JP3927388B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体に係わり、詳細には、読取画像をディジタル画像信号に変換した後、記録出力可能な画像信号に変換する画像処理装置、画像処理方法及び処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像の読み取り、記録出力、送受信等のいわゆるコピー機能、ファックス機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の複数の機能を備えた複合装置 (マルチファンクション装置)が知られている。図1に示す従来のマルチファンクション装置(MFP)100は、ファックス制御ユニット(FCU)101、プリンタ制御ユニット(PCU)102、マザーボード103、読取ユニット104、画像処理ユニット105、ビデオ制御部106、作像ユニット107、メモリ制御ユニット108、システムコントローラ109、RAM(Random Access Memory)110及びROM(Read Only Memory)111を備えている。PCUl02は、図16に示すように、メモリアクセス制御部(IMAC)121、ネットワークI/F122、システムコントローラ123、ローカルバスI/F124、パラレルバスI/F125、メモリ群(MEM)126及びシリアルバスI/F127を備えている。
【0003】
マルチファンクション装置(MFP)100において、読取ユニット104は、光学的に原稿の画像を読み取って、ディジタル画像信号に変換した後、ディジタル画像信号を画像処理ユニット105へ出力する。作像ユニット107は、ビデオバス制御部106からのディジタル画像信号に基づいて転写紙上に再生画像を形成する。画像処理ユニット105は、読取ユニット104の読み取り系での画像劣化の補正、面積階調による階調再現等の各種画質処理を画像信号に施し、処理した画像信号をビデオ制御部106に出力する。
【0004】
ビデオ制御部106は、バス制御を行い、画像処理ユニット105からの入力信号と作像ユニット107への出力信号、メモリ制御ユニット108への入出力信号、マザーボード103を介した外部アプリケーションユニットであるFCU101やPCU102との入出力信号の調停を行う。
【0005】
外部拡張アプリケーションユニットは、複数のアプリケーションをマザーボード103に接続することができる。各アプリケーションは、それぞれCPUとメモリとを有しており、独立なユニットとして機能する。例えば、FCU(ファックス制御ユニット)101,PCU(プリンタ制御ユニット)102等がアプリケーションに相当する。
【0006】
MFP100は、コピー機能での画像回転等のメモリを使ったジョブについては、画像処理ユニット105からの画像データをビデオ制御部106を経由してメモリ制御ユニット108へ格納し、画像回転処理を行った後、ビデオ制御部106を経由して作像ユニット107で画像再生する。MFP100は、これら一連の制御をシステムコントローラ109により実施する。しかし、MFP100は、PCU102によるプリンタ出力画像のメモリ上での展開処理等については、システムコントローラ109及びメモリ制御ユニット108は使用せず、図2に示したPCU102内のシステムコントローラ124とメモリ群126を独自に使用する。
【0007】
そして、図2に示すPCU102は、システムコントローラ124がPCU102全体の動きを制御して、PCU102が一つのまとまったユニットとして動作する。すなわち、PCU102が利用できるメモリは、PCU102内部のメモリ群126のみである。PCU102のこのような構成は、FCU101についても同様である。
【0008】
ネットワークを経由してデータがPCU102に送られてくると、ネットワークI/F122を介して、IMAC121内にプリント出力要求データが取り込まれる。汎用的なシリアルバス接続を用いた場合、シリアルバスI/F127を経由してIMAC121に供給されたプリント出力要求データをシステムコントローラ123が受け取る。この汎用のシリアルバスI/F127は、通常、複数種類が設けられており、例えば、USB、1284、1394等のI/Fに対応している。システムコントローラ123は、受け取ったプリント出力要求データをMEM126内のエリアで画像データに展開する。このとき、ローカルバスI/F124及びローカルバス経由で、当該ローカルバスに接続された図示しないフォントROMのフォントデータを参照する。
【0009】
シリアルバスI/F127に接続されたシリアルバスには、パーソナルコンピュータとの接続のための外部シリアルポート以外に、MFP100の操作部とのデータ転送用のI/Fも設けられている。MFP100の操作部は、プリント展開データとは異なり、IMAC121経由でシステムコントローラ123と通信する。システムコントローラ123は、操作部からの処理手順の受け付け、操作部の表示部へのシステム状態の表示等を制御する。
【0010】
ローカルバスI/F124に接続されたローカルバスは、コントローラユニットの制御に必要なROM、RAMに接続される。フォントデータ等はローカルバスを介して入力され、画像展開に用いられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来のMFP(マルチファンクション装置)においては、メモリの有効活用、拡張ユニットを含めた制御機構の共有化がなされていない。すなわち、FCU(ファックス制御ユニット)、PCU(プリンタ制御ユニット)等が、それぞれ個別にシステム制御モジュールとメモリモジュールとメモリ制御モジュールとを有する構成になっている。したがって、各制御ユニットにおいて同様な制御を別個に行うようになっており、資源の有効活用が図られていない。これにより装置が大型化し、また、コスト上昇を招いていた。また、処理速度の高速化を図る上でも改良の必要があった。
【0012】
また、上述のようなMFP(マルチファンクション装置)において、ドットの高密度化による高画質化を実現するために、書き込みのドット位置制御を行なうことが提案されている。これは、プロッタにとって高密度の1ドット再現は高い技術力を必要とし、反面ドットをなるべく集中して打ちにいったほうが安定して滑らかな階調性が得られるという理由による。しかし、画像の種類によっては、たとえば非常に細い細線などは、ドットを集中させると潰れてしまう。このような場合は、孤立した1ドットを再現させるような信号処理を行う必要がある。
【0013】
一方、読み取り密度よりも高密度の書き込みを行うことにより、出力画像の高画質化を狙おうという動きも盛んになってきている。例えば、600dpiで読み取り、1200dpiで書き込むといった処理である。中間調処理によって、600dpiによる1画素を5値とすれば33bitデータとなり、これを高密度変換すると、1200dpiによる2値に変換したとして4bitデータとなる。つまり、高密度化変換によって画像データ量は増大する。さらに、前述したような画素配置の情報を追加すると、情報量は更に増え、処理スピードが落ちるという問題点があった。ここで、特開平6-12112号公報は画像データをコード化してデータ量を削減する技術を開示している。しかし、特開平6-12112号公報に開示された技術はプリンタやファクシミリ等の外部機器との画像データのやり取りに関する技術であり、処理装置内部のデータ転送のために高密度化データをコード化するというものではなかった。
【0014】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、集中管理されたメモリを複数の機能で共有して、メモリを有効活用するとともに、画素密度に合致するように密度変換を実施することにより、安価且つ小型で、高画質の画像を生成することのできる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明の他の目的は、画像処理装置内部の高密度化データをコード化することにより効率的にデータ処理を行うことのできる画像処理装置、その処理方法及びその処理プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
【0017】
