[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4289304B2 - 圧電アクチュエータ、インクジェットプリンタヘッド、及びそれらの製造方法 - Google Patents

圧電アクチュエータ、インクジェットプリンタヘッド、及びそれらの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4289304B2
JP4289304B2 JP2005030123A JP2005030123A JP4289304B2 JP 4289304 B2 JP4289304 B2 JP 4289304B2 JP 2005030123 A JP2005030123 A JP 2005030123A JP 2005030123 A JP2005030123 A JP 2005030123A JP 4289304 B2 JP4289304 B2 JP 4289304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
piezoelectric actuator
piezoelectric
sheet
surface electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005030123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005159376A (ja
Inventor
純 磯野
淳宏 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005030123A priority Critical patent/JP4289304B2/ja
Publication of JP2005159376A publication Critical patent/JP2005159376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4289304B2 publication Critical patent/JP4289304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、圧電アクチュエータ、これを用いたインクジェットプリンタヘッド、及びこれらを製造する方法に関するものである。
先行技術としての米国特許第5,402,159号明細書は、複数個のノズル及びこの各ノズルごとの圧力室を備えたキャビティープレートと、前記各圧力室ごとに形成された駆動電極及び隣接する圧力室に共通するコモン電極により圧電シートを挟んで積層したプレート型の圧電アクチュエータとからなり、この圧電アクチュエータを、前記キャビティープレートに、当該圧電アクチュエータにおける各駆動電極が各圧力室に対応するように積層してなる圧電式インクジェットプリンタヘッドを提案している。
特開2003−499998号公報
この先行技術の圧電式インクジェットプリンタヘッドにおいては、前記米国特許第5,402,159号明細書におけるFIG.15に記載されているように、前記圧電アクチュエータにおける表裏両表面と直交する側面に、少なくとも前記各駆動電極に電気的に導通する側面電極を形成して、前記各駆動電極を、この各側面電極を介して外部に接続するように構成している。
本発明は、外部接続のための配線パターンと圧電アクチュエータの表面電極との電気的接合性を向上した圧電アクチュエータ、これを用いたインクジェットプリンタヘッド、及びこれらを製造する方法を提供することを技術的課題とするものである。
本請求項1にかかる発明の圧電アクチュエータは、電極間に圧電シートを挟んで積層して構成され、表面に、前記電極に電気的に接続された表面電極を備え、その表面電極に、外部機器に対する接続用の配線パターンが電気的に接続される圧電アクチュエータであって、前記配線パターンは、前記圧電アクチュエータに重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルに設けられており、前記電極、圧電シート及び表面電極を焼成して一体化した積層体の、前記配線パターンが電気的に接続される表面電極上に、金属メッキ層が形成されている。
この圧電アクチュエータを使用するインクジェットプリンタヘッドとしては、複数個のノズル及びこの各ノズルごとの圧力室を備えたキャビティープレートと、前記各圧力室ごとの駆動電極及び隣接する圧力室に共通するコモン電極を圧電シートを挟んで積層しかつ前記駆動電極及びコモン電極に電気的に接続された表面電極を表面に備えた圧電アクチュエータと、前記表面電極に電気的に接続された、外部機器に対する接続用の配線パターンとからなり、前記配線パターンは、前記圧電アクチュエータの前記キャビティープレートとは反対側の面に重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルに設けられており、前記圧電アクチュエータを、前記キャビティープレートに、当該圧電アクチュエータにおける各駆動電極が各圧力室に対応するように積層してなるインクジェットプリンタヘッドが好適である。
