JP3813833B2 - 噴射ボタン装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、噴射ボタンの押圧操作によって、液化ガス、ヘアスプレー、殺虫剤スプレー等の容器本体の内容物を、噴射ボタンの噴射口から噴射させるようにした噴射ボタン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、液化ガス、ヘアスプレー、殺虫剤スプレー等のエアゾール容器には、容器本体の上端部に、肩部を介して口部が設けられ、口部に該口部の開口を塞ぐようにマウンテンキャップが嵌着され、このマウンテンキャップの中央部に、容器本体内の内容物を外部に噴射する噴射ステムが上方突設され、噴射ステムを押圧操作するための噴射ボタンが、噴射ステムに外嵌装着され、噴射ボタンの押圧操作によって、噴射ステムから噴射された内容物を、その噴射方向を変えて噴射ボタンの噴射口から横方向外方に噴射させるようにしたものがあり、この種の容器では、廃棄回収の際の爆発防止及び環境保護のために、通常の使用後に、残留内容物及び残留ガスを容器本体の底又は側面に孔を開けて、排出処理していた。
【0003】
ところが、この穿孔作業は面倒であり、残留内容物等を排出処理せずに容器を投棄することも多かった。
そこで、噴射ステムを押圧操作するための噴射ボタンに、ロックバンドを引っ掛けて、噴射ボタンを押圧操作した状態に保持し、これにより、残留内容物を及び残留ガスを排出させるようにしたものがある(例えば特開平10−59445号公報)。
しかし、この場合、噴射ボタンから直接内容物を外部に噴射させるため、噴射によって、内容物が周囲に広がって、内容物で衣服等の周囲のものを汚してしまうという問題があった。
【0004】
また、噴射ステム及び噴射ボタン等を包囲するオーバーキャップの上端部等に、噴射ボタンを押圧操作した状態に保持すると共に、噴射ステム及び噴射ボタンを包囲する残留内容物排出治具を設けるようにしたものがある(例えば特開2000−335661号公報)。
この場合、内容物が外部に広がることはなく、噴射した内容物で周囲を汚すおそれがなくなるが、この場合、オーバーキャップが必ず必要となり、製造コストが高く付いた。また、オーバーキャップを紛失するとガス抜きが不可能になった。
【0005】
さらに、噴射ボタンの上端部に、容器本体に装着される突出鍔を設け、噴射ボタンを噴射ステムから外した後に、噴射ボタンを上下逆さにして、突出鍔により噴射ボタンを容器本体に装着することによって、噴射ボタンで噴射ステムを押圧して噴射ステムを噴射状態に保持するようにしたものがある(例えば特開平6−69182号公報)。
しかし、この場合、上方突出した突出鍔があるため、噴射ボタンが必要以上に高くなって、噴射ボタンの押圧操作が不安定になるし、また、噴射ボタンが外部に露出された状態のままであることもあって、この部分に外部のものが衝当して、噴射ボタンが不測に噴射ステムから外れたり、噴射ボタンが誤って押圧操作されたりするおそれが大であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑み、通常の噴出可能状態では、外部不可抗力によって、噴射ボタンが不測にはずれたり、誤操作されたりするおそれが少なく、また、使用後に、内容物を簡単に排出できると共に、排出した内容物で衣服や周囲を汚すおそれがなくなるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決する本発明の技術手段は、容器本体1に突設された噴射ステム7に装着される噴射ボタン11を備え、噴射ボタン11の押圧操作により、噴射ステム7から噴射された内容物を、噴射ボタン11の噴射口14から噴射させるようにした噴射ボタン装置において、
噴射ボタン11の外周を取り囲むカバー体19が設けられ、噴射ボタン11は、カバー体19と共に容器本体1から着脱可能になるように、カバー体19に組み込まれ、
カバー体19は、噴射ボタン11を噴射ステム7に装着させて、噴射ボタン11の押圧操作により、噴射ステム7から噴射された内容物を噴射ボタン11の噴射口14から噴射させる噴射可能状態と、噴射ボタン11を噴射ステム7に押し付けて、噴射ステム7から噴射ボタン11に向けて内容物を噴射させる状態に保持する内容物排出状態とに、容器本体1に対して選択的に装着可能とされている点にある。
【0008】
本発明の他の技術手段は、前記噴射ボタン11の噴射ステム7への押し付け部分に、噴射ステム7から噴射された内容物を逃がすための排出溝40が設けられている点にある。
本発明の他の技術手段は、前記カバー体19に、第1嵌着部21と第2嵌着部31とが設けられ、カバー体19を第1嵌着部21で容器本体1に装着したとき、前記噴射可能状態となり、カバー体19を第2嵌着部31で容器本体1に装着したとき、前記内容物排出状態になるようにした点にある。
【0009】
本発明の他の技術手段は、前記第1嵌着部21と第2嵌着部31とが、カバー体19の上下方向の互いに逆側に設けられている点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に従って説明する。図1〜図4において、1は液化ガス、ヘアスプレー、殺虫剤スプレー等のエアゾール容器の容器本体で、アルミ、スチール、硝子等により構成されている。容器本体1は、図5にも示すように円筒状に形成され、その上端部には上側に向けて徐々に小径となるように先窄まり状に傾斜した肩部2を介して小径の口部3が形成されている。口部3に該口部3の開口を塞ぐようにマウンテンキャップ4が嵌合固着されている。マウンテンキャップ4はその外周部に口部3に卷回された環状の卷回凸部5を有し、マウンテンキャップ4の中央部には凸部6を介して噴射ステム7が上方突設されている。噴射ステム7は下方に押圧操作されることにより、殺虫剤等の内溶物を上方に向けて噴射するようになっている。
【0011】
なお、マウンテンキャップ4は容器本体1と同様にアルミ、スチール、硝子等により構成されている。
11は噴射ステム7を押圧操作するための噴射ボタンで、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂により形成されている。噴射ボタン11は、筒軸部8と外壁部9とこれらを連結する天壁部10とを備え、筒軸部8と外壁部9との間に環状の空洞部15が形成され、筒軸部8側に、噴射ステム7に外嵌される嵌合凹部12と嵌合凹部12に連通する流路13とを有し、筒軸部8と外壁部9とに跨って噴射口14を有しており、噴射ボタン11は、嵌合凹部12を介して噴射ステム7に外嵌装着され、噴射ボタン11の押圧操作によって、噴射ステム7から上方に噴射された内容物を、その噴射方向を変えて噴射ボタン11の噴射口14から横方向(径方向、前後左右方向)外方(図例では前方)に噴射させるように構成されている。噴射ボタン11に、下方突出した係止爪16が左右一対設けられている。
【0012】
19は噴射ボタン11の外周を取り囲むカバー体で、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂により円筒状に形成され、容器本体1の上端部に外嵌固着されている。カバー体19は、下部側に、円筒状の第1嵌着部21と第1嵌着部21の外周に位置する円筒状の外壁部22とを備えると共に、上部側に、噴射ボタン11の横方向外方を塞ぐ左右一対のカバー壁24を備え、左右一対のカバー壁24間の前側に、噴射窓25が形成され、カバー壁24間の後側に、噴射ボタン11を指で押圧操作するための操作窓26が形成されている。従って、カバー体19は、噴射ボタン11の周囲を取り囲むように一対のカバー壁24と噴射窓25と操作窓26とを周方向に有している。
【0013】
カバー体19の第1嵌着部21はマウンテンキャップ4の卷回凸部5に着脱自在に外嵌され、その下端部には環状の係合突起28が設けられ、この係合突起28がマウンテンキャップ4の卷回凸部5の下端縁に下側から係合されている。これにより、カバー体19は容器本体1の上端部に不測に外れないように強固に嵌合固着される。外壁部22は第1嵌着部21の外周を取り囲み、外壁部22の下端は、容器本体1の肩部2に接当又は近接されている。
カバー体19の上端部、即ち左右一対のカバー壁24の上端部に、第2嵌着部31が設けられている。この第2嵌着部31は、一対のカバー壁24の上端部の内径を、容器本体1の巻回凸部5の外径と略同一の大きさに形成すると共に、一対のカバー壁24の上端部内周に、巻回凸部5に係脱自在に係合する環状の係合突起32を形成し、第2嵌着部31を巻回凸部5に外嵌して係合突起32を巻回凹部5に係合することによって、第2嵌着部31でカバー体19を容器本体1に強固に装着できるようにしたものである。
【0014】
また、左右一対のカバー壁24間に、下方に没入した円筒状の収納凹部35が設けられ、収納凹部35の底壁36には、中央部のステム挿通孔37と左右一対の爪挿通孔38とが設けられている。噴射ステム7がステム挿通孔37から挿通されて収納凹部35内に上方突出され、噴射ボタン11が、収納凹部35内で噴射ステム7に外嵌装着されて、収納凹部35内に上下摺動自在に保持されている。噴射ボタン11の左右一対の係合爪16は、爪挿通孔38から底壁36下方に挿通され、不測に抜け脱しないように底壁36の下面に係合されている。これにより、噴射ボタン11は、噴射ボタン11の噴射口14の前方にカバー体19の噴射窓25を位置させるように、カバー体19に組み込まれ、噴射ボタン11がカバー体19と共に容器本体1から着脱可能になりかつカバー体19から不測に分離しないように構成されている。
【0015】
そして、第1嵌着部21をマウンテンキャップ4の卷回凸部5に外嵌することにより、カバー体19を容器本体1に装着したとき、噴射ステム7がステム挿通孔37から挿通されて収納凹部35内に上方突出され、噴射ボタン11が嵌合凹部12を介して噴射ステムに嵌合装着され、噴射ボタン11の噴射口14の前方にカバー体19の噴射窓25を位置させて噴射口14を開放する噴射可能状態になるように、構成されている。
また、第2嵌着部31をマウンテンキャップ4の卷回凸部5に外嵌することにより、カバー体19を容器本体1に装着したとき、噴射ボタン11の上面10aを噴射ステム7の上端に押圧して、噴射ボタン11を押圧操作した状態に保持する内容物排出状態となるように、構成されている。
【0016】
従って、第1嵌着部21と第2嵌着部31とが、カバー体19の上下方向の互いに逆側に設けられ、カバー体19を第1嵌着部21で容器本体1に装着したとき、噴射可能状態となり、カバー体19を第2嵌着部31で容器本体1に装着したとき、前記内容物排出状態になり、これにより、カバー体19は、噴射可能状態と内容物排出状態とに、容器本体1に対して選択的に装着可能とされている。前記内容物排出状態における噴射ボタン11の噴射ステム7への押し付け部分である噴射ボタン11の上面10aに、噴射ステム7から噴射された内容物を逃がすための排出溝40が左右方向に設けられ、噴射ステム7から噴射された内容物が排出溝40を通って、左右外方に排出されるようになっている。
【0017】
上記実施の形態によれば、通常の使用時には、図1〜図3に示すように、第1嵌着部21をマウンテンキャップ4の卷回凸部5に外嵌することにより、カバー体19を容器本体1に装着しておけばよい。
このとき、噴射ステム7がステム挿通孔37から挿通されて収納凹部35内に上方突出され、噴射ボタン11が嵌合凹部12を介して噴射ステムに嵌合装着され、噴射ボタン11の噴射口14の前方にカバー体19の噴射窓25を位置させて噴射口14を開放する噴射可能状態になる。従って、容器本体1内の内容物を噴射するには、指を操作窓26側から挿入して噴射ボタン11上に載せ、指で操作ボタン11を押圧操作すればよく、噴射ボタン11の押圧操作によって、噴射ステム7から上方に噴射された内容物を、その噴射方向を変えて噴射ボタン11の噴射口14からカバー体19の噴射窓25を通して横方向外方に噴射させることができる。
【0018】
この噴射可能状態では、噴射ボタン11には従来のように上方突出した突出鍔等がないため、噴射ボタン11が必要以上に高くなるようなことはなくなり、噴射ボタン11の押圧操作が不安定になるようなこともないし、また、噴射ボタン11の横方向外方を塞ぐ左右一対のカバー壁24があるため、噴射ボタン11に外部のものが衝当して、噴射ボタン11が不測に噴射ステム7から外れたり、噴射ボタン11が誤って押圧操作されたりするおそれもなくなる。
次に、通常の使用後に、廃棄回収の際の爆発防止及び環境保護のために、残留内容物及び残留ガスを容器本体から排出処理する場合、一旦、第1嵌着部21を巻回凸部5から外して、カバー体19を容器本体1から取り外し、その後、図4に示すようにカバー体19をカバー壁24側を上にして設置し、このカバー体19に対して、容器本体1を上下逆さにして、容器本体1をカバー体19に対して下方に押し付けることにより、カバー体19の第2嵌着部31をマウンテンキャップ4の卷回凸部5に外嵌させて、カバー体19を容器本体1に装着すればよい。
【0019】
このとき、噴射ボタン11の上面10aを噴射ステム7の上端に押圧して、噴射ボタン11を押圧操作した状態に保持する内容物排出状態となるので、容器本体1の内容物は、噴射ステム7から噴射ボタン11の上面10aに向けて噴射される。その結果、容器本体1の内容物であるガスは噴射ボタン11に衝当して、液状となって、噴射ボタン11の排出溝40を通って左右外方に排出される。
従って、従来のように、内容物が周囲に広がって、内容物で衣服等の周囲のものを汚してしまうようなこともなくなるし、従来のようにオーバーキャップが必ず必要となるようなこともなくなり、製造コストも安上がりになる。
【0020】
図6〜図9は他の実施形態を示し、噴射ボタン11の上面10aに、噴射ステム7の上端部が挿入可能な前後方向に長い凹部43が設けられている。この凹部43の一端(前端)部は底壁を有し、噴射ステム7が嵌合する嵌合部とされ、凹部43の他端(後端)部は底壁がなくなって空洞部15に連通されており、第2嵌着部31をマウンテンキャップ4の卷回凸部5に外嵌することにより、カバー体19を容器本体1に装着したとき、噴射ボタン11の凹部43の一端部に噴射ステム7の上端部が嵌合して、凹部43の底壁上面43aで噴射ステム7の上端を押圧して、噴射ボタン11を押圧操作した状態に保持する内容物排出状態となるように、構成されている。
【0021】
前記内容物排出状態における噴射ボタン11の噴射ステム7への押し付け部分である凹部43の底壁上面43aに、噴射ステム7から噴射された内容物を逃がすための排出溝40が前後方向に設けられ、噴射ステム7から噴射された内容物が排出溝40を通って、噴射ボタン11の空洞部15に排出されるようになっている。
上記実施の形態によれば、通常の使用時には、嵌着部21をマウンテンキャップ4の卷回凸部5に外嵌することにより、カバー体19を容器本体1に装着しておけばよい。
【0022】
このとき、前記実施の形態の場合と同様に、噴射可能状態になり、この噴射可能状態では、噴射ボタン11には従来のように上方突出した突出鍔等がないため、噴射ボタン11が必要以上に高くなるようなことはなくなり、噴射ボタン11の押圧操作が不安定になるようなこともないし、また、噴射ボタン11の横方向外方を塞ぐ左右一対のカバー壁24があるため、噴射ボタン11に外部のものが衝当して、噴射ボタン11が不測に噴射ステムから外れたり、噴射ボタン11が誤って押圧操作されたりするおそれもなくなる。
【0023】
通常の使用後に、廃棄回収の際の爆発防止及び環境保護のために、残留内容物及び残留ガスを容器本体1から排出処理する場合、前記実施の形態の場合と同様に、一旦、カバー体19を容器本体1から取り外して、図9に示すように、カバー体19の第2嵌着部31をマウンテンキャップ4の卷回凸部5に外嵌させて、カバー体19を容器本体1に装着すればよい。
このとき、噴射ステム7の上端部が凹部43の一端部に嵌合されて、噴射ステム7の上端が凹部43の底壁43a上面に押圧され、凹部43の底壁上面43aを噴射ステム7の上端に押圧して、噴射ボタン11を押圧操作した状態に保持する内容物排出状態となるので、容器本体1の内容物は、噴射ステム7から噴射ボタン11の凹部43の底壁上面43aに向けて噴射される。その結果、容器本体1の内容物であるガスは噴射ボタン11の凹部43の底壁上面43aに衝当して、液状となって、噴射ボタン11の排出溝40を通って空洞部15側に流れて、図9に矢印aで示す如く噴射ボタン11の空洞部15内に流れ落ちる。
【0024】
従って、従来のように、内容物が周囲に広がって、内容物で衣服等の周囲のものを汚してしまうようなこともなくなるし、従来のようにオーバーキャップが必ず必要となるようなこともなくなり、製造コストも安上がりになる。
