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JP4272972B2 - 内視鏡におけるカラープリンタ・カラーモニタの色調整及び階調調整用のカラーチャート - Google Patents

内視鏡におけるカラープリンタ・カラーモニタの色調整及び階調調整用のカラーチャート Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡装置に関し、特に、詳細にかつ客観的にしたカラープリンタとカラーモニタの色調整及び階調調整装置に関する。
体腔内の観察や検査を行う等、近年医療用分野で広く用いられている内視鏡装置は、撮像部、照明部とを有するカラースコープと、カラースコープで撮像した信号をカラープリンタ及びカラーモニタで出力可能な信号に変換し伝達するカラープロセッサと、カラープロセッサで変換した信号についてハードコピーを行うカラープリンタと、カラープロセッサで変換した信号についてソフトコピーを行うカラーモニタなどから構成される。
内視鏡装置は、体腔内の観察や検査を行うため、できる限り実物に近い色で撮像及び出力されることが望ましい。また、カラープリンタとカラーモニタという異なる2つの出力手段間において、できる限り同じ色で出力されることが望ましい。
内視鏡装置を構成する機器のそれぞれは、異なる色撮像範囲及び色再現範囲、すなわち色域を有しており、機器毎の色域特性を考慮した色調整を行う必要がある。
特許文献1は、カラーチャートを用いて、撮像を行うカラースコープと、撮像した信号をカラーモニタで出力する信号に変換するカラープロセッサと、カラープロセッサで変換した信号についてソフトコピーを行うカラーモニタとの機器間における色調整方法を開示している。
特開平8−152566号公報
しかし、この特許文献1に係る発明では、カラープリンタとカラーモニタという異なる出力装置の間の色調を調整する方法を開示していない。これらの色調を調整するためには、減法混色の三原色であるCy(シアン)、Mg(マゼンタ)、Ye(イエロー)の重ね合わせで色を構成するカラープリンタと、加法混色の三原色であるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の混合で色を構成するカラーモニタという、異なる色域を有する出力機器間の色調整を行う必要がある。具体的には、カラープロセッサなどのカラープリンタやカラーモニタへの信号を制御する機器において、CyとR、MgとG、YeとBのそれぞれ補色関係間で色調整、暗い部分の階調、明るい部分の階調、画質及びガンマ補正の調整、すなわち7種類の調整パラメータを変化させる調整を行うが、色を構成する手段が異なり再現可能な色域が一致しない両装置の色調を完全に一致させるのは困難である(図1参照)。図1は、カラープリンタとカラーモニタの色域の一例を示す。
また、異なる製造元の機器間の互換性を考慮する等の理由から、カラープロセッサとカラープリンタ及びカラーモニタの間の接続はアナログ信号で行われていることが多い。デジタル信号で接続されるパソコンなどと異なり、機器間の接続をアナログ信号で行われる限り、これら7種類の調整パラメータの調整をカラープリンタなどで自動的に行うことはできない。
そのため、内視鏡の使用者などが、自分の手などを撮像して、これら7種類の調整パラメータを変化させて、カラープリンタで出力された撮像結果と、カラーモニタで出力された撮像結果が一致しているか否かを目視で判断しており、客観的な色調整方法が確立されていなかった。通常、各パラメータの調整レベルは14段階ほど設定されており、計7×14種類の組み合わせから最適な調整パラメータを設定する必要がある。
また、カラープリンタやカラーモニタが出力する色調は、各機器の経年変化によっても異なってくるため、厳密には内視鏡を使用するたびに上記のパラメータ調整を行う必要があり、少なくともカラープリンタのプリンタリボンの交換時には必ずパラメータ調整を行う必要がある。
本発明の目的は、頻繁に調整作業が必要な内視鏡におけるカラープリンタとカラーモニタの色調整及び階調、画質、ガンマ補正の調整を、機器間のアナログ信号接続のままで、詳細にかつ客観的に行うことを可能にする。
前記目的を達成するため、本発明の内視鏡に使用するカラープリンタとカラーモニタにおいて、暗い部分の階調、明るい部分の階調、画質及びガンマ補正のうち少なくとも1以上の調整と色調整とを行うためのカラーチャートは、第1の方向に一列に配列された複数の同一形状の色票から構成される第1、第2、第3色票群、及び無彩色色票群を有し、第1、第2、第3色票群、及び無彩色色票群は、第1の方向に直交する第2の方向に向かって配列され、第1色票群を構成する色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ第1の方向に向かってRの割合は色票ごとに単調に増加し、GとBは同じ割合で色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示し、第2色票群を構成する色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ第1の方向に向かってGの割合は単調に色票ごとに増加し、RとBは同じ割合で色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示し、第3色票群を構成する色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ第1の方向に向かってBの割合は色票ごとに単調に増加し、RとGは同じ割合で色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示し、無彩色色票群を構成する色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ第1の方向に向かってRとGとBが同じ割合で色票ごとに単調に増加するようなグラデーションを示す。これにより、1枚のカラーチャートで、カラープリンタとカラーモニタの色調整及び階調、画質、ガンマ補正の調整を行うことが可能になる。
好ましくは、無彩色色票群は、第2方向において中央近傍に配置される。これにより、周辺減光の影響を受けることなく無彩色色票群を観察することが可能になる。
さらに好ましくは、無彩色色票群は、第1方向の中央近傍にRとGとBをそれぞれ50%ずつ混色させたグレーの色票が配置される。
また、好ましくは、色票群の配列順は、前記第1、無彩色、第3、第2色票群である。
また、好ましくは、第1、第2、第3色票群、及び無彩色色票群の第1の方向の長さは同一である。
また、好ましくは、第1、第2、第3色票群、及び無彩色色票群の有する色票の数は同一である。
また、好ましくは、第1、第2、第3色票群、及び無彩色色票群の有する色票の数は、いずれも奇数であって、それぞれの色票群の中で中間に位置する色票は、いずれもRとGとBをそれぞれ50%ずつ混色させたグレーである。
また、好ましくは、第1色票群の一方の端に位置する色票は、Rを0%、GとBを100%混色させたものとし、もう一方の端に位置する色票は、Rを100%、GとBを0%混色させたものし、第2色票群の一方の端に位置する色票は、Gを0%、RとBを100%混色させたものとし、もう一方の端に位置する色票は、Gを100%、RとBを0%混色させたものし、第3色票群の一方の端に位置する色票は、Bを0%、RとGを100%混色させたものとし、もう一方の端に位置する色票は、Bを100%、RとGを0%混色させたものとし、無彩色色票群の一方の端に位置する色票は、RとGとBを100%混色させたもの、すなわちブラックとし、もう一方の端に位置する色票は、RとGとBを100%混色させたもの、すなわちホワイトとする。
また、好ましくは、第1、第2、第3色票群、及び無彩色色票群の第2の方向の長さは、色調整と調整に対応する色票群の優先順位の高い順である。
さらに、好ましくは、優先順位は、無彩色色票群、第1色票群、第3色票群、第2色票群の順である。
また、好ましくは、カラーモニタはカラープリンタの色調整用画面が表示可能であって、色票群の配列順は、色調整用画面上にて表示されているカラープリンタの色調整パラメータにおけるCyとRの色調整パラメータ項目、MgとGの色調整パラメータ項目、YeとGの色調整パラメータ項目及び暗い部分の階調または明るい部分の階調または画質またはガンマ補正の調整パラメータ項目の配列順序に合わせている。これにより、色調整、調整の手順と色票群の配列順の関係がわかりやすくなる。
また、好ましくは、第1、第2、第3色票群の有する色票の数は、いずれも色調整用画面上にて表示されているカラープリンタの色調整パラメータにおける調整可能な段数に合わせており、無彩色色票群の有する色票の数は、色調整用画面上にて表示されているカラープリンタの暗い部分の階調または明るい部分の階調または画質またはガンマ補正の調整パラメータのいずれかにおける調整可能な段数に合わせている。
また、本発明の内視鏡装置のカラープリンタとカラーモニタの色調整方法は、カラースコープは、前記カラーチャートを撮像し、カラープリンタとカラーモニタによって出力したカラーチャート画像とを比較して行う、CyとR、MgとG、YeとBそれぞれの間での色調整と、暗い部分の階調、明るい部分の階調、画質、及びガンマ補正のうち少なくとも1以上の調整を行う。
また、本発明のカラープリンタ及びカラーモニタとを有する内視鏡装置は、カラースコープで撮像した前記カラーチャートについて、カラープリンタとカラーモニタによって出力したカラーチャート画像とを比較して行う、CyとR、MgとG、YeとBそれぞれの間での色調整と、暗い部分の階調、明るい部分の階調、画質、及びガンマ補正のうち少なくとも1以上の調整を行うカラープリンタとカラーモニタの色調整装置を有する。
以上のように本発明によれば、頻繁に調整作業が必要な内視鏡におけるカラープリンタとカラーモニタの色調整及び階調、画質、ガンマ補正の調整を、機器間のアナログ信号接続のままで、詳細にかつ客観的に行うことが可能になる。
本発明の実施形態について説明する。図2に示すように、本実施形態に係る内視鏡装置は、カラースコープ10と、カラープロセッサ20と、カラープリンタ30と、カラーモニタ40とを有する。カラースコープ10は、カラープロセッサ20の制御により、被写体を撮像し、撮像により得られた電気信号はカラープロセッサ20によってカラープリンタ30及びカラーモニタ40で出力が可能な画像信号に変換される。変換された画像信号はアナログ信号でカラープリンタ30及びカラーモニタ40に伝達される。伝達された画像信号は、カラープリンタ30によってハードコピーすなわち出力(プリントアウト)され、カラーモニタ40によってソフトコピーすなわち出力(画面表示)される。使用者は、カラープリンタ30による出力結果、及びカラーモニタ40による出力結果により、カラースコープで撮像された被写体映像を観察することができる。
カラースコープ10は、図示しないCCDなどの撮像素子を有する撮像部と、暗い体腔内の被写体を照明する照明用レンズを有する照明部などから構成され、照明部が被写体に適度な光を供給し、撮像部が被写体を撮像し電気信号に変換する。
カラープロセッサ20は、図示しないDSPなどの信号処理部を有しており、カラースコープ10で撮像し変換された電気信号を、カラープリンタ30、及びカラーモニタ40で出力できる画像信号に変換し、その信号を伝達する。また、カラープロセッサ20は、図示しない光源を有しており、光誘導装置を介して、カラースコープの先端にある照明レンズに光を伝達する。
カラープリンタ30は、アナログの画像信号を取り込んで出力することが可能なカラープリンタであり、カラースコープ10で撮像され、カラープロセッサ20で変換されて伝達された画像信号を、カラープリンタの色調整パラメータに変換し、ハードコピー出力(プリントアウト)する。また、カラープリンタ30に伝達された画像信号は、スルーでカラーモニタ40に伝達される。従って、カラーモニタ40は、カラープリンタ30の後述する色調整パラメータ(Pr、Pg、Pb)、調整パラメータ(P1、P2、P3、P4)の影響を受けない。
さらに、カラープリンタ30は、色調整装置31を有しており、使用者の操作によってカラープリンタ30の出力結果と、カラーモニタ40の出力結果の色調を合わせる。色調整装置31は、色調整操作部32、及び色調整表示部33を有しており、これらを使用者が操作して、後述するカラーチャート51を撮像した出力結果(カラーチャート画像)を使用者が見て、色調整及び暗い部分の階調の調整などを行う。色調整装置31は、図示しない他の操作キーを有する。図3は、カラープリンタ30のうち、色調整装置31の部分を詳細に示したものである。
色調整操作部32は、方向キー32a、32b、32c、32d及び決定キー32eを有しており、色調整表示部33に表示された色調整画面において色調整を行う際、カーソルCの移動及び選択決定入力を行う(図3参照)。
色調整表示部33は、LCDなどの表示素子を有し、これに表示される画面パターン34は、CyとR、MgとG、YeとBの間の3種類の色調整項目とその各色調整パラメータ(Pr、Pg、Pb)、暗い部分の階調の調整パラメータ(P1)、明るい部分の階調の調整パラメータ(P2)、画質の調整パラメータ(P3)、及びガンマ補正の調整パラメータ(P4)という4種類の調整パラメータ、合わせて7種類の調整パラメータを表示する(図4参照)。
使用者は、図4に示す常時状態の画面パターン34にて、色調整装置31内にある方向キー32a〜32dのうち、上下の方向キー32a又は32bを操作して調整したい項目を1つ選択した後(選択した項目は表示文字の色が変化して選択していることが認識できる、図示はしていない)、決定キー32eを操作する。選択された調整パラメータは、左右の方向キー32c又は32d、及び決定キー32eを操作することにより変更可能となる。
なお、本実施形態においては、各色調整項目にてそれぞれ設定される色調整パラメータ(Pr、Pg、Pb)はR、G、B各原色信号の所定基準出力値に対する変化量を示す。左右方向キー32cまたは32dを操作することにより、色調整表示部33上のカーソルCが略中央の基準位置(図3に示す状態)から原色方向(図中右方向)に変位した場合は増加し、また補色方向(図中左方向)に変位した場合は減少する構成である。
他の調整パラメータ(P1、P2、P3、P4)も同様で、暗い部分(明度の低い部分)の階調の調整パラメータ(P1)の場合は、カーソルCが図中右方向に変位した場合は、暗い部分の階調が強調され、図中左方向に変位した場合は、暗い部分の階調が弱められる。明るい部分(明度の高い部分)の階調の調整パラメータ(P2)の場合は、カーソルCが図中右方向に変位した場合は、明るい部分の階調が強調され、図中左方向に変位した場合は、明るい部分の階調が弱められる。画質の調整パラメータ(P3)の場合は、カーソルCが図中右方向に変位した場合は、輪郭強調の度合いが強められ、図中左方向に変位した場合は、輪郭強調の度合いが弱められる。ガンマ補正の調整パラメータ(P4)の場合は、カーソルCが図中右方向に変位した場合は、黒っぽく出力される領域が多くなり(硬調)、図中左方向に変位した場合は、白っぽく出力される領域が多くなる(軟調)。
例えば、色調整項目Cy−Rの色調整パラメータPrは、カーソルCの位置を原色のR方向に基準位置から1目盛り分移動するとプラス1に変化し、補色のCy方向に基準位置から1目盛り分移動するとマイナス1に変化する。色調整項目Mg−Gの色調整パラメータPg、色調整項目Ye−Bの色調整パラメータPb、暗い部分の階調の調整パラメータP1、明るい部分の階調の調整パラメータP2、画質の調整パラメータP3、及びガンマ補正の調整パラメータP4についても同様である。
カラーモニタ40は、アナログの画像信号を取り込んで表示することが可能な市販のカラーモニタであり、カラースコープ10で撮像され、カラープロセッサ20で変換されてカラープリンタ30経由で伝達された画像信号を、ソフトコピー出力(画面表示)する。
図5は、本発明におけるカラープリンタ30とカラーモニタ40の色調整において使用されるカラーチャート51を示す。
カラーチャート51は、第1の方向(図5中、水平方向である矢印H方向)かつ一列に配列された複数の同一形状の色票から構成される第1色票群51a、無彩色色票群51d、第3色票群51c、第2色票群51bとを有し、これら色票群がこの順序で第2の方向(図5中、垂直方向である矢印V方向)に配列されている。
第1色票群51aを構成する色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ配列の一方の端から他の端の方向に向かってRの割合は色票ごとに単調に増加し、GとBの割合は色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示す。例えば、図5において、第1色票群を構成する色票の色は、左端の色票はGとBの混色であるCyで、右端の色票はRを示す。色票ごとの色調の変化は、右方向に向かって一定の割合でRの強さが増加し、右方向に向かって一定の割合でGとBの強さ、すなわちGとBの混色であるCyの強さが減少する。
無彩色色票群51dを構成する色票の各々は、RとGとBとを同じ割合すなわち白と黒とを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ第1色票群51aで示したものと同じ配列の一方の端から他の端の方向に向かって白の割合が色票ごと単調に増加するようなグラデーションを示すことを特徴とする。例えば、図5において、無彩色色票群を構成する色票の明度は、左端の色票はRとGとBの色が0%ずつ混色されたブラックで、右端の色票はRとGとBが100%ずつ混色されたホワイトを示す。色票ごとの明度は、右方向に向かって一定の割合で増加する。
第3色票群51cを構成する色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ第1色票群51aで示したものと同じ配列の一方の端から他の端の方向に向かってBの割合は色票ごとに単調に増加し、RとGの割合は色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示す。例えば、図5において、第3色票群を構成する色票の色は、左端の色票はRとGの混色であるYeで、右端の色票はBを示す。色票ごとの色調の変化は、右方向に向かって一定の割合でBの強さが増加し、右方向に向かって一定の割合でRとGの強さ、すなわちRとGの混色であるYeの強さが減少する。
第2色票群51bを構成する色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ第1色票群51aで示したものと同じ配列の一方の端から他の端の方向に向かってGの割合は色票ごとに単調に増加し、RとBの割合は色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示す。例えば、図5において、第2色票群を構成する色票の色は、左端の色票はRとBの混色であるMgで、右端の色票はGを示す。色票ごとの色調の変化は、右方向に向かって一定の割合でGの強さが増加し、右方向に向かって一定の割合でRとBの強さ、すなわちRとBの混色であるMgの強さが減少する。
カラースコープ10による撮像画像は、カラースコープ10の撮像光学系の特性やコサイン4乗則に起因して、その明るさが撮像光学系の光軸から離れるほど低下する。本実施形態のカラーチャート51においては、無彩色色票群51dは、カラーチャート51の下端部ではなく、第2の方向においてカラーチャート51の中央近傍に配置され、RとGとBを50%ずつ混色させたグレーの中間明度が第1の方向でほぼ中央に位置している。て従って、上述した周辺光量の低下による視認への影響を受けにくく、調整作業がし易い。また、カラーチャート51を90度回転させて色調の変化方向を垂直方向にして調整する場合も、無彩色色票群51dの画像が常に中央近傍にあるので、視認しやすい。なお、第2色票群51bはMgとGの調整であり、医療用内視鏡においては調整の優先順位は他の色調整に比べて低いので、カラーチャート51の下端部に配置されている。
カラーチャート51の大きさは、カラースコープ10が通常使用において、体腔内で被写体を撮像する距離と同等の距離にカラーチャート51を配置してカラーチャート全体が撮像できる程度の大きさである。
カラーチャート51における第1色票群51a、第2色票群51b、第3色票群51c、無彩色色票群51dは、それぞれ縦1行、横M列の行列を有し、1×M個の色票が並べられている。Mは自然数であり、これらの数値が多いほど、グラデーション変化が滑らかなカラーチャートとなる。本実施形態では、すべての色票群の大きさ、すなわち色票群の縦方向及び横方向の長さは同一である。
ここで、第1色票群51aにおける行列の左の端に位置する横1列目の色票位置をA11とし、A11から横方向に1列右の色票位置をA12、A11から横方向に(m−1)列右の色票位置をA1m、A11から横方向に(M−1)列右の色票位置、すなわち行列の右の端に位置する横M列目の色票位置をA1Mとする。
同様に、第2色票群51bにおける行列の左の端に位置する横1列目の色票位置をA21とし、A21から横方向に1列右の色票位置をA22、A21から横方向に(m−1)列右の色票位置をA2m、A21から横方向に(M−1)列右の色票位置、すなわち行列の右の端に位置する横M列目の色票位置をA2Mとする。
同様に、第3色票群51cにおける行列の左の端に位置する横1列目の色票位置をA31とし、A31から横方向に1列右の色票位置をA32、A31から横方向に(m−1)列右の色票位置をA3m、A31から横方向に(M−1)列右の色票位置、すなわち行列の右の端に位置する横M列目の色票位置をA3Mとする。
同様に、無彩色色票群51dにおける行列の左の端に位置する横1列目の色票位置をA41とし、A41から横方向に1列右の色票位置をA42、A41から横方向に(m−1)列右の色票位置をA4m、A41から横方向に(M−1)列右の色票位置、すなわち行列の右の端に位置する横M列目の色票位置をA4Mとする。
カラーチャート51における、色票群のそれぞれは、加法混色の三原色であるRとGとBとを一定割合で混合させた1×M個の色票を一定の配列基準に従って並べることで構成される。
具体例として、A1mの位置には、Rを{100×(m−1)/(M−1)}%、Gを{100×(m−1)/(1−M)+100}%、Bを{100×(m−1)/(1−M)+100}%だけ混合させた色票を配置する。すなわち、A11の位置には、Rを0%、Gを100%、Bを100%混合させた色票を、A1Mの位置には、Rを100%、Gを0%、Bを0%混合させた色票を配列する。この場合、第1色票群51aは、GとBの混色となるCyと、Rとを主としたグラデーション配列となる。
2mの位置には、Rを{100×(m−1)/(1−M)+100}%、Gを{100×(m−1)/(M−1)}%、Bを{100×(m−1)/(1−M)+100}%だけ混合させた色票を配置する。すなわち、A21の位置には、Rを100%、Gを0%、Bを100%混合させた色票を、A2Mの位置には、Rを0%、Gを100%、Bを0%混合させた色票を配列する。この場合、第2色票群51bは、RとBの混色となるMgと、Gとを主としたグラデーション配列となる。
3mの位置には、Rを{100×(m−1)/(1−M)+100}%、Gを{100×(m−1)/(1−M)+100}%、Bを{100×(m−1)/(M−1)}%だけ混合させた色票を配置する。すなわち、A31の位置には、Rを100%、Gを100%、Bを0%混合させた色票を、A3Mの位置には、Rを0%、Gを0%、Bを100%混合させた色票を配列する。この場合、第3色票群51cは、RとGの混色となるYeと、Bとを主としたグラデーション配列となる。
4mの位置には、Rを{100×(m−1)/(M−1)}%、Gを{100×(m−1)/(M−1)}%、Bを{100×(m−1)/(M−1)}%だけ混合させた色票を配置する。すなわち、A41の位置には、Rを0%、Gを0%、Bを0%混合させた色票を、A4Mの位置には、Rを100%、Gを100%、Bを100%混合させた色票を配列する。この場合、無彩色色票群51dは、RとGとBを0%ずつ混色させたブラックと、RとGとBを100%ずつ混色させたホワイトとを主としたグラデーション配列、すなわちグレースケールとなる。
従って、Mが奇数である場合、色票群の中間に位置する色票は、いずれの色票群であっても、RとGとBを50%ずつ混色させたグレーとなる。
本発明の実施形態であるカラーチャート51を使ったカラープリンタ30とカラーモニタ40の色調などの調整方法を説明する。
まず、カラーチャート51をカラースコープ10にて撮像する。カラーチャート51を撮像する場合は、体腔内の撮像条件に合わせて、カラープロセッサ20の有する光源の誘導された照明以外の他の照明器具等の影響を受けない状態で撮像するのが望ましい。カラースコープ10にて撮像された電気信号は、カラープロセッサ20において、カラープリンタ30、及びカラーモニタ40で出力可能な画像信号に変換されこれらに伝達される。伝達された画像信号をカラープリンタ30でハードコピー、すなわちプリントアウトし、カラーモニタ40でソフトコピー、すなわち画面表示させる。
使用者は、色調整装置31内にある方向キー32a〜32d、及び決定キー32eを操作して色調整表示部33に7種類の調整パラメータを表示した画面パターン34を表示させる。
使用者はプリントアウトされたカラーチャート51の出力結果(カラーチャート画像)と、画面表示されたカラーチャート51の出力結果(カラーチャート画像)とを対比する。まずは、第1色票群51aについて、目視にてプリントアウトしたカラーチャート51における第1色票群51aの出力結果が、画面表示されたカラーチャート51における第1色票群51aの出力結果に比して、Rが弱いと判断した場合は、画面パターン34に表示されたCyとRの色調整パラメータPrにおいて、方向キー32a〜32d、及び決定キー32eを操作して、Rの方向にカーソルCを移動させ、色調整パラメータPrの強弱の度合いについてRを強くさせる。再度カラープリンタ30でプリントアウトさせる。
再度プリントアウトしたカラーチャート51の出力結果と、画面表示されたカラーチャート51の出力結果を対比する。目視にて、まだプリントアウトしたカラーチャート51における第1色票群51aの出力結果が、画面表示されたカラーチャート51における第1色票群51aの出力結果に比して、Rが弱いと判断した場合は、同様に画面パターン34に表示されたCyとRの色調整パラメータPrにおいて、方向キー32a〜32d、及び決定キー32eを操作して、Rの方向にカーソルCを移動させる。再度カラープリンタ30でプリントアウトさせる。プリントアウトしたカラーチャート51における第1色票群51aの出力結果と、画面表示されたカラーチャート51における第1色票群51aの出力結果についてRの強さが同等であると目視で判断できるまで、同様の操作を繰り返す。Rが強いと判断した場合には、方向キー32a〜32d、及び決定キー32eを操作して、Cyの方向にカーソルCを移動させ、色調整パラメータPrの強弱の度合いについてRを弱くさせる。
次に、上記のCyとRの色調整パラメータPrはそのままにして、カラーチャート51における第2色票群51bの出力結果を対比する。目視にて、今度は、Gの強弱を判断する。MgとGの色調整パラメータPgにおいてカーソルCを移動させる点、その後、再度プリントアウトさせて、画面表示の色と対比し、プリントアウトしたカラーチャート51における第2色票群51bの出力結果と、画面表示されたカラーチャート51における第2色票群51bの出力結果についてGの強さが同等であると判断できるまで色調整パラメータPgを変化させる点については、第1色票群51aの場合の手順と同様である。
次に、上記のCyとRの色調整パラメータPr、MgとGの色調整パラメータPgはそのままにして、カラーチャート51における第3色票群51cの出力結果を対比する。目視にて、今度は、Bの強弱を判断する。YeとBの色調整パラメータPbにおいてカーソルCを移動させる点、その後、再度プリントアウトさせて、画面表示の色と対比し、プリントアウトしたカラーチャート51における第3色票群51cの出力結果と、画面表示されたカラーチャート51における第3色票群51cの出力結果についてBの強さが同等であると判断できるまで色調整パラメータPbを変化させる点については、第1色票群51aや第2色票群51bの場合の手順と同様である。
次に、上記のCyとRの色調整パラメータPr、MgとGの色調整パラメータPg、YeとBの色調整パラメータPbはそのままにして、カラーチャート51における無彩色色票群51dの出力結果を対比する。目視にて、今度は、暗い部分の階調の強弱を判断する。暗い部分の階調の調整パラメータP1においてカーソルCを移動させる点、その後、再度プリントアウトさせて、画面表示の明度と対比し、プリントアウトしたカラーチャート51における無彩色色票群51dの出力結果と、画面表示されたカラーチャート51における無彩色色票群51dの出力結果について暗い部分の階調の強さが同等であると判断できるまで調整パラメータP1を変化させる点については、第1色票群51aや第2色票群51b、第3色票群51cの場合の手順と同様である。
無彩色色票群51dを使ったパラメータの調整は、この他に、明るい部分の階調の強さの調整、画質の調整、ガンマ補正の調整がある。いずれも、カラーチャート51における無彩色色票群51dについて、カラープリンタとカラーモニタの出力結果を対比し、カラープリンタ内にある色調整装置31を操作して調整パラメータP2、P3、P4を変化させて調整を行う点は、暗い部分の階調の強さを調整する手順と同じである。
このようにして、7種類の調整パラメータを順に調整することによって、内視鏡におけるカラープリンタとカラーモニタの出力される色調の調整が可能になる。
なお、各色票群における色票のそれぞれは同一の形状であれば本実施形態のような矩形に限らない。
また、カラーチャート51のおける4つの色票群の配列順や第2の方向の長さは、他の配列順や長さとしてもよい。但し、本実施形態のように、無彩色色票群を第2の方向において中央近傍に配置して周辺減光の影響を受けにくくしておいた方が望ましい。また、各色票群の第2の方向の長さは、色調整と調整に対応する色票群の優先順位の高い順に長くするのが望ましい。
図6は、カラーチャート51の変形例であるカラーチャート510を示したものである。このカラーチャート510は、グラデーションの第1の方向(すなわち図6の水平方向である矢印H方向)の配列方向は同じであるが、各色票群の重要度を考慮して第2方向(すなわち図6の垂直方向の矢印V方向)の長さが異なっている。
カラーチャート510においては、上からCyとRで構成される第1色票群510a、黒と白で構成される無彩色色票群510d、YeとBで構成される第3色票群510c、MgとGで構成される第2色票群510bの配列順である。第1色票群510aの色の構成は、カラーチャート51の第1色票群51aの構成と同じである。同様に、第2色票群510bの色の構成は、カラーチャート51の第2色票群51bの構成と同じである。また、第3色票群510cの色の構成は、カラーチャート51の第3色票群51cの色の構成と同じである。また、無彩色色票群510dの明度の構成は、カラーチャート51の無彩色色票群51dの明度の構成と同じである。
しかし、第2方向の長さは、無彩色色票群510dと第1色票群510aと第3色票群510cとが同じ長さで、第2色票群510bに比べて長い。このようなカラーチャート510によれば、調整の重要度が高い無彩色色票群510dの面積が大きく、画像の中心近傍にあり、RとGとBを50%ずつ混色させたグレーの中間明度が第1の方向でほぼ中央に位置している。このために、上述したように、撮像光学系の周辺光量低下の影響を受けにくいだけでなく、明度の具合を視認しやすく、高精度な調整が可能となる。また、カラーチャート510を90度回転させて使用する場合においても、無彩色色票群510dの画像が常に中心近傍であるので、いずれの方向でも視認しやすく、調整し易い。
次に、図7のカラーチャート5100を説明する。カラーチャート5100は、カラーチャート51の色票群の配列と同じで、第1、無彩色、第3、第2色票群の順で配列されるが、無彩色色票群が第2の方向(すなわち図7の垂直方向である矢印V方向)において中央に配置されるように、第2の方向の長さを、長い方から無彩色色票群5100d、第1色票群5100a、第3色票群5100c、第2色票群5100bの順としている。色調整と調整に対応する色票群の優先順位の高い順に長くしたものである。周辺減光の影響を受けにくくするなどの効果は、カラーチャート510と同じである。
なお、上記実施形態では、4つの色票群の色票が配列される方向の長さを同じものすなわち第1の方向(図5、図6、図7のHの方向の長さを同じもの)として説明したが、異なるものとしてもよい。これに伴い、色票群の有する各色票の形状が同一であれば、他の色票群の有する各色票の形状と異なるものであってもよい。
また、色票群の配列順は、色調調整部33に、表示される画面パターン34乗のパラメータPrとPbとPgと、P1、P2、P3、P4のいずれかとの配列順に会わせても良い。例えば、図4の画面パターン34のパラメータの配列順(Pr、Pb、Pg、P1の順)に合わせて、第1色票群、第2色票群、第3色票群、無彩色票群の配列順とする(カラーチャートは不図示)。これにより画面パターン34のパラメータの配列順に合うので、色調整手順と色票群の配列の関係がわかりやすい。但し、この場合、無彩色色票群がカラーチャートの下端に位置するので、第2の方向の長さを他の色票群に比べて長くするなどして、出来るだけ画面の中央近傍で無彩色色票群が観察できるようにカラーチャートを作成しておくのが望ましい。
また、本実施形態では、4つの色票群が有する色票の数を同一として説明したが、異なるものであってもよく、特にカラープリンタ等の有する色調整画面における調整パラメータの設定できる段数と合わせておいてもよい。このとき、無彩色色票群を使用する調整パラメータはP1、P2、P3、P4と4つあるが、そのうちのいずれの段数に合わせておいてもよいが、段数の多い調整パラメータに合わせておくのが望ましい。
また、本実施形態では、色調整装置31は、カラープリンタ30内部に含まれる構造としたが、カラープリンタと接続及びカラープリンタの色調を調整できるような別体構造であってもよい。
また、色調整装置31は、色調整表示部33を有さず、カラーモニタ40で代用してもよい。この場合は、色調整装置31は、方向キー32a〜32d、決定キー32eと画面パターン34を有し、画面パターン34をカラーモニタ40に表示する機能を有する。
また、カラーチャートの混色の割合については、一例を示したにすぎず、他の割合でグラデーションを構成してもよい。
また、カラーチャートの色の作成については、加法混色の三原色であるR、G、Bを一定割合で混ぜ合わせることにより行ったが、減法混色の三原色であるYe、Mg、Cyを一定割合で重ね合わせることにより行ってもよい。
カラープリンタとカラーモニタの色空間の違いを示したxy色度図である。 内視鏡装置の構成図である。 色調整装置の構成図である。 操作部における色調整表示部に表示される画面パターン例の1つで、第1のステップにおける7つの調整パラメータ全てを表示した画面パターンを示す図である。 RとGとBとを一定割合で混ぜ合わせた色票を配列したカラーチャートで、色票群、色票の大きさを全て同一としたものを示す図である。 RとGとBとを一定割合で混ぜ合わせた色票を配列したカラーチャートで、図5のカラーチャートから色票群の配列と大きさを異なるものにした変形例を示す図である。 RとGとBとを一定割合で混ぜ合わせた色票を配列したカラーチャートで、図5のカラーチャートから色票群の大きさを異なるものにした変形例を示す図である。
符号の説明
10 カラースコープ
20 カラープロセッサ
30 カラープリンタ
31 色調整装置
32a、32b、32c、32d 方向キー
32e 決定キー
33 色調整表示部
34 画面パターン
40 カラーモニタ
51 カラーチャート
510 カラーチャートの変形例
5100 カラーチャートの変形例

Claims (14)

  1. 内視鏡装置のカラースコープを使って撮像しカラープリンタで出力した第1カラーチャート画像と、カラーモニタで出力した第2カラーチャート画像とを対比して行うものであって、暗い部分の階調、明るい部分の階調、画質及びガンマ補正のうち少なくとも1以上の調整と色調整とを行うために、前記カラースコープで撮像されるカラーチャートであって、
    前記カラーチャートは、第1の方向に一列に配列された複数の同一形状の色票から構成される第1、第2、第3色票群、及び無彩色色票群を有し、
    前記第1、第2、第3色票群、及び前記無彩色色票群は、前記第1の方向に直交する第2の方向に向かって配列され、
    前記第1色票群を構成する前記色票の各々は、R(レッド)とG(グリーン)とB(ブルー)とを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ前記第1の方向に向かってRの割合は色票ごとに単調に増加し、GとBは同じ割合で色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示し、前記第2色票群を構成する前記色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ前記第1の方向に向かってGの割合は単調に色票ごとに増加し、RとBは同じ割合で色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示し、前記第3色票群を構成する前記色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ前記第1の方向に向かってBの割合は色票ごとに単調に増加し、RとGは同じ割合で色票ごとに単調に減少するようなグラデーションを示し、前記無彩色色票群を構成する前記色票の各々は、RとGとBとを一定の割合で混ぜ合わせることにより構成され、かつ前記第1の方向に向かってRとGとBが同じ割合で色票ごとに単調に増加するようなグラデーションを示すことを特徴とするカラーチャート。
  2. 前記無彩色色票群は、前記第2方向において中央近傍に配置されることを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  3. 前記無彩色色票群は、前記第1方向の中央近傍にRとGとBをそれぞれ50%ずつ混色させたグレーの色票が配置されることを特徴とする請求項2に記載のカラーチャート。
  4. 前記色票群の配列順は、前記第1、無彩色、第3、第2色票群としたことを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  5. 前記第1、第2、第3色票群、及び前記無彩色色票群の前記第1の方向の長さは同一であることを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  6. 前記第1、第2、第3色票群、及び前記無彩色色票群の有する色票の数は同一であることを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  7. 前記第1、第2、第3色票群、及び前記無彩色色票群の有する色票の数は、いずれも奇数であって、それぞれの色票群の中で中間に位置する色票は、いずれもRとGとBをそれぞれ50%ずつ混色させたグレーであることを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  8. 前記第1色票群の一方の端に位置する色票は、Rを0%、GとBを100%混色させたものとし、もう一方の端に位置する色票は、Rを100%、GとBを0%混色させたものし、前記第2色票群の一方の端に位置する色票は、Gを0%、RとBを100%混色させたものとし、もう一方の端に位置する色票は、Gを100%、RとBを0%混色させたものし、前記第3色票群の一方の端に位置する色票は、Bを0%、RとGを100%混色させたものとし、もう一方の端に位置する色票は、Bを100%、RとGを0%混色させたものとし、前記無彩色色票群の一方の端に位置する色票は、RとGとBを0%混色させたものとし、もう一方の端に位置する色票は、RとGとBを100%混色させたものとすることを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  9. 前記第1、第2、第3色票群、及び前記無彩色色票群の前記第2の方向の長さは、前記色調整と調整に対応する色票群の優先順位の高い順であることを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  10. 前記優先順位は、前記無彩色色票群、第1色票群、第3色票群、第2色票群の順であることを特徴とする請求項に記載のカラーチャート。
  11. 前記カラーモニタは前記カラープリンタの色調整用画面が表示可能であって、前記色票群の配列順は、前記色調整用画面上にて表示されている前記カラープリンタの色調整パラメータにおけるCy(シアン)とRの色調整パラメータ項目、Mg(マゼンタ)とGの色調整パラメータ項目、Ye(イエロー)とGの色調整パラメータ項目及び暗い部分の階調または明るい部分の階調または画質またはガンマ補正の調整パラメータ項目の配列順序に合わせていることを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  12. 前記第1、第2、第3色票群の有する色票の数は、いずれも前記色調整用画面上にて表示されている前記カラープリンタの色調整パラメータにおける調整可能な段数に合わせており、前記無彩色色票群の有する色票の数は、前記色調整用画面上にて表示されている前記カラープリンタの暗い部分の階調または明るい部分の階調または画質またはガンマ補正の調整パラメータのいずれかにおける調整可能な段数に合わせていることを特徴とする請求項1に記載のカラーチャート。
  13. 求項1に記載のカラーチャートが前記カラースコープによって撮像されたものに基づいて、前記カラープリンタから出力された前記第1カラーチャート画像と、前記カラーモニタから出力され前記第2カラーチャート画像とを比較しCyとR、MgとG、YeとBそれぞれの間での補色間色調整を前記色調整として行い、暗い部分の階調、明るい部分の階調、画質、及びガンマ補正のうち少なくとも1以上の調整を行うことを特徴とする内視鏡装置のカラープリンタとカラーモニタの色調整方法。
  14. 請求項1に記載のカラーチャートを用いて前記カラープリンタと前記カラーモニタの、暗い部分の階調、明るい部分の階調、画質、及びガンマ補正のうち少なくとも1以上の調整と、色調整とを行うために使用される色調整装置を有する内視鏡装置であって、
    前記カラースコープと
    記カラースコープで撮像した電気信号を前記カラープリンタ及び前記カラーモニタで出力可能な画像信号に変換し伝達するカラープロセッサとを有し、
    前記色調整装置は、請求項1に記載のカラーチャートが前記カラースコープによって撮像されたものに基づいて、前記カラープリンタから出力された前記第1カラーチャート画像と、前記カラーモニタから出力され前記第2カラーチャート画像とを比較しCyとR、MgとG、YeとBそれぞれの間での補色間色調整を前記色調整として行い、暗い部分の階調、明るい部分の階調、画質、及びガンマ補正のうち少なくとも1以上の調整を行うために使用されることを特徴とする内視鏡装置。
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