JP4088206B2 - 用紙折り装置、用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙束を集積して揃え、折り込む用紙折り装置、複写機、プリンタ、印刷機等の画像形成装置に一体もしくは別体に設けられ、画像形成済みの用紙(記録媒体)に対して所定の処理、例えば仕分け、スタック、綴じ、中綴じ製本を行って排紙する用紙処理装置およびこの用紙処理装置と前記画像形成装置とからなる画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンター等の画像出力装置の下流側に配置され、出力される記録紙に綴じなどの後処理装置は広く知られているが、昨今その機能は多機能化され、従来の端面綴じに加えて中綴じ処理も可能としたのもが考案され、近年では、省スペース、低コスト、高い生産性の必要性が望まれている。
【0003】
従来、この種のシート後処理装置では、中綴じ製本の折り方法として、中央を綴じられ、シート搬送路に露出した一対の折りローラの横を通過しつつ搬送され、折り位置に位置決め滞留された用紙束の綴じ部を略垂直方向に、折りプレートにより押し出し、その移動方向に設けた折りローラ対を通過させることによってシート束の半折りを行っている。その際、用紙束先端がシート搬送路に露出した一対の折りローラの横を通過搬送される際に折りローラと接触し耳オレや紙づまりの発生することがあるので、これらを防ぐためにさまざまな方法が取られている。例えば折りローラをシート搬送路から大きく離間させたり、更に板金などで覆うなどの方法である。
【0004】
しかしこの方法を実施するとシート搬送の路対向側に退避している折りプレートと折りローラのニップ位置の距離が大きくなりそれに伴い折りプレートの移動距離が増大するため、折りプレートの駆動部を構成配置するスペースも大きくなる。その結果大きなスペースが必要となり、また、折りプレートの移動時間も増大することから、装置サイズが大きくなるばかりでなく、生産性も低い機械になってしまっていた。この問題を解決するべく発明されたものに、特許文献1に開示された発明がある。
【0005】
この発明は、用紙束搬送中は折りローラをカバーしつつ用紙束のガイドをし、折りを施す時は移動退避し折りローラを露出させる構成をとったものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−72328号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公知例では、移動退避させるための機構が必要になり、スペース的には従来より少なくて済むが、コスト的には高いものになってしまっていた。
【0008】
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、省スペースで低コスト、高生産性で処理することができる用紙折り装置、用紙処理装置および画像形成システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、用紙または用紙束を用紙搬送路に対して予め設定された方向に折りプレートによって押し出し、押し出された用紙を一対の折りローラのニップ間に押し込み、前記一対の折りローラによって挟持して搬送する間に前記用紙または用紙束に折り処理を施す用紙折り装置において、前記用紙または用紙束が搬送される前記用紙搬送路内で前記折りローラに接触しないように前記用紙または用紙束を案内する、それぞれ特性の異なる弾性を有する第1および第2のガイド部材からなるガイド手段を備え、前記第2のガイド手段よりも柔らかい材質の材料によって形成された前記第1のガイド部材が前記用紙搬送路に対して上流側に、前記第2のガイド部材が下流側に、それそれ設けられ、かつ、前記第1のガイド部材の自由端部が下流側の前記第2のガイド部材の自由端部よりも用紙搬送路側に突出していることを特徴とする。
【0012】
第2の手段は、第1の手段において、前記第2のガイド部材の自由端は、前記折りローラ側の外形に沿って湾曲していることを特徴とする。
【0014】
第3の手段は、第1の手段において、前記第1および第2のガイド部材は、それぞれの自由端の位置が、前記折りプレートにより前記用紙または用紙束を前記折りローラのニップへ押込む際に、当該用紙または用紙束のこしの力で対応する折りローラに圧接されない寸法に設定されていることを特徴とする。
【0015】
第4の手段は、第1の手段において、前記ガイド手段が第1および第2のガイド部材からなり、当該ガイド部材の少なくとも一方は、接触しないようにカバーしている前記折りローラと一体的に変位することを特徴とする。
【0016】
第5の手段は、第4の手段において、前記折りローラは、用紙束のニップへの進入に応じて変位することを特徴する。
【0017】
第6の手段は、第1ないし第5の手段において、前記一対の折りローラは、前記第1及び第2のガイド部材に対する摩擦係数が、紙に対する摩擦係数よりも低い材料から形成されていることを特徴とする。
【0018】
第7の手段は、第1ないし第6の手段に係る用紙折り装置と、用紙に対して所定の処理を施す処理手段とから用紙処理装置を構成したことを特徴とする。
【0019】
第8の手段は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置と、この画像形成装置に対して一体または別体に設けられた第7の手段に係る用紙処理装置とから画像形成システムを構成したことを特徴とする。
【0020】
なお、ここでいう用紙搬送路は、以下の実施形態では束搬送ガイド板上下92,91によって形成される垂直方向の搬送路を指している。、
【0021】
【発明の実施の形態】
1.機械的構成
1.1 全体構成
図1は本発明の実施形態に係る用紙処理装置としての用紙後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムのシステム構成を示す図であり、図では、用紙後処理装置の全体と画像形成装置の一部を示している。
【0022】
図1において、用紙後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取付けられており、画像形成装置PRから排出された記録媒体、ここでは用紙は用紙後処理装置PDに導かれる。前記用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合およびスティプル綴じ等を行う処理トレイF(以下スティプル処理トレイとも称する)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15および分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
【0023】
搬送路AおよびDを経てスティプル処理トレイFへ導かれ、スティプル処理トレイで整合およびスティプル等を施された用紙は、偏向手段である分岐ガイド板54と可動ガイド55により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す処理トレイG(以下、中折り処理トレイとも称する)へ振り分けられるように構成され、中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、用紙後端がこれを通過した後、搬送ローラ9,10、スティプル排紙ローラ11の内、少なくとも搬送ローラ9を逆転させてプレスタックローラ8によって後端を用紙収容部Eへ導き、用紙収容部E内に滞留させ、次用紙と重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて搬送することも可能である。
【0024】
搬送路B、搬送路Cおよび搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置から受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15および分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方に、各々回動することによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへ用紙を振り分ける。
【0025】
搬送路Bへ用紙を導く場合は、分岐爪15は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬送路Cへ用紙を導く場合は、図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送路Dへ用紙を導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となる。
【0026】
この用紙後処理装置では、用紙に対して、穴明け(パンチユニット100)、用紙揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、用紙揃え+中綴じ(ジョガーフェンス53、中綴じスティプラS2)、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。
【0027】
1.2 処理機構
図2に示すように、叩きコロ12は支点12aを中心に叩きSOL(ソレノイド)170によって振り子運動を与えられ、スティプル処理トレイFへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙を後端フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12は反時計回りに回転する。
【0028】
ジョガーフェンス53は、正逆転可能なジョガーモータ158によりタイミングベルトを介して駆動され、用紙幅方向に往復移動する。
【0029】
端面綴じスティプラS1は、正逆転可能なスティプラ移動モータによりタイミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の一側端には、端面綴じスティプラS1のホームポジションを検出するスティプラ移動HPセンサが設けられており、用紙幅方向の綴じ位置は、前記ホームポジションからの端面綴じスティプラS1移動量により制御される。端面綴じスティプラS1は、針の打ち込み角度を用紙端部と平行あるいは斜めに変更できるように、さらには、前記ホームポジション位置でスティプラS1の綴じ機構部だけを所定角度斜めに回転させ、スティプル針の交換が容易にできるように構成されている。
【0030】
中綴じスティプラS2は図1に示すように、後端フェンス51から中綴じスティプラS2の針打ち位置までの距離が、中綴じ可能な最大用紙サイズの搬送方向長の半分に相当する距離以上となるように配置され、かつ、用紙幅方向の整合中心に対して対称に2つ配置され、ステーに固定されている。中綴じスティプラS2自体は公知の構成なので、ここでは詳細についての説明は省略するが、中綴じを行う場合、ジョガーフェンス53で用紙の搬送方向に直交する方向が整合され、後端フェンス51と叩きコロ12で用紙の搬送方向が整合された後、放出ベルト52を駆動して放出爪52aで用紙束の後端部を持ち上げ、中綴じスティプラS2の綴じ位置に用紙束の搬送方向の中央部が位置するようにし、この位置で停止して、綴じ動作を実行させる。そして、綴じられた用紙束は、中折り処理トレイG側に搬送され、中折りされる。詳細は後述する。
【0031】
なお、図2中符号310はスティプル処理トレイF上の用紙の有無を検出する紙有無センサ、符号305はスティプル排紙センサである。
【0032】
1.3 用紙束偏向機構
前記スティプル処理トレイFで中綴じが行われた用紙束は用紙の中央部で中折りされる。この中折りは中折り処理トレイGで行われる。そのためには、綴じた用紙束を中折り処理トレイGに搬送する必要がある。この実施形態では、スティプル処理トレイFの搬送方向最下流側に、用紙束偏向手段が設けられ、中折り処理トレイG側に用紙束を搬送する。
【0033】
用紙束偏向機構は、図1の全体構成図および図3のスティプル処理トレイFと中折り処理トレイG部分の拡大図に示すように分岐ガイド板54と可動ガイド55とからなる。分岐ガイド板54は下端側の支点を中心に上下方向に揺動自在に設けられ、その下流側に回転自在な加圧コロ57が設けられ、スプリングにより放出ローラ56側に加圧される。また、分岐ガイド板54の位置は、図示しない束分岐駆動モータより駆動力を得て回転するカムのカム面との当接位置によって規定される。可動ガイド55は放出ローラ56の回転軸に所定範囲揺動自在に支持されている。
【0034】
1.4 中折り処理トレイ
折りプレート74は図1に示す束搬送ガイド板下上91,92に対して垂直な方向に往復動するように設けられて、図示しない折りプレート駆動カムの回転に応じて処理トレイGの用紙束収容領域に突出する。折りプレート駆動カムを逆方向に回転させると折りプレート74は後退し、処理トレイGの用紙束収容領域から退避する。
【0035】
2.制御装置
制御装置350は、図4に示すように、CPU360、I/Oインターフェース370等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置PR本体のコントロールパネルの各スイッチ等、および入口センサ301、上排紙センサ302、シフト排紙センサ303、プレスタックセンサ304、スティプル排紙センサ305、紙有無センサ310、放出ベルトホームポジションセンサ311、束到達センサ321、可動後端フェンスホームポジションセンサ322、折り部通過センサ323、紙面検知センサ330等の各センサからの信号がI/Oインターフェース370を介してCPU360へ入力される。
【0036】
CPU360は、入力された信号に基づいて、シフトトレイ202用のトレイ昇降モータ、開閉ガイド板を開閉する排紙ガイド板開閉モータ、シフトトレイ202を移動するシフトモータ、叩きコロ12を駆動する叩きコロモータ、戻しコロ13を駆動する戻しコロ駆動モータSOL170等の各ソレノイド、各搬送ローラを駆動する搬送モータ、各排紙ローラを駆動する排紙モータ、放出ベルト52を駆動する放出モータ、端面綴じスティプラS1を移動するスティプラ移動モータ、端面綴じスティプラS1を斜めに回転させる斜めモータ、ジョガーフェンス53を移動させるジョガーモータ158、分岐ガイド板54および可動ガイド55を回動する束分岐駆動モータ、その束を搬送する搬送ローラを駆動する束搬送モータ、可動後端フェンス73を移動させる図示しない後端フェンス移動モータ、折りプレート74を移動させる折りプレート駆動モータ、折りローラ81を駆動する折りローラ駆動モータ等の駆動を制御する。スティプル排紙ローラを駆動する図示しないスティプル搬送モータのパルス信号はCPU360に入力されてカウントされ、このカウントに応じて叩きSOL170およびジョガーモータ158が制御される。なお、折りローラ駆動モータはステッピングモータからなり、CPU360からモータドライバを介して直接的に、あるいは、I/O370とモータドライバを介して間接的に制御される。
【0037】
また、パンチユニット100もクラッチやモータを制御することによりCPU360の指示によって穴明けを実行する。
【0038】
なお、用紙後処理装置PDの制御は前記CPU360が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。
【0039】
3.動作
以下、前記CPU360によって実行される本実施形態に係る用紙後処理装置の動作について説明する。
【0040】
3.1 処理モードに応じた動作
本実施形態では、後処理モードに応じて下記の排出形態をとる。
【0041】
本実施例では、後処理モードに応じて下記の排出形態をとる。
【0042】
▲1▼ノンスティプルモードa:搬送路Aから搬送ローラ3,4によって搬送路Bを搬送され、上トレイ201へ排出される。
【0043】
▲2▼ノンスティプルモードb:搬送路Aから搬送ローラ5、搬送ローラ6a,6bからなるシフト排紙ローラ6によって搬送路Cを搬送され、シフトトレイ202へ排出される。
【0044】
▲3▼ソート、スタックモード:搬送路A搬送路Cを通りシフトトレイ202へ排出される。その際、シフトトレイ202が、部の区切れ毎に排紙方向と直交方向に揺動する事で排出される用紙は仕分けられる。
【0045】
▲4▼スティプルモード:搬送路A搬送路Dを経て処理トレイFで整合及び綴じを施され搬送路Cを通りシフトトレイ202へ排出される。
【0046】
▲5▼中綴じ製本モード:搬送路A搬送路Dを経て処理トレイFで整合及び中央綴じを施され、更に処理トレイGで中央折りを施され搬送路Hを通り下トレイ203へ排出される。
【0047】
このうち、特に本発明に関係のある中綴じ製本モードについて詳細に説明し、後のモードについては説明は省略する。なお、前記中折り処理トレイGの折りローラ対81、折りプレート74および上下の折りローラガイド501,502が本発明における用紙折り装置を構成している。
【0048】
3.2 中綴じ製本モード:
このモードは、用紙を搬送路Aと搬送路Dを経てスティプル処理トレイFに搬送し、スティプル処理トレイFで整合および中央綴じを行った後、さらに中折り処理トレイGで中折りし、中折りされた用紙束を搬送路Hを経て下トレイ203へ排出するモードである。このモードでは、分岐爪15と分岐爪16はともに反時計方向に回動し、搬送路AからDに至る経路が開放された状態になる。また、分岐ガイド板54と可動ガイド板55が後述の図7に示すように閉鎖状態となって用紙束を中折り処理トレイGに導き、中折りが行われる。
【0049】
このモードでは、図13のフローチャートに示すように動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側から搬入され
る状態になると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1および搬送ローラ2、搬送路Dの搬送ローラ7,9,10およびスティプル排紙ローラ11、スティプル処理トレイFの叩きコロ12がそれぞれ回転を開始する(ステップS101)。そして、分岐爪15を駆動するソレノイドをオンにして分岐爪15を反時計方向に回動させる(ステップS102)。
【0050】
次いで、放出ベルト52のホームポジションも放出ベルトHPセンサ311で検知し、その位置を確認した後、放出モータを駆動して放出ベルト52を待機位置に(ステップS103)、また、ジョガーフェンス53もジョガーフェンスHPセンサでホームポジション位置を検出した後、待機位置に(ステップS104)、さらに、分岐ガイド板54と可動ガイド55をホームポジションに(ステップS105)それぞれ移動させる。
【0051】
そして、入口センサ301がオン、オフし(ステップS106,S107)、スティプル排紙センサ305がオン(ステップS108)、シフト排紙センサ303がオフ(ステップS109)であれば、スティプル処理トレイFに用紙が排紙され、用紙が存在しているので、叩きソレノイド170を所定時間オンにし(ステップS110)、叩きソレノイド12を用紙に接触させ、後端フェンス51側に付勢して、用紙後端を揃える。次いで、ジョガーモータ158を駆動することによってジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙の幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の揃え動作を行った後、待機位置に戻す(ステップS111)。これによりスティプル処理トレイFに送り込まれた用紙の縦横(搬送方向に平行な方向と直交する方向)が揃えられる(図5)。
【0052】
これらの動作を1枚毎に繰り返し、部の最終紙になると(ステップS112)、ジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙端面がずれない状態にし(ステップS113)、この状態で放出モータを設定された速度で駆動し、放出ベルト52を所定量回転させ(ステップS114)、中綴じスティプラS2の綴じ位置まで用紙束を上昇させる。その後、用紙束の中央部で中綴じスティプラS2をオンし、中綴じを行う(ステップS115−図6)。次いで、分岐ガイド板54と可動ガイド55を所定量を変位させて中折り処理トレイGに向かう経路を形成し(ステップS116)、中折り処理トレイGの束搬送ローラ上、下71,72の回転を開始させ(ステップS117)、中折り処理トレイGに設けられている可動後端フェンス73のホームポジションを検知した後、当該可動後端フェンス73を待機位置に移動させる(ステップS118)。
【0053】
このようにして、中折り処理トレイGの用紙束受け入れ体制が整えられると、放出ベルト52をさらに所定量回転させて放出爪52aにより用紙束後端を押し上げ(ステップS119)、放出ローラ56と加圧ローラ57に銜え込ませた後(図7)、中折り処理トレイG側に用紙束を搬送する。放出ローラ56は放出ベルト52の駆動軸に設けられており、放出ベルト52と同期して駆動される。用紙先端が束到達センサ321位置に達し(ステップS120)、用紙の先端が折りローラ対81の配設位置から所定距離搬送したら束搬送ローラ上下71,72の回転を停止させる。すなわち、用紙束は、予め用紙サイズに応じた位置にホームポジションから移動し、用紙束の下端の位置決めを行うために待機位置に停止している可動後端フェンス73まで搬送される。このとき、放出爪52aは、放出ベルト52の外周上に対向する位置に配置されたもう1つの放出爪52a’が後端フェンス51近傍に達した位置で停止し、分岐ガイド板54と可動ガイド板55はホームポジションに復帰し、次の用紙に備える。また、束搬送ローラ上下71,72の回転を停止させた後(ステップS122)、束搬送ローラ下72の加圧状態を解除させる(ステップS123−図9)。
【0054】
次いで、折りプレート74による折り動作及び、折りローラ81,82および下排紙ローラ83の回転を開始させ、綴じられた針部近傍を用紙束に対して略直角な方向から折りプレート74で押圧し、用紙束を折りプレート74で折り込んで折りローラ81のニップへ押し込む(ステップS123,S124−図10)。予め回転していた折りローラ81は、折り込まれた用紙束をニップ間で加圧し、搬送することにより用紙束の中央部に折りを施す。
【0055】
そして、用紙束後端が折り部通過センサ323に検知されると(ステップS125)、折りプレート74はホームポジションに戻り(ステップS126)、束到達センサ321がオフになると(ステップS127)束搬送ローラ下72の加圧も復帰し、次の用紙に備える。また、次のジョブが同用紙サイズ同枚数であれば、可動後端フェンス73はその位置で待機しても良い。
【0056】
次いで、分岐ガイド板54、可動ガイド55をホームポジションに移動させ(ステップS129)、用紙束の通過を折り部通過センサ323によって監視し、折り部通過センサ324を用紙束後端が通過すると(ステップS130)、折りローラ81、下排紙ローラ83をさらに所定時間回転させた後、停止させる(ステップS131)。次いで、放出ベルト52とジョガーフェンス53を待機位置に移動させ(ステップS132,S133)、ジョブの最終部かどうかをチェックし(ステップS134)、ジョブの最終部でなければ前記動作を繰り返し、最終部であれば、放出ベルト52およびジョガーフェンス53をホームポジションに移動させ(ステップS135)、入口ローラ1,搬送ローラ2,7,9,10、スティプル排紙ローラ11および叩きコロ12の回転を停止し(ステップS137)、分岐爪15の分岐ソレノイドをオフにしてすべて初期状態に戻し(ステップS138)、処理を終える。
【0057】
このようにして画像形成装置から搬入されてきた用紙をスティプル処理トレイFで中綴じし、中折り処理トレイGで中折りした後、下トレイ203上に中折りされた用紙束を排紙して積載する。
【0058】
本実施形態では、図3にあるように、上折りローラガイド501と下折りローラガイド502が配置されている。用紙束が搬送されている時は図8の状態であり、折りプレート74により用紙束中央を折りローラニップに押し込んだ後、折りローラ81で搬送排出する状態は図10ないし図12に示す通りである。
【0059】
このとき、上折りローラガイド501は移動する用紙束に押され、折りローラ81の外形に沿った形に撓み、下折りローラガイド502と同形状となり折りローラ81は上側と下側でほぼ同量露出するようになるため、折りローラ81の露出量の違いによる上側と下側の折りローラ81の搬送量の差が発生することは無く、これにより、正確な位置に折りを施すことができる。
【0060】
図14は上折りローラガイド501と下折りローラガイド502及び折りローラ対81との関係を示す要部斜視図である。これらの2種類の搬送ガイドのうち、搬送方向上流側の上折りローラガイド501は、PETシート等の弾性を有する比較的軟らかい材質からなり、無負荷時には図8及び図15に示すように搬送方向に沿って延びており、下流側の下折りローラガイド502は、ステンレスの薄板等の弾性を有する比較的硬い材質からなり、搬送ローラ81bの外形に沿った形状に形成され、各々の自由端部は上流側が下流側に対しシート搬送路に突出している。これにより用紙または用紙束は、下側のローラガイド502が障害となることなく、搬送される。
【0061】
また、上下の折りローラガイド501,502(特に上折りローラガイド501)は、用紙束を折りプレート74により折りローラ対81のニップへ押込むときに、折りローラ81の外形に沿ってシートをガイドしつつ撓むが、そのときの上下の折りローラガイド501,502の自由端の位置は、折りプレート74により用紙または用紙束を折りローラ対81のニップへ押込む際に、用紙または用紙束のこしの力で対応する折りローラ対81に圧接されない寸法に設定されている。例えば、本実施形態では、ローラガイド501,502の自由端Aの位置は、図14に示すように折りローラ対81のニップから折り込み時のシート搬送路上流側に方向に45度以上離れた位置に位置するように設定されている。言い換えれば、前記位置に位置するようにローラガイド501,502の寸法が設定されている。なお、図14は、上下の折りローラガイド501,502と折りローラ対81と用紙束との関係を示す図、図15は、上下の折りローラガイド501,502と折りローラ対81と折りプレート74との関係及び折りローラガイド501,502の取り付け構造を示す図である。
【0062】
折りローラガイド501,502の先端はニップに近ければ近いほうがガイドとしての機能が発揮できる。しかし、折りを施す枚数が少ない場合はこの構成で十分であるが、枚数が多い場合、折りローラ81が変位するので、相対的に折りローラガイド501,502が突出する形となり、中折り最中の用紙束と折りローラの間に隙間ができ始めるポイントを超えてしまう。そこで、前記突出量分あらかじめニップから遠ざけるようにし、ガイドとしての機能が低下しないようにした。このように先端位置を規定することにより、ローラガイド501,502が中折り最中の用紙束と折りローラの間に隙間ができ始めるポイントを超えないようにすることができ、従来のように装置を大型化する必要がなく、省スペース、低コスト、高い生産性に寄与することができる。
【0063】
また、前記一対の折りローラの材質は、PETシートや鋼板など平滑性の優れた相手材に対する摩擦係数が、紙に対する摩擦係数よりも低い材料とする。この材料としては、例えば、シリコン系のゴムが好適であり、このようなシリコン系のゴム材を使用すると、用紙との摩擦係数を1とすると、PETシートや鋼板などでは0.4〜0.6の範囲とすることができる。
【0064】
なお、前述の中折り最中の用紙束と折りローラの間に隙間ができ始めるポイントは図14に示すようにニップから45度離れたAの位置である。このAの位置は、は用紙束と折りローラの間に隙間ができ始めるポイントであり、そのポイントより離れた位置に上折りローラガイド501と下折りローラガイド502の先端を配置する。
【0065】
また、折りローラ対81と一体的に変位をする折りローラガイド501,502は、図15および図16に示すように構成されている。すなわち、束搬送ガイド板下91が折りローラ81bの軸両端部に軸受603により回動可能に支持され、更に前フレーム601の前フレーム長穴部601aに段付きネジ604を介して変位可能に支持され、後フレーム602にも同様に支持されている。この束搬送ガイド板下91に下折りローラガイド502が取り付けられる。
【0066】
また、本実施形態では、変位可能に支持されるのは、下側の折りローラ81bのみであるが、上側のみや上下両側にこの構成を実施することも可能である。また、折りローラ対81が上下両側とも変位可能な場合は上下両側に、片側のみ変位する構成とした場合は変位する側のみに前記構成を実施することが効率的であることは言うまでもない。
【0067】
また、上下の折りローラガイド501,502は、用紙搬送中は基本的に変形することはなく、用紙または用紙束を折るときに変形する。その際、図14ないし図16に示すように用紙または用紙束を折っているときには、下折りローラガイド502は予め折りローラ81bの外形に沿った形状に湾曲しているので、微小にしか変形しないが、上折りローラガイド501は束搬送ガイド板下上91,92によって形成される搬送路にほぼ平行な状態から、下折りローラガイド502と同様に折りローラ81aの外形に沿った形状に湾曲するぐらい変形する。そのため、上折りローラガイド501は、この実施形態では、厚さ0.1〜0.25mm程度の薄いPETフィルム(ポリエステルフィルム)を使用し、下折りローラガイド502は板ばね用のステンレス鋼帯の0.1〜0.25mm程度の厚さのものを使用している。したがって、上折りローラガイド501の方が、下折りローラガイド502よりも柔らかな弾性材料によって形成されている。なお、図16(a)は、上下の折ローラガイド501,502と折りローラ対81との関係を示す正面図、図16(b)はその側面図である。
【0068】
このように本実施形態では、用紙束が搬送されている時は図8の状態であり用紙束先端ガイドするのに必要な力は微小で足りるため、上折りローラガイド501はPETシート等の比較的軟らかい弾性シートで十分機能を果たし、その下流にステンレスの薄板等の比較的硬い弾性シートを折りローラ外形に沿った形で下折りローラガイド502を配置したのでしっかりと用紙束先端をすくいきれる。
【0069】
また、折りプレート74により用紙束中央を折りローラニップに押し込んだ後、折りローラ対81で搬送排出する状態は図10〜図12に示すとおりである。このとき、上折りローラガイド501は移動する用紙束に押され弱い反力で折りローラ81aの外形に沿った形に撓み、下折りローラガイド502と同形状となり折りローラ対81は上側と下側でほぼ同量露出するようになる為、露出量の違いによる上側と下側の搬送量の差が発生せず、正確な位置に折りを施すことが可能となる。
【0070】
このような機能を十分に満足しつつ、搬送路と折りローラ対81は薄い弾性シートで隔てるだけでいいことから、退避している折りプレート74先端と折りローラのニップは従来よりも近い位置に配置できる。これにより、最小限のスペースで折り機構を構成することが可能となり、且つ移動機構も不要となり、コストも最小限で抑えることが可能となる。また、折プレート74の移動距離を短くすることができるので、生産性向上に大いに貢献することが可能となる。
【0071】
さらに、図14に示すようにニップから45度離れたAの位置は用紙束と折りローラ対81の間に隙間ができ始めるポイントであり、そのポイントより離れた位置に上折りローラガイド501と下折りローラガイド502の先端が配置されているので用紙束と折りローラ対81に挟まれることはなく、折りローラ対81の駆動源に過負荷を与える事がない。これにより折りローラ対81の駆動源として不必要に大容量のものを用いる必要がなく、コスト的に安価となる。
【0072】
加えて、下折りローラガイド502または上折りローラガイド501が折りローラ81aあるいは81bと一体的に移動するので、図14に示すニップから約45度離れたAの位置近傍に安定してその先端部を保持することができる。これにより、用紙搬送ガイドとしての機能を十分に発揮することが可能となり、折り枚数に関係なく安定した中綴じ製本を行うことができる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、省スペースな構成とすることができるとともに、折りローラの露出量の違いによる上側と下側の折ローラで搬送量の差が発生することがなく、正確な位置を折りを施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る用紙後処理装置を主に示す用紙処理装置と画像形成装置とからなる画像処理システムのシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る用紙後処理装置のスティプル処理トレイとその駆動機構を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る用紙後処理装置のスティプル処理トレイと中折り処理トレイの詳細を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の制御回路を画像形成装置とともに示すブロック図である。