請求項1記載の発明の画像処理装置は、原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号またはディジタル的に生成されたディジタル画像信号を、一旦メモリに格納し、当該メモリを利用して書込手段の書き込み制御で記録出力可能な出力画像信号に処理する画像処理装置であって、前記ディジタル画像信号の前記メモリヘのアクセスを一括管理するとともに、前記メモリに格納されたディジタル画像信号の画素密度を増大させる画素密度変換を行うに際して、転送データ量を削減し、低密度の画素1ドットを複数個の高密度の画素に変換する際に、孤立の黒または白画素の生成を防止しつつ、当該高密度の画素に変換した高密度画素を矩形領域に配置することにより、上記目的を達成している。
【0018】
上記構成によれば、原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号またはディジタル的に生成されたディジタル画像信号を、一旦メモリに格納し、当該メモリを利用して書込手段の書き込み制御で記録出力可能な出力画像信号に処理するに際して、ディジタル画像信号のメモリヘのアクセスを一括管理するとともに、メモリに格納されたディジタル画像信号の画素密度を増大させる画素密度変換を行う際には、転送データ量を削減するので、集中管理されたメモリを複数の機能で共有して、メモリを有効活用することができるとともに、画素密度に合致するよう密度変換を実施することができ、安価かつ小型で資源を有効活用することができるとともに、高画質の画像を生成することができる。また、低密度の画素1ドットを複数個の高密度の画素に変換する際に、孤立の黒または白画素の生成を防止しつつ、当該高密度の画素に変換した高密度画素を矩形領域に配置するので、主副の画素増大を同時に実施することができ、変換効率の高い画素密度変換を行うことができる。
【0019】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記画像処理装置は、前記原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号をプログラマブルな演算プロセッサで任意の処理を行って、読取量子化数よりも少ない量子化ステップ数に置換した後、前記メモリに格納するものであってもよい。
【0020】
上記構成によれば、原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号をプログラマブルな演算プロセッサで任意の処理を行って、読取量子化数よりも少ない量子化ステップ数に置換した後、メモリに格納するので、読み取り画像に対し任意の画像処理を実施して、画質を向上させることができるとともに、メモリヘのデータ転送効率を向上させることができる。
【0021】
請求項3記載の発明の画像形成装置は、原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号またはディジタル的に生成されたディジタル画像信号を、一旦メモリに格納し、当該メモリを利用して書込手段の書き込み制御で記録出力可能な出力画像信号に処理する画像処理装置であって、前記ディジタル画像信号の前記メモリヘのアクセスを一括管理するとともに、前記メモリに格納されたディジタル画像信号の画素密度を増大させる画素密度変換を行うに際して、転送データ量を削減し、前記メモリから前記書込手段側へのコードデータの転送を、当該コードデータの書込ラインを示す信号に同期して前記メモリから読み出して転送することにより上記目的を達成している。
【0028】
上記構成によれば、メモリから書込手段側へのコードデータの転送を、当該コードデータの書込ラインを示す信号に同期してメモリから読み出して転送するので、書込手段の要求に合わせて必要なときにだけデータを転送することができ、バス占有時間を短縮して、全体のメモリ利用効率及びバス利用効率を向上させることができる。
【0051】
(第1の実施の形態)
図3〜図16は、本発明の画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体の第1の実施の形態を示す図であり、図3は、本発明の第1の実施の形態によるマルチファンクション装置(MFP)1の回路ブロック構成図である。
【0052】
図3において、MFP1は、読取ユニット2と、センサボードユニット(SBU)3と、圧縮/伸長及びデータインタフェース制御部(CDIC)4と、画像処理プロセッサ(IPP)5と、ビデオ・データ制御部(VDC)6と、作像ユニット7と、プロセスコントローラ8と,RAM(Random Access Memory)9と、ROM(Read Only Memory)10と、ファックス制御ユニット(FCU)11と、画像メモリアクセス制御部(IMAC)12と、メモリ群(MEM)13と、システムコントローラ14と、オペレーションパネル15と、外部シリアルポート16と、RAM17と、ROM18と、フォントROM19とを備えている。読取ユニット2、SBU3、CDIC4、IPP5、VDC6、作像ユニット7、プロセスコントローラ8、RAM9及びROM10はシリアルバス20に接続されている。FCU11、IMAC12、CDIC4及びVDC6は、パラレルバス21に接続されている。また、IMAC12、RAM17、ROM18及びフォントROM19は、ローカルバス22に接続されている。
【0053】
MFP1は、スキャナモード、コピーモード、ファックスモード、プリンタモード等の各種モード機能を備えている。MFP1は、スキャナモードあるいはコピーモードでは、読取ユニット2が、光源から読取光を原稿に照射して、原稿からの反射光をミラー及びレンズを介してSBU3に設けられたCCD(Charge Coupled Device)等の受光素子に集光させて、当該受光素子で光電変換することで、原稿を走査して、原稿の画像を読み取り、SBU3で画像信号をディジタル変換してディジタル画像信号としてCDIC4に出力する。
【0054】
CDIC4は、機能デバイス及びデータバス間における画像データの伝送を全て制御し、SBU3、パラレルバス21、IPP5間のデータ転送を行う。また、CDIC4は、MFP1の全体を制御するシステムコントローラ14と画像データに対する処理制御を行うプロセスコントローラ8間の通信を行う。CDIC4は、SBU3からの画像信号をIPP5に転送し、IPP5は、光学系及びディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナー系の信号劣化)を補正して、再度、CDIC4に出力する。
【0055】
MFP1は、その画像処理において、画像データ(読取画像データ等)をメモリに蓄積して再利用するジョブと、メモリに蓄積しないジョブとを有する。まず、メモリに蓄積するジョブの例としては、1枚の原稿を複数枚複写する場合、読取ユニット2を1回だけ動作させ、画像データをメモリに蓄積し、蓄積した画像データを複数回読み出す使い方がある。メモリを使わない例としては、例えば、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合がある。この場合には、読取画像データをそのまま再生すれば良いので、メモリアクセスを行う必要はない。
【0056】
メモリを使わない場合、MFP1は、上述のように、IPP5からCDIC4に転送されたデータを、再度、CDIC4からIPP5に戻し、IPP5で受光素子による輝度データを面積階調に変換するための画質処理を行う。IPP5は、画質処理後の画像データをVDC6に転送し、VDC6で面積階調に変化された信号に対して、ドット配置に関する後処理及びドットを再現するためのパルス制御を行って、書込手段としての作像ユニット7で転写紙上に再生画像を形成する。作像ユニット7としては、各種記録方式のものを用いることができるが、例えば、電子写真方式のものが用いられる。
【0057】
メモリを使用して付加的な処理、例えば、画像方向の回転、画像の合成等を行う場合には、MFP1は、IPP5からCDIC4に転送されたデータを、CDIC4からパラレルバス21を経由してIMAC12に送る。IMAC12は、システムコントローラ14の制御下で、画像データとMEM13のアクセス制御、外部接続されたパーソナルコンピュータ(PC)30のプリント用データの展開、メモリ有効活用のための画像データの圧縮/伸張等を行う。すなわち、IMAC12には、PC30が接続されており、IMAC12は、システムコントローラ14の制御下で、PC30からのディジタルのプリントデータを受け取って、MEM13に展開する。IMAC12は、送られてきたデータをデータ圧縮した後、MEM13へ蓄積する。また、蓄積データを必要に応じてMEM13から読み出して、読み出したデータを伸張した後、パラレルバス21を経由してCDIC4に渡す。MFP1は、CDIC4に渡されたデータをCDIC4からIPP5に転送し、上述のように、IPP5で受光素子による輝度データを面積階調に変換するための画質処理を行う。IPP5は、画質処理後の画像データをVDC6に転送し、VDC6で面積階調に変化された信号に対して、ドット配置に関する後処理及びドットを再現するためのパルス制御を行って、作像ユニット7で転写紙上に再生画像を形成する。すなわち、MFP1は、パラレルバス21及びCDIC4でのバス制御により、データをMEM13への蓄積や各種転送処理を行って、MFP1としての機能を実現している。
