[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3110050U - 横引シャッター施錠構造 - Google Patents

横引シャッター施錠構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3110050U
JP3110050U JP2005000323U JP2005000323U JP3110050U JP 3110050 U JP3110050 U JP 3110050U JP 2005000323 U JP2005000323 U JP 2005000323U JP 2005000323 U JP2005000323 U JP 2005000323U JP 3110050 U JP3110050 U JP 3110050U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
locking
link
horizontal
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005000323U
Other languages
English (en)
Inventor
文胤 市川
Original Assignee
株式会社サンオウ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンオウ filed Critical 株式会社サンオウ
Priority to JP2005000323U priority Critical patent/JP3110050U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3110050U publication Critical patent/JP3110050U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

【課題】先端框と対向框を上部鎌錠と下部鎌錠により連接状とする施錠構造において、その上部鎌錠と下部鎌錠を従動せしめる錠操作部との間のリンクを固定し得る補助錠を設けて、これを主錠の施錠に伴い別段の操作を必要とせずとも働くようにした横引シャッターの施錠構造を提供すること。
【解決手段】開口内を水平方向に移動し該開口を遮蔽状とし得る横引シャッターに具えられる、先端框の上部と下部に配した上部鎌錠と下部鎌錠を係止部を有するリンクを介して一つの錠操作部に接続してなる主錠と、該リンクに対し係止部材を付勢し押圧状とする補助錠とよりなり、主錠の錠操作部の施錠操作をすることにより、先端框の上部鎌錠と下部鎌錠の其々を対向框の上部掛止孔と下部掛止孔に掛止せしめ主錠の施錠をし、これと同時に、主錠のリンクの係止部が補助錠の係止部材が係止状となり補助錠が働くこととする。
【選択図】 図5

Description

本考案は、建物の開口に具えられ該開口を水平方向に開閉し得る横引シャッターの施錠構造に係り、詳しくは、開閉すべき開口内に水平移動自在に設置する横引シャッターの先端框に具えられる施錠構造とその補助錠に関するものである。
建物の開口に設けらる横引シャッターは、所要複数のスラットを水平方向に互いに連結してなり、これを建物の開口内に水平移動自在に設置して、該開口の開閉をし得るものとしてあり、開口の端部に設けた収容部に移動して収容し、或いは、開口内の収容部に折畳み収容状として該開口を開放状とするものであり、また、収容部より開口内に移動して該開口を覆い、その先端框を対向框に当接して該開口を遮蔽状とするものである。
なお、通常は開口の開閉を一つ又は二つの横引シャッターにより行い、一つの横引シャッターによれば、開口の片側に収容部を有し、これに収容し得る横引シャッターの先端框を、開口の他端の縦枠の対向框に当接し、二つの横引シャッターによれば、開口の両側に収容部を有し、一方の収容部に収容し得る横引シャッターの先端の先端框を、他方の収容部に収容し得る横引シャッターの先端の対向框に当接して、該開口を遮蔽状とするようにしてある。