上記構成において、前記圧電アクチュエータは、好ましくは前記圧電シートに絶縁シートがさらに積層され、その絶縁シート上に前記表面電極が形成されている。さらに、好ましくは前記電極と前記表面電極とは、前記圧電シート及び絶縁シートの積層方向に形成された側面電極により電気的に接続されている。
また、好ましくは、前記圧電シートを挟む前記電極のうち一方は、複数個の駆動電極であり、他方は駆動電極の複数個に共通のコモン電極であって、前記表面電極は、前記各駆動電極及びコモン電極にそれぞれ対応して、前記圧電アクチュエータの表面に配列して設けられている。アクチュエータにおける前記電極、圧電シート及び表面電極を焼成して一体化した積層体の、前記配線パターンが電気的に接続される表面電極上に、金属メッキ層が形成されている。
前記圧電アクチュエータの製造方法としては、前記電極、圧電シート及び表面電極を焼成して一体化した後、前記配線パターンが電気的に接続される表面電極上に、金属メッキ層を電気メッキにより形成する。
さらに、好ましくは複数の前記表面電極の相互間を電気的に接続する細幅の電極パターンを形成し、前記表面電極に、前記細幅の電極パターンを介して通電して前記電気メッキを行い、その後、前記細幅の電極パターンを除去する。
また、前記圧電アクチュエータそのものは、前記電極のうち一方としての複数個の駆動電極を形成した圧電シートと、前記電極の他方としての、駆動電極の複数個に共通のコモン電極を形成した圧電シートと、前記表面電極を形成した絶縁シートとを積層し、焼成して一体化する。
さらに具体的には、一つの圧電アクチュエータを構成する圧電シートの複数個を並べて一体化した第1素材シートにおける表面のうち前記各圧電シートの箇所に複数個の駆動電極を形成する工程と、同じく一つの圧電アクチュエータを構成する圧電シートの複数個を並べて一体化した第2素材シートにおける表面のうち前記各圧電シートの箇所に前記駆動電極の複数個に対応するコモン電極を形成する工程と、一つの圧電アクチュエータを構成する絶縁シートの複数個を並べて一体化した第3素材シートにおける表面のうち前記各絶縁シートの箇所に前記各駆動電極の各々に対応する表面電極を形成する工程と、複数の前記表面電極の相互間を電気的に接続する細幅の電極パターンを形成する工程と、前記第1素材シート及び第2素材シートの少なくとも一枚ずつを交互に積層し、これに前記第3素材シートを積層して積層体を形成する工程と、前記駆動電極及びコモン電極の各一端部を、前記積層体の積層方向に延びる側面電極によって前記表面電極に電気的に接続する工程と、前記積層体を焼成する工程と、前記焼成工程の後、前記配線パターンが電気的に接続される前記表面電極に、前記細幅の電極パターンを介して通電して金属メッキ層を電気メッキにより形成する工程と、前記金属メッキ層を形成した後、前記積層体を前記各圧電アクチュエータ間の境界線に沿って前記各圧電アクチュエータごとに切断するとともに、該切断動作にともない前記細幅の電極パターンを除去する工程とからなる。
そして、インクジェットプリンタヘッドとしては、上記圧電アクチュエータを、前記キャビティープレートに、当該圧電アクチュエータにおける各駆動電極が各圧力室に対応するように積層し、前記フレキシブルフラットケーブルが重ね押圧されることにより、前記配線パターンと前記表面電極を電気的に接合することで製造される。
本発明の圧電アクチュエータ及びインクジェットプリンタヘッドは、以上のように、電極、圧電シート及び表面電極を焼成して一体化した積層体の、前記配線パターンが電気的に接続される表面電極上に、金属メッキ層を形成するので、各配線パターンの、前記各表面電極に対する電気的接合性を大幅に向上できる。
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1〜図7は、圧電式インクジェットプリンタヘッドを示す。
この図において、符号10は、金属板製のキャビティープレートを、符号20は、このキャビティープレート10に対して積層されるプレート型の圧電アクチュエータを、そして、符号40は、外部機器との接続のために前記圧電アクチュエータ20に対して重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルを各々示す。
前記キャビティープレート10は、図5及び図6に示すように構成されている。
すなわち、ノズルプレート11、二枚のマニホールドプレート12、スペーサプレート13及びベースプレート14の五枚の薄い金属板を積層した構造である。
前記ノズルプレート11には、微小径のインク噴出用のノズル15が、当該ノズルプレート11における長手方向の中心線11aに沿って、微小ピッチPの間隔で多数個穿設されている。前記二枚のマニホールドプレート12には、インク通路12aが、前記ノズル15の列の両側に沿って延びるように穿設され、このインク通路12aは、この両マニホールドプレート12に対する前記ノズルプレート11及び前記スペーサプレート13の積層により密閉される構造になっている。
