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JP4121974B2 - 画像撮影システムおよび画像撮影方法 - Google Patents

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JP4121974B2 JP2004093185A JP2004093185A JP4121974B2 JP 4121974 B2 JP4121974 B2 JP 4121974B2 JP 2004093185 A JP2004093185 A JP 2004093185A JP 2004093185 A JP2004093185 A JP 2004093185A JP 4121974 B2 JP4121974 B2 JP 4121974B2
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Description

本発明は、特定の被写体の特定の姿勢のシーンの画像を撮影する画像撮影システムおよび画像撮影方法に関する。
例えば、競技場で行われるスポーツ競技などにおいて、特定の競技者を被写体としてこの競技者のプレーを撮影して、この競技者の特定の姿勢のシーンの画像(競技者の体の向きが特定方向であるシーンの画像)や、特定の動作タイミングの姿勢のシーンの画像(競技者が特定の動作をしている瞬間の姿勢のシーンの画像)を得ようとした場合、撮影者自身は特定の競技者のプレーの撮影に追われることとなり、スポーツ競技を集中して観戦することができない。
しかも、このような場合、競技者と撮影者との距離は大きく離れていることが多く、競技者のプレーの好適な画像を撮影するためには高性能のズーム機能を有する高価なカメラを用いる必要がある。このような高性能のズーム機能を有するカメラを利用した場合、撮影範囲は非常に狭い範囲になるため、一般のスポーツ観戦者では特定の被写体の姿を追従して撮影することは困難であり、被写体である特定の競技者の特定の姿勢のシーンの画像を得ることは困難である。
このような問題を解決するために、下記特許文献1では、撮影するカメラに位置センサと方位センサを設置するとともに被写体に位置センサを設置し、これら各センサで検出されたカメラの位置、カメラの方位および被写体の位置の情報から、このカメラによる撮影像(カメラによる撮影で得られる画像に対応する範囲)に対する被写体の位置を検出し、検出した撮影像に対する被写体の位置に応じて、カメラの撮影像確認のためのファインダ画面に、撮影像内に被写体を捉えるためのカメラの撮影方位の目標を表示する撮影装置が開示されている。
また、下記特許文献2では、特定の被写体のシーン(特定の被写体が写っているシーン)の画像を自動的に抽出してユーザに提供する画像識別方法が開示されている。特許文献2では、撮影するカメラに位置センサと方位センサとを設置し、このカメラで撮影した画像に対応した撮影時刻を記憶しておき、それとともに被写体の位置を位置センサで検出して時系列の位置情報を取得している。そして、取得されたカメラの位置情報と方位情報および被写体の位置情報との対応から、該カメラで撮影した画像それぞれについて被写体が撮影されているか否かを判定し、複数のシーンの画像から、特定被写体のシーンの画像を自動的に抽出してユーザに提供している。
特開2002−314851号公報 特開2003−199032号公報
しかし、特許文献1に記載の撮影装置では、被写体の位置情報のみに基づいて、カメラによって特定被写体のシーン(特定の被写体が写っているシーン)が撮影できるようにカメラの撮影方向の目標を表示するのみである。このように、被写体の位置情報のみに基づいた情報では、撮影によって得られるシーンにおいて被写体がどのような体の方法で写っているか(すなわち、シーン中、被写体はどのような体の向きであるか)、または、どのような動作タイミング(シーン中、被写体は静止しているか、動いているか、動き出そうとしているか)といった情報まではわからない。
また、特許文献2に記載の画像識別方法でも、特許文献1と同様、被写体の位置情報のみに基づいて該カメラによって撮影されたシーンが特定被写体のシーンであるか否かを判定して抽出している。このような、位置情報のみに基づいた情報では、抽出した複数の被写体のシーンがどのような姿勢のシーンであるか(すなわち、シーン中、被写体はどのような体の向きであるか)、どのような動作タイミング(シーン中、被写体は静止しているか、動いているか、動き出そうとしているか)といった情報まではわからない。
このような特許文献1に記載のカメラ(撮影装置)では、ユーザが所望する特定の被写体の特定の姿勢のシーンの画像を撮影するための目標情報を得ることはできず、ユーザが所望する特定の被写体の特定の姿勢のシーンの画像を狙って撮影することはできない。
また、特許文献2における画像識別方法においても、ユーザが所望する特定の被写体の特定の姿勢のシーンの画像自動的に抽出することができず、このような画像を抽出しようとした場合、この画像を配信するサービス提供者またはユーザが、抽出された複数の被写体のシーンの画像を見て、シーン中の特定被写体の姿勢を確認することで、複数の被写体のシーンの中からユーザの希望に応じた、特定被写体の特定の姿勢のシーンの画像データを抽出する必要があり、多大な手間を要する。
本件発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、特定の被写体の特定の姿勢のシーンの画像を自動的に撮影することを可能とする画像撮影システムおよび画像撮影方法を提供することを目的とする。
上記の目標を達成するために、本発明は、特定被写体の特定姿勢のシーンを撮影する画像撮影システムであって、前記特定被写体の前記特定姿勢を撮影条件として指定する撮影条件指定手段と、前記特定被写体の撮影に際し、前記特定被写体に保持され、その位置情報および姿勢関連情報を含む被写体情報を取得する被写体情報取得手段と、前記特定被写体の撮影に際し、前記特定被写体に保持され、前記被写体情報取得手段によって検出された前記被写体情報をリアルタイムで送信する第1送信手段と、前記特定被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段による撮影に際し、この撮影系の撮影位置情報および撮影方向情報を含む撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、前記第1送信手段から直接、または間接的に送信される前記被写体情報を受信する第1受信手段と、前記撮影情報取得手段により取得された前記撮影情報および前記第1受信手段によって受信される前記被写体情報に基づいて、前記撮影手段によって撮影可能な実空間における撮影シーン範囲に対して、前記撮影条件指定手段によって指定された前記特定被写体の前記特定姿勢を少なくとも含む姿勢情報を検出するシーン内姿勢検出手段と、前記シーン内姿勢情報検出手段によって検出された前記特定被写体の前記姿勢情報に応じて、前記撮影手段の撮影動作を制御して、前記撮影条件指定手段によって指定された前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを前記撮影手段に撮影させる撮影動作制御手段と、を有することを特徴とする画像撮影システムを提供する。
前記被写体情報取得手段は、前記特定の被写体の位置を検出して前記被写体位置情報を取得する位置検出手段および、前記特定被写体の姿勢に関連する情報を検出して前記被写体姿勢関連情報を取得する姿勢関連情報取得手段を含むことが好ましい。
