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JP4080229B2 - 動圧軸受、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置 - Google Patents

動圧軸受、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置 Download PDF

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JP4080229B2
JP4080229B2 JP2002101590A JP2002101590A JP4080229B2 JP 4080229 B2 JP4080229 B2 JP 4080229B2 JP 2002101590 A JP2002101590 A JP 2002101590A JP 2002101590 A JP2002101590 A JP 2002101590A JP 4080229 B2 JP4080229 B2 JP 4080229B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、含油性焼結体を用いた動圧軸受、前記動圧軸受が採用されたスピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハードディスク等の記録ディスク駆動装置は、記録ディスクと同心に配置された回転駆動用のスピンドルモータを装置内に有している。このスピンドルモータは、主に、電機子コイルを有するステータが固定された静止部材と、ステータに対向するロータマグネットが固定された回転部材と、回転部材を静止部材に回転自在に支持する軸受機構とから構成されている。
【0003】
同装置の高性能化に伴い、この軸受機構としては、高精度化を目的に動圧軸受が採用されている。動圧軸受は、例えば、シャフト本体とその外周面から半径方向外側に延びるプレート部とを有するシャフトと、シャフトに相対回転可能な中空円筒状部材とから構成されており、一方が回転部材となり他方が静止部材となっている。中空円筒状部材は、シャフト本体の外周面に微少間隙を介して半径方向に対向するラジアル内周面と、プレート部に微少間隙を介して軸線方向に対向するスラスト面とを有する。各微少間隙内にはオイル等の潤滑油が充填され、ラジアル軸受部及びスラスト軸受部がそれぞれ構成されている。シャフト及び中空円筒状部材の一方が他方に対して回転を開始すると、各軸受部において動圧が発生し、回転する側の部材が静止側の部材に対して回転自在に非接触にて支持される。
【0004】
このような動圧軸受は、各部材を高精度に加工する必要があり一般的にコストアップを招く。それ故に、低コストでの加工を目的として中空円筒状部材に含油性焼結体が使用される場合がある。含油性焼結体は、金属粉を成形型で固めて焼結させた、潤滑流体として使用される油を含浸させてなる。この場合、中空円筒状部材のラジアル内周面とスラスト面には、それぞれ動圧発生用溝が形成されている。動圧発生用溝は型にて加圧一体成形されるため、中空円筒状部材を通常の金属体で構成して動圧発生用溝を電解加工や転造加工する場合に比べて、中空円筒状部材の製造が容易となり、コストダウンを図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、中空円筒状部材に含油性焼結体を用いる場合、動圧発生用溝の加工上の制約から以下の問題が発生する。まず、中空円筒状部材のラジアル内周面の動圧発生用溝の溝深さを十分に深く得ようとすると、中空円筒状部材の肉厚が小さくなるように内径に対する外径の大きさが設定される。このため、中空円筒状部材のスラスト面の面積は狭くなり、一方で所望の大きさのスラスト軸受部を確保することができず、スラスト軸受部の軸受剛性が犠牲になる。その逆にスラスト軸受部を十分に大きくなるようにスラスト面の面積を広くすると、それだけ中空円筒状部材の肉厚が大きくなり、内周面の動圧発生用溝の溝深さを十分に深くできなくなる。すなわち、中空円筒状部材に含油性焼結体を用いた場合は、ラジアル軸受部とスラスト軸受部でそれぞれ求められる性能が、一方を実現すれば他方が実現されにくい関係になっている。このように、動圧軸受を構成する部材を含油性焼結体で構成すると、動圧軸受としての十分な性能を得ることができない場合があった。
【0006】
本発明の課題は、含油性焼結体を用いた動圧軸受において、動圧軸受としての十分な性能を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の動圧軸受は、第1部材と第2部材とを備えている。