また、横引シャッターは、必要に応じ、開口内での水平移動を円滑にすべく一定間隔を以って上縁部又は下縁部に設けられた車輪を介して、該開口の上部或いは上下部に設けられた水平枠に案内され水平移動自在に設置してある。
ところで、横引シャッターには、これを設置した開口を先端框と対向框を当接して遮蔽状としたときに、該先端框と対向框を該状態に固定して施錠し得るように、その先端框には施錠構造が具えられており、該施錠構造は、先端框に設けられたサムターンや鍵シリンダー等を具える錠操作部の施解錠操作により、該先端框より錠部材が出没し得るようにしてある。
これまで、施錠構造としては、例えば、錠部材としてある軸部材を先端框の上下端部より垂直方向に出没し得るようにして、該軸部材を開口の上下枠の受け孔に挿入して施錠する施錠構造が横引シャッターに具えられ多く実施されているが、該施錠構造を設け施錠状態とした先端框を湾曲状に押し曲げることにより、上下の軸部材が受け孔より抜け、正規の鍵や手段によらずとも施錠が解除され得ることがあり望ましくない。
そこで、横引シャッターの先端框に具えられる施錠構造としては、先端框の施解錠操作部の施解錠操作により該先端框の上部と下部に配した上部鎌錠と下部鎌錠を出没し得るようにして、該上部鎌錠と下部鎌錠を対向框の上部と下部に穿孔してなる上部掛止孔と下部掛止孔の其々に掛止して、該先端框と対向框を連接状として施錠し得る施錠構造とすることが、前記の如き不正な手段による施錠の解除がされることがなく望ましい(例えば、特許文献1参照。)。
実開平2−105471
然しながら、上述の如く施錠を先端框の対向框の上部掛孔と下部掛孔の其々に掛止して行う施錠構造であっても、その施解錠操作部を、正規の手段や鍵を用いずに、例えば所謂ピッキング手段や強引にドライバー等の治具による抉じ開け手段のように、不正な手段により解錠操作されればリンクが従動し、上部鎌錠と下部鎌錠が従動して、施錠が解除されることとなり、また、上部鎌錠及び下部鎌錠の上部掛止孔及び下部掛止孔への掛止を、上部鎌錠又は下部鎌錠に外力を加え、リンクを強引に動かし、上部鎌錠及び下部鎌錠施錠を先端框内に戻して、施錠を解除されることもある。
そこで本考案は、先端框と対向框を上部鎌錠と下部鎌錠により連接状とする施錠構造において、その上部鎌錠と下部鎌錠を従動せしめる錠操作部との間のリンクを固定し得る補助錠を設けて、これを主錠の施錠に伴い別段の操作を必要とせずとも働くようにした横引シャッターの施錠構造を提供することを、その解決すべき課題とした。
上述の課題を解決するために本考案による横引シャッターの施錠構造は、開口内を水平方向に移動し該開口を遮蔽状とし得る横引シャッターに具えられる、先端框の上部と下部に配した上部鎌錠と下部鎌錠を係止部を有するリンクを介して一つの錠操作部に接続してなる主錠と、該リンクに対し係止部材を付勢し押圧状とする補助錠とよりなり、先端框をこれと対向する部材の対向框に当接し開口を遮蔽状とし、次いで主錠の錠操作部の施錠操作をすることにより、先端框の上部鎌錠と下部鎌錠の其々を対向框の上部掛止孔と下部掛止孔に掛止せしめ主錠の施錠をし、これと同時に、主錠のリンクの係止部が補助錠の係止部材が係止状となり補助錠が働くこととしてあればよく、これを第1の構成とする。
又、前記の第1の構成に加え、前記の横引シャッターは、所要複数のスラットを左右に連結してなることとしてもよく、これを第2の構成とする。
又、前記の第1の構成に加え、前記の横引シャッターは、所要複数の支軸を連結部材を介して左右に連結してなることとしてもよく、これを第3の構成とする。
望ましくは、前記の第1乃至第3の何れかの構成に加え、開口に設けた水平枠内に設置してあり、該水平枠に案内され水平方向に移動し得ることとしてあるとよく、これを第4の構成とする。
又、前記の第1乃至第4の何れかの構成に加え、前記の上部鎌錠と下部鎌錠は、其々が先端框に回動可能に軸着してあり、錠操作部の施解錠操作により進退するリンクを接続し、該リンクに従動して回動し、先端框より出没することとしてあるとよく、これを第5の構成とする。
又、前記の第1乃至第5の何れかの構成に加え、前記の上部鎌錠と下部鎌錠とは、互いに上下対称の形状としてあるとよく、これを第6の構成とする。
又、前記の第1乃至第6の何れかの構成に加え、前記の錠操作部は、先端框の上部鎌錠と下部鎌錠の中間位置に配して配してあるとよく、これを第7の構成とする。
又、前記の第1乃至第7の何れかの構成に加え、前記の補助錠は、側面に切欠を有する枠体に係止部材をコイルバネにより付勢し収容してなり、該枠体の切欠を通じてリンクの一部が係止部材と枠体との間に挟入した状態で主錠の施解錠に伴いリンクが進退し、解錠時には係止部が枠体外に在るように配してあり、施錠時にはリンクの係止部が枠体内に在り、該枠体内で係止部に係止部材が係止することとしてあるとよく、これを第8の構成とする。
又、前記の第1乃至第8の何れかの構成に加え、前記の係止部材は、該係止部材を付勢方向と逆向に押下する操作部を具えることとしてあるとよく、これを第9の構成とする。
本考案による横引シャッターの施錠構造は、前述の第1乃至第4の構成の如く構成とすることにより、先端框の錠操作部の施解錠操作により、リンクを介して上部鎌錠と下部鎌錠を従動せしめ、其々を上部掛止孔と下部掛止孔に掛止状又は非掛止状とし、施解錠をし得る主錠を具え、且つ、主錠の施錠操作により、リンクに押圧状としてある係止部材が相対的に摺動し主錠の施錠状態において該リンクの係止部に係止し、主錠の解錠操作を阻み得る補助錠を具えることとなる。
加えて、前述の第5の構成の如く構成とすることにより、上部鎌錠と下部鎌錠を、施錠操作部を施解錠操作することにより、確実に先端框より出没せしめ、より安定的に上部掛止孔と下部掛止孔の其々に掛止することができ、更に、第6の構成の如く構成することにより、当接して上部鎌錠と上部掛止孔、下部鎌錠と下部掛止孔の其々を掛止した先端框と対向框を、堅固に連接状とすることができる。
又、前述の第7の構成の如く構成とすることにより、上下方向に幅広の横引シャッターであって、その先端框の上部と下部の十分に離れた位置に、上部鎌錠と上部掛止孔、下部鎌錠と下部掛止孔の其々を配置して安固に施錠し得るようにしても、施解錠操作をし易い位置に、例えば、直立した人の胸元の高さ位置に、主錠の錠操作部を配置することができる。
又、前述の第8の構成の如く構成とすることにより、主錠の錠操作部の施錠操作により、別段の操作をすることなく補助錠を働かせることができ、枠体内にリンクを保持して確実に係止部と係止部材を係止せしめることができ、更に係止した係止部と係止部材がリンクに外力が加わっても外れ難いものとなる。
又、前述の第9の構成の如く構成とすることにより、施錠状態にある主錠を、補助錠を係止部材の操作部を操作して容易に解除し、錠操作部を操作し解錠することができ、また、該補助錠の係止部の操作部の状態を確認することにより、主錠の施錠状態を確認することもできる。
このように、本考案による本考案による横引シャッターの施錠構造は、主錠の錠操作部の施錠操作のみで補助錠が働き、主錠と共働し上下の鎌錠の掛孔への掛止を安固なものとでき、且つ、補助錠を解除せずに不正な手段で主錠の解錠をすべく、例えば鍵シリンダーを設けた錠操作部を正規鍵を用いずに所謂ピッキング手段やドライバー等の治具による抉じ開け手段により、施錠した主錠の錠操作部を解錠操作しようとしても、或いは、上下の鎌錠の掛孔への掛止を強引に解除しようとしても、補助錠によりリンクが固定されており、主錠の解錠が困難なものとなる。
加えて、主錠の錠操作部は施錠すれば同時に補助錠が作動し、補助錠の解除をすることなく主錠の解錠操作ができないことから、一度施錠した主錠の錠操作部を誤操作により解錠してしまうことがなく、また、主錠を施錠した後に錠操作部が解錠操作不能となっていることを確認することで、該主錠が確実に施錠されていることを確認することができ、主錠の施錠の誤操作や施錠の不良が未然に防ぐことができる。
本考案による横引シャッターの施錠構造1のうち、最良の形態としたものについて、図示をしつつ以下に詳説する。
尚、後述する、両開きの所要複数のスラットを左右に連結してなる横引シャッター2の屋内側からの正面図を図1として、所要複数のスラットを左右に連結してなる片開きの横引シャッター2の収容部3A側を省略した屋内側からの斜視図を図2として、所要複数の支軸を連結部材を介して左右に連結してなる横引シャッター2の収容部3A側を省略した屋内側からの斜視図を図3として示し、先端框4に上部鎌錠13Aと下部鎌錠13Bを破線に示している。
