JP3802167B2 - 木造軸組の接合構造及び木造軸組用の接合金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、木造建築物の縦構造材に対し横構造材を面接合した軸組構造の接合技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
在来工法による縦構造材と横構造材との接合技術としては、本発明者により先に創作された図9のような接合金具を利用する接合工法が知られている(特開平8−232342号公報)。この接合技術では先ず、支持金具41の取付面42を柱43側面に凹設された溝部44に嵌め込むと共に、支持金具41の下部を溝部44で支えた状態とし、それから取付面42と柱43を貫通する止めボルト45により支持金具41を柱43へ固定する。次いで、この支持金具41に対して梁材46をそれに設けたスリット溝47に側面板51が下方から差し入れるように組み付けると、底板48が梁46端部の下面を受け止め、その状態で仮止めされる。そして貫通ピン49を貫通孔52に差し込んで柱43に対して梁46を面接合する。
【0003】
しかしながら、この接合技術では柱43を前加工する段階で溝部44の高さが取付面42の縦方向の長さと合わない場合、特に溝部44の方の高い場合には、支持金具41の底板48を溝部44で支持させた状態とするか或いは該底板48を溝部44に対して浮かせた状態として梁46を接合することになる。このとき前者を選択すると、梁46の貫通孔50及び柱43の貫通孔50を支持金具1の貫通孔50に合わせて再度現場で開けなおす必要がある。また後者を選択すると、梁46端部に対する溝部44の本来の支持力を十分に発揮することができなくなってしまう。また、支持金具41の柱43への取り付けに際しては、複数の止めボルト45を柱43の背面側からナット止めする必要があるので、この締結作業が現場における作業効率の低下を招来するという点で難がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、こうした従来工法による柱などの縦構造材と梁、胴差しなどの横構造材との軸組作業の施工性を向上し、尚且つ従来技術による木造軸組の接合強度のさらなる向上を図る技術の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明による縦構造材と横構造材とを接合金具を介して接合する木造軸組の接合構造は、接合金具として、第1の係止部を有する縦構造材側差込み部と第2の係止部を有する横構造材側差込み部とに区画された差し込みプレートを連結プレートにより向かい合わせて連結し、且つ連結プレートの先端面が前記縦構造材側差込み部と横構造材側差込み部との境界線上に位置するようにした接合金具を用いるものとし、前記縦構造材に縦構造材側差込み部を差し込み可能とする受け溝を形成すると共にこの受け溝に対して直交形成した貫通孔へピン部材を挿通し、また、前記横構造材に横構造材側差込み部を差し込み可能とする受け溝を形成すると共にこの受け溝に対して直交形成した貫通孔へピン部材を挿通し、そして縦構造材の受け溝に差込みプレートの縦構造材側差込み部を差し込ませると共に、連結プレートの先端面を縦構造材に当接させる状態で第1の係止部をピン部材に係止させ、また、横構造材の受け溝に差込みプレートの横構造材側差込み部を差し込ませると共に、連結プレートで横構造材の下端面を支持させる状態で第2の係止部をピン部材に係止させることで接合金具を介した縦構造材と横構造材との接合をなすようにしたことを特徴とする。
【0006】
この接合構造は、接合金具の差込みプレートを縦構造材と横構造材のそれぞれの受け溝に対して差し込ませるので、縦構造材の中心部から横構造材内部にわたる強固な接合を得ることができる。従って、主として梁材の荷重を溝部で支持する支持金具を用いる従来技術による接合構造と比較してより大きい接合強度を得ることができる。しかも差し込みプレートが一対で形成されているので、縦構造材の略中心部から横構造材内部にわたって各差込みプレートが発揮する接合強度を重畳的に発揮した接合構造となる。しかも一対の差込みプレートは連結プレートにより連結されているので、横構造材の受け溝に差込みプレートを差し込ませる際に横構造材が連結プレートにより確実に支持されることになる。以上のことは地震その他の外力により横構造材に作用する引抜き力に対する抵抗力の向上という点でも効果的である。また、縦構造材と横構造材との接合は縦構造材及び横構造材に施したピン部材に接合金具の係止部を係止させることによって得られる。そのため縦構造材に予め施す受け溝は、少なくとも差込みプレートの高さ寸法よりもやや大きめの寸法で施してあれば足りるので、加工に際して高度の寸法精度を必要とせず現場での加工も容易である。したがって、従来技術のように溝部の寸法誤差により横構造材に対する支持力を十分に発揮できなくなるようなことが生じることもない。さらに、縦構造材に対する接合金具の係止は縦構造材に施したピン部材に第1の係止部を係止させればよいので、従来技術のような止めボルトを使用しなくても済み、接合金具の取り付けそのものが簡単であり現場での作業効率向上に効果的である。