第1部材は、シャフト本体と、シャフト本体の外周面から半径方向外側に延びるプレート部とを有する。第2部材は、第1部材に相対回転可能に配置されており、中空円筒状部材とスラスト部材とを有している。
中空円筒状部材は、シャフト本体の外周面に対して微小間隙を介して半径方向に対向するラジアル内周面、および、プレート部と微少間隙を介し軸線方向に対向するプレート部側対向面を有する。
スラスト部材は、中空円筒状部材と、前記プレート部と微小間隙を介して軸線方向に対向するスラスト面を有する。
中空円筒状部材は、含油性焼結体から構成される。スラスト部材は、中空円筒状部材とは別部材で、且つ、合金若しくは含油性焼結体から構成される。
スラスト部材は、中空円筒状部材の半径方向外方に取り付けられる。
シャフト本体の外周面と、中空円筒状部材のラジアル内周面との間の微小間隙には、ラジアル軸受部が設けられ、相対回転時に、微小間隙に保持された潤滑油に対し流体動圧を誘起する中空円筒状部材のラジアル内周面に形成されたラジアル動圧発生溝を備える。
スラスト部材のスラスト面とスラスト面と軸線方向に対向するプレート部のスラスト部材側対向面との間の微小間隙には、スラスト軸受部が構成され、相対回転時に、微小間隙に保持された潤滑油に対し流体動圧を誘起するスラスト部材のスラスト面に形成されたスラスト動圧発生溝を備える。
【0008】
この動圧軸受では、ラジアル軸受部を構成するためのラジアル内周面を有する中空円筒状部材と、スラスト軸受部を構成するためのスラスト面を有するスラスト部材とが別部材であり、かつ、両部材の少なくとも一方が含油性焼結体からなる。このため、従来の含油性焼結体からなる中空円筒状部材にラジアル軸受部及びスラスト軸受部の動圧発生用溝の両方を形成する場合に比べて、軸受性能が向上する。なぜなら、含油性焼結体からなる部材にはラジアル軸受部用又はスラスト軸受部用のいずれか一方の動圧発生用溝のみを成形すればよいため、従来の1つの部材で構成されていた場合の加工上の制約から解放されるからである。軸受性能向上の具体例としては、含油性焼結体からなる部材を成形する際に、一方の軸受部の動圧発生用溝を他方の軸受部に関係なく十分に深くしたり、軸受部の面積を十分に大きくしたりできる。その上、含油性焼結体を使用することでそれだけ低コストにて形成することができる。
【0009】
請求項2に記載の動圧軸受は、請求項1の前記ラジアル軸受部とスラスト軸受部の潤滑油が相互に流通可能に連続して保持され、メニスカスが一箇所のみ形成され、いわゆるフルフィル構造をなす。
請求項3に記載の動圧軸受は、定常回転時において請求項2の前記ラジアル軸受部が前記スラスト軸受部側へ潤滑油を押し込むポンピング圧が、前記スラスト軸受部が前記ラジアル軸受部側へ押し込むポンピング圧よりも大きく作用するように構成するとよい。
【0010】
請求項4に記載のスピンドルモータは、請求項1〜3の何れかに記載の動圧軸受と、第1部材及び第2部材の一方に固定されたステータと、ステータに対向するように第1部材及び第2部材の他方に固定されステータと協働して回転磁界を発生するためのロータマグネットとを備えている。このスピンドルモータでは、請求項1〜3の何れかに記載の動圧軸受を採用しているため、動圧軸受の性能が向上し、高速回転が可能になる。
【0011】
請求項5に記載の記録ディスク駆動装置は、ハウジングと、ハウジングの内部に固定された請求項4に記載のスピンドルモータと、第1部材及び第2部材の他方に固定された情報を記録できる円板状記録媒体と、記録媒体の所要の位置に情報を書き込み又は読み出すための情報アクセス手段とを備えている。この記録ディスク駆動装置では、請求項4に記載のスピンドルモータを採用しているため、高速回転が可能になり、情報の書き込み及び読み出し速度が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
(1)スピンドルモータの構成
図1は、本発明の一実施形態としてのスピンドルモータ1の概略構成を模式的に示す縦断面図である。このスピンドルモータ1は記録ディスク駆動用スピンドルモータであり、ハードディスク等の記録ディスク装置の一部を構成している。また、本発明の一実施形態としての動圧軸受4は、そのスピンドルモータ1の軸受機構として構成されている。なお、図1に示すO−Oがスピンドルモータ1の回転軸線である。また、本実施形態の説明では便宜上図1の上下方向を「軸線上下方向」とするが、スピンドルモータ1の実際の取付状態における方向を限定するものではない。
【0013】
図1において、このスピンドルモータ1は、主に、静止部材2と、回転部材3と、回転部材3を静止部材2に回転自在に支持するための動圧軸受4とを備えている。スピンドルモータ1は、さらに、静止部材2に固定されたステータコアとこのステータコアに巻装されたコイルとからなるステータ6と、回転部材3に固定されたロータマグネット7を備えており、両部材によって、回転部材3に対して回転力を与えるための磁気回路部が構成されている。
【0014】
静止部材
静止部材2は、ブラケット10と、このブラケット10の中央開口内に固定されたスリーブ11とから構成されている。より詳細には、ブラケット10は、アルミニウム製でブラケット10の中央開口縁には軸線方向上側に延びる筒状部10aが形成されており、その内周面にはスリーブ11の外周面が嵌合されている。また筒状部10aの外周面には、ステータ6が固定されている。
【0015】
スリーブ11は、円筒状の部材であり、その中央部には、軸線方向に貫通する貫通孔51が形成されている。貫通孔51の内周面は、最も小径であるラジアル内周面53と、上端開口にラジアル内周面53より大径の上部内周面52aと、下端開口にラジアル内周面53より大径の第1下部内周面54と、さらに第1下部内周面54より大径の第2下部内周面とからなる。ラジアル内周面53と上部内周面52aとの間には、軸線方向に垂直な平面が形成され、後述のシール部材が固定される。ラジアル内周面53と第1下部内周面54との間には、軸線方向に垂直な平面が形成されて、後述のスラスト軸受部のスラスト面として作用する。第1下部内周面54と第2下部内周面との間には、軸線方向に垂直な平面が形成され、スラストカバー12が固定されて貫通孔51の下端開口を閉鎖している。スラストカバー12の上面は、後述のスラスト軸受部の別のスラスト面として作用するため、第1下部内周面54と第2下部内周面との間の平面は高精度に形成されスラストカバー12はスリーブ11に高精度に固定されている。
【0016】
回転部材
回転部材3は、スリーブ11に対して動圧軸受4を介して回転自在に支持された部材であって、外周部に記録ディスク(図示しない)が載置されるロータハブ14と、ロータハブ14の内周側に位置し、動圧軸受4を介してスリーブ11に軸支されるシャフト15とを備えている。
【0017】
ロータハブ14は、磁性を有するステンレス製で、スリーブ11やステータ6の上方に近接して覆う中央孔を有するカップ形状で、内径が大である筒状部の下端内周面には、接着手段によってロータマグネット7が固定され、内径が小であるボス部の内周面は、スリーブ11の上部外周面に微小間隙をもって対向している。そのボス部の外周面には、記録ディスクが嵌合されそのボス部下方の拡径部に載置され、ボス部の上端面に取り付けられる記録ディスク固定手段にてディスクが固定される。ロータマグネット7はステータ6に半径方向に微小間隙をもって対向している。そして、ステータ6のコイルに通電することにより、ステータ6とロータマグネット7との電磁相互作用が発生し、回転部材3にトルクが作用する。
【0018】
シャフト15は、ロータハブ14とほぼ同質のステンレス製で、この軸線方向上側端部は、ロータハブ14の中心孔内に嵌合されている。シャフト15の下端には、スラストフランジ46が一体に形成されている。つまり、シャフト15は、円筒形状のシャフト本体45とスラストフランジ46(プレート部に相当)とから構成されていることになる。
【0019】
スラストフランジ46は、シャフト15のシャフト本体45の下端の外周面からスリーブ11の第1下部内周面54に対して微小間隙を形成する位置まで半径方向外側に延びる環状かつ円板状の部分である。スラストフランジ46は、シャフト本体45側の上側スラスト面47と、その反対側の下側スラスト面48とを有している。
【0020】
(2)軸受機構の構成
図2は、スピンドルモータ1の動圧軸受4付近を示す図であって、図1の部分拡大図である。動圧軸受4は、回転部材3を静止部材2に対して、より具体的には、ロータハブ14及びシャフト15をスリーブ11に対して潤滑油8を介して回転自在に支持するための動圧軸受である。動圧軸受4は、第1及び第2ラジアル軸受部21,22と、第1及び第2スラスト軸受部23,24とを有している。以下、スリーブ11,スラストカバー12及びシャフト15の構造に触れながら、各軸受部21〜24の構造を説明する。
【0021】
ラジアル軸受部
スリーブ11は、中空円筒状のスリーブ本体16と、スリーブ本体16の内周面に嵌合された摺動筒状部17と、摺動筒状部17の上部に設けられた環状のシール部材18とから構成されている。摺動筒状部17は、シャフト本体45の外周面に対して微小間隙を介して半径方向に対向する中空円筒状の部材である。摺動筒状部17の中心孔は貫通孔51であり、その内周面はラジアル内周面53である。摺動筒状部17は、含油性焼結体からなる部材である。ここで、含油性焼結体とは、各種金属粉末や金属化合物粉末、非金属粉末を原料として成形型により加圧成形したものを焼結して得られた素材に油を含浸させたものであり、その内部には微細な連続空孔が形成されている。例えば、原料としては、銅系材料(例えば、Cu−Fe、Cu−Sn、Cu−Sn−Pb等)を主成分としたものが用いられる。このため、摺動筒状部17は、その内部に形成された連続空孔に潤滑油8を保持できるようになっている。
【0022】
スリーブ本体16は、銅系合金製で一般的な金属からなる(ここでの一般的な金属とは焼結体のような多孔質性ではないということ)。よって、摺動筒状部17とスリーブ本体16の熱膨張係数はほぼ等しいものとなり、両部材間で熱膨張に伴う歪み等はほとんど発生しない。ラジアル内周面53には、潤滑油8中に動圧を発生するためのヘリングボーン状の動圧発生用溝25、26が軸線方向に並んで形成されている。動圧発生用溝25、26は、回転方向に対して相反する方向に傾斜する一対のスパイラル溝を連結してなる略「く」の字状の溝が複数個、回転方向に並んだものである。動圧発生用溝25の軸線方向寸法は、軸線方向上側のスパイラル溝が下側よりも大きく形成され、上側のスパイラル溝によるポンピング圧が下側よりも大きく発生する。一方、動圧発生用溝26の軸線方向寸法は、軸線方向上側及び下側のスパイラル溝が実質的に同等に形成され、両ポンピング圧も同等に発生する。
【0023】
シール部材18は、スリーブ11の上部内周面52aに形成される凹部に圧入固定され、シール部材18の内周面がシャフト15の外周面に設けられた環状溝30に半径方向に対向している。シール部材18の材質は、スリーブ本体16と同じ銅系合金製である。このように、スリーブ11のラジアル内周面53と、シャフト15のシャフト本体45の外周面37と、その間の潤滑油8とによって、第1及び第2ラジアル軸受部21、22が軸線方向に並んで構成されている。
【0024】
スラスト軸受部
スリーブ本体16の第1下部内周面54は、貫通孔51の下端において段部52を形成している。段部52は、シャフト15のスラストフランジ46を収容するための環状の凹部又は空間である。段部52は、ラジアル内周面53より大径であり、貫通孔51回りで軸線方向下側を向くスラスト面56と第1下部内周面54とを有しており、各面がスラストフランジ46の上側スラスト面47と外周面とにそれぞれ対向している。ここで、摺動筒状部17はスラストフランジ46の上側スラスト面47に対向する位置まで延びている。このため、スラスト面56は、上側スラスト面47の半径方向外周側に対応する位置にのみ形成されている。
【0025】
スリーブ本体16のスラスト面56には、シャフト15の回転にともない潤滑油8中に動圧を発生するためのスパイラル状の動圧発生用溝27が形成されている。動圧発生用溝27は、回転方向に対して傾斜するスパイラル溝が複数個、回転方向に並んで構成され、潤滑油8が半径方向内周側に向かうようにポンピング圧が作用する。このように、スリーブ11のスラスト面56とスラストフランジ46の上側スラスト面47とその間の潤滑油8によって、第1スラスト軸受部23が形成されている。
【0026】
スラストカバー12の軸線方向上側端面において、スラストフランジ46の下側スラスト面48に対向する部分には、スラスト面12aが形成されている。スラスト面12aには、シャフト15の回転にともない潤滑油8中に動圧を発生するためのスパイラル状の動圧発生用溝28が形成されている。動圧発生用溝28は、回転方向に傾斜するスパイラル溝が複数個、回転方向に並んで構成され、潤滑油8が半径方向内周側に向かうようにポンピング圧が発生する。このように、スラストフランジ46の下側スラスト面48と、スラストカバー12のスラスト面12aと、その間の潤滑油8とによって、第2スラスト軸受部24が形成されている。
【0027】
表面張力シール部29は、第1ラジアル軸受部21からの潤滑油8の漏れを防止するための構造であり、第1ラジアル軸受部21の軸線方向外側端部において、シール部材18の内周面とシャフト15の外周面とによって構成されている。具体的には、シャフト15の外周面の軸線方向において第1ラジアル軸受部21より軸線方向外側の部分には、スリーブ11の内周面との間の空隙が軸線方向外側に向かって拡大するよう傾斜面30が形成されている。軸受部に保持された潤滑油8の表面張力と外気の空気圧等とがバランスされ、潤滑油8のメニスカスは傾斜面30に位置している。この結果、潤滑油8がさらに外方に移動しようとすると液面の曲率が大きくなろうとし、それが抵抗となって潤滑油8が軸受外部に移動するのが抑制される。
【0028】
以上に述べたように、この動圧軸受4は、ラジアル軸受部21、22、スラスト軸受部23、24とから構成されており、各軸受部内を潤滑油8が連続して満たしている。さらに、各軸受部内の潤滑油8は、シャフト15の外周面とスリーブ11の内周面との間の隙間の軸線方向上側部分に形成された表面張力シール部29によってシールされている。また、各軸受部21〜24を構成する間隙は完全に潤滑油8が満たされており(空気によって遮断された部分を有しておらず)、表面張力シール部29のみにて外気に通じるいわゆるフルフィル構造となっている。
【0029】
軸支持方法
スピンドルモータ1の回転に応じて、第1及び第2ラジアル軸受部21,22によるポンピング圧が高まり、ラジアル方向(半径方向)の荷重を支持するために必要な支持圧を発生すると同時に、潤滑油8を軸線方向下側に押し込むようにポンピング圧が作用する。また、定常回転時において第1及び第2ラジアル軸受部21,22からのポンピング圧は、第1スラスト軸受部23の半径方向内周側に作用するポンピング圧よりも大きいため、幾分相殺されて潤滑流8を半径方向外周側へ押し込むように作用する。第1スラスト軸受部23は、ここで発生する半径方向内周側のポンピング圧と第1及び第2ラジアル軸受部21、22からのポンピング圧とが相互作用してスラスト方向(軸線方向)の荷重を支持する。さらにこのポンピング圧は、スラストフランジ46の外周面に形成される微小間隙を介して第2スラスト軸受部24に伝搬し、この軸受部の半径方向内周側のポンピング圧と第1及び第2ラジアル軸受部21,22からの押し込み圧とが相互作用する。これにより、第2スラスト軸受部24の中心が高圧になってスラスト方向の荷重を支持する。
【0030】
このようにして動圧軸受4は回転部材3を静止部材2に対して回転自在に非接触支持する。なお、微小間隙の潤滑油8の保持量は、スピンドルモータの回転動作や温度等により適宜変化するが、表面張力シール部29が構成される空隙が油溜めとして作用するためそのような変化があっても潤滑油8が不足したり或いは漏洩することはない。
【0031】
(4)ハードディスク装置の構成
次に、スピンドルモータ1を備えた記録ディスク駆動装置としてのハードディスク装置を例に説明する。図3に、一般的なハードディスク装置80の内部構成を模式図として示す。ハウジング81の内部は塵・埃等が極度に少ないクリーンな空間を形成しており、その内部に情報を記憶する円板状の記録ディスク83が装着されたスピンドルモータ1が設置されている。加えてハウジング81の内部には、記録ディスク83に対して情報を読み書きする磁気ヘッド移動機構87が配置され、この磁気ヘッド移動機構87は、記録ディスク上の情報を読み書きするヘッド86、このヘッドを支えるアーム85、およびヘッドおよびアームをディスク上の所要の位置に移動させるアクチュエータ部84により構成される。
【0032】
(5)本実施形態の動圧軸受の特徴
実施形態の動圧軸受には、以下の特徴がある。
本実施形態の動圧軸受4では、ラジアル軸受部21、22を構成するためのラジアル内周面53を有する摺動筒状部17とスラスト軸受部23を構成するスラスト面56を有するスリーブ本体16とが別部材であり、かつ、摺動筒状部17が含油性焼結体からなる。このため、従来のようなラジアル内周面53及びスラスト面56の両方を有する部材を含油性焼結体によって構成する場合に比べて、摺動筒状部17を成形する際の外径を小さくすることができるため、所望の深さの動圧発生用溝25、26を得ることができる。即ち、第1及び第2ラジアル軸受部21、22の動圧発生用溝25,26の加工は、第1スラスト軸受部23の構成に関係なく自由にその深さ等の形状の設定ができる。同様に、第1及び第2スラスト軸受部23、24を摺動筒状部17の構成に関係なく自由にその外形寸法等の形状を設定ができる。よって、ラジアル軸受部21,22及びスラスト軸受部23、24は、互いの構成に拘束されることなく自由に形状を設定できるため、含油性焼結体を用いたとによる利点を最大限に享受することができる。
【0033】
た、従来のようなラジアル内周面53及びスラスト面56を有する部材を含油性焼結体によって構成する場合に比べて、含油性焼結体が占める体積が小さく、含油量を小さくすることができるため、熱膨張する際の表面張力シール部29の潤滑油8の界面位置の変化が小さくなる。よって、表面張力シール部29の空隙の容積を縮小することができ、例えば、シール部材18の薄くすることでモータの全高を抑えることができる。
【0034】
第1参考例
