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JP4175847B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP4175847B2
JP4175847B2 JP2002239761A JP2002239761A JP4175847B2 JP 4175847 B2 JP4175847 B2 JP 4175847B2 JP 2002239761 A JP2002239761 A JP 2002239761A JP 2002239761 A JP2002239761 A JP 2002239761A JP 4175847 B2 JP4175847 B2 JP 4175847B2
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隆司 土井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/16Convertible refrigerators

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器を少なくとも有する冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1つの蒸発器で冷蔵室、冷凍室、野菜室の3つの部屋を冷気の分配状態を制御して一定温度に保つファンクール冷却方法では、冷凍室を−18℃以下に冷やすために、必ず蒸発器温度はそれ以下の温度となる。
【0003】
よって、冷蔵室や野菜室の保存食品を冷却する空気の相対湿度は低くなる。例えば、冷蔵室の冷蔵温度が2℃の場合には50%の相対湿度となる。
【0004】
これにより、一定温度に温度を保つことはできるが、保存した食品からの水分蒸発は比較的大きく、食品の長期保存には限界がある。そこで、ユーザは食品にラップをしたり、密封容器に収納して、食品からの水分の蒸発を防ぐ対策が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような冷蔵室の保存性の不具合を改善する方法としては、冷蔵室や野菜室のような庫内温度の比較的高い部屋専用の蒸発器を備えるものが提案されている。
【0006】
この冷蔵室用蒸発器(以下、単にRエバという)を比較的高い蒸発器温度にすること、冷凍室用蒸発器(以下、Fエバという)とRエバを切り替えて冷却制御するタイムシェアの交互冷却運転にすることにより、低温度冷却時にRエバに付着した水分を再蒸発させて冷蔵室や野菜室に送り返す制御を行うことで、冷蔵室の湿度を70%以上の高湿度化して、食品からの水分蒸発量を低減して保存性を高めている。
【0007】
また、コンプレッサには、二段圧縮を行う二段圧縮コンプレッサがあり、この二段圧縮コンプレッサを用いて、RエバとFエバを同時に冷却することで、冷蔵室、野菜室、冷凍室に収納されている食品を一定温度で連続的に冷却することができ、また、冷蔵室の湿度を80%の高湿で保存するものが提案されている。
【0008】
一方、ユーザの食生活の多様化により、一度に沢山の食品を保存するニーズが増加し、冷凍室の容量を大きくする要望が高まってきている。このような冷凍室容量のアップは一時的な場合が多いことから、容量の大きい冷凍室を備えるようにするには、野菜室を切替室にして、冷凍保存温度まで冷却できることが望ましい。
【0009】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、野菜室を冷凍保存温度まで低下させることができる冷蔵庫を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項の発明は、少なくとも冷蔵室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、コンプレッサ、凝縮器、切替手段が順次接続され、この切替手段には、冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器とが、各々絞り機構を介して並列に接続され、前記冷蔵室用蒸発器には野菜室用絞り機構を介して野菜室用蒸発器が接続された冷凍サイクルを有し、前記冷蔵室用蒸発器、または、前記冷凍室用蒸発器への冷媒流路を前記切替手段によって交互に切替えることによって、前記冷蔵室と前記野菜室とを冷却する冷蔵冷却モードと前記冷凍室を冷却する冷凍冷却モードを交互に行う制御手段を有し、前記制御手段は、前記野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を全開にして前記野菜室用蒸発器を前記野菜保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、前記野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を絞り前記野菜室用蒸発器を前記冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却することを特徴とする冷蔵庫である。
【0017】
