JP3825884B2 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents
空気入りタイヤの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3825884B2 JP3825884B2 JP16119597A JP16119597A JP3825884B2 JP 3825884 B2 JP3825884 B2 JP 3825884B2 JP 16119597 A JP16119597 A JP 16119597A JP 16119597 A JP16119597 A JP 16119597A JP 3825884 B2 JP3825884 B2 JP 3825884B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- layer
- inner liner
- liner layer
- laminated sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 16
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 36
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 15
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 15
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 13
- -1 polyethylene Polymers 0.000 claims description 13
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 claims description 13
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 12
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 12
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 claims description 5
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 claims description 5
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 2
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 13
- 239000001993 wax Substances 0.000 description 10
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 6
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 5
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 5
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 4
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 4
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 239000010445 mica Substances 0.000 description 2
- 229910052618 mica group Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 239000004094 surface-active agent Substances 0.000 description 2
- 239000000454 talc Substances 0.000 description 2
- 229910052623 talc Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000006082 mold release agent Substances 0.000 description 1
- 239000012188 paraffin wax Substances 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 230000003405 preventing effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ内側にインナーライナー層を設けた空気入りタイヤの製造方法に関し、さらに詳しくは、インナーライナー層の接合部におけるクラックの発生を防止可能にした空気入りタイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
チューブレスタイヤは、空気圧を一定に保持するため、タイヤ内周面に気密性の高いブチルゴムを主体とする非透過性ゴムからなるインナーライナー層を設けるようにしている。しかし、ブチルゴムは接着性が低いという特性があるため、そのブチルゴムを主体とするインナーライナー層がカーカス層の補強コードと接触すると、その両者間に剥離を招く原因となる。そこで、インナーライナー層とカーカス層との間には両者を確実に離れた状態にするため、一般にカーカス層と同じゴムからなるタイゴム層が設けられている。
【0003】
