JP4028291B2 - Motorized valve drive device and refrigeration cycle device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルの膨張弁として用いるのに好適な電動弁の駆動装置及び該電動弁の駆動装置を備えた冷凍サイクル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステッピングモータを用いた電動弁における異音や振動を防止する技術として、例えば特許第3037831号公報(従来技術−1という。)に開示されたものがある。この従来技術−1は、基点位置出し時の異音、振動の発生を防止、あるいは電動弁の寿命低下を防止するために、電動弁にマグネットと磁気検出手段とを備え、該磁気検出手段を例えば、リードスイッチで構成し、該リードスイッにより全開信号を出力するように、構成されている。
【0003】
また、ステッピングモータの回動位置を検出する技術として、例えば特開2001−12633号公報(従来技術−2という。)に開示されたものがある。この従来技術−2の第1実施例は、弁開度の検出及び脱調の検出を行うために、電動弁の回転軸に固定した磁気ドラム、並びに回転軸の端部に磁石を設け、磁気ドラムのNS極の磁界の大きさと極性を検出する2つの磁気センサ及び磁石の上下位置を検出する磁気センサの検出値から弁開度を演算するように構成されている。また、従来技術−2の第2実施例は、2つの磁気センサを磁気ドラムの上面に配し、磁気ドラムの上下動も2つの磁気センサによって検出するように構成されている。
【0004】
また、特開平9−243137号公報(従来技術−3という。)においては、電子膨張弁(電動弁)の開度を記憶しておく開度記憶手段と、電子膨張弁の初期位置決めを行う位置決め手段とを備え、空気調和機の運転開始時に電子膨張弁を全閉状態に戻す初期位置決めパルス数を、開度記憶手段に記憶されている電子膨張弁開度に所定パルス数を加算したパルス数にするよう、構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術−1のものでは、ケース内にマグネットと可動部材からなる構造を収容する必要があり、全体構造が複雑となるという問題がある。また、従来技術−2においては、開度の検出(演算)を行っているが、複数の磁気センサを用いており、基点位置出し時の異音、振動の発生を防止するため適用するには、構造が複雑すぎるという問題がある。
【0006】
また、従来技術−3においては、電子膨張弁の初期位置決め時間を短縮できるとともに、電子膨張弁の増し締めを防止することができるが、同公報のコラム「0012」に「位置決めパルス=前回の停止LEV開度+α」と記載されている。この点、加算するパルス数が所定パルス(+α)といえども、該所定パルス数分が増し締めに作用し、この増し締めを防止できずに弁の耐久性の面で、問題がある。さらに、この従来技術−3においては、他の実施の形態として、同公報のカラム「0018」に「位置決めパルス=前回の停止LEVバンドの上限開度+α」と記載されている。このαパルスは、電子膨張弁の駆動中にLEV5のステッピングモータの脱調等による駆動開度と実開度のズレ分の最大値に相当する開度として設定するが、駆動開度と実開度のズレが発生するという、問題がある。
【0007】
本発明は、空気調和機等の電動弁において、簡単な構造で基点位置出し時の異音や振動等を防止することを課題とする。また、駆動開度と実開度のズレがないように電動弁の開度を制御できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の電動弁の駆動装置は、非磁性体からなるケースに設けられたステータと該ケース内に設けられ極数がnに着磁された駆動用磁気ドラムを有するロータとによりステッピングモータを構成し、前記ステータの駆動コイルに通電して前記ロータを周方向に回転させることにより弁を開閉するとともに、該ロータの基点位置を規制するストッパを有し、前記ケースの外周面上に磁気検出手段と該磁気検出手段に磁界を供給する磁気発生手段とが設けられ、前記ロータ側に配置された磁性体の回転によって起こる前記磁気発生手段よりの磁界の変化を前記磁気検出手段で検出し、前記ロータの回転及び停止を監視する電動弁を駆動する、電動弁の駆動装置であって、前記電動弁の基点位置出し時に前記ロータを基点位置に復帰するように前記駆動コイルに基点位置出しパルス出力を行うとともに、前記磁気検出手段からの磁気検出信号を入力し、該磁気検出信号のハイレベルからローレベルあるいローレベルからハイレベルに遷移したときとストッパ当たりとのタイミングの差に対応する変化パターンを認識する制御工程と、該制御工程により認識した前記変化パターンに応じた工程で前記ロータの前記ストッパへの当接を検出し、前記基点位置出しパルス出力を停止する制御工程と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項1における電動弁によれば、磁気検出手段がケースの外周面上に設けられているので構成が簡単になる。また、ロータが回転するときは検出用磁気ドラムの回転により磁気検出手段による検出信号が反転するが、ロータがストッパによって停止したときは検出信号の態様が変化するので、基点位置出し時にロータがストッパによって停止したことを磁気検出手段によりすぐに検出でき、駆動コイルに通電する基点位置出しパルスをすぐに停止して、異音や振動等を防止することができる。
【0013】
また、基点位置出し時にロータがストッパによって停止したことを磁気検出手段によりすぐに検出でき、駆動コイルに通電する基点位置出しパルスをすぐに停止して、異音や振動等を防止することができる。また、ロータ側に配置された磁性体は歯車状の形状としてロータの回転により該磁性体の山と谷が磁気発生手段の磁界を交互に横切る時の磁束の変化を磁気検出手段で検出することができる。この場合、磁性体の歯車の山と谷のピッチを大きくすることができるので、磁界を検出するのに十分な磁力が確保でき、ストッパ位置に対して、ケース外周面上の任意の位置に磁気検出手段を設けることができる。
【0015】
さらに、電動弁本体と駆動コイルとを組み合わせたことにより発生する複数の変化パターン(検出パターン)を個々に認識するので、組立が任意で容易であり、コストを低減できる。すなわち、電動弁本体のロータと駆動コイル及びストッパの位置関係(組み合わせ)により変化パターンは異なるが、この変化パターンを個々に認識するので、これらの位置関係を任意にすることができる。
【0016】
本発明の請求項2の冷凍サイクル装置は、請求項1の電動弁の駆動装置を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項2の冷凍サイクル装置によれば、請求項1と同様な作用効果が得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による電動弁、電動弁の駆動装置、電動弁の制御装置、及び冷凍サイクル装置並びに空気調和機の実施形態を図面を参照して説明する。
【0031】
図8は本発明の実施形態に係る空気調和機の一例を示すブロック図であり、この実施形態の空気調和機は室内ユニット(図の一点鎖線の内側)と室外ユニット(図の一点鎖線の外側)とによりヒートポンプ式ルームエアコンとして構成されている。図中4は圧縮機、9Aは室内ユニットに搭載された室内熱交換器、9Bは室外ユニットに搭載された室外熱交換器、10Aは実施形態の電動弁としての絞り装置、200はアキュムレータ、100は流体の流路モードを暖房モード、あるいは冷房モードに切り換える流路切換弁(四方弁)である。
【0032】
室内ユニットには室内熱交換器9Aを通過する空気を送風するためのクロスフローファン91Aが設けられており、このクロスフローファン91Aを回転させる室内熱交ファンモータ301は、マイクロコンピュータ等で構成された室内制御部300の制御によりドライバC7を介して回転制御が行われる。これにより、室内熱交換器9Aの熱交換能力が制御される。また、室内温度Taは温度センサ302によって検出され、室内熱交換器9Aの温度Tcは温度センサ303によって検出される。なお、赤外線式等のリモコン500の信号を受信部304で受信することにより、室内制御部300の運転の切換えや設定等がリモコン操作でも可能となっている。
【0033】