また、前記ベースプレート14には、その長手中心線14aに対して直交する方向に延びる細幅の圧力室16の多数個が穿設されている。この各圧力室16は、その先端16aが前記長手中心線14a上に位置し、これから一つおきに互いに逆方向に延びるように交互に設けられている。この各圧力室16の先端16aは、前記ノズルプレート11におけるノズル15に、前記スペーサプレート13及び両マニホールドプレート12に穿設されている微小径の貫通孔17を介して連通している一方、前記各圧力室16の他端16bは、前記スペーサプレート13に穿設した貫通孔18を介して、前記両マニホールドプレート12におけるインク通路12aに連通している。
これにより、前記スペーサプレート13及び前記ベースプレート14の一端部に穿設の供給孔19a,19bから前記インク通路12a内に流入したインクは、このインク通路12aから前記各圧力室16内に前記各貫通孔18を通って分配されたのち、この各圧力室16内から前記貫通孔17を通って、当該圧力室16に対応するノズル15に至るという構成になっている。
一方、前記圧電アクチュエータ20は、図7に示すように、二枚の圧電シート21,22と、一枚の絶縁シート23とを積層した構造で、前記各圧電シート21,22のうち最下段の圧電シート21の上面には、前記キャビティープレート10における各圧力室16の箇所ごとに細幅の駆動電極24が、当該駆動電極24の一端部24aが前記圧電アクチュエータ20における表裏両積層面20a,20bと直交する左右両側面20cに露出するように形成されている。
次段の圧電シート22の上面には、複数個の圧力室16の複数個に対して共通のコモン電極25が、当該コモン電極25の一端部25aが前記圧電アクチュエータ20における左右両側面20cに露出するように形成されている。
前記最上段の絶縁シート23の上面には、前記各駆動電極24の各々に対する表面電極26と、前記コモン電極25に対する表面電極27とが、前記圧電アクチュエータ20における左右両側面20cに沿って並ぶように設けられている。
なお、符号28及び29は、捨てパターンの電極である。
そして、前記圧電アクチュエータ20における表裏両表面20a,20bと直交する左右両側面20cには、前記各駆動電極24の一端部24aの部位に、第1の凹み溝30が、前記コモン電極25の一端部25aの部位の部位に、第2の凹み溝31が各々積層方向に延びるように設けられ、この各第1の凹み溝30内には、前記各駆動電極24とその各々の表面電極26とを電気的に接続する側面電極32が、前記第2の凹み溝31内には、前記コモン電極25と表面電極27とを電気的に接続する側面電極33が各々形成されている。
なお、図示の形態は、圧電アクチュエータ20として、駆動電極24を設けた圧電シート21と、コモン電極25を設けた圧電シート22とを一つの対として、これを一対だけ積層した場合であったが、本発明においては、これに限らず、駆動電極24を設けた圧電シート21と、コモン電極25を設けた圧電シート22とからなる対を複数対積層したものに構成しても良い。
そして、このような構成のプレート型の圧電アクチュエータ20は、前記キャビティープレート10に対して、当該圧電アクチュエータ20における各駆動電極24が前記キャビティープレート10における各圧力室16の各々に対応するように積層される。また、この圧電アクチュエータ20における上側の表面20aには、前記フレキシブルフラットケーブル40が重ね押圧されることにより、このフレキシブルフラットケーブル40における各種の配線パターン(図示せず)が、前記各表面電極26,27に電気的に接合される。
この構成において、前記圧電アクチュエータ20における各駆動電極24のうち任意の駆動電極24と、コモン電極25との間に電圧を印加することにより、圧電シート21,22のうち前記電圧を印加した駆動電極24の部分に圧電による積層方向の歪みが発生し、この歪みにて前記各駆動電極24に対応する圧力室16の内容積が縮小されることにより、この圧力室16内のインクが、ノズル15から液滴状に噴出して、所定の印字が行われる。
前記構成の圧電アクチュエータ20においては、その側面20cにおける各側面電極32,33は、当該側面20cに設けた凹み溝30,31内に形成されていることにより、各側面電極32,33を、側面20cから突出しないようにできるか、或いは、側面20cからの突出を小さくすることができる。その結果、圧電アクチュエータ20の製造中とか、この圧電アクチュエータ20の組み立て中に、その各側面電極32,33にハンドラー又は治具等が接触することに起因して、前記各側面電極32,33を損傷することを確実に低減できる。
そして、前記した構成の圧電アクチュエータ20は、以下に述べるような方法で製造される。
図8〜図13は、第1の製造方法を示す。