また、前記位置検出手段は、前記特定被写体の位置検出機能付き携帯機器、前記特定被写体に携帯されるGPS機器または前記特定被写体に取り付けられる位置センサであり、
前記姿勢関連情報取得手段は、前記特定被写体に固定的に取り付けられ、前記特定被写体の正面向きの姿勢を含む向きに関する情報を検出する方位センサ、前記特定被写体の動いた瞬間、静止した瞬間または所定速度で移動中を含む動きの姿勢に関する情報を取得するための前記動いた瞬間、前記静止した瞬間または前記所定速度で移動中であることを検出する、前記特定被写体に取り付けられる加速度センサまたは前記特定被写体に携帯される加速度センサ付き携帯機器、および前記特定被写体の動き出す瞬間を含む移動開始姿勢に関する情報を取得するための前記動き出す瞬間または着地の瞬間を検出する、前記特定被写体の靴底に取り付けられる圧力センサの少なくとも1つであることが好ましい。
また、前記第1送信手段は、前記被写体情報取得手段に一体に設けられていることが好ましい。また、前記撮影情報取得手段、前記第1受信手段、前記シーン内姿勢検出手段および前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段に一体的に設けられ、前記第1受信手段は、前記第1送信手段から送信される前記被写体情報を、直接受信して、前記シーン内姿勢検出手段に入力することが好ましい。
さらに、前記撮影情報取得手段によって取得された前記撮影情報をリアルタイムで送信する第2送信手段、前記撮影動作制御手段による前記撮影手段に対する撮影動作制御情報を送信する第3送信手段、およびこの第3送信手段で送信される前記撮影動作制御の情報をリアルタイムで受信する第2受信手段を有し、前記撮影情報取得手段、前記第2送信手段および前記第2受信手段は、前記撮影手段に一体的に設けられ、前記第1受信手段、前記シーン内姿勢検出手段、前記撮影動作制御手段および前記第3送信手段は、前記撮影手段および前記前記被写体情報取得手段とは別に、一体的に設けられ、前記第1受信手段は、前記第1送信手段から送信される前記被写体情報に加えて、前記撮影手段に一体的に設けられた前記第2送信手段から送信される前記撮影情報をも受信して、前記被写体情報および前記撮影情報を前記シーン内姿勢検出手段に入力し、前記第3送信手段は、前記撮影手段に一体的に設けられた前記第2受信手段に、前記撮影動作制御の情報をリアルタイムで送信し、第2受信手段は、前記第3送信手段から受信した前記撮影動作制御の情報を前記撮影手段に入力するものであることが好ましい。
前記シーン内姿勢検出手段は、前記撮影情報取得手段により取得された前記撮影情報および前記第1受信手段によって受信される前記被写体情報に基づいて、前記撮影手段によって撮影可能な実空間における前記撮影シーン範囲と、この撮影シーン範囲に対する前記特定被写体の位置および前記特定姿勢とを含む前記姿勢情報を検出するものであることが好ましい。
また、前記撮影手段は、前記撮影のタイミングを制御する撮影タイミング制御機能を備え、前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段の前記撮影タイミング制御機能を制御して、前記撮影シーン範囲内に前記特定被写体を捉え、かつ、前記特定被写体が前記特定姿勢となったタイミングで、前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを自動的に撮影することが好ましい。
なお、前記撮影手段は、所定の撮影者の操作による撮影が可能であり、かつ前記撮影者の操作による撮影を禁止する撮影禁止制御機能を備え、前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段の前記撮影禁止機能を制御して、前記撮影シーン範囲内から前記特定被写体が外れたタイミング、または前記特定被写体が前記特定姿勢でないタイミングで、前記撮影者の操作による撮影を禁止し、前記特定被写体の前記特定姿勢のシーン以外のシーンの撮影を防止する機能を有することが好ましい。
前記撮影手段は、静止画像を撮影するものであってもよく、また、動画像を撮影するものであってもよい。
前記特定の被写体が、複数であり、前記撮影手段は、前記複数の特定被写体を撮影するものであり、前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段の前記撮影タイミング制御機能を制御して、前記撮影シーン範囲内に前記複数の特定被写体の全員を捉え、かつ前記複数の特定被写体の前記特定姿勢が全て所定の姿勢範囲内に揃ったタイミングで、前記複数の特定被写体の前記特定姿勢のシーンを撮影してもよい。
前記撮影手段は、前記撮影位置を制御する撮影位置制御機能、および撮影方向を制御する撮影方向制御機能を備えるものであり、前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段に備えられた撮影位置制御機能および前記撮影方向制御機能を制御して、前記撮影手段の撮影位置および撮影方向を制御することにより前記撮影シーン範囲を調整して、前記特定被写体を、前記撮影シーン範囲内に前記特定姿勢となるように捉え、前記撮影手段によって前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを撮影することが好ましい。
前記撮影手段は、複数であり、前記シーン内姿勢検出手段は、複数の撮影手段のそれぞれの撮影シーン範囲に対する前記特定被写体の前記特定姿勢を検出し、前記撮影動作制御手段によって前記複数の撮影手段のそれぞれの撮影動作を制御することにより、前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを撮影してもよい。
前記撮影手段は、動画像を撮影するものであり、前記シーン内姿勢検出手段は、所定の時間間隔毎の前記撮影手段の前記撮影位置情報および前記撮影方向情報と、これらの情報に対応する、前記所定の時間間隔毎の前記特定被写体の位置情報および前記姿勢関連情報とに基づき、前記撮影シーン範囲内の前記特定被写体の時系列の位置および姿勢を検出し、前記撮影動作制御手段は、前記撮影シーン対応被写体情報検出手段で検出した前記時系列の位置および姿勢から、前記撮影シーン範囲に対する前記被写体の動きの情報を取得し、この動きの情報に基づき、前記撮影手段の動作を制御して、前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを撮影することが好ましい。
また、前記撮影動作制御手段は、前記特定被写体の前記時系列の位置および姿勢から、前記撮影シーン内の前記被写体の動きを予測することが好ましい。
なお、本発明は、特定被写体の特定姿勢のシーンを撮影するに際し、特定被写体の特定姿勢を撮影条件とし、前記特定被写体の位置情報および姿勢関連情報を含む被写体情報と、前記特定被写体を撮影する撮影手段の撮影位置情報および撮影方向情報を含む撮影情報とを取得し、前記撮影情報および前記被写体情報に基づいて、前記撮影手段によって撮影可能な実空間における撮影シーン範囲に対する前記特定被写体の姿勢情報を検出し、前記姿勢情報に応じて、前記撮影手段の撮影動作を制御して、前記撮影条件に対応する前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを前記撮影手段に撮影させることを特徴とする画像撮影方法も併せて提供する。
本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法によれば、特定の被写体の特定の姿勢のシーン、または特定の被写体の特定の動作タイミングの姿勢のシーンの画像を自動的に撮影することができる。
