JP2002051225A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents
画像処理装置及び方法Info
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Abstract
良く補正する。 【解決手段】 階調変換条件の修正が指示される(156,1
60が肯定)と、階調変換条件を修正(162)した後に、修
正した階調変換条件に従って変換し色補正を行った画像
データの各画素毎の彩度及び色相が、同一の画像データ
を標準階調変換条件に従って変換し該変換条件に対応す
る色補正条件で色補正を行った画像データの各画素毎の
彩度及び色相と略同一(明るさが略同一で色相がグレー
の画素とのRGB毎の値の差分の比率が略同一)となる
ように、修正した階調変換条件に対応する色補正条件を
演算し、画像データに対し、修正した階調変換条件で階
調変換を行うと共に、演算した色補正条件で色補正を行
う。
Description
法に係り、特に、画像データの階調を変換する画像処理
方法、及び該画像処理方法が適用された画像処理装置に
関する。
媒体上に画像として再現する際の好ましい色再現特性は
被写体の種類や画像の用途等によって異なっているた
め、写真フィルムや印画紙等の写真感光材料としては、
互いに特性が異なる多数種の写真感光材料が開発・製造
されている。例えばプロのカメラマンによる撮影(特に
写真館における撮影やポートレート作成のための撮影)
及び上記の撮影によって写真フィルムに記録された画像
から写真プリントを作成する場合には、画像中の人物の
顔に相当する領域に色とびや色潰れが生じにくい軟調な
特性の写真フィルムや印画紙が用いられる。一方、一般
写真やアマチュアには鮮やかな写真プリントが好まれる
ため、硬調な特性の写真フィルムや印画紙が用いられる
ことが多い。
や撮影する被写体の種類等に応じて写真フィルムを選択
して撮影を行い、写真フィルムが持ち込まれて写真プリ
ントの作成が依頼された現像所では、例えば依頼主がプ
ロのカメラマンであればプロ用として開発された印画紙
(例えば軟調な特性の印画紙)を用いて写真プリントの
作成を行う等のように、被写体の種類や画像の用途等に
応じた写真感光材料の使い分けが行われている。
を被写体の種類や画像の用途に応じて使い分けるために
は、互いに特性の異なる多数種の写真感光材料を予め用
意しておく必要があるので、経済的に負担がかかると共
に、写真感光材料を使い分ける作業自体も煩雑である。
を光電変換素子によって読み取ることで取得した画像デ
ータを、被写体の種類や画像の用途等に応じて定めた階
調変換特性に従って変換し、階調変換後の画像データを
用いて写真感光材料に画像を記録することにより、単一
種或いは少数種の写真感光材料から被写体の種類や画像
の用途等に応じた仕上がりの写真プリントを作成するこ
とが考えられる。しかし、画像データの階調を変換する
と、同時に、意図しない画質の変化(特に彩度の変化)
が生じてしまうという問題があった。
28132号公報には、デジタルプリンタやデジタル複
写機等のデジタル画像形成装置において、ユーザが入力
手段により目標の階調カーブを入力すると、入力された
階調カーブに基づいて発光制御手段が露光データの補正
を行い、階調カーブの入力に合わせてカラーマスキング
補正手段がカラーマスキング補正を行うことで、階調カ
ーブが変わっても出力画像の色味(彩度等)が変化しな
いように調整する画像形成装置が開示されている。
公報の記載の技術は、マトリクス演算を行うことでカラ
ーマスキング補正を実現していると共に、階調の硬軟の
コントロールと彩度アップ/ダウンのコントロールを対
応付けており、例えば彩度が高くなる階調カーブが選択
されたときには、カラーマスキング補正に用いるマスキ
ング係数(マトリクス係数)として、彩度を低下させる
マスキング係数を選択することで彩度の変化を抑制する
ものであり、彩度変更量の調整はマスキング係数の非対
角要素の値を調整することによって行っている。
ャドーに亘って傾きが一定していない階調カーブが選択
された等の場合に、彩度等の画質の変化をハイライトか
らシャドーに至る全域に亘って精度良く補正することは
困難であり、画像の階調を変換することに伴う画質の変
化に対する補正の精度が低いという問題があった。
で、階調を変換することに伴う画質の変化を精度良く補
正できる画像処理装置及び画像処理方法を得ることが目
的である。
に請求項1記載の発明に係る画像処理装置は、画像デー
タを変換する変換手段と、前記画像データに対する階調
変換の変換特性を指定するための指定手段と、前記画像
データの階調が前記指定手段を介して指定された変換特
性に従って変換されるように前記変換手段の変換特性を
制御すると共に、前記指定された変換特性に従って画像
データの階調が変換されることに伴う、画像データの各
画素のグレーに対する各色成分毎の差分の比率の変化が
各々補正されるように、前記変換手段による変換を経た
画像データを再変換するか、又は前記変換手段の変換特
性を制御する制御手段と、を含んで構成されている。
する階調変換の変換特性が指定手段を介して指定される
と、制御手段は、画像データの階調が前記指定された変
換特性に従って変換されるように、画像データを変換す
る変換手段の変換特性を制御する。また制御手段は、指
定された変換特性に従って画像データの階調が変換され
ることに伴う、画像データの各画素のグレーに対する各
色成分毎の差分の比率の変化が補正されるように、変換
手段による変換を経た画像データを再変換するか、又は
変換手段の変換特性を制御する。
階調が変換された画像データの各画素のグレーに対する
各色成分毎の差分の比率が、階調変換前の画像データと
同一又は略同一となるように、画像データの再変換又は
変換特性の制御によって画像データが補正されることに
なる。各画素の彩度や色相は、グレーに対する各色成分
毎の差分の比率が同一又は略等しければ、明るさが相違
していても同一又は略同一となるので、画像データを上
記のように補正することにより、階調を変換することに
伴う画質の変化を、ハイライトからシャドーに至る全域
に亘って精度良く補正することができる。
タとしては、例えば請求項2に記載したように、写真フ
ィルムに光を照射し、写真フィルム上の画像が記録され
ている領域を透過した光を光電変換センサによって電気
信号に変換することで得られた画像データを適用するこ
とができる。また、上記に代えて、例えばデジタルスチ
ルカメラ又はデジタルビデオカメラによる撮像によって
得られた画像データ、コンピュータによって生成された
画像データ等を適用してもよい。
手段による画像データの再変換、又は変換手段の変換特
性の制御は、具体的には請求項3に記載したように、指
定された変換特性に従って階調が変換された画像データ
を変換したときの画像データの各画素の各色成分値をR
2',G2',B2'、階調未変換の画像データを変換し
たときの画像データの各画素の各色成分値をR2,G
2,B2としたときに、 R2'−(R2'+G2'+B2')/3≒R2−(R2+G
2+B2)/3 G2'−(R2'+G2'+B2')/3≒G2−(R2+G
2+B2)/3 B2'−(R2'+G2'+B2')/3≒G2−(R2+G
2+B2)/3 を満足する変換特性に従って行うことができる。
/3は、各色成分値がR2',G2',B2'の画素と明
るさが略同一で色相がグレーの画素の各色成分値を表
し、(R2+G2+B2)/3は、各色成分値がR2,G
2,B2の画素と明るさが略同一で色相がグレーの画素
の各色成分値を表している。上記の式を満足する変換特
性に従って画像データの再変換を行うか、又は変換手段
の変換特性を制御することにより、階調が変換された画
像データの各画素の彩度や色相を、各画素の明るさに拘
わらず階調変換前の画像データの各画素の彩度や色相と
同一又は略同一とすることができる。
る各色成分毎の差分の比率の変化を補正することは、例
えば多次元ルックアップテーブルを用いて画像データを
変換することで実現することができる。例えば多次元ル
ックアップテーブルを含んで制御手段を構成した場合に
は、請求項4に記載したように、制御手段は、変換手段
によって画像データの階調が変換されることに伴う、画
像データの各画素のグレーに対する各色成分毎の差分の
比率の変化が各々補正されるように設定された変換デー
タを多次元ルックアップテーブルにセットし、変換デー
タをセットした多次元ルックアップテーブルにより、変
換手段による変換を経た画像データを再変換するように
構成することができる。
て画像データを変換するように変換手段を構成した場合
には、例えば請求項5に記載したように、制御手段は、
指定手段を介して指定された変換特性と、該変換特性に
従って画像データの階調を変換したときの画像データの
各画素のグレーに対する各色成分毎の差分の比率の変化
を各々補正する変換特性と、を重畳した変換特性の変換
データを多次元ルックアップテーブルにセットすること
で、変換手段の変換特性を制御するように構成すること
ができる。
て画像データを変換するように変換手段を構成した場
合、例えば請求項6に記載したように、制御手段は、多
次元ルックアップテーブルに入力される画像データのう
ち、無彩色の部分に相当するデータのみを指定手段を介
して指定された変換特性に応じて変換する変換特性の変
換データを多次元ルックアップテーブルにセットするこ
とで、変換手段の変換特性を制御するように構成するこ
とも可能である。この場合、多次元ルックアップテーブ
ルに入力される画像データのうち、有彩色の部分に相当
するデータは彩度や色相が変化しないので、階調を変換
することに伴う画質の変化を抑制することができる。
特性の指定方法としては種々の形態が考えられ、例えば
請求項7に記載したように、請求項1記載の発明におい
て、指定手段を介して変換特性の傾きが指定されるよう
にしてもよい。この場合、オペレータが指定手段を介し
て複雑な変換特性を指定することは困難であるが、簡易
な変換特性を容易に指定することができる。
段を介し、ハイライトからシャドーに至る範囲を複数の
範囲に分割したときの各々の範囲を単位として変換特性
が各々独立に指定されるようにしてもよい。この場合、
オペレータが所望の変換特性を精度良く設定することが
可能となる。
複数種の変換特性を記憶する第1記憶手段を設け、指定
手段を介し、第1記憶手段に記憶されている複数種の変
換特性の中から特定の変換特性が選択されることで、画
像データに対する階調変換の変換特性が指定されるよう
にしてもよい。この場合、所望の変換特性を予め設定し
て第1記憶手段に記憶しておくことが可能となり、所望
の変換特性が複雑な特性である等の場合にも、該変換特
性の指定を容易に行うことができる。
に、指定手段を介して指定された変換特性を記憶する第
2記憶手段を設け、第2記憶手段に記憶されている変換
特性に対する修正が指定手段を介して指示されること
で、画像データに対する階調変換の変換特性が指定され
るようにしてもよい。この場合、以前にオペレータが指
定手段を介して独自に指定して第2記憶手段に記憶(保
存)された変換特性を、指定手段を介して呼び出して再
利用することも可能となる。
は、画像データに対する階調変換の変換特性が指定手段
を介して指定されると、画像データの階調が前記指定手
段を介して指定された変換特性に従って変換されるよう
に、前記画像データに対する変換の変換特性を制御する
と共に、指定された変換特性に従って画像データの階調
が変換されることに伴う、画像データの各画素のグレー
に対する各色成分毎の差分の比率の変化が各々補正され
るように、前記変換を経た画像データを再変換するか、
又は前記画像データに対する変換の変換特性を制御する
ので、請求項1記載の発明と同様に、階調を変換するこ
とに伴う画質の変化を精度良く補正できる。
施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に
係る画像処理システム10が示されている。本実施形態
に係る画像処理システム10は、画像データを入力する
入力装置として、フィルムスキャナ12、メディアドラ
イバ14及び画像データ受信装置16を各々備えてお
り、画像を出力する出力装置として、画像を表示するた
めのCRT20、印画紙に画像を露光記録するレーザプ
リンタ22、CD−Rに画像データを書き込むCD−R
書込装置24を備えている。
リバーサルフィルム等の写真フィルムに光を照射し、写
真フィルム上のフィルム画像(被写体を撮影後、現像処
理されることで可視化されたネガ画像又はポジ画像)が
記録されている部分を透過した光をCCD等の読取セン
サ(ラインセンサでもエリアセンサでもよい)で読取
り、読取りによって得られた画像データを出力するよう
に構成されている。フィルムスキャナ12は、例えば1
35サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィル
ム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(24
0サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、12
0サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真フ
ィルムのフィルム画像を読取対象とすることができる。
ロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の磁気ディス
クやCD−R等の光ディスク、光磁気ディスク(M
O)、デジタルスチルカメラ(DSC)に装填可能なP
Cカードやスマートメディア、ICカード(以下、これ
らを「デジタルカメラカード」と総称する)等の各種情
報記憶媒体の何れかがセットされ、セットされた情報記
憶媒体に記憶されている画像データを読み出して出力す
る。
ーネット等のコンピュータネットワークに接続されてお
り、コンピュータネットワークを介して情報処理装置
(例えばパーソナルコンピュータ(PC))からRGBの
画像データを受信し、受信した画像データを出力する。
フィルムスキャナ12、メディアドライバ14及び画像
データ受信装置16は画像処理装置18の画像データ前
処理部26に接続されており、これらの画像データ入力
装置から出力された画像データは画像データ前処理部2
6に入力される。
像データに対し、画像データ入力元に応じて異なる所定
の前処理を行う。フィルムスキャナ12から入力された
画像データに対する前処理としては、例えば暗補正や濃
度変換、シェーディング補正、欠陥画素補正等が挙げら
れる。また、メディアドライバ14から入力された画像
データに対する前処理としては、例えば情報記憶媒体に
圧縮されて記録されていた画像データの解凍や、鮮鋭度
向上等の画像処理が挙げられる。また、画像データ受信
装置16から入力された画像データに対する前処理とし
ては、例えば画像データ受信装置16が受信した圧縮画
像データ(例えばJPEG形式の画像データ)の解凍等が挙
げられる。
ライバ14及び画像データ受信装置16から入力される
画像データには、画像の出力形式(レーザプリンタ22
によって記録材料に画像を露光記録するか、CD−R書
込装置24によってCD−Rに画像データを書き込む
か)を指定する出力形式指定情報が添付されている。こ
の出力形式指定情報は、画像データに添付された状態で
後述する各種装置に各々入力される。
ャナ12は、写真フィルムに記録されている個々のフィ
ルム画像に対して異なる解像度で2回の読み取りを行
う。1回目の比較的低解像度での読み取り(以下、プレ
スキャンという)では、フィルム画像の濃度が非常に低
い場合(例えばネガフィルムにおける露光アンダのネガ
画像)にも、読取センサで蓄積電荷の飽和等の不都合が
生じないように決定した読取条件で読み取りが行われ
る。
メモリ28及びファインスキャンメモリ30が接続され
ており、プレスキャンメモリ28には第1の画像処理部
32及びセットアップ演算部34が接続され、ファイン
スキャンメモリ30には第2の画像処理部36が接続さ
れている。画像データ前処理部26は、プレスキャンが
行われることでフィルムスキャナ12から低解像度の画
像データが入力されると、該低解像度画像データに対し
て前処理を施した後にプレスキャンメモリ28へ出力す
る。
ドライバ14から入力された画像データ及び画像データ
受信装置16から入力された画像データについては、プ
レスキャンメモリ28及びファインスキャンメモリ30
へ各々出力するが、このうちプレスキャンメモリ28に
出力する画像データについては、プレスキャンによって
得られた低解像度画像データと同等の低解像度の画像デ
ータに変換した後にプレスキャンメモリ28へ出力す
る。プレスキャンメモリ28に出力された低解像度画像
データはプレスキャンメモリ28を介してセットアップ
演算部34へ入力される。
理部32は、CPU、ROM、RAM及び入出力ポート
がバスを介して互いに接続されていると共に、入出力ポ
ートにハードディスク装置(HDD)等の記憶装置が接
続された構成の単一のマイクロコンピュータによって実
現することができ、このマイクロコンピュータに所定の
プログラムを実行させることで、マイクロコンピュータ
を第1の画像処理部32及びセットアップ演算部34と
して各々機能させることができる。
メモリ28を介して入力された低解像度画像データが、
フィルムスキャナ12でプレスキャンが行われることで
得られた画像データである場合には、該低解像度画像デ
ータに基づいて濃度等の画像特徴量を演算し、プレスキ
ャンを行った写真フィルムに対し、フィルムスキャナ1
2が比較的高解像度での再度の読み取り(以下、ファイ
ンスキャンという)を行う際の読取条件を決定し、決定
した読取条件をフィルムスキャナ12に出力する。
れた低解像度画像データに基づいて、画像データ前処理
部26からファインスキャンメモリ30を介して第2の
画像処理部36へ出力される同一の画像の高解像度画像
データ(ファインスキャンを行うことでフィルムスキャ
ナ12から入力された画像データ、又はメディアドライ
バ14から入力された画像データ、又は画像データ受信
装置16から入力された画像データ)に対し、第2の画
像処理部36によって行われる各種の画像処理の処理条
件を演算により自動的に決定し(セットアップ演算)、
決定した処理条件を第1の画像処理部32へ通知する。
画像処理としては、例えば画像のグレーバランス調整、
濃度調整、階調コントロール、画像の超低周波輝度成分
の階調を圧縮するハイパートーン処理、粒状を抑制しな
がらシャープネスを強調するハイパーシャープネス処理
等の出力画像の画質向上のための画像処理が挙げられ
る。また、画調を意図的に変更する画像処理(例えば出
力画像をポートレート調に仕上げる画像処理等)や、画
像を加工する画像処理(例えば原画像中に存在する人物
を主画像上で細身に仕上げるための画像処理等)等の画
像処理も実行可能としてもよい。
リ28に記憶されている低解像度画像データに対し、セ
ットアップ演算部34から通知された処理条件に基づ
き、高解像度画像データを対象として第2の画像処理部
36で行われる画像処理と等価な画像処理を低解像度画
像データに対して行ってシミュレーション画像データを
生成する。第1の画像処理部32には色再現変換部3
8、CRT20が順に接続されており、第1の画像処理
部32で生成されたシミュレーション画像データは色再
現変換部38へ出力される。
タが表す画像が出力画像(印画紙に画像を記録する出力
形式において印画紙上に可視化された画像や、CD−R
に画像データを記録する出力形式において記録した画像
データを用いてCRT20に表示した画像)上で適正に
再現されるように、入力された画像データの階調を変換
するための階調変換用ルックアップテーブル(LUT)
40、階調変換用LUT40における階調変換に伴う画
質変化を補正するための色補正用3次元ルックアップテ
ーブル(3D−LUT)42、セレクタ44が順に接続
されて構成されており、セレクタ44の出力端にはCR
T20、レーザプリンタ22及びCD−R書込装置24
が各々接続されている。
換手段に対応しており、色補正用3D−LUT42は、
色補正用3D−LUT42に色補正データ(詳細は後
述)をセットするセットアップ演算部34と共に本発明
の制御手段に対応している。
ュレーション画像データは、色再現変換部38によって
階調変換等の色再現変換処理(詳細は後述)が行われた
後にCRT20へ出力され、シミュレーション画像(出
力画像)としてCRT20に表示される。CRT20に
表示された出力画像は、オペレータによって画像の仕上
がり等の検定に供せられる。
正入力部48が接続されている。このキー補正入力部4
8は、例えば前述のマイクロコンピュータの入出力ポー
トに接続されたキーボードやマウスで構成することがで
きる。CRT20に表示された出力画像を検定したオペ
レータはキー補正入力部48を操作し、検定結果を入力
する。そしてセットアップ演算部34は、オペレータに
よる検定を経て処理条件が確定すると、確定した処理条
件を第2の画像処理部36へ通知する。なお、キー補正
入力部48は本発明の指定手段に各々対応している。
画像処理を行う複数種の画像処理回路を各々備えてお
り、画像データ前処理部26からファインスキャンメモ
リ30を介して高解像度画像データが入力されると、入
力された高解像度画像データに対し、セットアップ演算
部34から通知された処理条件に従って各種の画像処理
を行う。第2の画像処理部36は色再現変換部38に接
続されており、第2の画像処理部36から出力された画
像データは、色再現変換部38における色再現変換処理
を経て、レーザプリンタ22又はCD−R書込装置24
へ出力され、レーザプリンタ22による印画紙への画像
の記録に用いられるか、又はCD−R書込装置24によ
ってCD−Rに書込まれる。
ーザ光源を備えており、前記レーザ光源から射出される
RGBのレーザ光を、画像処理装置18から入力された
画像データに基づいて変調すると共に、ポリゴンミラー
等の偏向手段によって偏向させて印画紙上を走査させる
ことで、印画紙に画像を露光記録する。画像が露光記録
された印画紙は、図示しないプロセッサ部へ送られて発
色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理が施される。こ
れにより、印画紙に露光記録された画像が可視化され
る。
ップ演算部34のCPUで実行されるセットアップ処理
を示す図2のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、このセットアップ処理はプレスキャンメモリ28
に単一の画像の低解像度画像データが記憶される毎にセ
ットアップ演算部34(のCPU)で実行される。
8に記憶された低解像度画像データを取り込み、画像中
の主要部(例えば人物の顔に相当する領域(顔領域))の
抽出や、各種の画像特徴量の演算等の処理から成る画像
データの解析を行う。またステップ102では、ステッ
プ100で画像データを解析した結果に基づいて、高解
像度画像データに対して第2の画像処理部36で実行さ
れる画像処理の最適な処理条件を演算し、演算した処理
条件を第1の画像処理部32へ通知する。
ための階調変換データを階調変換用LUT40に設定す
ると共に、色補正を行うための色補正データを色補正用
3D−LUT42に設定する階調変換条件設定処理を行
う。この階調変換条件設定処理について、図3のフロー
チャートを参照して説明する。
のHDDから成る記憶部50に、階調変換用LUT40
に設定するための階調変換データとして、少なくとも、
標準的な階調変換条件(標準階調変換条件)を表す階調
変換データが予め記憶されている。また、画像データの
階調を変換すると画像データが表す画像の彩度や色相が
変化する。このため本実施形態では、色補正用3D−L
UT42に設定するための色補正データとして、少なく
とも、標準階調条件で階調を変換した画像データを用い
て画像出力を行ったときに、出力画像上で彩度や色相が
適正な画像として再現されるように定められた色補正条
件(色変換特性)を表す色補正データが、前記標準階調
変換条件を表す階調変換データと対応されて記憶部50
に記憶されている。なお、記憶部50は本発明に係る第
1記憶手段及び第2記憶手段に各々対応している。
変換特性)は、例えば公知のマクベスチャートを表す画
像データの階調を標準階調変換条件に従って変換し、階
調変換後の画像データを用いてレーザプリンタ22によ
り印画紙に画像(マクベスチャート)を露光記録し、印
画紙上に形成されたマクベスチャートの各パッチについ
て彩度や色相を評価し、各パッチの彩度や色相が各々適
正となるように定めることができる。マクベスチャート
は、被写体色として頻繁に出現する種々の色のパッチ
(例えば互いに明度が異なる複数のグレーのパッチや
R,G,B,C,M,Yのパッチ、DarkSkin、LightSki
n、BlueSky、Foliage等の色のパッチ等)をバランス良
く含むように構成されており、少数のパッチにより画像
の画質を適正に評価することができる。
て、CRT20への画像の表示(モニタ表示)、レーザ
プリンタ22による印画紙への画像の記録(プリント出
力)、及びCD−R書込装置24によるCD−Rへの画
像データの書き込み(CD−R書込み)の3種類の出力
形式が用意されているが、このうちモニタ表示はプリン
ト出力する画像の画質を事前に検定するためのものであ
り、モニタ表示の画像がプリント出力の画像と同等の画
質となることが求められる。
も、一般にCRTモニタへの表示に用いられるので、該
画像データはCRTモニタに表示する際に特別な後処理
を施すことなくCRTモニタ上に好ましい画像品質で表
示されることが望ましい。このため本実施形態では、標
準階調変換条件に対応する色補正データとして、モニタ
表示及びCD−R書込み用の色補正データとプリント出
力用の色補正データが別個に定められており、モニタ表
示又はCD−R書込みに際し、出力画像をプリント出力
と同等の画質とするための色空間変換が含まれている。
そして、色補正用3D−LUT42への色補正データの
設定に際しては、出力形式に対応する色補正データが色
補正用3D−LUT42に設定される。
タのデータ量削減のために、通常、変換対象のデータの
データ空間を多数個の格子に区画したときの、各格子の
頂点(格子点)に相当する変換データのみを記憶し、格
子点の間に相当するデータが入力されたときには、周囲
の格子点の変換データから補間演算によって対応する変
換データを求めて出力する構成となっている。このた
め、本実施形態では、色補正データとして格子点に相当
する変換データのみが設定されている。
は、所定のメッセージをCRT20に表示する等によ
り、標準階調変換条件を用いて階調変換を行うか否かを
オペレータに問い合わせ、前記問い合わせに応じてオペ
レータがキー補正入力部48を介して入力した情報に基
づいて、標準階調変換条件を用いて階調変換を行うか否
か判定する。当初は、オペレータによって標準階調変換
条件が選択されることで、ステップ152の判定が肯定
されてステップ152へ移行し、標準階調変換条件を表
す階調変換データを記憶部50から取り込み、取り込ん
だ階調変換データを階調変換用LUT40に設定する。
件を表す階調変換データと対応されて記憶されている色
補正データを記憶部50から読み出し、色補正用3D−
LUT42に設定する。これにより、色再現変換部38
に入力された画像データに対し、彩度や色相の変化等の
画質変化を生じさせることなく、標準階調変換条件で階
調変換を行うことができる。そして、色補正用3D−L
UT42からセレクタ44に入力された画像データがC
RT20に出力されるようにセレクタ44を切り換え、
セットアップ処理(図2)のステップ106へ移行す
る。
28に記憶されている低解像度画像データに対し、第1
の画像処理部32によって各種の画像処理を実行させる
と共に、色再現変換部38によって色再現変換処理(階
調変換用LUT40による階調変換処理及び色補正用3
D−LUT42による色補正処理)を実行させる。
スキャンメモリ28から低解像度画像データを取り込
み、先のステップ102の処理によって通知された処理
条件に基づき、高解像度画像データを対象として第2の
画像処理部36で行われる画像処理と等価な画像処理を
低解像度画像データに対して行ってシミュレーション画
像データを生成する。第1の画像処理部32によって生
成されたシミュレーション画像データは、色再現変換部
38の階調変換用LUT40及び色補正用3D−LUT
42によって色再現変換処理が施される。
よる色再現変換処理を経た画像データをCRT20に出
力させることで、前記画像データが表す画像を出力画像
としてCRT20に表示させる。また、CRT20に表
示された出力画像に対する検定を要請するメッセージを
CRT20に併せて表示させ、CRT20に表示された
出力画像の各部の仕上がり等をオペレータに検定させ
る。
像に対する検定が要請されると、オペレータはCRT2
0に表示された出力画像を目視で確認し、出力画像の画
質が適正か否か、すなわちセットアップ演算部34で演
算された処理条件が適正か否か、及び出力画像の階調表
現が適切か否かを検定し、検定結果を表す情報をキー補
正入力部48を介して入力する。
検定結果を表す情報を入力するとステップ110へ移行
し、オペレータがキー補正入力部48を介して入力した
検定結果を表す情報が「検定OK」を意味する情報か否
か判定する。「検定OK」を意味する情報が入力された
場合には、上記判定が肯定されてステップ116へ移行
するが、検定結果を表す情報として、画像処理条件の修
正を指示する情報又は階調変換条件の修正を指示する情
報が入力された場合には、オペレータによる検定結果が
「検定NG」であると判断し、ステップ112へ移行す
る。
を表す情報が階調変換条件の修正を指示する情報か否か
判定する。画像処理の処理条件の修正を指示する情報が
入力された場合には、ステップ112の判定が否定され
てステップ114へ移行し、先のステップ102で演算
した画像処理の処理条件を入力された指示に応じて修正
し、修正した処理条件を第1の画像処理部32に通知し
た後にステップ106に戻る。
修正された処理条件に従ってシミュレーション画像デー
タを再生成する処理を行い、再生成されたシミュレーシ
ョン画像データが色再現変換部38における色再現変換
処理を経てCRT20に出力されることで、入力された
修正指示に応じて修正した処理条件に基づいて、CRT
20に出力画像が再表示される。CRT20に再表示さ
れた出力画像をオペレータが目視で確認することによ
り、オペレータは先に入力した修正指示の内容が適正か
否かを容易に判断することができる。
対し、階調表現が適切でないと判断した等の場合、オペ
レータはキー補正入力部48を介し、標準階調変換条件
以外の階調変換条件の使用を指示する情報を入力する。
この場合、ステップ112の判定が肯定されてステップ
104に戻り、階調変換条件設定処理(図3)が再度実
行される。
条件以外の階調変換条件の使用を指示する情報が入力さ
れることで、ステップ150の判定が否定されてステッ
プ156へ移行し、所定のメッセージをCRT20に表
示する等により、現在設定されている階調変換条件を修
正して得られる階調変換条件を階調変換に使用するか否
かをオペレータに問い合わせ、前記問い合わせに応じて
オペレータがキー補正入力部48を介して入力された情
報に基づいて処理を分岐する。現在設定されている階調
変換条件の修正が指示された場合には、ステップ156
からステップ158へ移行し、オペレータが階調変換条
件の修正を指示するための階調変換条件修正画面をCR
T20に表示する。
修正画面は、画像のハイライトからシャドーに至る全濃
度域を3個の濃度域(ハイライト域、中間調域及びシャ
ドー域)に分割したときの各濃度域毎に「硬調化」「修
正せず」「軟調化」のボタンが各々設けられており、オ
ペレータがキー補正入力部48のマウス等を操作して所
望のボタンをクリックすることで、階調変換条件の傾き
(γ)の修正を各濃度域毎に任意に指示可能とされてい
る(全濃度域の分割数は3より多くても少なくてもよい
し、濃度域全体に対して単一の傾きを設定可能としても
よい)。次のステップ160では、階調変換条件を修正
するための情報の入力が完了したか否かを判定し、入力
が完了する迄待機する。
48を操作することで、画像中に存在する被写体の種類
や画像の用途に応じた最適な階調変換条件(所望の階調
変換条件)が得られるように、現在設定されている階調
変換条件を任意に修正することができる。オペレータが
階調変換条件を修正するための情報の入力を完了する
と、ステップ160の判定が肯定されてステップ162
へ移行し、修正対象の階調変換条件(現在設定されてい
る階調変換条件)を表す変換データを、オペレータによ
って入力された修正指示に応じて修正する。
すような階調変換条件が設定されており、例として図5
(B)に示すように、ハイライト域については「硬調
化」、中間調域については「軟調化」、シャドー域につ
いては「修正せず」が選択された場合、階調変換条件の
修正は、現在設定されている階調変換条件と、入力され
た修正指示によって規定される階調変換条件を重畳(カ
スケード)することによって行うことができ、これによ
り、例として図5(C)に実線で示すような階調変換条
件を表す変換データが得られる。
望する階調変換条件を表す階調変換データが得られる
と、得られた階調変換データを階調変換用LUT40に
設定する。これにより、色再現変換部38に入力された
画像データに対し、階調変換用LUT40によりオペレ
ータが所望する階調変換条件で階調変換が行われること
になる。
調変換条件に対応する色補正条件として、修正した階調
変換条件を用いて階調変換を行ったときの彩度や色相等
の変化を補正する色補正条件を演算する。すなわち、ス
テップ164では、色補正用3D−LUT42の特定の
格子点(格子点nとする)における入力値R1'n,G1'n,
B1'n(各格子点における入力値は固定的に定められて
いる)を、修正した階調変換条件で逆変換したときのR
GB値(R0n,G0n,B0n)を演算する。
0n,G0n,B0nを標準階調変換条件で変換したときのRG
B値R1n,G1n,B1nを演算する。またステップ168で
は、RGB値R1n,G1n,B1nを、標準階調変換条件に対
応する色補正条件で補正(変換)したときのRGB値
(R2n,G2n,B2n)を演算する。そして、ステップ17
0では、修正した階調変換条件に対応する色補正条件の
うち、格子点nにおける色変換条件を表す色補正データ
Rout,Gout,Bout(=R2'n,G2'n,B2'n)を次式に従っ
て演算する。 Rout =R2'n =R2n−(R2n+G2n+B2n)/3+(R2'n+G2'n+B2'n)/3 Gout =G2'n =G2n−(R2n+G2n+B2n)/3+(R2'n+G2'n+B2'n)/3 Bout =B2'n =B2n−(R2n+G2n+B2n)/3+(R2'n+G2'n+B2'n)/3 次のステップ172では、ステップ164〜ステップ1
70の演算を色補正用3D−LUT42の全ての格子点
について行ったか否か判定する。判定が否定された場合
にはステップ164に戻り、ステップ164〜ステップ
172を繰り返す。
n,B2nは、RGB値(画像データ)R0n,G0n,B0nを標
準階調変換条件に従って変換し、標準階調変換条件に対
応する色補正条件に従って更に補正(変換)した場合の
RGB値である。一方、上式を満足するRGB値R2'n,
G2'n,B2'nは、RGB値がR2'n,G2'n,B2'nの画素と
明るさが略同一で色相がグレーの画素のRGB値(この
RGB値は(R2'n+G2'n+B2'n)/3となる)に対す
るRGB毎の差分の比率がRGB値R2n,G2n,B2nと等
しいので、RGB値=R2'n,G2'n,B2'nの画素はRG
B値=R2n,G2n,B2nの画素と彩度及び色相が同一の画
素と視認される。
データ)R0n,G0n,B0nを修正した階調変換条件に従っ
て変換したときのRGB値R1'n,G1'n,B1'nが、色補
正によってRGB値R2'n,G2'n,B2'n(=Rout,Gou
t,Bout)に変換されるように、色補正用3D−LUT
42の各格子点について色補正データを各々設定するこ
とにより、修正した階調変換条件を用いて階調変換を行
ったときの彩度や色相等の変化を補正できる色補正条件
(色補正データ)を得ることができる。
すると、ステップ172の判定が肯定されてステップ1
74へ移行し、得られた色補正データを色補正用3D−
LUT40に設定する。これにより、色再現変換部38
に入力された画像データに対し、彩度や色相の変化等の
画質の変化を生じさせることなく、オペレータが所望す
る階調変換条件で階調変換を行うことができる。
換条件に対応する色補正データには、モニタ表示及びC
D−R書込み用とプリント出力用の2種類があるので、
上述したステップ164〜ステップ172の処理は上記
2種類の色補正データを用いて各々行われ、ステップ1
74では、修正した階調変換条件に対応する2種類の色
補正データのうち、モニタ表示及びCD−R書込み用の
色補正データを色補正用3D−LUT40に設定する。
ジをCRT20に表示する等により、修正した階調変換
条件及び該階調変換条件に対応する色補正条件を記憶部
50に登録するか否かをオペレータに問い合わせ、前記
問い合わせに応じてオペレータがキー補正入力部48を
介して入力された情報に基づいて、修正した階調変換条
件及び対応する色補正条件を記憶部50に登録するか否
か判定する。
うことなく変換条件設定処理を終了するが、判定が肯定
された場合にはステップ178へ移行し、修正した階調
変換条件を表す階調変換データ及び対応する色補正条件
を表す色補正データを、オペレータがキー補正入力部4
8を介して入力した登録名と対応させて記憶部50に登
録した後に変換条件設定処理を終了し、セットアップ処
理(図2参照)のステップ106へ移行する。このよう
に、今回新たに設定した階調変換条件及び対応する色補
正条件を記憶部50に登録することにより、後述するよ
うに他の画像の画像データに対する階調変換及び色補正
に利用することも可能となる。
件として、既に記憶部50に登録されている階調変換条
件の使用が指示された場合には、ステップ150及びス
テップ156の判定が各々否定されることでステップ1
80へ移行し、記憶部50に既に登録されている全ての
階調変換条件の登録名をCRT20に一覧表示すると共
に、所定のメッセージをCRT20に表示し、登録名を
表示している階調変換条件のうち、何れかの階調変換条
件の選択をオペレータに要請する。次のステップ182
では何れかの階調変換条件が選択されたか否か判定し、
判定が肯定される迄待機する。
い、オペレータがキー補正入力部48を介し、CRT2
0に一覧表示されている登録名のうち、所望の階調変換
条件に対応する登録名を選択すると、ステップ182の
判定が肯定されてステップ184へ移行し、選択された
登録名に対応する階調変換条件の階調変換データを記憶
部50から取り込み、取り込んだ階調変換データを階調
変換用LUT50に設定する。またステップ186で
は、前記階調変換条件に対応する色補正条件の色補正デ
ータを記憶部50から取り込み、色補正用3D−LUT
42に設定した後に変換条件設定処理を終了し、セット
アップ処理(図2参照)のステップ106へ移行する。
た画像データに対し、彩度や色相の変化等の画質の変化
を生じさせることなく、オペレータが所望する階調変換
条件で階調変換を行うことができる。
では、第1の画像処理部32がシミュレーション画像デ
ータを再生成し、再生成されたシミュレーション画像デ
ータが色再現変換部38における色再現変換処理(標準
階調変換条件以外の階調変換条件による階調変換が行わ
れると共に、彩度や色相の変化等の画質の変化が生じな
いように設定された色補正条件による色補正)を経てC
RT20に出力されることで、CRT20に出力画像が
再表示される。CRT20に再表示された出力画像にお
ける階調表現をオペレータが目視で確認することによ
り、オペレータは現在の階調変換条件が適正か否かを容
易に判断することができる。
適正であるとオペレータが判断し、検定結果を表す情報
として「検定OK」を意味する情報をキー補正入力部4
8を介して入力すると、ステップ110の判定が肯定さ
れてステップ116へ移行し、確定した処理条件(第1
の画像処理部32に通知した最新の処理条件、階調変換
用LUT40に設定した階調変換条件(階調変換デー
タ)、及び該階調変換条件に対応する2種類の色補正デ
ータのうち、画像の出力形式に対応する色補正データ
(出力形式がプリント出力であればプリント出力用の色
補正データ、出力形式がモニタ表示又はCD−R書込み
であればモニタ表示及びCD−R書込み用の色補正デー
タ)を、対象となる画像(オペレータが検定を行った画
像)を識別する画像識別情報(例えばコマ番号)と対応
させて記憶部50に一時記憶し、セットアップ処理を終
了する。
た所定の出力形式で出力すべき画像の高解像度画像デー
タが画像データ前処理部26から出力されてファインス
キャンメモリ30に記憶されると、セットアップ演算部
34は、ファインスキャンメモリ30に記憶された高解
像度画像データが表す画像の画像識別情報に基づいて、
前記高解像度画像データに対応する処理条件情報を記憶
部50から読み出し、読み出した処理条件情報を第2の
画像処理部36へ出力し、画像処理の実行を指示する。
50からの処理条件情報の読み出しに際し、画像識別情
報及び処理条件情報と対応されて記憶されている階調変
換データ及び色補正データ(画像の出力形式に対応する
色補正データ)も記憶部50から読み出し、読み出した
階調変換データを階調変換用LUT40に設定すると共
に、読み出した色補正データを色補正用3D−LUT4
2に設定し、更にセレクタ44に入力された画像データ
が、画像の出力形式に対応する出力装置(レーザプリン
タ22又はCD−R書込装置24)に出力されるように
セレクタ44を切り換える。
ファインスキャンメモリ30から高解像度画像データを
読み出し、セットアップ演算部34から入力された処理
条件情報が表す処理条件に従って各種の画像処理を行っ
た後に色再現変換部38へ出力する。
8に入力された高解像度画像データは、階調変換用LU
T40に設定された階調変換データに従い階調変換用L
UT40によって階調変換が行われ、色補正用3D−L
UT42に設定された色補正データに従い色補正用3D
−LUT42によって色補正が行われた後に、所定の出
力形式に対応する出力装置へ出力され、レーザプリンタ
22によって印画紙に画像として記録されるか、又はC
D−R書込装置24によってCD−Rに書込まれる。
出力された出力画像(印画紙に記録された画像、又はC
D−Rに記録された画像データを用いてCRTに表示し
た画像)についても、オペレータが指示に応じて階調が
変換されると共に、彩度や色相の変化等の画質の変化が
生ずることが防止される。
によって行っていたが、これに限定されるものではな
く、例えば階調変換用のLUTとして3D−LUTを設
け、各色成分(例えばR,G,B)毎に独立に階調変換
を行うようにしてもよい。
って階調変換を行い、色補正用3D−LUT42によっ
て色補正を行う場合を説明したが、これに限定されるも
のではなく、階調変換データによって規定される階調変
換条件と、色補正データによって規定される色補正条件
を重畳した変換特性を表す変換データを単一の3D−L
UTに設定し、該単一の3D−LUTによって画像デー
タを変換することにより、階調変換と色補正を同時に行
うようにしてもよい。
よって階調変換と色補正を同時に行う態様において、入
力された画像データのうち色相がグレー又はグレーに近
い画素についてのみ、指定された階調変換特性に従って
階調変換を行う変換データを設定することで、彩度や色
相の変化を生じさせることなく、任意の階調変換特性で
の階調変換を実現することも可能である。
る各色成分毎の差分の比率の変化を補正することは、上
記のように多次元ルックアップテーブルを用いて画像デ
ータを変換することによって行うことに限定されるもの
ではなく、例えば所望の変換特性を関数等によって表す
変換式に画像データの各画素の各色成分の値を代入する
ことで、前記補正(画像データの再変換)を行うように
してもよい。
タの階調が指定された変換特性に従って変換されるよう
に変換手段の変換特性を制御すると共に、指定された変
換特性に従って画像データの階調が変換されることに伴
う、画像データの各画素のグレーに対する各色成分毎の
差分の比率の変化が各々補正されるように、変換手段に
よる変換を経た画像データを再変換するか、又は変換手
段の変換特性を制御するので、階調を変換することに伴
う画質の変化を精度良く補正できる、という優れた効果
を有する。
成を示すブロック図である。
プ演算処理の内容を示すフローチャートである。
トである。
図である。
ある。
Claims (11)
- 【請求項1】 画像データを変換する変換手段と、 前記画像データに対する階調変換の変換特性を指定する
ための指定手段と、 前記画像データの階調が前記指定手段を介して指定され
た変換特性に従って変換されるように前記変換手段の変
換特性を制御すると共に、前記指定された変換特性に従
って画像データの階調が変換されることに伴う、画像デ
ータの各画素のグレーに対する各色成分毎の差分の比率
の変化が各々補正されるように、前記変換手段による変
換を経た画像データを再変換するか、又は前記変換手段
の変換特性を制御する制御手段と、 を含む画像処理装置。 - 【請求項2】 前記画像データは、写真フィルムに光を
照射し、写真フィルム上の画像が記録されている領域を
透過した光を光電変換センサによって電気信号に変換す
ることで得られた画像データであることを特徴とする請
求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記指定された変換特
性に従って階調が変換された画像データを変換したとき
の画像データの各画素の各色成分値をR2',G2',B
2'、階調未変換の画像データを変換したときの画像デ
ータの各画素の各色成分値をR2,G2,B2としたと
きに、 R2'−(R2'+G2'+B2')/3≒R2−(R2+G
2+B2)/3 G2'−(R2'+G2'+B2')/3≒G2−(R2+G
2+B2)/3 B2'−(R2'+G2'+B2')/3≒G2−(R2+G
2+B2)/3 を満足する変換特性に従って、前記画像データの再変
換、又は前記変換手段の変換特性の制御を行うことを特
徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は多次元ルックアップテー
ブルを含み、前記変換手段によって画像データの階調が
変換されることに伴う、画像データの各画素のグレーに
対する各色成分毎の差分の比率の変化が各々補正される
ように設定された変換データを前記多次元ルックアップ
テーブルにセットし、前記変換データをセットした多次
元ルックアップテーブルによって前記変換手段による変
換を経た画像データを再変換することを特徴とする請求
項1記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記変換手段は、多次元ルックアップテ
ーブルによって画像データを変換し、 前記制御手段は、前記指定手段を介して指定された変換
特性と、該変換特性に従って画像データの階調を変換し
たときの画像データの各画素のグレーに対する各色成分
毎の差分の比率の変化を各々補正する変換特性と、を重
畳した変換特性の変換データを前記多次元ルックアップ
テーブルにセットすることで、前記変換手段の変換特性
を制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
置。 - 【請求項6】 前記変換手段は、多次元ルックアップテ
ーブルによって画像データを変換し、 前記制御手段は、前記多次元ルックアップテーブルに入
力される画像データのうち、無彩色の部分に相当するデ
ータのみを前記指定手段を介して指定された変換特性に
応じて変換する変換特性の変換データを前記多次元ルッ
クアップテーブルにセットすることで、前記変換手段の
変換特性を制御することを特徴とする請求項1記載の画
像処理装置。 - 【請求項7】 前記画像データに対する階調変換の変換
特性として、前記変換特性の傾きが前記指定手段を介し
て指定されることを特徴とする請求項1記載の画像処理
装置。 - 【請求項8】 前記画像データに対する階調変換の変換
特性が、前記指定手段を介し、ハイライトからシャドー
に至る範囲を複数の範囲に分割したときの各々の範囲を
単位として各々独立に指定されることを特徴とする請求
項1記載の画像処理装置。 - 【請求項9】 複数種の変換特性を記憶する第1記憶手
段を更に備え、 前記指定手段を介し、前記第1記憶手段に記憶されてい
る複数種の変換特性の中から特定の変換特性が選択され
ることで、前記画像データに対する階調変換の変換特性
が指定されることを特徴とする請求項1記載の画像処理
装置。 - 【請求項10】 前記指定手段を介して指定された変換
特性を記憶する第2記憶手段を更に備え、 前記第2記憶手段に記憶されている変換特性に対する修
正が前記指定手段を介して指示されることで、前記画像
データに対する階調変換の変換特性が指定されることを
特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項11】 画像データに対する階調変換の変換特
性が指定手段を介して指定されると、 画像データの階調が前記指定手段を介して指定された変
換特性に従って変換されるように、前記画像データに対
する変換の変換特性を制御すると共に、指定された変換
特性に従って画像データの階調が変換されることに伴
う、画像データの各画素のグレーに対する各色成分毎の
差分の比率の変化が各々補正されるように、前記変換を
経た画像データを再変換するか、又は前記画像データに
対する変換の変換特性を制御する画像処理方法。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005130202A (ja) * | 2003-10-23 | 2005-05-19 | Pentax Corp | 内視鏡におけるカラープリンタ・カラーモニタの色調整及び階調調整用のカラーチャート |
JP2007074620A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Omron Corp | 撮像装置 |
JP2008227976A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Noritsu Koki Co Ltd | 画像処理装置及び画像処理方法 |
US7529006B2 (en) | 2002-12-24 | 2009-05-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing method, image processing apparatus, storage medium, and program for calculating first and second graduation-correction characteristics, and for reducing hue variations of a secondary color |
JP2012119779A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Fujifilm Corp | 撮像装置及び撮像方法 |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000232128A patent/JP2002051225A/ja active Pending
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