上述のようなチューブレスタイヤを製造する場合、図6に示すように、例えば未加硫のインナーライナー層11とタイゴム層12とからなる合わせシート13のタイヤ周方向両端部を互いに重ね合わせて接合することにより、カーカス層の内周側に未加硫のタイゴム層12を介して未加硫のインナーライナー層11を設けたグリーンタイヤを成形し、このグリーンタイヤの内面にシリコン、マイカ、タルクなどの無機粉末を界面活性剤によって水溶液に分散させてなる離型剤を塗布した後、このグリーンタイヤを内側からブラダーで押圧しながら加硫成形するようにしている。
【0004】
しかしながら、上記製造方法では、異なる種類のゴム層同士を互いに接合した状態になるので、ゴム物性の相違により、走行時にタイヤに大きな繰り返し変形が作用すると、接合部においてタイゴム層12の端末(切断部)が露出している部分からタイゴム層12が剥離し、クラックが発生するという問題があった。特に、ライトトラックやそれ以上の重量を有する車両に装着される重荷重用タイヤにおいて、この傾向が顕著である。また、無機粉末からなる離型剤を使用すると、この離型剤がインナーライナー層の接合部に入り込むことにより接着不良を起こし易いという問題もあった。
【0005】
上記対策として、図6の2点鎖線で示すように、伸縮性を有する布にゴムをコーティングしたテープ14を接合部に貼り付けることで、クラックの発生を抑えるようにした提案がある。しかし、テープ14を使用した場合、部品点数が増加するため製造コストが増大すると共に、テープ14の貼り付け工程に時間がかかり、しかもクラック防止効果は依然として不十分であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、クラック防止用のテープを使用することなく、インナーライナー層の接合部におけるクラックの発生を防止可能にした空気入りタイヤの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤの製造方法は、カーカス層の内周側に未加硫のタイゴム層を介して未加硫のインナーライナー層を設けたグリーンタイヤを成形し、該グリーンタイヤの内面に離型剤を塗布した後、該グリーンタイヤを内側からブラダーで押圧しながら加硫成形する空気入りタイヤの製造方法において、前記タイゴム層とインナーライナー層とを予め貼り合わせた合わせシートとして前記カーカス層の内周側に積層し、該合わせシートのタイヤ周方向両端部をシート長手方向に対して15〜30°の範囲で傾斜した傾斜面に形成し、その合わせシートの両端部を前記傾斜面の鋭角部側が対面外側に位置するように互いに重ね合わせて接合するようにし、かつ前記離型剤として、非シリコン系のポリエチレンワックス樹脂粉末を5〜50重量%含有する水溶液を用いたことを特徴とするものである。
【0009】
このようにタイゴム層とインナーライナー層の合わせシートとしてカーカス層の内周側に積層し、その両端部をシート長手方向に対して15〜30°の範囲で同方向に傾斜した傾斜面に形成し、その合わせシートの両端部を傾斜面の鋭角部側が対面外側に位置するように互いに重ね合わせて接合することにより、インナーライナー層をタイヤ周方向に連続して延在するように形成し、不連続部を設けないようにしたので、走行時に大きな変形を繰り返し受けても、その接合部におけるクラックの発生を防止することができる。しかも、離型剤として、非シリコン系のポリエチレンワックス樹脂粉末を5〜50重量%含有する水溶液を用いることにより、加硫時のブラダーとタイヤ内面との滑りを良好にしながら、インナーライナー層の接合部におけるゴム−ゴム間の接着性を向上することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明における空気入りタイヤの一例として、ライトトラックに用いられる空気入りタイヤを例示するものである。1はトレッド部、2はビード部、3はサイドウォール部である。左右のビード部2,2に連接してタイヤ径方向外側に左右のサイドウォール部3,3が延設され、これらサイドウォール部3,3間にタイヤ周方向に延在するトレッド部1が設けられている。
【0011】
タイヤ内側には2層のカーカス層4が設けられている。このカーカス層4はライトトラック用の空気入りタイヤでは1〜3層設けることができ、少なくとも1層設ければよい。左右のビード部2にはビードコア5がそれぞれ配置され、そのビードコア5の外周にはビードフィラー6が設けられている。内側にカーカス層4Aの両端部はビードフィラー6を包み込むようにしてビードコア5の周りにタイヤ内側から外側に折り返されている。外側のカーカス層4Bの両端部はビードコア5の外側に配置されている。
【0012】
カーカス層4の内周側には、タイゴム層7を介してインナーライナー層8が設けられている。このインナーライナー層8はブチルゴムを主体とする非透過性ゴムから構成されている。一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には、補強コードを配列した複数のベルト層9が埋設されている。
次に、上記空気入りタイヤの製造方法について説明する。本発明の空気入りタイヤは、未加硫のインナーライナー層8とタイゴム層7とを予め貼り合わせた合わせシートXを用いて製造することができる。この合わせシートXを使用した場合、接着性が悪いインナーライナー層8のシートを単独で扱う必要がないという利点がある。合わせシートXは、図2に示すように、そのタイヤ周方向両端部がシート長手方向に対する傾斜角度αを15°〜30°の範囲で同方向に揃って傾斜させた傾斜面X1,X2に形成されている。
【0013】
この合わせシートXを未加硫のインナーライナー層8を内周側にして成形ドラムD上に巻き付け、その両端部X3,X4を互いに重ね合わせて接合するときに、傾斜面X1,X2の鋭角部側を対面外側に位置させて両者を接合する。その後、図3に示すように、両傾斜面X1,X2を対面する合わせシート表面に圧着ローラを用いて圧着する。これにより、未加硫のインナーライナー層8のタイヤ周方向の一端がその他端部側に接続され、未加硫のタイゴム層7のタイヤ周方向の他端がその一端側に接続されるので、インナーライナー層8とタイゴム層7とはそれぞれタイヤ周方向に連続する層になる。この圧着において、インナーライナー層8とタイゴム層7とを必ずしも完全に密着させる必要はない。