本第1参考例のスピンドルモータ101は、基本的な構成については、第1実施形態のスピンドルモータ1と同じであり、動圧軸受104を構成するスリーブ111の構成のみが異なる。以下、この相違点について説明する。動圧軸受104を構成するスリーブ111は、図4に示すように、中空円筒状のスリーブ本体116と、スリーブ本体116の内周面に嵌合された摺動筒状部117と、摺動筒状部117の上部に設けられた環状のシール部材118と、摺動筒状部117の下部に設けられた環状の摺動環状部119とから構成され、この摺動環状部119の構成が相違する。
【0035】
摺動筒状部117は、第1実施形態の摺動筒状部17と同様、シャフト115のシャフト本体145の外周面に対して微小間隙を介して半径方向に対向する含油性焼結体からなる中空円筒状の部材である。摺動筒状部117の中心孔は貫通孔151であり、その内周面はラジアル内周面153である。スリーブ本体116の下部に設けられた摺動環状部119は、銅系合金製で一般的な金属で環状の部材からなり、内周面がラジアル内周面153と同じ内径で貫通孔151の下端においてスリーブ本体116の下部内周面154とともに段部152を形成している。段部152は、摺動環状部119に形成され貫通孔151回りで軸線方向下側を向くスラスト面156と、下部内周面154とを有しており、各面がスラストフランジ146の第1スラスト面147と外周面とにそれぞれ対向している。ここで、摺動環状部119は、スラストフランジ146の第1スラスト面147の全面に沿って設けられており、その分だけ第1実施形態に比べて後述のスラスト軸受部の面積を広く確保することができる。
【0036】
本第1参考例の動圧軸受104では、スラスト軸受部123は、シャフト本体145の外周面137の位置まで半径方向内周側に延びているため、スラスト荷重に対して十分な容量を確保できるようになっている。従って、動圧軸受104の外径寸法に制約があり一定以上拡径できず、しかも軸受特性を確保するために第1及び第2ラジアル軸受部と他方のスラスト軸受部に対してスラスト軸受部123に一層大きな支持圧が必要な場合にこの動圧軸受104は特に効果的である。
【0037】
また、摺動環状部119をスリーブ本体116と一体の部材にすれば、部品点数を削減することも可能である。
[第2参考例]
本第2参考例のスピンドルモータ201は、基本的な構成については、第1実施形態のスピンドルモータ1と同じであり、動圧軸受204を構成するスリーブ211の構成のみが異なる。以下、この相違点について説明する。
【0038】
動圧軸受204を構成するスリーブ211は、図5に示すように、中空円筒状のスリーブ本体216と、スリーブ本体216の上部に設けられた環状のシール部材218と、スリーブ本体216の下部に設けられた含油性焼結体からなる環状の摺動環状部219とから構成されている。すなわち、第1実施形態ではラジアル軸受部21、22を構成する部材である摺動筒状部17に含油性焼結体を採用しているが、本第2参考例ではスラスト軸受部223を構成する部材である摺動環状部219を含油性焼結体にして、第1及び第2ラジアル軸受部221、222はスリーブ本体16の内周面を縮径してラジアル内周面253とし一般的な金属にて構成している点が異なる。
【0039】
第2参考例の動圧軸受204では、摺動環状部219及びスリーブ本体216を成形する際の部材の寸法の制約がなくなるため、所望の大きさのスラスト軸受部223、第1及び第2ラジアル軸受部221、222を得ることができる。しかも、この動圧軸受204は、第1実施形態のそれと比べて含油性焼結体が占める割合が少なくなり動圧軸受に保持される潤滑油8も少なくなるため、潤滑油8の熱膨張にともなう体積変化を小幅にすることができる。
【0040】
第3参考例
本第3参考例のスピンドルモータ301の動圧軸受304は、図6に示すように、ラジアル軸受部321、322を構成するラジアル内周面353を有するスリーブ本体316とスラスト軸受部323を構成するスラスト面356を有する摺動環状部319とが別部材となっている点は第2参考例の204と同様であり、摺動環状部319が半径方向外周側にのみ配置されている点が異なる。これにより、第2参考例に比べてラジアル内周面353をより長く確保することができる。
【0041】
第2実施形態
本実施形態のスピンドルモータ401の動圧軸受404は、図7に示すように、中空円筒状のスリーブ本体416と、スリーブ本体416の内周面に嵌合された含油性焼結体からなる摺動筒状部417と、摺動筒状部417の上部に設けられた環状のシール部材418と、摺動筒状部417の下部に設けられた含油性焼結体からなる環状の摺動環状部419とから構成されている。すなわち、本実施形態では、ラジアル軸受部421、422と、スラスト軸受部423とがそれぞれ別部材の含油性焼結体から構成されている点で第1実施形態と異なる。
【0042】