また、後述する、主錠10の解錠時の先端框4と対向框5の垂直断面図を図4として、主錠10の施錠時の先端框4と対向框5の垂直断面図を図5として、そのA−A線の矢印側の水平断面図を、両開きの横引シャッター2については図6として、片開きの横引シャッター2については図7として、先端框4と対向框5に連結したスラット等を省略して示している。
また、後述する、主錠10の解錠時の錠操作部11とリンク12の垂直断面図を図8として、主錠10の施錠時の錠操作部11とリンク12の垂直断面図を図9として、主錠10の解錠時の補助錠20とリンク12の斜視図を図10として、そのB−B線の矢印側の水平断面図を図12として、主錠10の施錠時の補助錠20とリンク12の斜視図を図11として、そのC−C線の矢印側の水平断面図を図13として、一部を省略して示している。
本考による横引シャッターの施錠構造1を設ける横引シャッター2は、建物開口3内に該開口3の開閉をすべく水平移動自在に設置されるものであり、開口3の開放時には、これに設けた横引シャッター2を該開口3の具える横引シャッター2の収容部3Aに移動せしめ収容して該開口3を開放状として、開口3の遮蔽時には、これに設けた横引シャッター2を前記収容部3Aより該開口3内に移動せしめ、これにより該開口3を覆い遮蔽状とするものである。
このような横引シャッター2は、一つの開口3内に単数又は複数として設置し得るものであり、図1に示すように、開口3内にその両側に収容部3Aを具えた、二つの横引シャッター2,2´を対向状に設置して両開の横引シャッター2として、或いは、図2又は図3に示すように、開口3内にその片側に収容部3Aを具えた、一つの横引シャッター2を設置して片開きの横引シャッター2として、該開口3の開閉をするようにしたものがある。
また、横引シャッター2は、図1乃至図3に示すように、その最先端に垂直な先端框4を有し、これと対向する垂直な対向框5に当接して開口3を遮蔽し得るようにしてあり、両開きの横引シャッター2にあっては、開口3の一側に収容部3Aを有す一方の横引シャッター2の最先端に先端框4を有し、該開口3の他側に収容部3Aを有す対向状の他方の横引シャッター2´の最先端に対向框5を有しており、片開きの横引シャッター2にあっては、開口3の一側に収容部3Aを有す横引シャッター2の最先端に先端框4を有し、該開口3の他側に対向状の対向框5を有することとしてある。
また、横引シャッター2は、通常は、必要に応じて、開口3内に該開口3の上部或いは上下部に水平枠3Bを設けて該水平枠3Bを介して設置してあり、該上部の水平枠3Bに吊下し、或いは、上下部の水平枠3B内に設置して、該水平枠3Bに案内され開口3内を水平移動するようにしてあり、更に、横引シャッター2の上下縁には水平枠3B内を転動することにより円滑に該横引シャッター2を水平移動せしめる車輪を具えていることが多いが、水平枠3Bを設けず、車輪を具えずとも、開口3の幅が狭く且つ横引シャッター2が軽量なものであれば、その収納部3A側を吊元として該収容部に固定することもある。
また、横引シャッター2は、図1又は図2に示すように、所要複数のスラットを左右に互いに連結してなるものや、図3に示すように、所要複数の支軸を連結部材を介して左右に互いに連結してなるものや、図示はしないが、折畳して全幅を伸縮しうる、例えば、アルミニウム合金の骨組に、布やビニルクロスを張設した所謂アコーディオンドアのように、巻取または折畳し得るものが好ましく、開口3に具えられる収容部3Aに水平移動して、巻取または折畳して収容するようにしてあり、収容部3Aが占有する空間を少なくしてあることが望ましい。
本考案による横引シャッター2の施錠構造1は、図4及び図5に示すように、上述の如き横引シャッター2の先端框4に具えられ、主錠10と補助錠20を備え、該主錠10には、一つの錠操作部11と、これに接続した二つのリンク12A,12Bと、これら二つのリンク12A,12Bの其々に接続し、先端框4に回動可能に軸着した上部鎌錠13Aと下部鎌錠13Bを有しており、該主錠10の錠操作部11を施解錠操作することにより、先端框4より上部鎌錠13Aと下部鎌錠13Bが同時に出没し得るようにしてある。
そして、図6に示すように、横引シャッター2の先端框4と、これと対向する他の横引シャッター2´の対向框5と当接し、或いは、図7に示すように、横引シャッター2の先端框4とこれと対向する開口3の縦枠に具えられる対向框5と当接したときに、該先端框4の上部鎌錠13Aと下部鎌錠13Bを対向框5に設けた上部掛止孔14Aと下部掛止孔14Bの其々に掛止して、先端框4とその対向框5を連接状として、更に、該状態で補助錠20が働き、主錠の解錠操作を阻み、該横引シャッター2を設置した開口3を安固に遮蔽し得るものとしてある。
この、錠操作部11は、図8及び図9に示すように、錠箱15に設けられたサムターンや、その施解錠操作に鍵を要するシリンダーを正逆に回動せしめて施解錠操作を行い、これに二つのリンク12A,12Bの其々の一端を接続し、同時に該錠箱15より一定の幅を進退するようにしてあり、例えば、錠操作部11の施解錠操作により回転する軸周を歯車として、リンク12の一端に該歯車と対応するラックを設けて、該ラック上を前記歯車が転動するようにしてあればよい。
そして、それらの二つのリンク12A,12Bの他端が上部鎌錠13Aと下部鎌錠13Bの其々に接続してあり、錠操作部11を施解錠操作してリンク12A,12Bを進退せしめ、上部鎌錠13Aと下部鎌錠13Bを従動せしめ、先端框4より出没せしめて、其々を先端框4と対向当接した対向框5の上部掛止孔14Aと下部掛止孔14Bに掛止するようにしてある。
なお、主錠10の錠操作部12は、図1乃至図3に示すように、先端框4に、上部鎌錠13Aと下部鎌錠13Bの間の、施解錠操作をし易い位置に配置してあり、例えば、成人の胸元の高さに配置してあることが望ましく、また、先端框4と対向框5が安定的に連接状となるよう、上部鎌錠13Aと下部鎌錠13B、及びこれらと対応する上部掛止孔14Aと下部掛止孔14Bの其々は、先端框4及び対向框5の其々の上端付近と下端付近に配置してあることが望ましい。
また、上部鎌錠12Aと下部鎌錠12Bは、図1乃至図3に示すように、先端框4に、上下対称の形状としてあり、これらが上部掛孔13Aと下部掛孔13Bの其々に外れ難く掛止し得るようにしてあることが望ましい。
ここで、補助錠20は、上述の如き主錠10に併せて具えられるものであり、施解錠操作をする際に進退する二つのリンク12A,12Bについて少なくとも一方に具えられ、主錠10の施錠をしたときに、少なくとも一方のリンク12を係止部16を介して係止して固定状として、二つのリンク12A,12Bを固定状として、主錠11の解錠操作を阻むようにしてある。
補助錠20は、切り欠きを有す枠体21と、該枠体21に内装する係止部材22と、該係止部材22を付勢する弾性部材23とよりなり、主錠10の解錠時のリンク12の位置では、枠体21の切り欠きを介してリンク12の一部を枠体21に内在せしめ、該リンク12を枠体21内で係止部材22を押圧状として、該枠体21の内壁と係止部材22の間にリンク12を挟入してある。
また、主錠10の施錠時のリンク12の位置では、リンク12の係止部16が、補助錠20の係止部材22と係止して、リンク12を主錠10の解錠時の位置の方向に移動しないようにしてある。
例えば、図10乃至図13に示すように、リンク12の一部に幅広の部分をそれと隣接する他の部分との間に段部をなすように設け、主錠10の解錠時には補助錠20の枠体21に切り欠きを介してリンク12の幅広の部分を挟入して内在せしめ、主錠10の施錠時には該リンク12の幅広の部分が補助錠20の枠体21より脱して、係止部16としてある段部が該枠体21に内在して、該段部内に係止部材22がコイルバネよりなる弾性部材23により移動して、係止部材22が係止するようにしてあればよい。
加えて、補助錠20には、該補助錠20の係止部材22とリンク12の係止部16の係止を解除操作する操作部24が具えられ、該操作部24は、補助錠20の係止部材22とリンク12の係止部16が係止した状態で突出状となり、先端が先端框の外部に突出状となり、補助錠が働いていることが示されるようにしてあるとよい。
尚、建物の屋内外を隔てるべく開口3に具えられる横引シャッター2にあっては、先端框4の屋内側面に補助錠20の操作部24の先端が突出し得るようにしてあり、図1又は図2に示すような、所要複数のスラットを左右に連結してなる横引シャッター2にあっては、錠操作部11の屋外側に鍵孔を設け、屋内側に鍵孔又はサムターンを設けて、屋外側からは主錠10の施錠のみをし得り、屋内側からのみ補助錠20を解除しつつ主錠10の解錠をし得るようにしてある。
また、図3に示すような、所要複数の支軸を連結部材を介して左右に連結してなる横引シャッター2にあっては、錠操作部11の屋外側に鍵孔を設け、必要に応じて屋内側に鍵孔を設けて、屋外側からも先端框4の屋内側面に手を入れて補助錠20を解除しつつ主錠10の解錠をし得るものとしてある。
上述の如く構成した本考案による横引シャッターの施錠構造は、施錠された主錠の解錠にあたり、補助錠を知らぬ者が解錠操作し難いものとなり、特に建物の屋内外を隔てるべく開口に設置される横引シャッターに設けるに相応しいものとなる。
両開きの横引シャッターの正面図 片開きの横引シャッターの斜視図 片開きの横引シャッターの斜視図 解錠時の先端框と対向框の垂直断面図 施錠時の先端框と対向框の垂直断面図 図5のA−A線の水平断面図 図5のA−A線の水平断面図 解錠時の施錠操作部とリンクの垂直断面図 施錠時の施錠操作部とリンクの垂直断面図 解錠時の補助錠とリンクの斜視図 施錠時の補助錠とリンクの斜視図 図10のB−B線の水平断面図 図11のC−C線の水平断面図
符号の説明
1 施錠構造
2 横引シャッター
2´ 横引シャッター
3 建物開口
3A 収容部
3B 水平枠
4 先端框
5 対向框
10 主錠
11 錠操作部
12 リンク
12A リンク
12B リンク
13A 上部鎌錠
13B 下部鎌錠
14A 上部掛止孔
14B 下部掛止孔
15 錠箱
16 係止部
20 補助錠
21 枠体
22 係止部材
23 弾性部材
24 操作部

Claims (9)

  1. 開口内を水平方向に移動し該開口を遮蔽状とし得る横引シャッターに具えられる、先端框の上部と下部に配した上部鎌錠と下部鎌錠を係止部を有するリンクを介して一つの錠操作部に接続してなる主錠と、該リンクに対し係止部材を付勢し押圧状とする補助錠とよりなり、先端框をこれと対向する部材の対向框に当接し開口を遮蔽状とし、次いで主錠の錠操作部の施錠操作をすることにより、先端框の上部鎌錠と下部鎌錠の其々を対向框の上部掛止孔と下部掛止孔に掛止せしめ主錠の施錠をし、これと同時に、主錠のリンクの係止部が補助錠の係止部材が係止状となり補助錠が働くことを特徴とする横引シャッター施錠構造。
  2. 前記の横引シャッターは、所要複数のスラットを左右に連結してなることを特徴とする請求項1に記載の横引シャッター施錠構造。
  3. 前記の横引シャッターは、所要複数の支軸を連結部材を介して左右に連結してなることを特徴とする請求項1に記載の横引シャッター施錠構造。
  4. 前記の横引シャッターは、開口に設けた水平枠内に設置してあり、該水平枠に案内され水平方向に移動し得ることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の横引シャッター施錠構造。
  5. 前記の上部鎌錠と下部鎌錠は、其々が先端框に回動可能に軸着してあり、錠操作部の施解錠操作により進退するリンクを接続し、該リンクに従動して回動し、先端框より出没することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の横引シャッター施錠構造。
  6. 前記の上部鎌錠と下部鎌錠とは、互いに上下対称の形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の横引シャッター施錠構造。
  7. 前記の錠操作部は、先端框の上部鎌錠と下部鎌錠の中間位置に配して配してあることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の横引シャッター施錠構造。
