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JP4046675B2 - 光ピックアップ装置および光ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ装置および光ディスク装置 Download PDF

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本発明は、光ピックアップ装置およびこれを内蔵した光ディスク装置に関し、特に、ディスク表面と記録層の間の距離変動によって生じる球面収差を補正する際に用いて好適なものである。
光ディスクの高密度化に伴い、対物レンズの開口数が大きくなっている。しかし、対物レンズの開口数が大きくなると、ディスク表面と記録層との間の距離変動によって生じる球面収差が大きくなる。かかる距離変動は、たとえば、記録層上に形成される保護層の膜厚誤差によって生じる。しかし、かかる誤差は、精々、数ミクロン程度であるため、それにより生じる球面収差は、通常、許容範囲内に抑えられる。
これに対し、たとえば厚み方向に複数の記録層を備える光ディスクにあっては、それぞれの記録層から保護層表面までの距離に数十ミクロン程度の差が生じる。たとえば、第1の記録層および第2の記録層がそれぞれ保護層表面から100ミクロンおよび75ミクロンの位置に配されている場合には、両層間の距離差は25ミクロンとなる。この場合、第1の記録層に対してフォーカスが合うように対物レンズを設計すると、第2の記録層の記録・再生時には25ミクロンの距離変動が生じる。その結果、大きな球面収差が生じ、良好な記録・再生動作が阻害される。
この現象は、保護層表面から記録層までの距離が相違する、異なるタイプの光ディスクを互換再生するときにも生じる。たとえば、記録層から保護層表面までの距離がそれぞれ100ミクロンおよび75ミクロンの2種の光ディスクを互換再生する場合、何れか一方の光ディスクの記録層にフォーカスが合うように対物レンズを設計すると、他方の光ディスクの記録・再生時には、適正状態に対し25ミクロンの距離変動が生じる。その結果、上記と同様、大きな球面収差が生じ、良好な記録・再生動作が阻害される。
そこで、特許文献1に記載の光ピックアップでは、半導体レーザから対物レンズまでの光路中に、反射面の形状を変更制御できるミラーを配し、記録層から保護層表面までの距離の変動に応じてミラー面を変化させ、球面収差を打ち消すようにレーザ光の広がり角を修正する技術が記載されている。
特開平10−188319号公報
しかしながら、かかる従来技術は、反射面を有する可撓性部材を、球面収差の補正が可能な形状の参照面に静電力または電磁力に吸着させて反射面を変形させるものであるから、構造が複雑となり、また、長期間の使用による可撓性部材の変性、劣化等によって、参照面に対する可撓性部材の吸着に不具合が生じるとの危惧もある。
そこで、本発明は、簡素な構造により円滑に球面収差の補正を行い得る光ピックアップ装置および光ディスク装置を提供することを課題とする。
本発明に係る光ピックアップ装置は、半導体レーザが出射するレーザ光の偏光面を回転させる偏光面回転手段及び、レーザ光の偏光面の向きに応じてレーザ光を全透過または全反射すべく、内部に偏光ビームスプリッタ面を有するプリズムによって形成された偏光ビームスプリッタとを備えた光路切替手段と、前記偏光ビームスプリッタ面を全透過または全反射したレーザ光のうち一方のレーザ光が到達するプリズム表面に配され、対物レンズに対してレーザ光を収束光または拡散光の状態で導くように調整された反射面を有する第1のミラー手段及び、前記偏光ビームスプリッタ面を全透過または全反射したレーザ光のうち他方のレーザ光が到達するプリズム表面に配され、対物レンズに対してレーザ光を平行光の状態で導く第2のミラー手段とを備えた球面収差補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る光ピックアップ装置は、半導体レーザが出射するレーザ光の偏光面を回転させる偏光面回転手段及び、レーザ光の偏光面の向きに応じてレーザ光を全透過または全反射すべく、内部に偏光ビームスプリッタ面を有するプリズムによって形成された偏光ビームスプリッタとを備えた光路切替手段と、前記偏光ビームスプリッタ面を全透過または全反射したレーザ光のうち一方のレーザ光が到達するプリズム表面に配され、対物レンズに対してレーザ光を収束光または拡散光の状態で導くように調整された反射面を有する第1のミラー手段及び、前記偏光ビームスプリッタ面を全透過または全反射したレーザ光のうち他方のレーザ光が到達するプリズム表面に配され、対物レンズに対してレーザ光を収束光または拡散光の状態で導くように調整された反射面を有する第2のミラー手段とを備えた球面収差補正手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、光路切替手段によって適宜光路を切替えるだけで球面収差の補正が可能となるため、構造を簡素化でき、また、円滑に球面収差の補正を行うことができる。
