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JP4263555B2 - 燃料電池システムの起動方法 - Google Patents

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JP4263555B2
JP4263555B2 JP2003274139A JP2003274139A JP4263555B2 JP 4263555 B2 JP4263555 B2 JP 4263555B2 JP 2003274139 A JP2003274139 A JP 2003274139A JP 2003274139 A JP2003274139 A JP 2003274139A JP 4263555 B2 JP4263555 B2 JP 4263555B2
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Description

この発明は、燃料電池システムの起動方法に関するものである。
燃料(例えば水素ガス)と酸化剤(例えば酸素を含む空気)とが供給されて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムでは、燃料供給源(例えば高圧水素タンク)から供給される燃料を圧力制御弁により所定圧力に減圧して燃料電池のアノード極に供給する。
この種の燃料電池システムでは、燃料電池の保護等の理由から、燃料供給流路上の前記圧力制御弁の上流にシステム遮断弁を設けている(例えば、特許文献1参照)。このシステム遮断弁は、燃料電池システムの停止中は閉弁しており、該システムの起動時に開弁し、運転中は開弁状態を保持するように制御される。
ところで、前記システム遮断弁の入口側には、燃料供給源から送り出される燃料ガスの高圧が加わるため、システム遮断弁には開弁に必要な駆動力(以下、開弁駆動力という)が小さくて済む、所謂パイロット式遮断弁が用いられている。
ここで、パイロット式遮断弁について簡単に説明する。図8は、電磁駆動型のパイロット式遮断弁50の要部断面を示しており、バルブボディ51の弁室52に収容された弁体53は、ステム54によって連結されたメインバルブ(弁)55とパイロットバルブ56とを備えており、メインバルブ55は、バルブボディ51のガス出口57に連なるメインシート部58に着座離反可能に配置され、パイロットバルブ56は、プランジャ59の先端部に設けられたパイロット室60内にプランジャ59の軸方向へ移動可能に収容されるとともに、パイロット室60に面してプランジャ59に設けられたサブシート部61に着座離反可能に配置されている。
また、ステム54は、プランジャ59の先端に設けられたスリーブ62を摺動可能に貫通しており、スリーブ62はパイロットバルブ56の移動範囲を規制してパイロット室60から離脱するのを阻止する。すなわち、パイロットバルブ56がサブシート部61から僅かに離反すると、パイロットバルブ56はスリーブ62に突き当たってそれ以上の移動を阻止される。
弁体53には、その軸心に沿ってメインバルブ55からパイロットバルブ56に貫通する貫通孔63が設けられており、パイロットバルブ56がサブシート部61から離反しているときは貫通孔63の両端が開口し、サブシート部61に着座しているときは貫通孔63の一端が閉塞する。
スリーブ62の内周面には軸方向に貫通するガス通路62aが複数設けられており、パイロットバルブ56の外周面には軸方向に貫通するガス通路56aが複数設けられていて、弁室52とパイロット室60は、これらガス通路56a,62aを介して連通している。
弁体53は、バルブボディ51とプランジャ59の間に設けられたスプリング64によって、プランジャ59を介して閉弁方向に付勢されている。
プランジャ59は、電磁コイル65への通電により電磁石の力でスプリング64の弾性に抗して可動し、弁体53を開弁方向に移動させる。
図8に示す閉弁状態では、メインバルブ55がメインシート部58に着座し、パイロットバルブ56がサブシート部61に着座し、パイロットバルブ56とスリーブ62との間に軸方向に若干の隙間が開いている。