  8. 前記の補助錠は、側面に切欠を有する枠体に係止部材をコイルバネにより付勢し収容してなり、該枠体の切欠を通じてリンクの一部が係止部材と枠体との間に挟入した状態で主錠の施解錠に伴いリンクが進退し、解錠時には係止部が枠体外に在るように配してあり、施錠時にはリンクの係止部が枠体内に在り、該枠体内で係止部に係止部材が係止することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の横引シャッター施錠構造。
  9. 前記の係止部材は、該係止部材を付勢方向と逆向に押下する操作部を具えることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の横引シャッター施錠構造。
JP2005000323U 2005-01-27 2005-01-27 横引シャッター施錠構造 Expired - Lifetime JP3110050U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005000323U JP3110050U (ja) 2005-01-27 2005-01-27 横引シャッター施錠構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005000323U JP3110050U (ja) 2005-01-27 2005-01-27 横引シャッター施錠構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3110050U true JP3110050U (ja) 2005-06-09

Family

ID=43272609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005000323U Expired - Lifetime JP3110050U (ja) 2005-01-27 2005-01-27 横引シャッター施錠構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3110050U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3110050U (ja) 横引シャッター施錠構造
JP6126422B2 (ja) 建具
KR20160016112A (ko) 로테이터블 래치볼트를 갖는 도어락
JP5043716B2 (ja) 建物開口部用サッシ枠に対するスクリーン枠の取付構造
JP4227053B2 (ja) シャッター装置
JP5038178B2 (ja) シャッター扉付き筐体
JP4602092B2 (ja) シャッター装置の施錠装置
JP4920324B2 (ja) 引戸サッシ
JP4588475B2 (ja) 開閉装置
JP4568678B2 (ja) サッシ窓
JP3906468B2 (ja) シャッター
JP6749833B2 (ja) 建具
JP2008038399A (ja) 引戸
JP4522742B2 (ja) 施錠装置付きシャッター装置
JP2005030123A (ja) 開閉装置の施錠構造
JP4712405B2 (ja) シャッター装置の施錠装置
JP4168396B2 (ja) シャッター装置における施錠構造
JP4622553B2 (ja) シャッターの施錠装置
JP2008223289A (ja) 建具
JP4522745B2 (ja) 開閉装置の開錠装置
JP3755465B2 (ja) 多枚戸
JP2007023691A (ja) シャッターカーテンのガイド構造
JP2001323750A (ja) 面格子の取付構造
JP3531913B2 (ja) サッシ
JP4531192B2 (ja) シャッタの施錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080413

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 6