この図8において、符号210は、前記一つの圧電アクチュエータ20における圧電シート21の複数個をマトリックス状に並べて一体化してなる第1素材シート(セラミックグリーンシート)を示し、この第1素材シート210の表面のうち各圧電シート21の箇所に、複数個の駆動電極24と、捨てパターンの電極28とを、この材料である導電性ペーストをスクリーン印刷したのち乾燥することで形成する。
また、符号220は、同じく前記一つの圧電アクチュエータ20における圧電シート22の複数個をマトリックス状に並べて一体化してなる第2素材シート(セラミックグリーンシート)を示し、この第2素材シート220の表面のうち各圧電シート22の箇所に、コモン電極25と、捨てパターンの電極29とを、その材料である導電性ペーストをスクリーン印刷したのち乾燥することで形成する。
更にまた、符号230は、前記一つの圧電アクチュエータ20における絶縁シート23の複数個をマトリックス状に並べて一体化してなる第3素材シート(セラミックグリーンシート)を示し、この第3素材シート230の表面のうち各絶縁シート23の箇所に、表面電極26,27を、その材料である導電性ペーストをスクリーン印刷したのち乾燥することで形成する。
なお、これら各素材シート210,220,230の周囲には、余白部が一体的に設けられている。
次いで、前記第1素材シート210,第2素材シート220及び第3素材シート230を、図9及び図10に示すように、その順番で積層したのち、積層方向にプレスすることで一体化して、一枚の積層体Aにする。
次いで、この積層体Aのうち各圧電シート21,22及び且つ絶縁シート23間の境界線A1,A2上で、且つ、前記各表面電極26,27の箇所の各々に、貫通孔(スルーホール)300,310を穿設して、この貫通孔300,310内に、前記各駆動電極24の一端部24a及びコモン電極25の一端部25aを露出する。
なお、これらの貫通孔300,310は、ポンチによる打ち抜きにて穿設する。また、これらの貫通孔300,310は、前記第1、第2及び第3素材シート210,220,230を積層する前において、これらの各々に予め穿設しておくようにしても良い。
次いで、前記積層体Aを、高い温度で焼成したのち、高速回転するダイシングカッター(図示せず)にて各境界線A1,A2に沿って切断することにより、図11及び図12に示すように、各圧電アクチュエータ20ごとに分割する。
この切断により圧電アクチュエータ20の左右両側面20cには、前記貫通孔200,310による凹み溝30,31が積層方向に延びるように設けられる。
次いで、前記圧電アクチュエータ20の左右両側面20cにおける各凹み溝3031内に、図13に示すように、側面電極32,33を形成することにより、図12に示す構造の圧電アクチュエータ20の完成品にできる。
なお、前記側面電極32,33は、各凹み溝30,31内に対する金属の真空蒸着又はスパッタリング、或いは導電性ペーストの塗布等にて形成することはいうまでもない。
次に、図14〜図16は、第2の形態による製造方法を示す。
この製造方法は、前記積層体Aに穿設した各貫通孔300,310内に、図14に示すように、導電性ペースト32′,33′を充填して乾燥し、次いで、前記積層体Aを、高い温度で焼成したのち、各境界線A1,A2に沿って各圧電アクチュエータ20ごとに切断するとき、前記各貫通孔300,310内における前記導電性ペースト32′,33′を左右二つ割りに切断するものである。
これにより、図15及び図16に示すように、圧電アクチュエータ20の側面20cにおける各側面電極32,33を、側面20cに設けた凹み溝30,31内に形成することができる。
この方法によると、前記第1の製造方法にように、各側面電極32,33を、切断後における各圧電アクチュエータごとに形成する場合よりも低コストを図ることができる。
更にまた、図17〜図19は、第3の形態による製造方法を示す。
この製造方法は、前記第3素材シート230の表面に、図17に示すように、各表面電極26,27を、導電性ペーストのスクリーン印刷にて形成するとき同時に、この各表面電極26,27の相互間を電気的に接続する細幅W0の電極パターン340,350を、各境界線A1,A2に沿って延びるように形成し、この第3素材シート230を、前記第1及び第2素材シート210,220に対して積層して一体化する。
次いで、貫通孔300,310を穿設し、この貫通孔300,310内に、図18に示すように、導電性ペースト32′,33′を充填して乾燥したのち、前記積層体Aを、高い温度で焼成する。
次いで、前記積層体Aを、メッキ液中に浸漬し、この状態で各表面電極26,27に、細幅の電極パターン340,350を介して通電して電気メッキを行うことにより、図19に示すように、前記各表面電極26,27の表面に、金属メッキ層26′,27′を形成する。
この金属メッキ層26′,27′は、例えば、ニッケルメッキ層を下地としてその上に金メッキ層を形成するもので、この金属メッキ層26′,27′の形成により、前記フレキシブルフラットケーブル40における各配線パターンの、前記各表面電極26,27に対する電気的接合性を大幅に向上できる。
次いで、前記積層体Aを、高速回転するダイシングカッター(図示せず)にて各境界線A1,A2に沿って各圧電アクチュエータ20ごとに切断する際して、この切断を行う前記ダイシングカッターの切削幅W1を、前記電気メッキのために形成した前記電極パターン340,350の幅寸法W0よりも大きくする。
これにより、積層体Aを各圧電アクチュエータ20ごとに切断すると同時に、前記電極パターン340,350を除去することができるから、各表面電極26,27及び各側面電極32,33の相互間を電気的に独立化できるのである。
なお、この第3の実施の形態による製造方法においては、各側面電極32,33を、貫通孔300,310内への導電性ペーストの充填にて形成することに代えて、前記第1の実施の形態による製造方法と同様に、各圧電アクチュエータ20ごとに切断したあとで、凹み溝30,31内に金属の真空蒸着等にて形成するようにしても良いことはいうまでもない。
圧電式インクジェットプリンタヘッドを示す分解斜視図である。 前記図1においてキャビティープレートと圧電アクチュエータとの一端部を示す拡大斜視図である。 前記図2のIII −III 視拡大断面図である。 前記図3においてキャビティープレートと圧電アクチュエータとを積層した状態の拡大断面図である。 前記キャビティープレートの分解斜視図である。 前記キャビティープレートの部分的拡大斜視図である。 前記圧電アクチュエータの分解斜視図である。 第1の製造方法における各素材シートを示す斜視図である。 前記各素材シートの積層体を示す斜視図である。 前記図9のX−X視拡大断面図である。 前記図9の積層体から分割した圧電アクチュエータを示す斜視図である。 前記図11のXII −XII 視断面図である。 前記圧電アクチュエータに側面電極を形成したときの断面図である。 第2の製造方法における積層体を示す断面図である。 前記図14の積層体から分割した圧電アクチュエータを示す斜視図である。 前記図15のXVI −XVI 視断面図である。 第3の製造方法における積層体を示す斜視図である。 前記図17のXVIII −XVIII 視断面図である。 前記第3の製造方法において金属メッキ層を形成した状態を示す断面図である。
10 キャビティープレート
15 ノズル
16 圧力室
20 圧電アクチュエータ
21,22 圧電シート
23 絶縁シート
24 駆動電極
25 コモン電極
26,27 表面電極
26′,27′ 金属メッキ層
32,33 側面電極
32′,33′ 導電性ペースト
40 フレキシブルフラットケーブル
210 第1素材シート
220 第2素材シート
230 第3素材シートA 積層体
A1,A2 境界線
300,310 貫通孔
340,350 細幅の電極パターン

Claims (15)

  1. 電極間に圧電シートを挟んで積層して構成され、表面に、前記電極に電気的に接続された表面電極を備え、その表面電極に、外部機器に対する接続用の配線パターンが電気的に接続される圧電アクチュエータであって、
    前記配線パターンは、前記圧電アクチュエータに重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルに設けられており、
    前記電極、圧電シート及び表面電極を焼成して一体化した積層体の、前記配線パターンが電気的に接続される表面電極上に、金属メッキ層が形成されていることを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 前記圧電シートに絶縁シートがさらに積層され、その絶縁シート上に前記表面電極が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電アクチュエータ。
  3. 前記電極と前記表面電極とは、前記圧電シート及び絶縁シートの積層方向に形成された側面電極により電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の圧電アクチュエータ。
  4. 前記圧電シートを挟む前記電極のうち一方は、複数個の駆動電極であり、他方は駆動電極の複数個に共通のコモン電極であって、前記表面電極は、前記各駆動電極及びコモン電極にそれぞれ対応して、前記圧電アクチュエータの表面に配列して設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
  5. 複数個のノズル及びこの各ノズルごとの圧力室を備えたキャビティープレートと、前記各圧力室ごとの駆動電極及び隣接する圧力室に共通するコモン電極を圧電シートを挟んで積層しかつ前記駆動電極及びコモン電極に電気的に接続された表面電極を表面に備えた圧電アクチュエータと、前記表面電極に電気的に接続された、外部機器に対する接続用の配線パターンとからなり、前記圧電アクチュエータを、前記キャビティープレートに、当該圧電アクチュエータおける各駆動電極が各圧力室に対応するように積層してなるインクジェットプリンタヘッドであって、