室外制御部400は、ドライバ406に制御信号を出力し、ドライバ406は流路切換弁100の例えば四方弁コイル101を駆動し流路モードを切り換える。室外ユニットには室外熱交換器9Bを通過する空気を送風するためのファン91Bが設けられており、このファン91Bを回転させる室外熱交ファンモータ401は、マイクロコンピュータ等で構成された室外制御部400の制御によりドライバC8を介して回転制御が行われる。これにより、室外熱交換器9Bの熱交換能力が制御される。また、外気温度Ta′は温度センサ402によって検出され、室外熱交換器9Bの温度Tc′は温度センサ403によって検出される。
【0034】
また、絞り装置10Aは、後述のようにステッピングモータ404を備えており、室外制御部400はドライバC6を介して、ステッピングモータ404を駆動し、絞り装置10Aの絞りの開度(弁開度)を制御する。さらに、絞り装置10Aは、ホールICユニット20を備えており、室外制御部400は、このホールICユニット20から磁気検出信号として出力されるホールIC信号に基づいて、絞り装置10Aにおけるステッピングモータ404の回転/停止(ロータの回転/停止)を検出する。なお、室外制御部400は、圧縮機4の吐出部温度Tdを温度センサ405で検出するとともに、後述説明するインバータモジュールC9からの三相電力により圧縮機モータ450を駆動制御する。
【0035】
図9は室内制御部300と室外制御部400の主に電気系統を示すブロック図である。室内制御部300は主電源をオン/オフするパワーリレー310を内蔵しており、また、100V等の単相交流がAC/DCコンバータ320に供給され、AC/DCコンバータ320で各種所定の直流電圧に変換され、マイコン330等に供給される。なお、マイコン330にはEEPROM340が接続されている。また、パワーリレー310を介して供給される100Vの単相交流は電源供給線220を介して室外制御部400にも供給される。
【0036】
室外制御部400では、供給される交流をノイズフィルタ410にかけた後、コンバータ420で整流して平滑コンデンサ430で平滑し、所定の直流電力に変換される。前記変換された直流電力による電流は、シャント抵抗440を介してインバータモジュールC9に供給される。そして、インバータモジュールC9により三相電力が生成され(インバータ駆動)圧縮機モータ450に供給される。一方、平滑コンデンサ430の出力はDC/DCコンバータ460により、所定の内部直流電圧に変換され、マイコン470等に供給される。そして、マイコン470はインバータモジュールC9にドライブ信号を出力することにより圧縮機モータ450を駆動し、圧縮機4を運転制御する。なお、マイコン470にはEEPROM480および電圧検出器490が接続されており、このEEPROM480には、運転モードに応じた室外制御部400の各種のデータが記憶される。また、マイコン470は通信線210を介して室内制御部300のマイコン330とシリアル通信を行ってデータの授受を行う。
【0037】
図9では省略したが、室内制御部300のマイコン330はリモコン500から「運転/停止」の指令を受けてパワーリレー310を制御する。室外制御部400のマイコン470は通信線210を介して「リモコンの停止指令による給電停止」と「停電による給電停止」とを識別できることはいうまでもない。
【0038】
図7は本発明の空気調和機の制御装置の一実施形態の原理的ブロック図であり、この原理的ブロック図の各要素は図8及び図9の各要素や各要素の組合せに対応している。なお、冷凍サイクルAにおいて図8と同じ要素には同符号を付記してある。図7に一点鎖線で示した制御装置Cは、室内制御部300及び室外制御部400に対応しており、この制御装置Cの処理部C1は室内制御部300のマイコン330及び室外制御部400のマイコン470に対応している。また、入力部C2は室内ユニットの受信部304、あるいは図示しないマニュアルスイッチなどの入力手段に対応し、検出部C3は、絞り装置10Aに配設されたホールICユニット20からのホールIC信号Sを検出する検出手段、温度センサ302、303、402、403、405、あるいは図示しないが、圧力検出手段、流量検出手段、周波数検出手段等に対応している。さらに、停電検出部C4は室外制御部400の電圧検出器490に対応し、半固定記憶部C5は室内制御部300のEEPROM340および室外制御部400のEEPROM480に対応している。なお、停電検出部C4を室内制御部300に設ける場合もある。
【0039】
絞り装置駆動部C6、室内熱交モータ駆動部C7、室外熱交モータ駆動部C8、流路切換弁駆動部406および圧縮機モータ駆動部C9は、後述する制御プログラムの実行により機能する手段である。
【0040】
絞り装置駆動部C6は絞り装置駆動源(ステッピングモータ)404に制御信号を出力し、絞り装置駆動源404を介して絞り装置10Aの絞りの開度を制御する。
【0041】
室内熱交モータ駆動部C7は室内熱交ファンモータ301に制御信号を出力し、室内熱交ファンモータ301は制御信号に応じてクロスフローファン91A等を駆動し、運転または停止するとともに、回転数により室内熱交換器9Aの熱交換能力を制御する。室外熱交モータ駆動部C8は室外熱交ファンモータ401に制御信号を出力し、室外熱交ファンモータ401は制御信号に応じてファン91B等を駆動し、運転または停止するとともに、回転数により室外熱交換器9Bの熱交換能力を制御する。
【0042】
また、流路切換弁駆動部406は、流路切換弁100の四方弁コイル等の流路切換弁駆動源101を駆動し、流路切換弁100における流路(冷凍サイクルAの流路モード)の切り換えを行う。さらに、圧縮機モータ駆動部C9は圧縮機モータ(例えば、インバータ駆動式のモータ)450に制御信号を出力し、圧縮機モータ450は圧縮機4を駆動し、運転、始動、停止、能力切り換え等を制御する。
【0043】
図6は、絞り装置10Aと室外制御部400との接続部の要部回路図であり、処理部(マイコン)C1、検出部C3に含まれ絞り装置10AのホールICユニット20からのホールIC信号のレベルを変換するレベル変換部C201、停電検出部(電圧検出部)C4、半固定記憶部(EEPROM)C5、絞り装置10Aのステッピングモータ404のステータを駆動する、トランジスタアレイによるドライバICからなる絞り装置駆動部C6、コネクタCN1、コネクタCN2より構成されている。
【0044】
次に、実施形態の電動弁としての絞り装置10Aの構造と具体的な動作について説明する。図1は実施形態の絞り装置10Aの断面図であり、図の左半分は閉状態、右半分は開状態を示している。この絞り装置10Aは弁本体11を備え、弁本体11には弁室11aが形成されている。弁室11aにはその側面に開口する第1ポート11bと下面に開口する第2ポート11cが形成され、第2ポート11cの弁室11a側の端部には弁座11dが配設されている。第1ポート11bには室内熱交換器9Aに接続された一次継手110が接続され、第2ポート11cには室外熱交換器9Bに接続された二次継手120が接続されている。
【0045】
弁本体11の上方には非磁性体からなる円筒状のケース12が取り付けられており、ケース12の内部にはロータ13が回動自在に配設されている。ロータ13は樹脂製で筒状に形成され、その外周に駆動用磁気ドラム13aを有し、さらに、この駆動用磁気ドラム13aの下部に緩衝帯13bを挟んで検出用磁気ドラム13cを有している。駆動用磁気ドラム13aにはロータ13の外周に沿ってN極及びS極が20極分等間隔で着磁され、検出用磁気ドラム13cにはロータ13の外周に沿ってN極及びS極が10極分等間隔で着磁されている。また、ロータ13の内周の一カ所には半径方向中心側に突出するとともに上下に板状に延びるストッパ部13dが形成され、さらに、ロータ13の中心部には回転軸13eが取り付けられている。
【0046】
弁本体11の上部にはケース12内に膨出された雌ネジホルダ14が取り付けられ、この雌ネジホルダ14には雌ネジ14aが取り付けられている。ロータ13の回転軸13eの下部略半分の周囲には雄ネジ13fが切られ、この雄ネジ13fが雌ネジ14a内に螺合されている。
【0047】