【0058】
また、MFP1は、FCU11に公衆回線(PN)31が接続されており、FCU11を利用して、ファックス送信及びファックス受信機能を実現する。すなわち、MFP1は、ファックス送信時、読取ユニット2で読み取った画像データを、上述のようにIPP5に転送して、IPP5で必要な画像処理を施した後、CDIC4及びパラレルバス21を経由してFCU11へ転送する。FCU11は、通信網へのデータ変換を行い、PN31ヘファックスデータとして送信する。
【0059】
そして、MFP1は、ファックス受信時、PN31からのファックスデータをFCU11で受信して画像データに変換し、パラレルバス21及びCDIC4を経由してIPP5へ転送する。この場合、IPP5は、転送されてきた画像データに対して特別な画質処理は行わず、VDC6に転送し、VDC6でドット再配置及びパルス制御を行い、作像ユニット7で転写紙上に再生画像を形成する。
【0060】
さらに、IMAC12には、システムコントローラ14、オペレーションパネル15及び外部シリアルポート16等が接続されており、システムコントローラ14は、MFP1の全体の制御を行う。オペレーションパネル15には、MFP1に対して各種指示操作を行う各種キー及び表示部等が設けられており、オペレーションパネル15での指示操作に応じてシステムコントローラ14がMFP1の各部を制御して、MFP1としての基本処理及びメモリ制御処理を行う。
【0061】
また、MFP1は、複数ジョブ、例えば、コピー機能、ファックス送受信機能、プリンタ出力機能等を並行に処理する機能を備えている。この複数のジョブを平行して動作させる場合、読取ユニット2、作像ユニット7及びパラレルバス21の使用権のジョブヘの割り振りを行うが、この割り振りをシステムコントローラ14及びプロセスコントローラ8により制御する。
【0062】
プロセスコントローラ8は、画像データの流れを制御し、システムコントローラ14は、MFP1のシステム全体を制御して、各リソースの起動を管理する。MFP1の機能選択は、オペレーションパネル15のキー操作で行われ、コピー機能、ファックス送受信機能等の処理内容がオペレーションパネル15のキー操作で設定される。
【0063】
システムコントローラ14とプロセスコントローラ8は、パラレルバス21、CDIC4及びシリアルバス20を介して相互に通信を行い、CDIC4内において、パラレルバス21とシリアルバス20とのデータインターフェースのためのデータフォーマット変換を行う。
【0064】
IMAC12は、図4に示すように、アクセス制御部41、システムI/F42、ローカルバス制御部43、メモリ制御部44、圧縮/伸長部45、画像編集部46、ネットワーク制御部47、パラレルバス制御部48、シリアルポート制御部49、シリアルポート50及びアクセス制御部41と圧縮/伸長部45、画像編集部46、ネットワーク制御部47、パラレルバス制御部48及びシリアルポート制御部49との間に設けられたダイレクトメモリアクセス制御部(DMAC)51〜55等を備えている。
【0065】
IMAC12は、システムI/F42を介してシステムコントローラ14と接続されており、システムコントローラ14との命令、データの送受信をシステムI/F42を介して行う。MFP1は、上述のように、基本的にはシステムコントローラ14がMFP1全体を制御し、メモリ群13等のメモリの資源配分もシステムコントローラ14の管理下にあって、他のユニットの制御をシステムI/F42及びパラレルバス制御部48を介して、パラレルバス21において動作制御を行う。
【0066】
MFP1の各ユニットは、基本的にパラレルバス21に繋がっており、パラレルバス制御部48が、バス占有の制御を行うことでシステムコントローラ14、メモリ群13へのデータ送受信を管理する。
【0067】
ネットワーク制御部47は、所定のネットワークNW、例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されており、ネットワークNWとの接続を制御して、ネットワークNWに接続されている外部拡張機器とのデータ送受信を管理する。また、このネットワークNWに接続されている拡張機器の動作管理については、システムコントローラ14は関与しないが、IMAC12側のインターフェースに関しては、システムコントローラ14が制御を行う。なお、本実施の形態では、100BTに対する制御を付加してある。
【0068】
IMAC12は、シリアルバス20との接続を複数のシリアルポート50でインターフェースしており、バスの種類だけポート制御機構を有している。すなわち、シリアルポート50をバスの種類(例えば、USB、1284、1394)に対応する数だけ備え、シリアルポート制御部49は、これらのポート制御を行う。また、シリアルポート制御部49は、外部シリアルポート50とは別に、オペレーションパネル15とのコマンド受け付け、表示に関するデータ送受信を制御する。
【0069】
ローカルバス制御部43は、システムコントローラ14を起動させるために必要なRAM17、ROM18及びプリンタコードデータを展開するフォントROM19が接続されているローカル(シリアル)バス22とのインターフェースを行う。
【0070】
メモリ制御部44は、MEM13と接続されており、MEM13とのインターフェースを行う。
【0071】
アクセス制御部41は、システムI/F42を介してシステムコントローラ14から送られてくるコマンド制御を実施することで動作制御を行う。また、アクセス制御部41は、外部ユニットからのメモリアクセスを管理することでMEM13を中心とするデータ制御を行う。すなわち、CDIC4からのIMAC12への画像データは、パラレルバス21を通して転送され、パラレルバス制御部48でIMAC12内に取り込まれる。IMAC12内に取り込まれた画像データは、DMAC54においてシステムコントローラ14の管理を離れ、メモリアクセスをシステム制御とは独立して行う。アクセス制御部41はMEM13への複数のユニットからのアクセス要求を調停する。メモリ制御部44は、MEM13のアクセス動作、データの読み出し/書き込みを制御する。
【0072】
また、IMAC12では、ネットワークNWからのMEM13へのアクセスも、ネットワーク制御部47でIMAC12内に取り込まれたデータをDMAC53にてMEM13ヘアクセスを行い、複数ジョブでのMEM13へのアクセスをアクセス制御部41で調停し、メモリ制御部44でデータの読み出し/書き込みを行う。
【0073】
さらに、IMAC12は、シリアルバス20からのMEM13へのアクセスも、シリアルポート制御部49によりシリアルポート50からIMAC12内に取り込まれたデータをDMAC55にてMEM13へのアクセスを行い、複数ジョブでのMEM13へのアクセスをアクセス制御部41で調停して、メモリ制御部44でデータの読み出し/書き込みを行う。
【0074】
そして、MFP1において、ネットワークNWあるいはシリアルバス20からPC30からのプリントデータが送られてくると、システムコントローラ14がローカルバス22上のフォントROM19のフォントデータを用いて、プリントデータをMEM13内のメモリエリアに展開する。
【0075】
MFP1において、各外部ユニットとのI/Fをシステムコントローラ14が管理し、その後、IMAC12内のそれぞれのDMAC51〜55がメモリアクセスを管理する。この場合、各DMAC51〜55は、独立にデータ転送を実行するため、MEM13へのアクセスに関するジョブの衝突、各アクセス要求に対する優先付けをアクセス制御部41が行う。
【0076】
MEM13へのアクセスには、各DMAC51〜55の他に、格納データのビットマップ展開のためにシステムI/F42を介してシステムコントローラ14のアクセスも含まれる。
【0077】
MEM13へのアクセス制御が許可されたDMACデータあるいはシステムI/F42からのデータは、メモリ制御部44で、MEM13との直接アクセスにより行われる。