請求項の発明は、少なくとも冷蔵室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、二段圧縮コンプレッサの高圧側吐出口と凝縮器が接続され、前記凝縮器に冷媒流路の切替手段が接続され、前記切替手段の第1の出口が少なくとも第1絞り機構、冷蔵室用蒸発器を経て気液分離手段に接続され、前記気液分離手段のガス出口が中間圧サクションパイプを経て二段圧縮コンプレッサの中間圧側吸込口と接続され、前記気液分離手段の液出口が第2絞り機構の一端に接続され、前記切替手段の第2の出口がバイパス絞り機構の一端に接続され、前記第2絞り機構の他端と前記バイパス絞り機構の他端が冷凍室用蒸発器に接続され、前記冷凍室用蒸発器が低圧サクションパイプを経て二段圧縮コンプレッサの低圧側吸込口に接続された冷凍サイクルを有し、また、前記冷凍サイクルは、野菜室用絞り機構と野菜室用蒸発器とを有し、前記冷蔵室用蒸発器、または、前記冷凍室用蒸発器への冷媒流路を前記切替手段によって交互に切替えることによって、前記冷蔵室と前記野菜室とを冷却する冷蔵冷却モードと前記冷凍室を冷却する冷凍冷却モードを交互に行う制御手段を有し、前記制御手段は、前記野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を全開にして前記野菜室用蒸発器を前記野菜保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、前記野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を絞り前記野菜室用蒸発器を前記冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却することを特徴とする冷蔵庫である。
【0018】
請求項の発明は、少なくとも冷蔵室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、二段圧縮コンプレッサの高圧側吐出口と凝縮器が接続され、前記凝縮器に冷媒流路の切替手段が接続され、前記切替手段の第1の出口が少なくとも第1絞り機構、冷蔵室用蒸発器を経て気液分離手段に接続され、前記気液分離手段のガス出口が中間圧サクションパイプを経て二段圧縮コンプレッサの中間圧側吸込口と接続され、前記気液分離手段の液出口が第2絞り機構の一端に接続され、前記切替手段の第2の出口がバイパス絞り機構の一端に接続され、前記第2絞り機構の他端と前記バイパス絞り機構の他端が冷凍室用蒸発器に接続され、前記冷凍室用蒸発器が低圧サクションパイプを経て二段圧縮コンプレッサの低圧側吸込口に接続された冷凍サイクルを有し、また、前記冷凍サイクルは、野菜室用絞り機構と野菜室壁面冷却用蒸発器とを有し、前記冷蔵室用蒸発器、または、前記冷凍室用蒸発器への冷媒流路を前記切替手段によって交互に切替えることによって、前記冷蔵室と前記野菜室とを冷却する冷蔵冷却モードと前記冷凍室を冷却する冷凍冷却モードを交互に行う制御手段を有し、前記制御手段は、前記野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を全開にして前記野菜室壁面冷却用蒸発器を前記野菜保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、前記野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を絞り前記野菜室壁面冷却用蒸発器を前記冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却することを特徴とする冷蔵庫である。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1の冷蔵庫であると、野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えた時に、冷蔵室用蒸発器を冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、かつ、冷凍室用ダンパによって冷凍室内部の庫内温度を冷蔵保存温度に対応するように調整する。
【0020】
請求項2の冷蔵庫であると、野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えた時に、野菜室用ダンパによって冷凍保存温度に対応するように調整し、また、野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えた時に、野菜室用ダンパによって野菜保存温度に対応するように調整する。
【0021】
請求項3の冷蔵庫であると、野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えた時に、第1野菜室用ダンパを閉じ、第2野菜室用ダンパによって冷凍保存温度に対応するように調整し、また、野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えた時に、第1野菜室用ダンパによって野菜保存温度に対応するように調整し、第2野菜室用ダンパを閉じておく。
【0022】
請求項4の冷蔵庫であると、野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えた時に、野菜室用絞り機構を全開にして、野菜室用蒸発器を野菜保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えた時に、野菜室用絞り機構を絞り野菜室用蒸発器を冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却する。
【0023】
請求項9の冷蔵庫であると、野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えた時に、野菜室用絞り機構を全開にして野菜室壁面冷却用蒸発器を野菜保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えた時に、野菜室用絞り機構を絞り野菜室壁面冷却用蒸発器を冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の各実施例を具体的に説明する。
【0025】
(第1の実施例)
第1の実施例について図1と図2に基づいて説明する。
【0026】
(1)冷蔵庫1の構造
図1は、本実施例を示す間冷式の冷蔵庫1の断面図である。
【0027】
冷蔵庫1内部は、上段から冷蔵室2、野菜室3、切替室4、冷凍室5が設けられている。また、切替室4の横には、冷凍室5の一部として不図示の製氷室が設けられている。