弁本体11の第2ポート11cと反対側には、弁室11aの上部を封止するニードルガイド11eが取り付けられ、このニードルガイド11e内には、ロータ13の回転軸13eの下端部に取り付けられたニードル弁15が摺動自在に嵌合されている。ニードル弁15は、ニードルガイド11eに嵌合する円筒状のバネカバー15aと、バネカバー15aの下端に取り付けられたニードル15bと、バネカバー15a内に配設されニードル15bに当接する下バネ受15cと、バネカバー15a内に配設され回転軸13eの下端部に取り付けられた上バネ受15dと、下バネ受15cと上バネ受15dとの間に配設されたバネ15eとで構成されている。
【0048】
ケース12の上端内面の中央にはストッパ機構16が取り付けられている。ストッパ機構16は、ガイド管16aと、その周囲に嵌着された螺旋状のガイド16bと、このガイド16bに沿って摺動自在に配設された螺旋状のスライダバネ16cとで構成されている。ガイド16bの下端にはストッパ部16b−1が形成されている。
【0049】
ケース12の外周には駆動コイル17aを収納したステータ17が取付られており、ロータ13及びステータ17はステッピングモータを構成している。また、ステータ17の下面一箇所には、「磁気検出手段」としてのホールICユニット20がホルダ19により取り付けられている。ホールICユニット20はホールIC20aを有し、ホールIC20aは非磁性体のケース12の周囲に対面するように配置され、ロータ13の検出用磁気ドラム13cの磁極による磁界を検出する。
【0050】
以上の構成により、ステータ17の駆動コイル17aに所定の駆動パルスを供給するとロータ13が回転し、回転軸13e及びニードル弁15がロータ13の回転方向に応じて下降または上昇する。すなわち、駆動コイル17aに正位相の駆動パルスを供給すると、ニードル弁15が下降してニードル15bが弁座11dに着座し(図1の左半分の状態)、駆動コイル17aに逆位相の駆動パルスを供給すると、ニードル弁15が上昇してニードル15bが弁座11dから離座する(図1の右半分の状態)。
【0051】
一方、ロータ13が回転すると、ロータ13のストッパ部13dがスライダバネ16cに当接し、スライダバネ16cがロータ13と供に回転する。そして、ロータ13が正位相の駆動パルスにより回転すると、スライダバネ16cの下端がガイド16bのストッパ部16b−1に当接して、このスライダバネ16cの回転が規制され、これによって、ロータ13の回転も強制的に停止される。このときのロータ13の回転の停止はストッパ機構16の機械的な作用によるものであり、当該絞り装置10Aの基点位置出し時の動作である。
【0052】
すなわち、基点位置出し時には、駆動コイル17aに正位相の駆動パルスを供給してロータ13を回転し、ニードル弁15のニードル15bが弁座11dに着座し、さらにバネ15eを圧縮しながらロータ13を回転し、上記ストッパ機構16によりロータ13の回転が規制される。そして、この基点位置出し時に、ロータ13の回転及び停止の状態を、検出用磁気ドラム13cの磁極による磁界の変化をホールIC20aで検出することにより判断し、ロータ13のストッパ機構16による停止を検出し、即座に駆動パルスの供給を停止する。なお、駆動コイル17aに正位相の駆動パルスを供給して、ストッパ機構16においてスライダバネ16cの下端がガイド16bのストッパ部16b−1に当接することを、以下の説明では「ストッパ当たり」という。
【0053】
図2はホールICユニット20内の前記ホールIC20aと検出用磁気ドラム13cの関係を示す概略斜視図であり、駆動用磁気ドラム13aの外周には等間隔でN極及びS極が20極着磁されているが、検出用磁気ドラム13cの外周には等間隔でN極及びS極が10極着磁されている。そして、ホールIC20aは、この検出用磁気ドラム13cの最も接近している部分からの磁気とその変化に応じて作動し、S極の接近により出力がONし、N極の接近により出力はOFFする。なお、ホールIC20aの感知領域は図2の▲1▼の破線の領域である。
【0054】
図3はホールICユニット20からホールIC20aのホールIC信号(磁気検出信号)を得るための回路の一例を示す図であり、ホールICユニット20にS極が接近すると、出力がONとなり発行ダイオードpが発光してフォトトランジスタtが導通し、ホールIC出力(ホールIC信号)がハイレベルとなる。また、ホールICユニット20にN極が接近すると、出力がOFFとなり発行ダイオードpが消灯してフォトトランジスタtが非導通となり、ホールIC出力がローレベルとなる。このホールIC信号は「磁気検出信号」として検出部C3に入力される。
【0055】
ここで、この実施形態におけるロータ13とステータ17(駆動コイル17a)で構成されるステッピングモータは、励磁方式が1−2相、駆動用磁気ドラム13aの極数が20、検出用磁気ドラム13cの極数が10、ステータ極数が40、ロータ13の1回転当たりの駆動パルス数が80である。したがって、検出用磁気ドラム13cの1極当たりの駆動パルス数は8パルスである。
【0056】
図4は基点位置出し時にホールIC20aが出力するホールIC信号の例を示す図である。なお、図中の“ps”は「パルス」を表している。4つのパターンA,B,C,Dは、ストッパ機構16によるロータ13の回転規制位置とホールIC20aの取り付け位置の相対位置に応じたホールIC信号のパターンの違いを示すものであり、ホールIC信号がハイレベルからローレベルあるいローレベルからハイレベルに遷移したとき(以後、このときの信号を「遷移信号」という。)とストッパ当たりとのタイミングの差に応じたものである。
【0057】
すなわち、パターンAは、ホールIC20aで検出される磁極がN極からS極に変わったときの遷移信号(立ち上がり)のタイミングから駆動パルス数が5パルス以上〜8パルスのときに「ストッパ当たり」となった場合に相当する。また、パターンBは、磁極がS極からN極に変わったときの遷移信号(立ち下がり)のタイミングから駆動パルス数が5パルス以上〜8パルスのときに「ストッパ当たり」となった場合に相当する。また、パターンCは、磁極がN極からS極に変わったときの遷移信号のタイミングから駆動パルス数が4パルス以内で「ストッパ当たり」となった場合に相当する。さらに、パターンDは、磁極がS極からN極に変わったときの遷移信号のタイミングから駆動パルス数が4パルス以内で「ストッパ当たり」となった場合に相当する。
【0058】
最初のストッパ当たりの後、従来のように駆動パルスを供給し続けると、ストッパ当たり後にロータ13が反転を繰り返し、これが、異音や振動の要因になるので、ストッパ当たりを迅速に検出する。このロータ13が反転を繰り返すときに従来のように駆動パルスを供給し続けると、遷移信号のタイミングから5パルス以上〜8パルスで「ストッパ当たり」となる場合(パターンA,B相当)には、磁極の変化がないのでホールIC信号はハイレベルまたはローレベルで維持される。一方、遷移信号のタイミングから4パルス以内で「ストッパ当たり」となる場合(パターンC,D相当)には、ホールIC信号はハイレベル/ローレベルと変化を繰り返す。
【0059】
そこで、これらのホールIC信号のパターンに応じて、一つの制御プログラムでストッパ当たりを即座に検出できるように制御する。図5はホールIC信号とストッパ当たりの検出動作を概念的に示す図であり、このストッパ当たりの検出にはオンフラグとオフフラグ、及び駆動パルス数(後述のHighカウント,Lowカウント)をカウントするカウンタを用いる。このカウンタは遷移信号が検出される毎にリセットされる。
【0060】
図5(A) に示したように、ホールIC信号の立ち上がりの遷移信号から駆動パルスをカウントし、3パルスをカウントしたとき「オンフラグ」をセットし、立ち下がりの遷移信号から駆動パルスをカウントし、5パルスをカウントしたときオンフラグをリセットする。また、ホールIC信号の立ち上がりの遷移信号から駆動パルスをカウントし、5パルスをカウントしたとき「オフフラグ」をリセットし、立ち下がりの遷移信号から駆動パルスをカウントし、3パルスをカウントしたときオフフラグをセットする。すなわち、オンフラグとオフフラグは、位相はずれるが、それぞれ10パルス分だけセットされ、6パルス分だけリセットされる。
【0061】
図5(B) は、立ち上がりの遷移信号から5パルス以上〜8パルスでストッパ当たりとなった場合であり、ストッパ当たり後はロータ13が回転できず(あるいは反転しても)同極の範囲内であり、ホールIC信号の遷移信号が検出されずカウンタ(Highカウント)はリセットされない。そこで、ホールIC信号のハイレベルが11パルス連続したら、イニシャライズ(基点位置出し)終了とする。