この閉弁状態においてガス入口66から弁室52に高圧ガスが供給されている場合に、開弁指令により電磁コイル65に電流が流れると、電磁石の力によりプランジャ59が図中上方に引き付けられるが、この時点ではメインバルブ55の上流と下流の圧力差が極めて大きく、電磁石にはメインバルブ55をメインシート部58から離反させるだけの力はない。そのため、プランジャ59は、パイロットバルブ56がサブシート部61から離反してスリーブ62に突き当たったところで、一旦停止する。その結果、弁体53の貫通孔63の両端が開口し、弁室52内の高圧のガスが、スリーブ62のガス通路62a、パイロットバルブ56のガス通路56a、パイロット室60、貫通孔63を流通してメインバルブ55の下流側に流れ込む。ここで、ガス出口57に接続された流路が遮断されていると、メインバルブ55の下流側のガス圧力が徐々に上昇していき、メインバルブ55の上流と下流の圧力差が減少していく。そして、メインバルブ55の上流と下流の圧力差が殆どなくなると、前記電磁石の力で十分にメインバルブ55をメインシート部58から離反させることができるようになり、メインバルブ55が開く。
このパイロット式遮断弁50においては、貫通孔63は、内蔵されたメインバルブ55の開動作に先立ってメインバルブ55の上流側の燃料を下流側に導く先導通路を構成し、パイロットバルブ560は、メインバルブ55の上流側圧力と下流側圧力とが略同一となったときに開弁可能となる。
このようにパイロット式遮断弁50では、メインバルブ55の前後差圧をなくしてからメインバルブ55の開弁動作が行われるので、メインバルブ55の開弁駆動力が小さくて済むが、メインバルブ55が開くまでに少々時間を要する。
特開2001−332280号公報
このパイロット式遮断弁からなるシステム遮断弁を備えた燃料電池システムにおいては、システム起動時に、システム遮断弁のメインバルブ55が開くのを待ってからでないと、燃料電池のアノード極に十分な燃料ガスが供給されないので、燃料電池のカソード極に酸化剤を供給し燃料電池を確実な発電状態にさせることはできない。
そのため、従来は、予めシステム遮断弁の開弁指令から燃料電池への酸化剤供給開始までの遅延時間を設定しておき、この遅延時間経過後に燃料電池のカソード極への酸化剤供給を開始し、その後、発電状態にしている。
しかしながら、従来は、前記遅延時間を、燃料電池のアノード極側が最大負圧になっているときのメインバルブ55の開弁所要時間を基準にして設定した固定時間としていたため、次のような不具合が生じた。
システム起動時のアノード極側の負圧状態が前記最大負圧よりも小さい状態(例えば、システム遮断弁のメインバルブ55の前後差圧が殆どない状態)であるときには、前記遅延時間が経過する前にシステム遮断弁のメインバルブ55が開き、燃料電池のアノード極に燃料ガスが供給されるにもかかわらず、前記遅延時間が経過するまでは燃料電池のカソード極への酸化剤供給が開始されないので、燃料電池を発電状態にすることができず、燃料電池システムの起動を実質的に遅らせてしまう。
また、メインバルブ55の上流側のガス圧力が低すぎる状態では、システム遮断弁の開弁指令から前記遅延時間が経過してもメインバルブ55の上流側圧力と下流側圧力とが略一定にならずメインバルブ55が開いていないことがあり、この場合、アノード極側のガス圧力が相当に低いままでカソード極への酸化剤供給が開始されてしまい、燃料電池内での両極間ガス圧力バランスが大きく崩れて十分に燃料電池の機能を保護できなくなる虞があった。
そこで、この発明は、パイロット式遮断弁からなるシステム遮断弁を備えた燃料電池システムの機能を保護しながら起動時間を短縮することができる燃料電池システムの起動方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、燃料と酸化剤とが供給されて発電を行う燃料電池(例えば、後述する実施例における燃料電池1)と、前記燃料を送り出す燃料供給源(例えば、後述する実施例における高圧水素タンク5)と、前記酸化剤を送り出す酸化剤供給源(例えば、後述する実施例におけるエアコンプレッサ2)と、前記燃料供給源と前記燃料電池のアノード極とを流通可能に連結する燃料供給流路(例えば、後述する実施例における水素供給流路7)と、前記酸化剤供給源と前記燃料電池のカソード極とを流通可能に連結する酸化剤供給流路(例えば、後述する実施例における空気供給流路3)と、前記燃料供給流路上に設置され、内蔵された弁(例えば、後述する実施例におけるメインバルブ55)の開動作に先立って該弁の上流側の燃料を下流側に導く先導通路(例えば、後述する実施例における貫通孔63)を有し、前記弁の上流側圧力と下流側圧力とが略同一となったときに前記弁が開弁可能なパイロット式の流路遮断弁(例えば、後述する実施例におけるシステム遮断弁9)と、を備えた燃料電池システムの起動方法において、前記燃料電池と前記流路遮断弁との間の前記燃料の圧力を検出する圧力検出手段(例えば、後述する実施例における圧力センサ15)を設け、前記燃料供給源からの燃料を前記流路遮断弁に導き、該流路遮断弁に開弁指令を出した後、前記圧力検出手段の検出値に基づいて定めたタイミングで前記酸化剤供給源から前記カソード極への酸化剤供給を開始し、続いて前記燃料電池による発電を開始することを特徴とする。
このように構成することにより、流路遮断弁が実質的に開いた直後に、換言すれば、燃料電池のアノード極への燃料供給が開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記圧力検出手段の検出値に基づいて定めたタイミングは、前記検出値が予め定められた閾値を越えたときであることを特徴とする。
このように構成することにより、流路遮断弁が実質的に開いた直後に、換言すれば、燃料電池のアノード極への燃料供給が開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記圧力検出手段の検出値に基づいて定めたタイミングは、前記検出値が予め定められた閾値を越えたときから所定時間(例えば、後述する実施例における所定時間T0)を経過したときであることを特徴とする。
このように構成することにより、流路遮断弁が確実に開いた直後に、換言すれば、燃料電池のアノード極への燃料供給が確実に開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記圧力検出手段の検出値に基づいて定めたタイミングは、前記検出値の大きさに応じて算定された所定時間(例えば、後述する実施例における遅延時間Tn)を経過したときであることを特徴とする。
このように構成することにより、流路遮断弁が確実に開いた直後に、換言すれば、燃料電池のアノード極への燃料供給が確実に開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができる。
請求項1または請求項2に係る発明によれば、流路遮断弁が実質的に開いた直後に、換言すれば、燃料電池のアノード極への燃料供給が開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができるので、燃料電池システムの起動時間を短縮することができる。
請求項3または請求項4に係る発明によれば、流路遮断弁が確実に開いた直後に、換言すれば、燃料電池のアノード極への燃料供給が確実に開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができるので、燃料電池システムの起動時間を短縮することができる。
以下、この発明に係る燃料電池システムの起動方法の実施例を、図8を援用し、図1から図7の図面を参照して説明する。なお、以下の各実施例における燃料電池システムは燃料電池車両に搭載された態様である。
初めに、この発明に係る燃料電池システムの起動方法の実施例1を図1から図3の図面を参照して説明する。
図1は燃料電池システムの概略構成図である。燃料電池1は、固体高分子電解質膜の両側にアノード極とカソード極が設けられ各電極の外側に反応ガスを供給するためのガス通路が設けられてなるセルを多数積層して構成されている。
この燃料電池1は、アノード極に燃料としての水素ガスが供給され、カソード極に酸化剤として酸素を含む空気が供給されて発電を行う。
空気はエアコンプレッサ(酸化剤供給源)2により加圧されて空気供給流路(酸化剤供給流路)3に送り出され、燃料電池1のカソード極に供給される。カソード極に供給された空気は、該空気中の酸素が酸化剤として供された後、燃料電池1からカソードオフガスとして排出され、圧力制御弁4を介して大気に放出される。電子制御ユニット(ECU)20は、燃料電池1に要求されている出力(以下、要求出力)に応じて、エアコンプレッサ2を駆動して所定量の空気を燃料電池1に供給するとともに、圧力制御弁4を制御してカソード極での空気の供給圧を所定圧力に調整する。
一方、高圧水素タンク(燃料供給源)5に収容された水素ガスは、高圧水素タンク5に内蔵された電磁弁6から水素供給流路(燃料供給流路)7に送り出され、一次遮断弁8、システム遮断弁(流路遮断弁)9、レギュレータ10、エゼクタ11を通って燃料電池1のアノード極に供給される。
一次遮断弁8は高圧水素タンク5に近い位置に設置され、システム遮断弁9はレギュレータ10に近い位置に設置されており、いずれの弁8,9も燃料電池システムの停止中は閉弁状態を保持し、該システムの運転中は開弁状態を保持するように、ECU20によって開閉制御される。