本実施形態の動圧軸受404では、ラジアル軸受部421、422を構成するラジアル内周面453を有する含油性焼結体からなる摺動筒状部417と、スラスト軸受部423を構成するスラスト面456を有する含油性焼結体からなる摺動環状部419とから構成されているため、ラジアル内周面353及びスラスト面356を有する部材を含油性焼結体によって構成する場合に比べて、両部材417、419を成形する際の寸法の制約がなくなる。
【0043】
第3実施形態
図8は、本発明の第3実施形態のスピンドルモータ501の概略構成を模式的に示す縦断面図である。このスピンドルモータ501も前述と同様に記録ディスク駆動用であるが動圧軸受の構造が異なる。この動圧軸受504は、第1実施形態のスピンドルモータ1のスラスト軸受部23がシャフト15の下部に設けられているのに対して、スラスト軸受部523がシャフト515の上部側であってロータハブ514の裏面側に設けられている点が主に異なっている。
【0044】
すなわち、シャフト515の外周面に対向して含油性焼結体からなる摺動筒状部517がスリーブ本体516に設置され、さらに、スリーブ本体516の上端面にスラスト面556がロータハブ514の裏面に対向して形成されている。これにより、摺動筒状部517の軸線方向上下に第1及び第2ラジアル軸受部521、522が形成され、第1ラジアル軸受部521側の上側にスラスト軸受部523が形成されている。第1ラジアル軸受部521は、潤滑油8が軸線方向上側に押し込まれるように動圧発生用溝が形成され、スラスト軸受部523は、潤滑油8が半径方向内周側に押し込まれるように動圧発生用溝が形成され、両軸受部の潤滑油8が連続して保持されることで相互作用をなし、それぞれラジアル方向及びスラスト方向の荷重を支持する。第2ラジアル軸受部522は、潤滑油8が空気抜き部561によって、第1ラジアル軸受部521とは独立して(潤滑油8は連続しない)ラジアル方向の荷重を支持する。スラスト軸受部523の半径方向外周側の微小間隙は、スリーブ本体516の外周面にて表面張力シール部を構成し、第1及び第2ラジアル軸受部521、522の軸線方向下側及び上側の微小間隙は、空気抜き部561の一部に表面張力シール部を構成し、更に第2ラジアル軸受部522の軸線方向下側の微小間隙はシャフトの下端の拡径部とで表面張力シール部を形成し、それぞれ潤滑油8が漏洩しないように保持される。空気抜き部561はスリーブ本体516に半径方向に延びる横貫通孔と、ブラケット510の筒状部510aの内周面の縦溝とスリーブ本体516の外周面とからなる縦貫通孔を通じて軸受外部に通じている。また第2ラジアル軸受部522の下側はその縦貫通孔の下端に通じて軸受外部に通じている。動圧軸受504のように外気に通じる部位が複数ある動圧軸受は、潤滑油が部分的に保持されることから上記フルフィル構造に対してパーシャルフィル構造という場合がある。
【0045】
このようなスピンドルモータ501の動圧軸受504においても、第1実施形態の動圧軸受4と同様な効果が得られる。
[他の実施形態]
以上、本発明の動圧軸受の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0046】
例えば、図示の実施形態では、シャフトがロータハブに固定され、回転部材を構成する、いわゆる軸回転型のスピンドルモータを例に上げて説明したが、シャフトが静止部材の一部を構成する、いわゆる軸固定型のスピンドルモータにも本発明は適用可能である。さらに、軸受部を構成する動圧発生用溝の種類は前記実施形態に限定されない。つまり、ヘリングボーン状、スパイラル状その他の形状の溝であってもよい。
【0047】
本発明に係るスピンドルモータは、ハードディスク記録装置以外にも、他の記録ディスク駆動装置、レーザービームプリンタのポリゴンミラー駆動装置、及びプロジェクタに使用されるカラーホイール駆動装置などにも採用され得る。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の動圧軸受では、ラジアル軸受部を構成するためのラジアル内周面を有する中空円筒状部材と、スラスト軸受部を構成するためのスラスト面を有するスラスト部材とが別部材であり、かつ、両部材の少なくとも一方が含油性焼結体からなる。このため、従来の含油性焼結体からなる中空円筒状部材にラジアル軸受部及びスラスト軸受部の動圧発生用溝の両方を形成する場合に比べて、軸受性能が向上する。なぜなら、含油性焼結体からなる部材にはラジアル軸受部用又はスラスト軸受部用のいずれか一方の動圧発生用溝のみを成形すればよいため、従来の1つの部材で構成されていた場合の加工上の制約から解放されるからである。軸受性能向上の具体例としては、含油性焼結体からなる部材を成型する際に、動圧発生溝を十分に深くしたり、軸受部の面積を十分に大きくしたりできる。
【0049】
請求項2及び3に記載の動圧軸受では、フルフィル構造にて上記効果を享受することができる。請求項4に記載のスピンドルモータでは、請求項1〜3の何れかに記載の動圧軸受を採用しているため、動圧軸受の性能が向上し、高速回転が可能になる。請求項5に記載の記録ディスク駆動装置では、請求項4に記載のスピンドルモータを採用しているため、高速回転が可能になり、情報の書き込み及び読み出し速度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のスピンドルモータの縦断面概略図。
【図2】 第1実施形態のスピンドルモータの軸受機構付近を示す図であって、図1の部分拡大図。
【図3】 一般的なハードディスク装置の概略構成図。
【図4】 第1参考例のスピンドルモータの軸受機構付近を示す図であって、図2に相当する図。
【図5】 第2参考例のスピンドルモータの軸受機構付近を示す図であって、図2に相当する図。
【図6】 第3参考例のスピンドルモータの軸受機構付近を示す図であって、図2に相当する図。
【図7】 第2実施形態のスピンドルモータの軸受機構付近を示す図であって、図2に相当する図。
【図8】 本発明の第3実施形態のスピンドルモータの縦断面概略図。
【符号の説明】
1、101、201、301、401、501 スピンドルモータ
4、104、204、304、404、504 動圧軸受
11、111、211、311、411 スリーブ(第2部材)
15、115、215、315、415、515 シャフト(第1部材)
16 スリーブ本体(スラスト部材)
17、117、417、517 摺動筒状部(中空円筒状部材)
45 シャフト本体
46 スラストフランジ(プレート部)
119、219、319、419 摺動環状部(スラスト部材)
216、316 スリーブ本体(中空円筒状部材)

Claims (5)

  1. シャフト本体と、前記シャフト本体の外周面から半径方向外側に延びるプレート部とを有する第1部材と、
    前記シャフト本体の外周面に対して微小間隙を介して半径方向に対向するラジアル内周面、および、前記プレート部と微少間隙を介し軸線方向に対向するプレート部側対向面を有する中空円筒状部材と、前記プレート部と微小間隙を介して軸線方向に対向するスラスト面を有するスラスト部材とを有し、前記第1部材に相対回転可能に配置された第2部材と、
    を備え、
    前記中空円筒状部材は、含油性焼結体から構成され、
    前記スラスト部材は、前記中空円筒状部材とは別部材で、且つ、合金若しくは含油性焼結体から構成され、前記中空円筒状部材の半径方向外方に取り付けられ、
    前記シャフト本体の外周面と、前記中空円筒状部材のラジアル内周面との間の微小間隙には、前記相対回転時に、前記微小間隙に保持された潤滑油に対し流体動圧を誘起する前記中空円筒状部材の前記ラジアル内周面に形成されたラジアル動圧発生溝を備えるラジアル軸受部が構成され、
    前記スラスト部材のスラスト面と該スラスト面と軸線方向に対向する前記プレート部のスラスト部材側対向面との間の微小間隙には、前記相対回転時に、前記微小間隙に保持された潤滑油に対し流体動圧を誘起する前記スラスト部材の前記スラスト面に形成されたスラスト動圧発生溝を備えるスラスト軸受部が構成される、
    ことを特徴とする、動圧軸受。
  2. 請求項1に記載の動圧軸受は、前記ラジアル軸受部とスラスト軸受部の潤滑油が相互に流通可能に連続して保持され、メニスカスが一箇所のみ形成される動圧軸受。
  3. 請求項2に記載の動圧軸受は、定常回転時において、前記ラジアル軸受部が前記スラスト軸受部側へ潤滑油を押し込むポンピング圧が、前記スラスト軸受部が前記ラジアル軸受部側へ押し込むポンピング圧よりも大きく作用する動圧軸受。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の動圧軸受と、前記第1部材及び第2部材の一方に固定されたステータと、前記ステータに対向するように前記第1部材及び第2部材の他方に固定され、前記ステータと協働して回転磁界を発生するためのロータマグネットと、を備えたスピンドルモータ。
  5. ハウジングと、前記ハウジングの内部に固定された請求項4に記載のスピンドルモータと、前記第1部材及び第2部材の前記他方に固定された、情報を記録できる円板状記録媒体と、前記記録媒体の所要の位置に情報を書き込み又は読み出すための情報アクセス手段と、を備えた記録ディスク駆動装置。
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