【0014】
次いで、タイゴム層7の外周側にカーカス層を巻回して、合わせシートXの傾斜面X1,X2を圧着状態にした後は、通常の成形工程を行うことができる。例えば、カーカス層の両端部上に未加硫のビードフィラーを取り付けたビードコアをセットし、両端部をビードコアの周りに折り返した後、成形ドラムを拡張(リフト)させ、その拡張したカーカス層上に補強コードをタイヤ周方向に傾斜させた未加硫のベルト層をその補強コードが互いに交差するように貼り合わせる。
【0015】
そして、トレッドゴムとサイドゴムとを順次貼り付けることにより、グリーンタイヤを成形する。このようにしてカーカス層の内周側に未加硫のタイゴム層7を介して未加硫のインナーライナー層8を設けたグリーンタイヤを成形し、該グリーンタイヤの内面に離型剤を塗布した後、該グリーンタイヤを金型内に挿入して内側からブラダーで押圧しながら加硫成形することにより空気入りタイヤを得ることができる。
【0016】
上記離型剤としては、非シリコン系のポリエチレンワックス樹脂粉末を5〜50重量%含有する水溶液を使用する。このポリエチレンワックス樹脂粉末は融点が150℃以下、好ましくは80〜150℃の範囲で平均粒子径が50μm以下に整粒された低分子量のポリエチレンワックスである。このポリエチレンワックスの分子量は500〜3000程度のものである。この樹脂はポリエチレン樹脂とパラフィンワックスとの中間の分子量を有するが、これらに比べて融点が高く、固まった状態ではベタツキのない極めて硬い性質を有し、しかも加硫温度(80°以上)でゴムとの相溶性が良好である。
【0017】
上記製造方法によれば、合わせシートXの傾斜面X1,X2の傾斜角度αを15〜30°の範囲で同方向に傾斜させ、その合わせシートXの両端部を傾斜面X1,X2の鋭角部側が対面外側に位置するように互いに重ね合わせて接合することにより、図4に示すようにインナーライナー層8とタイゴム層7とをそれぞれタイヤ周方向に連続する層に形成することが可能になる。このようにインナーライナー層8がタイヤ周方向に連続することにより、走行時に大きな変形を繰り返し受けても、その接合部におけるクラックの発生を防止することができる。また、クラック防止用のテープを使用する必要はない。
【0018】
本発明において、合わせシートXの傾斜面X1,X2の傾斜角度αは15〜30°にする。この傾斜角度αは15°未満であると合わせシートXの両端部をその傾斜角度に切断することが困難であり、逆に30°を超えるとクラックの発生を抑えることが困難になる。傾斜角度αは合わせシートXにおける切断を容易にするため、21〜30°にすることが好ましい。
【0019】
図5に合わせシートXの両端部を傾斜面に切断するカッターの一例を示す。このカッターKはV字状に対面する刃部K1を有している。この刃部K1は、カッターKの長手方向(水平方向)に対してそれぞれ約8°の角度に形成されている。このようなカッターKを用いることにより、合わせシートXの両端部を上記角度を有する傾斜面X1,X2に容易に形成することができる。
【0020】
また、本発明によれば、離型剤として非シリコン系のポリエチレンワックス樹脂粉末を使用することにより、加硫時のブラダーとタイヤ内面との滑りを良好にしながら、インナーライナー層8の接合部におけるゴム−ゴム間の接着性を向上することができる。従って、従来のシリコン、マイカ、タルクなどの無機粉末からなる離型剤のように接着不良を起こすことを防止できる。また、離型剤がインナーライナー層8の接合部に入り込んでも接着性を損なうことはないので、グリーンタイヤ成形時にインナーライナー層8の接合部を完全に圧着する必要はない。
【0021】
本発明において、ポリエチレンワックス樹脂粉末の水溶液中の含有量は5〜50重量%にする。この含有量が5重量%未満であると十分なブラダーとタイヤ内面との滑りを良好にすることができず、逆に50重量部を超えると粉落ちし易くなるので好ましくない。また、上記水溶液にはポリエチレンワックス樹脂粉末の他に界面活性剤等を含有していてもよい。
【0025】
タイヤサイズを700R15 8PRで共通にし、図1に示す構成の空気入りタイヤにおいて、図2に示すように合わせシートを使用し、その両端部の傾斜角度αを種々異ならせた本発明タイヤ1,2と比較タイヤ1〜3、及び図6に示すように合わせシートの傾斜角度αを90°にし、その接合部にクラック防止用テープを設けた従来タイヤを各3本製作した。なお、離型剤として、ポリエチレンワックス樹脂粉末を30重量%含有する水溶液を使用した。
【0026】
これら各試験タイヤをリムサイズ15×1/2Kのリムに装着し、空気圧を450kPaにし、下記に示す測定条件により、接合部に発生するクラックの評価試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0027】
クラック評価試験:
各試験タイヤをドラム径1707mmのドラム試験機に取り付け、負荷荷重13kN、時速50km/h、周囲温度38±3℃の条件下で、12000km走行させた後、インナーライナー層の接合部でのクラックトータル長さを測定し、各3本の平均結果を4段階評価した。表1において、Aはクラックトータル長さLが0mm、Bは0mm<L≦5mm、Cは5mm<L≦50mm、Dは50mm<Lを示す。
【0028】
【表1】
【0029】
