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JP4279919B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

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JP4279919B2
JP4279919B2 JP24998198A JP24998198A JP4279919B2 JP 4279919 B2 JP4279919 B2 JP 4279919B2 JP 24998198 A JP24998198 A JP 24998198A JP 24998198 A JP24998198 A JP 24998198A JP 4279919 B2 JP4279919 B2 JP 4279919B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに設けられ、例えばCCD(固体撮像素子)ラインセンサを用いて被写体像の合焦状態を検出する焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来CCDラインセンサを用いた焦点検出装置として、ラインセンサから出力されたアナログ画素信号をデジタル画素信号に変換して、隣接する各画素間の差の総和すなわちコントラストを求め、コントラストを利用して被写体像の合焦状態の検出の信頼性をチェックするものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ラインセンサによって得られた被写体像のコントラストが低すぎると、合焦状態の検出の信頼性を高精度にチェックできない。そこで従来、コントラストが低い場合には、ラインセンサの出力信号を2倍に増幅したり、あるいはラインセンサの積分時間を2倍にするとともに、ラインセンサの出力信号を、オペアンプを用いてシフト(減算)することが行なわれていた。しかし、このような構成は、焦点検出装置の回路構成が複雑になるという問題を有している。
【0004】
本発明は、簡単な回路構成により、焦点検出の精度を向上させることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る焦点検出装置は、被写体像を検出し、この被写体像に対応したアナログ画素信号を出力する光学センサと、アナログ画素信号を第1の精度のデジタル画素信号に変換するA/D変換器と、第1の精度のデジタル画素信号を、第1の精度よりも低い第2の精度の画素信号、または第2の精度よりも低い第3の精度の画素信号に変換可能な精度変換手段と、第2または第3の精度の画素信号に基づいてコントラスト計算を行ない、被写体像のコントラストを求めるコントラスト計算手段と、コントラストが基準値よりも小さいか否かを判定するコントラスト判定手段とを備え、コントラスト判定手段が、第3の精度の画素信号に基づいて行なわれたコントラストが基準値よりも小さいと判定したとき、コントラスト計算手段は第2の精度の画素信号に基づいてコントラスト計算を行なうことを特徴としている。
【0006】
第2の精度は、第3の精度の例えば2倍である。第1、第2および第3の精度はそれぞれ10ビット、9ビットおよび8ビット精度であることが好ましい。
【0007】
焦点検出装置は、精度変換手段によって得られた第2の精度の画素信号に対し、所定のシフト量だけ減算する画素信号減算手段を備えることが好ましい。第2および第3の精度がそれぞれ9ビットおよび8ビット精度である場合、画素信号減算手段は例えば、9ビットの画素信号が8ビット長になるように減算する。シフト量は固定値であってもよい。またシフト量は第2の精度の画素信号の最大値と最小値に基づいて計算されてもよく、この場合、第2の精度の画素信号の最大値と最小値の平均値であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態である焦点検出装置を備えたカメラの電気的な構成を示している。
【0009】
このカメラは一眼レフカメラであって、カメラ本体100と、カメラ本体100に着脱可能な交換レンズ(撮影レンズ)200から構成される。カメラ本体100内において、クイックリターンミラー101の上方にはファインダ光学系の一部を構成するペンタプリズム102が配置されており、交換レンズ200内に設けられた複数のレンズ群201、202を通過した光線は、クイックリターンミラー101とペンタプリズム102を介してファインダ光学系の接眼レンズに導かれる他、測光センサ103に入射する。また、レンズ群201、202を通過した光線は、クイックリターンミラー101の下面に取付けられたサブミラー104において反射され、クイックリターンミラー101の下方に設けられた、CCDラインセンサである焦点検出センサ300に導かれる。
【0010】
カメラ本体100内に設けられた各回路は、マイコンを備えたカメラ制御回路(CPU)110によって制御される。カメラ制御回路110は周辺回路120に接続されている。周辺回路120には測光センサ103の他、モータ駆動回路121、露光機構122、絞り機構123が接続されている。モータ駆動回路121は、クイックリターンミラー101の傾斜角を変化させるミラーモータ124を駆動するため、またフィルムを巻き上げる巻上モータ125を駆動するために設けられる。露光機構122は図示しないシャッタを駆動し、絞り機構123は図示しない絞りの開度を調整するものである。
【0011】
カメラ制御回路110にはモータ駆動回路130が接続されている。モータ駆動回路130はAFモータ131を駆動するものであり、AFモータ131にはギアブロック132が連結されている。ギアブロック132は図示しないジョイント機構を介して、交換レンズ200内に設けられたギアブロック203に結合されている。ギアブロック203によって、レンズ群201、202が光軸方向に移動可能であり、これにより被写体像の合焦状態が調節される。すなわち、これらのレンズ群201、202はフォーカシングレンズ群である。一方AFモータ131の出力軸にはエンコーダ133が接続され、エンコーダ133から出力されるパルス信号は、カメラ制御回路110に設けられたカウンタ111によって計数され、これによりレンズの移動量が求められる。
【0012】
周辺回路120にはD/A変換器126が設けられ、D/A変換器126を介して、焦点検出センサ300における出力レベルを決定するための電圧信号VAGC が焦点検出センサ300に入力される。焦点検出センサ300から出力される画素信号(VIDEO)はカメラ制御回路110のA/D変換器112に入力され、レンズ群201、202を駆動して焦点調節を行なうために用いられる。
【0013】
またカメラ制御回路110には、自動手動(AF/MF)切換えスイッチ141、レリーズスイッチ142、測光スイッチ143、メインスイッチ144が接続されている。自動手動(AF/MF)切換えスイッチ141は、焦点調節を手動と自動のいずれで行なうかを決めるために設けられている。レリーズスイッチ142は図示しないシャッターボタンを全押しすることによってオン状態になり、これにより撮影動作が実行される。測光スイッチ143はシャッターボタンを半押しすることによってオン状態になり、これにより自動焦点調節動作(AF動作)が実行される。メインスイッチ144は、このカメラの動作を許可するためのスイッチである。
【0014】
カメラ制御回路110には、表示装置145と不揮発性メモリ(EEPROM)146が接続されている。表示装置145は、撮影モード、シャッタースピード等を表示するために設けられている。EEPROM146には、焦点検出に必要なデータ等が格納されている。
【0015】
交換レンズ200内には、自動焦点調節(AF)等の制御のために、交換レンズ固有の情報等をカメラ本体100との間において通信するレンズ制御回路(レンズCPU)204が設けられている。
【0016】
図2および図3は本実施形態のカメラの動作の全体的な制御を行なうメインルーチンのフローチャートである。このメインルーチンはカメラにバッテリを装着することによって開始する。
【0017】
ステップS101では、システムのイニシャライズが行なわれ、種々のパラメータがそれぞれ初期値に設定される。ステップS102では、パワーダウン処理が行なわれ、バッテリの電力消費が最小限になるための処理が行なわれる。パワーダウン処理は例えば、メインスイッチ144がオフ状態であるとき、またシャッタボタンが所定時間以上操作されないときに実行される。
【0018】
ステップS103では測光スイッチ143(図1)がオンされたか否かが判定される。測光スイッチ143がオフ状態である間、ステップS102へ戻る。これに対し、シャッタボタンが半押しされ測光スイッチ143がオン状態になると、ステップS104へ進み、パワーオン処理が実行されてカメラ内の各回路に電力が供給される。
【0019】
ステップS105ではタイマがスタートする。ステップS106ではスイッチチェックが行なわれ、(AF/MF)切換えスイッチ141等のスイッチの切換状態がチェックされる。ステップS107ではレンズ通信が行なわれ、レンズ制御回路204とカメラ制御回路110の間において、レンズのF値等の種々の情報が伝送される。ステップS108ではAE(自動露出)演算処理が行なわれ、絞り値とシャッタスピードが決定される。ステップS109では表示処理が行なわれ、絞り値、シャッタスピード等が表示装置145によって表示される。
【0020】
ステップS111ではAF処理が行なわれる。すなわち図4に示すAF処理ルーチンに従って、測光スイッチ143(図1)がオン状態であれば、レンズ群201、202が駆動されて焦点調節が行なわれる。ステップS112では、ステップS105におけるタイマスタートから所定のループ時間が経過したか否かが判定される。ループ時間は例えば100msである。ループ時間が経過する前は、ステップS111、112が繰り返し実行されるが、ループ時間が経過すると、ステップS113へ進む。
【0021】
ステップS113では、測光スイッチ143がオン状態であるか否かが判定される。測光スイッチ143がオン状態であるとき、ステップS105へ戻る。すなわち再びステップS106〜112が実行され、約100msの間、焦点調節が行なわれる。
【0022】
これに対し、測光スイッチ143がオフ状態に切換えられると、ステップS114においてパワーホールド中フラグが1であるか否かが判定される。パワーホールド中フラグは、ステップS116において1に定められない限り0である。パワーホールド中フラグが0であるとき、ステップS115が実行されてパワーホールドタイマがスタートし、パワーホールド時間の計時が開始される。そしてステップS116では、パワーホールド中フラグが1に定められる。
【0023】
ステップS117では、ステップS115におけるタイマスタートからパワーホールド時間が経過したか否かが判定される。パワーホールド時間が経過するまではステップS105へ戻り、上述した動作が実行されるが、パワーホールド時間が経過すると、ステップS117からステップS118へ進む。すなわちパワーホールド時間の間は、どのスイッチが操作されなくても電源のオン状態が維持され、パワーホールド時間が経過すると、ステップS118においてパワーホールド中フラグが0に定められるとともに、ステップS102が実行されてパワーダウン処理が行なわれる。
【0024】
図4は、図3のステップS111において実行されるAF処理ルーチンのフローチャートである。
ステップS201では、測光スイッチ143がオン状態であるか否かが判定される。測光スイッチ143がオフ状態であるとき、ステップS202においてAFロックフラグが0に定められ、このルーチンは終了する。
【0025】
これに対し、ステップS201において測光スイッチ143がオン状態であると判定されたとき、ステップS203へ進み、AFロックフラグが1であるか否かが判定される。AFロックフラグは、合焦状態が得られているときステップS209において1に定められるが、通常は0である。AFロックフラグが1であるとき、このルーチンは終了するが、AFロックフラグが0であるとき、ステップS204へ進み、焦点調節が行なわれる。
【0026】
このようにレンズ群201、202が駆動されて合焦状態が得られたとき、ステップS209においてAFロックフラグが1に定められた後、AF処理ルーチンは、測光スイッチ143がオン状態である限り、ステップS201、S203のみが実行されて終了する。すなわち、レンズ群201、202の駆動は禁止(フォーカスロック)される。この状態において、測光スイッチ143がオフ状態に切換えられると、ステップS202においてAFロックフラグは0に切換えられ、フォーカスロックは解除される。
【0027】
さてステップS204では、図5および図6に示す積分処理ルーチンと、図8に示すデフォーカス演算ルーチンが実行される。積分処理ルーチンでは、焦点検出センサ(CCDラインセンサ)300(図1)における積分動作すなわち電荷蓄積が行なわれて被写体像が1ライン分検出され、この1ライン分のアナログの画素信号がデジタル画素信号に変換されてカメラ制御回路110のメモリに格納される。デフォーカス演算ルーチンでは、1ライン分の画素信号に基づいてデフォーカス量が演算される。
【0028】
ステップS205では合焦チェックが行なわれ、ステップS204において求められたデフォーカス量がメモリから読み出される。ステップS206ではデフォーカス量と基準値の差に基づいて、合焦状態が得られている否かが判定される。合焦状態が得られていないとき、ステップS207においてパルス計算が実行され、デフォーカス量に基づいて、レンズ群201、202が合焦位置まで移動すべき量が求められる。ステップS208では実際にレンズ群201、202が駆動され、ステップS207において求められた移動量だけ移動し、AF処理ルーチンは終了する。これに対し、ステップS206において合焦状態が得られていると判定されたとき、ステップS209においてAFロックフラグが1に定められ、AF処理ルーチンは終了する。
【0029】
図5および図6は図4のステップS204において実行される積分処理ルーチンのフローチャートである。図7は焦点検出センサ300(図1)に対する制御を示すタイミングチャートである。これらの図を参照して焦点検出センサ300における積分動作を説明する。
【0030】
ステップS301では積分が開始され(符号T11)、被写体像に応じた電荷が焦点検出センサの各フォトダイオードに蓄積される。このとき、図示しないモニタセンサ(CCD)においても電荷の蓄積が開始され、電荷の蓄積量は時間の経過とともに増加するので、モニタセンサの出力レベルは時間とともに変化していく(符号T12)。
【0031】
ステップS302では、積分が終了したか否かが判定される。モニタセンサの出力レベルが所定レベルVAGC を越えたとき(符号T13)、タイミング信号φADがハイ(H)からロー(L)に切換わり(符号T14)、タイミング信号φADが「L」になったとき、積分が終了したと見做され、ステップS303へ進む。
【0032】
タイミング信号φADは「L」に変化した後、一定時間が経過すると「H」に切換わり(符号T15)、その後、一定の周期で「H」と「L」の間で変化する。一方モニタセンサの出力レベルは、VAGC を越えた後、初期状態に復帰する(符号T16)。
【0033】
ステップS303では、A/D変換器112(図1)のA/D変換の精度が10ビットモードすなわち第1の精度にセットされる。ステップS304では、焦点検出センサ300から出力されてカメラ制御回路110に入力される画素数、すなわち入力画素数がセットされる。
【0034】
ステップS305ではタイミング信号φADが「L」であるか否かが判定される。タイミング信号φADが「L」に切換えられたとき、焦点検出センサ300から1画素のアナログのビデオ信号がA/D変換器112(図1)に出力される。ステップS305においてタイミング信号φADが「L」であると判定されたとき、ステップS306が実行され、A/D変換が開始される。ステップS307ではA/D変換が終了したか否かが判定される。タイミング信号φADの「H」と「L」の変化の周期は、1画素の信号に対してA/D変換を行なうための所要時間(P1)よりも長くなるように定められている。したがって、A/D変換が終了する前にタイミングφADが変化することはない。
【0035】
A/D変換が終了すると、ステップS307からステップS308へ進む。ステップS308では、A/D変換値すなわち10ビットのデジタル画素信号がカメラ制御回路110のRAMに格納される。このとき画素信号は、大小関係が反転するように変換されてRAMに格納される。これは、アナログの画素信号において最大値が0V、最小値が4Vになるように定められており、A/D変換では電圧の大きさに応じたデジタル値が得られるからである。
【0036】
ステップS311では、再積分フラグが1であるか否かが判定される。再積分フラグは図8に示すデフォーカス演算ルーチンにおいて定められる。再積分フラグは、コントラスト計算によって得られたコントラストの値が基準値以上であるとき0に定められ、コントラストの値が基準値よりも小さいとき1に定められる。
【0037】
再積分フラグが1であるとき、ステップS312が実行され、画素信号は2で割り算されて10ビットから9ビットの信号に変換される。すなわち画素信号は、10ビットの精度から相対的に低い第2の精度(9ビット)の画素信号に変換される。ステップS313ではシフト計算が行なわれ、9ビットの画素信号から、ステップS327において求められたシフト量が引き算されて8ビットのデータ長の画素信号に変換される。これは、カメラ制御回路110のRAMにおけるデータ長が8ビットであるからである。
【0038】
ステップS314では、ステップS313において得られた8ビットの画素信号が8ビットの最大値(FFh)よりも大きいか否かが判定される。画素信号が最大値よりも大きいとき、ステップS315において画素信号の値が最大値に設定される。すなわち画素信号の値は最大値よりも大きくならないように制限される。これに対し、画素信号の値が最大値以下であるとき、ステップS314からステップS321へ進む。
【0039】
一方ステップS311において再積分フラグが0であると判定されたとき、ステップS316が実行される。ステップS316では、画素信号は4で割り算されて10ビットから8ビットの信号に変換され、すなわち第2の精度よりも低い第3の精度の画素信号に変換される。ステップS317では、これまでに得られた8ビットの画素信号から最大値と最小値が検出され、カメラ制御回路110のRAMに格納される。そしてステップS321が実行される。なお、初めてステップS317が実行されるとき、ステップS316において得られた画素信号がそのまま最大値と最小値として定められる。
【0040】
ステップS321では、ステップS313、S315またはS317において得られた画素信号がカメラ制御回路110のRAMに格納される。ステップS322では、入力画素数から1が減算される。ステップS323において入力画素数がまだ0になっていないと判定されたとき、すなわち焦点検出センサ300から出力された全ての画素についてA/D変換が完了していないと判定されたとき、ステップS305へ戻る。
【0041】
ステップS323において入力画素数が0になったと判定されると、ステップS324へ進み、積分動作終了の処理が実行され、カメラ制御回路110から焦点検出センサ300に対して積分動作を終了するための指令信号が出力される。これにより焦点検出センサ300では電荷の蓄積動作が終了する(符号T17)。次いでステップS325では、図8に示すデフォーカス演算ルーチンが実行され、デフォーカス量が求められるとともに、再積分フラグが0または1に設定される。
【0042】
ステップS326では、再積分フラグが1であるか否かが判定される。再積分フラグが0であるとき、積分処理ルーチンは終了する。これに対し、ステップS325において再積分フラグが1に定められたとき、ステップS327〜S329が実行され、ステップS313において使用されるシフト量が計算される。
【0043】
ステップS327では、EEPROM146(図1)に格納された所定値がシフト量として設定される。所定値が0以外の値であるとき、所定値(例えば128)はそのままシフト量として用いられる。これに対し、所定値が0であるとき、ステップS329が実行され、シフト量はステップS317において求められた最大値と最小値の平均値として求められる。
【0044】
ステップS328またはS329の実行の後、ステップS301へ戻り、再び焦点検出センサ300の積分動作が行なわれる。
【0045】
以上のように積分処理ルーチンでは、まずステップS301〜S308が実行され、焦点検出センサ300から出力された画素信号のA/D変換が開始される。A/D変換は10ビットの精度で行なわれる。最初は再積分フラグが0であるので、ステップS311からステップS316へ進み、画素信号は10ビットから8ビットに変換される。ステップS317、S321、S322、S323の順に実行されてステップS305へ戻り、次の画素についてA/D変換が行なわれる。
【0046】
このようにして、焦点検出センサ300から出力された全画素についてA/D変換が完了すると、ステップS323からステップS324へ進み、ステップS325においてコントラスト計算とデフォーカス演算が行なわれ、再積分フラグが0または1に設定される。再積分フラグが1であるときは、ステップS327〜S329においてシフト量が求められる。そして、再び焦点検出センサ300の積分動作が行なわれ、ステップS311からステップS312へ移って、画素信号は10ビットから9ビットの精度に変換される。
【0047】
9ビットの画素信号は、ステップS313においてシフト量だけ減算されて8ビット長に変換される。すなわち画素信号は、各画素間の差が9ビットの精度を保つようにして、8ビットの信号に変換される。例えば、9ビットの画素信号においてN番目の画素値が「244」で(N+1)番目の画素値が「198」であり、シフト量が「122」であるとき、減算によってN番目の画素値は「122」、(N+1)番目の画素値は「76」になる。すなわち、「244」と「198」の差(=46)は減算によっても維持される。
【0048】
図8は図6のステップS325において実行されるデフォーカス演算ルーチンのフローチャートである。
【0049】
ステップS401ではコントラスト計算が行なわれる。すなわち、焦点検出センサ300から出力された各画素信号に関し、隣接する画素の値の差の絶対値の総和(コントラスト値)が計算される。ステップS402では、デフォーカス演算が行なわれる。デフォーカス演算は従来公知であり、すなわち焦点検出センサ300に形成された2つの被写体像のずれ量に基づいてレンズのデフォーカス量が求められる。
【0050】
ステップS403では、再積分フラグが1であるか否かが判定される。再積分フラグの初期値は0であるので、初めてステップS403が実行されるとき、ステップS405へ進む。ステップS405では、ステップS401において求められたコントラスト値が基準値よりも小さいか否かが判定される。コントラスト値が基準値よりも小さいとき、すなわち焦点検出センサ300によって得られた被写体像のコントラストが相対的に低いとき、被写体像の合焦状態を高精度に検出できないので、ステップS407において、デフォーカス演算に使用される画素信号のビット長を大きくすべく、再積分フラグが1に設定され、このルーチンは終了する。これに対し、コントラスト値が基準値以上であるとき、ステップS406において再積分フラグが0に設定され、このルーチンは終了する。
【0051】
一方、ステップS403において再積分フラグが1であると判定されたとき、このデフォーカス演算ルーチンは既に実行されており、また積分処理ルーチンにおいて9ビットの精度の画素信号が求められている。このとき、ステップS404が実行され、前回求められたデフォーカス量と今回求められたデフォーカス量との平均値が有効なデフォーカス量として決定され、カメラ制御回路110のRAMに格納される。そしてステップS406が実行され、このルーチンは終了する。デフォーカス量は、図4のステップS205においてRAMから読み出され、レンズ群201、202の移動量を求めるために用いられる。
【0052】
以上のように本実施形態は、コントラストをまず8ビットの精度で求め、コントラストが基準値よりも小さいと判定されたときには、9ビットの精度すなわち8ビットの2倍の精度でコントラストを求めるように構成されている。したがって、焦点検出を常に高精度に行なうことが可能になり、また回路構成を複雑にする必要はない。
【0053】
また本実施形態は、コントラスト計算において9ビットの精度を利用したときであっても、ステップS313の計算によって、画素信号のデータ長は8ビットに変換されている。したがって、カメラ制御回路110のRAMのデータ長を変更する必要なはく、コントラスト計算の処理は簡単である。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、簡単な回路構成により、焦点検出の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である焦点検出装置を備えたカメラの電気的な構成をブロック図である。
【図2】カメラの動作の全体的な制御を行なうメインルーチンのフローチャートの前半部分である。
【図3】メインルーチンのフローチャートの後半部分である。
【図4】AF処理ルーチンのフローチャートである。
【図5】積分処理ルーチンのフローチャートの前半部分である。
【図6】積分処理ルーチンのフローチャートの後半部分である。
【図7】焦点検出センサに対する制御を示すタイミングチャートである。
【図8】デフォーカス演算ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
110 カメラ制御回路
112 A/D変換器
300 光学センサ

Claims (7)

  1. 被写体像を検出し、この被写体像に対応したアナログ画素信号を出力する光学センサと、
    前記アナログ画素信号を第1の精度のデジタル画素信号に変換するA/D変換器と、
    前記第1の精度のデジタル画素信号を、前記第1の精度よりも低い第2の精度の画素信号、または前記第2の精度よりも低い第3の精度の画素信号に変換可能な精度変換手段と、
    前記第2および第3の精度の画素信号を用いてコントラスト計算を行なうことが可能であり、前記被写体像のコントラストを求めるコントラスト計算手段と、
    前記コントラストが基準値よりも小さいか否かを判定するコントラスト判定手段とを備え、
    前記コントラスト判定手段が、前記第3の精度の画素信号を用いて求められたコントラストが前記基準値よりも小さいと判定したとき、前記コントラスト計算手段は前記第2の精度の画素信号を用いてコントラスト計算を行なうことを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記第2の精度が前記第3の精度の2倍であることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記第1、第2および第3の精度がそれぞれ10ビット、9ビットおよび8ビット精度であることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  4. 前記精度変換手段によって得られた第2の精度の画素信号に対し、所定のシフト量だけ減算する画素信号減算手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  5. 前記第2および第3の精度がそれぞれ9ビットおよび8ビット精度であり、前記画素信号減算手段は、9ビットの画素信号が8ビット長になるように減算することを特徴とする請求項4に記載の焦点検出装置。
  6. 前記シフト量が固定値であることを特徴とする請求項4に記載の焦点検出装置。
  7. 前記シフト量が前記第2の精度の画素信号の最大値と最小値の平均値であることを特徴とする請求項4に記載の焦点検出装置。
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