【0078】
IMAC12は、圧縮/伸長部45と画像編集部46とによりデータ加工を行う。すなわち、圧縮/伸長部45は、画像データあるいはコードデータをMEM13へ効率的に蓄積するために、所定の圧縮方式でデータの圧縮及び伸長を行う。圧縮/伸長部45で圧縮されたデータは、DMAC51〜55がMEM13とのインターフェースを制御することにyほり、MEM13に格納される。IMAC12は、一旦MEM13に格納されたデータを、DMAC制御により、MEM13からメモリ制御部44及びアクセス制御部41を介して圧縮/伸長部45に転送する。そして、IMAC12は、圧縮されたデータを伸長した後、MEM13へ戻したり、外部バスヘ出力したり等の制御を行う。
【0079】
画像編集部46は、DMAC51〜55によりMEM13を制御し、MEM13領域内で、メモリ領域のクリア、画像データの回転処理、異なる画像同士の合成等のデータ加工を行う。また、画像編集部46は、MEM13のメモリ上のアドレス制御を行って、処理対象のデータを変換するが、圧縮/伸長部45で圧縮された後のコードデータやプリンタコードデータヘの変換は行わず、MEM13上展開されたビットマップ画像に対して上記画像処理を行う。すなわち、データをMEM13へ有効に蓄積するための圧縮処理は、画像編集部46により画像編集が行われた後で行う。
【0080】
メモリ制御部44は、図5に示すように、データパス制御部61、データバッファ62、要求制御部63、入出力制御部64、出力I/F65、入力I/F66、外部メモリアクセス制御部67及びコマンド制御部68等を備えており、アクセス制御部41とMEM13との間でデータの送受信を行う。
【0081】
アクセス制御部41は、各DMAC51〜55とのI/Fをそれぞれ有しており、システムI/F42との接続によりシステムコントローラ14のMEM13への介入、アクセス調停のためのコマンドの受け付けを行って、多数のDMAC51〜55とシステムコントローラ14のMEM13へのアクセス要求に対し、独立にMEM13へのアクセスを可能として、MEM13からの読み出し及びMEM13への書き込みを可能としている。また、アクセス制御部41は、競合する複数の読み出し要求、あるいは、書き込み要求に対し、システムコントローラ14からの優先順位を判断し、システムコントローラ14からのコマンド制御で、メモリ制御部44とアクセス制御部41のパスを切り替える。
【0082】
MEM13への書き込みが許可されないDMAC51〜55は、データ保持ができないため、外部からのデータ入力を行うことができず、システムコントローラ14の制御で、外部ユニットヘデータ入力動作を禁止する。
【0083】
MEM13へのアクセスが許可されたDMAC51〜55、あるいは、システムI/F42の出力は、データをメモリ制御部44へ転送し、許可したシステムコントローラ14のコマンドも合せてメモリ制御部44へ転送される。
【0084】
メモリ制御部44は、アクセス制御部41から転送されてきたデータをデータバッファ62に一時格納し、データパス制御部61が、MEM13への出力I/F65にパスをスイッチする。メモリ制御部44は、パスの制御を、システムI/F42からのコマンドを要求制御部63でデコードし、入出力制御部64で出力I/F65のMEM13へのアクセスを活性化することで行う。
【0085】
メモリ制御部44は、DMAC51〜55、あるいは、システムコントローラ14から送られてくる制御系データに基づいて、外部メモリアクセス制御部67でMEM制御信号を生成し、MEM13のアドレス制御を行う。
【0086】
そして、メモリ制御部44は、データとMEM制御信号をMEM13側へ転送し、MEM13にデータを格納する。
【0087】
メモリ制御部44は、MEM13に格納したデータの読み出しを行う。すなわち、メモリ制御部44は、MEM13へのアクセスが許可されたDMAC51〜55、あるいは、システムコントローラ14からの制御系データに基づいて、外部メモリアクセス制御部67でMEM制御信号を生成し、MEM13のアドレス制御を行う。そして、メモリ制御部44は、外部メモリアクセス制御部67からMEM13に制御信号を転送して、メモリ読み出し処理を行って、アクセスデータを入力I/F66から取り込む。
【0088】
メモリ制御部44は、MEM13から取り込んだデータをデータパス制御部61によりデータバッファ62に一時格納し、アクセス制御部41を介して、要求元のチャンネルヘ転送する。
【0089】
また、VDC6は、図6に示すように、デコード部71、1ラインバッファ72、選択器73、9ラインバッファ74、9ライン×3画素の画像マトリックス75、ジャギー補正部76、処理部77、孤立点補正部78、誤差拡散エンハンス部79、ディザ平滑化部80,2ドット処理部81、エッジ処理部82及びセレクタ83等を備えている。ジャギー補正部76は、補正コード部76aとRAM76bを備えている。
【0090】
VDC6は、IMAC12からパラレルバス21経由で転送されてきた3ビット(bit)コード化データをデコード部71でデコードして(2×2)画素の画素データに変換する。VDC6は、変換した画素データの下段に位置する2画素を1ラインバッファ72に格納し、上段に位置する2画素を選択器73に転送する。選択器73は、ライン同期信号に同期して、デコードされた上段画素あるいは下段画素を切り替えて、9ラインバッファ74を介して画像マトリクス75に転送する。VDC6は、この上段画素と下段画素の切り替え制御を、図7に示すように行う。すなわち、VDC6は、2ラインに1回、コード化データの転送をIMAC12に要求する。1stラインでは、デコードされた上段画素をそのまま選択し、下段の2画素を1ラインバッファ72へ転送する。VDC6は、次ぎの画像ラインを示す2ndラインでは、先に格納されている下段画素をラインバッファ72から読み出し、画素補正に使用する。なお、コードデータは、2ラインに関する画素情報を扱っており、先頭ラインを印字している間、後段画素はラインメモリに格納しておく。
【0091】
そして、IMAC12からの転送も1ライン置きでよく、MFP1は、転送不要のラインでは、パラレルバス21を他の処理ユニットに開放して、MFP1のデータ転送効率を向上させる。
【0092】
VDC6は、画像マトリクス75で、9ラインのデータから主走査方向にそれぞれ13画素の遅延データを作成し、9ライン×13画素の二次元マトリクスを作成する。VDC6は、このマトリクスデータを同時にアクセスして、それぞれの二値/多値変換処理を実施するが、エッジ処理に関しては、二次元画像マトリクスを使用せず、1ライン上のデータで処理を行なう。
【0093】
ジャギー補正部76では、補正コード部76aが画像マトリクス75の配列データを使用してパターンマッチングを行い、12ビットのコードデータを生成し、RAM76bのアドレスに入力する。RAM76bは、画像補正用のRAMであり、入力コードに対応する画像補正データを出力する。なお、この補正データは別途RAMにダウンロードされている。
【0094】
孤立点補正部78は、注目画素を含む9×13の画像領域内でパターンマッチングにより孤立点を検出する。処理部77は、この孤立点に該当する画素に対してマスク処理による除去、あるいは、周囲に2次元範囲で画素を付加して、孤立でない画素の集合を構成して、セレクタ83に出力する。なお、処理部77でマスクするか否か、また、周囲に画素を追加するか否かについては、モード切り替えが可能である。すなわち、孤立ドットの場合、書き込み系のプロセス条件に依存して、ドットが再現される場合とされない場合があり、一様に入力濃度領域内で濃度ムラが発生し、画質の劣化を招く。したがって、まったくドットを打たないか、安定してドットが再現できる範曉までドット密度を増やすようにモード切り替えを行う。
【0095】
孤立点補正部78は、孤立点の検出において、9×13の画像マトリクス75の範囲内で、中央画素を注目画素とし、当該注目画素を孤立点であるか否かの判定の対象として、周辺画素との連結をパターンマッチングにより判定して、孤立点とする。
【0096】
誤差拡散エンハンス部79は、線画を保持するバンドパスフィルタによりテクスチャーを平滑化し、主走査方向の画素並びに基づいて位相信号を生成して、セレクタ83に出力する。
【0097】
ディザ平滑化部80は、二値ディザパターンに対し、5×5、7×7、9×9のローパスフィルタ処理を行ない、擬似的に多値信号に変換して、2ドット処理部81に出力する。すなわち、ディザ平滑化部80は、9ライン×13画素の画像マトリクス75に対して、5×5、7×7、9×9の各平滑フィルタ処理を施し、1ビット2値信号である入力データから高域信号成分を除去して、2ドット処理部81に出力する。