ここで、前記偏光面回転手段は、レーザ光が前記偏光ビームスプリッタの偏光面を透過する第1の状態と、レーザ光が前記偏光ビームスプリッタの偏光面を反射する第2の状態を取るように制御される液晶素子を有する。
この構成によれば、液晶素子に電圧等を適宜印加するのみで球面収差を補正でき、迅速且つ円滑な制御動作を実現できる。
また、本発明の光ディスク装置は、上記記載の光ピックアップ装置を内蔵し、さらに、前記光路切替手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明の特徴ないしその技術的意義および効果は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義等は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
なお、本実施の形態は、厚み方向に2つの記録層を有する光ディスクを再生する光ピックアップ装置および光ディスク装置に本発明を適用した場合の一構成例を示すものである。
まず、図1に実施の形態に係る光ピックアップ装置およびそれを内蔵した光ディスク装置の構成を示す。
図において、光ピックアップ装置は、半導体レーザ1と、コリメータレンズ2と、ビームスプリッタ3と、偏光スイッチ用TN液晶素子4、PBS(偏光ビームスプリッタ)プリズム5と、対物レンズ駆動アクチュエータ6と、ミラー7と、非点収差レンズ8と、光検出器9とから構成されている。
半導体レーザ1から出射された直線偏光のレーザ光は、コリメータレンズ2により平行光に変換される。当該レーザ光は、ビームスプリッタ3を透過した後、偏光スイッチ用TN液晶素子4に入射される。偏光スイッチ用TN液晶素子4は、液晶素子駆動回路400から駆動信号が印可されているとき、当該レーザ光の偏光面を90度回転させる。なお、液晶素子駆動回路400からの駆動信号が印可されていないときは、レーザ光の偏光面は回転させない。
このようにして偏光面が調整されたレーザ光は、BPSプリズム5に入射される。ここで、BPSプリズム5は、図2(a)に示す構造を有している。すなわち、BPSプリズム5は、レーザ光が垂直に入射する入射面5aと、レーザ光が垂直に出射する出射面5bと、入射面5aと出射面5bに対し45度傾いたBPS面5cと、BPS面5cを通過したレーザ光が到達するプリズム面に形成された第1のミラー面5dと、BPS面5cにより反射されたレーザ光が到達するプリズム面に形成された第2のミラー面5eとを有する。
ここで、第1のミラー面5dは、レーザ光の光軸を90度曲げて反射するとともに、反射されたレーザ光を収束または拡散させるような曲面形状を有する。かかる曲面の設定方法については、追って詳述する。他方、第2のミラー面5eは、レーザ光の光軸を90度曲げて反射するような平面形状となっている。第1のミラー面5dは、当該ミラー面5dが配される部分のプリズム面を当該曲面形状になるように成形し、この曲面形状の上にミラー面を蒸着等によって形成することによって構成される。第2のミラー面5eも同様に、当該ミラー面5eが配される部分のプリズム面を平面形状になるように成形し、この曲面形状の上にミラー面を蒸着等によって形成することによって構成される。
かかるBPSプリズム5は、図2(b)に示すように、半導体レーザ1から出射されるレーザ光の偏光面とBPS面5dの偏光面が一致するように配置されている。したがって、BPSプリズム5に入射されたレーザ光は、偏光スイッチ用TN液晶素子4によって偏光面が回転されていないとき、BPS面5cを通過し、第1のミラー面5dによって反射される。このとき、レーザ光は、第1のミラー面5dの曲面形状に応じて、収束または拡散される。そして、再び、BPS面5cを通過し、出射面5bから出射される。