    前記配線パターンは、前記圧電アクチュエータの前記キャビティープレートとは反対側の面に重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルに設けられており、
    前記圧電アクチュエータにおける前記電極、圧電シート及び表面電極を焼成して一体化した積層体の、前記配線パターンが電気的に接続される表面電極上に、金属メッキ層が形成されており、前記配線パターンと前記表面電極が電気的に接合されていることを特徴とするインクジェットプリンタヘッド。
  6. 前記圧電アクチュエータは、前記圧電シートの前記キャビティープレートとは反対側に絶縁シートがさらに積層され、その絶縁シート上に前記表面電極が形成されていることを特徴とする請求項に記載のインクジェットプリンタヘッド。
  7. 前記圧力室は2列に形成され、前記駆動電極に対応する前記表面電極及び前記コモン電極に対応する前記表面電極は2列に形成されていることを特徴とする請求項またはに記載のインクジェットプリンタヘッド。
  8. 電極間に圧電シートを挟んで積層して構成され、表面に、前記電極に電気的に接続された表面電極を備え、その表面電極に、外部機器に対する接続用の配線パターンが電気的に接続される圧電アクチュエータの製造方法において、
    前記配線パターンは、前記圧電アクチュエータに重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルに設けられており、
    前記電極、圧電シート及び表面電極を焼成して一体化した後、前記配線パターンが電気的に接続される表面電極上に、金属メッキ層を電気メッキにより形成することを特徴とする圧電アクチュエータの製造方法。
  9. 複数の前記表面電極の相互間を電気的に接続する細幅の電極パターンを形成し、前記表面電極に、前記細幅の電極パターンを介して通電して前記電気メッキを行い、その後、前記細幅の電極パターンを除去することを特徴とする請求項に記載の圧電アクチュエータの製造方法。
  10. 前記電極のうち一方としての複数個の駆動電極を形成した圧電シートと、前記電極の他方としての、駆動電極の複数個に共通のコモン電極を形成した圧電シートと、前記表面電極を形成した絶縁シートとを積層し、焼成して一体化することを特徴とする請求項またはに記載の圧電アクチュエータの製造方法。
  11. 電極間に圧電シートを挟んで積層して構成され、表面に、前記電極に電気的に接続された表面電極を備え、その表面電極に、外部機器に対する接続用の配線パターンが電気的に接続される圧電アクチュエータの製造方法において、
    前記配線パターンは、前記圧電アクチュエータに重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルに設けられており、
    一つの圧電アクチュエータを構成する圧電シートの複数個を並べて一体化した第1素材シートにおける表面のうち前記各圧電シートの箇所に複数個の駆動電極を形成する工程と、
    同じく一つの圧電アクチュエータを構成する圧電シートの複数個を並べて一体化した第2素材シートにおける表面のうち前記各圧電シートの箇所に前記駆動電極の複数個に対応するコモン電極を形成する工程と、
    一つの圧電アクチュエータを構成する絶縁シートの複数個を並べて一体化した第3素材シートにおける表面のうち前記各絶縁シートの箇所に前記各駆動電極の各々に対応する表面電極を形成する工程と、
    複数の前記表面電極の相互間を電気的に接続する細幅の電極パターンを形成する工程と、
    前記第1素材シート及び前記第2素材シートの少なくとも一枚ずつを交互に積層し、これに前記第3素材シートを積層して積層体を形成する工程と、
    前記駆動電極及びコモン電極の各一端部を、前記積層体の積層方向に延びる側面電極によって前記表面電極に電気的に接続する工程と、
    前記積層体を焼成する工程と、
    前記焼成工程の後、前記配線パターンが電気的に接続される前記表面電極に、前記細幅の電極パターンを介して通電して金属メッキ層を電気メッキにより形成する工程と、
    前記金属メッキ層を形成した後、前記積層体を前記各圧電アクチュエータ間の境界線に沿って前記各圧電アクチュエータごとに切断するとともに、該切断動作にともない前記細幅の電極パターンを除去する工程と
    からなることを特徴とする圧電アクチュエータの製造方法。
  12. 複数個のノズル及びこの各ノズルごとの圧力室を備えたキャビティープレートと、前記各圧力室ごとの駆動電極及び隣接する圧力室に共通するコモン電極を圧電シートを挟んで積層しかつ前記駆動電極及びコモン電極に電気的に接続された表面電極を表面に備えた圧電アクチュエータと、前記表面電極に電気的に接続された、外部機器に対する接続用の配線パターンを有する前記圧電アクチュエータに重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルとからなり、前記圧電アクチュエータを、前記キャビティープレートに、当該圧電アクチュエータにおける各駆動電極が各圧力室に対応するように積層するインクジェットプリンタヘッドの製造方法であって、
    前記圧電アクチュエータにおける前記駆動電極、コモン電極、圧電シート及び表面電極を焼成して一体化した積層体を形成した後、前記配線パターンが電気的に接続される表面電極上に、金属メッキ層を形成し、その後、前記配線パターンと前記表面電極を電気的に接合することを特徴とするインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  13. 複数の前記表面電極の相互間を電気的に接続する細幅の電極パターンを形成し、前記表面電極に、前記細幅の電極パターンを介して通電して前記電気メッキを行い、その後、前記細幅の電極パターンを除去することを特徴とする請求項12に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  14. 前記駆動電極を形成した圧電シートと、前記コモン電極を形成した圧電シートと、前記表面電極を形成した絶縁シートとを積層し、焼成して一体化することを特徴とする請求項12または13に記載のインクジェットプリンタヘッドの製造方法。
  15. 複数個のノズル及びこの各ノズルごとの圧力室を備えたキャビティープレートと、前記各圧力室ごとの駆動電極及び隣接する圧力室に共通するコモン電極を圧電シートを挟んで積層しかつ前記駆動電極及びコモン電極に電気的に接続された表面電極を表面に備えた圧電アクチュエータと、前記表面電極に電気的に接続された、外部機器に対する接続用の配線パターンを有する前記圧電アクチュエータに重ね接合されるフレキシブルフラットケーブルとからなるインクジェットプリンタヘッドの製造方法であって、
    一つの圧電アクチュエータを構成する圧電シートの複数個を並べて一体化した第1素材シートにおける表面のうち前記各圧電シートの箇所に複数個の駆動電極を形成する工程と、
    同じく一つの圧電アクチュエータを構成する圧電シートの複数個を並べて一体化した第2素材シートにおける表面のうち前記各圧電シートの箇所に前記駆動電極の複数個に対応するコモン電極を形成する工程と、
    一つの圧電アクチュエータを構成する絶縁シートの複数個を並べて一体化した第3素材シートにおける表面のうち前記各絶縁シートの箇所に前記各駆動電極の各々に対応する表面電極を形成する工程と、
    複数の前記表面電極の相互間を電気的に接続する細幅の電極パターンを形成する工程と、
    前記第1素材シート及び第2素材シートの少なくとも一枚ずつを交互に積層し、これに前記第3素材シートを積層して積層体を形成する工程と、
    前記駆動電極及びコモン電極の各一端部を、前記積層体の積層方向に延びる側面電極によって前記表面電極に電気的に接続する工程と、
    前記積層体を焼成する工程と、
    前記焼成工程の後、前記配線パターンが電気的に接続される前記表面電極に、前記細幅の電極パターンを介して通電して金属メッキ層を電気メッキにより形成する工程と、
    前記金属メッキ層を形成した後、前記積層体を前記各圧電アクチュエータ間の境界線に沿って前記各圧電アクチュエータごとに切断するとともに、該切断動作にともない前記細幅の電極パターンを除去する工程と
    前記圧電アクチュエータを、前記キャビティープレートに、当該圧電アクチュエータにおける各駆動電極が各圧力室に対応するように積層する工程と
    前記圧電アクチュエータに前記フレキシブルフラットケーブルを重ね押圧することにより、前記配線パターンと前記表面電極を電気的に接合する工程と、
    からなることを特徴とするインクジェットプリンタヘッドの製造方法。

JP2005030123A 2005-02-07 2005-02-07 圧電アクチュエータ、インクジェットプリンタヘッド、及びそれらの製造方法 Expired - Fee Related JP4289304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005030123A JP4289304B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 圧電アクチュエータ、インクジェットプリンタヘッド、及びそれらの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005030123A JP4289304B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 圧電アクチュエータ、インクジェットプリンタヘッド、及びそれらの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000072678A Division JP3692900B2 (ja) 2000-03-07 2000-03-15 圧電式インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005159376A JP2005159376A (ja) 2005-06-16