この表1から明らかなように、本発明タイヤ1〜2はクラック防止用テープを設けることなく、クラックの発生を抑えることができた。一方、比較タイヤ1〜3は傾斜角度αが大きすぎるため、クラック防止効果を得ることができなかった。なお、傾斜角度αを15°よりも小さくした傾斜面を有する合わせシートを形成しようとしたが不可能であった。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、カーカス層の内周側に未加硫のタイゴム層を介して未加硫のインナーライナー層を設けたグリーンタイヤを成形し、該グリーンタイヤの内面に離型剤を塗布した後、該グリーンタイヤを内側からブラダーで押圧しながら加硫成形する空気入りタイヤの製造方法において、タイゴム層とインナーライナー層とを予め貼り合わせた合わせシートとしてカーカス層の内周側に積層し、該合わせシートのタイヤ周方向両端部をシート長手方向に対して15〜30°の範囲で傾斜した傾斜面に形成し、その合わせシートの両端部を前記傾斜面の鋭角部側が対面外側に位置するように互いに重ね合わせて接合することにより、インナーライナー層をタイヤ周方向に連続して延在するように形成し、かつ離型剤として、非シリコン系のポリエチレンワックス樹脂粉末を5〜50重量%含有する水溶液を用いることにより、クラック防止用のテープを使用することなく、インナーライナー層の接合部におけるクラックの発生を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤを例示する子午線半断面図である。
【図2】本発明の空気入りタイヤの製造方法において、合わせシートの両端部を接合した状態を示す断面図である。
【図3】図2の合わせシートの両傾斜面を圧着した状態を示す断面図である。
【図4】加硫後におけるインナーライナー層とタイゴム層の接合状態を示す断面図である。
【図5】合わせシートの両端部を傾斜面に形成するためのカッターを例示する要部正面図である。
【図6】 従来のインナーライナー層とタイゴム層の両端部における接合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 ビード部
3 サイドウォール部 4 カーカス層
7 タイゴム層 8 インナーライナー層
X 合わせシート X1,X2 傾斜面
α 傾斜角度
Claims (2)
- カーカス層の内周側に未加硫のタイゴム層を介して未加硫のインナーライナー層を設けたグリーンタイヤを成形し、該グリーンタイヤの内面に離型剤を塗布した後、該グリーンタイヤを内側からブラダーで押圧しながら加硫成形する空気入りタイヤの製造方法において、前記タイゴム層とインナーライナー層とを予め貼り合わせた合わせシートとして前記カーカス層の内周側に積層し、該合わせシートのタイヤ周方向両端部をシート長手方向に対して15〜30°の範囲で傾斜した傾斜面に形成し、その合わせシートの両端部を前記傾斜面の鋭角部側が対面外側に位置するように互いに重ね合わせて接合するようにし、かつ前記離型剤として、非シリコン系のポリエチレンワックス樹脂粉末を5〜50重量%含有する水溶液を用いた空気入りタイヤの製造方法。
- 前記ポリエチレンワックス樹脂粉末は、融点が150℃以下であり、かつ平均粒子径が50μm以下である請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16119597A JP3825884B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 空気入りタイヤの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16119597A JP3825884B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 空気入りタイヤの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH115261A JPH115261A (ja) | 1999-01-12 |
JP3825884B2 true JP3825884B2 (ja) | 2006-09-27 |
Family
ID=15730400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16119597A Expired - Fee Related JP3825884B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 空気入りタイヤの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3825884B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4299516B2 (ja) * | 2002-09-04 | 2009-07-22 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法及びタイヤ加硫金型 |
JP4014497B2 (ja) * | 2002-12-13 | 2007-11-28 | 横浜ゴム株式会社 | スチールコード及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤ |
EP1842658B1 (en) * | 2005-01-11 | 2012-05-16 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Process for producing pneumatic tire |
JP5181467B2 (ja) * | 2006-11-17 | 2013-04-10 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
JP2009083776A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Bridgestone Corp | タイヤ用インナーライナー及びそれを用いたタイヤ |
JP2010167829A (ja) | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
JP4811962B2 (ja) * | 2009-09-10 | 2011-11-09 | 住友ゴム工業株式会社 | インナーライナー用ポリマーシートの製造方法および空気入りタイヤの製造方法 |
