JP3927086B2 - 鏡受け具のサイドキャップ - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、化粧室、浴室等の壁面などに鏡板を取り付ける際に使用される鏡受け具の小口部を塞ぐサイドキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、化粧室、浴室等の壁面に鏡板を取り付ける際に使用されている鏡受け具の小口部にサイドキャップが設けられているものもあった。
図4は従来技術を示すもので、壁面Wに固定した取付金具Aにより鏡板Bを取り付けた後、該取付金具Aの側端開口を閉鎖するサイドキャップCが取り付けられる。
該サイドキャップCの側面板C1は、取付金具Aの側面視外形状と略同形状の矩形板状に形成され、内面の外周縁部が取付金具Aの側面に当接し、側面板C1内面の前端部に併設した突片C2が、取付金具Aに内嵌され、突片C2に設けたネジ孔C3と取付金具Aのネジ孔A1に、固定ネジDを螺合することにより、取付金具Aの小口部にサイドキャップCが取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のサイドキャップCは、取付金具Aの側面視外形状と略同形状の側面板C1を、取付金具Aの側面に当接する構造としているので、アルミ材等の金属材料を使用した取付金具Aと、サイドキャップCの側面板C1との間の僅かな隙間から浸入する水垢等により、取付金具Aに設けたネジ孔A1が汚れ、或いは小口部が汚れて、取付金具Aの腐食する原因となっていた。
また、サイドキャップCの側面板C1が、取付金具Aの小口部に単に当接する構造であるので、取付金具Aの寸法のバラツキを解消することができなかった。
更に、サイドキャップCを取付金具Aに取り付ける際、両者に設けたネジ穴A1を貫通する固定ネジDを使用しているので取り付け作業に時間を要していた。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、アルミ等の金属材料を使用した鏡受け具内への水垢の浸入を防ぐことによって鏡受け具の腐食を防ぎ、又、鏡受け具の寸法のバラツキを解消することができ、更に、鏡受け具の小口部への取付作業が容易な、サイドキャップを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、鏡受け具の小口部(側端開口部)を塞ぐサイドキャップにより、鏡受け具の端縁部を覆うようにしたもので、具体的な構成は以下に示すとおりである。
【0006】
具体的な構成1は、鏡受け具の開口した両端部となる小口部に当接する側面板、該側面板の周縁に該鏡受け具の端縁部を外面側から覆う表面板・底面板及び裏面板からなる断面略U字状のフランジ、該表面板の裏側の該表面板と平行に鏡受け具表面部を該表面板とともに挟持する突起板、並びに該側面板の内側に鏡板をその背面より押圧する鏡押さえ片を形成したことを特徴とする鏡受け具のサイドキャップである。
【0007】
具体的な構成2は、鏡押さえ片は、側面板の内側の棒状板から下方へ向け、且つ、その先端部は鏡板側へ湾曲するように形成してなることを特徴とする鏡受け具のサイドキャップである。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、図面に基づき、本発明の実施例について説明する。
【0009】
図1aは、浴槽、洗い場等からなるユニットバスUの壁面に、本発明のサイドキャップ1を嵌め込んだ鏡受け具2を使用して鏡板3を取り付けた正面図である。
【0010】
図1bは、ユニットバスUの壁面に取り付けた鏡板3、該鏡板3の下部に連接したカウンター4を示す側面図である。
【0011】
図1cは、その鏡板3とカウンター4を拡大して示す正面図である。
【0012】
ユニットバスUの壁面に、壁面に固定した棒状部材から成るブラケット5により、カウンター4が支持され、該カウンター4の後端部(壁面側)に嵌合するようにして設置した下方の鏡受け具2と、鏡受け具2と同様の断面形状で上下逆にして設置した鏡保持具がそれぞれ壁面に固定され、鏡受け具2と鏡保持具により、鏡板3が取り付けられている。
【0013】
また、壁面に固定された鏡受け具2、及び鏡保持具の両端部に、本発明のサイドキャップ1が、その端部を覆うようにして、それぞれ取り付けられている。
【0014】
図2は、ブラケットに支持されたカウンター4、棒状部材からなるブラケット5、カウンター4に連接した鏡受け具2、鏡受け具2に支持された鏡板3、鏡受け具2の両端部に嵌合する本発明のサイドキャップ1の斜視図が示されている。
【0015】
図2aは、鏡板3を支持した鏡受け具2の両端部に、サイドキャップ1を取り付ける前の状態を示す斜視図、図2bおよび図2cは、鏡受け具2に支持された鏡板3と、鏡受け具2に取り付けたサイドキャップ1との関係を示す斜視図、図2dは、鏡板3を支持した鏡受け具2の端部に、サイドキャップ1を取り付ける前の状態を示す斜視図、図2eは、鏡受け具2の左側面を示す斜視図である。
【0016】
鏡受け具2は、アルミ材、ステンレス材、或いは硬質合成樹脂を押出成型した長尺材から成り、表面部2aと底面部2bと裏面部2cとで断面略U字状に形成され、その内部で、表面部2aと裏面部2c間に鏡板3を載置する鏡載置部2dが形成されている。
底面部2bには、それぞれ適宜間隔で水抜き孔2eが設けられている。
【0017】
さらに、表面部2aから底面部2bにわたって、鏡板3の下部前方に取付けるカウンター4の後端部に嵌合する段部2fが設けられている。
【0018】
本発明のサイドキャップ1は、上記した鏡受け具2の両端部を覆うようにして嵌合されるもので、以下サイドキャップ1について説明する。
サイドキャップ1は、鏡受け具2の小口部に当接する側面板1aと、該側面板1aの周縁部に、鏡受け具2の表面部2a、底面部2b、裏面部2cの端部を覆う、表面板6a、底面板6b、裏面板6cから成るフランジ6を、立設するようにして一体に形成されている。
サイドキャップ1の表面板1aは、鏡受け具2の表面部2aの形状に合わせ、カウンター4の後端部を嵌合させる段部6dが設けられている。
【0019】
鏡受け具2の小口部に当接する側面板1aの内側に、フランジ6を形成する表面板6aと平行に鏡受け具表面部の裏面側を押圧する突起板7を設け、表面板6aと突起板7とで、鏡受け具表面部2aの端部を挟着することにより、サイドキャップ1が鏡受け具2の端部に嵌合され、表面板6a、底面板6b、裏面板6cが、鏡受け具の表面部2a、底面部2b、裏面部2cの外面側に当接される。
【0020】
また、鏡受け具2の小口部に当接する側面板1aの内側に、鏡受け具2で支持される鏡板3の裏面側に当接する鏡押さえ片8が一体に設けられている。
更に、鏡受け具2の小口部に当接する側面板1aの内側で、上記鏡押さえ片8の背面から水平に、棒状板9が一体に設けられている。
【0021】
図3は、上記した、鏡受け具2の端部を覆うサイドキャップ1の詳細図が示されている。
【0022】
図3aは、鏡受け具2の上面開口部より挿入した鏡板3は鏡載置部2dにより支持されており、該鏡板3と鏡受け具2の側端部を覆うようにして、鏡受け具2の小口部へ、サイドキャップ1を嵌め込んだ側面図を示すものである。
【0023】
図3bは、サイドキャップ1の平面図を示すもので、小口部に当接する側面板1aから棒状板9が一体に形成され、該棒状板9の側面から下方へ延びるようにして、鏡板3の裏面側に当接する鏡押さえ片8が設けられている。
また、側面板1aの下端部、及び棒状板9と対向する側端部から、鏡受け具2を覆う底面板6b、表面板6aが、側面板1aと一体に形成されている。
【0024】
図3cは、鏡受け具2の小口部に当接する側面板1aと、フランジ6を形成する表面板6aと平行に、鏡受け具表面部2aの裏面側を押圧する突起板7が一体に形成された、図3dのB−B断面図を示すものである。
サイドキャップは、鏡受け具の表面部を、上記した表面板と突起板で挟み付けるようにして、鏡受け具の側端部に嵌め込み、取り付けられる。
【0025】
図3dは、サイドキャップ1を内側から見た側面図で、鏡受け具2の小口部に当接する側面板1aの左右側端部、及び下端部から、フランジ6を形成する表面板6a、裏面板6c及び底面板6bが一体に形成されている。
【0026】
更に、サイドキャップ1を鏡受け具2の側端部に嵌め込んだ後、サイドキャップ1が鏡受け具2より外れ落ちるのを防ぐため、表面板6aと平行な突起板7が側面板1aと一体に設けられている。
【0027】
また、鏡受け具2に嵌め込んだ鏡板3の緩みを防ぐために、鏡板3の背面より押圧する鏡押さえ片8が、側面板1aに設けた棒状板9の側面から下方へ、その先端部は、鏡板側へ湾曲するようにして設けられている。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、鏡受け具の側端部に、本発明のサイドキャップを使用することにより、
a.鏡受け具の側端部が覆われるので、アルミ等の金属材料から成る鏡受け具を使用しても、小口部が水垢で汚れることがないので、鏡受け具の腐食を防ぐことができる。
b.鏡受け具の側端部が覆われるので、鏡受け具の寸法のバラツキを解消することができる。
c.鏡受け具との取り付けは、側面板に設けたフランジ及び突起板等で、鏡受け具の表面部等を狭持し、小口部へ嵌め込むだけであるので、取り付け作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ユニットバスの壁面に鏡板を取り付けた正面図を示すものである。
(b)ユニットバスの壁面に鏡板を取り付けた側面図を示すものである。
(c)鏡板とカウンター等の拡大正面図を示すものである。
【図2】(a)鏡板とカウンターを繋ぐ鏡受け具の両端部に設けるサイドキャップを示す斜視図である。
(b)鏡受け具の端部に嵌め込んだサイドキャップを示す斜視図である。
(c)鏡受け具の端部に嵌め込んだサイドキャップを示す斜視図である。
(d)鏡受け具の端部に嵌め込むサイドキャップを示す斜視図である。
(e)鏡受け具を示す斜視図である。
【図3】(a)鏡受け具と鏡板とサイドキャップを示す側面図である。
(b)サイドキャップの平面図を示すものである。
(c)サイドキャップの一部水平断面図である。
(d)サイドキャップを内側から見た側面図である。
【図4】従来技術の斜視図を示すものである。
Claims (2)
- 鏡受け具の開口した両端部となる小口部に当接する側面板、該側面板の周縁に該鏡受け具の端縁部を外面側から覆う表面板・底面板及び裏面板からなる断面略U字状のフランジ、該表面板の裏側の該表面板と平行に鏡受け具表面部を該表面板とともに挟持する突起板、並びに該側面板の内側に鏡板をその背面より押圧する鏡押さえ片を形成したことを特徴とする鏡受け具のサイドキャップ。
- 鏡押さえ片は、側面板の内側の棒状板から下方へ向け、且つ、その先端部は鏡板側へ湾曲するように形成してなることを特徴とする請求項1記載の鏡受け具のサイドキャップ。
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