JP3869398B2 - 誘導情報提供方法及びシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導情報提供、特に利用者の持つ利用者端末を用いた誘導情報提供方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
音声情報で利用者を目的地まで誘導する先行技術として、特開2000−205891号公報が挙げられる。この先行技術は、利用者の現在位置を検知して、設定した目的地までの経路を検索し、検索結果に従って経路を音声情報で出力するものである。ただし、これは目が不自由な人に音声で案内するという短絡的な発想に基づくものであり、そもそも経路を案内するとはどういうことかに踏み込んで仕組みを提案するものではない。
【0003】
進路の分岐点を音声情報で提供する先行技術として、特開2001−190589号公報が挙げられる。この先行技術は、進路に沿って設置された点字ブロックに情報タグまたはタグリーダを内蔵することによって、通路の分岐点や階段などの施設の存在を利用者の持つ利用者端末から音声情報で伝えるものである。ただし、これは元々存在する点字ブロックの存在を音声情報で補うものに過ぎず、応用事例としても進行方向に何があるかを音声情報で利用者に伝えているに過ぎない。
【0004】
表示画面を使って経路を提示する先行技術として、特開2002−304574号公報が挙げられる。この先行技術は、駅や空港、ビルなどの公共施設の構内に大型ディスプレイを設置して、普段は広告などの情報を表示しているが、災害などの緊急時には利用者に対して安全な経路を表示画面に表示することによって、利用者を非難誘導するものである。ただし、これは不特定多数の利用者に対して同一の情報を表示するものに過ぎない。
【0005】
利用者端末の表示画面に経路を矢印で表示する先行技術として、特開2000−149193号公報が挙げられる。この先行技術は、利用者の現在位置と向いている方向を検知して、利用者が見ている風景を地図情報で再現し、再現した地図情報に目的地への経路を矢印で示すものである。ただし、これは利用者の誘導を単に画像情報で行うものであり、画像情報は情報量が多い反面、利用者の意識が画像情報に集中しやすくなるという欠点を併せ持つ。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−205891号公報
【特許文献2】
特開2001−190589号公報
【特許文献3】
特開2002−304574号公報
【特許文献4】
特開2000−149193号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
人は自らが不慣れな環境では、何らかの案内や誘導を必要とする。ここで言うところの不慣れとは、場所に不慣れであったり、周囲に表示される言葉や周囲にいる人たちが話す言葉に不慣れであったりすることである。場所に不慣れであれば、どちらに行けば自らが望む目的地に辿りつけるのか、よくわからない。公共の場所であれば、案内看板や案内表示が設置されていることが多いのでそれらを見ればよいが、何が書かれているのか、その意味が何であるのかを理解できなければ役に立たない。また、周囲の人に尋ねようにも言葉が通じなければどうにもならない。
【0008】
そこで、例えば特開2000−149193号公報に示されるように画像情報で利用者を目的地まで誘導するシステムがある。ただし、利用者の視覚に訴える視覚情報である画像情報には一度に伝えられる情報量が多い反面、その情報量の多さ故に利用者の意識を画像情報に集中させてしまうという欠点がある。つまり、利用者の意識が画像情報に集中すると周囲の状況への意識が散漫になってしまうという問題点があった。周囲の状況への意識が散漫である状態は喩えるなら、本を歩きながら読んでいるようなものである。人や物にぶつかったりなどの事故が発生しやすくなる。また、その注意散漫さ故に利用者が財布や貴重品の盗難などの被害に遭いやすくなってしまうという問題点もある。さらに、周囲を見渡しながら画像情報と周囲の風景を見比べているとなかなか先へ進めないという効率面からの問題点も存在する。
【0009】
一方で、利用者の聴覚に訴える聴覚情報である音声情報には情報量が少ないという欠点があるが、利用者の意識を視覚に集中させて周囲の状況に目配りが出来る。ただし、利用者が道に迷った時に音声情報のみの誘導では、さらに利用者を迷わせてしまうことがあるという問題点があった。なぜなら、利用者が道に迷った状態というのは、自らが今どこにいるかもわからないことが多く、音声情報で進路の目印になりそうなものをいくら伝えても、その目印が自らの周囲のどこにあるのか探すだけでも手間取ることになるだけでなく、その時間の経過が利用者の心理に焦りを生じさせるからでもある。
【0010】
画像情報には画像情報の、音声情報には音声情報の良さがあり、欠点もある。ところが、これまで音声情報は、特開2000−205891号公報に示されるように視覚情報の補助もしくは視覚情報が得られにくい人向けに利用するという考え方が一般的であった。単純に組み合わせただけでは何も解決しないが、目的地に向かう利用者を誘導するとは一体どうあるべきかを手掛かりにそれぞれの情報の特性を組み合わせる工夫が必要である。
【0011】
なお、乗用車を運転する利用者を地図情報と音声情報によって誘導するカーナビゲーションシステム(略して一般にカーナビ)は、利用者が自ら車を運転する場合に特化した組み合わせであり、利用者が有する利用者端末にそのまま転用してもその意味を成さない。そもそもカーナビは利用者が(つまりは、利用者の運転する乗用車が)今、どちらの方向を向いているかを示した上で、目的地までの経路を表示するシステムであり、歩行者向けの案内表示として作られていないことが問題である。このような自動車用の案内表示を、利用者がどちらを向いているかがシステム側で容易に取得できない歩行者用の案内表示に流用しようとする発想自体がそもそもの無理となっている。特開2000−149193号公報では、利用者の現在位置と向いている方向を検知して、カーナビと同じ仕組みを歩行者用の案内システムに応用しようとしているが、そもそもの無理を無理やり補おうとしているに過ぎない。これでは利用者に利便性を提供するどころか、利便性以上の煩わしさを与えてしまうことになり、結果として誘導情報提供システムの普及が促進されない結果となる。
さらに、よく道に迷いやすい人は、概して地図を見ることが苦手なようである。別の言い方をすれば、地図を見ることを苦にしない人は今、自分がどこにいてどちらの方向を向いているかがなんとなくわかる方向感覚に優れており、そもそも本発明のような誘導情報提供システムをあまり必要としない。つまり、誘導情報提供システムを必要とする利用者に対して下手に地図情報を見せれば余計に混乱し、冷静さが失われることによってさらに迷うことになる。これでは誘導情報提供システムとしての存在価値がない。よって、本質的には地図情報を用いて目的地までの経路を示すこと自体が大きな問題と言えるのである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の本質は、目的地までの推奨経路に基づいて利用者を誘導する際に、誘導情報をまず音声情報で提供し、利用者が迷いやすい分岐点では(地図情報を用いるのではなく)その分岐点から見た進路の画像情報(分岐点画像情報)を用いて進むべき進路を表示画面(画像情報表示手段)で提供することである。よって、そこからどちらに進むか大いに悩みやすい分岐点で、地図情報を苦手とする利用者であっても、実際に見える実風景と分岐点画像情報を見比べるだけで進むべき進路が容易に把握する(わかる、知る、判断する)ことが出来る。
なお、分岐点画像情報には、その分岐点において各通路をあらかじめ撮像した撮像画像情報を用いてもよいし、分岐点から各通路を見た光景を再現したCG(コンピュータグラフィックス)などの再現画像を用いてもよい。なお、分岐点画像情報は、静止画でも動画でもよい。
【0013】
利用者が目的地へ向かう経路を順調に進んでいるうちは利用者の視覚を周囲の状況に集中させるために音声情報(聴覚情報)で誘導する。ただし、利用者がどちらに行っていいのか迷った時に音声情報では一度に与えられる情報が少ない。そこで、複数の進路が選択できるが故に利用者が最も迷いやすい分岐点において、その分岐点から見た進むべき進路を画像情報(視覚情報)で示すことにした。
【0014】
本発明は、歩行者としての利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供するために、誘導情報提供システムは、進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報を分岐点画像情報データベースにあらかじめ記憶し、前記推奨経路に基づく前記誘導情報を出力する際には、誘導情報をまず音声情報によって出力し、前記現在場所に基づいて前記分岐点画像情報を出力するか否かを判断し、前記分岐点画像情報を出力すると判断した場合には、当該分岐点から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者が進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択し、選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示するようにした。
また、誘導情報提供システムは、進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報を分岐点画像情報データベースにあらかじめ記憶し、前記利用者が操作する情報入力手段から前記誘導情報の出力要求を受け付けると、前記現在場所が前記分岐点か否かを判断し、前記現在場所が前記分岐点であった場合には、前記現在場所から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択し、選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示するようにした。
また、誘導情報提供システムは、進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報を分岐点画像情報データベースにあらかじめ記憶し、検知した前記現在場所に基づいて前記現在場所が前記分岐点か否かを判断し、前記現在場所が前記分岐点であった場合には、前記現在場所から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す前記分岐点画像情報を選択し、選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示するようにした。
【0015】
ここで言うところの進路とは、利用者が進むことの出来る(通行できる)道筋のことであり、複数の進路が交差したり分かれたりしていて進路の選択が生じる場所を分岐点と定義する。なお、ここで言うところの経路とは、利用者が所望する目的地にたどり着くためにたどるべき道筋をあらかじめ定める条件に従って分岐点で進路を選択しながら、利用者の現在場所から目的地までの進路を組み合わせて示した道筋のことであり、推奨経路とは複数の経路の中でも誘導情報提供システムが推奨する経路のことである。
【0016】
誘導情報提供システムは、すべての機能を利用者が持ち歩く利用者端末で構成してもよい。また、誘導情報提供システムは、情報量の多い分岐点画像情報の記憶や比較的処理能力が要求される演算処理などを担当する誘導情報提供システムサーバを用いて、サーバと利用者端末で誘導情報提供システムを構成してもよい。つまり、利用者に対して「目的地までの推奨経路に基づいて誘導する際に、利用者が迷いやすい分岐点ではその分岐点から見た進路の分岐点画像情報を用いて進むべき進路を利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する」ことが出来ればハードウェア的構成は特に問わない。
【0017】
ここで重要なのは、利用者を誘導する際に地図情報を表示画面に表示しないことである。人はどちらに行っていいのかわからなくなってしまった迷子のような状態になるととても心細く感じるものであるが、そんな状態の時に多くの情報を提供されても安心できるとは限らない。つまり、どちらに行っていいのかわからないときにはゴチャゴチャと様々な情報を提供するのではなく、むしろどちらの方向に向かって行けばよいのかだけを明確に示してもらった方が「こっちでよい」という確信がシンプルに得られて安心できる。地図情報を使いこなすには利用者自らが現在場所における方向を地図と一致させなければならず、地図情報と周りの風景を何度も見比べて、それでも確証が得られないことが多いというやっかいものであり、道に迷いやすい利用者ほど「大丈夫だ」という安心感が得られにくい。
【0018】
そこで、本発明における誘導情報提供システムでは、推奨経路を示すために地図情報を用いず、音声情報と分岐点から見た進路をそれぞれ撮像した分岐点画像情報を用いている。利用者は、この分岐点画像情報と今、自らがいる分岐点から見える進路の実風景を見比べるだけで進むべき進路(つまりは、システムが誘導する推奨経路)がハッキリとわかる。つまり、どちらに行っていいのかを誘導するのに地図はいらない。進むべき進路を示すだけでよい。今どこにいるのか全くわからない利用者であっても、少なくとも分岐点まで移動すれば、誘導情報提供システムが分岐点画像情報を使ってどちらに方向に向かって行けばよいのかを教えてくれることになる。
ただし、誘導情報に地図情報を用いないという意味においては、本発明における誘導情報提供システムで、音声情報による誘導は必ずしも必須ではなく、利用者からの要求(つまり、情報入力手段からの誘導情報出力要求)に応じて、分岐点画像情報を利用者が携帯する機器の表示部に表示するだけでもよい。
【0019】
また、地図情報は利用者に推奨経路を示すためでなければ何ら問題がない。例えば道に迷った利用者を分岐点で誘導するために進むべき進路を分岐点画像情報で示して利用者を安心させた後に付加的な情報として提供するような地図情報であるなら悪いことでなく、目的地の設定や変更などのために地図情報を利用者が携帯する機器の表示部に出力できるようにしておくとよい。
【0020】
また、前記推奨経路に基づく前記誘導情報を出力する際には、誘導情報をまず音声情報によって出力し、前記現在場所に基づいて前記分岐点画像情報を出力するか否かを判断し、前記分岐点画像情報を出力すると判断した場合には、前記分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、取得した前記分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者が進むべき進路を示す前記分岐点画像情報を、進むべきでない進路を示す前記分岐点画像情報と区別して前記表示部に表示するようにしてもよい。
【0021】