【0062】
図5(C) は、(B) の逆で、立ち下がりの遷移信号から5パルス以上〜8パルスでストッパ当たりとなった場合であり、ストッパ当たり後は遷移信号が検出されず、カウンタ(Lowカウント)はリセットされない。そこで、ホールIC信号のローレベルが11パルス連続したら、イニシャライズ(基点位置出し)終了とする。
【0063】
図5(D) は立ち下がりの遷移信号(High→Low)から4パルス以内でストッパ当たりとなった場合であり、ストッパ当たり後のロータ13の反転により遷移信号(Low→High)が検出されてLowカウントはリセットされるが、Low→Highより4パルス以内に再び遷移(High→Low)するので、5パルスをカウントしたとき「オフフラグ」をリセットするという通常の動作とならず「オフフラグ」はセットされたままとなる。High→Lowに遷移したのち再び3パルスをカウントした時点で、「オフフラグがセットで」かつ「カウンタ(Lowカウント)が3パルスをカウントした」という条件で、イニシャライズ(基点位置出し)終了とする。
【0064】
図5(E) は(D) の逆で、立ち上がりの遷移信号(Low→High)から4パルス以内でストッパ当たりとなった場合であり、ストッパ当たり後のロータ13の反転により遷移信号(High→Low)が検出されてHighカウントはリセットされるが、High→Lowより4パルス以内に再び遷移(Low→High)するので、5パルスをカウントしたとき「オンフラグ」をリセットするという通常の動作とならず「オンフラグ」はセットされたままとなる。Low→Highに遷移したのち再び3パルスをカウントした時点で、「オンフラグがセットで」かつ「カウンタ(Highカウント)が3パルスをカウントした」という条件で、イニシャライズ(基点位置出し)終了とする。
【0065】
図10は、上記ストッパ当たりの検出動作を行う基点位置出し判定処理のフローチャートであり、この処理は1パルスの駆動パルス出力の後、次の駆動パルス出力までの間に実行している。まず、ステップS1で「ホールIC信号はハイレベル(High)であるか」の判定を行い、判定が「yes」ならステップS12に進み、判定が「no」ならステップS2に進む。ステップS2ではカウンタのHighカウント(ハイレベル状態のパルス数)をリセットし、カウンタのLowカウントをインクリメントする。次に、ステップS3で「Lowカウントは2より大きいか」の判定を行い、判定が「no」ならステップS6に進み、判定が「yes」ならステップS4に進む。
【0066】
ステップS4では、「Lowカウントが3でかつオフフラグがセットされているか」の判定を行い、判定が「no」ならステップS5でオフフラグをセットしてステップS6に進み、判定が「yes」なら「イニシャライズ終了」(駆動パルスの停止)として元のルーチンに復帰する。この処理はパターンD.のイニシャライズ終了に相当する。
【0067】
ステップS6では、「Lowカウントは4より大きいか」の判定を行い、判定が「no」ならステップS18に進み、判定が「yes」ならステップS7でオンフラグをリセットしてステップS18に進む。
【0068】
一方、ステップS12ではカウンタのLowカウント(ローレベル状態のパルス数)をリセットし、カウンタのHighカウントをインクリメントする。次に、ステップS13で「Highカウントは2より大きいか」の判定を行い、判定が「no」ならステップS16に進み、判定が「yes」ならステップS14に進む。
【0069】
ステップS14では、「Highカウントが3でかつオンフラグがセットされているか」の判定を行い、判定が「no」ならステップS15でオンフラグをセットしてステップS16に進み、判定が「yes」なら「イニシャライズ終了」(駆動パルスの停止)として元のルーチンに復帰する。この処理はパターンE.のイニシャライズ終了に相当する。
【0070】
ステップS16では、「Highカウントは4より大きいか」の判定を行い、判定が「no」ならステップS18に進み、判定が「yes」ならステップS17でオフフラグをリセットしてステップS18に進む。
【0071】
ステップS18では、「Highカウントは10より大きいか」の判定を行い、判定が「no」ならステップS19に進み、判定が「yes」なら「イニシャライズ終了」(駆動パルスの停止)として元のルーチンに復帰する。この処理はパターンB.のイニシャライズ終了に相当する。
【0072】
次に、ステップS19で、「Lowカウントは10より大きいか」の判定を行い、判定が「no」なら基点位置出し判定処理を終了するために元のルーチンに復帰して、次回の1パルスのコイル駆動に備える。また、判定が「yes」なら「イニシャライズ終了」(駆動パルスの停止)として元のルーチンに復帰する。この処理はパターンC.のイニシャライズ終了に相当する。
【0073】
次に実施形態における制御装置Cの全体的な制御動作をフローチャートに基づいて説明する。なお、この制御動作では基点位置出し時の閉パルスのカウント数が9パルス以上または7パルス以下の時に「全閉点」と判定する。図11はメインルーチンのフローチャートである。このメインルーチンは、第1回目の給電あるいは停電からの復帰の場合、すなわち、処理部C1(マイコン330及びマイコン470)のパワーONリセットで第1のスタートとなる。そして、ステップS21でRAMのオールクリア等の「初期化処理−1」を行って、ステップS22でEEPROMに格納されているデータをRAMに格納し、ステップS23に進む。ステップS23では、空気調和機を運転するための準備として「制御装置の初期設定処理−1」(図12のサブルーチンの処理)を行い、ステップS27に進む。このステップS23において、後述の「電動弁の基点位置出し」を実行する。
【0074】
一方、リモコン500の「停止指令」によりオフしていたパワーリレー310が、リモコン500の「運転指令」によりオンした場合、すなわち、「運転指令による給電」の場合、パワーリレー310がオンしてマイコン470がパワーオンリセットするので、第2のスタートとする。そして、ステップS24でRAMの一部クリア等の「初期化処理−2」を行って、ステップS25でEEPROMのデータをRAMに格納し、マイコン330のRAMのデータを通信線210を介してマイコン470のRAMに格納する。次に、ステップS26で空気調和機を運転するための準備として「制御装置の初期設定処理−2」を行いステップS27に進む。このステップS26においては、室内制御部400のマイコン470からのデータを受けて電動弁の弁開度を記憶しているので、ステップS25で電動弁の弁開度をマイコン470のRAMに記憶すれば、「電動弁の基点位置出し」を実行する必要はない、この点がステップS23とは異なっている。なお、ステップS26で「電動弁の基点位置出し」を実行しても何ら問題ない。
【0075】
以上の初期化が終わると、ステップS27で、リモコンやスイッチなどによる運転モードや空気調和機の運転制御に関わる圧力、温度、流量、電圧、電流、電気的周波数などの各種入力信号の入力処理を行う。次に、ステップS28で空気調和機の制御条件を決めるため、入力信号の演算、比較、判断処理を行って、ステップS29に進む。ステップS29では「空気調和機を運転するか」の判定を行い、判定が「no」ならステップS27に戻り、判定が「yes」ならステップS31で、図7に示す空気調和機の冷凍サイクルAを構成する機能部品に関する「機能部品駆動処理」(図13のサブルーチンの処理)を行う。
【0076】
次に、ステップS32で表示など各種出力の処理を行い、ステップS33で「空気調和機の運転を継続するか」の判定を行う。判定が「yes」ならステップS27に戻り、判定が「no」ならステップS34で空気調和機の運転を停止する。次に、ステップS35で所定時間待機した後、ステップS36でパワーリレー310をオフして室外制御部400への給電を止め、処理を終了する。なお、ステップS35は、一般に3分マスクと呼ばれる処理である。
【0077】
図12は図11のステップS23に関わるサブルーチンのフローチャートであり、「電動弁の基点位置出し」に係る処理を行う。まず、ステップS41で、1パルスの駆動出力で電動弁を閉める。次に、ステップS42で、「ホールICから遷移信号は入力したか」を判定する。判定が「no」ならステップS41に戻り、判定が「yes」になるまで繰り返し、判定が「yes」になるとステップS43に進む。このステップS41,S42の処理は、初回の通電時、弁の位置が不明であるため、最初の遷移信号を認識するための処理である。この処理により、以後、所定パルス数毎に遷移信号が入力する。
【0078】
次に、ステップS43で、1パルスの駆動出力で電動弁を閉め、ステップS44で、閉パルス数をカウントする(この実施形態では8パルスをカウントする)。次に、ステップS45で、「ホールICから遷移信号は入力したか」を判定し、判定が「no」ならステップS48に進み、判定が「yes」ならステップS46で、「閉パルス数は8パルス未満か」を判定する。判定が「yes」ならステップS49に進み、判定が「no」ならステップS47で閉パルス数を0にしてステップS43に戻り、再び「基点位置出し」処理を続ける。
【0079】
ステップS48では「閉パルス数は9パルス以上か」を判定し、判定が「no」なら未だ全閉位置に達していないので、ステップS43に戻る。すなわち、カウント数が1〜8パルスの場合である。判定が「yes」ならステップS49で弁開度を全閉としてRAMに格納することで、電動弁の基点位置出し処理を完了する。
【0080】
ここで、ステップS46の「yes」による処理の完了は図5(D) ,(E) に対応し、ステップS48の「yes」による処理の完了は図5(B) ,(C) に対応する。
【0081】
ステップS49の処理が終了すると、ステップS51で、全開の直前近傍まで弁を開けて、ホールIC信号の遷移信号が入力した8パルス毎の弁開度をRAMに格納する。次に、ステップS52で全閉直前の遷移信号が入力された位置(弁開度)まで弁を閉めて、ホールIC信号の遷移信号が入力した8パルス毎の弁開度をRAMに格納して、元のルーチンに復帰する。
【0082】
図13は図11のステップS31に関わるサブルーチンのフローチャートであり、「電動弁の開度制御」に係る処理を行う。まず、ステップS61で、「圧縮機は運転中か」を判定し、判定が「yes」ならステップS63に進み、判定が「no」ならステップS62で、圧縮機を始動して、ステップS63に進む。ステップS63では室外ファンモータ401の駆動処理を行い、ステップS64で室内ファンモータ301の駆動処理を行い、ステップS65で、圧縮機4の周波数制御処理を行い、次に、ステップS66で、流路切換弁100の駆動処理を行う。ここに、ステップS61〜S66の駆動処理/制御処理は、詳細を省くが、停止も含む所定の運転や能力制御を行う。
【0083】
次に、ステップS67で、「絞り装置は所定開度か」の判定を行い、判定が「yes」なら元のルーチンに復帰し、判定が「no」ならステップS68で1パルスの(開/閉)駆動パルスを出力する。次にステップS69で、RAMに記憶している弁開度を1パルス更新する。次に、ステップS71で「更新した弁開度は8パルス毎の遷移点か」の判定を行い、判定が「no」ならステップS67に戻り、所定の処理を続ける。判定が「yes」ならステップS72で「ホールICから遷移信号は入力したか」の判定を行い、判定が「yes」なら弁開度はズレがないのでステップS67に戻り、所定の処理を続ける。判定が「no」ならステップS73で1パルスの(開/閉)駆動パルスを出力し、ステップS72に戻る。
【0084】
以上の処理では、図11のステップS23の「電動弁の基点位置出し」に係る処理(図12)により基点位置出しを行っているが、図11のステップS23において、前記図10の基点位置出し判定処理を行ってもよい。
【0085】
また、実施形態の電動弁はロータ13側に検出用磁気ドラム13cを設けるようにしているが、ケースの外周面上に磁気検出手段と該磁気検出手段に磁界を供給する磁気発生手段とを設け、前記ロータと共に回転する磁性体の山と谷によって起こる磁気発生手段よりの磁界の変化を検出するようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】
請求項1の電動弁の駆動装置によれば、磁気検出手段がケースの外周面上に設けられているので構成が簡単になるとともに、基点位置出し時にロータがストッパによって停止したことを磁気検出手段によりすぐに検出でき、駆動コイルに通電する基点位置出しパルスをすぐに停止して、異音や振動等を防止することができる。
【0087】
また、異音や振動等を防止することができるとともに、磁性体の歯車の山と谷のピッチを大きくすることができるので、磁界を検出するのに十分な磁力が確保でき、ストッパ位置に対して、ケース外周面上の任意の位置に磁気検出手段を設けることができる。
【0088】
さらに、組立が任意で容易であり、コストを低減できる。
【0089】
請求項2の冷凍サイクル装置によれば、請求項1と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の絞り装置の断面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるホールICユニット内のホールICと検出用磁気ドラムの関係を示す概略斜視図である。
【図3】実施形態におけるホールICのホールIC信号を得るための回路の一例を示す図である。
【図4】実施形態における基点位置出し時のホールIC信号の例を示す図である。
【図5】実施形態におけるホールIC信号とストッパ当たりの検出動作を概念的に示す図である。
【図6】実施形態における絞り装置と室外制御部との接続部の要部回路図である。
【図7】実施形態の原理的ブロック図である。
【図8】実施形態に係る空気調和機の一例を示すブロック図である。
【図9】実施形態に係る室内制御部と室外制御部の主に電気系統を示すブロック図である。
【図10】実施形態における基点位置出し判定処理のフローチャートである。
【図11】他の実施形態におけるメインルーチンのフローチャートである。
【図12】他の実施形態における基点位置出し処理のフローチャートである。
【図13】他の実施形態における機能部品駆動処理のフローチャートである。
【符号の説明】
4 圧縮機
9A 室内熱交換器
9B 室外熱交換器
10A 電動弁
11d 弁座
12 ケース
13 ロータ
13c 検出用磁気ドラム
13d ストッパ部
15 ニードル弁
16 ストッパ機構
17a 駆動コイル
20 ホールICユニット(磁気検出手段)
100 流路切換弁
200 アキュムレータ
400 室外制御部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a motor-driven valve drive device suitable for use as an expansion valve in a refrigeration cycle. And a drive device for the motor-operated valve The present invention relates to a refrigeration cycle apparatus.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a technique for preventing abnormal noise and vibration in an electric valve using a stepping motor, there is one disclosed in, for example, Japanese Patent No. 3037831 (referred to as Conventional Technique-1). This prior art-1 is provided with a magnet and a magnetic detection means in the motor-operated valve in order to prevent the generation of abnormal noise and vibration during positioning of the base point, or to prevent the motor valve from deteriorating the life of the motor. For example, a reed switch is used, and a full open signal is output by the reed switch.
