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JP2005030123A - 開閉装置の施錠構造 - Google Patents

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JP2005030123A JP2003272364A JP2003272364A JP2005030123A JP 2005030123 A JP2005030123 A JP 2005030123A JP 2003272364 A JP2003272364 A JP 2003272364A JP 2003272364 A JP2003272364 A JP 2003272364A JP 2005030123 A JP2005030123 A JP 2005030123A
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Masahiro Watanabe
正博 渡邉
Toshihiko Sakai
俊彦 坂井
Toshihisa Takagi
利久 高木
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Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

【課題】 開閉体を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材を、他の用途にも有効に兼用することができる上、簡素で生産性が高く、コスト安な構造の開閉装置の施錠構造を提供する。
【解決手段】 開閉方向へ移動可能な開閉体10と、該開閉体10を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材20と、開閉体10に対して開閉方向へ移動不能にされたガイドレール30や下枠40等の固定部材とを備えた開閉装置の施錠構造において、前記引き手部材20は、前記開閉体10を施錠する際に、前記開閉体10と前記固定部材とにわたって係合されることで、前記開閉体10を開放方向と閉鎖方向との内の一方または双方へ移動させない施錠状態にするように、設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート等の開閉装置における施錠構造に関し、特にシャッター装置に適用するのに好適な開閉装置の施錠構造に関するものである。
従来、この種の発明には、躯体開口部を開閉する開閉体と、該開閉体の幅方向の端部を開閉方向へ案内するように立設されたガイドレールと、該開閉体を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材とを備え、開放状態にある前記開閉体を前記引き手部材により引っ張ることで閉鎖方向へ移動させて閉鎖状態にし、その閉鎖状態にある前記開閉体の幅方向の端部から鍵バー(ラッチバー等と呼称される場合もある)を突出させ、該鍵バーを前記ガイドレール内に係合させることで、前記開閉体を外部から開放できないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記従来技術によれば、上記引き手部材は、上記開閉体を閉鎖方向へ引っ張るためにしか用いられていない上、上記開閉体と別体の棒状に形成された態様である場合もあり、この別体の態様である場合には、上記開閉体から外された状態の時に、紛失してしまうおそれがあった。
また、近年では、防犯性を高めるために、施錠機構を二重に具備することが求められているが、上記従来技術に用いられる施錠機構は、上記鍵バーを出没させるためにリンク機構やスプリング等を用いているため、構造が複雑で、製造時間も比較的多く費やしていた。そのため、上記構造の施錠機構を二重に具備することは、開閉装置をより複雑化する上、コストアップの要因となるため、敬遠されがちであった。
特開2000−27507号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材を、他の用途にも有効に兼用することができる上、簡素で生産性が高く、コスト安な構造の開閉装置の施錠構造を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、開閉方向へ移動可能な開閉体と、該開閉体を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材と、開閉体に対して開閉方向へ移動不能にされた固定部材とを備えた開閉装置の施錠構造において、前記引き手部材は、前記開閉体を施錠する際に前記開閉体と前記固定部材とにわたって係合されることで、前記開閉体を開放方向と閉鎖方向との内の一方または双方へ移動させない施錠状態にするように、設けられていることを特徴とする。
ここで、本発明に係わる施錠構造が適用される開閉装置は、開閉体の開閉動作により空間を仕切ったり開放したりする装置であればよい。
