JP4120026B2 - 臭素化α−メチルスチレン三量体、その製造方法及びそれを配合してなる難燃性樹脂組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な臭素化α−メチルスチレン三量体、その製造方法、及びそれを配合してなる難燃性樹脂組成物に関する。本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体は合成樹脂の難燃化に有用な化合物であり、各種電気製品等に多用される樹脂の難燃化に用いることが可能である。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、本発明の具体的な例はなく、本発明の化合物は新規物質である。
【0003】
合成樹脂の難燃化に関しては、種々の樹脂に対して、様々な臭素系難燃剤、リン酸エステル系難燃剤、無機系難燃剤が用いられ、用途により使い分けがなされている。代表的な難燃剤としてはデカブロモジフェニルオキサイド、テトラブロモビスフェノール−A、TBA−エポキシオリゴマー、臭素化ポリスチレン、トリフェニルフォスフェート、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来より、数多くの難燃剤が提案され、様々な用途で使い分けがなされているものの、近年の難燃規制の強化、配合した難燃樹脂の性能のさらなる向上要求が高く、従来品の欠点を補完する剤の創製が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、新規な臭素系難燃剤について、鋭意検討した結果、下記一般式(4)
【0006】
【化7】
【0007】
で示される化合物、下記一般式(5)
【0008】
【化8】
【0009】
で示される化合物、及び下記一般式(6)
【0010】
【化9】
【0011】
で示される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上のα−メチルスチレン三量体を臭素化することにより得られる臭素化α−メチルスチレン三量体を見出し、さらに、該化合物は機械物性を維持し、良好な難燃性能及び加工性を発現することを見出し本発明を完成させるに至った。
【0012】
すなわち本発明は、下記一般式(1)
【0013】
【化10】
【0014】
(式中、X1,X2,X3は各々独立してBr又はClを表し、X1,X2及びX3が全てClを表すことはない。また、a1,b1は各々独立して1〜5の数、c1は1〜4の数を表す。)
で示される化合物、下記一般式(2)
【0015】
【化11】
【0016】
(式中、X4,X5,X6は各々独立してBr又はClを表し、X4,X5及びX6が全てClを表すことはない。また、a2,b2は各々独立して1〜5の数、c2は1〜4の数を表す。)
で示される化合物、及び下記一般式(3)
【0017】
【化12】
【0018】
(式中、X7,X8,X9は各々独立してBr又はClを表し、X7,X8及びX9が全てClを表すことはない。また、a3,b3は各々独立して1〜5の数、c3は1〜4の数を表す。)
で示される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上からなる臭素化α−メチルスチレン三量体、その製造方法及びそれを配合してなる難燃性樹脂組成物である。
【0019】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0020】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体は、上記一般式(1)で示される化合物、上記一般式(2)で示される化合物、及び上記一般式(3)で示される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上の臭素化α−メチルスチレン三量体からなることを特徴とする。
【0021】
上記一般式(1)、一般式(2)及び一般式(3)で示される化合物において、X1〜X9のハロゲン基は、具体的には、塩素又は臭素を示し、芳香環への置換位置はo−、m−、p−を示す。
【0022】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体は、具体的には、一般式(1)で示される化合物を主成分とし、好ましくは、一般式(1)で示される化合物を90〜50モル%、一般式(2)で示される化合物を5〜25モル%、一般式(3)で示される化合物を5〜25モル%を5〜25モル%の範囲で含有する。
【0023】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体は、白色〜淡黄色の粉末であり、通常、軟化点100〜180℃、熱天秤測定による熱安定性は5%減少が250℃以上、50%減少が400℃以上の物性を示す。
【0024】
本発明の方法において原料として使用されるα−メチルスチレン三量体は、下記式(7)
【0025】
【化13】
【0026】
で示されるα一メチルスチレンの三量化により得られるもので、諸物性は限定されるものではないが、代表的物性は、沸点200〜206℃(1Torr)、引火点220℃、発火点430℃、流動点18℃、比重(15℃)1.05、粘度約5000p(25℃)である。
【0027】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体は、例えば、触媒存在下、反応に不活性な溶媒に原料のα−メチルスチレン三量体を溶解させ、これに臭素化試剤を滴下することにより調整される。
【0028】
本発明の方法において適用可能な触媒としては、具体的には、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、塩化第二鉄、臭化第二鉄、四塩化チタン、三塩化チタン、五塩化アンチモン、三塩化アンチモン、三臭化アンチモン、酸化アンチモン、塩化スズ、トリフルオロボラン・エテラート等のルイス酸触媒が挙げられ、目的とする核臭素化数によってこれら触媒を選択する。また、これら触媒は単独又は2種以上混合して使用しても何等支障はない。
【0029】
触媒量としては、反応に具する原料に対してあらゆる量で使用可能であり、特に限定するものではないが、通常0.01モル/モル%比〜100モル/モル%比の範囲である。余りにも少量の使用は、反応が遅いか、又は原料及び溶剤に由来する不純物により失活する場合がある。一方、余りにも過剰の使用は経済的ではない。したがって好ましくは、0.1モル/モル%〜40モル/モル%の範囲である。
【0030】
本発明の方法において適用可能な臭素化試剤としては、具体的には、臭素又は塩化臭素であり、目的とする核臭素化数、使用する触媒及び得られる目的物の目標品質により使い分けるか又は混合して使用する。なお、塩化臭素を使用する場合には、副反応として塩素化反応が起こるため、目的物中に約0.1〜20重量%の塩素が芳香環上に結合した状態で含有される。
【0031】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体中に含有される臭素と塩素の比は、通常80/20(wt/wt)≦Br/Cl≦100/0(wt/wt)の範囲であり、好ましくは90/10(wt/wt)≦Br/Cl≦100/0(wt/wt)の範囲である。
【0032】
臭素化試剤の使用量としては、目的とする原料の臭素化度により変更する。目的とする臭素化度に対して通常等モル倍量〜5モル倍量の範囲で使用するが、好ましくは、当モル倍量〜1.5モル倍量の範囲であり、使用する触媒の種類、反応条件により使用量を決める。
【0033】
反応に使用する溶剤としては、臭素化試剤及び触媒に対して不活性なものであれば、あらゆるものが使用可能であり、特に限定するものではない。具体的には、ジクロロメタン、ジブロモメタン、クロロホルム、ブロモホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン等が挙げられる。
【0034】
溶剤の使用量としては、反応に具する原料に対してあらゆる量比で使用可能であるが、1重量倍量以下では反応終了後の反応液粘度が高くなるため好ましくなく、また、100重量倍量以上では経済的ではない。したがって好ましくは1.2重量倍量〜80重量倍量の範囲である。
【0035】
反応温度としては、臭素化試剤、触媒及び目的とする核臭素化度により異なるが、通常、臭素の場合、0℃〜60℃であり、塩化臭素を使用する場合または臭素及び塩化臭素を併用する場合は−30℃〜20℃の範囲で実施する。
【0036】
臭素化試剤の滴下時間は、本反応が発熱反応でなおかつ塩化水素ガス又は臭化水素ガスの発生を伴うため、反応温度の制御が可能でなおかつ発生する塩化水素ガスが系外で捕捉可能な条件下であれば特に限定するものではない。
【0037】
臭素化試剤の添加終了後、直ちに後処理を行っても良いし、所定の温度で1〜8時間熟成を行っても良い。
【0038】
反応終了後、余剰の臭素化試剤をヒドラジン、亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤を添加することにより除害し、次いで、水洗、メタノールまたは熱水等の貧溶媒に添加することにより晶析させ、さらに濾過、乾燥することにより目的物の臭素化α−メチルスチレン三量体を得る。
【0039】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体は、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂に配合することにより当該樹脂の機械性能及び色調を低下させることなく、高い難燃性能及び配合樹脂物性を発揮する。
【0040】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体が配合可能な樹脂としては、具体的には、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン、アルキド樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−ビニルアセテート共重合体、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、発泡ポリスチレン、アクロリニトリル−スチレン共重合体、アクロロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体(以下ABSと略す)、ポリプロピレン、石油樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンエーテル等の熱可塑性樹脂等が例示され、さらに熱可塑性樹脂を2種以上混合したポリカーボーネート−ABS、ポリフェニレンエーテル−ポリスチレン等に代表されるポリマーアロイ等も例示できる。
【0041】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体の樹脂への配合量としては、配合する樹脂の種類や目的とする難燃性能により異なり、特に限定するものではないが、樹脂100重量部に対して通常5〜50重量部の範囲で配合される。
【0042】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体を樹脂に配合するに当たり、三酸化アンチモン、アンチモン酸ソーダ等の難燃助剤を添加しても良い。この場合、本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体又は臭素化α−メチルスチレン三量体組成物100重量部に対して通常5〜80重量部添加される。さらに必要に応じて、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体等の光安定剤、ヒンダードフェノール系等の酸化防止剤を添加しても良く、この場合、本発明の難燃性樹脂組成物100重量部に対して通常0.05〜5重量部添加される。これらの他、必要に応じて帯電防止剤やタルク、ガラスファイバー等の無機充填剤等を添加しても良い。
【0043】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体の樹脂への配合方法としては、熱硬化性樹脂に配合する場合には、例えば、予め本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体を樹脂原料に分散させた後硬化させれば良く、また、熱可塑性樹脂に配合する場合には、例えば、コニカルブレンダーやタンブラーミキサー等を用いて必要な配合試剤を混合し、二軸押出機等を用いてペレット化しても良い。これらの方法で得られた難燃性樹脂組成物の加工方法は、特に限定されるものではなく、例えば、押出成型、射出成型等を行い、目的とする成型品を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明の臭素化α−メチルスチレン三量体は、軟化点が200℃以下のため、汎用のポリプロピレン、耐衝撃性ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の樹脂に溶融分散し、樹脂の機械物性を低下させることなく高い難燃性能及び高い加工性を発現する。
【0045】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0046】
実施例1
撹拌機及び冷却ジャケット付き滴下ロートを備えた20リットルの下抜き5つ口丸底セパラブルフラスコにα−メチルスチレン三量体[組成:上記一般式(4)で示される化合物90モル%、上記一般式(5)で示される化合物5モル%、上記一般式(6)で示される化合物5モル%]1000g、三塩化アンチモン64.3g及びジクロロメタン4500gを仕込み、氷浴上で0℃に冷却した。
【0047】
次いで、0℃で臭素3381g、塩素1500g及びジクロロメタン4500gより調製した塩化臭素のジクロロメタン溶液を冷却ジャケット付き滴下ロートに4回に分けて仕込み、4時間かけて滴下、さらに同温度で1時間熟成を行った。
【0048】
反応終了後、反応液に水3000gを添加し、次に20重量%ヒドラジン水溶液を500ml添加し、余剰の塩化臭素を除害の後、5リットルの水で3回洗浄、分液した。得られた反応液は4回に分け、撹拌したメタノール6リットル(合計24リットル)に添加することにより晶析させた後、濾過、常圧下110℃×8時間乾燥することにより目的とする臭素化α−メチルスチレン三量体3117gの淡黄色粉末を得た。
【0049】
得られた臭素化α−メチルスチレン三量体の元素分析、軟化点、核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収スペクトル、熱天秤測定の結果を以下に示す。
【0050】
軟化点:130〜160℃
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,ppm):
δ1.0−2.5(m,16H)、7.5−8.0(m,1.5H)
1.0〜2.5ppmのシグナルはメチル基又はメチレン基に由来する。
赤外吸収スペクトル(KBr,cm-1):
ν=3450,2974,1637,1510,1442,1390, 1310,1195,1028,878,757
熱天秤(10℃/min):
5%減少(256℃),10%減少(300℃),
50%減少(422℃),90%減少(551℃)。
【0051】
実施例2
実施例1と同じ反応装置を用い、臭素を塩素より過剰にし、BrClの調整を行った(Br2/Cl2=1.2モル倍)。臭素化試剤に変更した以外、実施例1と同じ操作を行い臭素化α−メチルスチレン三量体3297gを得た。実施例1と同様に分析結果を下記に示した。
【0052】
軟化点:135〜165℃
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,ppm):
δ1.0−2.5(m,16H)、7.5−8.0(m,2.2H)
1.0〜2.5ppmのシグナルはメチル基又はメチレン基に由来する。
【0053】
熱天秤(10℃/min):
5%減少(322℃),10%減少(340℃),
50%減少(437℃),90%減少(562℃)。
【0054】
実施例3
実施例1と同じ反応装置を用い、臭素化試剤を臭素に変更した以外、実施例1と同じ操作を行い臭素化α−メチルスチレン三量体2619gを得た。実施例1と同様に分析結果を下記に示した。
【0055】
軟化点:130〜150 ℃
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,ppm):
δ1.0−2.5(m,16H)、7.5−8.0(m,5H)
1.0〜2.5ppmのシグナルはメチル基又はメチレン基に由来する。
【0056】
熱天秤(10℃/min):
5%減少(286℃),10%減少(305℃),
50%減少(403℃),90%減少(510℃)。
【0057】
実施例4〜実施例6
表1に示す通り、実施例1〜実施例3で製造した臭素化α−メチルスチレン三量体を耐衝撃性ポリスチレン(以下HIPSと略す、三菱化学製HT−88)100重量部に対して、22重量部、三酸化アンチモン5.5重量部配合し、二軸押出機(L/D:25)を用いて溶融温度205〜215℃、金型温度45℃にて射出成型した。
【0058】
実施例1〜実施例3で製造した臭素化α−メチルスチレン三量体について、以下に示す方法で、燃焼性試験、加工性(流動性)、耐衝撃性、引張試験及び曲げ試験等を実施した。
【0059】
<燃焼性試験の評価方法>
射出成型により得られた試料から試験片を作製し、酸素指数はJIS−K−7201に準拠し、UL燃焼試験はUL94V垂直燃焼性試験方法に準拠し、それぞれ測定した。
【0060】
<加工性(流動性)の評価方法>
得られたペレットを用い、JIS−K−6760に準拠し、メルトフローレート(200℃×5kg)を測定した。
【0061】
<耐衝撃性>
射出成型により得られた試料から試験片を作製し、ASTM−D−256に準拠し、アイゾット衝撃値を測定した。
【0062】
<引張試験>
射出成型により得られた試料から、3号ダンベルで打ち抜き試験片とし、引張り速度200mm/分で測定した。
【0063】
<曲げ試験>
射出成型により得られた試料から試験片を作製し、JIS−K−7203に準拠し測定した。
【0064】
以上の結果を表1に示した。また、HIPS単独での各種評価結果も表1に示した。
【0065】
【表1】
Claims (9)
- 下記一般式(1)
で示される化合物、下記一般式(2)
で示される化合物、及び下記一般式(3)
で示される化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物のみからなる、臭素化α−メチルスチレン三量体又はその組成物(但し、上記一般式(1)中、X1,X2及びX3がBrである化合物からなる群より選ばれる1種又は2種以上のみからなる臭素化α−メチルスチレン三量体又はその組成物を除く。) - 一般式(1)で示される臭素化α−メチルスチレン三量体を100〜50モル%、一般式(2)で示される臭素化α−メチルスチレン三量体を0〜25モル%、一般式(3)で示される臭素化α−メチルスチレン三量体を0〜25モル%の範囲で含有することを特徴とする請求項1に記載の臭素化α−メチルスチレン三量体又はその組成物。
- 一般式(1)で示される臭素化α−メチルスチレン三量体を90〜50モル%、一般式(2)で示される臭素化α−メチルスチレン三量体を5〜25モル%、一般式(3)で示される臭素化α−メチルスチレン三量体を5〜25モル%の範囲で含有することを特徴とする請求項2に記載の臭素化α−メチルスチレン三量体又はその組成物。
- 一般式(1)で示される化合物のみからなることを特徴とする請求項2に記載の臭素化α−メチルスチレン三量体又はその組成物。
- 臭素化α−メチルスチレン三量体中に含まれるBrとClの比が、80/20(wt/wt)≦Br/Cl≦100/0(wt/wt)の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の臭素化α−メチルスチレン三量体又はその組成物。
- 臭素化試剤としてBrClを用いることを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の臭素化α−メチルスチレン三量体又はその組成物を樹脂に配合してなる難燃性樹脂組成物。
- 樹脂100重量部に対し、請求項1乃至請求項5に記載の臭素化α−メチルスチレン三量体又はその組成物を5〜50重量部配合することを特徴とする請求項8に記載の難燃性樹脂組成物。
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