【図5】中綴じ製本モードにおいてスティプル処理トレイにスタックされた用紙束の状態を示す動作説明図である。
【図6】中綴じ製本モードにおいてスティプル処理トレイでスタックされ、中綴じされるときの状態を示す動作説明図である。
【図7】中綴じ製本モードにおいてスティプル処理トレイで中綴じされた用紙束を用紙束偏向機構によって偏向させる初期状態を示す動作説明図である。
【図8】中綴じ製本モードにおいてスティプル処理トレイで中綴じされた用紙束を用紙束偏向機構によって偏向させ、中折り処理トレイに送り込んだときの状態を示す動作説明図である。
【図9】中綴じ製本モードにおいて中折り処理トレイで用紙束を中折り位置に位置させたときの状態を示す動作説明図である。
【図10】中綴じ製本モードにおいて中折り処理トレイで中折りプレートを作動させて用紙束の中折り動作を開始した時の状態を示す動作説明図である。
【図11】中綴じ製本モードにおいて中折り処理トレイで中折りプレートを作動させて用紙束の中折り動作の開始した後2段目の折りローラで折られているときの状態を示す動作説明図である。
【図12】中綴じ製本モードにおいて中折り処理トレイからで用紙束を中折りローラによって中折りして排紙するときの状態を示す動作説明図である。
【図13】中綴じ製本モードの処理手順を示すフローチャートである。
【図14】上下の折りローラガイドと折りローラ対と用紙束との関係を示す図である。
【図15】上下の折りローラガイドと折りローラ対と折りプレートとの関係及び折りローラガイドの取り付け構造を示す図である。
【図16】上下の折ローラガイドと折りローラ対との関係を示す正面図及び側面図である。
【符号の説明】
74 折りプレート
81 折りローラ
91 束搬送ガイド板下
92 束搬送ガイド板上
350 制御装置
360 CPU
370 I/O
501,502 折りローラガイド
601 前フレーム
602 後フレーム
603 軸受け
604 段付きねじ
F スティプル処理トレイ
G 中折り処理トレイ
PD 用紙後処理装置
PR 画像形成装置
Claims (8)
- 用紙または用紙束を用紙搬送路に対して予め設定された方向に折りプレートによって押し出し、押し出された用紙を一対の折りローラのニップ間に押し込み、前記一対の折りローラによって挟持して搬送する間に前記用紙または用紙束に折り処理を施す用紙折り装置において、
前記用紙または用紙束が搬送される前記用紙搬送路内で前記折りローラに接触しないように前記用紙または用紙束を案内する、それぞれ特性の異なる弾性を有する第1および第2のガイド部材からなるガイド手段を備え、
前記第2のガイド手段よりも柔らかい材質の材料によって形成された前記第1のガイド部材が前記用紙搬送路に対して上流側に、前記第2のガイド部材が下流側に、それそれ設けられ、かつ、前記第1のガイド部材の自由端部が下流側の前記第2のガイド部材の自由端部よりも用紙搬送路側に突出していることを特徴とする用紙折り装置。 - 前記第2のガイド部材の自由端は、前記折りローラ側の外形に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1記載の用紙折り装置。
- 前記第1および第2のガイド部材は、それぞれの自由端の位置が、前記折りプレートにより前記用紙または用紙束を前記折りローラのニップへ押込む際に、当該用紙または用紙束のこしの力で対応する折りローラに圧接されない寸法に設定されていることを特徴とする請求項1記載の用紙折り装置。
- 前記第1および第2のガイド部材の少なくとも一方は、接触しないようにカバーする前記折りローラと一体的に変位することを特徴とする請求項1記載の用紙折り装置。
- 前記折りローラは、用紙束のニップへの進入に応じて変位することを特徴する請求項4記載の用紙折り装置。
- 前記一対の折りローラは、前記第1及び第2のガイド部材に対する摩擦係数が、紙に対する摩擦係数よりも低い材料から形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の用紙折り装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の用紙折り装置と、用紙に対して所定の処理を施す処理手段と、を備えていることを特徴とする用紙処理装置。
- 記録媒体に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置と、請求項7記載の用紙処理装置とが一体または別体に設けられていることを特徴とする画像形成システム。
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