尚、前記開閉体の開閉方向は、略垂直方向とするのが好ましく、更には閉鎖方向が下降方向であることがより好ましいが、略水平方向あるいは斜め方向等とすることも可能である。
なお、「開閉方向」または「開閉体開閉方向」とは、開閉体が開閉する方向であって、開閉体の幅方向や厚さ方向でない方向を意味し、以下に記載される同様の表現の箇所も同じ意味とする。
また、「開閉体の幅方向」または「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、開閉体の厚さ方向ではない方向を意味し、以下に記載される同様の表現の箇所も同じ意味とする。
また、上記開閉体は、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる開閉体や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物からなる開閉体、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる開閉体等、何れの態様であってもよい。
また、上記引き手部材とは、一端側を上記開閉体に係合した状態で、他端側が手等によって開閉体閉鎖方向へ引かれることにより、上記開閉体を閉鎖動作させる長尺状の部材であればよい。
この引き手部材には、上記開閉体と共に開閉体開閉方向へ移動するように、予め上記開閉体と一体的に設けられた態様や、上記開閉体と別体であって上記開閉体を閉鎖動作させる際に上記開閉体に係合される態様等を含む。
また、この引き手部材には、剛性材料から長尺状に形成された態様や、可撓性材料から長尺状に形成された態様等を含む。
また、上記固定部材とは、開閉動作する上記開閉体に対して相対的に静止している部材であればよく、この固定部材には、上記開閉装置を構成するガイドレールや枠部材、開放時の開閉体を収納する収納ケース、上記開閉装置の設置対象である駆体等が含まれる。
また、上記「前記開閉体と前記固定部材とにわたって係合され」という構成は、換言すれば、上記開閉体を上記施錠状態にするように、上記引き手部材を上記開閉体と上記固定部材との双方の部材に係合させた構成である。
また、上記施錠状態とは、上記開閉体を開放方向と閉鎖方向との内の一方または双方へ移動させないようにした状態を意味する。
この施錠状態には、上記開閉体を全閉位置で開放方向へ移動しないようにした状態、上記開閉体を全開位置で閉鎖方向へ移動しないようにした状態、上記開閉体を全閉位置と全開位置との間の中途位置で開閉方向と閉鎖方向との内の一方または双方へ移動しないようにした状態等を含む。
また、第二の発明では、上記引き手部材は、上記開閉体を閉鎖方向へ引っ張るように、剛性材料を用いて長尺状に形成されるとともに、その長手方向の一端側に、上記開閉体に係脱可能な引張り用係合部を設けてなることを特徴とする。
ここで、上記剛性材料の具体例としては、鋼材料や、アルミニウム合金材料、ステンレス材料等の金属材料、合成樹脂材料、セラミック材料等が挙げられる。
また、この第二の発明における引き手部材の形状の具体例としては、略軸状や略棒状等が挙げられる。
また、上記引張り用係合部とは、上記引き手部材の長手方向の一端側に設けられ、上記開閉体に係合されたり上記開閉体から外されたりすることが可能で、上記開閉体を閉鎖方向に引っ張る際には上記開閉体に係合される部材である。
この引張り用係合部は、具体的には、上記引き手部材の長手方向に対して交差する方向へ突出する部位とされ、より具体的には、例えば略フック状や略L字状等の形状に形成される。
また、この第二の発明における引き手部材を上記開閉体と上記固定部材とにわたって係合させるようにした態様には、上記引き手部材を開閉体開閉方向にわたらせた態様と、上記引き手部材を開閉体幅方向にわたらせた態様とを含む。
上記引き手部材を開閉体開閉方向にわたらせた態様とする場合には、例えば、上記開閉体を施錠する際に、上記引き手部材の上記引張り用係合部を、枠部材や、床、地面等の上記開閉体に当接される部材に係合するとともに、同引き手部材における他の部位に設けられる係合部が上記開閉体に係合されるようにすればよい。この一例によれば、上記引き手部材に引張応力が生じることで、開閉体の移動が阻まれることになる。
また、上記引き手部材を開閉体幅方向にわたらせた態様とする場合には、例えば、上記開閉体に開閉体幅方向へ貫通される部材を固定し、上記開閉体を施錠する際に、該部材と上記開閉体を開閉方向へ案内するガイドレールとに、上記引き手部材が貫通状に装着されるようにすればよい。この一例によれば、上記引き手部材に剪断応力が生じることで、開閉体の移動が阻まれることになる。
また、第三の発明では、上記引き手部材は、長尺状の可撓性部材からなり、上記開閉体と共に開閉体開閉方向へ移動するように上記開閉体に一体的に設けられるとともに、上記固定部材に係合することで上記開閉体を上記施錠状態にする施錠用係合部を有することを特徴とする。
ここで、上記可撓性部材の具体例としては、天然繊維や合成繊維等からなる可撓性の紐状部材や、ワイヤーや針金等の可撓性を有する長尺状金属性部材、その他、天然繊維や、合成繊維、ゴム材料、弾性合成樹脂材料等の可撓性材料からなる帯状の部材あるいは長尺状の部材等が挙げられる。
また、上記施錠用係合部とは、上記固定部材に係合されることで上記開閉体を上記施錠状態にする部位である。すなわち、この第三の発明によれば、引き手部材は上記開閉体に一体的に設けられているため、この引き手部材に上記施錠用係合部を設け、この施錠用係合部を上記固定部材に係合することで、上記開閉体を上記施錠状態にすることができる。
また、第四の発明では、上記開閉体には、操作部位が施錠位置に移動されることで上記固定部材と係合し上記開閉体を上記施錠状態にする他の施錠機構が備えられ、上記引き手部材は、上記開閉体を施錠する際に前記施錠位置にある前記操作部位と上記固定部材とにわたって係合されることで、前記操作部位を前記施錠位置に維持するように、設けられていることを特徴とする。
ここで、上記他の施錠機構とは、上記施錠構造以外の機構であって、上記開閉体を、上記施錠状態にするように上記固定部材に係合させる機構であればよい。
上記他の施錠機構には、開閉体の下端から出没する部材を、枠部材や床、地面等の開閉体に当接される部位に係合させるようにした態様や、開閉体の幅方向の端部から出没する部材をガイドレールに係合させるようにした態様、ガイドレールから開閉体へ向かって出没する部材を開閉体に係合させるようにした態様、その他の周知の施錠機構等が含まれる。
また、上記操作部位とは、上記他の施錠機構を構成する部位であって、上記開閉体を上記他の施錠機構により上記固定部材に係合させる際に、自動(電動を含む)もしくは手動で操作されて上記施錠位置にされる部位である。
また、「前記操作部位を前記施錠位置に維持するように」という構成は、より具体的には、例えば、上記引き手部材を上記操作部位と上記固定部材とにわたって係合した際に、上記引き手部材が上記操作部位を引っ張って上記施錠位置に維持するような構成等である。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、引き手部材が開閉体と固定部材とにわたって係合されると、開閉体は、引き手部材を介して固定部材に係止されるため、施錠状態となる。
よって、開閉体を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材を、同開閉体を施錠状態にするための係合部材として有効に兼用することができ、専用キー等が無くても施錠操作を簡単に行える上、その施錠構造を、簡素で生産性が高く、コスト安な構造とすることができる。
更に、第二の発明によれば、開放状態の開閉体を閉鎖する際には、引き手部材の引張り用係合部を開閉体に係合し、同引き手部材が手等によって引っ張られることで、開閉体が閉鎖方向へ移動する。
また、開閉体を施錠する際には、引き手部材の引張り用係合部が開閉体から外され、該引き手部材が、施錠位置にある開閉体と固定部材とにわたって係合される。
よって、開閉体と別体の引き手部材が、開閉体と固定部材とにわたる定位置に装着されるため、該引き手部材の紛失を防ぐことができる。
しかも、引き手部材が剛性材料からなるため、開閉体への係脱作業が良好な上、開閉体の施錠状態を頑強に維持することができる。
また、第三の発明によれば、開放状態の開閉体を閉鎖する際には、該開閉体と一体的な引き手部材が手等によって引っ張られることで、開閉体が閉鎖方向へ移動する。
また、開閉体を施錠する際には、引き手部材の施錠用係合部が固定部材に係合される。
よって、引き手部材が開閉体と一体的であるため、該引き手部材の紛失を防ぐことができる。
しかも、引き手部材は、可撓性材料からなるため、開閉体の開閉作業や施錠操作等に使用されない際には、丸めたり折り曲げたり、あるいは自由端側を固定部材等の部材に装着したり等して、外観上の体裁のよい状態にしておくことができる。
更に、第四の発明によれば、引き手部材が、開閉体に備えられた他の施錠機構の操作部位と、固定部材とにわたって係合されると、開閉体は、前記引き手部材を介して固定部材に係合された施錠状態にされ、更に、同開閉体は、前記他の施錠機構によっても施錠状態にされる。しかも、引き手部材により、操作部位の施錠位置が維持される。
したがって、引き手部材を有用した簡素で生産性の高いコスト安な施錠構造と、他の施錠機構とによって開閉体を多重にロックすることができる上、第三者等により容易に開錠されてしまうことを防止し防犯性を向上した開閉装置の施錠構造を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、車両の荷台等の構築・構造物躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする所謂シャッター装置における施錠構造、特に窓用シャッター装置の施錠構造として好適な開閉装置の施錠構造として説明する。
この施錠構造A1は、開閉方向へ移動可能な開閉体10と、該開閉体10を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材20と、開閉体開閉方向へ移動しないように固定されたガイドレール30や下枠40等の固定部材とを備えた開閉装置において、開閉体10の閉鎖方向の端部側(図示例によれば下端側)における開閉体幅方向の中央側に配設されている(図1及び2参照)。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で折曲げられるように複数連接するとともに、これらスラットにおける閉鎖方向の端部に、下枠40に当接させる座板部材11を接続している。
座板部材11は、開閉体10の幅方向に沿う長尺状に形成されるとともに、上記スラットと比較して開閉体幅方向に撓み難い断面形状、例えば断面略矩形枠状や断面略逆T字状、断面略コ字状等の形状に形成され、複数の上記スラットにおける閉鎖方向の端部に、溶接やねじ止め、リベット止め、嵌合等の接続手段により接続されている。
尚、当業者間においては、この座板部材11を、座板、幅木、水切り等と呼称する場合もある。
この座板部材11の内側(室内側)には、開閉体10の施錠の際に引き手部材20と係合する被係合部材11aが固定されている。なお、被係合部材11aを座板部材11に固定するための手段は、図示例によればねじ止めとしているが、溶接や、リベット止め、嵌合等のその他の固定手段であってもよい。
被係合部材11aは、断面略逆L字状を呈し、その側面部を座板部材11に固定するとともに、略水平板状の係合片部11a1を引き手部材20側へ突出している。そして、この係合片部11a1には、引き手部材20の引張り用係合部21を開閉体開閉方向(図示例によれば上下方向)へ貫通し挿入可能なように、開閉体幅方向の長孔状に形成された挿通孔11a11を有する。
引き手部材20は、鋼や、アルミニウム合金、ステンレス、硬質合成樹脂等の剛性を有する材料を加工することにより、開放状態の開閉体10を閉鎖方向へ引っ張り可能な長尺略軸状に形成されている。
そして、この引き手部材20の先端側には、開閉体10の下端側部位(図示例によれば符号aやbで示す部位等)と後述する下枠40上の被係合部材41との双方に係脱可能な形状(図示例によれば略フック状)の引張り用係合部21が形成されている。
また、この引き手部材20における引張り用係合部21よりも若干後端側には、被係合部材11aの挿通孔11a11に挿通不能な形状(図示例によれば略円盤状)の施錠用係合部22が形成されている。
この施錠用係合部22は、前記引張り用係合部21が被係合部材11aの挿通孔11a11及び下枠40の挿通孔41a1に挿通された際に、係合片部11a1の開閉体閉鎖方向側の面(図示例によれば上面)に当接する。
また、ガイドレール30は、アルミニウム合金材料の引抜き成形または押し出し成形、鋼板や他の金属板の曲げ加工等の加工によって、開閉体10の幅方向の端部を囲む部位が横断面略コの字状で、且つ開閉体開閉方向に長尺状に形成された部材である。そして、このガイドレール30は、下枠40における開閉体幅方向の各端部側に立設され、開閉体10を開閉方向へ案内する。
下枠40は、開閉体10の閉鎖方向の端部を当接させるための当接面部40aに、断面略コ字形の形鋼状を呈する被係合部材41を固定している。なお、被係合部材41を下枠40に固定するための手段は、図示例によればねじ止めとしているが、溶接や、リベット止め、嵌合等のその他の固定手段であってもよい。
また、図中符号42は、下枠40の底面に溜まる雨水や結露水等を外部へ排水するための水抜き孔である。
被係合部材41は、上記被係合部材11aの上面部11aと略平行に配置される略板状の係合片部41aを有する。
そして、この係合片部41aには、上記被係合部材11aの挿通孔11a11と略同様に、引き手部材20の引張り用係合部21を開閉体開閉方向(図示例によれば上下方向)へ貫通して挿入するように、開閉体幅方向の長孔状に形成された挿通孔41a1を有する。
上記構成の施錠構造A1によれば、引き手部材20により開閉体10を閉鎖方向へ引っ張る際には、引き手部材20の引張り用係合部21が、開閉体10の閉鎖方向の端部側において開閉体幅方向へ突出する部位(図示例によれば符号aまたは符号bに示す部位等)に掛けられ、該引き手部材20が手等によって下方へ引かれることで、開閉体10が閉鎖される。
また、閉鎖状態の開閉体10を施錠する際には、引き手部材20の引張り用係合部21側が、開閉体10に一体的な上記係合片部11a1の挿通孔11a11と、下枠40に一体的な上記係合片部41aの挿通孔41a1との双方に挿入される(図1及び図2参照)。そして、引き手部材20は、施錠用係合部22を開閉体10側の係合片部11a1に当接させる。
なお、前記挿入の際、略フック状の引張り用係合部21の向きが、長孔状の被係合部材11a及び係合片部41aの長手方向の向きに合わせられる。
そして、前記挿入の後、引き手部材20は、軸心を中心にして回動(図示例によれば角度略90度回動)されることで、下枠40側の被係合部材41の挿通孔41a1から抜けないように、引張り用係合部21を係合片部41aに係合させる。
したがって、引き手部材20は、引張り用係合部21と係合片部41aとの係合により、開閉体開放方向へ移動不能にされる。