US8454778B2 (en) * | 2010-11-15 | 2013-06-04 | Ramendra Nath Majumdar | Pneumatic tire with barrier layer and method of making the same |
JP5870975B2 (ja) * | 2010-12-22 | 2016-03-01 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤおよび空気入りタイヤの製造方法 |
JP5423732B2 (ja) * | 2010-12-22 | 2014-02-19 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP6024697B2 (ja) * | 2014-04-04 | 2016-11-16 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法 |
JP6304291B2 (ja) * | 2016-03-14 | 2018-04-04 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法 |
JP6862869B2 (ja) * | 2017-01-31 | 2021-04-21 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法および空気入りタイヤ |
JP6424919B2 (ja) | 2017-04-19 | 2018-11-21 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤおよびその製造方法 |
JP7183672B2 (ja) * | 2018-10-03 | 2022-12-06 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤの製造方法 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16119597A patent/JP3825884B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH115261A (ja) | 1999-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3825884B2 (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
US7419557B2 (en) | Method for protecting tire innerliner using thermoformable film coated with pressure-sensitive adhesive | |
JPH11501586A (ja) | トレッド新替えしたタイヤ及び吹き付け接合剤を使用せずに該タイヤを製造する方法 | |
JP4184669B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP3568334B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JPS5923708B2 (ja) | タイヤライナ−の製造方法 | |
JP2018193053A (ja) | フィルムインナーライナーを有する空気入りタイヤおよびその製造方法 | |
JP2005238759A (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JPH11320703A (ja) | ランフラットタイヤ用のバンドエレメント及びその建設方法 | |
JPH1044720A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2000502294A (ja) | タイヤ外包に組み込むための未加硫非コード補強半組立物 | |
JPH10291259A (ja) | タイヤ組み立て用ドラムの耐摩耗性エラストマー部材 | |
JPH1142909A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ及びその製造方法 | |
JP2011079352A (ja) | プレキュアトレッド及び更生タイヤ | |
JP3681246B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4317295B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 | |
JP4893321B2 (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
JP2004345414A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP3588319B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH05124132A (ja) | プレキユアトレツド及びその製造方法 | |
JP3831024B2 (ja) | 更生重荷重用空気入りタイヤの製造方法及び更生タイヤ | |
WO2001039964A1 (en) | Compound apex for vehicle tire | |
JPH0115402B2 (ja) | ||
JP2939651B2 (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
JP3373915B2 (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |