JP4268121B2 - 建具 - Google Patents
建具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4268121B2 JP4268121B2 JP2004381556A JP2004381556A JP4268121B2 JP 4268121 B2 JP4268121 B2 JP 4268121B2 JP 2004381556 A JP2004381556 A JP 2004381556A JP 2004381556 A JP2004381556 A JP 2004381556A JP 4268121 B2 JP4268121 B2 JP 4268121B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indoor
- outdoor
- lower frame
- shoji
- rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
このサッシ窓として、近年、居住者の高齢化や、車いす利用者の利便性等に配慮したバリアフリータイプの掃出し窓が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、室内側障子の垂下片における一対の障子を閉じた状態で室内空間に位置する部分とは、障子の下端縁に沿って連続する垂下片のうち、見込み方向に形成されるタイトラインよりも室内側に位置する部分を意味する。すなわち、見込み方向のタイトラインは、通常、障子の召合せ部下方に設けられて室内外を仕切る風止板等の気密部材によって形成され、この気密部材よりも室内側障子の召合せ框戸尻側に延びた垂下片に排水手段が設けられているものである。
このような構成によれば、摺動部材の摺動片に排水手段を設けることで、障子の下框や縦框に排水手段を形成するための加工を施す必要がなくなり、加工手間を軽減することができる。
このような構成によれば、摺動部材の底面部がレール部の上面に摺接するまたは近接することで、レール部や気密材に沿って流れてきた雨水等が摺動部材に阻まれて召合せ部下方に浸入しにくくでき、室内側への雨水等の浸入をより確実に防止することができる。
このような構成によれば、開口部で排水手段を構成することで、簡単な加工で排水手段を形成することができ、より一層加工手間を軽減することができる。さらに、排水手段である開口部を、レール部や気密材の上面よりも高い位置から垂下片の下端縁で開口したことで、レール部や気密材の上面に沿って流れてきた水を確実に垂下片の下方、つまりレール部と下枠上面部との隙間に落下させることができる。
このような構成によれば、室外側障子も開閉可能な引違い窓を構成することができるとともに、レール部と下枠上面部との隙間から落下させた水を下枠内部空間を介して確実に室外空間に排水することができる。また、下枠上面部を着脱可能なレール間上面部材で構成したことで、このレール間上面部材を取り外せば、下枠内部空間を容易に清掃することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るサッシ窓である引違い窓10を室内側から見た正面図である。図2、図3は、引違い窓10を示す縦断面図、および横断面図である。
図1〜図3において、引違い窓10は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るもので、気密性や水密性、遮音性等について所定の性能を有している。そして、引違い窓10の下枠12(後述)は、上面が室外側のテラスやバルコニに設置されるデッキの上面および室内床面FLと略同一の高さ位置に設けられ、上面略平坦(フラット)に形成されている。従って、居住者が引違い窓10を通って室内外間を往来する際に、室内外床レベルの段差がないので上り下りする必要がなく、楽に出入りできるとともに、車いすを利用する居住者であっても容易に出入りできるようになっている。すなわち、引違い窓10は、室内外の床段差を小さくした、バリアフリータイプ(ユニバーサルデザイン)の掃出し窓である。
図4は、下枠12を示す縦断面図である。図5、6は、それぞれ下枠12を示す平面図、および分解斜視図である。
図4〜図6において、下枠12は、前述の室内部材121、室外部材122および断熱部材123からなり建物の開口部に固定される下枠本体124と、障子15の戸車174を案内する室内側および室外側のレール部30(30A,30B)と、これら室内外の各レール部30A,30Bの室外側側面に取り付けられて障子15に当接する室内側および室外側の気密材31(31A,31B)と、室内外の各レール部30A,30B間に着脱自在に設けられたレール間上面部材(下枠上面部)32と、室内側レール部30Aよりも室内側に着脱自在に設けられた室内側上面部材33と、室外側レール部30Bよりも室外側に着脱自在に設けられた網戸レール34とを備えて構成されている。そして、下枠12は、室内部材121、室内側レール部30A、レール間上面部材32、室外側レール部30B、および網戸レール34の各々の上面が略同一高さ位置に設けられて上面略フラットに形成されている。
一方、下枠本体124の室外部材122には、レール間上面部材32を支持する室内外の上面部材支持部122A,122Bと、室外側レール部30Bを支持する室外側レール支持部122Cと、網戸レール34を支持する網戸レール支持部122Dとが形成されている。そして、レール間上面部材32は、上面部材支持部122A,122Bに載置されて下枠本体124に取り付けられ、室外側レール部30Bは、室外側レール支持部122Cに着脱可能に係合されて下枠本体124に取り付けられ、網戸レール34は、網戸レール支持部122Dに載置されるとともに網戸レール支持部122Dに設けられた2箇所のの係止爪に係止されて下枠本体124に取り付けられている。
図7および図8は、引違い窓10における召合せ部の下部を示す斜視図、および縦断面図である。図9は、室内側障子15Aの下部を拡大して示す縦断面図である。図10(A)〜(C)は、室内側の召合せ框18A下端に設けられる摺動部材40を示す三面図である。図11は、摺動部材40を示す斜視図である。
(1)すなわち、室内側のレール部30Aの上面部301や気密材31Aに沿って流れてきた雨水等が、摺動部材40の摺動片41に形成した排水開口部42から排水されるので、下枠12上面をフラットに形成するレール部30A上面に浸入した水を、召合せ部23を超えて室内側まで流入させずに、その手前で下枠内部空間125に落下させて排水することができ、障子15を閉じた際に室内側に露出した下枠12上面への雨水等の浸入がない引違い窓10を構成することができる。
例えば、前記実施形態においては、室内外一対の障子15を有する引違い窓10を例示して説明したが、本発明の建具は引違い窓10に限られず、片引き窓であってもよい。本発明の建具が片引き窓の場合には、前記実施形態と同様の窓枠内側に固定障子が固定され、この固定障子の室内側に沿って開閉自在に1枚の可動障子が支持されることとなる。この際、下枠としては、前記実施形態の下枠12と略同様の構成を有した下枠を用いることができる。すなわち、片引き窓の下枠は、下枠本体と、可動障子を支持するレール部と、このレール部の室外側に隙間を介して設けられた下枠上面部と、この下枠上面部とを備えて構成可能である。このような構成によれば、前述の効果と略同様の効果を備えた内動片引き窓を形成することができる。
さらに、本発明の建具は、少なくとも室内外一対の障子を備えていればよく、3枚の障子を備えていてもよい。つまり、室内側障子よりも室内側、または室外側障子よりも室外側にもう1枚の障子を備えていてもよい。また、室内外一対の障子を2組備えた引き分けタイプ(四枚建て障子)の建具であってもよい。
また、前記実施形態では、摺動部材40の摺動片41に排水開口部42を形成したが、これに限らず、召合せ框の下端縁に下方に突出した突出片(垂下片)を形成し、この突出片に排水手段を設けてもよい。また、排水手段は、垂下片を貫通する孔でもよく、垂下片の室内側側面に形成した溝でもよく、また排水弁のような排水器具でもよい。
また、前記実施形態では、気密材31がレール部30に取り付けられていたが、これに限らず、気密材が垂下片に取り付けられていてもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内側に支持された少なくとも室内側および室外側の一対の障子とを備え、これら一対の障子のうちの少なくとも室内側障子が開閉可能に構成された建具であって、
前記下枠は、前記室内側障子の戸車を案内するレール部と、このレール部の室外側に隙間を介して設けられた下枠上面部とを備え、これらのレール部および下枠上面部の上面により当該下枠が上面略平坦に構成され、
前記室内側障子は、前記レール部と前記下枠上面部との間に挿入される垂下片を有して構成され、この垂下片の室内側側面および前記レール部の室外側側面のいずれか一方には、他方に当接する気密材が設けられ、
前記室内側障子の垂下片における前記一対の障子を閉じた状態で室内空間に位置する部分には、当該レール部上面に浸入した水を排水する排水手段が設けられている建具。 - 前記障子は上框、下框、および左右の縦框を有して形成され、前記下框の下端室外縁には、下方に突出した突出片が設けられ、前記室内側障子における召合せ部の縦框の下端部には、摺動片を有した摺動部材が設けられ、
前記垂下片は、連続して配置された前記下框の突出片と前記摺動部材の摺動片とで構成され、
前記排水手段は、前記摺動部材の摺動片に設けられている請求項1に記載の建具。 - 前記摺動部材は、前記レール部の上面に摺接するまたは近接する底面部を有して形成されている請求項2に記載の建具。
- 前記排水手段は、前記垂下片の下端縁で開口する開口部であって、この開口部の上端は、前記レール部または前記気密材の上面よりも上方に位置している請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
- 前記室外側の障子は、前記下枠に設けられた室外側のレール部に案内されて開閉可能に構成され、前記下枠上面部は、前記室内外の各レール部間に着脱自在に設けられたレール間上面部材であり、
前記室内側障子の垂下片の排水手段から排水された水は、前記レール間上面部材の下方に形成された下枠内部空間を介して室外空間に排水される請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004381556A JP4268121B2 (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004381556A JP4268121B2 (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006188818A JP2006188818A (ja) | 2006-07-20 |
JP4268121B2 true JP4268121B2 (ja) | 2009-05-27 |
Family
ID=36796259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004381556A Active JP4268121B2 (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4268121B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012017623A (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-26 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP6441713B2 (ja) * | 2015-03-03 | 2018-12-19 | 三協立山株式会社 | 上げ下げ窓 |
JP6968616B2 (ja) * | 2017-08-10 | 2021-11-17 | 三協立山株式会社 | サッシ |
JP7097706B2 (ja) * | 2018-01-25 | 2022-07-08 | 三協立山株式会社 | 建具 |
-
2004
- 2004-12-28 JP JP2004381556A patent/JP4268121B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006188818A (ja) | 2006-07-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8683747B2 (en) | Modular window apparatus with liquid drainage ability | |
KR102060165B1 (ko) | 유리난간대 및 이를 구비한 창호 | |
CA2880531A1 (en) | Window/door system with flat track having "c"-shaped roller supports | |
JP5290736B2 (ja) | 建具 | |
JP4268121B2 (ja) | 建具 | |
JP3997210B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP4701583B2 (ja) | 屋外用下枠フラットサッシの高水密装置(ウォーターバリア) | |
JP3617511B2 (ja) | 屋外用バリアフリーサッシの高水密装置(垂下片外側の止水ブロック) | |
JP2005188248A (ja) | 引違いサッシ | |
JP4483092B2 (ja) | 屋外用下枠フラットサッシの高水密装置 | |
KR102034572B1 (ko) | 슬라이딩 개폐방식의 창호가 설치된 문틀의 원활한 배수 및 외풍방지를 위한 조립구조 | |
JP3970207B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP3694891B2 (ja) | 屋外用バリアフリーサッシ(垂下片内外側)の高水密装置 | |
JP3970227B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP2002194955A (ja) | 屋外用バリアフリーサッシの高水密装置(掃除構造) | |
JP4056483B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP4104564B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP4021824B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP4198659B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP3420755B2 (ja) | 屋外用下枠フラットサッシ引違い戸の排水装置 | |
JP2006097255A (ja) | サッシ窓 | |
JP4216641B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP3964376B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP2006188939A (ja) | 建具 | |
JP2002309865A (ja) | 屋外用下枠フラットサッシの高水密装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060901 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070704 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090210 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4268121 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227 Year of fee payment: 5 |