【0028】
冷凍室5の背面にある機械室6には、周波数によって能力を可変に調整できるコンプレッサ(例えば、インバータ制御のコンプレッサ)12が設けられている。
【0029】
切替室4の背面には、切替室4と冷凍室5を冷却するための冷凍室用蒸発器(以下、Fエバという)26が設けられている。また、切替室4の背面には、Fエバ26からの冷気の流量を調整して、切替室4の庫内温度を設定温度に調整する切替室用ダンパ8が配されている。
【0030】
野菜室3の背面には、冷蔵室2と野菜室3を冷却するための冷蔵室用蒸発器(以下、Rエバという)18が設けられている。
【0031】
Fエバ26の上方には、Fエバ26によって冷却された冷気を切替室4と冷凍室5に送風するための送風ファン(以下、Fファンという)27が設けられている。
【0032】
Rエバ18の上方には、Rエバ18で冷却された冷気を冷蔵室2と野菜室3に送風するための送風ファン(以下、Rファンという)19が設けられている。
【0033】
野菜室3の天井面、底面、両側面、背面が断熱構造をなし、切替室4との間は完全に仕切られ、野菜室3と冷蔵室2との間には、冷蔵室2への冷気の流入量を調整する冷蔵室用ダンパ(以下、Rダンパという)9が設けられている。
【0034】
冷蔵庫1の天井部後方には、マイクロコンピューターよりなる制御部7が設けられている。この制御部7は、コンプレッサ12、Rファン19、Fファン27、後述する三方弁15を制御する。また、野菜室3を野菜保存モードと、冷凍保存モードに切り替えるための操作部11も制御部7に接続されている。この操作部11は、冷蔵室2の扉の前面に設けられている。
【0035】
(2)冷凍サイクル10の構成
図2は、冷蔵庫1の冷凍サイクル10である。
【0036】
コンプレッサ12から吐出された不燃性冷媒は、凝縮器14を通った後、絞り調整機構付きの三方弁(例えば、PMV(パルスモータバルブ)機能付き三方弁)15の冷媒切換機構によって冷媒流路が切り替えられる。
【0037】
この三方弁15の一方の出口には高圧側キャピラリーチューブ16とRエバ18が順次接続され、三方弁15の他方の出口には低圧側キャピラリーチューブ24とFエバ26、逆止弁29が順次接続されている。そして、この三方弁15は、冷媒を高圧側キャピラリーチューブ16にのみ送る状態、低圧側キャピラリーチューブ24にのみ送る状態、どちらにも冷媒を送る全開状態、どちらにも冷媒を送らない全閉状態の4つの状態が実現できる。
【0038】
Rエバ18の出口配管は、機械室6内で逆止弁29の出口配管側と合流してコンプレッサ12の吸込側に繋がっている。
【0039】
(3)交互冷却運転
まず、冷蔵庫1における交互冷却運転について説明する。
【0040】
交互冷却運転とは、コンプレッサ12で圧縮、加圧された高温の冷媒は凝縮器14で放熱され、それを出た冷媒は三方弁15に入り、Rエバ18またはFエバ26を冷却して下記で説明する冷蔵冷却モード(以下、Rモードという)と冷凍冷却モード(以下、Fモードという)を交互に行う運転をいう。
【0041】
(3−1)Rモード
Rモードでは、三方弁15を切り替え、高圧側キャピラリチューブ16に冷媒を流し、Rエバ18で蒸発して、この冷気がRファン19によって冷蔵室2と野菜室3に送られ冷却する。蒸発してガス化した冷媒はコンプレッサ12に戻る。Fエバ26の温度はRモードの蒸発器温度より低いため、冷媒がFエバ26に流れ込み再凝縮しないように逆止弁29がFエバ26側の流路に設置されている。
【0042】
このRモードにおいては、野菜室3の庫内設定温度を野菜保存温度に設定した野菜保存モード(+3℃)と、野菜室3の庫内設定温度を冷凍保存温度(−18℃)に設定した冷凍保存モードの2種類がある。この切り替えは、前記した冷蔵室2の扉の前面に設けられている操作部11によって切り替える。
【0043】
(3−1−1)野菜保存モード
ユーザが操作部11によって野菜室3を通常の野菜を保存するための野菜保存モードに切り替えたとする。
【0044】
その場合には、絞り調整機能付きの三方弁15において、上記したようにFエバ26には冷媒を流さないようになし、Rエバ18側に冷媒が多く流れるよう略全開状態にする。すると、Rエバ18における蒸発器温度は−2℃程度の高い温度に設定する。そして、Rダンパ9を開いた状態にして、Rエバ18からの冷気をRファン19によって冷蔵室2と野菜室3に送り、各部屋に収納されている食品を冷却する。
【0045】
この場合にRエバ18の蒸発器温度は高いため、高湿の冷気を冷蔵室2と野菜室3に送ることができるので、各食品からの水分蒸発量を抑えることができ、各食品の保存性を高めることができる。
【0046】
(3−1−2)冷凍保存モード
ユーザが操作部11を操作して、野菜室3に冷凍食品を収納するための冷凍保存モードに設定したとする。
【0047】
すると、三方弁15は絞り調整機能を使ってRエバ18における蒸発器温度を−10℃になるように調整する。そして、冷蔵室2の庫内温度を0℃から3℃程度に保持するために、Rダンパ9を開閉して、Rエバ18からの冷気の流量を調整する。一方、野菜室3にはRファン19によって冷気をそのまま送り込む。これによって、冷蔵室2の庫内温度は冷凍保存温度(0℃から3℃)に保持することができ、野菜室3の庫内温度は冷凍保存温度(−10℃程度)に保持することができる。
【0048】
なお、この場合に、コンプレッサ12の能力を上げることが望ましいため、駆動周波数を上昇させる。
【0049】
(3−2)Fモード
Fモードでは、三方弁15を切り替え、低圧側キャピラリチューブ24に冷媒が流れるように冷媒流路を切り替え、Fエバ26で蒸発し、逆止弁29を通りコンプレッサ12に戻る。Fエバ26における冷気は、Fファン27によって冷凍室5などに送られる。
【0050】
(3−3)RモードとFモードの切り替えのタイミング
