JP4069297B2 - ナノフィラーを含むポリアミドをマトリックスとしたポリアミドとポリオレフィンとの混合物 - Google Patents
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Description
本発明混合物は熱可塑性で、壜、貯蔵容器、リザーバ、コンテナ、パイプ、その他の任意の容器にすることができる。また、本発明混合物をフィルム状にして包装材料として用いることもできる。
本発明構造物はこれらの用途に有用である。
SMCは一般に不飽和ポリエステル樹脂層上に繊維を配置して作られる。この層自体は一般にポリエチレンまたはポリアミドから成る剥離可能なフィルム上に支持される。樹脂/補強充填材上に同じ種類の別のフィルムを乗せて2層のフィルム間に挟まれたサンドイッチ複合構造物にする。このサンドイッチ構造物を一連の混錬、圧縮ローラを通し、一般には大きなロールに巻き上げる。
SMCおよびBMC組成物にはスチレンが含まれる。
第1の特性は剥離フィルムのスチレン透過性である。すなわち、剥離フィルムのスチレン透過性を非常に低くして、SMC中で架橋材の役割をするモノマースチレンの損失を避けなければならない。モノマースチレンの損失はSMCの製造作業中およびその保管中に人の健康や環境を損なうものである。
第3の特性は剥離フィルムの湿気吸収性および透水性である。すなわち、湿気吸収性および透水性を大幅に低くして、水に対して高い感受性を示すポリエステル樹脂の品質がSMCの製造中、ポリエステルの保管中またはSMCの形成作業中に損なわれないようにする必要がある。
下記特許文献にはSMC用のポリアミドとポリオレフィンと混合物から成るフィルムが記載されている。
下記特許文献にはポリオレフィンの中心層と、表面張力がポリオレフィンとわずかに異なるポリアミド/ポリオレフィンアロイ状の2層の外側層とから成るフィルムが記載されている。このフィルムはSMC法および燻蒸で用いられる。
すなわち、ポリアミドとポリオレフィンとの混合物と、ナノフィラーを含む同じポリアミドとポリオレフィンとの混合物とを比較すると、ポリアミドとナノフィラーとを含む同じポリアミドとを比較した場合よりもバリヤ特性の上昇は大きくなる。
さらに、ナノフィラーを含むポリアミドとポリオレフィンとの混合物はナノフィラーを含むがポリオレフィンは含まない同じポリアミド(ポリアミドに対するナノフィラーの比率は同じ)より実際のバリヤ値が高い。こうした極めて優れたバリヤ特性はSMC、燻蒸、発泡性ポリスチレンの包装および空調装置の流体等を扱う多くの分野で重要である。また、酸素に対するバリヤ特性は食品包装で有用である。
この混合物は「ポリアミドをマトリックスとした、ポリアミド(A)と、ポリオレフィン(B)と、ナノフィラーとの混合物」とよぶこともできる。
本発明はさらに、ナノフィラーを含むポリアミドをマトリックスとしたポリアミド(A)/ポリオレフィン(B)混合物からなるバリヤ特性を有する組成物に関するものである。
本発明はさらに、バリヤ効果を得るための本発明の上記構造物の使用にある。
本発明構造物は多くの流体、特に酸素、スチレン、燻蒸、ペンタンおよび空調設備用流体に対してバリヤ特性を有する。
本発明はさらに、上記物品の使用に関するものである。
1)1種または複数のアミノ酸、例えばアミノカプロン酸、7−アミノヘプタン酸、11‐アミノウンデカン酸および12‐アミノドデカン酸または1種または複数のラクタム、例えばカプロラクタム、エナントラクタムおよびラウリルラクタム、
コポリアミドを用いるのも有利である。例えば、少なくとも2種類のα、ω−アミノカルボン酸または2種類のラクタムまたはラクタムとα、ω−アミノカルボン酸とを縮合して得られるコポリアミドが挙げられる。さらに、少なくとも1種のα、ω−アミノカルボン酸(またはラクタム)、少なくとも1種のジアミンと少なくとも1種のジカルボン酸との縮合で得られるコポリアミドも挙げることができる。
α、ω−アミノカルボン酸の例としてはアミノウンデカン酸およびアミノドデカン酸が挙げられる。ジカルボキシル酸の例としてはアジピン酸、セバシン酸、イソフタル酸、ブタン二酸、1,4‐シクロへキシルジカルボキシル酸、テレフタル酸、スルホイソフタル酸のナトリウム塩またはリチウム塩(これらの二量化脂肪酸は二量体含有率が少なくとも98%で、水素化されているのが好ましい)およびHOOC−(CH2)10−COOHが挙げられる。
ポリアミドの混合物を用いることもできる。ポリアミドの相対粘度は20℃で1%の硫酸溶液で測定したときに1.5〜6であるのが有利である。
ポリアミド(A)の一部をポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを有するコポリマーで置換しても(すなわち上記ポリアミドの少なくとも1種と、ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを有する少なくとも1種のコポリマーとの混合物を用いても)本発明の範囲を逸脱するものではない。
1)ジアミン鎖末端を有するポリアミド単位とジカルボン鎖末端を有するポリオキシアルキレン単位;
2)ジカルボン鎖末端を有するポリアミド単位とジアミン鎖末端を有するポリオキシアルキレンブロック(ポリエーテルジオールとよばれる脂肪族のジヒドロキシル化されたα、ω−ポリオキシアルキレン単位をシアノエチル化および水素化して得られる);
3)ジカルボン鎖末端を有するポリアミド単位とポリエーテルジオール。この場合に得られるものはポリエーテルエステルアミドであり、このコポリマーを用いるのが有利である。
ポリエーテルは例えばポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)またはポリテトラメチレングリコール(PTMG)にすることができる。最後のものはポリテトラヒドロフラン(PTHF)ともよばれる。
ポリアミドブロックとポリエーテルブロックを有するポリマーはランダムに分散された単位を有していてもよい。このポリマーはポリエーテルとポリアミドブロックの前駆体とを同時に反応させて生成できる。
PA6、PA6−6およびPA6/6−6を用いるのが有利である。
a)エチレンのホモポリマーおよびコポリマー、特にLDPE、HDPE、LLDPE(直鎖低密度ポリエチレン)またはVLDPE(超低密度ポリエチレン)およびメタロセンポリエチレン、
b)プロプレンのホモポリマーおよびコポリマー、
d)スチレン/エチレン−ブチレン/スチレンブロックコポリマー(SEBS)、スチレン/ブタジエン/スチレンブロックコポリマー(SES)、スチレン/イソプレン/スチレンブロックコポリマー(SIS)、スチレン/エチレン−プロピレン/スチレンブロックコポリマー(SEPS)、
e)エチレンと、アルキル(メタ)アクリレート(メチルアクリレート)等の不飽和カルボン酸の塩またはエステルまたはビニル酢酸(EVA)等の飽和カルボン酸のビニルエステルの中から選択される少なくとも1種の化合物とのコポリマー(コモノマーの比率は40重量%以下)。
a)PE、PP、エチレンとプロピレン、ブテン、ヘキセンまたはオクテンとの共重合体(例えば35〜80重量%のエチレンを含む);
c)スチレン/エチレン−ブチレン/スチレンブロックコポリマー(SEBS)、スチレン/ブタジエン/スチレンブロックコポリマー(SBS)、スチレン/イソプレン/スチレンブロックコポリマー(SIS)、スチレン/エチレン−プロピレン/スチレンブロックコポリマー(SEPS)、
e)40重量%以下のアルキル(メタ)アクリレートを含むエチレン/アルキル(メタ)アクリレートのコポリマー;
f)40重量%以下のコモノマーを含むエチレン/酢酸ビニル(EVA)/アルキル(メタ)アクリレートのターポリマー。
官能化ポリオレフィン(B1)はさらに、少なくとも下記単位(1)〜(3)から成るコポリマーまたはターポリマーにすることができる:
(1)エチレン、(2)飽和カルボン酸のアルキル(メタ)アクリレートまたはビニルエステルと(3)無水マレイン酸等の無水物または(メタ)アクリル酸またはグリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ。
a)エチレン−アルキル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸または無水マレイン酸またはグリシジルメタクリレートコポリマー;
b)エチレン−酢酸ビニル−無水マレイン酸またはグリシジルメタクリレートコポリマー;
c)エチレン−酢酸ビニルまたはアルキル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸または無水マレイン酸またはグリシジルメタクリレートコポリマー。
上記コポリマー中の(メタ)アクリル酸は亜鉛またはリチウム塩にしてもよい。
さらに、上記ポリオレフィン(B1)は任意の適当な方法または化合物(ジエポキシ、二酸、過酸化物等)を用いて架橋してもよい。官能化ポリオレフィンという用語には上記ポリオレフィンと二官能性反応性化合物、例えば二酸、二酸無水物、ジエポキシ等との混合物または互いに反応可能な少なくとも2つの官能化ポリオレフィンの混合物が含まれる。
これらポリオレフィンの分子量、MFI指数および密度は広範囲に変えることができるということは当業者に周知である。MFIはメルト・フロー・インデックスの略であり、ASTM 1238規格に従って測定される。
(B)の比率が小さい、例えば10〜15部の場合には、非官能化ポリオレフィン(B2)を用いれば十分である。(B)相のうち(B2)と(B1)の比率は(B1)中の官能基の量とその反応性に依存する。(B1)/(B2)の重量比は5/35〜15/25の範囲にするのが有利である。ポリオレフィン(B1)の混合物のみを用いて架橋を行うこともできる。
本発明の第3の好ましい実施例では、ポリオレフィン(B)が(i)EVA、LLEPE、VLEPEまたはメタロセンタイプのポリエチレンと、(ii)エチレン/アルキル(メタ)アクリレート/無水マレイン酸コポリマーとから成る。
60〜70%のポリアミド、
5〜15%の共グラフトされた(C1)と(C2)の混合物、
残部は高密度ポリエチレン。
高密度ポリエチレンの密度は0.940〜0.965、MFIは0.1〜5g/10分(190℃、荷重2.16kg)にするのが有利である。
(C1)と(C2)の混合物に不飽和カルボン酸をグラフトする。すなわち(C1)と(C2)を共グラフトする。不飽和カルボン酸の官能化誘導体を用いても本発明を逸脱することはない。不飽和カルボン酸の例としてはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸およびイタコン酸等の2〜20個の炭素原子を有するものが挙げられる。不飽和カルボン酸の官能化誘導体には例えば不飽和カルボン酸の無水物、エステル誘導体、アミド誘導体、イミド誘導体および金属塩(例えばアルカリ金属塩)等がある。
上記方法でグラフト改質された(C1)と(C2)の混合物中のグラフトモノマーの比率は適当に選択できるが、共グラフトされた(C1)と(C2)の重量に対して0.01〜10%、好ましくは600ppm〜2%にする。グラフト化モノマーの量はFTIR分光によりコハク酸官能基を検定して決定する。共グラフトした(C1)+(C2)のMFI(190℃、荷重2.16kg)は5〜30、好ましくは13〜20g/10分である。
60〜70%のポリアミド、
5〜15%のグラフトされた(C2)、
5〜15%の(C'2)、
残部は高密度ポリエチレン。
(C2)はEPRまたはEPDMにするのが有利であり、(C'2)はエチレンを70〜75重量%含むEPRにするのが有利である。
60〜70%のポリアミド、
20〜30%のポリプロピレン、
3〜10%のポリアミド(C4)をプロピレンとグラフトまたは共重合した不飽和モノマーXとから成るコポリマーとを反応させて得られるポリオレフィン。
まず(C3)を作る。これはプロピレンと不飽和モノマーXのコポリマーでも、不飽和モノマーXがグラフトされたポリプロピレンでもよい。不飽和モノマーXはプロピレンと共重合するか、ポリプロピレンにグラフトすることができる任意の不飽和モノマーで、ポリアミドと反応する官能基を有する。この官能基は例えばカルボン酸、無水ジカルボン酸またはエポキシドである。モノマーXの例としては(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸およびグリシジル(メタ)アクリレート等の不飽和エポキシドが挙げられる。無水マレイン酸を用いるのが有利である。
(C4)はポリアミドまたはポリアミドオリゴマーである。ポリアミドオリゴマーは下記特許文献に記載されている。
連鎖停止剤は例えばラウリルアミンまたはオレイルアミンにすることができる。
60〜70%のポリアミド、
5〜15%のエチレン/アルキル(メタ)アクリレート/無水マレイン酸のコポリマー、
残部はEVA、LLDPE、VLDPEまたはメタロセンタイプのポリエチレンにする。LLDPE、VLDPEまたはメタロセンのポリエチレンの密度は0.870〜0.925、MFIを0.1〜5にする(190℃、荷重2.16kg)のが有利である。
30〜95%のポリアミド、
70〜5%のエチレン/アルキル(メタ)アクリレート/無水マレイン酸コポリマーとエチレン/アルキル(メタ)アクリレート/グリシジル(メタ)アクリレートコポリマーとの混合物。
a)第3アミン、例えばジメチルラウリルアミン、ジメチルステアリルアミン、N−ブチルモルホリン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ベンジルメチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノ−4−ピリジン、1−メチルイミダゾール、テトラメチルエチルヒドラジン、N,N−ジメチルピペラジン、N,N,N',N'−テトラメチル−1,6−ヘキサンジアミン、16〜18個の炭素原子を有する第3アミンの混合物とジメチルタローアミン;
b)第3ホスフィン、例えばトリフェニルホスフィン;
c)アルキルジチオカーバメート亜鉛;
d)酸;
e)アミノ酸、例えば、アミノ-11−ウンデカン酸、アミノカルボン酸(例えばカプロラクタムの開環で得られる)およびアミノ-12−ドデカン酸(例えばラウリルラクタムの開環で得られる)。
有機親和性粘土の例は下記特許文献に記載されている。
本発明組成物は染料、顔料、漂白剤、酸化防止剤、難燃剤、紫外線安定剤の中から選択される少なくとも1つの添加物をさらに含むことができる。
本発明組成物は熱可塑性プラスチックの業界で一般的な混合機、例えば押出し機、混練機、例えばBuss Co-Kneader(登録商標)を用いて製造することができる。
測定原理:透過セルをクロマトグラフ検出器と組合せて透過物量を秤量する。
透過物:スチレン
温度:40℃
試料:インフレーションで得られた25ミクロンのフィルム
1種類のフィルムにつき3回測定を実施。
下記製品を用いた:
PA6B4:相対粘度(1%硫酸)が4のPA6。
PA6ナノ複合材料:バイエル(Bayer)社のDurethan KU2-2601(登録商標)(ナノ粘土の粒子を豊富に含む粘度が177〜199ml/g(ISO 307規格)のPA6)。
Orgalloy 1:エチレン−ブチルアクリレート−無水マレイン酸コポリマー(重量比:65/25/10)で相溶化したPA6とLLDPEとの混合物。
Orgalloy 1のナノ複合材料:エチレン−ブチルアクリレート−無水マレイン酸コポリマー(重量比:65/25/10)で相溶化したPA6ナノ複合材料とLLDPEとの混合物。
Orgalloy 2のナノ複合材料: PA6ナノ複合材料と、ポリプロピレンと、相溶化剤との混合物(重量比:60/30/10)。相溶化剤は無水マレイン酸をグラフトした後、数平均分子量が2500gのモノアミノPA6と縮合したポリプロピレンである(米国特許第5,342,886号に記載)。
スチレン透過性の測定結果を[表1]に示す。
[表1]の結果を透過性の増加(ゲイン)の形で表したものが[表2]である。ナノ複合材料の効果と透過性の減少とを関係を示した[表2]から「ポリアミドとポリオレフィンとの混合物」および「ナノ複合材料」の組み合わせ利点が明らかである。
Claims (11)
- マトリクスとしてのポリアミド(A)と、少なくとも一種の官能化ポリオレフィン(B1)と少なくとも一種の非官能化ポリオレフィン(B2)との混合からなるポリオレフィン(B)との混合物からなり、官能化ポリオレフィン(B1)と非官能化ポリオレフィン(B2)の比(B1)/(B2)が5/35〜15/25で、この混合物がナノフィラーを含む組成物で作られた層を少なくとも1層有する構造物の壜に酸素、スチレン、噴霧流体、空調流体に対するバリヤ効果を与えるための使用。
- マトリクスとしてのポリアミド(A)と、少なくとも一種の官能化ポリオレフィン(B1)と少なくとも一種の非官能化ポリオレフィン(B2)との混合からなるポリオレフィン(B)との混合物からなり、官能化ポリオレフィン(B1)と非官能化ポリオレフィン(B2)の比(B1)/(B2)が5/35〜15/25で、この混合物がナノフィラーを含む組成物で作られた層を少なくとも1層有する構造物のリザーバに酸素、スチレン、噴霧流体、空調流体に対するバリヤ効果を与えるための使用。