システム遮断弁9は、一次遮断弁8が作動不良となったときに燃料電池1のアノード圧力が瞬時に上昇するのを抑制したり、一次遮断弁8が閉弁不良となったときに燃料電池1に水素ガスが連続供給されて燃料電池1の固体高分子電解質膜が破損するのを防止する。システム遮断弁9は電磁駆動型のパイロット式遮断弁で構成されている。パイロット式遮断弁の構成および開閉動作は従来のものと何ら変わるところはないので、図8を援用して、その説明は省略する。
レギュレータ10は、例えば空気式の比例圧力制御弁からなり、エアコンプレッサ2から供給される空気の圧力が信号圧として空気信号導入路12を介して入力され、レギュレータ10出口の水素ガスの圧力が前記信号圧に応じた所定圧力範囲となるように減圧制御する。この実施例における燃料電池システムでは、レギュレータ10は、アノード極に供給される水素ガスの圧力がカソード極に供給される空気の圧力よりも大きくなるように制御する。
なお、燃料電池システムの停止時はエアコンプレッサ2が停止しており、レギュレータ10への空気の信号圧がほぼ大気圧となるため、レギュレータ10は閉じている。
燃料電池1のアノード極に供給された水素ガスは、発電に供された後、燃料電池1からアノードオフガスとしてアノードオフガス回収路13に排出される。アノードオフガス回収路13は水素ポンプ14を備え、エゼクタ11に接続されており、燃料電池1から排出されたアノードオフガスは、水素ポンプ14によって昇圧された後、エゼクタ11に吸引され、高圧水素タンク5から供給される水素ガスと合流して再び燃料電池1のアノード極に供給され、循環するようにされている。
また、エゼクタ11と燃料電池1のアノード極入口との間の水素供給流路7には、燃料電池1とシステム遮断弁9との間の水素ガス圧力、さらに具体的にはアノード極入口における水素ガス圧力(以下、アノード圧力と称す)を検出するための圧力センサ(圧力検出手段)15が設けられている。圧力センサ15は検出値に応じた電気信号をECU20に出力する。
アノードオフガス回収路13は電磁駆動式の排出弁16を介してアノードオフガス排出路17に接続されている。排出弁16は通常は閉じており、所定の条件が満たされたときに開弁して、燃料電池1のアノード極に溜まった水の排出などを行う。
このように構成された燃料電池システムを搭載した燃料電池車両では、車両のイグニッションスイッチをONすることにより、燃料電池システムが起動される。そして、この起動に際しては、燃料電池1への空気供給開始のタイミングを、従来のようにシステム遮断弁9の開弁指令があってから固定時間が経過したときとするのではなく、圧力センサ15の検出値(すなわち、アノード圧力)に基づいて定めたタイミングで燃料電池1への空気供給を開始し、続いて燃料電池1による発電を開始することで、燃料電池システムの起動時間の短縮を図っている。
この実施例1においては、予め大気圧よりも若干負圧に定められた閾値Plimを圧力センサ15の検出値が越えたときを、圧力センサ15の検出値に基づいて定めたタイミングとして、燃料電池1への空気供給を開始する。
ここで、閾値Plimは、システム遮断弁9のメインバルブ55をメインシート部58から離反させ開弁可能にするアノード圧力の最小値、あるいはそれより若干高い値に設定する。これにより、圧力センサ15の検出値が閾値Plimを越えたときにはシステム遮断弁9のメインバルブ55が開弁したと判断することができる。
次に、実施例1における燃料電池システムの起動制御について、図2のフローチャートに従って説明する。図2のフローチャートに示す起動制御ルーチンはECU20によって実行される。
まず、車両のイグニッションスイッチがONされると(ステップS101)、高圧水素タンク5内の電磁弁6、一次遮断弁8が開弁されるとともに、システム遮断弁9がONされる(ステップS102)。これによりシステム遮断弁9の電磁コイル65に通電され、パイロットバルブ56がサブシート部61から離反するので、弁室52内の高圧の水素ガスが弁体53の貫通孔63を通ってメインバルブ55の下流側に流出する。この時点では、エアコンプレッサ2が停止中であり、レギュレータ10は閉じているため、メインバルブ55の下流側の圧力が徐々に上昇していく。
次に、ステップS103に進み、圧力センサ15の検出値であるアノード圧力が閾値Plimを越えたか否かを判定する。
ステップS103における判定結果が「NO」(アノード圧力≦Plim)である場合は、アノード圧力が閾値Plimを越えるまで現状を維持する。
ステップS103における判定結果が「YES」(アノード圧力>Plim)である場合は、ステップS104に進み、エアコンプレッサ2をONして起動し、燃料電池1のカソード極への空気供給を開始する。
つまり、アノード圧力が閾値Plimを越えたことから、システム遮断弁9のメインバルブ55がメインシート部58から離反し(すなわち、開弁し)、燃料電池1のアノード極への水素供給が開始されたと判断して、カソード極への空気供給を開始する。
次に、ステップS105に進み、燃料電池1の無負荷状態での端子電圧、いわゆる開路電圧(OCV)をチェックし、異常がないことを確認する。
さらに、ステップS106に進んで、燃料電池1に負荷をかけて発電を開始し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
この実施例1における燃料電池システムの起動方法によれば、システム遮断弁9のメインバルブ55が開いた直後に、換言すれば、燃料電池1のアノード極への水素供給が開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池1を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができる。その結果、燃料電池システムの起動時間が短縮され、ひいては燃料電池車両の始動時間を短縮することができる。
なお、図3は、実施例1におけるシステム起動時のアノード圧力の時間的変化を示す図である。
次に、この発明に係る燃料電池システムの起動方法の実施例2を図4および図5の図面を参照して説明する。燃料電池システムの構成については、実施例1と全く同じであるので説明を省略する。
実施例2の燃料電池システムの起動方法が実施例1の場合と相違する点は、燃料電池1への空気供給開始のタイミングだけである。
詳述すると、実施例2においては、予め大気圧よりも若干負圧に定められた閾値Plimを圧力センサ15の検出値が越えたときから所定時間経過したときを、圧力センサ15の検出値に基づいて定めたタイミングとして、燃料電池1への空気供給を開始する。
ここで、閾値Plimは、実施例1と同様に、システム遮断弁9のメインバルブ55をメインシート部58から離反させ開弁可能にするアノード圧力の最小値、あるいはそれより若干高い値に設定する。また、前記所定時間は予め設定された固定時間とする。
このようにすると、圧力センサ15の検出値が閾値Plimを越えた時点からさらに所定時間が経過したときには、システム遮断弁9のメインバルブ55が確実に開いているはずであり、燃料電池1に水素ガスが確実に供給されている状態で、燃料電池1に空気を供給開始することができる。
次に、実施例2における燃料電池システムの起動制御について、図4のフローチャートに従って説明する。図4のフローチャートに示す起動制御ルーチンはECU20によって実行される。
ステップS111〜ステップS113の処理は、実施例1におけるステップS101〜ステップS103の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップS113における判定結果が「YES」(アノード圧力>Plim)である場合は、ステップS114に進み、圧力センサ15の検出値が閾値Plimを越えた時点から所定時間T0が経過したか否かを判定する。
ステップS114における判定結果が「NO」(所定時間T0を経過していない)である場合は、所定時間T0を経過するまで現状を維持する。
ステップS114における判定結果が「YES」(所定時間T0を経過した)である場合は、ステップS115に進み、エアコンプレッサ2をONして起動し、燃料電池1のカソード極への空気供給を開始する。
つまり、アノード圧力が閾値Plimを越えたときから所定時間が経過したときには、システム遮断弁9のメインバルブ55がメインシート部58から確実に離反し(すなわち、確実に開弁し)、燃料電池1のアノード極への水素供給が開始されたと判断して、カソード極への空気供給を開始する。
次に、ステップS116に進み、燃料電池1の無負荷状態での端子電圧、いわゆる開路電圧(OCV)をチェックし、異常がないことを確認する。
さらに、ステップS117に進んで、燃料電池1に負荷をかけて発電を開始し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
この実施例2における燃料電池システムの起動方法によれば、システム遮断弁9のメインバルブ55が確実に開いた直後に、換言すれば、燃料電池1のアノード極への水素供給が確実に開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池1を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができる。その結果、燃料電池システムの起動時間が短縮され、ひいては燃料電池車両の始動時間を短縮することができる。
なお、図5は、実施例2におけるシステム起動時のアノード圧力の時間的変化を示す図である。この図において、実線で示すアノード圧力曲線は、燃料電池システム停止時におけるアノード圧力の負圧値が小さい(大気圧との差が小さい)場合であり、二点鎖線で示すアノード圧力曲線は燃料電池システム停止時におけるアノード圧力の負圧値が大きい(大気圧との差が大きい)場合である。この図からも明らかなように、前者の場合には後者の場合よりも燃料電池システムの起動時間がより短縮される。
次に、この発明に係る燃料電池システムの起動方法の実施例3を図6および図7の図面を参照して説明する。燃料電池システムの構成については、実施例1と全く同じであるので説明を省略する。
実施例3の燃料電池システムの起動方法が実施例1の場合と相違する点は、燃料電池1への空気供給開始のタイミングだけである。
詳述すると、実施例3においては、システム遮断弁9の開弁指令があってからの経過時間が、システム起動時の圧力センサ15の検出値の大きさに応じて算定された遅延時間に達したときを、圧力センサ15の検出値に基づいて定めたタイミングとして、燃料電池1への空気供給を開始する。
ここで、前記遅延時間は、システム遮断弁9として採用するパイロット式遮断弁を用いて、メインバルブ55の開弁に必要とされる所要時間をアノード圧力をパラメータとして予め実験的に求めておき、遅延時間テーブルとしてECU20のROMに記憶しておく。
このようにすると、システム遮断弁9の開弁指令があってからの経過時間が、システム起動時の圧力センサ15の検出値の大きさに応じて算定された遅延時間に達したときには、システム遮断弁9のメインバルブ55が確実に開いているはずであるから、燃料電池1に水素ガスが確実に供給されている状態で、燃料電池1に空気を供給開始することができる。
次に、実施例3における燃料電池システムの起動制御について、図6のフローチャートに従って説明する。図6のフローチャートに示す起動制御ルーチンはECU20によって実行される。
まず、車両のイグニッションスイッチがONされると(ステップS121)、高圧水素タンク5内の電磁弁6、一次遮断弁8が開弁されるとともに、システム遮断弁9がONされる(ステップS102)。
そして、圧力センサ15の検出値(すなわち、アノード圧力)の大きさに応じて、前記遅延時間テーブルを参照して遅延時間Tnを算定する(ステップS103)。
なお、システム遮断弁9がONされると、システム遮断弁9の電磁コイル65に通電され、パイロットバルブ56がサブシート部61から離反するので、弁室52内の高圧水素ガスが弁体53の貫通孔63を通ってメインバルブ55の下流側に流出する。この時点では、エアコンプレッサ2が停止中であり、レギュレータ10は閉じているため、メインバルブ55の下流側の圧力が徐々に上昇していく。
次に、ステップS124に進み、システム遮断弁9がONされてからの経過時間がステップS123で算定された遅延時間Tnに達したか否かを判定する。
ステップS124における判定結果が「NO」(遅延時間Tnを経過していない)である場合は、遅延時間Tnを経過するまで現状を維持する。
ステップS124における判定結果が「YES」(遅延時間Tnを経過した)である場合は、ステップS125に進み、エアコンプレッサ2をONして起動し、燃料電池1のカソード極への空気供給を開始する。
つまり、システム遮断弁9がONされてからの経過時間が、圧力センサ15の検出値の大きさに応じて算定された遅延時間Tnに達したときには、システム遮断弁9のメインバルブ55がメインシート部58から確実に離反し(すなわち、確実に開弁し)、燃料電池1のアノード極への水素供給が開始されたと判断して、カソード極への空気供給を開始する。
次に、ステップS126に進み、燃料電池1の無負荷状態での端子電圧、いわゆる開路電圧(OCV)をチェックし、異常がないことを確認する。
さらに、ステップS127に進んで、燃料電池1に負荷をかけて発電を開始し、本ルーチンの実行を一旦終了する。
この実施例3における燃料電池システムの起動方法によれば、システム遮断弁9のメインバルブ55が確実に開いた直後に、換言すれば、燃料電池1のアノード極への水素供給が確実に開始された直後に、カソード極に空気を供給することができ、燃料電池1を適切に保護しながら発電可能な状態にすることができる。その結果、燃料電池システムの起動時間が短縮され、ひいては燃料電池車両の始動時間を短縮することができる。
なお、図7は、実施例3におけるシステム起動時のアノード圧力の時間的変化を示す図である。この図において、実線で示すアノード圧力曲線は、燃料電池システム停止時におけるアノード圧力の負圧値が小さい(大気圧との差が小さい)場合であり、二点鎖線で示すアノード圧力曲線は燃料電池システム停止時におけるアノード圧力の負圧値が大きい(大気圧との差が大きい)場合である。この図からも明らかなように、前者の場合の遅延時間T1の方が後者の場合の遅延時間T2よりも短くなり、前者の場合には後者の場合よりも燃料電池システムの起動時間がより短縮される。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、燃料電池の燃料は、ガソリンやメタノール等の炭化水素を含む原燃料を改質して生成された水素を多く含むガスであってもよい。
また、パイロット式の流路遮断弁は、内蔵された弁の開動作に先立って該弁の上流側の燃料を下流側に導く先導通路を有し、前記弁の上流側圧力と下流側圧力とが略同一となったときに前記弁が開弁する機能を有する限り、前述した実施例で説明した構造のものに限定されない。
本発明は、車両等の移動体に搭載される燃料電池システムや定置式の燃料電池システム等に利用が可能である。
この発明に係る燃料電池システムの起動方法の実施に好適な燃料電池システムの概略構成図である。 この発明に係る燃料電池システムの起動方法の実施例1における起動制御を示すフローチャートである。 前記実施例1におけるシステム起動時のアノード圧力の時間的変化を示す図である。 この発明に係る燃料電池システムの起動方法の実施例2における起動制御を示すフローチャートである。 前記実施例2におけるシステム起動時のアノード圧力の時間的変化を示す図である。 この発明に係る燃料電池システムの起動方法の実施例3における起動制御を示すフローチャートである。 前記実施例3におけるシステム起動時のアノード圧力の時間的変化を示す図である。 パイロット式遮断弁の一例における要部断面図である。
符号の説明
1 燃料電池
2 エアコンプレッサ(酸化剤供給源)
3 空気供給流路(酸化剤供給流路)
5 高圧水素タンク(燃料供給源)
7 水素供給流路(燃料供給流路)
9 システム遮断弁(流路遮断弁)
15 圧力センサ(圧力検出手段)
55 メインバルブ(弁)
63 貫通孔(先導通路)

Claims (4)

  1. 燃料と酸化剤とが供給されて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料を送り出す燃料供給源と、
    前記酸化剤を送り出す酸化剤供給源と、
    前記燃料供給源と前記燃料電池のアノード極とを流通可能に連結する燃料供給流路と、
    前記酸化剤供給源と前記燃料電池のカソード極とを流通可能に連結する酸化剤供給流路と、
    前記燃料供給流路上に設置され、内蔵された弁の開動作に先立って該弁の上流側の燃料を下流側に導く先導通路を有し、前記弁の上流側圧力と下流側圧力とが略同一となったときに前記弁が開弁可能なパイロット式の流路遮断弁と、
    を備えた燃料電池システムの起動方法において、
    前記燃料電池と前記流路遮断弁との間の前記燃料の圧力を検出する圧力検出手段を設け、
    前記燃料供給源からの燃料を前記流路遮断弁に導き、該流路遮断弁に開弁指令を出した後、前記圧力検出手段の検出値に基づいて定めたタイミングで前記酸化剤供給源から前記カソード極への酸化剤供給を開始し、続いて前記燃料電池による発電を開始することを特徴とする燃料電池システムの起動方法。
  2. 前記圧力検出手段の検出値に基づいて定めたタイミングは、前記検出値が予め定められた閾値を越えたときであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの起動方法。
  3. 前記圧力検出手段の検出値に基づいて定めたタイミングは、前記検出値が予め定められた閾値を越えたときから所定時間を経過したときであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの起動方法。
  4. 前記圧力検出手段の検出値に基づいて定めたタイミングは、前記検出値の大きさに応じて算定された所定時間を経過したときであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの起動方法。
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