分岐点画像情報は、利用者に進むべき進路を示せば十分に役割を果たすことが出来る。ところが、利用者の心理としては進むべきでない進路を同時に示すことによって「こちらではない。こちらでもない。だからこっちでいいんだ」と消去法での確認によって自らの行動に対する安心感が得られる場合がある。というのは、心配性な利用者ほど複数の進路の中から一つを選択するにあたって、選択した進路以外はすべて進むべきでないことを確認したという確証を欲しがる傾向がある。これは「もしかしたら、あっちだったかもしれない」などの心の迷いを打ち消す効果があり、一度自らで心の迷いを打ち消しておくことによって「確認したけど、間違いなくあっちではなかった」と思うことが出来る。こう思えれば利用者は安心して前に進むことが出来るという効果が期待できる。
【0022】
また、前記推奨経路に基づく前記誘導情報を出力する際には、誘導情報をまず音声情報によって出力し、前記現在場所に基づいて前記分岐点画像情報を出力するか否かを判断し、前記分岐点画像情報を出力すると判断した場合には、前記分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、前記推奨経路に基づいて取得した前記分岐点画像情報に前記利用者が進むべき進路を矢印で示し、進むべき進路を示す矢印とともに取得した前記分岐点画像情報を前記表示部に表示するようにしてもよい。
【0023】
進むべき方向を指し示す矢印が分岐点画像情報に示されていると、利用者は視覚的に(だから、直感的に)パッと理解できる。迷ったときに即座に理解できることは大切である。利用者が次の行動を決断するために時間がかければかけるほど、いいことは何もない。利用者の不安を増長し、思考の混乱を招くだけである。
【0024】
また、前記分岐点画像情報を出力するか否かの判断は、前記現在場所に基づいて前記利用者が前記分岐点にあらかじめ定める時間留まっていることの検知によって判断するようにしてもよい。
【0025】
利用者が目的地への経路を順調に進んでいるうちは、分岐点画像情報は利用者にとって不要なものである。これは、利用者が経路を順調に進んでいない、道に迷った状態を検知するために、利用者が分岐点にあらかじめ定める時間留まっていることを検知した検知情報を用いる場合である。利用者は、その分岐点に立ち止まっていて周りをキョロキョロしていたり、その辺りをウロウロしていたりするが、一定時間以上分岐点付近に滞留していれば(つまり、その分岐点からの移動が一定範囲内であって、かつ一定時間以上経過すれば)、利用者は道に迷ったと判断して、分岐点画像情報を用いて進むべき進路を示すとよい。
【0026】
また、前記現在場所に基づいて前記利用者が同じ場所を行ったり来たりしていることを検知すると、その場所から最寄りの前記分岐点へ移動することを勧める指示情報を音声情報として出力するようにしてもよい。
【0027】
同様にこれは、利用者が経路を順調に進んでいない、道に迷った状態を検知するために、利用者が同じ場所を行ったり来たりしていることを検知した検知情報を用いる場合である。利用者が移動する軌跡の方向が一定せず、行ったり戻ったりしている状態や一定範囲内をグルグル廻っている状態を、利用者が同じ場所を行ったり来たりしていると判断するとよい。
【0028】
また、前記分岐点画像情報を(利用者が携帯する機器の)前記表示部に表示する際には、表示する旨を通知する通知情報を音声情報として出力するようにしてもよい。
【0029】
利用者は、誘導情報提供システムから提供される音声情報を聴覚で聞いて、自らの視覚を周囲の状況に集中させている。よって、分岐点画像情報を画像情報表示手段に表示する際には、表示する旨を通知する通知情報を音声情報で出力すると、(通知情報によって表示されたことに気が付いた)利用者は自らが携帯する機器の表示部を見てくれるという効果が期待できる。
【0030】
また、前記分岐点画像情報は、前記利用者から表示要求を受け付けると前記表示部に表示するようにしてもよい。
【0031】
利用者が経路を順調に進んでいるか、進んでいないかは利用者の主観的な要素によるところも大きく、利用者が困っていなければ分岐点画像情報を利用者が携帯する機器の表示部に出力する必要がないと言える。利用者が分岐点をウロウロしているのは、単に分岐点周辺の風景を楽しむためだったかもしれない。利用者が経路を順調に進んでいないか、または利用者が目的地までの経路で困っていないかは誘導情報提供システムで判断することは出来ないと割り切ってしまえば、利用者からの要望があったときだけ分岐点画像情報は表示部に出力すればよいことになる。
【0032】
なお、利用者からの要望を分岐点以外の場所で受け付けることもあるので、その場合には例えば「最寄りの分岐点まで移動してください」などの利用者を分岐点に誘導する指示情報を聴覚情報である音声情報または視覚情報で出力するとよい。このとき、利用者は自らが携帯する機器に対して操作をしている状態なので、指示情報に音声情報以外にも視覚情報を用いてもよい。分岐点画像情報は、そもそも分岐点から見える進路の実風景をあらかじめ撮像した画像情報であり、分岐点で見てみないと見間違える恐れがある。ただし、分岐点以外の場所(例えば、通路や大広間のような比較的大きな空間内などの分岐点とは言えない場所)である非分岐点から各方向を見た非分岐点画像情報があれば、利用者が今、いる非分岐点に対応する非分岐点画像情報を表示部に表示するとよい。分岐点画像情報と同様に非分岐点画像情報には、非分岐点において各方向をあらかじめ撮像した撮像画像情報を用いてもよいし、非分岐点から各方向を見た光景を再現したCG(コンピュータグラフィックス)などの再現画像を用いてもよい。なお、非分岐点画像情報は、静止画でも動画でもよい。また、非分岐点画像情報の(利用者が携帯する機器の)表示部への表示の仕方は分岐点画像情報と同様と考えてよい。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る誘導情報提供システムの具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
誘導情報提供システムの活用範囲は幅広い。街の中だけでなく、地下街や駅の構内など通路が複雑に入り組んでいて、方角がよくわからないような場所では、幸運にも周りの人に聞いて道順を教えてもらったとしても、だいたい分岐点2つ、3つ分程度の情報しか覚えていられなかったりする。もちろん、教えた方も自らの記憶を頼って道順を教えているために多少の勘違いが生じることもあり、教えてもらったその情報で迷ってしまうこともある。これは仮にそのようなことがなかったとしても、人は教えられた情報に従って分岐点を曲がる目印を探す方に気をとられて、覚えていた情報を忘れてしまうからだとも言われている。地図情報に頼るとよくないことは既に述べたが、聞かれた相手も地図が苦手な場合がよくあるし、その場所に不慣れで教えてあげたくても教えてもらえないことも実は多い。
【0035】
このように、日本人が日本における不慣れな場所で行動するための利用も当然のことながら有用である。ところが、発想の視点をもう少し広げてみると、観光収支が極端な日本への海外からの観光客にとっても有用である。例えば、日本人は英語なら少しはわかる。しかしながら、韓国語や中国語になると基礎となる単語であっても全くと言っていいほど何も知らない。近年、日本への近隣諸国である韓国、中国、東南アジアなどからの観光客が増加の傾向にあるが、たとえ日本に来たとしても英語か片言の日本語でも話すことが出来なければ、外国からの観光客は日本の観光地へとても行けそうもない。こんなとき、通訳システムがあれば問題は一見、解決してしまいそうだが、実はそう簡単に解決はしない。なぜなら、例えばあの広い関西国際空港で「京都へに行くにはどうすれば良いですか?」と突然尋ねられて、いざとなると日本語でもうまく説明できないのに、相手のわかる言語で説明するとなると不可能に近いからである。つまり、せっかく関西国際空港まで来ても京都にはなかなか上手に行けず、同様にせっかく成田空港まで来ても浅草や上野にはなかなか上手に行くことが出来ない。これでは、せっかく日本の観光資源に興味を持ってもらったとしても、実際になかなか日本まで来てもらえそうにない。この論理は日本人が外国に行った時にも、日本と日本人を不特定の国に置き換えた場合にも当てはまる。
【0036】
なお、例えば関西国際空港などの空港において京都を目的地にする場合には、京都駅に行く列車が到着する空港内の(または空港に隣接する)プラットホームに誘導してどの列車に乗ればよいか(どの行き先を掲げる列車であればよいか、またはその列車名)を示したり、同様に空港内の(または空港に隣接する)京都行きバスの停留所に誘導してどのバスに乗ればよいのかなどを示すことでも誘導情報提供システムの役目を十分果たすことが出来る。同じプラットホームに行き先の違う列車が到着したり、同じ停留所に行き先の違うバスが止まったりすることもよくあるので、列車の行き先表示やバスの行き先表示をそのまま示す画像情報を非分岐点画像情報として用意しておくのもよい。具体例を図46で説明する。なお、ここでは行き先表示を利用者が進むべき進路が分かれる分岐点ではないので非分岐点画像情報としたが、利用者の行動判断(行動選択)の分岐点であると見なせば、行き先表示のような行動判断(行動選択)の分岐点を示す画像情報は分岐点画像情報と見なしてもよい。
【0037】
また、日本語が全くわからない人からすると京都と書いてあっても神戸と書いてあっても同じように見えてしまうこともあるので、乗るべき列車やバスなどの行き先表示と乗るべきでない行き先表示と区別して一緒に示すとわかりやすくなる。実際の列車やバスの行き先表示と見比べることによってどれに乗ればよいのかを比較的容易に判断することが出来る。また、乗り継ぎが発生する場合には、その乗り継ぎ地(空港から京都の例で言えば、大阪梅田のターミナル駅など)までをまず誘導して、その乗り継ぎ地で目的地まで誘導を改めてするようにしてもよい。
【0038】
誘導情報提供システムだけで得られる利益は、それほど多いものではないかもしれない。ところが、観光地をめぐるために利用する観光システムや観光地をさらに楽しむイベントシステムの一部に誘導情報提供システムがあると考えれば、得られる利益は計り知れない。つまり、誘導情報提供システムを誘導情報提供システムだけで考えるのではなく、誘導情報提供システムの前後に存在するシステムとの融合を考えていかねばならないことになる。このようにシステムどうしを融合させていけば、これまでそれぞれ単独で入力、処理、出力していた個別のシステムの処理的なムダを省くことが出来る。
【0039】
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態におけるコンセプトを説明する説明図である。
【0040】
同図において、目的地までの推奨経路に基づいて利用者1を誘導する際に、誘導情報をまず音声情報で利用者端末2の音声情報出力部3に出力する。誘導情報は分岐点A、B、Cにおいて、または分岐点に至る途中で出力される。図例では、誘導情報提供システムは分岐点Aの手前で音声情報出力部3から「次の三つ角を斜め右方向です」という音声情報を出力し、同様に分岐点Bの手前で「次の四つ角を右方向です」という音声情報を出力している。聴覚情報である音声情報によって誘導される利用者1は、意識を視覚に集中させて周囲の状況に十分な目配りが出来る。なお、利用者1にとって目印となるようなものがあれば、その目印を含む音声情報を例えば「コンビニ(コンビニエンスストア)の角を右」「赤い郵便ポストの次を左」などのように用いてもよい。このような音声情報は、誘導情報提供システムが提供する誘導情報として、録音音声や合成音声であらかじめ用意しておいてもよいし、その都度、音声合成によって作成してもよい。
【0041】
この誘導情報を聞いて利用者1は、分岐点Aでは推奨経路に沿って斜め右方向の通路へと行くことが出来たが、分岐点Bでは直行する通路にズレがあったことと比較的細い通路であったために(気づいていたけど勘違いして、または気づかずに)通り過ぎてしまい、分岐点Cで右方向に曲がったために誘導情報提供システムは音声情報出力部3から「行き過ぎました」という音声情報を利用者1に対して出力した。この音声情報を聞いた利用者1が、今来た通路を戻って分岐点Cまで到達したところで、誘導情報提供システムは音声情報出力部3から「分岐点での画像が出ます」という音声情報を出力するとともに、利用者端末2の表示画面に分岐点Cにおける分岐点画像情報を出力している。
【0042】
図2は、本発明の実施形態におけるコンセプトを説明する説明図である。
【0043】
同図は、図1に続く誘導情報提供システムを説明する説明図である。同図において、図1に示すように誘導情報提供システムは、音声情報出力部3から出力する音声情報とともに、推奨経路に基づいて分岐点CからC4の方向を撮像した分岐点画像情報を利用者端末2の表示画面に表示している。分岐点Cに立って分岐点Cから伸びる各通路C1〜C4を見渡した利用者1は、利用者端末2に表示される分岐点画像情報と見比べて、分岐点画像情報と同じC4の通路に行くことが出来る。さらに、利用者1が分岐点Bにさしかかると分岐点Cと同様に「分岐点での画像が出ます」という音声情報を音声情報出力部3に、または文字情報を表示画面に出力する。分岐点画像情報を一旦出力すると、利用者1は表示画面と周囲の実風景を見比べて移動しているので、ここでは音声情報だけでなく、視覚情報を用いて利用者1に分岐点画像情報の表示を通知してもよい。分岐点Cでの行動と同様に、分岐点Bに立って分岐点Bから伸びる各通路B1〜B4を見渡した利用者1は利用者端末2に表示される分岐点画像情報と見比べて、分岐点画像情報と同じB3の通路に行くことが出来る。利用者1は、分岐点画像情報だけを頼りにして、このように誘導情報提供システムが推奨する推奨経路に戻ることが出来る。
【0044】
本発明における誘導情報提供システムでは、推奨経路を示すために地図情報を用いず、音声情報と分岐点から見た進路をそれぞれ撮像した分岐点画像情報を用いている。利用者は、この分岐点画像情報と今、自らがいる分岐点から見える進路の実風景を見比べるだけで進むべき進路(つまりは、システムが誘導する推奨経路)がハッキリとわかる。つまり、どちらに行っていいのかを誘導するのに地図はいらない。進むべき進路を示すだけでよい。今どこにいるのか全くわからない利用者であっても、少なくとも分岐点まで移動すれば、誘導情報提供システムが分岐点画像情報を使ってどちらに方向に向かって行けばよいのかを教えてくれることになる。
【0045】
ただし、地図情報は利用者に推奨経路を示すためでなければ何ら問題がない。例えば道に迷った利用者を分岐点で誘導するために進むべき進路を分岐点画像情報で示して利用者を安心させた後に付加的な情報として提供するような地図情報であるなら悪いことでなく、目的地の設定や変更などのために地図情報を表示画面に出力できるようにしておくとよい。
【0046】
図3は、図2とは別の場合の、本発明の実施形態におけるコンセプトを説明する説明図である。
【0047】