【0007】
上記のような接合構造については、第1の係止部を縦構造材側差込み部の縦側面に設けられた突出部の下側辺に凹設し、また第2の係止部を横構造材側差込み部の上側辺に凹設するのが好ましい。
【0008】
この接合構造によれば、第1の係止部は縦構造材側差込み部の縦側面に設けられた突出部の下側辺に凹部として、また第2の係止部は横構造材側差込み部の上側辺に凹部として形成されているので、縦構造材及び横構造材にそれぞれ施されたピン部材を凹部に架け止めるだけの簡単な作業で縦構造材と横構造材とを接合することが可能である。また、このような接合構造では第1の係止部及び第2の係止部にガイド部を設けるとより好ましい。このガイド部は各係止部に対するピン部材の係止をガイドするので係止を容易に行うことができる。
【0009】
また、前記接合構造を複数接合構造、つまり一つの縦構造材に対し複数の横構造材を同じ高さ位置で異なる向きから接合する接合構造に適用する場合には、一つの横構造材用の接合金具と他の横構造材用の接合金具とについて、前者における突出部の下側辺に対し後者における突出部の上側辺が下側となるようにそれぞれの突出部を形成するようにする。
【0010】
この接合構造によると、複数の横構造材のそれぞれに用いられる接合金具における第1の係止部用の突出部が互いに干渉することを防止することができる。即ち上記のような接合金具による接合構造を複数接合構造についても有効に活用することができる。
【0011】
以上のような接合構造は、接合金具の差込みプレートにピン挿通孔を形成すると共に、縦構造材と横構造材のそれぞれについて、受け溝と直交する補助貫通孔を形成し、そして補助貫通孔に挿通させた補助ピン部材を差込みプレートのピン挿通孔に挿通させるようにするとより好ましい。
【0012】
この接合構造は、差込みプレートにピン挿通孔が形成されていることに特徴があり、ピン部材が縦構造材又は横構造材とピン挿通孔とに差し込まれることで、第1及び第2の係止部に作用する横構造材の荷重を前記ピン部材に分散させて、縦構造材と横構造材の接合強度を長期間安定的に発揮できることになる。しかも、地震その他の外力により横構造材に作用する引抜き力に対して高い抵抗力を発揮することにもなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の実施の形態では、「縦構造材」としての柱と「横構造材」としての梁とを接合金具を介して接合した構造を示す。なお、本発明において「横構造材」は、梁に限定されるものではなく、桁、胴差しその他の横架材を含むものである。また、各実施形態について共通する部材は同一の符号で付し、重複する説明は省略する。
【0014】
第1実施形態(図1,図2); 第1実施形態による柱と梁の接合構造は、一つの柱に対して、一つの梁を接合金具を介して接合したものである。先ず、この接合構造に用いる接合金具について説明する。図1に示す接合金具1は、一対の差込みプレート2,2と、差込みプレート2,2を相互対向して配置させた状態で連結する連結プレート3とにより構成される。
【0015】
それぞれの差込みプレート2,2は、柱に形成された受け溝に差し込まれる「縦構造材側差込み部」としての柱側差込み部4と、梁に形成された受け溝に差し込まれる「横構造材側差込み部」としての梁側差込み部5とに区画される。柱側差込み部4は、その下側部位で連結プレート3により連結されている。ここで前記柱側差込み部4と梁側差込み部5とは、この連結プレート3の先端面6を境界として区画した各差込みプレート2,2のプレート部位を意味するものである。
【0016】
柱側差込み部4には、縦側面7の上部に設けられた突出部8の下側辺に凹部状にして設けた第1の係止部9と、縦側面7の下部に設けられた下側突出部11と、後述のピン部材22(図2参照)を挿通するためのピン挿通孔12とが形成されている。第1の係止部9は柱20への接合金具1の主接合拠点となる部位であって、図2で示すようにこの第1の係止部9を柱20の貫通孔23へ挿通したピン部材22に対して上方より架け止めて係止させるようになっている。
【0017】
梁側差込み部4には、その上側辺14に凹部状にして設けた第2の係止部15と、後述のピン部材22(図5参照)を挿通するためのピン挿通孔12とが形成されている。第2の係止部15は梁24への接合金具1の主接合拠点とする部位であって、第2の係止部15へ梁24の貫通孔23へ挿通したピン部材22が架け止められて係止させるようになっている。
【0018】
また、前記第1及び第2の係止部9,15にはそれぞれガイド部17が面取り形成され、このガイド部17によりピン部材22の係止をガイドするようにされている。
【0019】
次に、上記接合金具1を利用した接合構造の施工法について図2を参照して説明する。先ず二点鎖線で示す柱20に、差込みプレート2を差し込むための一対の受け溝21を形成する。この受け溝21は、両差込みプレート2,2のプレート間間隔に相応する所定の間隔を有するようにして形成する。この受け溝21は、突出部8の凹部9をピン部材22へ係止可能とするために接合金具1の縦方向の長さよりもやや余裕をもたせて形成する。そしてこの受け溝21とほぼ直交させて貫通孔23,補助貫通孔25を穿設し、ピン部材22を貫通孔23へ挿通して固定しておく。
【0020】
一方、梁24にも両差込みプレート2,2のプレート間間隔に適合する一対の受け溝21を形成すると共に、この受け溝21とほぼ直交させて貫通孔23と補助貫通孔25を穿設し、ピン部材22を貫通孔23へ挿通して固定しておく。
【0021】
次いで、柱20の受け溝21へ柱側差込み部4を差し込ませると共に接合金具1の第1の係止部9を当該ピン部材22へ上方より係止させる。このとき連結プレート3の先端面6は柱20側面と当接し、接合金具1が柱20に対して仮止めされた状態となる。この仮止め状態で柱20の外側面から補助貫通孔25を通じて2つのピン挿通孔12へピン部材22を差し込むと、接合金具1の柱側差込み部4と柱20とが接合される。
【0022】
そして梁24を接合金具1の上方より落とし込み、梁24の受け溝21へ梁側差込み部5を差し込ませると共に第2の係止部15へピン部材22を係止させると、梁24の下側面が連結プレート3で支持されて梁24が仮止めされる。この仮止め状態で梁24の補助貫通孔25を通じてピン挿通孔12へピン部材22を差込むと、梁24と接合金具1の梁側差込み部5とが接合される。こうして図2に示すような接合構造を得ることになる。
【0023】
第2実施形態(図3〜図5);本実施形態は第1の実施形態に若干の変形を加えた形態であり、図1に示す接合金具1を複数使用して柱に対して同じ高さ位置で2つの梁を突き合わせるように接合した接合構造としてある。この接合構造を図3〜図5に示す。各図に示すように柱20に対して梁24a,24bが接合金具1a,1bを介して接合してある。各梁24a,24bを接合する方法については前記と同様であるので省略するが、この場合接合金具1a,1bを突き合わせると柱20の内部で各突出部8a,8bどうしが互いに干渉することになる(図3参照)。この干渉を避けるため、この接合構造では図4に示すように、柱20に突出部8a,8bどうしを互いに行き違いとさせるような受け溝21a,21bを形成し尚且つ、梁24a,24bの受け溝も柱側の受け溝21a,21bと連続するように形成してある。従って、接合金具1a,1bは、図4中、柱20及び梁24a,24bの幅方向で中心よりも少し上方へ或いは下方へずらした状態で取り付けられている。このとき凹部状として設けてある各第1の係止部9a,9bは、柱20の略中心に開孔した貫通孔に挿通されたピン部材22へ共通して係止されることになる(図3,図5参照)。
【0024】
なお、以上の接合構造では、図1の接合金具1の他、図6に示すような接合金具1を用いた接合構造とすることも可能である。この接合金具1は、柱20と梁24とを接合する各部材の機能や該接合金具1を介した梁24の接合方法については図1の接合金具1と同様であるが、突出部8及び下側突出部11が形成された突出部位については図1の接合金具1と異なっている。この点についてはさらに後述する。
【0025】
第3実施形態(図6,図7); この実施形態による接合構造は、一つの柱に対して複数の梁を同じ高さ位置で異なる向きからそれぞれ接合することを特徴としている。
【0026】
この接合構造には、前記した図1に示す接合金具(以下第1の接合金具という)1aと、図6に示す接合金具(以下第2の接合金具という)1cとを使用する。前記した第1の接合金具1aと対比すると第2の接合金具1cは、縦側面7cに設けられた突出部8cと下側突出部11cの形成位置が異なっている。即ち、第2の接合金具1cにおける突出部8c及び下側突出部11cの下側辺13に対し、第1の接合金具1aにおける突出部8a及び下側突出部11aの上側辺18がそれぞれ下側となるように形成してある。これにより図7に示すように第1の接合金具1aと第2の接合金具1cを柱20に対して直交するように接合させても、突出部8a,8cどうし或いは下側突出部11a,11cどうしがそれぞれ柱20内部で干渉し合わない接合構造を得ることが可能である。
【0027】
第4実施形態(図8);本実施形態による接合構造は、第2実施形態による接合構造、或いは第3実施形態による接合構造に若干の変形を施したものである。即ち、第1の接合金具1a及び第2の接合金具1cを複数使用して上記接合構造に加えて柱に対して同じ高さ位置で3方向或いは4方向からそれぞれ梁を接合した形態とすることもできる。
【0028】
前者の場合(3方向接合構造)には、第1の接合金具1a又は第2の接合金具1cを図5に示す突き合わせ形態の接合構造とし、この接合形態に対して第1の接合金具1a又は第2の接合金具1cを直交させてさらに接合した接合形態としている。また、後者の場合(4方向接合構造)には、図8に示すように柱20へ接合金具1a,1bを介して梁24a,24bを接合させ、次いでこれに直交させるようにして接合金具1c,1dを介して梁24c,24dを接合する。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による接合構造は、接合金具の差込みプレートを縦構造材と横構造材のそれぞれの受け溝に対して差し込ませるので、縦構造材の断面略中央付近から横構造材内部にわたる高い接合強度を得ることが可能になる。しかもその施工に当たって縦構造材及び横構造材に対する接合金具の係止は各構造材に施したピン部材に第1及び第2の係止部を係止させればよいので、従来技術のような止めボルトを使用する必要がなく接合金具の取り付けそのものが簡単であり、現場での作業効率向上に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本接合構造に用いる接合金具の外観斜視図。
【図2】図1の接合金具を介して柱に梁を接合した状態を示す図。
【図3】図1の接合金具を介して柱に複数の梁を接合した状態を示す図。
【図4】図4の接合構造の平面図。
【図5】図4の接合構造の外観斜視図。
【図6】本接合構造に用いる他の接合金具の外観斜視図。
【図7】図1と図6の接合金具を介して柱に複数の梁を接合する状態を示す図。
【図8】一つの柱に対して複数の梁を接合する状態を示す図。
【図9】本接合構造の従来技術による接合構造を示す図。
【符号の説明】
1 接合金具
2 差込みプレート
3 連結プレート
4 縦構造材側差込み部(柱側差込み部)
5 横構造材側差込み部(梁側差込み部)
6 先端面
7 縦側面
8 突出部
9 第1の係止部
12 ピン挿通孔
13 下側辺
15 第2の係止部
20 柱
21 受け溝
22 ピン部材
23 貫通孔
24 梁
Claims (5)
- 縦構造材と横構造材とを接合金具を介して接合する木造軸組の接合構造において、
接合金具として、第1の係止部を有する縦構造材側差込み部と第2の係止部を有する横構造材側差込み部とに区画された差し込みプレートを連結プレートにより向かい合わせて連結し、且つ連結プレートの先端面が前記縦構造材側差込み部と横構造材側差込み部との境界線上に位置するようにした接合金具を用いるものとし、前記縦構造材に縦構造材側差込み部を差し込み可能とする受け溝を形成すると共にこの受け溝に対して直交形成した貫通孔へピン部材を挿通し、また、前記横構造材に横構造材側差込み部を差し込み可能とする受け溝を形成すると共にこの受け溝に対して直交形成した貫通孔へピン部材を挿通し、そして縦構造材の受け溝に差込みプレートの縦構造材側差込み部を差し込ませると共に、連結プレートの先端面を縦構造材に当接させる状態で第1の係止部をピン部材に係止させ、また、横構造材の受け溝に差込みプレートの横構造材側差込み部を差し込ませると共に、連結プレートで横構造材の下端面を支持させる状態で第2の係止部をピン部材に係止させることで接合金具を介した縦構造材と横構造材との接合をなすようにしたことを特徴とする木造軸組の接合構造。 - 第1の係止部は縦構造材側差込み部の縦側面に設けられた突出部の下側辺に凹設されており、また第2の係止部は横構造材側差込み部の上側辺に凹設されている請求項1記載の接合構造。
- 一つの縦構造材に対し複数の横構造材を同じ高さ位置で異なる向きから接合する請求項2記載の接合構造であって、
一つの横構造材用の接合金具と他の横構造材用の接合金具とについて、前者における突出部の下側辺に対し後者における突出部の上側辺が下側となるようにそれぞれの突出部を形成するようにした木造軸組の接合構造。 - 接合金具の差込みプレートにピン挿通孔を形成すると共に、縦構造材と横構造材のそれぞれについて、受け溝と直交する補助貫通孔を形成し、そして補助貫通孔に挿通させた補助ピン部材を差込みプレートのピン挿通孔に挿通させるようにした請求項1〜3何れか1項に記載の接合構造。
- 請求項1〜4何れか1項に記載の接合構造に用いる木造軸組用の接合金具であって、
第1の係止部を有する縦構造材側差込み部と第2の係止部を有する横構造材側差込み部とに区画された差し込みプレートを連結プレートにより向かい合わせて連結し、且つ連結プレートの先端面が前記縦構造材側差込み部と横構造材側差込み部との境界線上に位置するようになっている木造軸組用の接合金具。
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