他方、レーザ光の偏光面が偏光スイッチ用TN液晶素子4によって回転されているとき、レーザ光はBPS面5dによって反射され、第2のミラー面5eによって反射される。このとき、第2のミラー面5eは平面形状であるため、これによって反射されたレーザ光は、収束または拡散されない。しかる後、レーザ光は、再び、BPS面5dによって反射され、出射面5bから出射される。
しかして、BPSプリズム5を通過したレーザ光は、対物レンズ駆動アクチュエータ6によりディスク100の記録層上に集光される。ここで、対物レンズ駆動アクチュエータ6は、サーボ回路200(後述)からのサーボ信号に応じて対物レンズをフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する。これにより、記録層上におけるレーザ光の集光点が、ディスク上のトラックを追従する。
ディスク100からの反射光は、上記光路を逆行し、BPSプリズム5の出射面5dからBPSプリズム5内に進行する。このとき、レーザ光の偏光面は、上記ディスク100へ向かうとき(入射時)の偏光面と同一であるから、当該レーザ光は、上記入射時にBPS面5cを通過したときには、同様に、BPS面5cを通過して第1のミラー面5dに到達し、他方、上記入射時にBPS面5cを通過したときには、同様に、BPS面5cを通過して第2のミラー面5eに到達する。
反射光が第1のミラー面5dに到達した場合、反射光は、第1のミラー面dによって収束または拡散される。このとき、レーザ光は、上記入射時に受けた収束または拡散作用を打ち消すように収束または拡散されるため、平行光とされる。
しかして、第1のミラー面5dまたは第2のミラー面5eによって反射されたレーザ光は、BPS面5cを通過または反射され、入射面5aから出射される。そして、上記入射時に偏光スイッチ用TN液晶素子4によって偏光面が回転されている場合には、再び偏光面が90度回転され、入射時と同様の偏光面に戻される。しかる後、レーザ光は、さらに、ミラー7によって反射され、非点収差レンズ8を介して光検出器9に収束される。なお、非点収差レンズ8は、たとえば、収束レンズとシリンドリカルレンズを組み合わせて構成される。
光検出器9からの信号は、サーボ回路200および再生回路300にそれぞれ供給され、ここで各種サーボ信号および再生RF信号が生成される。
図3に、光検出器9とその出力信号を演算する演算回路を示す。
光検出器9は、4つの光センサd1〜d4から構成されている。ここで、光検出器9は、レーザ光がディスク上の記録トラックを正しく追従しているとき、記録トラックがセンサd1、d2とセンサd3、d4の間の分割線上に投影されるよう構成されている。よって、センサd1、d2の出力の加算信号(加算回路91の出力信号)と、センサd3、d4の出力の加算信号(加算回路92の出力信号)とを、減算回路96にて減算することによりトラッキングエラー信号(TR)が生成される。
また、上記非点収差レンズ8によって収束されるレーザ光は、ディスク100の記録層上にレーザ光が正しく集光されているとき、光検出器9の中央に真円スポットとして収束される。他方、レーザ光の集光点が記録層に対し前方または後方にずれているとき、光検出器9上のスポットは、光センサd1とd4、あるいはd2とd3に多く掛かる楕円スポットとなる。したがって、センサd1、d4の出力の加算信号(加算回路93の出力信号)と、センサd2、d3の出力の加算信号(加算回路94の出力信号)とを、減算回路97にて減算することにより、フォーカスエラー信号(FO)が生成される。
さらに、センサd1〜d4からの全出力信号を、加算回路91、92、95にて加算することにより、再生RF信号(RF)が生成される。
サーボ回路200は、上記トラッキングエラー信号(TR)とフォーカスエラー信号(FO)からフォーカスサーボ信号とトラッキングサーボ信号を生成し、これを対物レンズ駆動アクチュエータ6に供給する。また、再生回路300は、上記再生RF信号を処理して再生データを生成する。
次に、上記BPSプリズム5に形成された第1の反射面5dの曲面設定方法について、図4を参照して説明する。
曲面の設定にあたっては、まず、2つの記録層のうち、何れか一方の記録層にレーザ光が球面収差なく適正に集光するよう、対物レンズを設計する。たとえば、図4(a)に示す如く、第1の記録層101にレーザ光が適正に集光されるように、対物レンズを設計する。このとき、対物レンズに入射されるレーザ光は、たとえば、上記BPSプリズム5のうち、第2のミラー面5eを経由したレーザ光とする。すなわち、対物レンズに入射されるレーザ光は、平行光となっている。