- マトリクスとしてのポリアミド(A)と、少なくとも一種の官能化ポリオレフィン(B1)と少なくとも一種の非官能化ポリオレフィン(B2)との混合からなるポリオレフィン(B)との混合物からなり、官能化ポリオレフィン(B1)と非官能化ポリオレフィン(B2)の比(B1)/(B2)が5/35〜15/25で、この混合物がナノフィラーを含む組成物で作られた層を少なくとも1層有する構造物のコンテナに酸素、スチレン、噴霧流体、空調流体に対するバリヤ効果を与えるための使用。
- マトリクスとしてのポリアミド(A)と、少なくとも一種の官能化ポリオレフィン(B1)と少なくとも一種の非官能化ポリオレフィン(B2)との混合からなるポリオレフィン(B)との混合物からなり、官能化ポリオレフィン(B1)と非官能化ポリオレフィン(B2)の比(B1)/(B2)が5/35〜15/25で、この混合物がナノフィラーを含む組成物で作られた層を少なくとも1層有する構造物のパイプに酸素、スチレン、噴霧流体、空調流体に対するバリヤ効果を与えるための使用。
- マトリクスとしてのポリアミド(A)と、少なくとも一種の官能化ポリオレフィン(B1)と少なくとも一種の非官能化ポリオレフィン(B2)との混合からなるポリオレフィン(B)との混合物からなり、官能化ポリオレフィン(B1)と非官能化ポリオレフィン(B2)の比(B1)/(B2)が5/35〜15/25で、この混合物がナノフィラーを含む組成物で作られた層を少なくとも1層有する構造物の容器に酸素、スチレン、噴霧流体、空調流体に対するバリヤ効果を与えるための使用。
- (A)と(B)の混合物100部に対するナノフィラーの比率が0.1〜50部である請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用。
- ポリオレフィン(B)が(B2)高密度ポリエチレン(HDPE)と、(B1)ポリエチレン(C1)とエラストマー、超低密度ポリエチレンおよびエチレンコポリマーの中から選択されるポリマー(C2)との混合物[(C1)+(C2)]に不飽和カルボン酸または不飽和無水カルボン酸が共グラフトされたものとから成る請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
- ポリオレフィン(B)が(B2)高密度ポリエチレン(HDPE)と、(B1)エラストマー、超低密度ポリエチレンおよびエチレンコポリマーの中から選択されるポリエチレン(C2)に不飽和カルボン酸または不飽和無水カルボン酸が共グラフトされたものと、エラストマー、超低密度ポリエチレンおよびエチレンコポリマーの中から選択されるポリエチレン(C'2)とから成る請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
- ポリオレフィン(B)が(B2)ポリプロピレンと、(B1)プロピレンに不飽和モノマーXをグラフトまたは共重合したコポリマー(C3)にポリアミド(C4)を反応させて得られるポリオレフィンとから成る請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
- ポリオレフィン(B)が(B2)EVA、LLEPE、VLEPEまたはメタロセンタイプのポリエチレンと、(B1)エチレン/アルキル(メタ)アクリレート/無水マレイン酸コポリマーとから成る請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
- マトリクスとしてのポリアミド(A)と、少なくとも一種の官能化ポリオレフィン(B1)と少なくとも一種の非官能化ポリオレフィン(B2)との混合からなるポリオレフィン(B)との混合物からなり、官能化ポリオレフィン(B1)と非官能化ポリオレフィン(B2)の比(B1)/(B2)が5/35〜15/25で、この混合物がナノフィラーを含む組成物で作られた層を少なくとも1層有する構造物の、フィルムから成る物品に酸素、スチレン、噴霧流体、空調流体に対するバリヤ効果を与えるための使用。
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