また、開閉体10は、被係合部材11aを、移動不能な状態の前記引き手部材20の施錠用係合部22に当接させることで、開閉体開放方向へ移動不能にされ、開閉体開閉方向へ移動することのない施錠状態となる。
また、開錠の際には、引き手部材20を、軸心を中心にして回動(図示例によれば角度略90度回動)することで、引張り用係合部21を挿通孔41a1及び挿通孔11a11へ挿通可能にし、その後に、この引き手部材20を、被係合部材11a及び被係合部材41から引き抜けばよい。
なお、上記施錠構造A1によれば、開閉体10の閉鎖方向の端部側における開閉体幅方向の中央側に配設されて、引き手部材20を開閉体10の閉鎖方向の端部と下枠40とにわたって係合させるようにしたが、図3に示す施錠構造A2のように、同引き手部材20を開閉体10の幅方向の端部とガイドレール30とにわたって係合させるようにすることも可能である。
この施錠構造A2は、開閉体10の内面に、断面略L字アングル状の被係合部材50を、開閉体開閉方向に沿う向き(図示例によれば略垂直となる向き)に固定している。
被係合部材50は、開閉体10の内方(室内方向)へ略垂直状に突出する略板状の係合片部51に、引き手部材20の引張り用係合部21を開閉体幅方向(図示例によれば略水平方向)へ貫通し挿入できるように、開閉体厚さ方向の長孔状に形成された挿通孔51aを有する。
また、ガイドレール30における開閉体10側の部位には、前記挿通孔51aと略同様に、引き手部材20の引張り用係合部21を開閉体幅方向へ貫通し挿入可能なように、開閉体厚さ方向に長孔状に形成された挿通孔31を有する。
この施錠構造A2によれば、開閉体10が施錠される際、引き手部材20の引張り用係合部21側が、開閉体10に一体的な上記係合片部51の挿通孔51aと、ガイドレール30の挿通孔31との双方に挿入される(図3参照)。
引き手部材20は、軸心を中心にして回動(図示例によれば角度略90度回動)されることで、引張り用係合部21をガイドレール30内面に係合させる。そして、この係合により、引き手部材20は、ガイドレール30の挿通孔31から容易に抜けてしまうことがない状態となる。
よって、前記状態の開閉体10は、外部等から開放方向の力が加えられた際、上記のように串刺し状に係合された引き手部材20の剪断応力により、開閉体開閉方向へ移動されてしまうのを阻む。
なお、この施錠構造A2の場合、前述したように、引き手部材20の剪断応力により開閉体10の移動を阻むようにしているため、挿通孔31及び挿通孔51aは、引張り用係合部21を挿通可能な孔であれば長孔でなくてもよい。
しかしながら、引き手部材20が容易に抜けてしまうことがないようにするためには、上記態様のように、挿通孔31及び挿通孔51aを長孔にして、引き手部材20を回動させ係合させるようにする方が好ましい。
また、上記施錠構造A2は、開閉体10の幅方向の一端側のみを、引き手部材20によりガイドレール30に係合させるものであるため、防犯性の観点からは、上記施錠構造A1のように、開閉体10の幅方向の中央側を引き手部材20により下枠40に係合させるようにした態様の方が好ましい。
次に、図4乃至6に示す施錠構造A3について説明する。なお、この施錠構造A3において、上記施錠構造A1と略同様の部位については、上記施錠構造A1と同一の符号を用いることで重複する詳細説明を省略する。
施錠構造A3は、開閉方向へ移動可能な開閉体10と、該開閉体10を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材60と、開閉体開閉方向へ移動しないように固定されたガイドレール30や下枠80等の固定部材と、開閉体10下端の座板部材11に設けられた施錠機構70とを備えている(図4参照)。
引き手部材60は、紐やワイヤー等の可撓性を有する長尺状部材からなる本体部63と、該本体部63の一端側に固定されるとともに施錠機構70の操作部位71に係合された引張り用係合部61と、該引張り用係合部61よりも若干他端側に離れた位置に固定された施錠用係合部62とを具備している。
また、前記引張り用係合部61の他端側には、マグネットや、吸盤、ベルベットファスナー等の着脱手段により、ガイドレール30や枠部材等の固定部材に着脱可能な着脱部材64が装着されている。
引張り用係合部61は、後述する操作部位71の凹溝状被係合部71a内に係合可能な形状、例えば略球状または略円筒状等に形成されている。
そして、この引張り用係合部61は、操作部位71と一体的に回動し、且つ開閉体幅方向へ移動自在となるように、操作部位71の凹溝状被係合部71aに係合されている。
施錠用係合部62は、後述する被係合部材81の切欠部81a1に挿通不能な形状(例えば切欠部81a1の幅寸法よりも大きい略球状や略筒状等)に形成されている。
この施錠用係合部62の固定位置は、前記操作部位71を施錠位置にした状態(図4における(a)の状態)で、後述する下枠80側の被係合部材81に係合するように設定されている。
また、下枠80は、上記下枠40と略同様の形状を呈し、開閉体10の閉鎖方向の端部を当接させるための当接面部80aには、断面略L字状の被係合部材81を固定している。
なお、図中符号82は、下枠40の底面に溜まる雨水や結露水等を外部へ排水するための水抜き孔である。
被係合部材81は、開閉体開放方向(図示例によれば上方)へ突出する一片部の突端側に、開閉体10側へ向かって略への字状に曲げられた被係合片部81aを有する。
そして、被係合片部81aには、図5に示すように、開閉体幅方向の一端側から引き手部材60の本体部63を挿通可能であって、同引き手部材60の施錠用係合部62を挿通不能にする形状に、開閉体幅方向に延びる切欠部81a1が形成されている。
施錠機構70は、開閉体10を施錠したり開錠したりするために施錠位置(図4(a)に示す位置)と開錠位置(図(b)に示す位置)との間を回動可能な操作部位71と、該操作部位71と一体的に回動するように設けられた回動片72と、開閉体10の幅方向の端部側に開閉体幅方向へスライド可能に設けられたスライド片73(図6参照)と、該スライド片73をガイドレール30方向へ付勢するスプリング等の付勢部材74と、同スライド片73のスライドに連動して回動することでガイドレール30底面の被係合部材32に係脱可能な回動係合部材75とを具備し、前記スライド片73、付勢部材74、回動係合部材75等を、座板部材11に固定された略板状のブラケット76に支持してなる。
操作部位71は、開閉体10の座板部材11に、開閉体幅方向を軸心として所定角度回動するように支持され、その遠心方向の端部側に、開閉体幅方向へ延びる長尺状の凹溝状被係合部71aを有し、該凹溝状被係合部71aに、引張り用係合部61を係合している。
そして、この操作部位71は、凹溝状被係合部71aを閉鎖方向(図示例によれば下方)へ向けた施錠位置(図4(a)に示す位置)と、該施錠位置よりも内方(室内方向)へ所定角度傾斜した開錠位置(図4(b)に示す位置)との間を回動する。
そして、この操作部位71は、その回動中心部を構成する軸部に、ねじりバネ等の付勢部材(図示せず)を装着し、該付勢部材による付勢力により、該操作部位71を座板部材11に押し付ける方向(図示例によれば時計方向)に、付勢されている。
なお、前記付勢部材を省き、操作部位71が自重により座板部材11に押し付けられるようにすることも可能である。
回動片72は、開閉体10と略直交するように、操作部位71と一体的に回動するように固定された略板状の部材であり、座板部材11及びブラケット76を貫通してスライド片73に係脱する。
スライド片73は、開閉体幅方向に延びる長尺略板状を呈し、その長手方向の中途部位に、上記回動片72を係脱可能な切欠部73aを有し、ガイドレール30側の端部側には、回動係合部材75を回動させるべく係合する開閉体開閉方向の長孔73bを有する。
回動係合部材75は、略L字の平板状を呈し、その上端側をブラケット76に軸支された支点75aにして、ガイドレール30側へ突出する係脱部75bを所定角度回動させるように支持されている。
また、この回動係合部材75は、スライド片73の開閉体幅方向へのスライドに連動して回動するように、支点75aに対する遠心方向側の部位を、スライド片73の長孔73bに係合させている。
ブラケット76は、座板部材11に固定された板状の部材であり、回動片72を貫通挿通させる貫通孔76aを有する。
次に上記構成の施錠構造A3による作用効果について詳細に説明する。
上記構成の施錠機構70によれば、図4(a)及び図6(a)に示すように、開閉体10の施錠状態においては、回動片72を座板部材11及びブラケット76に挿通させてスライド片73の切欠部73aに係合させる。
そして、この係合状態において、スライド片73は、開閉体幅方向へスライド不能にされる。また、スライド片73に係合している回動係合部材75は、係脱部75bをガイドレール30の被係合部材32下側に係合した位置で、回動不能にされる。
また、図4(b)に示すように、引き手部材60の施錠用係合部62と被係合部材81との係合が外され、引き手部材60が開閉体開放方向(図示例によれば上方)へ引かれると、その方向へ操作部位71及び回動片72が回動する。
すると、スライド片73が回動片72との係合状態から開放され、施錠機構70は開錠状態となる。
この開錠状態において、開閉体10が開放動作されると、図6(b)に示すよに、回動係合部材75の係脱部75bがガイドレール30の被係合部材32下面に当接されて、係脱部75bは、スライド片73をガイドレール30から離れる方向へスライドさせながら、被係合部材32との係合状態から開放される方向(図示例によれば時計方向)へ回動する。したがって、開閉体10の開放動作が継続可能となる。
また、開閉体10が閉鎖される際には、上記回動片72と上記スライド片73との係合が開放された状態で、回動係合部材75の係脱部75bが、被係合部材32における開閉体開放方向(図示例によれば上方向)側の傾斜面に当接するため、回動係合部材75の係脱部75bは、被係合部材32を乗り越えるようにして図示による反時計方向へ回動する。
したがって、開閉体10が閉鎖され、回動係合部材75は、付勢部材74の付勢により図示による時計方向へ回動し、被係合部材32の下面に係合される。
そして、回動片72は、操作部位71に設けられた付勢部材により、座板部材11側へ回動(図4によれば時計方向へ回動)してスライド片73に係合される。すなわち、開閉体10は、閉鎖されると自動的に施錠状態にされる。
この施錠状態において、引き手部材60の本体部63が被係合部材81の切欠部81a1に挿通されて、同引き手部材60の施錠用係合部62が被係合片部81aに係合されると、開閉体10は、上記施錠機構70によりガイドレール30に係合され、且つ引き手部材60によっても被係合部材81に係合された多重ロック状態(図4に示す一例によれば二重ロック状態)となる。
なお、図4に示す一例において、着脱部材64をガイドレール30や枠部材等の固定部材に対して容易に移動しないように係合すれば、第三者等により開放された際の開閉体10の開放動作を、施錠機構70と着脱部材64との間で引っ張られる引き手部材60により阻むことができる。すなわち、開閉体10を三重ロック状態とすることができる。
しかも、施錠機構70における操作部位71は、図示しないねじりバネ等の付勢部材の付勢により、施錠位置に維持されるととともに、前記付勢が、引き手部材60の張力によっても補助されることになる。
なお、上記構成の施錠構造A3は、被係合部材81を、図7に示す被係合部材81’に置換した構成としてもよい。
被係合部材81’は、おおよそ上記被係合部材81を開閉体開放方向へ長尺状に延ばした形状を呈し、開閉体10側へ向かって略への字状に曲げられた被係合片部81a’に、開閉体幅方向に長尺状な切欠部81a1’を有する。
切欠部81a1’は、各部の幅が、引き手部材60の本体部63を挿通可能で且つ引張り用係合部61を挿通不能なように設定されている。
そして、この切欠部81a1’には、その長手方向の略中央に、引き手部材60の本体部63を上方側から挿入可能な挿通部81a2’が形成されている。
更に、同切欠部81a1’は、その上側内縁に、長手方向にわたって所定間隔置きに凹状係合部81a3’を有する。
この被係合部材81’を備えた施錠構造によれば、引き手部材60を開閉体幅方向の所望とする位置に係合可能であり、その係合の際、本体部63を所望とする凹状係合部81a3に嵌め合わせるようにすることで、施錠用係合部62を被係合片部81a’に対して左右に移動しないように係合可能である。
また、引き手部材60の一端側に設けられた上記引張り用係合部61は、上述したように開閉体幅方向へ移動自在に係合する。また、着脱部材64は、当該開閉装置の所望とする箇所に着脱可能である。
したがって、上記被係合部材81’を備えた施錠構造Aによれば、開閉体10の上記施錠状態において、引き手部材60を開閉体幅方向における所望とする箇所に配置することができ、施錠状態にある開閉装置の外観上の体裁を向上することができる。
次に、図8及び9に示す施錠構造A4について説明する。なお、この施錠構造A4において、上記施錠構造A1やA3と略同様の部位については、上記施錠構造A1または施錠構造A3と同一の符号を用いることで重複する詳細説明を省略する。
施錠構造A4は、開閉方向へ移動可能な開閉体10と、該開閉体10を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材60’と、開閉体開閉方向へ移動しないように固定されたガイドレール30や下枠80等の固定部材と、開閉体10下端の座板部材11に設けられた施錠機構70とを備えている(図8参照)。
引き手部材60’は、上記引き手部材60同様に紐やワイヤー等の可撓性を有する長尺状部材からなる本体部63’の一端側に、施錠機構70の操作部位71に係合された引張り用係合部61’と、同本体部63’の他端側に固定された施錠用係合部62’とを具備してなる。
引張り用係合部61’は、上記引張り用係合部61同様に、回動可能な操作部位71と一体的に回動し、且つ開閉体幅方向へ移動自在となるように、操作部位71の凹溝状被係合部71aに係合されている。
また、施錠用係合部62’は、ガイドレール30や枠部材等の固定部材に固定された固定被係合部90に係脱される。
この固定被係合部90は二つ用いられ、その一方が前記固定部材に固定され、他方が後述する下枠80に固定される。
各固定被係合部90は、上記固定部材(図示例によればガイドレール30または下枠80)に固定された固定片部91と、該固定片部91に対して略直角な被係合片部92とからなる断面略L字状の部材である。
そして、前記被係合片部92には、図9に示すように、引き手部材60’の施錠用係合部63’を挿通可能で且つ施錠用係合部62’を挿通不能な切欠部92aが形成されている。
なお、本実施の形態の好ましい一例によれば、固定被係合部90が上下逆向きあるいは左右逆向きに用いられても構わないように、前記切欠部92aを、固定被係合部90の長手方向の両端部に各々設けている。
また、この施錠構造A4における下枠80は、上記施錠構造A3の下枠80における被係合部材81を、上記した固定被係合部90に置換した構成としている。
上記構成の施錠構造A4によれば、上記施錠構造A3同様にして施錠機構70の操作部位71を施錠位置にした状態で、引き手部材60’の本体部63’が下枠80側の固定被係合部90の切欠部92aに掛けられ、更に同引き手部材60’の施錠用係合部62’がガイドレール30側の固定被係合部90に係合されると、操作部位71は、図示しないねじりバネ等の付勢部材による付勢力と、引き手部材60による張力とにより施錠位置を維持することになる。
したがって、開閉体10は、施錠機構70によるガイドレール30への係合、引き手部材60’による下枠80側への係合、同引き手部材60’による固定被係合部90への係合等により、多重ロック状態(図8に示す一例によれば三重ロック状態)となる。
なお、前記した固定被係合部90への係合によるロック状態について詳細に説明すれば、仮に第三者等により他のロック状態が解除されて開閉体10が開放されたとしても、その開閉体10の開放動作を、施錠機構70と固定被係合部90との間で引っ張られる引き手部材60’により阻むことができる。
本発明に係わる開閉装置の施錠構造の一例を側面側から示す断面図である。 同施錠構造の背面図(室内側から視た図)であり、要部を切欠して示している。 本発明に係わる開閉装置の施錠構造の他例を示す背面図であり、要部を切欠して示している。 本発明に係わる開閉装置の施錠構造の他例を側面側から示す断面図であり、(a)は施錠状態を示し、(b)は開錠状態を示す。 図4に示す施錠構造において、引き手部材を係合した部位の背面図(室外側から視た図)である。 図4に示す施錠構造において、他の施錠機構の構造を示す正面図(室外側から視た図)であり、(a)は施錠状態を示し、(b)は開錠状態を示す。 引き手部材を係合する部位の他例の背面図(室外側から視た図)である。 本発明に係わる開閉装置の施錠構造の他例を側面側から示す断面図であり、(a)は施錠状態を示し、(b)は開錠状態を示す。 図8に示す施錠構造を室内側から見た図である。
符号の説明
10:開閉体
20:引き手部材
21:引張り用係合部
22:施錠用係合部
30:ガイドレール(固定部材)
40:下枠(固定部材)
60,60’:引き手部材
62,62’:施錠用係合部
70:他の施錠機構
71:操作部位
A1,A2,A3,A4:施錠構造

Claims (4)

  1. 開閉方向へ移動可能な開閉体と、該開閉体を閉鎖方向へ引っ張るための引き手部材と、開閉体に対して開閉方向へ移動不能にされた固定部材とを備えた開閉装置の施錠構造において、
    前記引き手部材は、前記開閉体を施錠する際に前記開閉体と前記固定部材とにわたって係合されることで、前記開閉体を開放方向と閉鎖方向との内の一方または双方へ移動させない施錠状態にするように、設けられていることを特徴とする開閉装置の施錠構造。
  2. 上記引き手部材は、上記開閉体を閉鎖方向へ引っ張るように、剛性材料を用いて長尺状に形成されるとともに、その長手方向の一端側に、上記開閉体に係脱可能な引張り用係合部を設けてなることを特徴とする請求項1記載の開閉装置の施錠構造。
  3. 上記引き手部材は、長尺状の可撓性部材からなり、上記開閉体と共に開閉体開閉方向へ移動するように上記開閉体に一体的に設けられるとともに、上記固定部材に係合することで上記開閉体を上記施錠状態にする施錠用係合部を有することを特徴とする請求項1記載の開閉装置の施錠構造。
  4. 上記開閉体には、操作部位が施錠位置に移動されることで上記固定部材と係合し上記開閉体を上記施錠状態にする他の施錠機構が備えられ、
    上記引き手部材は、上記開閉体を施錠する際に前記施錠位置にある前記操作部位と上記固定部材とにわたって係合されることで、前記操作部位を前記施錠位置に維持するように、設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置の施錠構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007063826A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Sanwa Shutter Corp 建築用シャッター装置におけるラッチ錠
JP2008223276A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Aisin Seiki Co Ltd シャッタ装置
JP2010248887A (ja) * 2009-03-23 2010-11-04 Sanwa Shutter Corp サッシ窓用のシャッター装置およびシャッター装置付きのサッシ窓
JP2012156360A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Nitto Kogyo Co Ltd 電気電子機器収納用キャビネット

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