このように対物レンズを設計した後、次に、この対物レンズによって他方の記録層にレーザ光が球面収差なく適正に集光するよう、上記BPSプリズム5の第1の反射面5dの曲面形状を設計する。たとえば、図4の場合においては、同図(b)に示す如く、対物レンズに入射するレーザ光を同図(a)の平行光よりもやや収束させることによりレーザ光を第2の記録層103に適正に収束させることができる。このときの収束光が実現されるように、第1の反射面5dの曲面形状を設計する。
なお、設計にあたっては、上記の如く、第1の記録層101に集光する対物レンズを設計してから第2の記録層102に集光するよう第1の反射面5dの曲面形状を設計する方法の他、第2の記録層101に集光する対物レンズを設計してから第1の記録層102に集光するよう第1の反射面5dの曲面形状を設計する方法を採用することもできる。
上記の如く構成した図1の光ディスク装置において、第1の記録層101を再生する場合には、偏光スイッチ用TN液晶素子をOFFにして、平行光を対物レンズアクチュエータ6の対物レンズに入射させ、サーボ回路200により第1記録層101に対するフォーカスサーボを行う。このとき、液晶素子駆動回路400は、コントローラ(図示せず)からの記録層設定指令に応じて、偏光スイッチ用TN液晶素子4を駆動し、レーザ光の偏光面を90度回転させる。これにより、レーザ光は、球面収差のない状態で適正に、第1の記録層101上に集光される。
また、第2の記録層102を再生する場合には、偏光スイッチ用TN液晶素子をONにして、収束光を対物レンズアクチュエータ6の対物レンズに入射させ、サーボ回路200により第1記録層101に対するフォーカスサーボを行う。このとき、液晶素子駆動回路400は、偏光スイッチ用TN液晶素子4に駆動信号を印加せず、よって、レーザ光の偏光面は回転されずそのままの状態が維持される。これにより、レーザ光は、球面収差のない状態で適正に、第2の記録層101上に集光される。
このように、本実施の形態によれば、偏光スイッチ用TN液晶素子4をON/OFF制御することにより、適正な収束状態のレーザ光を対物レンズに入射させることができ、これにより、第1の記録層101および第2の記録層102の何れを再生する場合にも、球面収差のない適正な状態でレーザ光をそれぞれの記録層に集光させることができるようになる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されるものではなく、他に種々の変更が可能であることは言うまでもない。
たとえば、上記実施の形態では、図2に示す如く、第1のミラー面5dを曲面にし、第2のミラー面を平面にしたが、逆に、第1のミラー面5dを平面にし、第2のミラー面を曲面にしてもよい。この場合、偏光スイッチ用TN液晶素子4は、第1の記録層101を再生するときOFFとされ、第2の記録層102を再生するときONとされる。
また、上記実施の形態では、第1のミラー面5dを曲面にし、第2のミラー面を平面にしたが、たとえば、図5(a)に示す如く、両方のミラー面を曲面にしてもよい。さらに、図5(b)に示す如く、レーザ光の入射方向と出射方向が互いに反対向きとなるようにPBSプリズム5を整形することもできる。この場合、同図に示す如く、入射時と出射時にそれぞれレーザ光が偏光スイッチ用TN素子4を通過するようにすれば、入射時に偏光面が90度回転されたレーザ光は出射時に偏光面がもとに戻されるので、第1の記録層101の再生時と第2の記録層102の再生時において、レーザ光の偏光面が一致するようになる。もちろん、図1の場合においても、PBSプリズム5と対物レンズアクチュエータ6の間に、偏光スイッチ用TN液晶素子4をもう一つ配置すれば、同様に、第1の記録層101の再生時と第2の記録層102の再生時にレーザ光の偏光面を一致させることができる。
また、上記実施の形態では、第1のミラー面5dと、第2のミラー面5eと、PBS面5cをPBSプリズム5に一体に形成するようにしたが、これらを別々の光学部材によって構成・配置するようにしても良い。ただし、上記実施の形態の如くこれらをPBSプリズム5に一体に形成する方が、部品点数の削減、構成の簡素化、および小型・省スペース化を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、厚み方向に2つの記録層を有する光ディスクおよびその再生装置に本発明を適用した構成例を例示したが、基板表面から記録層までの距離が相違する2種類のディスクを互換再生する光ディスク装置に本発明を適用した場合も同様にして構成することができる。この場合、一方の光ディスクの記録層にレーザ光が適正に集光されるように対物レンズを設計し、次いで、この対物レンズにて、他方の光ディスクの記録層にレーザ光を適正に集光する収束光または拡散光が得られるように、第1のミラー面5dの曲面形状を設計すればよい。