JP4289304B2 true JP4289304B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=34737634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005030123A Expired - Fee Related JP4289304B2 (ja) 2005-02-07 2005-02-07 圧電アクチュエータ、インクジェットプリンタヘッド、及びそれらの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4289304B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4560477B2 (ja) 2005-11-15 2010-10-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置および防水ケース
CN104663006B (zh) * 2012-08-09 2019-01-15 达尔豪斯大学 超声内窥镜及其制造方法
JP6784119B2 (ja) 2016-09-28 2020-11-11 ブラザー工業株式会社 アクチュエータ装置、液体吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005159376A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3804459B2 (ja) 積層型圧電素子
JP3692900B2 (ja) 圧電式インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法
JP3772654B2 (ja) 圧電式インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法
JP3991894B2 (ja) 圧電アクチュエータの製造方法、液体噴射ヘッドの製造方法、及び、アクチュエータ母部材
JP3692895B2 (ja) 圧電式インクジェットプリンタヘッド
US6595628B2 (en) Laminated piezoelectric element for use as a drive device
JP3705085B2 (ja) 圧電式インクジェットプリンタヘッド
JP3752974B2 (ja) 圧電アクチュエータ及びその製造方法
US6338549B1 (en) Piezoelectric vibrator unit, method for manufacturing the same, and ink-jet recording head
JP2005205769A (ja) インクジェット記録ヘッドの接合構造
JP3956607B2 (ja) 圧電式インクジェットプリンタヘッド及び圧電式インクジェットプリンタヘッドの製造方法
JP4362688B2 (ja) 圧電アクチュエータの製造方法
JP3767395B2 (ja) 積層型圧電素子の製造方法
JP4135448B2 (ja) 液滴噴射装置の製造方法
JP4289304B2 (ja) 圧電アクチュエータ、インクジェットプリンタヘッド、及びそれらの製造方法
JP3705090B2 (ja) 圧電式インクジェットプリンタヘッド
JP5821536B2 (ja) 積層型圧電素子
JP3747787B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
JP3937152B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
JP4603762B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP3885696B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2004114558A (ja) インクジェットプリンタヘッド及びその製造方法
JP3876909B2 (ja) 圧電式インクジェットプリンタヘッド
JP3777955B2 (ja) 圧電アクチュエータ及びその製造方法
JP4622362B2 (ja) インクジェットヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4289304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees