので、それらの説明は省略する。
【0105】
A/D入力値が、ステップS126において第1の所定値(10')よりも大きい場合、或いはステップS129において第2の所定値(80')よりも小さい場合(いずれの場合も、消耗品40が装着されており、ヒューズF1が溶断されていることが示されている)には、CPU139は、トランジスタTR1をオフ状態に保ち、A/D入力値の読み込み(ステップS131)、及び第3の所定値との比較(ステップS132)によるプリンタの温度の監視を開始する。
【0106】
トランジスタTR1がオフ状態であるので、PTCサーミスタT1を流れる電流は、比較的大きな抵抗器R1の抵抗により制限されている。従って、抵抗加熱は、僅かしか起こらず、PTCサーミスタT1の温度及び抵抗は比較的低く、これに伴いA/D入力値も比較的低い。第3の所定値は、プリンタ内の温度が正常であれば、A/D入力が第3の所定値よりも低く、一方、温度が高くなって危険なレベルになると、これに伴うPTCサーミスタT1の抵抗の増加によって、A/D入力が第3の所定値よりも高くなるように選択されている。図において、第3の所定値は、16進50'として図示されているが、これは一例に過ぎない。
【0107】
ステップS132においてA/D入力値が第3の所定値よりも小さい場合には、CPU139は格別の処理を何もせず、ステップS131及びS132を適当な間隔で繰り返すことにより、その後もプリンタの温度の監視を続ける。
ステップS132においてA/D入力値が第3の所定値以上であれば、CPU139は温度アラームを発生し(ステップS133)、プリンタの使用継続を禁止する。この禁止は、A/D入力値が第3の所定値よりも低くなるまで続けられる。
【0108】
抵抗器の代わりにPTCサーミスタをヒューズF1と並列接続することにより、第8の実施の形態は、ヒューズの溶断を確実にするとともに、プリンタの温度を監視し、プリンタの安全を高めるための便利な手段を提供する。
【0109】
第8の実施の形態においてPTCサーミスタとしては種々のものを用い得るが、ポリマーPTCサーミスタが好ましい。と言うのは、この種のサーミスタは正の温度係数が大きく、温度変化に迅速に反応するからである。従ってポリマーPTCサーミスタを用いると、ヒューズF1を迅速にかつ確実に溶断させることができ、プリンタ内の温度変化を迅速に高感度に検出することができる。
【0110】
上記の実施の形態において、接続点P(又はPS)のアナログ電圧を8ビットのディジタル値に変換している。しかし、アナログ電圧を種々の予め定めた閾値乃至はスライス・レベルと比較し、アナログ電圧が対応するスライス・レベル以上であるかどうかを示す1ビットの信号を発生する比較器を用いることもできる。これらの1ビット信号は、CPUのディジタル入力ポートで受信することができる。
【0111】
上記の実施の形態のいずれにおいても、消耗品の交換の必要を示す寿命アラームが表示される場合、カウンタがリセットされる時点で、寿命アラームをクリアすることとしても良い。
【0112】
本発明を、タンデム・カラー電子写真プリンタに関連して説明したが、本発明は、白黒電子写真プリンタや、他の画像形成装置、例えばコピー機又はファクシミリ装置の一部品として用いられた電子写真プリンタにも適用可能であり、またより一般的に消耗品を有する如何なる機器にも適用可能である。
【0113】
上記の実施の形態についていくつかの変形例を説明したが、当業者には、本発明の範囲内で更なる変形が可能であることが理解できよう。
【0114】
【発明の効果】
本発明によれば、間違ったタイプの消耗品の装着を防止する、低コストの手段を備えた画像形成装置を得ることができる。
【0115】
また、ヒューズの溶断が一時的に失敗した場合にも、画像形成装置において消耗品の使用が可能になる。
【0116】
さらに、余分の電気接点を設けることなく、ヒューズが切れた消耗品と、装着されていない消耗品との区別をすることを可能になる。
【0117】
さらにまた、画像形成装置の内部の温度を監視する簡便な手段を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の第1の実施の形態における消耗品及びその検出部の要部を示す回路図である。
【図2】 第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の画像形成装置の第2の実施の形態における消耗品及びその検出部の要部を示す回路図である。
【図4】 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の画像形成装置の第3の実施の形態における消耗品の認識を示すグラフである。
【図6】 第4の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の画像形成装置の第5の実施の形態における消耗品及びその検出部の要部を示す回路図である。
【図8】 第5の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図9】 第5の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の画像形成装置の第6の実施の形態における消耗品及びその検出部の要部を示す回路図である。
【図11】 第6の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図12】 第6の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の画像形成装置の第7の実施の形態における消耗品及びその検出部の要部を示す回路図である。
【図14】 第7の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の画像形成装置の第8の実施の形態における消耗品及びその検出部の要部を示す回路図である。
【図16】 第8の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図17】 カラー電子写真プリンタの構成を示す断面図である。
【図18】 図17のプリンタの印刷エンジンのブロック図である。
【図19】 プリンタにおける従来の消耗品検出部の構成を示す回路図である。
【図20】 図19の消耗品検出部の動作を示すフローチャートである。
【図21】 他の従来の消耗品検出部の構成を示す部分回路図である。
【図22】 図21の消耗品検出部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
24、26、27、30 消耗品、 28、38、100、120、130 消耗品検出部、 29、39、101、139 CPU、 31、32、33 接点、 102 EEPROM、 103 A/D変換器、 104 分圧回路、 105 高圧電源、 106 転写ローラ、 107 感光ドラム、 F、F1 ヒューズ、 P、PS 接続点、 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7 抵抗器、 T1 サーミスタ、 TR1、TR2、TR3 トランジスタ。
Claims (10)
- 消耗品が装着可能な画像形成装置において、
上記消耗品は、互いに直列接続された内部ヒューズと第1の抵抗器を含み、上記内部ヒューズは、溶断されたとき、上記消耗品がもはや新しいものではないことを示し、
上記第1の抵抗器は当該消耗品のタイプに応じてその抵抗値が異なるように設定され、
上記消耗品が上記画像形成装置に装着された状態で上記消耗品と電気的に接続され、
上記内部ヒューズが溶断されていないとき、当該内部ヒューズを溶断不能な第1の電流と、溶断可能な第2の電流とを選択的に流す溶断手段と、
上記溶断手段と上記消耗品との接続部の電位を検出する検出部と、
上記検出部により検出された電位に基づいて、上記消耗品が新しいか否か、および上記消耗品のタイプを判定する判定部とを備え、
上記判定部は、
上記電位が上記内部ヒューズが溶断されていることを示す場合、上記消耗品がもはや新しいものではないと判定し、
上記電位が上記内部ヒューズが溶断されていないことを示す場合、上記溶断手段により上記内部ヒューズに上記第1の電流を流したときに検出される上記接続部の電位に基づいて上記消耗品のタイプを判定し、
上記溶断手段は、上記判定部により上記消耗品が正しいタイプであると判定された場合、上記内部ヒューズに上記第2の電流を流して上記内部ヒューズを溶断させる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 上記画像形成装置が電子写真プリンタであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 上記溶断手段が、上記接続部と接続され、上記消耗品が装着されたときに上記第1の抵抗器と直列接続される第2の抵抗器と該第2の抵抗器と並列接続されたトランジスタとを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記内部ヒューズと並列に接続され開閉可能な短絡手段をさらに有し、
前記短絡手段は、前記溶断手段により前記内部ヒューズが溶断された後、前記消耗品のタイプを判定する場合に、溶断された前記内部ヒューズの両端を短絡することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 上記短絡手段が、上記内部ヒューズと並列に結合されたトランジスタを含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 上記消耗品がトナーを備えた感光ドラムユニットであって、
上記第1の抵抗器がトナーの色の違いに応じて異なる抵抗値を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 上記判定部により、装着された感光ドラムユニットが間違った色のものであることが検出された場合に、装着された感光ドラムユニットが正しいものでない旨を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 所定の繰り返し動作の繰り返し回数を数えることにより、消耗品の累積使用量を示すカウンタをさらに備え、
上記判定部は、内部ヒューズがすでに溶断したかどうかを検出し、
また、装着された上記消耗品が正しいタイプのものであり、内部ヒューズがまだ溶断していないと判定したときは、上記カウンタをリセットし、上記溶断手段により上記内部ヒューズを溶断させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 上記判定部により、装着された上記消耗品が正しいタイプのものであり、その内部ヒューズが溶断していないと判定されたときは、上記カウンタをリセットすべきかどうかを尋ねる質問を表示し、質問に対して肯定的回答があったときにのみ、上記判定部は、上記カウンタをリセットし、上記溶断手段により上記内部ヒューズを溶断させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- ヒューズを有する消耗品が装着可能であり、上記ヒューズは溶断されたときに上記消耗品がもはや新しいものではないことを示し、
上記消耗品が装着されたときに接続される接続部の電位に基づいて上記消耗品が新しいか否か、および、上記消耗品のタイプが正しいものであるか否かを判定する判定部と、
上記ヒューズを溶断させる溶断手段と、
表示部とを備え、
上記判定部は、上記溶断手段が上記ヒューズを溶断する前に、上記消耗品が新しいか否か、および上記消耗品のタイプが正しいものであるか否かを判定し、
上記表示部は、上記溶断手段が上記ヒューズを溶断する前に、上記判定部の判定結果に基づいて上記消耗品のタイプが正しいものであるか否かを示す表示を行い、
上記溶断手段は、上記判定部により上記消耗品のタイプが正しいものであると判定された場合に上記ヒューズを溶断させる
ことを特徴とする画像形成装置。
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