また、上記実施の形態では、ミラー面を曲面形状とすることによりレーザ光に収束または拡散作用を与えるようにしたが、分割光路中にレンズを配することによりレーザ光に収束または拡散作用を与えるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、記録層が2つ存在する場合について説明したが、偏光スイッチ用TN液晶素子4、PBS面5cを適宜複数組み合わせて光路をさらに分岐させ、それぞれの分岐経路をとったレーザ光に適宜収束または拡散作用を与えるようにすれば、対物レンズ入射前のレーザ光に3種以上の収束・拡散状態を持たせることができ、よって、記録層が3つ以上存在する場合にも、球面収差のない適正な状態で、レーザ光を集光させることができる。
さらに、本発明は、再生用のみならず記録用の光ピックアップ装置および光ディスク装置にも適用可能である。
本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 実施の形態に係るPBSプリズムの構成を示す図 実施の形態に係る光センサとその演算回路の構成を示す図 実施の形態に係る第1の反射面の設計方法を説明するための図 他の実施の形態に係るPBSプリズムの構成を示す図
符号の説明
4 偏光スイッチ用TN液晶素子
5 PBSプリズム
5c PBS面
5d 第1のミラー面
5e 第2のミラー面
400 液晶素子駆動回路

Claims (4)

  1. 半導体レーザが出射するレーザ光の偏光面を回転させる偏光面回転手段及び、レーザ光の偏光面の向きに応じてレーザ光を全透過または全反射すべく、内部に偏光ビームスプリッタ面を有するプリズムによって形成された偏光ビームスプリッタとを備えた光路切替手段と、
    前記偏光ビームスプリッタ面を全透過または全反射したレーザ光のうち一方のレーザ光が到達するプリズム表面に配され、対物レンズに対してレーザ光を収束光または拡散光の状態で導くように調整された反射面を有する第1のミラー手段及び、前記偏光ビームスプリッタ面を全透過または全反射したレーザ光のうち他方のレーザ光が到達するプリズム表面に配され、対物レンズに対してレーザ光を平行光の状態で導く第2のミラー手段とを備えた球面収差補正手段とを備えた、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 半導体レーザが出射するレーザ光の偏光面を回転させる偏光面回転手段及び、レーザ光の偏光面の向きに応じてレーザ光を全透過または全反射すべく、内部に偏光ビームスプリッタ面を有するプリズムによって形成された偏光ビームスプリッタとを備えた光路切替手段と、
    前記偏光ビームスプリッタ面を全透過または全反射したレーザ光のうち一方のレーザ光が到達するプリズム表面に配され、対物レンズに対してレーザ光を収束光または拡散光の状態で導くように調整された反射面を有する第1のミラー手段及び、前記偏光ビームスプリッタ面を全透過または全反射したレーザ光のうち他方のレーザ光が到達するプリズム表面に配され、対物レンズに対してレーザ光を収束光または拡散光の状態で導くように調整された反射面を有する第2のミラー手段とを備えた球面収差補正手段とを備えた、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記偏光面回転手段は、レーザ光が前記偏光ビームスプリッタの偏光面を全透過する第1の状態と、レーザ光が前記偏光ビームスプリッタの偏光面を全反射する第2の状態を取るように制御される液晶素子を有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項1ないし3に記載の光ピックアップ装置を内蔵する光ディスク装置であって、前記光路切替手段を制御する制御手段を有することを特徴とする光ディスク装置。
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