同図は、図1に続く誘導情報提供システムであって、図2とは違う分岐点画像情報の表示方法を説明する説明図である。同図において、分岐点から見た通路の画像である分岐点画像情報に進むべき進路を矢印で示している。この矢印は、進むべき進路をあらかじめ撮像した分岐点画像情報のみを表示画面に表示した上で、その進むべき進路を示しても、分岐点から伸びる各通路すべてを表示画面に表示した上で、その進むべき進路を示してもよい。進むべき方向を指し示す矢印が分岐点画像情報に示されていると、利用者は視覚的に(だから、直感的に)パッと理解できる。迷ったときに即座に理解できることは大切である。利用者が次の行動を決断するために時間がかければかけるほど、いいことは何もない。利用者の不安を増長し、思考の混乱を招くだけである。
【0048】
また、分岐点から伸びる各通路すべてを表示画面に表示した上で、進むべき進路と進むべきでない進路を区別して表示画面に表示してもよい。分岐点画像情報は、利用者に進むべき進路を示せば十分に役割を果たすことが出来る。ところが、利用者の心理としては進むべきでない進路を同時に示すことによって「こちらではない。こちらでもない。だからこっちでいいんだ」と消去法での確認によって自らの行動に対する安心感が得られる場合がある。というのは、心配性な利用者ほど複数の進路の中から一つを選択するにあたって、選択した進路以外はすべて進むべきでないことを確認したという確証を欲しがる傾向がある。これは「もしかしたら、あっちだったかもしれない」などの心の迷いを打ち消す効果があり、一度自らで心の迷いを打ち消しておくことによって「確認したけど、間違いなくあっちではなかった」と思うことが出来る。こう思えれば利用者は安心して前に進むことが出来るという効果が期待できる。
【0049】
図4は、本発明の実施形態における全体システム図である。
【0050】
同図は、位置情報提供システムが、利用者1の有する利用者端末2と利用者端末2の音声情報出力部3から構成される場合を示す。誘導情報提供システムは利用者端末2で実行される機能であり、この図では誘導情報提供システムと利用者端末2は同一と見なしてよい。利用者端末2は、誘導情報DB(データベース)4を有し、分岐点画像情報はこのデータベースに記憶される。また、音声情報出力部3が、利用者端末2の本体と別構成であると、利用者1の耳元にセットされた音声情報出力部3によって利用者1だけに聞こえる音量で音声情報を利用者1に伝えることが出来る。なお、音声情報出力部3は、利用者端末2の本体に組み込まれていてもよい。同図において、利用者端末2は、誘導情報サービスエリアとなる屋内、屋外にあらかじめ設置された場所情報タグ5から場所情報を取得する、または位置情報を提供する位置情報提供システム6から場所情報の元となる位置情報を取得する。さらに利用者端末2は、取得した場所情報または位置情報に基づく処理を実行し、音声情報出力部3に誘導情報を音声情報で出力し、分岐点画像情報を出力する際には表示画面に表示する。
【0051】
図5は、図4とは別の場合の、本発明の実施形態における全体システム図である。
【0052】
同図は、位置情報提供システムが、利用者1の有する利用者端末2と利用者端末2の音声情報出力部3だけでなく、誘導情報提供システムサーバ7とともに構成される。誘導情報提供システムサーバ7が、誘導情報DB4を有し、分岐点画像情報はこのデータベースに記憶される。分岐点画像情報は実際の光景の変化に応じて更新されるものである。例えば、利用者1にとって目印になりやすい看板の取り替えや店舗などの改装に合わせて最新画像は更新されるので、比較的頻繁に最新画像に更新しなければならない場所で誘導情報を提供する場合には、このように誘導情報提供システムサーバ7で誘導情報DB4を一元管理する方が効率がよい。なお、図4に示すようなスタンドアロン型の場合は、利用者端末2が最新画像をダウンロードするか最新画像を記憶するCD−ROM(コンパクトディスクロム)やメモリ記憶媒体から読み込むことによって最新画像を取得するとよい。
【0053】
同図において、利用者端末2は、誘導情報サービスエリアとなる屋内、屋外にあらかじめ設置された場所情報タグ5から場所情報を取得する、または位置情報を提供する位置情報提供システム6から場所情報の元となる位置情報を取得する。利用者端末2は、場所情報を取得した場合はそのまま、位置情報を取得した場合は位置情報から場所情報を算出し、場所情報を誘導情報提供システムサーバ7に送信する。利用者端末2から場所情報を受信した誘導情報提供システムサーバ7は、受信した場所情報または位置情報に基づく処理を実行し、処理結果を利用者端末2に送信する。どの利用者端末2にどんな情報を送信したかは配信情報DB8に記憶しておくとよい。誘導情報提供システムサーバ7から処理結果を受信した利用者端末2は、受信した処理結果を受信情報DB9に記憶し、必要に応じて受信した処理結果に基づく処理を実行する。
【0054】
図6は、図4に示す全体システム図における利用者端末のハードブロック図である。
【0055】
同図において、情報入力部10とは、利用者端末2と利用者1と種々のやりとりをするための入力機能を持つ部位である。情報入力部10における入力装置としては、例えばテンキーやカナキー、タッチスイッチ、音声入力などが該当し、利用者1の入力が利用者端末2に対して情報を伝達するものであるなら、その種類は特に問わない。画像情報表示部11とは、利用者端末2が利用者1に対して示す画像情報を表示する部位である。音声情報出力I/F(インタフェース)部12とは、音声情報出力部3へ出力する音声情報を音声情報出力部3に接続する部位である。演算部14とは、プログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。メモリ部15とは、演算部14が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部16とは、ネットワーク17を介して外部システムとの通信を制御する部位である。DB(データベース)管理部18とは、様々なデータ構造とデータ実体を管理する機能を持つ部位である。
【0056】
DB管理部18に管理される処理プログラム19とは、利用者端末2の利用目的を達成するために必要なプログラムのことであり、OS(オペレーティングシステム)もここに含まれる。同様に誘導情報DB4とは、誘導情報提供システムが利用者に誘導情報を提供するために用いる情報を記憶するデータベースであり、詳しくは場所情報DB4−1、経路情報DB4−2、分岐点画像情報DB4−3、非分岐点画像情報DB4−4から成る。場所情報DB4−1とは、利用者端末2の現在いる場所およびその軌跡を記憶するデータベースのことである。経路情報DB4−2とは、利用者1が指定した目的地まで利用者1を誘導する推奨経路を記憶しておくためのデータベースのことである。分岐点画像情報DB4−3とは、分岐点から見た進路の画像情報を分岐点画像情報として記憶するデータベースのことである。非分岐点画像情報4−4とは、分岐点以外の場所(例えば、通路や大広間のような比較的大きな空間内などの分岐点とは言えない場所)である非分岐点における各方向を見た画像情報を非分岐点画像情報として記憶するデータベースのことである。
【0057】
図7は、図5に示す全体システム図における利用者端末のハードブロック図である。
【0058】
同図において、情報入力部10とは、利用者端末2と利用者1と種々のやりとりをするための入力機能を持つ部位である。情報入力部10における入力装置としては、例えばテンキーやカナキー、タッチスイッチ、音声入力などが該当し、利用者1の入力が利用者端末2に対して情報を伝達するものであるなら、その種類は特に問わない。画像情報表示部11とは、利用者端末2が利用者1に対して示す画像情報を表示する部位である。音声情報出力I/F(インタフェース)部12とは、音声情報出力部3へ出力する音声情報を音声情報出力部3に接続する部位である。演算部14とは、プログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。メモリ部15とは、演算部14が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部16とは、ネットワーク17を介して外部システムとの通信を制御する部位である。DB(データベース)管理部18とは、様々なデータ構造とデータ実体を管理する機能を持つ部位である。DB管理部18に管理される処理プログラム19とは、利用者端末2の利用目的を達成するために必要なプログラムのことであり、OS(オペレーティングシステム)もここに含まれる。同様に受信情報DB9とは、誘導情報提供システムサーバ7から受信した処理結果を記憶するためのデータベースのことである。
【0059】
図8は、図5に示す全体システム図における誘導情報提供システムサーバのハードブロック図である。
【0060】
同図において、サーバ操作者20とは、誘導情報提供システムサーバ7の操作者で、サーバの管理(運営、監視、維持などを含む)者のことである。情報入出力部21とは、誘導情報提供システムサーバ7がサーバ操作者20と種々のやりとりをするための入出力機能を持つ部位であり、大まかに情報入力部21−1と情報出力部21−2で構成される。情報入力部21−1における入力装置としては、例えばキーボード、テンキー、マウス、バーコードリーダなどが該当し、サーバ操作者20の入力がシステムに対して情報を伝達するものなら、その種類は問わない。また情報出力部21−2における出力装置としては、例えばディスプレイ、プリンタなどが該当し、サーバ操作者20に対してシステムから情報を伝達できるものなら、その種類は問わない。演算部22とは、プログラムを実行することによって各機能を駆動、処理するための演算機能を持つ部位であり、一般にCPU(中央演算装置)で構成される。メモリ部23とは、演算部22が実行するプログラムの実行エリアの部位である。通信部24とは、ネットワーク17を介して外部システムとの通信を制御する部位である。DB(データベース)管理部25とは、様々なデータ構造とデータ実体を管理する機能を持つ部位である。DB管理部25に管理される処理プログラム26とは、誘導情報提供システムサーバ7の利用目的を達成するために必要なプログラムのことであり、OS(オペレーティングシステム)もここに含まれる。同様にイベント情報DB4とは、誘導情報提供システムが利用者に誘導情報を提供するために用いる情報を記憶するデータベースであり、詳しくは場所情報DB4−1、経路情報DB4−2、分岐点画像情報DB4−3、非分岐点画像情報DB4−4から成る。配信情報DB8とは、どの利用者端末2にどんな情報を送信したかを記憶するためのデータベースのことである。
【0061】
図9は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0062】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報DB4−1が記憶する場所情報を更新する機能を有する。場所情報を更新する機能は、位置情報提供システム6から地理上の絶対座標算出の元となる元情報を取得する機能と、取得した元情報から地理上の絶対座標を算出する機能と、算出した絶対座標から地図上の場所を判断する機能と、地図上の場所の判断結果を利用者端末2が(つまり、利用者1が)現在いる場所として場所情報DB4−1に記憶する機能とで構成されてもよいし、場所情報を出力する場所情報タグ5から場所情報を取得する機能と、取得した場所情報を利用者端末2が(つまり、利用者1が)現在いる場所として場所情報DB4−1に記憶する機能とで構成されてもよいし、その両方で構成されてもよい。
【0063】
位置情報提供システム6の具体例としては、GPS(全地球測位システム)が挙げられる。電波を発する人工衛星が本発明における位置情報提供システム6に相当し、同様に人工衛星の発する電波を元情報として地球上の緯度経度を地理上の絶対座標として算出する。算出した緯度経度を地図情報に照らし合わせることによって、地図上の場所を判断することが出来る。
【0064】
さらに、誘導情報提供システムは、情報入力部10から目的地の入力を受け付ける機能と、目的地の入力に応じて現在いる場所を場所情報DB4−1から取得する機能と、取得した場所情報と受け付けた目的地をつなぐ推奨経路をあらかじめ定める算出基準に基づいて算出する機能と、算出した推奨経路を経路情報DB4−2に記憶する機能とを有する。
【0065】
図10は、図9に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0066】
同図おいて、誘導情報提供システムは、場所情報の更新要求を受け付けると(ST1001)、位置情報提供システム6から地理上の絶対座標算出の元となる元情報を取得し(ST1002)、取得した元情報から地理上の絶対座標を算出し(ST1003)、算出した絶対座標から地図上の場所を判断し(ST1004)、地図上の場所の判断結果を利用者端末2が(つまり、利用者1が)現在いる場所として場所情報DB4−1に記憶して(ST1005)、処理を終了する。
【0067】
図11は、図9に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0068】
同図おいて、誘導情報提供システムは、場所情報の更新要求を受け付けると(ST1101)、場所情報を出力する場所情報タグ5から場所情報を取得し(ST1102)、取得した場所情報を利用者端末2が(つまり、利用者1が)現在いる場所として場所情報DB4−1に記憶して(ST1103)、処理を終了する。
【0069】
図12は、図9に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0070】
同図おいて、誘導情報提供システムは、情報入力部10から目的地の入力を受け付けると(ST1201)、目的地の入力に応じて現在いる場所を場所情報DD4−1から取得し(ST1202)、取得した場所情報と受け付けた目的地をつなぐ推奨経路をあらかじめ定める算出基準に基づいて算出し(ST1203)、算出した推奨経路を経路情報DB4−2に記憶して(ST1204)、処理を終了する。
【0071】
図13は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0072】
同図において、誘導情報提供システムは、算出した推奨経路を経路情報DB4−2から取得する機能と、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得する機能と、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能と、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路を決定する機能と、決定した進むべき進路に誘導する誘導情報を音声情報出力部3から音声情報で出力する機能とを有する。また、誘導情報提供システムは、場所情報DB4−1から取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能と、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報DB4−3から取得する機能と、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力する機能とを有し、分岐点画像情報の画像情報表示部11への出力を通知する通知情報を音声情報出力部3から音声情報で出力する機能をさらに有してもよい。さらに、誘導情報提供システムは、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能が、取得した現在場所が推奨経路上にないと判断した場合には、取得した現在場所から目的地をつなぐ推奨経路を算出する機能と、算出した推奨経路を経路情報DB4−2に記憶する機能とを有するとよい。
【0073】
図14、図17、図19を用いて、図13に示す機能ブロック図を機能群に分けて説明する。
【0074】
図14は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0075】
同図において、誘導情報提供システムは、算出した推奨経路を経路情報DB4−2から取得する機能と、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得する機能と、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能と、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路を決定する機能と、決定した進むべき進路に誘導する誘導情報を音声情報出力部3から音声情報で出力する機能とを有する。これらの機能は、目的地の入力を受け付けて推奨経路を算出し、算出した誘導経路に基づいて誘導を開始する機能群を示す。
【0076】
また、誘導情報提供システムは、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能と、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得する機能と、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力する機能とを有する。これは、目的地の入力を受け付けた場所によっては音声情報だけでなく、いきなり分岐点画像情報が画像情報表示部11に出力されることもあることを示す。なお、場所情報DB4−1から取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能の具体的内容については、後述する。
【0077】
図15は、図14に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0078】
同図において、誘導情報提供システムは、誘導情報の出力開始要求を受け付けると(ST1501)、算出した推奨経路を経路情報DB4−2から取得し(ST1502)、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得し(ST1503)、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断し(ST1504)、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路を決定し(ST1505)、決定した進むべき進路に誘導する誘導情報を音声情報出力部3から音声情報で出力して(ST1506)、処理を終了する。
【0079】
図16は、図14に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0080】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報を取得すると(ST1601)、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断し(ST1602)、出力しない場合はそのまま終了し、出力すると判断した場合には、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得し(ST1603)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力して(ST1604)、処理を終了する。
【0081】
図17は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0082】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報を更新する機能が場所情報を更新したことに基づいて、算出した推奨経路を経路情報DB4−2から取得する機能と、現在いる場所を示す場所情報(更新された場所情報)を場所情報DB4−1から取得する機能と、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能とを有し、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能が、取得した現在場所が推奨経路上にないと判断した場合には、取得した現在場所から目的地をつなぐ推奨経路を算出する機能と、算出した推奨経路を経路情報DB4−2に記憶する機能とを有する。これらの機能は、誘導情報提供システムが推奨する推奨経路を利用者1が外れた場合に、推奨経路を算出し直す機能群であり、いわゆるリルートと呼ばれる機能である。
【0083】
なお、利用者1に対して、リルートする前に推奨経路を外れたことを警告する警告情報を音声情報出力部3(または画像情報表示部11)から出力してもよい。推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路を決定する機能は、算出し直された推奨経路に基づいて進むべき進路を決定する。なお、場所情報DB4−1から取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能は、場所情報が更新される度に分岐点画像情報を出力するか否か判断するとよい。
【0084】
図18は、図17に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0085】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報を更新されると(ST1801)、誘導情報を出力するか否かを判断し(ST1802)、出力しないと判断するとST1801に戻り、出力すると判断すると算出した推奨経路を経路情報DB4−2から取得し(ST1803)、現在いる場所を示す場所情報(更新された場所情報)を場所情報DB4−1から取得し(ST1804)、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断し(ST1805)、取得した現在場所が推奨経路上にないと判断した場合には、取得した現在場所から目的地をつなぐ推奨経路を算出し(ST1808)、算出した推奨経路を経路情報DB4−2に記憶し(ST1809)、ST1805で取得した現在場所が推奨経路上にあると判断した場合にはそのまま、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路を決定し(ST1806)、決定した進むべき進路に誘導する誘導情報を音声情報出力部3から音声情報で出力して(ST1807)、処理を終了する。
【0086】
図19は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0087】
同図において、誘導情報提供システムは、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能と、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得する機能と、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力する機能とを有し、分岐点画像情報の画像情報表示部11への出力を通知する通知情報を音声情報出力部3から音声情報で出力する機能をさらに有してもよい。利用者1は、まず誘導情報提供システムから提供される音声情報を聴覚で聞いて、視覚を周囲の状況に集中している。よって、分岐点画像情報を画像情報表示部11に表示する際には、表示する旨を通知する通知情報を音声情報で出力すると、(通知情報によって表示されたことに気が付いた)利用者1は画像情報表示部11を見てくれるという効果が期待できる。
【0088】
図20は、図19に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0089】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報を取得すると(ST2001)、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断し(ST2002)、出力しない場合はそのまま終了し、出力すると判断した場合には、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得し(ST2003)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力し(ST2004)、分岐点画像情報の画像情報表示部11への出力を通知する通知情報を音声情報出力部3から音声情報で出力して(ST2005)、処理を終了する。
【0090】
図21、図23、図25、図29、図31、図33を用いて、図13に示す機能ブロック図における「取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能」の具体例を説明する。
【0091】
図21は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0092】
同図は、利用者1が分岐点で進むべき進路を実際の光景と見比べる画像情報が分岐点画像情報であることに配慮して、画像情報表示部11に出力するか否かを場所情報が分岐点か否かで判断する場合の具体例である。同図において、誘導情報提供システムは、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能として、取得した場所が分岐点か否かを判断する機能を有する。
【0093】
図22は、図21に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0094】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報を取得すると(ST2201)、取得した場所が分岐点か否かを判断し(ST2202)、分岐点でないと判断した場合はそのまま終了し、分岐点であると判断した場合には、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得し(ST2203)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力して(ST2204)、処理を終了する。
【0095】
図23は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0096】
同図は、利用者1が分岐点で進むべき進路に迷っている状態を検知すると、分岐点画像情報を出力する場合の具体例である。同図において、誘導情報提供システムは、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能として、取得した場所情報が分岐点から一定範囲内であることを検知する機能と、取得した場所情報が分岐点から一定範囲内であることを検知した検知結果に基づいて利用者1が分岐点から一定範囲内に入った時点からの時間を計測し、分岐点から一定範囲内の滞留時間が一定時間を経過したか否かを判断する機能とを有する。
【0097】
これは、利用者1が目的地への経路を順調に進んでいるうちは、分岐点画像情報は利用者1にとって不要なものである。これは、利用者1が経路を順調に進んでいない、道に迷った状態を検知するために、利用者1が分岐点にあらかじめ定める時間留まっていることを検知した検知情報を用いる場合である。利用者1は、その分岐点に立ち止まっていて周りをキョロキョロしていたり、その辺りをウロウロしていたりするが、一定時間以上分岐点付近に滞留していれば(つまり、その分岐点からの移動が一定範囲内であって、かつ一定時間以上経過すれば)、利用者1は道に迷ったと判断して、分岐点画像情報を用いて進むべき進路を示すとよい。
【0098】
図24は、図23に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0099】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報を取得すると(ST2401)、取得した場所が分岐点から一定範囲内か否かを判断し(ST2402)、分岐点から一定範囲でないと判断した場合はそのまま終了し、分岐点から一定範囲であると判断した場合には、さらに滞留時間が一定時間を経過したかを判断し(ST2403)、滞留時間が一定時間を超えなかった場合にはそのまま終了し、滞留時間が一定時間を経過した場合には、場所情報に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得し(ST2404)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力して(ST2405)、処理を終了する。
【0100】
図25は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0101】
同図は、同じ場所をウロウロしている状態を検知すると、分岐点画像情報を出力する場合の具体例である。同図において、誘導情報提供システムは、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能として、取得した場所情報に基づいて単位時間あたりの行動範囲が一定範囲内を検知する機能と、単位時間あたりの行動範囲が一定範囲内であると判断すると、あらためて場所情報を取得して、取得した場所情報が分岐点か否かを判断する機能を有し、取得した場所が分岐点でなかった場合には最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を音声情報出力部3から音声情報で出力する機能をさらに有するとよい。
【0102】
これは、利用者1が経路を順調に進んでいない、道に迷った状態を検知するために、利用者1が同じ場所を行ったり来たりしていることを検知した検知情報を用いる場合である。利用者が移動する軌跡の方向が一定せず、行ったり戻ったりしている状態や一定範囲内をグルグル廻っている状態を、利用者が同じ場所を行ったり来たりしていると判断するとよい。
【0103】
図26は、図25に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0104】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報を取得すると(ST2601)、単位時間あたりの場所情報をバッファメモリ(一時記憶メモリ)に記憶し(ST2602)、単位時間あたりの行動範囲が一定範囲内か否かを判断し(ST2603)、行動範囲が一定範囲内を越えた場合はそのまま終了し、行動範囲が一定範囲内であった場合には、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得し(ST2604)、取得した場所情報が分岐点か否かを判断し(ST2605)、取得した場所情報が分岐点でなかった場合には、最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を音声情報出力部3から音声情報で出力して(ST2608)、ST2605に戻り、取得した場所情報が分岐点であった場合には、場所情報に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得し(ST2606)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力して(ST2607)、処理を終了する。
【0105】
図27は、本発明の実施形態における非分岐点の定義とコンセプトを説明する説明図である。
【0106】
非分岐点とは分岐点以外の場所のことであり、例えば、通路や大広間のような比較的大きな空間内などの分岐点とは言えない場所を言う。同図は、非分岐点が通路である場合の具体例を示す。なお、非分岐点画像情報の画像情報表示手段への表示の仕方は分岐点画像情報と同様と考えてよい。同図において、非分岐点のひとつである通路では、基本的に利用者1にとって進行(正面)方向か逆(背面)方向かのニ方向であり、図中D1とD2で表わしている。図2と同様に誘導情報提供システムは、音声情報出力部3から出力する音声情報とともに、推奨経路に基づいて非分岐点DからD2の方向を撮像した非分岐点画像情報を利用者端末2の表示画面に表示している。非分岐点Dである通路に立って通路からD1とD2の各報告を見渡した利用者1は、利用者端末2に表示される非分岐点画像情報と見比べて、非分岐点画像情報と同じD2の方向に行くことが出来る。
【0107】
また、分岐点画像情報と同様に、非分岐点から見た各方向の画像である非分岐点画像情報に進むべき進路を矢印で示してもよい。また、同様に非分岐点における各方向すべてを表示画面に表示した上で、進むべき進路と進むべきでない進路を区別して表示画面に表示してもよい。
【0108】
図28は、図27とは別の場合の、本発明の実施形態における非分岐点の定義とコンセプトを説明する説明図である。
【0109】
同図は、非分岐点が大広間または大広間に出たばかりの通路の出口である場合を説明する。同図において、大広間に出たばかりの通路の出口である非分岐点Eでは、利用者1の行く先に通路もなく、方向も大雑把なものになりがちであるので、非分岐点Eから左手方向E1、まっすぐ方向E2、右手方向E3を見た画像情報を非分岐点画像情報とする。また、大広間では大まかに4方向または大広間から見える目標物に合わせて方向を決めればよい。なお、E1〜E3またはF1〜F4の各方向に挟まれる方向を見た画像情報があってもよく、例えば非分岐点Eからよく見える目標物を捉えた画像情報などが該当し、場所と誘導方法によってあらかじめ用意しておけばよい。
【0110】
誘導情報を提供する場所が上下方向に階層構造になっていて階を移動する場合には、誘導情報としてその手段となる階段やエスカレータおよびエレベータなどを指定してもよい。音声情報出力手段3から出力される音声情報による具体例としては「右手の階段を下りて」「左手のエスカレータで3階へ」「正面のエレベータで地下1階へ」などとなる。非分岐点画像情報でもこれらの上下方向の移動手段である階段やエスカレータおよびエレベータなどを示す画像を用意しておくと利用者1にとってわかりやすい。
【0111】
図29は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0112】
同図は、非分岐点画像がある場合の具体例を示す。同図において、誘導情報提供システムは、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能として、取得した場所情報に基づいて単位時間あたりの行動範囲が一定範囲内を検知する機能と、単位時間あたりの行動範囲が一定範囲内であると判断すると、あらためて場所情報を取得して、取得した場所情報が分岐点か否かを判断する機能を有し、取得した場所が分岐点でなかった場合には判断結果に基づいて非分岐点画像情報DB4−4を検索して、該当する非分岐点画像情報があった場合には、決定した進むべき進路に基づいて取得した非分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力する機能と、該当する非分岐点画像情報がなかった場合には最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を音声情報出力部3から音声情報で出力する機能をさらに有するとよい。
【0113】
図30は、図29に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0114】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報を取得すると(ST3001)、単位時間あたりの場所情報をバッファメモリ(一時記憶メモリ)に記憶し(ST3002)、単位時間あたりの行動範囲が一定範囲内か否かを判断し(ST3003)、行動範囲が一定範囲内を越えた場合はそのまま終了し、行動範囲が一定範囲内であった場合には、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得し(ST3004)、取得した場所情報が分岐点か否かを判断し(ST3005)取得した場所情報が分岐点であった場合には、場所情報に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得して(ST3006)、ST3005で取得した場所情報が分岐点でなかった場合には、取得した場所情報に対応する非分岐点画像情報があるか否かを判断し(ST3008)、なければ最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を音声情報出力部3から音声情報で出力して(ST3010)、ST3004に戻り、あれば場所情報に基づいて非分岐点画像情報を非分岐点画像情報4−4から取得して(ST3009)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力して(ST3007)、処理を終了する。
【0115】
図31は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0116】
同図は、利用者1から表示要求を受け付けると分岐点画像情報を出力する場合の具体例である。同図において、誘導情報提供システムは、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能として、情報入力部10から分岐点画像情報の表示要求を受け付ける機能と、取得した場所情報が分岐点か否かを判断する機能を有し、取得した場所が分岐点でなかった場合には最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を音声情報出力部3から音声情報で出力する機能をさらに有するとよい。
【0117】
利用者1が経路を順調に進んでいるか、進んでいないかは利用者1の主観的な要素によるところも大きく、利用者1が困っていなければ分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力する必要がないと言える。利用者1が分岐点をウロウロしているのは、単に分岐点周辺の風景を楽しむためだったかもしれない。利用者1が経路を順調に進んでいないか、または利用者1が目的地までの経路で困っていないかは誘導情報提供システムで判断することは出来ないと割り切ってしまえば、利用者1からの要望があったときだけ分岐点画像情報は画像情報表示部10に出力すればよいことになる。
【0118】
図32は、図31に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0119】
同図において、誘導情報提供システムは、情報入力部10から分岐点画像情報の表示要求を受け付けると(ST3201)、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得し(ST3202)、取得した場所情報が分岐点か否かを判断し(ST3203)、取得した場所情報が分岐点でなかった場合には、最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を音声情報出力部3から音声情報で出力して(ST3206)、ST3206に戻り、取得した場所情報が分岐点であった場合には、場所情報に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得し(ST3204)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力して(ST3205)、処理を終了する。
【0120】
図33は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0121】
同図は、図31に示す機能ブロック図に対して、非分岐点画像がある場合の具体例を示す。同図において、誘導情報提供システムは、取得した場所情報に基づいて分岐点画像情報を出力するか否かを判断する機能として、情報入力部10から分岐点画像情報の表示要求を受け付ける機能と、取得した場所情報が分岐点か否かを判断する機能を有し、取得した場所が分岐点でなかった場合には判断結果に基づいて非分岐点画像情報DB4−4を検索して、該当する非分岐点画像情報があった場合には、決定した進むべき進路に基づいて取得した非分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力する機能と、該当する非分岐点画像情報がなかった場合には最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を音声情報出力部3から音声情報で出力する機能をさらに有するとよい。
【0122】
図34は、図33に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0123】
同図において、誘導情報提供システムは、情報入力部10から分岐点画像情報の表示要求を受け付けると(ST3401)、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得し(ST3402)、取得した場所情報が分岐点か否かを判断し(ST3403)取得した場所情報が分岐点であった場合には、場所情報に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得して(ST3404)、ST3403で取得した場所情報が分岐点でなかった場合には、取得した場所情報に対応する非分岐点画像情報があるか否かを判断し(ST3406)、なければ最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を音声情報出力部3から音声情報で出力して(ST3408)、ST3402に戻り、あれば場所情報に基づいて非分岐点画像情報を非分岐点画像情報4−4から取得して(ST3407)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力して(ST3405)、処理を終了する。
【0124】
図35、図37、図39を用いて、図13に示す「決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力する機能」の具体例を説明する。
【0125】
図35は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0126】
同図は、進むべき進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を選択して画像情報表示部11に出力する場合の具体例である。同図において、誘導情報提供システムは、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力する機能として、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)から取得すると、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)の中から進むべき進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を選択する機能と、選択した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力する機能とを有する。
【0127】
図36は、図35に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0128】
同図において、誘導情報提供システムは、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)から取得すると(ST3601)、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路の決定結果を取得し(ST3602)、決定した進むべき進路に基づいて、取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)の中から進むべき進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を選択し(ST3603)、選択した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力して(ST3604)、処理を終了する。
【0129】
図37は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0130】
同図は、進むべき進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)と進むべきでない進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を区別して画像情報表示部11に出力する場合の具体例である。同図において、誘導情報提供システムは、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力する機能として、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)から取得すると、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)の中から進むべき進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)と進むべきでない進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を区別する機能と、区別した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力する機能とを有する。
【0131】
図38は、図37に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0132】
同図において、誘導情報提供システムは、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)から取得すると(ST3801)、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路の決定結果を取得し(ST3802)、決定した進むべき進路に基づいて、取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)の中から進むべき進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)と進むべきでない進路を示す分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を区別し(ST3803)、区別した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力して(ST3804)、処理を終了する。
【0133】
図39は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0134】
同図は、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)に進むべき進路を示す矢印などの記号を付与して画像情報表示部11に出力する場合の具体例である。同図において、誘導情報提供システムは、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力する機能として、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)から取得すると、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)に進むべき進路を示す矢印などの記号を付与する機能と、矢印などの記号を付与した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力する機能とを有する。
【0135】
図40は、図39に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0136】
同図において、誘導情報提供システムは、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)から取得すると(ST4001)、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路の決定結果を取得し(ST4002)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)に進むべき進路を示す矢印などの記号を付与し(ST4003)、矢印などの記号を付与した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を画像情報表示部11に出力して(ST4004)、処理を終了する。
【0137】
図41は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0138】
同図は、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)の更新または追加に関する機能を示す。同図において、誘導情報提供システムは、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)の更新または追加を場所情報とともに受け付ける機能と、受け付けた分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を場所情報とともに分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)に記憶する機能とを有し、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)から取得する際にはそれぞれの画像情報に付与された場所情報に基づいて分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を検索する機能とを有する。
【0139】
図42は、図41に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0140】
同図において、誘導情報提供システムは、誘導情報提供システムは、分岐点画像情報(非分岐点画像情報)の更新または追加を場所情報とともに受け付けると(ST4201)、受け付けた分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を場所情報とともに分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)に記憶して(ST4202)、処理を終了する。
【0141】
図43は、図41に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0142】
同図において、誘導情報提供システムは、場所情報とともにその場所情報に対応する分岐点画像情報(非分岐点画像情報)の取得要求を受け付けると(ST4301)、受け付けた場所情報を検索条件にして、それぞれの画像情報に付与された場所情報に基づいて分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)を検索し(ST4302)、場所情報が一致する分岐点画像情報(非分岐点画像情報)があるか否かを判断し(ST4303)、なければそのまま終了し、あれば場所情報が一致した分岐点画像情報(非分岐点画像情報)を分岐点画像情報DB4−3(非分岐点画像情報DB4−4)から取得して(ST4304)、処理を終了する。
【0143】
図44は、本発明の実施形態における誘導情報提供システムが利用者端末と誘導情報提供システムサーバで構成される場合の機能ブロック図である。
【0144】
同図において、利用者端末2は、何らかの情報を取得する機能と、情報入力部10から何らかの情報を受け付ける機能と、取得情報や入力情報に基づいて何らかの処理を実行する機能と、取得情報や入力情報および処理実行結果を誘導情報提供システムサーバ7に送信する機能とを有する。誘導情報提供システムサーバ7は、利用者端末2から情報を受信する機能と、受信した情報に基づき、場合によっては送信情報を加味して何らかの処理を実行する機能と、利用者端末2へ処理結果に基づく情報を送信する機能と、利用者端末2への送信結果を配信情報DB8に記憶する機能とを有する。利用者端末2はさらに、誘導情報提供システムサーバ7から処理結果を受信する機能と、受信した情報を受信情報DB9に記憶する機能と、受信した情報を必要に応じて受信情報DB9から取得する機能と、処理結果または受信した情報を必要に応じて音声情報出力部3または画像情報表示部11に出力する機能とを有する。
【0145】
図45は、図44に示す機能ブロック図に対応する利用者端末および誘情報提供システムサーバの演算部におけるフローチャートである。
【0146】
同図において、利用者端末2は、何らかの情報を取得または情報入力部10から何らかの情報を受け付けると(ST4501)、取得情報や入力情報に基づいて何らかの処理を実行するか否かを判断し(ST4502)、実行する場合には取得情報や入力情報に基づいて何らかの処理を実行し(ST4503)、実行しない場合にはそのまま、誘導情報提供システムサーバ7に情報を送信するか否かを判断し(ST4504)、送信する場合には取得情報や入力情報および処理実行結果を誘導情報提供システムサーバ7に送信し(ST4505)、送信しない場合には必要に応じて音声情報出力部3または画像情報表示部11に出力して(ST4509)、処理を終了する。誘導情報提供システムサーバ7は、利用者端末2から情報を受信すると、受信した情報に基づき、場合によっては送信情報を加味して何らかの処理を実行し(ST4506)、利用者端末2へ処理結果に基づく情報を送信し(ST4507)、利用者端末2への送信結果を配信情報DB8に記憶して(ST4508)、処理を終了する。利用者端末2は、誘導情報提供システムサーバ7から処理結果を受信すると、受信した情報を必要に応じて音声情報出力部3または画像情報表示部11に出力して(ST4509)、処理を終了する。
【0147】
図46は、本発明の実施形態における画像情報の具体例を説明する説明図である。
【0148】
同図において、利用者端末2の画像情報表示部11に目的地とその目的地に行くための移動手段(図例では電車)の乗るべき行き先表示と乗るべきでない行き先表示をともに示す場合の具体例を示す。図例では乗るべき行き先表示の中でも最も推奨する行き先表示に二重丸をつけている。分岐点を利用者が進むべき進路が分かれる場所と見なせばこのような行き先表示は非分岐点画像情報になり、利用者1が行き先表示を見る場所が利用者1の行動判断(行動選択)の分岐点であると見なせばこのような行き先表示は分岐点画像情報になる。
【0149】
(第2実施形態)
図47〜図52を用いて、本発明における第2実施形態を説明する。第2実施形態の特徴は、目的地までの推奨経路に基づいて利用者1を誘導する際に第1実施形態に示すように「誘導情報をまず音声情報で提供する」のではなく(つまり、誘導情報に音声情報を用いず、分岐点画像情報/非分岐点画像情報のみを用いて)、利用者1から誘導情報の出力要求に応じて(つまり、利用者1が操作する情報入力部10から誘導情報の出力要求を受け付けた場合に)、分岐点画像情報を出力することであり、第1実施形態と異なる点のみをいかに説明する。
【0150】
図47は、本発明の第2実施形態におけるコンセプトを説明する説明図である。
【0151】
同図において、誘導情報提供システムは、利用者が操作する情報入力部10から誘導情報の出力要求を受け付けると、推奨経路に基づいて分岐点CからC4の方向を撮像した分岐点画像情報を利用者端末2の表示画面に表示している。分岐点Cに立って分岐点Cから伸びる各通路C1〜C4を見渡した利用者1は、利用者端末2に表示される分岐点画像情報と見比べて、分岐点画像情報と同じC4の通路に行くことが出来る。
【0152】
なお、出力要求を受け付けた場所が分岐点でなかった場合には、最寄りの分岐点への移動を勧める指示情報を視覚情報表示部11に出力して、利用者1に対して分岐点画像情報を誘導情報として提供できる分岐点へ移動を促してもよい。また、出力要求を受け付けた場所が分岐点でなくとも、非分岐点から一方と他方をそれぞれ撮像した非分岐点画像情報(現在場所に対応する非分岐点画像情報)があれば、その非分岐点画像情報を用いて誘導情報を提供してもよい。
【0153】
図48は、図47とは別の場合の、本発明の第2実施形態におけるコンセプトを説明する説明図である。
【0154】
同図は、図47とは違う分岐点画像情報の表示方法を説明する説明図である。同図において、誘導情報提供システムは、利用者が操作する情報入力部10から誘導情報の出力要求を受け付けると、推奨経路に基づいて分岐点から見た通路の画像である分岐点画像情報に進むべき進路を矢印で示している。この矢印は、進むべき進路をあらかじめ撮像した分岐点画像情報のみを表示画面に表示した上で、その進むべき進路を示しても、分岐点から伸びる各通路すべてを表示画面に表示した上で、その進むべき進路を示してもよい。また、分岐点から伸びる各通路すべてを表示画面に表示した上で、進むべき進路と進むべきでない進路を区別して表示画面に表示してもよい。
【0155】
なお、出力要求を受け付けた場所が分岐点でなかった場合には、最寄りの分岐点への移動を勧める指示情報を情報表示部11に出力して、利用者1に対して分岐点画像情報を誘導情報として提供できる分岐点へ移動を促してもよい。また、出力要求を受け付けた場所が分岐点でなくとも、非分岐点から一方と他方をそれぞれ撮像した非分岐点画像情報(現在場所に対応する非分岐点画像情報)があれば、その非分岐点画像情報を用いて誘導情報を提供してもよいのは図47と同様である。
【0156】
図49は、本発明の第2実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0157】
同図において、誘導情報提供システムは、算出した推奨経路を経路情報DB4−2から取得する機能と、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得する機能と、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能と、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路を決定する機能とを有する。また、誘導情報提供システムは、情報入力部10から誘導情報の出力要求を受け付ける機能と、場所情報DB4−1から取得した場所情報が分岐点か否かを判断する機能と、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報DB4−3から取得する機能と、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を情報表示部11に出力する機能とを有し、取得した場所情報が分岐点でなかった場合には最寄りの分岐点への移動を勧める指示情報を情報出力部11に出力する機能をさらに有してもよい。さらに、誘導情報提供システムは、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能が、取得した現在場所が推奨経路上にないと判断した場合には、取得した現在場所から目的地をつなぐ推奨経路を算出する機能と、算出した推奨経路を経路情報DB4−2に記憶する機能とを有するとよい。
【0158】
図50は、図49に示す機能ブロック図に対応する誘導情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0159】
同図において、誘導情報提供システムは、情報入力部10から誘導情報の出力要求を受け付けると(ST5001)、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得し(ST5002)、場所情報DB4−1から取得した場所情報が分岐点か否かを判断し(ST5003)、取得した場所情報が分岐点であった場合には、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得し(ST5004)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を情報表示部11に出力して(ST5005)、処理を終了し、ST5003で取得した場所情報が分岐点でなかった場合には最寄りの分岐点への移動を勧める指示情報を情報出力部11に出力して(ST5006)、処理を終了する。
【0160】
図51は、本発明の第2実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図である。
【0161】
同図において、誘導情報提供システムは、算出した推奨経路を経路情報DB4−2から取得する機能と、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得する機能と、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能と、推奨経路に基づいて現在場所からの進むべき進路を決定する機能とを有する。また、誘導情報提供システムは、情報入力部10から誘導情報の出力要求を受け付ける機能と、場所情報DB4−1から取得した場所情報が分岐点か否かを判断する機能と、判断結果に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報DB4−3から取得する機能と、判断結果に基づいて非分岐点画像情報を非分岐点画像情報DB4−4から検索し、取得する機能と、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報または非分岐点画像情報を情報表示部11に出力する機能とを有し、取得した場所情報が分岐点でなかった場合、さらに非分岐点画像情報が非分岐点画像情報DB4−4になかった場合には最寄りの分岐点への移動を勧める指示情報を情報出力部11に出力する機能をさらに有してもよい。さらに、誘導情報提供システムは、取得した現在場所が推奨経路上にあるか否かを判断する機能が、取得した現在場所が推奨経路上にないと判断した場合には、取得した現在場所から目的地をつなぐ推奨経路を算出する機能と、算出した推奨経路を経路情報DB4−2に記憶する機能とを有するとよい。
【0162】
図52は、図51に示す機能ブロック図に対応する誘導情報提供システムの演算部におけるフローチャートである。
【0163】
同図において、誘導情報提供システムは、情報入力部10から誘導情報の出力要求を受け付けると(ST5201)、現在いる場所を示す場所情報を場所情報DB4−1から取得し(ST5202)、取得した場所情報が分岐点か否かを判断し(ST5203)取得した場所情報が分岐点であった場合には、場所情報に基づいて分岐点画像情報を分岐点画像情報4−3から取得して(ST5204)、ST5203で取得した場所情報が分岐点でなかった場合には、取得した場所情報に対応する非分岐点画像情報があるか否かを判断し(ST5206)、なければ最寄りの分岐点への移動を指示する指示情報を情報出力部11から視覚情報(文字情報、画像情報など利用者1の視覚に訴える情報)で出力して(ST5208)、処理を終了し、あれば場所情報に基づいて非分岐点画像情報を非分岐点画像情報4−4から取得して(ST5207)、決定した進むべき進路に基づいて取得した分岐点画像情報を画像情報表示部11に出力して(ST5205)、処理を終了する。
【発明の効果】
以上記載の本発明によれば、推奨経路を示すために地図情報を用いず、音声情報と分岐点から見た進路をそれぞれ撮像した分岐点画像情報を用いている。利用者は、この分岐点画像情報と今、自らがいる分岐点から見える進路の実風景を見比べるだけで進むべき進路(つまりは、システムが誘導する推奨経路)がハッキリとわかるという効果が期待できる。
【0164】
人はどちらに行っていいのかわからなくなってしまった迷子のような状態になるととても心細く感じるものであるが、そんな状態の時に多くの情報を提供されても安心できるとは限らない。つまり、どちらに行っていいのかわからないときにはゴチャゴチャと様々な情報を提供するのではなく、むしろどちらの方向に向かって行けばよいのかだけを明確に示してもらった方が「こっちでよい」という確信がシンプルに得られて安心できる。
【0165】
つまり、どちらに行っていいのかを誘導するのに地図はいらない。進むべき進路を示すだけでよい。今どこにいるのか全くわからない利用者であっても、少なくとも分岐点まで移動すれば、誘導情報提供システムが分岐点画像情報を使ってどちらに方向に向かって行けばよいのかを教えてくれることになる。
【0166】
分岐点画像情報は、利用者に進むべき進路を示せば十分に役割を果たすことが出来るが、利用者の心理としては進むべきでない進路を同時に示すことによって「こちらではない。こちらでもない。だからこっちでいいんだ」と消去法での確認によって自らの行動に対する安心感が得られるという効果も期待できる。というのは、心配性な利用者ほど複数の進路の中から一つを選択するにあたって、選択した進路以外はすべて進むべきでないことを確認したという確証を欲しがる傾向がある。これは「もしかしたら、あっちだったかもしれない」などの心の迷いを打ち消す効果があり、一度自らで心の迷いを打ち消しておくことによって「確認したけど、間違いなくあっちではなかった」と思うことが出来る。こう思えれば利用者は安心して前に進むことが出来る。また、進むべき方向を指し示す矢印が分岐点画像情報に示されていると、利用者は視覚的に(だから、直感的に)パッと理解できるという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるコンセプトを説明する説明図
【図2】 本発明の実施形態におけるコンセプトを説明する説明図
【図3】 図2とは別の場合の、本発明の実施形態におけるコンセプトを説明する説明図
【図4】 本発明の実施形態における全体システム図
【図5】 図4とは別の場合の、本発明の実施形態における全体システム図
【図6】 図4に示す全体システム図における利用者端末のハードブロック図
【図7】 図5に示す全体システム図における利用者端末のハードブロック図
【図8】 図5に示す全体システム図における誘導情報提供システムサーバのハードブロック図
【図9】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図10】 図9に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図11】 図9に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図12】 図9に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図13】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図14】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図15】 図14に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図16】 図14に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図17】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図18】 図17に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図19】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図20】 図19に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図21】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図22】 図21に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図23】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図24】 図23に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図25】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図26】 図25に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図27】 本発明の実施形態における非分岐点の定義とコンセプトを説明する説明図
【図28】 図27とは別の場合の、本発明の実施形態における非分岐点の定義とコンセプトを説明する説明図
【図29】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図30】 図29に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図31】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図32】 図31に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図33】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図34】 図33に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図35】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図36】 図35に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図37】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図38】 図37に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図39】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図40】 図39に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図41】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図42】 図41に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図43】 図41に示す機能ブロック図に対応する誘情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図44】 本発明の実施形態における誘導情報提供システムが利用者端末と誘導情報提供システムサーバで構成される場合の機能ブロック図
【図45】 図44に示す機能ブロック図に対応する利用者端末および誘情報提供システムサーバの演算部におけるフローチャート
【図46】 本発明の実施形態における画像情報の具体例を説明する説明図
【図47】 本発明の第2実施形態におけるコンセプトを説明する説明図
【図48】 図47とは別の場合の、本発明の第2実施形態におけるコンセプトを説明する説明図
【図49】 本発明の第2実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図50】 図49に示す機能ブロック図に対応する誘導情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【図51】 本発明の第2実施形態における誘導情報提供システムの機能ブロック図
【図52】 図51に示す機能ブロック図に対応する誘導情報提供システムの演算部におけるフローチャート
【符号の説明】
1 利用者
2 利用者端末
3 音声情報出力部
4 誘導情報DB
4−1 場所情報DB
4−2 経路情報DB
4−3 分岐点画像情報DB
4−4 非分岐点画像情報DB
5 場所情報タグ
6 位置情報提供システム
7 誘導情報提供システムサーバ
8 配信情報DB
9 受信情報DB
10 情報入力部
11 情報出力部(表示情報出力部/視覚情報出力部)
Claims (17)
- 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する誘導情報提供システムを用いる、歩行者のための誘導情報提供方法であって、
誘導情報提供システムは、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報を分岐点画像情報データベースにあらかじめ記憶し、
前記推奨経路に基づく前記誘導情報を出力する際には、誘導情報をまず音声情報によって出力し、
前記現在場所に基づいて前記分岐点画像情報を出力するか否かを判断し、
前記分岐点画像情報を出力すると判断した場合には、当該分岐点から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、
取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択し、
選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供方法。 - 前記誘導情報提供システムは、非分岐点においてその非分岐点から一方と他方の方位をそれぞれ撮像した非分岐点画像を非分岐点画像情報データベースに記憶し、
前記現在場所が前記分岐点でなかったときには、前記現在場所に対応する前記非分岐点画像情報を前記非分岐点画像データベースから検索し、該当する前記非分岐点画像情報が検索できた場合に各方位に対応する複数の非分岐点画像情報を取得し、
取得した前記複数の非分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す非分岐点画像情報を選択し、
選択した前記進むべき進路を示す非分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す非分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の誘導情報提供方法。 - 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する誘導情報提供システムを用いる、歩行者のための誘導情報提供方法であって、
誘導情報提供システムは、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報を分岐点画像情報データベースにあらかじめ記憶し、
前記推奨経路に基づく前記誘導情報を出力する際には、誘導情報をまず音声情報によって出力し、
前記現在場所に基づいて前記分岐点画像情報を出力するか否かを判断し、
前記分岐点画像情報を出力すると判断した場合には、当該分岐点から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、
前記推奨経路に基づいて、取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記利用者の進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択するとともに、前記分岐点画像情報に進むべき進路を示す矢印を付与し、前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、前記進むべき進路を示す矢印とともに、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供方法。 - 前記分岐点画像情報を出力するか否かの判断は、前記現在場所に基づいて前記利用者が前記分岐点にあらかじめ定める時間留まっていることの検知によって判断することを特徴とする請求項1または3に記載する誘導情報提供方法。
- 前記現在場所に基づいて前記利用者が同じ場所を行ったり来たりしていることを検知すると、その場所から最寄りの前記分岐点へ移動することを勧める指示情報を音声情報として出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載する誘導情報提供方法。
- 前記分岐点画像情報を前記表示部に表示する際には、表示する旨を通知する通知情報を音声情報として出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載する誘導情報提供方法。
- 前記分岐点画像情報は、前記利用者から表示要求を受け付けると前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載する誘導情報提供方法。
- 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する、歩行者のための誘導情報提供システムであって、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報をあらかじめ記憶する分岐点画像情報データベースと、
前記推奨経路に基づく前記誘導情報を出力する際には、誘導情報をまず音声情報によって出力する音声情報出力手段と、
前記現在場所に基づいて前記分岐点画像情報を出力するか否かを判断する分岐点画像情報出力判断手段と、
前記分岐点画像情報出力判断手段が前記分岐点画像情報を出力すると判断した場合には、当該分岐点から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得する画像情報取得手段と、
前記画像情報取得手段が取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者が進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択する分岐点画像選択手段とを有し、
前記分岐点画像選択手段が選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする歩行者のための誘導情報提供システム。 - 非分岐点においてその非分岐点から一方と他方の方位をそれぞれ撮像した非分岐点画像を記憶する非分岐点画像情報データベースをさらに有し、
前記分岐点画像情報出力判断手段が前記分岐点画像情報を出力しないと判断したときには、前記画像情報取得手段は、前記現在場所に対応する前記非分岐点画像情報を前記非分岐点画像データベースから検索し、該当する前記非分岐点画像情報が検索できた場合に各方位に対応する複数の非分岐点画像情報を取得し、
前記分岐点画像選択手段は、前記画像情報取得手段が取得した前記複数の非分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者が進むべき進路を示す非分岐点画像情報を選択し、
前記分岐点画像選択手段が選択した前記進むべき進路を示す非分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す非分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載の歩行者のための誘導情報提供システム。 - 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する、歩行者のための誘導情報提供システムであって、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報をあらかじめ記憶する分岐点画像情報データベースと、
前記推奨経路に基づく前記誘導情報を出力する際には、誘導情報をまず音声情報によって出力する音声情報出力手段と、
前記現在場所に基づいて前記分岐点画像情報を出力するか否かを判断する分岐点画像情報出力判断手段と、
前記分岐点画像情報出力判断手段が前記分岐点画像情報を出力すると判断した場合には、当該分岐点から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得する画像情報取得手段と、
前記推奨経路に基づいて、前記画像情報取得手段が取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記利用者が進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択するとともに、前記分岐点画像情報に進むべき進路を示す矢印を付与する画像情報付与手段とを有し、
前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、前記進むべき進路を示す矢印とともに、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供システム。 - 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する誘導情報提供システムを用いる、歩行者のための誘導情報提供方法であって、
誘導情報提供システムは、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報を分岐点画像情報データベースにあらかじめ記憶し、
前記利用者が操作する情報入力手段から前記誘導情報の出力要求を受け付けると、前記現在場所が前記分岐点か否かを判断し、
前記現在場所が前記分岐点であった場合には、前記現在場所から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、
取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択し、
選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供方法。 - 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する誘導情報提供システムを用いる、歩行者のための誘導情報提供方法であって、
誘導情報提供システムは、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報を分岐点画像情報データベースに、非分岐点においてその非分岐点から一方と他方の方位をそれぞれ撮像した非分岐点画像を非分岐点画像情報データベースにそれぞれあらかじめ記憶し、
前記利用者が操作する情報入力手段から前記誘導情報の出力要求を受け付けると、前記現在場所が前記分岐点か否かを判断し、
前記現在場所が前記分岐点であった場合には、前記現在場所から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、
前記現在場所が前記分岐点でなかった場合には、前記現在場所に対応する前記非分岐点画像情報を前記非分岐点画像データベースから検索し、該当する前記非分岐点画像情報が検索できた場合には、各方位に対応する複数の非分岐点画像情報を取得し、
取得した前記複数の分岐点画像情報または前記複数の非分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す分岐点画像情報または非分岐点画像情報を選択し、
選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報または非分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報または非分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供方法。 - 前記現在場所が前記分岐点でなかった場合、または前記非分岐点に対応する前記非分岐点画像情報が前記非分岐点画像情報データベースに無かった場合には、その場所から最寄りの前記分岐点へ移動することを勧める指示情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項12に記載の誘導情報提供方法。
- 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する、歩行者のための誘導情報提供システムであって、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報をあらかじめ記憶する分岐点画像情報データベースと、
前記利用者が操作する情報入力手段から前記誘導情報の出力要求を受け付けると、前記現在場所が前記分岐点か否かを判断する場所情報出力判断手段と、
前記場所情報出力判断手段が、前記現在場所が前記分岐点であると判断した場合には、前記現在場所から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得する画像情報取得手段と、
前記画像情報取得手段が取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択する画像情報選択手段とを有し、
前記画像情報選択手段が選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供システム。 - 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する、歩行者のための誘導情報提供システムであって、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報をあらかじめ記憶する分岐点画像情報データベースと、
非分岐点において、その非分岐点から一方と他方の方位をそれぞれ撮像した非分岐点画像をあらかじめ記憶する非分岐点画像情報データベースと、
前記利用者が操作する情報入力手段から前記誘導情報の出力要求を受け付けると、前記現在場所が前記分岐点か否かを判断する場所情報出力判断手段と、
前記場所情報出力判断手段が、前記現在場所が前記分岐点であると判断した場合には、前記現在場所から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、前記現在場所が前記分岐点でなかった場合には、前記現在場所に対応する前記非分岐点画像情報を前記非分岐点画像データベースから検索し、該当する前記非分岐点画像情報が検索できた場合には、各方位に対応する複数の非分岐点画像情報を取得する画像情報取得手段と、
前記画像情報取得手段が取得した前記複数の分岐点画像情報または前記複数の非分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す分岐点画像情報または非分岐点画像情報を選択する画像情報選択手段とを有し、
前記画像情報選択手段が選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報または非分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報または非分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供システム。 - 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する誘導情報提供システムを用いる、歩行者のための誘導情報提供方法であって、
誘導情報提供システムは、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報を分岐点画像情報データベースにあらかじめ記憶し、
検知した前記現在場所に基づいて前記現在場所が前記分岐点か否かを判断し、
前記現在場所が前記分岐点であった場合には、前記現在場所から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得し、
取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す前記分岐点画像情報を選択し、
選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供方法。 - 利用者が現在いる場所を検知し、検知した現在場所から該利用者が所望する目的地までの推奨経路を算出し、算出した推奨経路に基づいて該利用者を目的地まで誘導する誘導情報を該利用者が携帯する機器の表示部を介して提供する、歩行者のための誘導情報提供システムであって、
進路が複数に分岐する場所である分岐点において、その分岐点から各進路に向かって撮像した分岐点画像情報をあらかじめ記憶する分岐点画像情報データベースと、
検知した前記現在場所に基づいて前記現在場所が前記分岐点か否かを判断する場所情報出力判断手段と、
前記場所情報出力判断手段が、前記現在場所が前記分岐点であると判断した場合には、前記現在場所から伸びる各進路に対応する複数の分岐点画像情報を前記分岐点画像情報データベースから取得する画像情報取得手段と、
前記画像情報取得手段が取得した前記複数の分岐点画像情報のうちから前記推奨経路に基づいて前記利用者の進むべき進路を示す分岐点画像情報を選択する画像情報選択手段とを有し、
前記画像情報選択手段が選択した前記進むべき進路を示す分岐点画像情報とそれ以外の進むべきでない進路を示す分岐点画像情報とを、それらを区別し、且つ、各進路の隣り合わせの関係が表示画面上で保たれるように前記表示部に表示することを特徴とする誘導情報提供システム。
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