【0098】
2ドット処理部81は、擬似多値化された信号に対して、隣接画素間の平均化を行ない、位相情報を生成して、セレクタ83に出力する。すなわち、2ドット処理部81は、ディザ平滑化部80で平滑化された画素に対して、主走査方向のEVEN、ODD画素間で平均化する。この値は平均値であるが、位相信号を区別する。すなわち、EVEN画素は右位相、ODD画素は左位相とし、2ドット化の画像データを形成する。2ドット処理部81は、この位相データはそのままセレクタ83に出力するが、濃度データに関してはレベル変換を行なって、4ビット幅にデータを変換する。
【0099】
セレクタ83は、二値から多値に変換されたデータを、モードに応じて画像パスを選択して、濃度4ビット、位相2ビットの6ビットデータとして出力する。エッジ処理部82は、1ライン上のデータでエッジスムージング処理を行って、セレクタ83に出力する。すなわち、エッジ処理部82での処理に関しては、2次元の画像マトリックス75を必要としない。
【0100】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態によるMFP1は、MEM13を各ユニットで共用して、MEM13の有効活用を可能としている。
【0101】
すなわち、MFP1は、図6に略図として示すように、パラレルバス21に、IMAC12、CDIC4、VDC6が接続され、パラレルバス21を介して、これら各ユニットであるIMAC12、CDIC4及びVDC6の間でのデータ転送を行う。また、シリアルバス20に、CDIC4,VDC6及びプロセスコントローラ8等が接続されており、シリアルバス20を介してこれらの各ユニットであるCDIC4、VDC6及びプロセスコントローラ8の間でのデータ転送を行う。
【0102】
パラレルバス21上には、画像データ、命令コードが区別無く所定のフォーマットで転送される。そして、MFP1において、システムコントローラ14が全体の制御を管理するが、メモリ関連及びパラレルバス21の制御以外の機能モージュールの直接の制御はプロセスコントローラ8が行う。プロセスコントローラ8は、システムコントローラ14により制御され、プロセスコントローラ8とシステムコントローラ14は、マスターとスレーブの関係で通信を行う。
【0103】
そして、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換は、CDIC4あるいはVDC6内部で行われる。
【0104】
MFP1は、システムコントローラ14の制御信号を、IMAC12内のパラレルバス制御部48を介してパラレルバス21へ転送する。CDIC4は、パラレルバス21上のコマンドデータを取り込んで、パラレルデータをシリアルデータに変換した後、シリアルバス20に転送する。シリアルバス20に接続されているプロセスコントローラ8は、シリアルバス20からシステムコントローラ14の送出したコマンドデータを受け取り、その指示に基づいてCDIC4、VDC6をシリアルバス20を経由して制御する。システムコントローラ14は、プロセスコントローラ8がCDIC4やVDC6を制御している間、プロセスコントローラ8とは独立にシステム制御を実施する。
【0105】
MFP1は、コピーモード、プリンタモード及びファックスモード等の各種機能モードを有しており、プリンタモードでは、図9に略図として示すような接続構成となる。すなわち、パラレルバス21には、図8の場合と同様にシステムコントローラ14に接続されたIMAC12とVDC4とが接続されている。また、シリアルバス20には、このVDC4とプロセスコントローラ8が接続されている。したがって、スキャナー処理系のCDIC4は不要となる。
【0106】
MFP1は、プリンタモードでは、プリント出力するための画像データは、ネットワークNWあるいは汎用シリアルバス20に接続されたPC30からIMAC12に入力される。IMAC12で画像データをビットマップに展開した後、画像データはIMAC12からパラレルバス21を経由してVDC6へ転送される。
【0107】
MFP1は、VDC6の制御コマンドを、システムコントローラ14からIMAC12を経由してVDC6へ転送し、VDC6内でシリアルデータに変換した後、シリアルバス20を経由してプロセスコントローラ8へ転送して、プロセスコントローラ8による書き込み制御へ移行する。
【0108】
そして、MFP1は、図10に示すような経路で、制御を行う。すなわち、MFP1は、CDIC4からVDC6へのデータ転送をパラレルバス21を経由せずに、専用のデータパスを用いることで、パラレルバス21の有効利用及びMFP1全体のパフォーマンスの向上を図っている。基本的には、システムコントローラ14とプロセスコントローラ8の役割分担でパフォーマンスを上げ、プロセスコントローラ8がシステムコントローラ14のコプロセッサー的な働きを担って、作像ユニット7を中心とする書き込み制御及び画像処理制御を行う。
【0109】
そして、MFP1は、データの圧縮/伸長動作を行う場合には、図11(a)及び図11(b)にその概略を示すように、IMAC12の圧縮/伸長部45とメモリ制御部44のデータパス制御部61及びDMAC51を利用して、圧縮/伸長処理を行う。圧縮/伸長部45は、圧縮器45aと伸長器45bを備えており、圧縮時と伸長時で切り替えて使用している。また、DMAC51は、画像用DMAC51aと符号用DMAC51bを備えており、圧縮時と伸長時で切り替えて使用している。すなわち、MFP1は、MEM13へのアクセスを、画像データ、符号データでDMAC51の異なるチャンネルを使用することにより、DMAC51上のデータの衝突を回避している。
【0110】
MFP1は、画像データの圧縮(符号化)の場合、図11(a)に示すように、MEM13からの画像データをメモリ制御部44、アクセス制御部41を介して、画像用DMAC51aで取り込んで、圧縮/伸長部45の圧縮器45aで画素間の冗長な相関情報を排除して符号化することでデータ圧縮を行う。MFP1は、符号化した符号化データを、データパス制御部61で符号用DMAC51bに転送し、アクセス制御後に、メモリ制御部44の介在でMEM13に格納する。
【0111】
MFP1は、圧縮データの伸張(復号化)の場合、図11(b)に示すように、MEM13からの符号化データをメモリ制御部44、アクセス制御部41を介し、符号用DMAC51bで取り込んで、伸長器45bで画素間の相関情報を補完して復号化することでデータ伸張を行う。MFP1は、復号化した画像データをデータパス制御部61で画像用DMAC51aに転送し、アクセス制御後に、メモリ制御部44の介在でMEM13に格納するか、画像用DMAC51aを介さずに、パラレルバス制御部48、ネットワーク制御部47、あるいは、シリアルポート制御部49から外部バスに転送する。
【0112】
また、MFP1は、画素密度変換及を行う場合、画素密度変換については、MFP1全体で共有するMEM13上で、IMAC12及びシステムコントローラ14の分担で処理を実施する。また、フッターエンジン特性に依存するスムージング処理については、VDC6で分担処理を行う。
【0113】
例えば、画素密度変換を主走査及び副走査方向にそれぞれ2倍の画素密度へ変換する場合、読取り画像とファックスデータあるいはPC30からのディジタルデータの場合がある。読取画像の場合には、MFP1は、SBU3での量子化ビット数よりも少ないビット数に最量子化した画像データに対して、プログラマブルな演算プロセッサであるIPP5で密度変換後のドット再配置を行う。ファックスデータあるいはPC30からの画像データの場合には、MFP1は、2値データに関し密度変換を行った後、ドット再配置を行う。
【0114】
すなわち、MFP1は、読取り画像の場合、SBU3の受光素子で読み取られたアナログの画像データを、SBU3で、例えば、8ビット/画素に量子化し、IPP5で画像処理を施す。MFP1は、IPP5では、転写紙出力を想定して面積階調で画像を再構築すべく、誤差拡散処理等の階調処理を行うが、処理アルゴリズム、設定パラメターは、プログラマブルに実施し、最も高い画質と処理速度を実現すべく演算処理を行う。
【0115】
MFP1は、IPP5の階調処理で3bit/画素の少ないbit数に最量子化し、CDIC4を介して、パラレルバス21経由でIMAC12ヘデータ転送する。
【0116】
なお、読取りユニット2は、主走査方向600dpi、副走査方向600dpiで入力されるデバイスであり、作像ユニット7は、主走査方向1200dpi、副走査方向1200dpiで印字できる高精細なプロッタを有しているものとする。
【0117】
MFP1は、IMAC12に転送した画像データをMEM13に蓄積し、このIMAC12管理のMEM13上には、図12(a)に示すように、読み取る原稿サイズに関して、600dpi×600dpi×3bitの画像を蓄積する。なお、図12(a)では、N画素×N画素のサイズを切り出して示している。
【0118】
IMAC12は、このビットマップを、図12(b)に示すように、1200dpi×1200dpi×1bitの高精細な画素密度ヘビットマップ変換する。すなわち、低解像度の画像データにおいて、各画素の持つ濃度情報3bitを高解像度の画素密度へ変換する。この場合、画素数の増大に対応して、濃度情報を削除し、2値画像に変換する。なお、図12(b)では、図12(a)のビットマップに対し、同一原稿領域を2N画素×2N画素の高密度の変換した例を示しており、図12(a)の画素を単純に主走査方向及び副操作方向とも2倍に増やしただけであるが、画素密度変換の一例を示している。
【0119】
また、IMAC12は、MEM13に蓄積したビットマップに対して、スムージング処理を行う。図12(c)は、図12(b)の密度変換後の2値ビットマップに対して、スムージング処理を実施した一例を示しており、スムージング処理では、2値データを再び多値データヘ変換して、細かな画素を再生する。
【0120】
なお、図12(c)では、多値処理を意識した表示とはなっていないが、薄い黒丸(ハッチングの丸)がパターンマッチング処理により補間された画素を示しており、図12(b)で角張っている中央部の一角が、パターンマッチング処理で削除されて、全体に滑らかなエッジに補正処理されている。
【0121】
なお、作像ユニット7の記録エンジンがレーザ書き込み式であると、1画素に対するパルス幅やレーザのパワーを変更して、1画素の間隔を分割した多値書き込みを実施する。これにより、上述のように画素密度変換やスムージング処理の行われたビットマップデータを正確に再現した記録を行うことができる。また、作像ユニット7が、インクジュエット等のインク液滴を噴出する記録エンジンの場合には、インク量を制御し、多値レベルを再現して、記録することができる。
【0122】
そして、MFP1は、ファックスデータあるいはPC30からの2値データの場合にも、密度変換を同様に処理する。ファックスデータあるいはPC30からの2値データは、1画素に階調データを割り当てていないため、周囲画素の配置に基づいて密度変換した後に再配置を行う。しかし、実質的には、主走査方向及び副走査方向への単純拡大を行っても問題は無い。エッジに関する高解像度処理については、スムージング処理に分担させるため、IMAC12においては、複雑なパターンマッチング処理を行わず、高速な画素変換で処理を完結させる。
【0123】
すなわち、図12(a)が、PC30からの600dpi×600dpi×1bitの2値画像のビットマップとすると、これを各画素に対して、主走査方向及び副走査方向共に、単純に2倍し、1200dpi×1200dpi×1bitの画素密度に変換する。図12(c)に示したスムージング処理については、読取画像の場合と同様であり、作像ユニット7は、画像が、コピー、ファックス、プリンタのいずれの動作モードの画像であるかにかかわらず共通に処理する。そして、MEM13上でのビットマップを作像ユニット7の記録エンジンの出力画素密度へ変換した後は、その入力デバイスに独立にビットマップデータとして同様に扱う。
【0124】
密度変換とコード割り当ては、図13及び図14に示すように、ドット処理を行う。密度変換では、ドット再現性が作像ユニット7の記録エンジンに依存する1ドット孤立点の制御はスムージング処理に分担させて、白または黒の孤立1ドットを形成しないようにドット再配置を密度変換により行う。
【0125】
例えば、600dpiの1画素を1200dpiの4画素に再配置する場合、4画素は、主副に2×2画素になるように矩形領域内に配置する。この場合の取りうる再配置データとしては6通りしかなく、全自、全黒の他、2ドットづつのペアーで分割する。斜め方向への2画素連続は許可しないものとし、1ドット制御は、主走査方向、副走査方向、斜め方向ともスムージング処理に分担させる。そして、スムージング処理でのパターンマッチングが容易にかつ高速に実施できるよう、予めIMAC12での密度変換時に画素連結方向を考慮する。
【0126】
すなわち、図13に示す600dpiのオリジナル画素に対し、コード0を割り当てる全白、コード5を割り当てる全黒、2画素連続を縦、横別にコード1からコード4の4種類に割り当てる。したがって、密度変換後の生成パターンは6種類のみであり、3bitで全ての生成パターンを表現することができる。
【0127】
この画素密度変換におけるデータ量の変動は、以下の様になる。すなわち、読取画像データは、IPP5から小値(8bitより少ない)で読取原稿サイズ分がIMAC12に転送されてくる。読取原稿サイズに対して、生成パターンは、600dpi×600dpi×3bitであり、同一原稿サイズに対する画素密度変換は、((1200dpi×1200dpi)/4)×3bitとなる。ここで、「4」で割っているのは、4画素まとめて、3bitのコードに割り当てるためである。
【0128】
IPP5からのMEM13への転送データに対し、MEM13からVDC6への転送データは、上記2式の比を取ると、「1」となり、同じになる。変換データをそのままVDC6に転送する場合に比較して、データ量は、3/4になり、転送効率を上げることができる。したがって、IPP5からの小値化レベルが3bitより大きい場合、MEM13からVDC6への転送効率は、相対的に向上することとになる。また、小値化レベルが3bitより少ない場合には、VDC6への転送効率が相対的に悪くなるが、1200dpi×1200dpiへの変換画素をそのまま転送するよりは、3/4にデータ量を削減することができる。
【0129】
上記は、読取画像データの場合であるが、ファックスデータあるいはPC30からのプリントデータの場合は、画素密度変換後の転送コードは、データを直接転送するよりも3/4にデータ量を削減することでき、転送効率を向上させることができる。
【0130】
図14は、コード変換の一例を示しており、600dpi×600dpiの画素3×3の領域でパターンマッチングを行う場合を示している。中央の薄い色の画素(ハッチングの丸で示す画素)が注目画素であり、これを1200dpi×1200dpiの(2×2)個の画素に変換する場合を示している。
【0131】
すなわち、図14において、上記注目画素に対して、それ自身が端点に位置し、右側に3個の画素が存在する場合、右縦方向に2画素連続する画素に変換し、コード2を割り当てる。注目画素に対し、それ自身が端点に位置し、左側に3個の画素が存在する場合、左縦方向に2画素連続する画素に変換し、コード4を割り当てる。注目画素に対し、それ自身が端点に位置し、下側に3個の画素が存在する場合、下横方向に2画素連続する画素に変換し、コード3を割り当てる。注目画素に対し、それ自身が端点に位置し、上側に3個の画素が存在する場合、上横方向に2画素連続する画素に変換し、コード1を割り当てる。注目画素に対し、どの方向でもよいが、それ自身が凸画素に位置する場合、全黒画素に変換し、コード5を割り当てる。注目画素に対し、どの方向でもよいが、それ自身が凹画素に位置する場合、全白画素に変換し、コード0を割り当てる。なお、これらのパターンは一例であり、とり得る画素配置に対し、変換コードを全て割り当てる。これらのパターンをMEM13上の画像に対し、IMAC12でのメモリアクセスにより対応画素を参照し、システムコントローラ14で画素密度変換を行う。
【0132】
そして、上記データ処理においては、図15及び図16に示すデータ転送のパス経路でデータ転送を行う。
【0133】
すなわち、図15は、読取画像に封ずる画素密度変換及びエッジスムージング処理の場合のデータ転送経路を示しており、600dpi読み取り、1200dpi書き込みの場合を例示している。
【0134】
読取画像の場合、図15に▲1▼のデータ転送経路で示すように、SBU3の受光素子において読み取ってディジタル変換した600dpi×600dpiの読取画像データをIPP5に転送する。IPP5で読取画像データを3bit/画素の小値に再量子化し、CDIC4、パラレルバス21及びIMAC12を経由してMEM13へ格納する。このMEM13に格納した読取画像データをIMAC12及びシステムコントローラ14において1200dpi×1200dpiの2値画像に密度変換し、3bitのコードに割り当てる。4画素をグループ化してのコード割り振りであり、直接ビットで扱うよりはデータ量が削減される。そして、図15に▲2▼のデータ転送経路で示すように、MEM13からIMAC12、パラレルバス21及びCDIC4を経由してVDC6へ変換データを転送する。上記データ転送においては、▲1▼のデータ転送経路に対するデータ量の増減は無く、高密度化に伴うパラレルバス21の転送効率は低下しない。そして、上述のように、VDC6に転送したコードデータを、VDC6内でデコードし、2値ビットマップ画像に対してエッジスムージングを行って高い印字品質に補正した後、作像ユニット7で記録出力する。
【0135】
図16は、ファックステータ及びPC30からのプリントデータである2値画像データの密度変換の場合のデータ転送経路を示している。
【0136】
2値画像データの場合、図16に▲3▼のデータ転送経路で示すように、ファックス受信された2値画像データについては、IMAC12を経由してMEM13に展開する。一方、PC30からのプリントデータについては、図16に▲4▼のデータ転送経路で示すように、IMAC12を経由してMEM13に展開する。
【0137】
▲3▼あるいは▲4▼のデータ転送経路でMEM13に展開された2値ビットマップデータは、作像ユニット7の記録エンジンでの解像度である1200dpi×1200dpiへ密度変換を行う。この場合、白あるいは黒の孤立1ドットが発生しない2画素連続画素に対応するコードデータに変換し、パラレルバス21への転送データ量を削減する。ビットマップデータは、図14に▲5▼のデータ転送経路で示すように、MEM13からパラレルバス21経由でVDC6に転送される。VDC6は、転送されてきたコードデータをデコードし、2値ビットマップ画像に対してエッジスムージング処理を行って、作像ユニット7により記録出力する。
【0138】
このように、本実施の形態によるMFP1は、原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号またはディジタル的に生成されたディジタル画像信号を、一旦MEM13に格納する。そして、MEM13に格納された画像信号を利用して作像ユニット7の書き込み制御で記録出力可能な出力画像信号に処理するに際して、ディジタル画像信号のMEM13へのアクセスを一括管理するとともに、MEM13に格納されたディジタル画像信号の画素密度を増大させる画素密度変換を行う際には、転送データ量を削減する。
【0139】
したがって、集中管理されたMEM13を複数の機能で共有して、MEM13を有効活用することができる。また、画素密度に合致するよう密度変換を実施することができ、安価かつ小型のMFP1で資源を有効活用することができ、高画質の画像を生成することができる。
【0140】
また、本実施の形態によるMFP1は、原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号に、プログラマブルな演算プロセッサであるIPP5により任意の処理を施して、読取量子化数よりも少ない量子化ステップ数に置換した後、MEM13に格納する。したがって、読み取り画像に対し任意の画像処理を実施して、画質を向上させることができるとともに、MEM13へのデータ転送効率を向上させることができる。
【0141】
さらに、本実施の形態によるMFP1は、低密度の画素1ドットを複数個の高密度の画素に変換する際に、孤立の黒または白画素の生成を防止しながら、当該高密度の画素に変換した高密度画素を矩形領域に配置する。したがって、主走査方向及び副操作方向の画素数の増大を同時に実施することができ、変換効率の高い画素密度変換を行うことができる。
【0142】
また、本実施の形態によるMFP1は、ディジタル画像信号の画素密度を変換する画素密度変換処理と、黒画素と白画素のエッジをスムーズにするエッジスムージング処理と、を分離し、画素密度変換処理をMEM13上で処理し、エッジスムージング処理を作像ユニット7での書き込み制御で処理する。したがって、作像ユニット7の特性に依存するスムージング処理と画素密度変換とを独立に実施して、画素密度変換のための処理時間を短くすることができ、より一層高画質な画像を速やかに生成することができる。
【0143】
さらに、本実施の形態によるMFP1は、MEM13から作像ユニット7ヘコードデータの状態で画像データを転送し、作像ユニット7で画素データに逆変換した後、書き込み制御を行って記録出力する。したがって、MEM13から作像ユニット7までのデータ転送をより効率的に短時間に行うことができ、データバスの有効利用を図って、より一層高速で効率的な処理を行うことができる。
【0144】
また、本実施の形態によるMFP1は、MEM13から作像ユニット7へ転送するコードデータを、当該コードデータの書込ラインを示す信号に同期してMEM13から読み出して転送している。したがって、作像ユニット7の要求に合わせて必要なときにだけデータを転送することができ、バス占有時間を短縮して、全体のMEM13の利用効率及びバス利用効率を向上させることができる。
【0145】
さらに、上述の画像処理方法のプログラムを例えばCD−ROM等の記録媒体に記録して、画像処理方法のプログラムを記録媒体から図3に示されるシリアルバス20に接続されコンピュータ等で読み取ることとしてもよい。これにより、集中管理されたMEM13を複数の機能で共有して、MEM13を有効活用することができるとともに、画素密度に合致するよう密度変換を実施することのできるMFP1を構築することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態による画像処理装置及びその方法について、図17〜図22を参照しながら説明する。本実施の形態による画像処理装置は、図3に示した第1の実施の形態による画像形成装置と同様な全体構成を有するため、その説明は省略する。
【0146】
図17は、本実施の形態におけるフレームメモリと画像メモリアクセス制御部(IMAC)の概略構成を示すブロック図である。図17において、CDIC4のデータ制御部91から出力されるデータは、PCIバス等のパラレルバス21を経由してメモリコントローラであるIMAC12に入力される。IMAC12には、データ制御部91から送られてきたMdpi/N値の画像データを、さらに高密度のmdpi/n値(M<m,N>n)の画像データに変換する高密度変換部12aと、MEM13からのデータのコード変換処理を行うコード変換部82と、が設けられている。
【0147】
ここで、本実施の形態による画素密度変換の一例として、600dpi/5値のデータを1200dpi/2値に密度変換する場合について説明する。
【0148】
密度変換後の2値データは、フレームメモリよりなるMEM13に格納される。MEM13に格納された画像データを読み出して再びPCIバスを介して転送する際には、画像データをコード化してデータ量を少なくすることにより転送効率を向上させる。
【0149】
図18は、IMAC12内の高密度変換部12Aの処理動作を示す図である。図18において、データ制御部4Aから送信されたデータが、5値データの2である場合、そのデータはハーフドットに相当するので、パターンとしては3a〜3dの4パターンを取り得る。しかし、ここではドット位置制御は行なわないので、そのまま4ビットデータに変換してMEM13に格納する。
【0150】
図19は、IMAC12内のコード変換部12Bの処理動作を示す図である。図19において、MEM13に格納されているデータは、その配置を考えると、それぞれの大きさにあわせてa〜dのパターンが考えられる。しかし、ドット位置制御には規則性があり、例えば、安定したドットを打つためにドット集中型で画素を太らせる場合、401のようなパターンなどが考えられる。
【0151】
この規則の例では、Pが600dpiの1画素に相当し、それを1200dpiの4画素に分けたときに、それぞれ1/4のパワーで打たれるときには、d,c,a,bの位置から画素を太らせていくということを表している。すなわち、画素を打ち始める位置は、入力画像データの位置によって決まるため、IMAC12が供給するコードは、データの大きさに関するものだけでよい。そのため、本来のa,b,c,dのパターンを含めた14パターン(4bit)ではなく、aの5パターンのみをコード化(3bit)するだけでよく、バス上で通信されるデータ量は少なくなり、転送効率が向上する。
【0152】
図20は、IMAC12内のコード変換部の別の処理動作を示す図である。この例は、501に示すように、どの位置でも同じ位置から打ち始める場合であり、細線などの高解像度を表現したいときには有利なドット形成方法である。この場合も、コード変換部12Bでコード変換を行なうには、5つのコードパターン(3bit)だけでよい。さらに、画像データ位置によってドットの打ち始めの位置を決定する必要も無い。
【0153】
図21は、画像データ位置によって画素配置を異ならせる場合の構成例を示すブロック図である。図21には、図17の構成に加えてデータ演算部92とCDIC4が付加されて示される。最も効率よく縮小されたコードデータは、PCIバス(パラレルバス21)を介してCDIC4に転送される。
【0154】
コードは、別途IPP5から送られる情報(例えば、エッジであるか非エッジであるかという1bit情報)によって、位置ごとに画素配置を変えるか否かを決定して、データに展開される。
【0155】
図22は、上述のようにコード化されたデータの展開例を示す図である。図22に示されるように、コードが3であるとき、コードをそのまま展開すれば、「1110」であるが、変換制御の場合のみ位置をずらして「1011」とする。図22においては、画素をcのパターンで配置していた場合、4ビットの「1110」データをcの位置から読み始めることにより、「1011」が得られる。
【0156】
なお、上述のような処理を行う処理プログラムは、図3に示されるシリアルバス20を介して接続されるコンピュータにより読み取られるCD−ROMなどの記憶媒体に格納してもよい。また、処理プログラムをROM10内に格納してもよい。
【0157】
上述の実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。
【発明の効果】
上述の如く本発明の第1の実施の形態によれば、集中管理されたメモリを複数の機能で共有して、メモリを有効活用するとともに、画素密度に合致するように密度変換を実施することにより、安価且つ小型で、高画質の画像を生成することのできる画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
【0158】
また、本発明の第2の実施の形態によれば、データ量を少なく転送効率を向上させ、高速処理を実現することができる。また、少ないデータ量で、画像の特徴に合わせたドット制御を行い、高画質化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のMFPのブロック構成図である。
【図2】図1に示すPCUのブロック構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態による画像処理装置の一例であるMFPの全体ブロック構成図である。
【図4】図3に示すIMACのブロック構成図である。
【図5】図4に示すメモリ制御部のブロック構成図である。
【図6】図3に示すVDCのブロック構成図である
【図7】図6に示すVDCの選択器でのデコードされた上段画素あるいは下段画素の切替制御を説明するための図である。
【図8】図3に示すMFPの基本構成におけるシステム制御とバス接続を示す概略図である。
【図9】図3に示すMFPのプリンタモードでのシステム制御とバス接続を示す概略図である。
【図10】図3に示すMFPの制御バス接続を示す概略図である。
【図11】図4に示すIMACのデータ圧縮時(a)とデータ伸長時(b)の動作構成図である。
【図12】図3に示すMFPによる読取画像データの画素密度変換処理を説明するための図である。
【図13】図3に示すMFPによる2値画像データの画素密度変換処理でのコード割り当ての一例を示す図である
【図14】図13の2値画像データの画素密度変換処理のコード変換の一例を示す図である。
【図15】図3に示すMFPによる読取画像データの画素密度変換処理時のデータ転送経路を示す図である。
【図16】図3に示すMFPによる2値画像データの画素密度変換処理時のデータ転送経路を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態による画像形成装置におけるフレームメモリと画像メモリアクセス制御部(IMAC)の構成を示すブロック図である。
【図18】IMACの高密度変換部を説明する図である。
【図19】IMACのコード変換部の処理例を説明する図である。
【図20】IMACのコード変換部の他の処理例を説明する図である。
【図21】画素位置を異ならせる場合の構成例を示すブロック図である。
【図22】データ展開の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 MFP
2 読取ユニット
3 センサボードユニット(SBU)
4 圧縮/伸長及びデータインターフェース制御部(CDIC)
5 画像処理プロセッサ(IPP)
6 ビデオ・データ制御部(VDC)
7 作像ユニット
8 プロセスコントローラ
9 RAM
10 ROM
11 ファックス制御ユニット(FCU)
12 画像メモリアクセス制御部(IMAC)
12a 高密度変換部
12b コード変換部
13 メモリ群(MEM)
14 システムコントローラ
15 オペレーションパネル
16 外部シリアルポート
17 RAM
18 ROM
19 フォントROM
20 シリアルバス
21 パラレルバス
22 ローカルバス
30 パーソナルコンピュータ(PC)
31 公衆回線(PN)
41 アクセス制御部
42 システムI/F
43 ローカルバス制御部
44 メモリ制御部
45 圧縮/伸長部
45a 圧縮器
45b 伸長器
46 画像編集部
47 ネットワーク制御部
48 パラレルバス制御部
49 シリアルポート制御部
50 シリアルポート
51〜55 ダイレクトメモリアクセス制御部(DMAC)
51a 画像用DMAC
51b 符号用DMAC
61 データパス制御部
62 データバッファ
63 要求制御部
64 入出力制御部
65 出力I/F
66 入力I/F
67 外部メモリアクセス制御部
68 コマンド制御部
71 デコード部
72 1ラインバッファ
73 選択器
74 9ラインバッファ
75 画像マトリックス
76 ジャギー補正部
76a 補正コード部
76b RAM
77 処理部
78 孤立点補正部
79 誤差拡散エンハンス部
80 ディザ平滑化部
81 2ドット処理部
82 エッジ処理部
83 セレクタ
91 データ制御部
92 データ演算部
Claims (3)
- 原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号またはディジタル的に生成されたディジタル画像信号を、一旦メモリに格納し、当該メモリを利用して書込手段の書き込み制御で記録出力可能な出力画像信号に処理する画像処理装置であって、
前記ディジタル画像信号の前記メモリヘのアクセスを一括管理するとともに、前記メモリに格納されたディジタル画像信号の画素密度を増大させる画素密度変換を行うに際して、転送データ量を削減し、低密度の画素1ドットを複数個の高密度の画素に変換する際に、孤立の黒または白画素の生成を防止しつつ、当該高密度の画素に変換した高密度画素を矩形領域に配置することを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像処理装置は、前記原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号をプログラマブルな演算プロセッサで任意の処理を行って、読取量子化数よりも少ない量子化ステップ数に置換した後、前記メモリに格納することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 原稿の画像を読み取ってディジタル変換したディジタル画像信号またはディジタル的に生成されたディジタル画像信号を、一旦メモリに格納し、当該メモリを利用して書込手段の書き込み制御で記録出力可能な出力画像信号に処理する画像処理装置であって、
前記ディジタル画像信号の前記メモリヘのアクセスを一括管理するとともに、前記メモリに格納されたディジタル画像信号の画素密度を増大させる画素密度変換を行うに際して、転送データ量を削減し、前記メモリから前記書込手段側へのコードデータの転送を、当該コードデータの書込ラインを示す信号に同期して前記メモリから読み出して転送することを特徴とする画像処理装置。
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