また、これらの撮影シーン範囲における被写体の位置情報および被写体の姿勢情報を、所定の時間間隔で連続的に取得して解析することで、高い精度で被写体の動き(撮影シーンに対する被写体の動き)を予測することができる。予測した被写体の動きの情報を利用することで、動きのある被写体の撮影において、この被写体の特定の姿勢のシーンの画像の撮影を高精度に行うことを可能としている。
以下、本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1は本発明の画像撮影システムの第一実施形態である画像撮影システム10の概略を示す図である。本第1実施形態の画像撮影システム10は、撮影手段16を備える撮影装置12によって、例えば競技場で行われるスポーツ競技の競技者を被写体14として撮影を行う際に、撮影手段14の撮影タイミングを自動的に制御することで、被写体14(特定被写体である)の特定姿勢のシーンの静止画像を自動的に撮影する(静止画像データを取得する)装置である。
画像撮影システム10の撮影装置12は、被写体14を撮影する撮影手段16と、本発明の被写体情報取得手段に対応する、被写体14が携帯する携帯器機15と、撮影装置12が備える撮影情報取得手段18と、被写体情報受信手段19と、シーン内姿勢検出手段20と、撮影条件指定手段22と、撮影動作制御手段24とを有して構成されている。なお、撮影手段16は、撮影タイミング指示機能32を有している。以降、各部位の機能について詳述する。
撮影手段16は、撮影によって被写体14の静止画像を取得する(静止画像データを取得する)スチルカメラ本体である。撮影手段16は、上述のように撮影タイミング指示機能32を有している。撮影タイミング制御機能32は、後述する撮影動作制御手段24からの指示に応じて撮影手段16(カメラ本体)のシャッタ機能を制御し、撮影動作制御手段24の指示する所定のタイミングで撮影手段16に静止画像の撮影を実行させる部位である。
撮影条件指定手段22は、撮影手段16によって撮影する静止画像の条件を設定する部位であり、撮影手段16で撮影する静止画像における、所望する被写体14の姿勢の条件を少なくとも指定する部分である。撮影したい画像の条件としては、例えば、撮影する画像のシーンにおける所望する被写体14の姿勢の条件に加え、撮影する画像のシーンにおける所望する被写体14の位置の条件(すなわち、シーン中の被写体エリアの範囲の条件)などを入力してもよい。また、例えば、被写体14が人物で、複数の被写体がいる場合など、撮影条件として誰が(どの被写体14)が、どのような姿勢のシーンを撮影するか等を条件として入力してもよい。
この撮影条件の入力は、例えば撮影装置12に接続されたキーボード等による入力指示に応じて撮影条件を入力してもよく、また、例えば、撮影装置12が所定の通信網に接続されている場合など、この通信網を介し、この通信網に接続されたPCなどの端末から入力してもよい。
撮影情報取得手段18は、撮影手段16による撮影の際の、撮影手段16の位置の情報(撮影位置情報)と、撮影手段16による撮影方向の情報(撮影方向情報)とを取得する部位である。撮影手段16と撮影情報取得手段18とは、共に撮影装置12に一体に備えられており、撮影情報取得手段の空間位置および方向の変化は撮影手段16の空間位置および方向の変化と対応している。このような撮影情報取得手段の空間位置および方向を検出することで撮影手段16による撮影位置および撮影方向が検出できる。以降、これら撮影位置情報と撮影方向情報とを併せて撮影情報とする。撮影位置情報の検出は、GPSシステムを利用して撮影時の現在位置情報(撮影位置情報)を検出するGPS機能(撮影位置情報検出機能18a)によって行われる。この撮影位置情報の検出は、GPS機能によって行われるものに限定されず、例えばICタグ等の無線通信機器を用いて現在位置を検出する手段によって行われてもよく、公知の位置検出手段が利用可能である。撮影方向情報の検出は、撮影手段16の所定位置に設置した方位センサ(撮影方向情報検出機能18b)によって行われる。この方位センサは、例えば地磁気を利用して方位を検出する方位センサや、ジャイロを用いて所定の軸回りの角速度を検出することで傾斜各を検出する方位センサなど、公知のセンサが利用可能である。撮影情報取得手段によって取得された撮影装置位置情報と撮影方向情報とは、一定時間周期で継続してシーン内姿勢検出手段20に送られる。
また、撮影手段16による撮影の際、被写体14は、GPSシステムを利用して被写体の位置情報(被写体位置情報)を常時検出するGPS機能(位置検出手段15a)、被写体の姿勢の情報(姿勢関連情報)のうちの被写体の体の方向の情報を検出する、姿勢関連情報取得手段15bおよび被写体情報送信手段15cが搭載された所定の携帯機器15を所持している。この携帯機器15は本発明の被写体情報取得手段に対応する部位である。以降、これら被写体の位置情報、被写体の姿勢関連情報を併せて被写体情報とする。姿勢関連情報取得手段15bは、としては、例えば、被写体の衣服や眼鏡、服等の被写体に対する位置がほぼ固定の装身具に方位センサを設置したものがあげられる。この方位センサとしては、例えば地磁気を利用して方位を検出する方位センサや、ジャイロを用いて所定の軸回りの角速度を検出することで傾斜各を検出する方位センサなど、公知のセンサが利用可能である。
被写体情報送信手段15cは、本発明の第1送信手段に対応する部位であり、検出した被写体情報を無線で送信する。撮影手段16による撮影が行われている間中、被写体情報は撮影装置12へと無線通信によってリアルタイムで送信される。送信された被写体情報は撮影手段12の被写体情報受信手段19で受信されて、被写体情報受信手段19からシーン内姿勢検出手段20へと送られる。携帯機器15によって取得された被写体情報(被写体位置情報および被写体の姿勢関連情報のそれぞれ)は、一定時間周期で継続してシーン内姿勢検出手段20に送られる。この時間周期は、撮影情報取得手段18からシーン内姿勢検出手段20に撮影情報が送られる上述の時間周期と同期しており、シーン内姿勢検出手段20は、同タイミングでの撮影情報と被写体情報とを受信する構成となっている。
ここで、被写体の姿勢関連情報とは、被写体14の体の向き(体の正面が向く方向)の情報、被写体14の動いた瞬間、静止した瞬間または所定速度で移動中を含む動きの姿勢に関する情報、および被写体14の動き出す瞬間を含む移動開始姿勢に関する情報を少なくとも1つは含んだ情報である。
被写体姿勢情報として被写体14の体の向き(体の正面が向く方向)の情報を検出する場合、姿勢関連情報検出器15bの例としては、上述のように、例えば、被写体の衣服や眼鏡、服等の被写体に対する位置がほぼ固定の装身具に設置した方位があげられる。また、被写体姿勢情報として被写体14の動いた瞬間、静止した瞬間または所定速度で移動中を含む動きの姿勢に関する情報を検出する場合、姿勢関連情報取得手段15bの例としては、例えば、被写体の加速度を計測する加速度センサがあげられる。この場合、シーン中の特定の被写体の加速度の条件を画像抽出の条件として設定することで、例えば被写体が動き出した瞬間、静止した瞬間、秒速N/mで移動中、等、特定の被写体の特定の動作のタイミングの姿勢のシーンの画像データを自動的に抽出することができる。
また、被写体姿勢情報として被写体16の動き出す瞬間を含む移動開始姿勢に関する情報を検出する場合、姿勢関連情報取得手段15bの例としては、例えば、被写体の靴底に設置され、人体が地面から受ける圧力を検出する圧力センサがあげられる。この場合、被写体の足が地面から受ける圧力(被写体圧力情報)の条件を画像抽出の条件として設定することで、例えば、特定の被写体が動き出そうと足に力を入れて地面を踏みしめた瞬間や、跳躍した被写体が着地した瞬間など、特定の被写体の特定の動作のタイミングの姿勢のシーンの画像データを自動的に抽出することができる。
また、例えば野球やテニスなどの球技のように、被写体が所定の道具をもって物体に圧力を加えて行う動作における姿勢の画像を抽出する場合、例えば、野球のバットやテニスのラケット、またはボールなどに圧力センサを設置しておくことで、バットやラケットなどがボールに衝突した瞬間のシーンの画像データを抽出することが可能である。本発明の画像撮影方法における被写体の姿勢関連情報は、特定の被写体の姿勢に関連する情報であればよく、特に限定されない。以降、被写体の姿勢関連情報として被写体の体の向きの情報を検出する例について述べる。
シーン内姿勢検出手段20は、撮影情報取得手段18によって取得された撮影情報と、携帯機器15により取得された、この撮影情報と同タイミングにおける被写体情報を照合することで、撮影手段16による撮影で得られる静止画像のシーンにおける被写体の位置情報(シーン内位置情報)および姿勢情報(シーン内姿勢情報)を検出して出力する部位である。以降、シーン内位置情報およびシーン内姿勢情報とをまとめてシーン内被写体情報とする。
このようなシーン内被写体情報は、シーン内姿勢検出手段20によって以下のように検出される。シーン内姿勢検出手段20では、まず、撮影情報取得手段18で得られた撮影情報(撮影位置情報および撮影方向情報)から、撮影手段16の撮影レンズに捉えられた、撮影手段16によって撮影される画像のシーンの範囲に対応する、実空間における撮影シーン範囲を割り出す。この撮影シーンの範囲と携帯機器18から送信された被写体情報の被写体位置情報とから、この撮影情報に対応するタイミングにおける、撮影シーン範囲に対する被写体の位置の情報(シーン内位置情報)を検出する。このような、撮影手段の位置情報および撮影方向情報と、被写体の位置情報を用いた、撮影シーン内の被写体の位置の検出方法の一例が、例えば上述の特許文献1(特開2002−314851号公報)に詳述されている。なお、この際、被写体位置は撮影シーン内にあることに限らない。すなわち、被写体が撮影シーン範囲外にある場合でも、シーン内姿勢検出手段20は、撮影情報と被写体位置情報とから、撮影シーン範囲に対する被写体の相対位置を検出しておく。この実空間上の撮影シーン範囲に対する被写体14の位置は、撮影された画像のシーンにおける被写体の位置に対応している。シーン内位置情報とは、このようなシーンにおける被写体の相対位置の情報である。
シーン内位置情報が検出されると、シーン内姿勢検出手段20では、被写体14の被写体の姿勢関連情報(体の向きを表す)と撮影方向情報(カメラのファインダの向きを表す)とを照合し、撮影シーンにおいて被写体がどのような姿勢で(どのような体の方向で)あるかの情報であるシーン内姿勢情報を検出する。このように検出されたシーン内被写体情報(シーン内位置情報およびシーン内被写体姿勢情報)は、撮影動作制御手段24に送られる。
撮影動作制御手段24は、撮影条件指定手段22で指定された条件に基づき、シーン内被写体情報検出手段20によって検出されたシーン内被写体情報に応じて、撮影手段16の撮影動作を制御することで、撮影条件指定手段22で指定された特定の被写体14の特定の姿勢のシーンの画像を撮影させる部位である。本実施形態の画像撮影装置12では、撮影動作制御手段24は、撮影手段16が備える撮影タイミング指示機能32に撮影のタイミングを指示することで撮影手段16による画像の撮影のタイミングを制御する。
本発明の撮影装置12の撮影情報取得手段18、シーン内姿勢検出手段20、撮影条件指定手段22、撮影動作制御手段24および撮影手段16が備える撮影タイミング指示機能32の各部位は、図示しないCPUおよびメモリを備え、所定のプログラムを実行することで各部位が機能するコンピュータによって構成されてもよいし、各部位が専用回路で構成された専用装置であってもよく、装置構成は特に限定されない。
このような、第1の実施形態の画像撮影システム10によって行われる、本発明の画像撮影方法の一実施形態について説明する。図2は、本発明の画像撮影方法の一実施形態のフローチャート図100である。フローチャート図100に示す画像撮影方法では、撮影装置12の撮影手段16によって、例えば競技場で行われるスポーツ競技の競技者を被写体14とした撮影を行う際に、撮影手段14の撮影タイミングを自動的に制御することで、この被写体の特定姿勢のシーンの静止画像を自動的に撮影する。
このような画像撮影方法においては、まず、撮影条件の指定が行われる(ステップS102)。撮影条件は上述のように、撮影条件指定手段22によって行われ、シーン内の被写体の特定(人物の場合、誰を撮影するか等)、およびこの被写体の姿勢(シーン内姿勢情報)の条件が入力される。例えば、被写体14が人物であって複数の被写体がいる場合、撮影条件としては、誰を(どの被写体14を)、どのような体の向きで撮影するか(正面向きに撮影するか、横向きに撮影するか、後ろ向きで撮影するか、等)が条件として入力される。
なお、この撮影条件の指定は、例えば、カメラマン12による撮影開始の前に予め行われていてもよく、後述の撮影動作制御(撮影)に先駆けて行われていれば、このような撮影条件の指定のタイミングは特に限定されない。
ステップ102において撮影条件の指定が終了すると、撮影装置12の撮影情報取得手段18では撮影装置情報が取得される(ステップS104)。撮影装置情報の取得は、上述のように、撮影情報取得手段18の撮影位置情報検出手段18aおよび撮影方向情報検出手段18bによって、撮影位置情報と撮影方向情報が、上述の所定の時間間隔で連続的に取得される。
一方、ステップ102において撮影条件の指定が終了すると被写体16に携帯された携帯機器15では、被写体14の被写体情報の取得が開始される(ステップS106)。被写体情報の取得は、上述のように、携帯器機15の被写体位置情報検出手段15aおよび被写体方向情報検出手段15bによって、個々の被写体の位置情報、姿勢情報(体の方位)が、上述の撮影方向取得のタイミングに応じた所定の時間間隔で連続して取得される。
携帯機器15によって取得された被写体情報、および撮影情報取得手段18によって取得された撮影情報は、上述のように被写体情報送信手段15cから送信されて、被写体情報受信手段19で受信される。被写体情報受信手段19で受信された被写体情報はシーン内姿勢検出手段20に送られ、シーン内姿勢検出手段20では、所定の時間間隔毎に、シーン内被写体情報(シーン内被写体位置情報およびシーン内被写体姿勢情報)が検出される(ステップS108)。
シーン内被写体情報検出部で検出されたシーン内被写体情報は、撮影動作制御部24に送られる。撮影動作制御部24では、ステップS102において予め記憶された上述の画像撮影条件におけるシーン内位置情報の条件に、ステップS108で検出されたシーン内被写体情報が適合すると、撮影動作制御部24は撮影手段16の撮影タイミング指示機能32に指示を出して、撮影手段14によって被写体14が撮影される(ステップS110)。
本発明の画像撮影方法では、このように、撮影手段16の撮影画像に対応する撮影シーン範囲内に、特定の被写体が特定の姿勢となったタイミングで撮影手段16によって自動的に画像撮影を行う。これにより、撮影条件指定手段で指定した特定の被写体の特定の姿勢のシーンの画像を自動的に撮影することができる。
第1の実施形態では、撮影手段16の撮影画像に対応する撮影シーン範囲内に、特定の被写体が特定の姿勢となったタイミングで撮影手段16によって自動的に画像撮影を行う画像撮影システムおよび画像撮影方法の例について述べたが、本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法では、自動的に画像撮影を行うことに限らず、例えばカメラマンによてマニュアルでシャッターを切ることで画像を撮影してもよい。この場合、シーン内被写体位置情報およびシーン内被写体姿勢情報が、予め設定された所定の条件から外れた場合、撮影手段16による撮影が出来ないように撮影動作制御手段24が撮影手段16に指示を出す(シャッターOFFモードにする)ことで、マニュアル撮影における撮影タイミング(シャッタータイミング)のミスを防止することができる。
また、被写体位置情報とともに計測される被写体姿勢情報は、方位センサや圧力センサなど、被写体に備えられてセンサによって取得されることに限定されない。例えば、被写体の時系列の位置情報から被写体の移動方向を検出し、被写体が被写体の正面方向に常に移動すると仮定し、この進行方向を被写体情報の一部として用いてもよい。これにより、例えば、特定の被写体が特定の方向に移動している際のタイミングの画像を自動的に撮影することができる。このような形態は、例えば被写体の移動方向に対して被写体の姿勢(体の向き)がほぼ特定されている場合などにおいて、特定の被写体の特定の姿勢の画像を撮影する際に有効である。本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法における被写体情報(撮影条件の一部となる画像)は特に限定されない。
本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法を用いれば、複数の被写体の姿勢情報を基に、シーン中の複数の被写体全員の姿勢の範囲を撮影条件に設定して、特定シーンの画像を撮影することも可能である。例えば、シーン中の複数の被写体全員の体の方向が全て正面を向いた画像や、全て横を向いた画像など、シーン中の複数の被写体の姿勢に応じた種々の条件で、所望のシーンの画像を撮影することができる。
本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法では、被写体情報として取得した種々の情報を画像データの付属情報として用いることで、複数の画像データのグルーピングや、各画像データの出力順序の編集など、複数の画像データの編集を容易に行うことも可能である。
なお、第1の実施形態において、撮影条件指定手段22および撮影動作制御手段24およびシーン内被写体情報取得手段20は、それぞれ撮影手段16および撮影情報取得手段18とを備える撮影装置20に備えられて撮影手段16と一体に構成されていた。本発明の画像撮影システムにおいては、撮影手段16と一体の撮影情報取得手段18によって撮影情報が取得されれば、シーン内被写体情報取得手段20と撮影動作制御手段24と撮影条件指定手段22とは、撮影手段16と一体に構成されていなくてもよく、例えば図3に示すように、撮影手段16と別体に構成されていてもよい。この場合、撮影情報取得手段は、取得した撮影情報を送信する第2送信手段34と接続され、また、撮影動作制御手段24は、シーン内姿勢情報に応じた撮影手段14に対する撮影動作制御情報を送信する第3送信手段36と接続され、撮影手段16はこの撮影動作制御情報を受信する第2受信手段38と接続されている。図3に示す例ではシーン内被写体情報取得手段20と、撮影条件指定手段22、撮影動作制御手段24とが撮影制御サーバ30に備えられており、シーン内被写体情報検出手段20と撮影動作制御手段24とが、それぞれに接続された受信手段または送信手段を介し、それぞれ複数台の撮影装置12と接続されている。
図3に示す態様においては、撮影動作制御手段24によって複数台の撮影装置12の動作を制御することが可能であり、撮影条件指定手段22によって指示された撮影条件に応じて複数の撮影装置12の動作を同時に、または順次切り替えて制御することができる。これにより、例えば移動中の被写体14の撮影などにおいて、この被写体の位置情報および姿勢情報を基に、複数の撮影装置12それぞれの撮影タイミングを順次制御して好適な画像を取得することが可能である。
例えば、複数の撮影装置12によって順次撮影を行うことで、特定の被写体の特定の姿勢のシーンの画像データを、時系列に並べて撮影することができる(例えば、移動する人物を横向きで捕らえたシーンの画像を、連続して撮影することができる)。
上記第1の実施形態では、静止画像の撮影において、撮影タイミングを制御することで特定被写体の特定の姿勢の画像を撮影する場合の例にについて述べた。本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法では、静止画像の撮影タイミングを制御することに限定されず、例えば、撮影手段16の撮影位置や撮影方向、撮影範囲を決定するズームなどを制御調整してもよい。
図4は本発明の画像撮影システムの第2の実施形態である画像撮影システム50が示されている。第2実施形態の画像撮影システム50は、カメラ52により、例えば競技場で行われるスポーツ競技の競技者を被写体14として動画像の撮影が行われる。本第2実施形態に係る画像撮影システム50は、上記の撮影において、特定の被写体の特定の姿勢のシーンの動画像を自動的に撮影することを可能とするシステムである。以下、画像撮影システム50について説明する。第2の実施形態と重複する部分については同一符号を付し、説明を省略する。
画像撮影システム50の撮影装置52は、被写体14を撮影して被写体14の画像を取得する撮影手段56と、被写体14が携帯する上述の携帯器機15と、撮影装置52が備える、上述の撮影情報取得手段18と、シーン内姿勢検出手段20と、撮影条件指定手段22と、撮影動作制御手段24とを有して構成されている。なお、撮影手段56は、撮影位置制御機能62と、撮影方向制御機能66と、ズーム制御機能68とを有して構成されている。以降、各部位の機能について詳述する。
撮影手段56は、撮影によって被写体14の動画像の撮影(動画像データの取得)を行うビデオカメラ本体である。撮影手段16は、上述のように撮影位置制御機能62と、撮影方向制御機能66と、ズーム制御機能68とを有して構成されている。撮影位置制御機能62は、撮影手段56を水平方向および垂直方向に移動させて、撮影手段56の位置(撮影位置)を調整する機能である。撮影方向調整機能66は撮影手段56による撮影方向、すなわちビデオカメラ(撮影手段56)の撮影レンズの向きを動かして、撮影手段56による被写体14の撮影方向を制御する部分である。ズーム制御機能30は、撮影手段16が撮影する画像の範囲を制御する部位であり、撮影手段16の撮影レンズの焦点距離を変更することで撮影する画像範囲を制御するズーム機能である。撮影手段56は、このような各機能によって、所望の位置から所望の撮影方向で、かつ所望の撮影範囲で被写体14を撮影することを可能としている。このような撮影位置調整機能62、撮影方向制御機能66およびズーム制御機能68を有する撮影手段14としては、例えば、ズーム機能を有するクレーンカメラなどの公知のカメラが挙げられる。
撮影装置52では、このように撮影位置、撮影方向およびズームを制御することで撮影シーン範囲の位置や大きさ、すなわち撮影する画像のシーンの画角を自由に設定することが可能となっている。
撮影手段16が有するこれらの各機能は、上述の第1の実施形態と同様、シーン内姿勢検出部20によって検出されたシーン内被写体情報に応じて撮影動作制御部24からの指示に応じて動作することで、撮影条件指定手段22によって指示された画像撮影条件に応じた画像を撮影手段56によって撮影する。第2の実施形態の撮影装置52が備える撮影情報取得手段18、撮影条件指定手段22、撮影シーン被写体情報検出手段20および撮影動作制御部24は、第1の実施形態の撮影装置12が備える各部(同一符号が付された各部)と同様に機能する。
このような画像撮影システム50を用いて行われる、本発明の画像撮影方法の第2の実施形態について説明する。図5は、本発明の画像撮影方法の第2の実施形態のフローチャート図である。
まず、撮影条件の指定が行われる(ステップS202)。撮影条件の指定は上述の第1の実施形態におけるステップS102と同様に、シーン内の被写体(人物の場合、誰を撮影するか等)、およびこの被写体の姿勢の条件(シーン内姿勢条件)が入力される。
また、この際、被写体の画像における移動速度に応じた撮影シーン内の被写体の位置の条件(シーン内位置条件)も併せて指示される。例えば、被写体54がほぼ静止している状況では、画像のほぼ中央に被写体14を撮影し、被写体に動きがある場合、画像における画像内の被写体の進行方向の領域の大きさの比重を大きくするといった条件を設定し、この領域の比重等の条件も併せて設定しておく。
撮影条件の指定が終了すると、上述の第1の実施形態におけるステップS104と同様に、撮影装置情報が取得される(ステップS204)。一方、撮影条件の指定が終了すると、上述の第1の実施形態におけるステップS106と同様に、被写体56に携帯された携帯機器15によって被写体16の被写体情報が取得される(ステップS206)。その後、上述のように、所定の時間間隔毎にシーン内被写体情報(シーン内被写体位置情報およびシーン内被写体姿勢情報)が検出される(ステップS208)。これらステップS202〜ステップS208の各処理は、それぞれ、上述の第2の実施形態のステップS102〜ステップ108それぞれと同様に行われる。
シーン内被写体情報検出部20で検出されたシーン内被写体情報は、撮影動作制御部24に送られて、撮影動作制御部24では、ステップS202において予め記憶された上述の画像撮影条件におけるシーン内姿勢条件およびシーン内位置条件を満たす画像が撮影できるよう、撮影動作制御部24は撮影手段16の撮影位置制御機能62、撮影方向制御機能66およびズーム制御機能68それぞれに指示を出して、撮影手段56の位置(撮影位置)、撮影レンズの方向(撮影方向)およびズーム(撮影範囲)を制御することで、撮影手段56によって所定の被写体14が撮影される(ステップS210)。
撮影手段56の撮影位置、撮影方向、ズームの制御では、まず、シーン内被写体情報検出部20で検出されたシーン内被写体情報が、所定の時間間隔で撮影動作制御部24に送られて、撮影動作制御部24においてこの情報が解析されることで、被写体の時系列の位置および姿勢から被写体の移動状況が解析される。すなわち、被写体の現在の移動速度、進行方向および姿勢の変化を解析するとともに、所定時間経過後の被写体54の位置や移動速度、姿勢などの予測も併せて行う。
これらの解析結果を元に、撮影動作制御部24は撮影手段16の撮影位置制御機能62、撮影方向制御機能66およびズーム制御機能68それぞれに指示を出して、撮影手段56の位置(撮影位置)、撮影レンズの方向(撮影方向)およびズーム(撮影範囲)を制御する。
図6(a)および(b)は、このようにして撮影された動画像のコマ画像の撮影シーンの例を示す概略図である。撮影動作制御部56は、上記のシーン内位置条件に応じて、被写体がほぼ静止している状況では、図6(a)に示すように被写体が上記撮影条件に指示された姿勢で画面中央あたりに撮影される様に、撮影位置制御機能62、撮影方向制御機能66およびズーム制御機能68それぞれに指示を出す。
また、被写体に動きがある場合、上記被写体位置条件に応じて図6(b)に示すように、画像内の被写体54の進行方向のエリアの比重が大きくなる様、撮影位置制御機能62、撮影方向制御機能66およびズーム制御機能68それぞれに指示を送る。
このように、進行方向のエリアの比重を大きくして進行方向に余裕をもたせ、画像において被写体の進行方向に何があるかを表示させることで違和感がない画像となる。この際、シーン内姿勢情報も加味して撮影手段56の制御を行い、例えば、被写体が人物であり体の正面方向と進行方向が一致している場合は進行方向のエリアの比重をより大きくすることが好ましい。また、画像における被写体の速さの応じて、進行方向の大きさを連続的に変化させることが好ましい。このようにシーン内の移動情報や姿勢の変化の情報などに応じて撮影手段56の撮影位置や撮影姿勢およびズームを制御することで、より自然で迫力ある画像が撮影できる。なお、このような撮影位置、撮影方向およびズームの制御は、第2の実施形態のような動画像の撮影において行われることに限定されず、第1の実施形態に示すような静止画像の撮影において実行してもよい。
このような画像撮影システム52によれば、複数の被写体を1まとまりとして扱い、1つの画面内に納まるように撮影範囲を制御することができる。例えば、アイスホッケーなどの競技において、複数の選手と、これら複数の選手による打撃で運動するパックの双方を被写体14とし、複数の選手およびパックそれぞれに位置センサを設置し、所定の時間間隔でこれらの位置情報(複数の選手の位置およびパックの位置情報)を解析することで、パックに直前に触った選手(すなわちパックを運動させた選手)をこの位置情報から推定し、瞬間的に、パックに直前に触った選手とパックを1まとまりのグループとして設定し、パックに直前に触った選手と運動するパックとが同時に撮影されるように、撮影手段56の撮影位置および撮影方位およびズームを制御することもできる。
また、撮影システム50において、複数の撮影手段56によって撮影を行う場合(すなわち、撮影システム50が図3に示す態様の場合)は、例えば被写体14の移動に応じて、被写体14を撮影する撮影手段56を順次切り替えてもよい。例えば、被写体14が所定以上の速さで動いている場合、速さをなるべく具体的に実感できるように、被写体14の進行方向を横から撮影する位置にある撮影手段56によって動画像を撮影する。また、特定の被写体(特定の選手)を自動で撮影する場合、他選手の陰になることを両者の動きから予測し、複数の撮影手段56のなかから、画像を撮影する撮影手段56を切り替えてもよい。または、撮影手段56自体の撮影位置、撮影方向およびズームを制御することで、他選手の陰になっている特定の被写体の画像を撮影してもよい。
本発明の画像撮影システムでは、このように、撮影情報(撮影位置情報および撮影方向情報)と被写体情報(被写体位置情報および被写体方向情報)に応じて撮影手段56による画像撮影動作を制御することで、種々の場面に対応して、特定被写体の特定の姿勢(または特定の動作のタイミング)の画像を撮影することができる。
また、本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法では、撮影手段および被写体の双方に位置センサおよび方位センサが備えられており、複数の被写体を複数の撮影手段で撮影する場合でも、それぞれの撮影手段が撮影している被写体、撮影シーン内の被写体の位置(シーン内被写体位置情報)、撮影シーン中の被写体の姿勢(シーン内被写体姿勢情報)などの情報を検出することができ、これらの情報を利用して撮影された画像を編集することで、所望のシーンの画像を得ることも可能である。
このような、シーン内被写体位置情報および被写体方向情報を用いた画像の編集方法の一例について述べる。この例では2つの撮影手段56によって特定の被写体14の画像を撮影する。2つの撮影手段56のうちの1つの撮影手段56(第1撮影手段)によって特定の被写体14を含んだ比較的広い範囲を撮影し、この比較的広い範囲の画像(画像Tとする)を得る。この際、他方の撮影手段56(第2撮影手段)によって特定の被写体を拡大して撮影して、この被写体14が全体に拡大された画像(画像Tとする)を得る。
次に、画像Tから被写体14を含む所定の領域を切り出して、この切り出した領域を所望の大きさの画像サイズに拡大した画像(画像Tとする)を得る。次に画像Tから被写体14の領域を切り出し、画像Tにおける被写体14の領域とサイズおよび位置(画像における位置)が揃うように、画像Tから切り出した被写体14の領域を変換して合成し、合成画像を得る(画像Tとする)。このようにして得られた画像Tは、画像Tの構図で被写体14の領域のみが高解像度の画像となっている。本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法では、シーン内被写体情報(シーン内位置情報およびシーン内姿勢情報)とを用い、このような画像編集を容易に行うことができる。本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法を利用することで、このように、特定の被写体の特定姿勢の画像を、複数の画像を編集することで得ることも可能である。
また、本発明のシーン抽出システムおよびシーン抽出方法では、不特定多数の画像データそれぞれに付属情報としてシーン内被写体姿勢情報を添付しておくことで、このシーン内被写体姿勢情報を、例えば、シーン内の顔領域または人物領域の抽出処理におけるパターンマッチングの条件絞込みに利用することができる。すなわち、画像データの画像から顔領域または人物の領域を抽出する顔領域または人物領域抽出処理において、この画像のシーンにおける被写体のシーン内姿勢情報に対応した認識アルゴリズムで画像内の被写体を検出することができる。
例えば、シーンにおける被写体の姿勢が正面であることを示す付属情報(姿勢関連情報)が添付された画像データについては、認識アルゴリズムとして正面を向いた顔を認識するための認識用パターンを用いてマッチングを行えばよいし、被写体の姿勢が斜め向きであることを示す付属情報(姿勢関連情報)が添付された画像データについては、認識アルゴリズムとして斜めを向いた顔を認識するための認識用パターンを用いてマッチングを行えばよい。このように、各画像データそれぞれの付属情報に対応した認識アルゴリズムを用いて被写体抽出を行うことで、被写体の抽出精度が向上して、結果、シーンの濃度制御や人物トリミング(被写体である人物を拡大したり画像中央に移動したり等)の精度が向上する。
本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法は、例えば、サービス提供者が撮影した画像を特定のユーザに配信する動画像配信サービスにおいて、このサービスのサービス提供者およびユーザ双方が手間をかけることなく、素早く自動的にユーザが所望する特定被写体の特定の姿勢の(または所望の動作タイミング)シーンの画像を、サービス提供者がリアルタイムで撮影して、リアルタイムでユーザに配信することができる。これにより、コストをかけずに、素早く、ユーザが希望するシーンの画像を撮影して配信することができ、安い価格でサービスを提供することができる。また、画像撮影の際に得られた上記シーン内被写体情報を用い、サービス提供者側では、上述のようなシーン内の被写体の姿勢に基づいて、画像の編集や特定画像の抽出等の種々のバリエーションのサービスを提供することができる。本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法を画像配信サービスに利用すれば、このような利点によって、サービス提供者側は提供するサービスをユーザから利用される機会が増加するといった利点がある。
以上、本発明の画像撮影システムおよび画像撮影方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
本発明の画像撮影システムの第1の実施形態の一例の構成の概略を示す図である。 本発明の画像撮影方法の第1の実施形態のフローチャート図である。 本発明の画像撮影システムの第1の実施形態の他の例の構成の概略を示す図である。 本発明の画像撮影システムの第2の実施形態の構成の概略を示す図である。 本発明の画像撮影方法の第2の実施形態のフローチャート図である。 (a)および(b)は、本発明の画像撮影方法において撮影されるシーンの例を示す概略図である。
符号の説明
10、50 画像撮影システム
12、52 撮影装置
14 被写体
15 携帯機器
16 撮影手段
18 撮影情報取得手段
20 撮影シーン対応被写体情報検出手段
22 撮影条件指定手段
24 撮影動作制御手段
32 撮影タイミング指示機能
62 撮影位置制御機能
66 撮影方向制御機能
68 ズーム制御機能

Claims (17)

  1. 特定被写体の特定姿勢のシーンを撮影する画像撮影システムであって、
    前記特定被写体の前記特定姿勢を撮影条件として指定する撮影条件指定手段と、
    前記特定被写体の撮影に際し、前記特定被写体に保持され、その位置情報および姿勢関連情報を含む被写体情報を取得する被写体情報取得手段と、
    前記特定被写体の撮影に際し、前記特定被写体に保持され、前記被写体情報取得手段によって検出された前記被写体情報をリアルタイムで送信する第1送信手段と、
    前記特定被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段による撮影に際し、この撮影系の撮影位置情報および撮影方向情報を含む撮影情報を取得する撮影情報取得手段と、
    前記第1送信手段から直接、または間接的に送信される前記被写体情報を受信する第1受信手段と、
    前記撮影情報取得手段により取得された前記撮影情報および前記第1受信手段によって受信される前記被写体情報に基づいて、前記撮影手段によって撮影可能な実空間における撮影シーン範囲に対して、前記撮影条件指定手段によって指定された前記特定被写体の前記特定姿勢を少なくとも含む姿勢情報を検出するシーン内姿勢検出手段と、
    前記シーン内姿勢情報検出手段によって検出された前記特定被写体の前記姿勢情報に応じて、前記撮影手段の撮影動作を制御して、前記撮影条件指定手段によって指定された前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを前記撮影手段に撮影させる撮影動作制御手段と、を有することを特徴とする画像撮影システム。
  2. 前記被写体情報取得手段は、
    前記特定の被写体の位置を検出して前記被写体位置情報を取得する位置検出手段および
    前記特定被写体の姿勢に関連する情報を検出して前記被写体姿勢関連情報を取得する姿勢関連情報取得手段を含む請求項1に記載の画像撮影システム。
  3. 前記位置検出手段は、
    前記特定被写体の位置検出機能付き携帯機器、前記特定被写体に携帯されるGPS機器または前記特定被写体に取り付けられる位置センサであり、
    前記姿勢関連情報取得手段は、
    前記特定被写体に固定的に取り付けられ、前記特定被写体の正面向きの姿勢を含む向きに関する情報を検出する方位センサ、
    前記特定被写体の動いた瞬間、静止した瞬間または所定速度で移動中を含む動きの姿勢に関する情報を取得するための前記動いた瞬間、前記静止した瞬間または前記所定速度で移動中であることを検出する、前記特定被写体に取り付けられる加速度センサまたは前記特定被写体に携帯される加速度センサ付き携帯機器、および
    前記特定被写体の動き出す瞬間を含む移動開始姿勢に関する情報を取得するための前記動き出す瞬間または着地の瞬間を検出する、前記特定被写体の靴底に取り付けられる圧力センサの少なくとも1つである請求項1または2に記載の画像撮影システム。
  4. 前記第1送信手段は、前記被写体情報取得手段に一体に設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の画像撮影システム。
  5. 前記撮影情報取得手段、前記第1受信手段、前記シーン内姿勢検出手段および前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段に一体的に設けられ、
    前記第1受信手段は、前記第1送信手段から送信される前記被写体情報を、直接受信して、前記シーン内姿勢検出手段に入力する請求項1〜4のいずれかに記載の画像撮影システム。
  6. さらに、前記撮影情報取得手段によって取得された前記撮影情報をリアルタイムで送信する第2送信手段、前記撮影動作制御手段による前記撮影手段に対する撮影動作制御情報を送信する第3送信手段、およびこの第3送信手段で送信される前記撮影動作制御の情報をリアルタイムで受信する第2受信手段を有し、
    前記撮影情報取得手段、前記第2送信手段および前記第2受信手段は、前記撮影手段に一体的に設けられ、
    前記第1受信手段、前記シーン内姿勢検出手段、前記撮影動作制御手段および前記第3送信手段は、前記撮影手段および前記前記被写体情報取得手段とは別に、一体的に設けられ、
    前記第1受信手段は、前記第1送信手段から送信される前記被写体情報に加えて、前記撮影手段に一体的に設けられた前記第2送信手段から送信される前記撮影情報をも受信して、前記被写体情報および前記撮影情報を前記シーン内姿勢検出手段に入力し、
    前記第3送信手段は、前記撮影手段に一体的に設けられた前記第2受信手段に、前記撮影動作制御の情報をリアルタイムで送信し、
    第2受信手段は、前記第3送信手段から受信した前記撮影動作制御の情報を前記撮影手段に入力するものである請求項1〜4のいずれかに記載の画像撮影システム。
  7. 前記シーン内姿勢検出手段は、前記撮影情報取得手段により取得された前記撮影情報および前記第1受信手段によって受信される前記被写体情報に基づいて、前記撮影手段によって撮影可能な実空間における前記撮影シーン範囲と、この撮影シーン範囲に対する前記特定被写体の位置および前記特定姿勢とを含む前記姿勢情報を検出するものである請求項1〜6のいずれかに記載の画像撮影システム。
  8. 前記撮影手段は、前記撮影のタイミングを制御する撮影タイミング制御機能を備え、
    前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段の前記撮影タイミング制御機能を制御して、前記撮影シーン範囲内に前記特定被写体を捉え、かつ、前記特定被写体が前記特定姿勢となったタイミングで、前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを自動的に撮影する請求項1〜7のいずれかに記載の画像撮影システム。
  9. 前記撮影手段は、所定の撮影者の操作による撮影が可能であり、かつ前記撮影者の操作による撮影を禁止する撮影禁止制御機能を備え、
    前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段の前記撮影禁止機能を制御して、前記撮影シーン範囲内から前記特定被写体が外れたタイミング、または前記特定被写体が前記特定姿勢でないタイミングで、前記撮影者の操作による撮影を禁止し、前記特定被写体の前記特定姿勢のシーン以外のシーンの撮影を防止する請求項1〜8のいずれかに記載の画像撮影システム。
  10. 前記撮影手段は、静止画像を撮影するものである請求項1〜9のいずれかに記載の画像撮影システム。
  11. 前記撮影手段は、動画像を撮影するものである請求項1〜9のいずれかに記載の画像撮影システム。
  12. 前記特定の被写体が、複数であり、
    前記撮影手段は、前記複数の特定被写体を撮影するものであり、
    前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段の前記撮影タイミング制御機能を制御して、前記撮影シーン範囲内に前記複数の特定被写体の全員を捉え、かつ前記複数の特定被写体の前記特定姿勢が全て所定の姿勢範囲内に揃ったタイミングで、前記複数の特定被写体の前記特定姿勢のシーンを撮影させる請求項1〜11のいずれかに記載の画像撮影システム。
  13. 前記撮影手段は、前記撮影位置を制御する撮影位置制御機能、および撮影方向を制御する撮影方向制御機能を備えるものであり、
    前記撮影動作制御手段は、前記撮影手段に備えられた撮影位置制御機能および前記撮影方向制御機能を制御して、前記撮影手段の撮影位置および撮影方向を制御することにより前記撮影シーン範囲を調整して、前記特定被写体を、前記撮影シーン範囲内に前記特定姿勢となるように捉え、前記撮影手段によって前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを撮影する請求項1〜12のいずれかに記載の画像撮影システム。
  14. 前記撮影手段は、複数であり、
    前記シーン内姿勢検出手段は、複数の撮影手段のそれぞれの撮影シーン範囲に対する前記特定被写体の前記特定姿勢を検出し、前記撮影動作制御手段によって前記複数の撮影手段のそれぞれの撮影動作を制御することにより、前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを撮影する請求項1〜13のいずれかに記載の画像撮影システム。
  15. 前記撮影手段は、動画像を撮影するものであり、
    前記シーン内姿勢検出手段は、所定の時間間隔毎の前記撮影手段の前記撮影位置情報および前記撮影方向情報と、これらの情報に対応する、前記所定の時間間隔毎の前記特定被写体の位置情報および前記姿勢関連情報とに基づき、前記撮影シーン範囲内の前記特定被写体の時系列の位置および姿勢を検出し、前記撮影動作制御手段は、前記撮影シーン対応被写体情報検出手段で検出した前記時系列の位置および姿勢から、前記撮影シーン範囲に対する前記被写体の動きの情報を取得し、この動きの情報に基づき、前記撮影手段の動作を制御して、前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを撮影する請求項1〜14いずれかに記載の画像撮影システム。
  16. 前記撮影動作制御手段は、前記特定被写体の前記時系列の位置および姿勢から、前記撮影シーン内の前記被写体の動きを予測する請求項15に記載の画像撮影システム。
  17. 特定被写体の特定姿勢のシーンを撮影するに際し、
    特定被写体の特定姿勢を撮影条件とし、
    前記特定被写体の位置情報および姿勢関連情報を含む被写体情報と、前記特定被写体を撮影する撮影手段の撮影位置情報および撮影方向情報を含む撮影情報とを取得し、
    前記撮影情報および前記被写体情報に基づいて、前記撮影手段によって撮影可能な実空間における撮影シーン範囲に対する前記特定被写体の姿勢情報を検出し、
    前記姿勢情報に応じて、前記撮影手段の撮影動作を制御して、前記撮影条件に対応する前記特定被写体の前記特定姿勢のシーンを前記撮影手段に撮影させることを特徴とする画像撮影方法。
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