上記のようなRモードとFモードを交互に行う場合に、そのモードの切替えは、所定時間毎に行うか、または冷蔵室2の庫内温度trが庫内上限温度より高くなった場合、または冷凍室5の庫内温度tfが庫内上限温度より高くなった場合に各モードを開始する。
【0051】
また、冷蔵室2の庫内温度が庫内下限温度より低くなり、かつ、冷凍室5の庫内温度tfが庫内下限温度より低くなるとコンプレッサ12は停止する。
【0052】
(4)第1の実施例の効果
以上により本実施例の冷蔵庫1であると、野菜室3を野菜の保存に適した温度と、冷凍食品の保存に適した温度に切り替えることができると共に、冷蔵室における庫内温度を冷蔵保存温度に保持することができ、また、その内部も高湿に保持することができる。
【0053】
(第2の実施例)
次に、第2の実施例の冷蔵庫1について、図3から図5に基づいて説明する。
(1)冷蔵庫1の構造
本実施例と第1の実施例の冷蔵庫1の構造の相違点は、次の通りである。
【0054】
本実施例の冷蔵庫1では、冷蔵室2の背面にRエバ18が配され、野菜室3とは断熱壁により完全に区画されている。
【0055】
野菜室3の天井面、背面、底面、両側面は断熱壁によって仕切られているが、底面の後方に野菜室用ダンパ(以下、Vダンパという)30が設けられ、このVダンパ30は、Fエバ26によって冷却された冷気がFファン27によって送風され、この送風された冷気をその開閉状態によって野菜室3に送るものである。また、このVダンパ30からの冷気を野菜室3に確実に送るために野菜室3の背面には野菜室用ダクト32が設けられている。
【0056】
なお、第2の実施例における冷凍サイクル10は、第1の実施例の冷凍サイクル10と同じ構造を有している。
【0057】
(2)冷蔵庫1の制御状態
冷蔵室2の庫内温度は、Rエバ18によって調整し、冷凍室5や野菜室3の庫内温度はFエバ26によって調整する。
【0058】
すなわち、野菜室3を野菜保存モードで使用する場合には、Vダンパ30を制御して、Fエバ26からの冷気を調整して野菜保存温度に調整する。
【0059】
一方、野菜室3を冷凍保存モードで使用する場合には、Vダンパ30を制御して、Fエバ26からの冷気を野菜室3内部に送り込む。この時、冷凍室5だけの冷却よりも多くの冷凍能力を有するためコンプレッサ12の能力を増大させるために駆動周波数を増大させる。
【0060】
以下、その制御方法を詳しく説明する。
【0061】
(3)野菜保存モードで使用する場合
図4のフローチャートに基づいて、野菜室3を野菜保存モードで使用する場合について説明する。
【0062】
ステップ1において、RモードまたはFモードのどちらかの運転であるかを判断する。Rモードであればステップ2に進み、Fモードであればステップ5に進。
【0063】
ステップ2において、Rモードであるので、Rエバ18で冷蔵室2を冷却してステップ3に進む。この場合に、三方弁15は、Rエバ18側に切り替えておく。
【0064】
ステップ3において、冷凍室5の庫内温度tfが上昇し、庫内上限温度に到達した場合にはステップ4に進む。
【0065】
ステップ4において、冷蔵室2の庫内温度trが庫内下限温度より低くなった場合もそれ以上の冷却は必要でないため、Fモードに切り替える。
【0066】
ステップ5において、Fモードであるので、Fエバ26で運転し、冷凍室5と野菜室3を冷却する。この場合にVダンパ30は野菜保存温度になるように調整する。
【0067】
ステップ6において、冷蔵室2の庫内温度trが庫内上限温度まで上昇するとRモードに移行する。
【0068】
ステップ7において、冷凍室5の庫内温度tfが庫内下限温度より低くなり、かつ、ステップ8において、冷蔵室2の庫内温度trが庫内下限温度より低い場合には、ステップ9において、コンプレッサ12を停止させる。
【0069】
ステップ10において、コンプレッサ12が停止し、冷蔵室2または冷凍室5の庫内温度tr、tfが庫内上限温度よりも上昇した場合には、ステップ11において、コンプレッサ12を駆動させる。
【0070】
ステップ12において、コンプレッサ12を駆動する周波数については、冷蔵室2と冷凍室5の庫内温度と設定温度を見ながら制御する。
【0071】
(4)冷凍保存モードで使用する場合
次に、野菜室3を冷凍保存モードで使用する場合について図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0072】
ステップ1において、野菜室3の冷凍保存温度である−18℃以下に設定する。
【0073】
ステップ2において、FモードかRモードかを判断し、Rモードの場合にはステップ3に進み、Fモードの場合にはステップ6に進む。
【0074】
ステップ3において、Rモードであるため、ステップ4において三方弁15をRエバ側に切り替える。
【0075】
ステップ5において、冷凍室5の庫内温度tfと冷蔵室2の庫内温度tfを検知しつつRモードを続け、冷凍室5の庫内温度tfが庫内上限温度より上がった場合には、ステップ6に進む。
【0076】
ステップ6において、Fモードを開始する。
【0077】
ステップ7において、三方弁15をFエバ側に切り替える。そして、Vダンパ30を開く。
【0078】
ステップ8において、冷蔵室2と冷凍室5の庫内温度tr、tfを庫内上限温度と比較しながらコンプレッサ12を制御し、ステップ9に進む。
【0079】
ステップ9において、冷蔵室2の庫内温度trが庫内上限温度より上昇した場合にはrモードに移行する。
【0080】
ステップ10において、野菜室3の庫内温度tvが冷凍保存温度より低くなった場合には、ステップ11に進み、そうでなければステップ7に戻る。
【0081】
ステップ11において、野菜室3を冷凍保存温度で冷却を続ける。
【0082】
(5)第2の実施例の効果
本実施例においても、野菜室3を野菜保存モードと冷凍保存モードに切り替えて使用することができる。
【0083】
また、冷蔵室2は、Rエバ18によって高い温度でかつ高湿で冷却されているため、食品の保存性を向上させることができる。
【0084】
(第3の実施例)
第3の実施例について、図6に基づいて説明する。
【0085】
図6は、第3の実施例の冷蔵庫1の縦断面図である。
【0086】
(1)冷蔵庫1の構造
冷蔵庫1の構造において、本実施例と第1の実施例の異なる点は、冷蔵室2の背面にRエバ18を有し、野菜室3の背面上部には、冷蔵室2と野菜室3を仕切るための高温ダンパ34を有し、野菜室3の背面下部には冷凍室5と野菜室3を仕切る低温ダンパ36を有している点にある。
【0087】
冷凍サイクル10の構造については、第1の実施例と同様である。
【0088】
(2)冷蔵庫1の制御方法
冷蔵庫1において野菜室3に野菜を保存する場合には、低温ダンパ36を閉じ、高温ダンパ34の開閉状態を調整してRエバ18からの冷気を野菜室3に流入させて、野菜室3の庫内温度を野菜保存温度(例えば3℃)に制御する。この場合に、高い温度で冷気を流入させているため、高湿で野菜を保存することができる。
【0089】
また、野菜室3に冷凍食品を保存する場合には高温ダンパ34を閉じ、低温ダンパ36を開閉してFエバ26からの冷気を流入させ野菜室3を冷凍保存温度(−10℃)になるように制御する。これによって、冷凍食品も保存することができる。
【0090】
なお、冷蔵室2はRエバ18によって冷却されているため、高湿の冷気で食品を保存することができる。
【0091】
(第4の実施例)
次に、第4の実施例について図7と図8に基づいて説明する。
【0092】
(1)冷蔵庫1の構造
冷蔵庫1の構造において、本実施例の冷蔵庫1と第1の実施例の冷蔵庫1との相違点は、図7に示すように、野菜室3が冷蔵室2及び冷凍室5とも完全に断熱壁で仕切られ、かつ、野菜室3の背面に野菜室用蒸発器(以下、Vエバという)38を有し、Vエバ38の近傍に、野菜室3にVエバ38から冷気を送るための野菜室用送風機(以下、Vファンという)40が設けられている点にある。
【0093】
(2)冷凍サイクル10の構造
本実施例の冷凍サイクル10と第1の実施例の冷凍サイクル10の異なる点は、本実施例ではVエバ38が接続されている点にある。
【0094】
本実施例の冷凍サイクル10について、図8に基づいて説明する。
【0095】
冷凍サイクル10の構造は第1の実施例と上記したように略同様であるが、Rエバ18の出口側の配管に電子膨張弁42が接続され、この電子膨張弁42の出口側にVエバ38が接続されている。このVエバ38の出口側配管と逆止弁29の出口側配管が合流し、コンプレッサ12の吸引側に接続されている。
【0096】
(3)冷蔵庫1の制御方法
本実施例も第1の実施例と同様にRモードとFモードを交互に切り替える交互冷却運転を行う。
【0097】
野菜室3を野菜保存モードで使用する場合には、Rモードにおいて、電子膨張弁42の絞り状態を全開にして、Rエバ18と略同じ蒸発器温度に保ち冷却する。これによって、野菜室3の内部は高湿な状態でかつ野菜保存温度で保持することができる。
【0098】
野菜室3を冷凍保存モードで使用する場合には、Rモードにおいて、電子膨張弁42を絞り、Vエバ38を−10℃まで冷却する。その冷却した冷気をVファン40によって送風することによって、野菜室3内部を冷凍保存温度に保持することができる。
【0099】
(4)第4の実施例の効果
本実施例であると冷蔵室2と冷凍室5はRエバ18とFエバ26によって冷却することができるので、冷蔵室2を高湿の状態で冷却することができる。
【0100】
また、野菜室3においては専用のVエバ38があるため、野菜保存モードにおいては高湿でかつ野菜保存温度で保持することができ、また、冷凍保存モードにおいては冷凍保存温度でその内部を保持することができる。
【0101】
(第5の実施例)
第5の実施例について、図1と図9に基づいて説明する。
【0102】
(1)冷蔵庫1の構造
冷蔵庫1の構造は、図1に示すように第1の実施例の冷蔵庫1と同じ構造である。
【0103】
但し、コンプレッサについては、通常の能力可変型のコンプレッサ12に代えて、能力可変型の二段圧縮コンプレッサ13を用いている。
【0104】
(2)冷凍サイクル10の構造
第5の実施例の冷凍サイクル10の構造について図9に基づいて説明する。
【0105】
二段圧縮コンプレッサ13の高圧側吐出口には凝縮器14が接続され、凝縮器14には、絞り調整機構付きの三方弁(例えば、PMV機能付き三方弁)15が接続されている。三方弁15の第1出口には、高圧側キャピラリーチューブ16、Rエバ18が順番に接続されている。
【0106】
Rエバ18の出口側には、気液分離器20の冷媒入口部が接続されている。気液分離器20のガス出口パイプは、中間圧サクションパイプ22を経て二段圧縮コンプレッサ13の中間圧側吸込口に接続されている。一方、気液分離器20の液出口パイプは低圧側キャピラリーチューブ24に接続されている。そして、前記で説明した三方弁15の第2出口はバイパスキャピラリーチューブ25の一端に接続され、このバイパスキャピラリーチューブ25の他端は低圧側キャピラリーチューブ24の他端と一緒になってFエバ26に接続されている。Fエバ26はさらに低圧サクションパイプ28を経て二段圧縮コンプレッサ13の低圧側吸込口に接続されている。
【0107】
(3)冷凍サイクル10のRモードの動作状態
上記で説明した冷凍サイクル10において、Rモードにおける動作状態を説明する。
【0108】
Rモードにおいては冷蔵庫1の制御部7は、三方弁15の第1出口を開状態とし、第2出口を閉状態としている。
【0109】
(a)二段圧縮コンプレッサ13によって圧縮された冷媒は高圧側吐出口から吐出される。
【0110】
(b)高圧ガス冷媒は、凝縮器14内部で凝縮され、液冷媒とガス冷媒が存在する二相冷媒となって吐出される。そして、三方弁15の第1出口15の方向に流れる。
【0111】
(c)この三方弁15の第1出口から流れた高圧二相冷媒は、高圧側キャピラリーチューブ16で減圧され、中間圧の二相冷媒となってRエバ18に入る。
【0112】
(d)Rエバ18内部で冷媒は一部蒸発し、二相状態で気液分離器20に入り、液冷媒とガス冷媒に分離される。
【0113】
(e)気液分離器20で分離されたガス冷媒は、中間圧サクションパイプ22を経て二段圧縮コンプレッサ13の中間圧側吸込口に入り、低圧冷媒と混じる。
【0114】
(f)同じく気液分離器20内部で分離された液冷媒は、低圧側キャピラリーチューブ24で減圧され、低圧の二相冷媒となってFエバ26に入る。
【0115】
(g)Fエバ26内部で冷媒は蒸発しガス冷媒となる。
【0116】
(h)Fエバ26から流出したガス冷媒は、低圧サクションパイプ28を経て二段圧縮コンプレッサ13の低圧側吸込口に入る。
【0117】
(i)二段圧縮コンプレッサ13内部においては、低圧側吸込口から吸い込まれた低圧冷媒は、低圧側圧縮室で中間圧まで加圧され、中間圧側吸込口から吸い込まれた中間圧冷媒と合流及び混合し、高圧側圧縮室で高圧まで加圧され、高圧側吐出口から吐出される。
【0118】
このRモードにおいては、第1の実施例と同様に野菜保存モードと冷凍保存モードの2種類が存在する。操作部11によってユーザが野菜保存モードを設定した場合には、上記で説明した動作状態において、Rエバを約0℃に調整し、冷蔵室2と野菜室3をその容量比で風量分配する。この場合に、その分配はRダンパ9を用いて行う。
【0119】
次に、ユーザが野菜室3を冷凍保存モードにした場合には、三方弁15の絞りを調整して冷凍保存温度にできるだけ近い低い温度にRエバ18の蒸発器温度を下げ、冷蔵室2における庫内温度の調整はRダンパ9によって行う。
【0120】
(4)冷凍サイクル10におけるFモード
冷凍室5を冷却する場合には、三方弁15の第1出口側を閉状態にし第2出口側を開状態にしてバイパスキャピラリーチューブ25を介してFエバ26に冷媒を流す。
【0121】
これによって、Fエバ26は冷却されて、冷凍室5内部を冷凍保存温度にまで下げることができる。
【0122】
(5)第5の実施例の効果
野菜室3を野菜保存温度で使用する場合は連続冷却で、冷蔵室2、野菜室3、冷凍室5を共に一定温度で冷却することができ、特に、冷蔵室2と野菜室3は80%以上の高湿度の保存を行うことができる。
【0123】
(第6の実施例)
第6の実施例においては、第2の実施例の図3に示す冷蔵庫1の構造に、第5の実施例で説明した二段圧縮コンプレッサ13を有する冷凍サイクル10を組み合わせたものである。
【0124】
まず、三方弁15の第1出口側を開状態にし第2出口側を閉状態にする。
【0125】
野菜室3を野菜保存モードで使用する場合には、Vダンパ30を制御して、Fエバ26からの冷気を調整するため、野菜室3を野菜保存温度に保持することができ、冷蔵室2はRエバ18によって0℃の高温でかつ高湿度で連続冷却することができる。
【0126】
また、野菜室3を冷凍保存モードで使用する場合には、Vダンパ30を制御して、Fエバ26からの冷気を野菜室3に多量に流入させる。この時、二段圧縮コンプレッサ13の能力を増加させる。また、冷蔵室2はRエバ18で0℃の高温度高湿度で連続冷却を行う。
【0127】
なお、この冷凍サイクル10の冷却の基本は、この第1出口側を開状態にし第2出口側を閉状態にしている状態であるが、三方弁18の第1出口側を閉状態にし第2出口側を開状態にしてバイパスキャピラリーチューブ25を用いる場合は、冷蔵室2を冷やすことなく、冷凍室5及び野菜室3を冷やす場合にのみ使用する。
【0128】
(2)第6の実施例の効果
本実施例であると、冷蔵室2、野菜室3及び冷凍室5を連続同時冷却することができ、冷蔵室2は独立冷却で常時高湿の80%以上の冷却保存を行うことができる。
【0129】
また、野菜室3を野菜保存モードと冷凍保存モードに切り替えることができる。
【0130】
(第7の実施例)
本実施例の冷蔵庫1の構造は、第3の実施例の図6における冷蔵庫1と同じ構造であり、この構造の冷蔵庫1に第5の実施例で説明した二段圧縮コンプレッサ13を使用した冷凍サイクル10を組み合わせたものである。
【0131】
(2)冷凍サイクル10の動作状態
野菜室3を野菜保存モードで使用する場合には、Rエバ18を用いて冷却するため、高温ダンパ34を開とし、低温ダンパ36を閉状態とする。
【0132】
野菜室3を冷凍保存モードとして使用する場合には、高温ダンパを閉とし、低温ダンパを開とし、Fエバ26で野菜室3を冷凍保存温度まで冷却する。
【0133】
(3)第7の実施例の効果
本実施例であると、野菜室3を冷凍保存温度まで冷却できる。また、野菜保存モードにおいては、野菜室3と冷蔵室2及び冷凍室5を連続一定冷却することができ、冷蔵室2及び野菜室3は80%以上の高湿で保存することができる。
【0134】
(第8の実施例)
第8の実施例について、図10に基づいて説明する。
【0135】
(1)冷蔵庫1の構造
冷蔵庫1の構造は、第4の実施例における図7に示した冷蔵庫1と同様である。
【0136】
(2)冷凍サイクル10の構造
冷凍サイクル10は、第5の実施例で説明した二段圧縮コンプレッサ13を有する冷凍サイクル10において、更にVエバ38を有したものである。
【0137】
すなわち、Rエバ18の出口側配管に第1電子膨張弁44を設け、この出口側に前記したVエバ38を接続し、このVエバ38の出口側配管に第2電子膨張弁46を接続し、第2の電子膨張弁46の出口側をFエバ26に接続したものである。
【0138】
(3)冷凍サイクル10の動作状態
野菜室3を野菜保存モードで使用する場合には、Vエバ38は第1電子膨張弁44を全開とし、Rエバ18の蒸発器温度と同じ温度に保ち、第2の電子膨張弁46を調整してFエバ26で冷凍室5を冷凍保存温度に冷却する。
【0139】
野菜室3を冷凍保存モードで使用する場合には、Vエバ38の蒸発器温度は第1電子膨張弁44の絞り開度を絞り、冷凍保存温度まで冷却し、第2電子膨張弁46はFエバ26が冷凍室5を冷凍するのに必要な温度となるように弁開度を調整する。これによって、同時に冷凍室5、冷蔵室2、野菜室3を冷却することができる。
【0140】
なお、二段圧縮コンプレッサ13は、野菜室3を冷凍保存モードで使用する場合にはその能力を増加させる。
【0141】
(4)第8の実施例の効果
本実施例であると専用のVエバ38で野菜室3を冷凍保存温度で高湿に保存することができ、また、冷凍保存モードにおいても一定温度に連続冷却でき、かつ、冷凍室5、冷蔵室2、野菜室3の全ての保存性を向上させることができる。
【0142】
なお、冷凍室5のみを冷却する場合には、バイパスキャピラリーチューブ25を介したパイパス回路を使用することで冷凍室5のみを冷却できる。
【0143】
(第9の実施例)
第9の実施例について、図11に基づいて説明する。
【0144】
(1)冷蔵庫1の構造
冷蔵庫1の構造は、第4の実施例における図7で示した冷蔵庫1と同様である。
【0145】
(2)冷凍サイクル10の構造
本実施例の冷凍サイクル10は、第5の実施例の冷凍サイクル10において、更にVエバ38を設けた点にある。
【0146】
すなわち、図11の冷凍サイクル10に示すように、三方弁15に代えて、絞り調整機能付きの四方弁48を用い、第3の出口に野菜室用キャピラリーチューブ37、Vエバ38を接続し、このVエバ38に野菜室用の絞り調整機構が付いたPMV50を接続し、更にこのPMV50の出口を二段圧縮コンプレッサ13の低圧側吸込口に接続する。
【0147】
(3)第9の実施例の効果
本実施例であっても、専用のVエバ38を用いることにより、野菜室3を野菜保存モードと冷凍保存モードに切り替えて使用することができる。
【0148】
(第10の実施例)
第10の実施例について、図12に基づいて説明する。
【0149】
本実施例と第9の実施例の異なる点は、Vエバ38に代えて、野菜室3の壁面内部に冷却パイプを内蔵した野菜室壁面冷却用蒸発器(以下、V壁面エバという)52を用いた点にある。
【0150】
本実施例であっても、V壁面エバ52によって野菜室3内部を野菜保存モードと冷凍保存モードに切り替えることができ、かつ、野菜室3内部では直冷式となるため、その内部を高湿で保持することができる。
【0151】
(第11の実施例)
第11の実施例について、図13に基づいて説明する。
【0152】
本実施例と第9の実施例の異なる点は、第9の実施例ではVエバ38のみを設けたが、本実施例ではこれに代えてVエバ38とV壁面エバ52を直列に接続したものである。
【0153】
(第12の実施例)
第12の実施例について、図14に基づいて説明する。
【0154】
本実施例と第11の実施例の異なる点は、Fエバ26をRエバ18と直列に接続するのでなく、並列に接続した点にある。
【0155】
(第13の実施例)
第13の実施例について、図15に基づいて説明する。
【0156】
本実施例では、二段圧縮コンプレッサ13の高圧側の出口側に凝縮器14を設け、この凝縮器14の次に二分配の分配器(気液分離器)54を接続し、一方にVエバ38を接続し、他方にRエバ18を接続したものである。
【0157】
そして、Vエバ38の出口側は二段圧縮コンプレッサ13の低圧側吸引口と中間圧側吸込口にそれぞれ接続されている。
【0158】
(第14の実施例)
図16は、本実施例の冷凍サイクル10を示したものである。
【0159】
本実施例と第13の実施例の異なる点は、第13の実施例ではRエバ18とFエバ26を直列に接続したが、本実施例では並列に接続したものである。
【0160】
また、第13の実施例ではRエバ18に第2の分配器(気液分離器)56を介してFエバ26が直列に接続されている。
【0161】
(変更例)
冷媒は、不燃性冷媒に限らず、自然冷媒、非共沸混合冷媒でもよい。
【0162】
【発明の効果】
以上により本発明の冷蔵庫であると、野菜室を野菜保存モードと冷凍保存モードに切り替えて使用することができ、また、野菜保存モードにおいて使用する場合には高湿な状態で野菜等を保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷蔵庫の縦断面図である。
【図2】第1の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図3】第2の実施例の冷蔵庫の縦断面図である。
【図4】第2の実施例における野菜保存モードのフローチャートである。
【図5】第2の実施例における冷凍保存モードのフローチャートである。
【図6】第3の実施例の冷蔵庫の縦断面図である。
【図7】第4の実施例の冷蔵庫の縦断面図である。
【図8】第4の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図9】第5の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図10】第8の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図11】第9の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図12】第10の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図13】第11の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図14】第12の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図15】第13の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【図16】第14の実施例の冷凍サイクルの構成図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 野菜室
4 切替室
5 冷凍室
6 機械室
7 制御部
8 切替室用ダンパ
9 冷蔵室用ダンパ
10 冷凍サイクル
11 操作部
12 コンプレッサ
13 二段圧縮コンプレッサ
14 凝縮器
15 三方弁
16 高圧側キャピラリーチューブ
18 Rエバ
19 Rファン
20 気液分離器
22 中間圧サクションパイプ
24 低圧側キャピラリーチューブ
25 バイパスキャピラリーチューブ
26 Fエバ
27 Fファン
28 低圧サクションパイプ
29 逆止弁

Claims (3)

  1. 少なくとも冷蔵室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、
    コンプレッサ、凝縮器、切替手段が順次接続され、この切替手段には、冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器とが、各々絞り機構を介して並列に接続され、前記冷蔵室用蒸発器には野菜室用絞り機構を介して野菜室用蒸発器が接続された冷凍サイクルを有し、
    前記冷蔵室用蒸発器、または、前記冷凍室用蒸発器への冷媒流路を前記切替手段によって交互に切替えることによって、前記冷蔵室と前記野菜室とを冷却する冷蔵冷却モードと前記冷凍室を冷却する冷凍冷却モードを交互に行う制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を全開にして前記野菜室用蒸発器を前記野菜保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、前記野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を絞り前記野菜室用蒸発器を前記冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却する
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 少なくとも冷蔵室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、
    二段圧縮コンプレッサの高圧側吐出口と凝縮器が接続され、
    前記凝縮器に冷媒流路の切替手段が接続され、
    前記切替手段の第1の出口が少なくとも第1絞り機構、冷蔵室用蒸発器を経て気液分離手段に接続され、
    前記気液分離手段のガス出口が中間圧サクションパイプを経て二段圧縮コンプレッサの中間圧側吸込口と接続され、
    前記気液分離手段の液出口が第2絞り機構の一端に接続され、
    前記切替手段の第2の出口がバイパス絞り機構の一端に接続され、
    前記第2絞り機構の他端と前記バイパス絞り機構の他端が冷凍室用蒸発器に接続され、
    前記冷凍室用蒸発器が低圧サクションパイプを経て二段圧縮コンプレッサの低圧側吸込口に接続された冷凍サイクルを有し、
    また、前記冷凍サイクルは、野菜室用絞り機構と野菜室用蒸発器とを有し、
    前記冷蔵室用蒸発器、または、前記冷凍室用蒸発器への冷媒流路を前記切替手段によって交互に切替えることによって、前記冷蔵室と前記野菜室とを冷却する冷蔵冷却モードと前記冷凍室を冷却する冷凍冷却モードを交互に行う制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を全開にして前記野菜室用蒸発器を前記野菜保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、前記野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を絞り前記野菜室用蒸発器を前記冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却する
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 少なくとも冷蔵室、野菜室、冷凍室を有する冷蔵庫において、
    二段圧縮コンプレッサの高圧側吐出口と凝縮器が接続され、
    前記凝縮器に冷媒流路の切替手段が接続され、
    前記切替手段の第1の出口が少なくとも第1絞り機構、冷蔵室用蒸発器を経て気液分離手段に接続され、
    前記気液分離手段のガス出口が中間圧サクションパイプを経て二段圧縮コンプレッサの中間圧側吸込口と接続され、
    前記気液分離手段の液出口が第2絞り機構の一端に接続され、
    前記切替手段の第2の出口がバイパス絞り機構の一端に接続され、
    前記第2絞り機構の他端と前記バイパス絞り機構の他端が冷凍室用蒸発器に接続され、
    前記冷凍室用蒸発器が低圧サクションパイプを経て二段圧縮コンプレッサの低圧側吸込口に接続された冷凍サイクルを有し、
    また、前記冷凍サイクルは、野菜室用絞り機構と野菜室壁面冷却用蒸発器とを有し、
    前記冷蔵室用蒸発器、または、前記冷凍室用蒸発器への冷媒流路を前記切替手段によって交互に切替えることによって、前記冷蔵室と前記野菜室とを冷却する冷蔵冷却モードと前記冷凍室を冷却する冷凍冷却モードを交互に行う制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記野菜室の庫内設定温度を野菜保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を全開にして前記野菜室壁面冷却用蒸発器を前記野菜保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却し、前記野菜室の庫内設定温度を冷凍保存温度に切り替えたときに、前記野菜室用絞り機構を絞り前記野菜室壁面冷却用蒸発器を前記冷凍保存温度に対応した蒸発器温度まで冷却する
    ことを特徴とする冷蔵庫。
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