なお、前記実施の形態では、第1嵌着部21及び第2嵌着部31を、容器本体1の巻回凸部5に外嵌することによって、カバー体19を容器本体1に対して装着するようにしているが、カバー体19の容器本体1への装着は、このような方法に限定されず、例えば、第1嵌着部21又は第2嵌着部31を、巻回凸部5に内嵌することによって、第1嵌着部21又は第2嵌着部31でカバー体19を容器本体1に装着するようにしてもよい。
【0025】
また、前記実施の形態では、噴射ボタン11の押圧操作によって、内容物を噴射ボタン11の噴射口14から横方向外方(前方)に噴射させるように構成されているが、噴射ボタン11からの内容物の噴射方向は横方向に限定されず、上方又は斜め上方或いは斜め下方に噴射するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、通常の噴出可能状態では、外部不可抗力によって、噴射ボタン11が不測にはずれたり、誤操作されたりするおそれが少なくなる。また、カバー体19の容器本体1への装着を変更することにより、噴射ボタン11の噴射口14の前方を塞ぐと共に、噴射ボタン11を押圧操作した状態に保持する内容物排出状態に、簡単に変更することができて、使用後に、内容物を簡単に排出できると共に、排出した内容物で衣服や周囲を汚すおそれがなくなる。また、従来のようにオーバーキャップが必ず必要となるようなこともなくなり、製造コストも安上がりになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す使用状態の容器の正面断面図である。
【図2】同使用状態を示す側面断面図である。
【図3】同使用状態を示す平面図である。
【図4】同内容物排出状態を示す側面断面図である。
【図5】同容器本体の側面断面図である。
【図6】他の実施の形態を示す使用状態の容器の正面断面図である。
【図7】同使用状態を示す側面断面図である。
【図8】同使用状態を示す平面図である。
【図9】同内容物排出状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
7 噴射ステム
11 噴射ボタン
14 噴射口
19 カバー体
21 第1嵌着部
24 カバー壁
31 第2嵌着部
40 排出溝
Claims (4)
- 容器本体(1)に突設された噴射ステム(7)に装着される噴射ボタン(11)を備え、噴射ボタン(11)の押圧操作により、噴射ステム(7)から噴射された内容物を、噴射ボタン(11)の噴射口(14)から噴射させるようにした噴射ボタン装置において、
噴射ボタン(11)の外周を取り囲むカバー体(19)が設けられ、噴射ボタン(11)は、カバー体(19)と共に容器本体1から着脱可能になるように、カバー体(19)に組み込まれ、
カバー体(19)は、噴射ボタン(11)を噴射ステム(7)に装着させて、噴射ボタン(11)の押圧操作により、噴射ステム(7)から噴射された内容物を噴射ボタン(11)の噴射口(14)から噴射させる噴射可能状態と、噴射ボタン(11)を噴射ステム(7)に押し付けて、噴射ステム(7)から噴射ボタン(11)に向けて内容物を噴射させる状態に保持する内容物排出状態とに、容器本体(1)に対して選択的に装着可能とされていることを特徴とする噴射ボタン装置。 - 前記噴射ボタン(11)の噴射ステム(7)への押し付け部分に、噴射ステム(7)から噴射された内容物を逃がすための排出溝(40)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の噴射ボタン装置。
- 前記カバー体(19)に、第1嵌着部(21)と第2嵌着部(31)とが設けられ、カバー体(19)を第1嵌着部(21)で容器本体(1)に装着したとき、前記噴射可能状態となり、カバー体(19)を第2嵌着部(31)で容器本体(1)に装着したとき、前記内容物排出状態になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の噴射ボタン装置。
- 前記第1嵌着部(21)と第2嵌着部(31)とが、カバー体(19)の上下方向の互いに逆側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の噴射ボタン装置。
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