[0003]
Further, as a technique for detecting the rotation position of the stepping motor, there is one disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-12633 (referred to as Conventional Technology-2). In the first embodiment of the prior art-2, in order to detect the valve opening and the step-out detection, a magnetic drum fixed to the rotating shaft of the motor-operated valve, and a magnet at the end of the rotating shaft are provided. The valve opening degree is calculated from the detection values of the two magnetic sensors for detecting the magnitude and polarity of the magnetic field of the NS pole of the drum and the magnetic sensor for detecting the vertical position of the magnet. The second embodiment of Prior Art-2 is configured such that two magnetic sensors are arranged on the upper surface of the magnetic drum, and the vertical movement of the magnetic drum is also detected by the two magnetic sensors.
[0004]
In Japanese Patent Laid-Open No. 9-243137 (referred to as Prior Art-3), an opening degree storage means for storing the opening degree of an electronic expansion valve (electric valve) and positioning for initial positioning of the electronic expansion valve. The number of pulses obtained by adding the predetermined number of pulses to the electronic expansion valve opening stored in the opening storage means, the initial positioning pulse number for returning the electronic expansion valve to the fully closed state at the start of operation of the air conditioner It is configured to be
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the prior art-1 described above, it is necessary to accommodate a structure composed of a magnet and a movable member in the case, and there is a problem that the overall structure becomes complicated. Further, in the prior art-2, the opening degree is detected (calculated), but a plurality of magnetic sensors are used, and in order to prevent the generation of abnormal noise and vibration at the time of base point positioning, There is a problem that the structure is too complicated.
[0006]
In the prior art-3, the initial positioning time of the electronic expansion valve can be shortened and the tightening of the electronic expansion valve can be prevented. However, in column “0012” of the publication, “positioning pulse = previous stop” “LEV opening + α”. In this regard, even if the number of pulses to be added is a predetermined pulse (+ α), the predetermined number of pulses acts on the tightening, and this tightening cannot be prevented, and there is a problem in terms of durability of the valve. Furthermore, in this prior art-3, as another embodiment, “positioning pulse = upper limit opening degree of previous stop LEV band + α” is described in the column “0018” of the publication. This α pulse is set as an opening corresponding to the maximum value of the deviation between the driving opening and the actual opening due to the step-out of the stepping motor of the LEV5 during the driving of the electronic expansion valve. There is a problem that misalignment occurs.
[0007]
An object of the present invention is to prevent noise, vibration, and the like at the time of positioning a base point with a simple structure in an electric valve such as an air conditioner. Another object of the present invention is to make it possible to control the opening of the motor-operated valve so that there is no deviation between the drive opening and the actual opening.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a motor-driven valve driving device comprising: a stator provided in a case made of a non-magnetic material; and a rotor provided in the case and having a driving magnetic drum magnetized with n poles. A stepping motor is configured to open and close the valve by energizing the drive coil of the stator and rotating the rotor in the circumferential direction, and has a stopper that regulates the base position of the rotor, on the outer peripheral surface of the case Are provided with a magnetism detecting means and a magnetism generating means for supplying a magnetic field to the magnetism detecting means, and a change in the magnetic field from the magnetism generating means caused by rotation of a magnetic body arranged on the rotor side is detected by the magnetism detecting means. A motor-driven valve drive device that detects and drives a motor-operated valve that monitors rotation and stop of the rotor, and returns the rotor to a base position when the base point of the motor-operated valve is located. Performs base positioning pulse output urchin the driving coil receives the magnetic detection signals from the magnetic detection means, of the magnetic detection signal Corresponds to the timing difference between the transition from high level to low level or low level to high level and per stopper A control step for recognizing a change pattern, and a control step for detecting contact of the rotor with the stopper in a step according to the change pattern recognized by the control step, and stopping the base point positioning pulse output. It is characterized by having.
[0009]
[0013]
Also, It can be immediately detected by the magnetic detection means that the rotor has been stopped by the stopper at the time of base point positioning, and the base point positioning pulse energized to the drive coil can be immediately stopped to prevent abnormal noise or vibration. In addition, the magnetic body arranged on the rotor side has a gear-like shape, and the magnetic detection means detects a change in magnetic flux when the crests and troughs of the magnetic body alternately cross the magnetic field of the magnetic generation means by the rotation of the rotor. Can do. In this case, the pitch of the peaks and valleys of the magnetic gear can be increased. , A magnetic force sufficient to detect the magnetic field can be secured, and the magnetic detection means can be provided at an arbitrary position on the outer peripheral surface of the case with respect to the stopper position.
[0015]
further, Since a plurality of change patterns (detection patterns) generated by combining the motor-operated valve main body and the drive coil are individually recognized, assembly is arbitrarily easy and cost can be reduced. That is, although the change pattern differs depending on the positional relationship (combination) of the rotor of the motor-operated valve main body, the drive coil, and the stopper, since this change pattern is recognized individually, these positional relationships can be made arbitrary.
[0016]
Claims of the
[0017]
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of an electric valve, an electric valve drive device, an electric valve control device, a refrigeration cycle device, and an air conditioner according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0031]
FIG. 8 is a block diagram showing an example of an air conditioner according to an embodiment of the present invention. The air conditioner of this embodiment includes an indoor unit (inside the dashed line in the figure) and an outdoor unit (outside the dashed line in the figure). ) And is configured as a heat pump room air conditioner. In the figure, 4 is a compressor, 9A is an indoor heat exchanger mounted on an indoor unit, 9B is an outdoor heat exchanger mounted on an outdoor unit, 10A is a throttle device as an electric valve of the embodiment, 200 is an accumulator, 100 Is a flow path switching valve (four-way valve) for switching the fluid flow path mode to the heating mode or the cooling mode.
[0032]
The indoor unit is provided with a cross flow fan 91A for blowing air passing through the indoor heat exchanger 9A. An indoor heat
[0033]
The
[0034]
Further, the
[0035]
FIG. 9 is a block diagram mainly showing an electrical system of the
[0036]
In the
[0037]
Although omitted in FIG. 9, the
[0038]
FIG. 7 is a principle block diagram of an embodiment of the control device for an air conditioner of the present invention, and each element of this principle block diagram corresponds to each element of FIG. 8 and FIG. 9 or a combination of each element. Yes. In the refrigeration cycle A, the same elements as those in FIG. 7 corresponds to the
[0039]
The expansion device drive unit C6, the indoor heat exchange motor drive unit C7, the outdoor heat exchange motor drive unit C8, the flow path switching
[0040]
The diaphragm drive unit C6 outputs a control signal to the diaphragm drive source (stepping motor) 404, and controls the aperture of the
[0041]
The indoor heat exchanger motor drive unit C7 outputs a control signal to the indoor heat
[0042]
Further, the flow path switching
[0043]
FIG. 6 is a circuit diagram of a principal part of a connection portion between the
[0044]
Next, the structure and specific operation of the
[0045]
A
[0046]
A
[0047]
A
[0048]
A
[0049]
A
[0050]
With the above configuration, when a predetermined drive pulse is supplied to the
[0051]
On the other hand, when the
[0052]
That is, at the time of positioning the base point, a positive-phase drive pulse is supplied to the
[0053]
FIG. 2 is a schematic perspective view showing the relationship between the
[0054]
FIG. 3 is a diagram showing an example of a circuit for obtaining the Hall IC signal (magnetic detection signal) of the
[0055]
Here, the stepping motor constituted by the
[0056]
FIG. 4 is a diagram showing an example of the Hall IC signal output from the
[0057]
That is, the pattern A is “per stopper” when the number of drive pulses is 5 to 8 pulses from the timing of the transition signal (rise) when the magnetic pole detected by the
[0058]
If the drive pulse is continuously supplied after hitting the first stopper as in the prior art, the
[0059]
Therefore, control is performed so that the stopper contact can be immediately detected by one control program in accordance with the pattern of the Hall IC signal. FIG. 5 is a diagram conceptually showing the detection operation per Hall IC signal and stopper. For detection per stopper, a counter for counting an on flag and an off flag and the number of drive pulses (high count and low count described later) is used. Use. This counter is reset every time a transition signal is detected.
[0060]
As shown in Fig. 5 (A), the drive pulse is counted from the rising transition signal of the Hall IC signal. When 3 pulses are counted, the "on flag" is set, and the driving pulse is counted from the falling transition signal. The on flag is reset when 5 pulses are counted. Also, the drive pulse is counted from the rising transition signal of the Hall IC signal, the “off flag” is reset when 5 pulses are counted, the drive pulse is counted from the falling transition signal, and the off flag is counted when 3 pulses are counted. set. That is, the on flag and the off flag are out of phase but are set for 10 pulses and reset for 6 pulses.
[0061]
FIG. 5 (B) shows a case where 5 to 8 pulses are applied to the stopper from the rising transition signal, and the
[0062]
FIG. 5 (C) is the reverse of (B), and shows a case where 5 to 8 pulses from the falling transition signal hit the stopper. After the stopper hits, the transition signal is not detected and the counter (Low (Count) is not reset. Therefore, when the Hall IC signal has a low level of 11 pulses, initialization (base point positioning) ends.
[0063]
FIG. 5 (D) shows a case where the stopper hits within 4 pulses from the falling transition signal (High → Low). The transition signal (Low → High) is detected by the inversion of the
[0064]
FIG. 5 (E) is the reverse of (D), and shows a case where the stop signal is hit within 4 pulses from the rising transition signal (Low → High). The transition signal (High → Low count is detected and the High count is reset. However, since the transition is again made within 4 pulses from High → Low (Low → High), the normal operation of resetting the “on flag” when counting 5 pulses is performed. The “on flag” remains set. When 3 pulses are counted again after the transition from Low to High, the initialization (base point positioning) is completed under the condition that “the ON flag is set” and “the counter (High count) has counted 3 pulses”.
[0065]
FIG. 10 is a flowchart of the base point position determination process for performing the detection operation per stopper. This process is executed after the output of one drive pulse until the next drive pulse output. First, in step S1, it is determined whether the Hall IC signal is at a high level (High). If the determination is “yes”, the process proceeds to step S12. If the determination is “no”, the process proceeds to step S2. In step S2, the high count of the counter (the number of pulses in the high level state) is reset, and the low count of the counter is incremented. Next, it is determined whether or not “Low count is greater than 2” in step S3. If the determination is “no”, the process proceeds to step S6, and if the determination is “yes”, the process proceeds to step S4.
[0066]
In step S4, it is determined whether "Low count is 3 and the off flag is set". If the determination is "no", the off flag is set in step S5 and the process proceeds to step S6. If the determination is "yes", the "initialize" Return to the original routine as “end” (stop driving pulse). This process is performed by the pattern D.D. This corresponds to the end of initialization.
[0067]
In step S6, it is determined whether “Low count is greater than 4”. If the determination is “no”, the process proceeds to step S18. If the determination is “yes”, the on flag is reset in step S7, and the process proceeds to step S18.
[0068]
On the other hand, in step S12, the low count of the counter (the number of pulses in the low level state) is reset, and the high count of the counter is incremented. Next, it is determined whether or not “High count is greater than 2” in step S13. If the determination is “no”, the process proceeds to step S16, and if the determination is “yes”, the process proceeds to step S14.
[0069]
In step S14, it is determined whether “High count is 3 and the on flag is set”. If the determination is “no”, the on flag is set in step S15 and the process proceeds to step S16. Return to the original routine as “end” (stop driving pulse). This process is performed in the pattern E.I. This corresponds to the end of initialization.
[0070]
In step S16, it is determined whether “High count is greater than 4”. If the determination is “no”, the process proceeds to step S18. If the determination is “yes”, the off flag is reset in step S17, and the process proceeds to step S18.
[0071]
In step S18, it is determined whether or not “High count is greater than 10”. If the determination is “no”, the process proceeds to step S19. Return. This process is performed in the pattern B.B. This corresponds to the end of initialization.
[0072]
Next, in step S19, it is determined whether “Low count is greater than 10”. If the determination is “no”, the process returns to the original routine to end the base point positioning determination process, and the next one-pulse is returned. Prepare for coil drive. If the determination is “yes”, the process returns to the original routine as “initialization end” (stop of driving pulse). This process is performed in the pattern C.I. This corresponds to the end of initialization.
[0073]
Next, the overall control operation of the control device C in the embodiment will be described based on a flowchart. In this control operation, it is determined that the position is “fully closed” when the number of closed pulses at the time of base point positioning is 9 pulses or more or 7 pulses or less. FIG. 11 is a flowchart of the main routine. This main routine is the first start in the case of the first power supply or the return from the power failure, that is, the power ON reset of the processing unit C1 (the
[0074]
On the other hand, when the
[0075]
When the above initialization is completed, in step S27, input processing of various input signals such as pressure, temperature, flow rate, voltage, current, and electrical frequency related to the operation mode by the remote controller or the switch and the operation control of the air conditioner is performed. Do. Next, in order to determine the control condition of the air conditioner in step S28, input signal calculation, comparison, and determination processing are performed, and the process proceeds to step S29. In step S29, “whether the air conditioner is operated” is determined. If the determination is “no”, the process returns to step S27. If the determination is “yes”, the refrigerating cycle A of the air conditioner shown in FIG. “Functional component drive processing” (subroutine processing in FIG. 13) related to the functional components to be configured is performed.
[0076]
Next, various output processes such as display are performed in step S32, and it is determined in step S33 whether or not to continue the operation of the air conditioner. If the determination is “yes”, the process returns to step S27. If the determination is “no”, the operation of the air conditioner is stopped in step S34. Next, after waiting for a predetermined time in step S35, in step S36, the
[0077]
FIG. 12 is a flowchart of a subroutine related to step S23 of FIG. 11, and performs processing related to “positioning of base point of motor-operated valve”. First, in step S41, the motor-operated valve is closed with a one-pulse drive output. Next, in step S42, it is determined whether or not a transition signal is input from the Hall IC. If the determination is “no”, the process returns to step S41, and is repeated until the determination is “yes”. If the determination is “yes”, the process proceeds to step S43. The processes in steps S41 and S42 are processes for recognizing the first transition signal because the position of the valve is unknown at the first energization. As a result of this processing, a transition signal is input every predetermined number of pulses thereafter.
[0078]
Next, in step S43, the motor-operated valve is closed with one pulse of drive output, and in step S44, the number of closed pulses is counted (in this embodiment, eight pulses are counted). Next, in step S45, it is determined whether a transition signal is input from the Hall IC. If the determination is “no”, the process proceeds to step S48. If the determination is “yes”, the process proceeds to step S46, and “the number of closed pulses is 8 pulses. Is less than ". If the determination is “yes”, the process proceeds to step S49. If the determination is “no”, the number of closed pulses is set to 0 in step S47, the process returns to step S43, and the “base point positioning” process is continued again.
[0079]
In step S48, it is determined whether the number of closed pulses is 9 or more. If the determination is "no", the fully closed position has not yet been reached, and the process returns to step S43. That is, the case where the count number is 1 to 8 pulses. If the determination is “yes”, the valve opening degree is fully closed and stored in the RAM in step S49, thereby completing the electric valve base point positioning process.
[0080]
Here, the completion of the process of “yes” in step S46 corresponds to FIGS. 5D and 5E, and the completion of the process of “yes” in step S48 corresponds to FIGS. 5B and 5C. .
[0081]
When the processing in step S49 is completed, in step S51, the valve is opened to the vicinity immediately before full opening, and the valve opening for every 8 pulses to which the Hall IC signal transition signal is input is stored in the RAM. Next, in step S52, the valve is closed to the position (valve opening) at which the transition signal immediately before full closure is input, and the valve opening every 8 pulses to which the transition signal of the Hall IC signal is input is stored in the RAM. Return to the original routine.
[0082]
FIG. 13 is a flowchart of a subroutine related to step S31 of FIG. 11, and performs processing related to “motor valve opening control”. First, in step S61, it is determined whether the compressor is in operation. If the determination is “yes”, the process proceeds to step S63. If the determination is “no”, the compressor is started in step S62, and the process proceeds to step S63. . In step S63, the
[0083]
Next, in step S67, it is determined whether or not the aperture device has a predetermined opening. If the determination is “yes”, the process returns to the original routine. If the determination is “no”, one pulse (open / closed) is determined in step S68. ) Output the drive pulse. Next, in step S69, the valve opening degree stored in the RAM is updated by one pulse. Next, in step S71, it is determined whether the updated valve opening is a transition point every 8 pulses. If the determination is "no", the process returns to step S67 and the predetermined process is continued. If the determination is “yes”, it is determined in step S72 “whether the transition signal is input from the Hall IC” or not. If the determination is “yes”, the valve opening does not deviate, and the process returns to step S67 to continue the predetermined process. If the determination is “no”, one pulse (open / close) drive pulse is output in step S73, and the process returns to step S72.
[0084]
In the above processing, the base point positioning is performed by the process (FIG. 12) related to “positioning of the base point of the motorized valve” in step S23 of FIG. 11. However, in step S23 of FIG. 11, the base point positioning of FIG. A determination process may be performed.
[0085]
The motor-driven valve according to the embodiment is provided with the detection
[0086]
【The invention's effect】
The motorized valve of
[0087]
Also, Abnormal noise and vibration can be prevented, and the pitch of the crests and troughs of the magnetic gear can be increased, so that a sufficient magnetic force can be secured to detect the magnetic field, and against the stopper position, Magnetic detection means can be provided at an arbitrary position on the outer peripheral surface of the case.
[0088]
further, Assembling is optional and easy, and the cost can be reduced.
[0089]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a diaphragm device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view showing the relationship between the Hall IC in the Hall IC unit and the magnetic drum for detection in the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a circuit for obtaining a Hall IC signal of the Hall IC in the embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a Hall IC signal at the time of base point positioning in the embodiment.
FIG. 5 is a diagram conceptually illustrating a Hall IC signal and a detection operation per stopper in the embodiment.
FIG. 6 is a principal circuit diagram of a connection portion between the expansion device and the outdoor control unit in the embodiment.
FIG. 7 is a principle block diagram of the embodiment.
FIG. 8 is a block diagram illustrating an example of an air conditioner according to an embodiment.
FIG. 9 is a block diagram mainly showing an electrical system of an indoor control unit and an outdoor control unit according to the embodiment.
FIG. 10 is a flowchart of a base point position determination process in the embodiment.
FIG. 11 is a flowchart of a main routine in another embodiment.
FIG. 12 is a flowchart of a base point positioning process in another embodiment.
FIG. 13 is a flowchart of a functional component driving process in another embodiment.
[Explanation of symbols]
4 Compressor
9A Indoor heat exchanger
9B outdoor heat exchanger
10A motorized valve
11d valve seat
12 cases
13 Rotor
13c Magnetic drum for detection
13d Stopper part
15 Needle valve
16 Stopper mechanism
17a Driving coil
20 Hall IC unit (magnetic detection means)
100 Channel switching valve
200 Accumulator
400 Outdoor control unit
Claims (2)
前記電動弁の基点位置出し時に前記ロータを基点位置に復帰するように前記駆動コイルに基点位置出しパルス出力を行うとともに、
前記磁気検出手段からの磁気検出信号を入力し、該磁気検出信号のハイレベルからローレベルあるいローレベルからハイレベルに遷移したときとストッパ当たりとのタイミングの差に対応する変化パターンを認識する制御工程と、該制御工程により認識した前記変化パターンに応じた工程で前記ロータの前記ストッパへの当接を検出し、前記基点位置出しパルス出力を停止する制御工程と、を備えたことを特徴とする電動弁の駆動装置。A stepping motor is constituted by a stator provided in a case made of a non-magnetic material and a rotor provided in the case and having a driving magnetic drum magnetized with n poles. The stepping motor is energized. The valve is opened and closed by rotating the rotor in the circumferential direction, and has a stopper for restricting the base position of the rotor, and a magnetic field is supplied to the magnetic detection means and the magnetic detection means on the outer peripheral surface of the case A motor-operated valve that is provided with a magnetism generating means, detects a change in a magnetic field from the magnetism generating means caused by rotation of a magnetic body arranged on the rotor side, and monitors rotation and stop of the rotor A motorized valve drive device,
While performing base point positioning pulse output to the drive coil so as to return the rotor to the base point position at the time of base point positioning of the electric valve,
A magnetic detection signal from the magnetic detection means is input, and a change pattern corresponding to the timing difference between when the magnetic detection signal transitions from a high level to a low level or from a low level to a high level and per stopper is recognized. A control step, and a control step of detecting contact of the rotor with the stopper in a step according to the change pattern recognized by the control step and stopping the output of the base point positioning pulse. A drive device for an electric valve.
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