JP4041021B2 - シャッター施錠部の補強構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッターの施錠部に関するものであって、特には施錠部の補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
シャッターは、ガイドレールに取付けられた施錠具で、シャッターカーテン(の通常は座板)の両端から出没するラッチをガイドレールの内側で係止することで施錠を行い、手動シャッターの場合は、シャッターカーテンの屋内側に設けられたラッチ解錠用の操作具を操作することにより、電動シャッターの場合は、開閉操作の信号に連動させて施錠具を解錠位置に切り替えることにより解錠するようになっている。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開平10−169341号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、シャッター、特に窓シャッターではガイドレールに(鋼製に比べやや強度の低い)アルミ押出形材を使った製品が多用されているため、バールやドライバー等を差し込んでガイドレール(の施錠部に近いところ)を強引に抉じ開けて施錠具を破壊される恐れがあった。この発明の目的は、バールやドライバー等を差し込んでガイドレールを抉じ開けられても容易に施錠部が破壊されることのない、シャッター施錠部の補強構造を提供することにある。さらには、電動、手動を問わず、既存の窓シャッターへの後付けも含め、多種多用のシャッターに使用可能な施錠部の補強構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決することを目的として創作されたものであって、シャッターカーテンの両端から突出したラッチと、シャッターカーテンを案内するガイドレールの案内溝内で施錠時に前記ラッチを係止してシャッターカーテンの開放を阻止し、シャッター開放信号が入力された解錠時に前記ラッチの上動を許容する施錠具を備えた施錠装置とを有する窓シャッターにおいて、ガイドレール下部の案内溝内に、鋼製で上方が開口した箱状で前面部にラッチ通過溝と屋内側面部に施錠具貫通穴を有する補強金具を、シャッターカーテン全閉時のラッチと施錠具とを前記補強金具の内側に位置させ囲むように取付け、前記補強金具を施錠装置と共にレール本体に固着したので、外部から容易に解錠されることがない。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜4に基づいて説明する。図1において、1は建物の開口部に設けられた電動窓シャッターのシャッターカーテン1であって、該シャッターカーテン1は、開口部上方のシャッターケース2内に横架される巻取シャフト(図示せず)に巻回されており、該巻取シャフトが開閉機(図示せず)の正逆駆動に基づいて回動することで、開口部左右のガイドレール3に案内されて開口部を開閉するようになっている。また、開口部の下方には水切板4が設けられており、これらの基本構成は従来通りのものである。
【0007】
次に、シャッターカーテン1の座板1aに設けられたラッチ5と、ガイドレール3の下部に設けられた施錠装置6及び補強金具10について説明する。尚、図2及び図3は、シャッターが全閉して施錠された状態を表している。シャッターカーテン1は、座板1aと多数のスラット1bとからなり、座板1aには、左右のガイドレール方向へばね(図示せず)で付勢されて座板1aの左右両端から(施錠具と係止する施錠位置に)突出するラッチ5が設けられている。また、座板1aには、ラッチ5を座板方向に引き込んで解錠状態に保持する為の解錠操作具(図示せず)が設けられており、停電時等に屋内から手動で解錠できるようになっている。ガイドレール3は、シャッターカーテン1を案内する(平面視において)略コ字状の案内溝3cを有するレール本体3aと、レール下地材3bとから構成されている。レール本体3aには、前記案内溝3cを囲むように屋内側辺3d、屋外側辺3e、溝奥辺3fがあり、屋内側辺3dの躯体側(図3において右側)の面に施錠装置6が補強金具10と共に螺子止めされている。
【0008】
前記施錠装置6には、ラッチ5を係止する施錠具6aが設けられており、該施錠具6aの案内溝3c内へ突出した部位に外部から上下方向の力が加わると回転軸6bを中心に回転し、外部の力が無くなるとばね(図示せず)の力で水平位置(図2に示す位置)に復帰するようになっている。さらに、施錠装置6には、通常は施錠具6aの上方向への回転を阻止する施錠状態とし、電動シャッターの開放信号が入力された時には上方向への回転を許容する(言い換えれば、ラッチの上動を許容する)解錠状態に切り替えるソレノイド(図示せず)が設けられている。そして、閉鎖信号が入力されシャッターカーテン1が降下する時は、施錠具6aがラッチ5で押し下げられて回転しラッチ5の下方向への通過を許容し、ラッチ5が通過すると施錠具6aが水平位置に復帰し施錠状態となり、外部から手でシャッターカーテン1を開けることはできなくなっている。しかし、開放信号が入力されると、シャッターカーテン1が上昇を開始するが、ソレノイド(図示せず)が動作して施錠具6aの上方向への回転を許容する解錠状態にするため、ラッチ5の上方向への通過が許容され、シャッターは開放される。尚、屋内側辺3dには、施錠具6aが案内溝3cの内側に突出する為に適宜の切欠き穴が設けられている。
【0009】
ガイドレール3の下部には、シャッターカーテン全閉位置のラッチ5と、ラッチ5の上方に位置する施錠具6aを囲むように補強金具10がガイドレール3に固着されている。補強金具10は、鋼製で上方が開放した箱状で(ガイドレールの開口側に位置する)前面部11と、(ガイドレールの奥側に位置する)奥面部12と、(前記屋内側辺3dに当接する)屋内側面部13と、屋外側面部14と、底面部15とからなり、前記各面部の隣接個所を適宜溶接して作られている。そして、前面部11には、シャッターカーテン1が全閉位置まで降下する時にラッチ5が通過する為のラッチ5より僅かに広幅のラッチ通過溝11aが設けられ、さらに前面部11の上部には屋内側面部13と同一平面に位置して補助側面部11bが設けられている。平面視において、補助側面部11bと屋内側面部13とを合せた長さが、(モヘア装着部を除く)案内溝3cの奥行き寸法と略同寸法に形成されており、また、案内溝3cの幅と補強金具10の幅も略同寸法になっているので、案内溝3cにガタが無くしっかり固定することができる。また、屋内側面部13は補強金具全体の高さの約半分までの高さで、上部を施錠具6aが案内溝3c内に突出して動作するための切欠部13a(本発明の施錠具貫通穴に相当)となっている。尚、切欠部13aは切欠ではなく、上部を接続して穴部としてあっても良い。また、13bは補強金具10をガイドレールにリベットやねじ等で固定するためのねじ穴13bであり、本実施の形態においては、施錠装置6と共にレール本体3aに螺子で固着されている。
【0010】
以上のように構成された窓シャッターの全閉時には、シャッターカーテン1に設けられたラッチ5は補強金具10のラッチ通過溝11aを通過して補強金具10の内部空間に位置して停止し、施錠具6aは切欠き部(施錠具貫通穴)13aからラッチ5の上方位置で補強金具10の内部空間に位置して施錠状態となっているので、万一、ガイドレール3に工具等を差込んで屋外側辺3eが抉じ開けられたとしても、鋼製の箱状で充分な強度を持つ補強金具10によりラッチ5と施錠具6aが囲まれ保護されているので、容易に破壊されることがない。また、補強金具10をラッチ5及び施錠具6aとは別部品としたため、既存シャッターの施錠部の補強にも使用可能で、また、多少形状や動作方式の異なるラッチと施錠具を持つシャッターにも採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッターの外観正面図。
【図2】施錠装置が設けられたガイドレール下部の縦断面図。
【図3】施錠装置が設けられたガイドレール下部の水平断面図。
【図4】補強金具であって、(a)は補強金具の平面図。(b)は補強金具の正面図であって、取付け時においてガイドレールの開口側から見た図。(c)は補強金具の側面図であって、取付け時においてガイドレールの屋内側辺から見た図。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン
1a 座板
3 ガイドレール
4 水切
5 ラッチ
6 施錠装置
6a 施錠具
10 補強金具
Claims (1)
- シャッターカーテンの両端から突出したラッチと、シャッターカーテンを案内するガイドレールの案内溝内で施錠時に前記ラッチを係止してシャッターカーテンの開放を阻止し、シャッター開放信号が入力された解錠時に前記ラッチの上動を許容する施錠具を備えた施錠装置とを有する窓シャッターにおいて、ガイドレール下部の案内溝内に、鋼製で上方が開口した箱状で前面部にラッチ通過溝と屋内側面部に施錠具貫通穴を有する補強金具を、シャッターカーテン全閉時のラッチと施錠具とを前記補強金具の内側に位置させ囲むように取付け、前記補強金具を施錠装置と共にレール本体に固着したことを特徴とするシャッター施錠部の補強構造。
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