JP3867404B2 - ブレーキブースタ用負圧制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキブースタ用負圧制御装置に関し、特に、直接噴射式エンジンの吸気圧を負圧源として用いるブレーキブースタの負圧を制御するのに好適な負圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平5−208663号に開示される如く、ブレーキブースタを備えるブレーキ装置が公知である。ブレーキブースタは、エンジンのスロットル弁より下流側の吸気管の負圧(以下、吸気管負圧と称す)を動力源としてブレーキペダルの踏み込みを助勢し、大きな制動力を発生させる。一般に、アクセル操作量に応じてスロットル弁を開閉させる通常のエンジン(以下、通常エンジンと称す)では、運転者が減速を意図している場合、すなわち、アクセルペダルが踏込まれていない場合には、スロットル弁の開度がほぼ全閉位置まで絞られることで、比較的大きな吸気管負圧が発生する。従って、運転者によるブレーキ操作時には、ブレーキブースタに十分な負圧が供給されることで、ブレーキブースタの動作が確保される。
【0003】
上記従来のブレーキ装置は、車両前方に障害物が検出された場合に、ブレーキ操作の有無に関わらず制動力を発生させる自動ブレーキ制御を行う機能を有している。上記従来のブレーキ装置において、ブレーキブースタは、自動ブレーキ制御の実行中においても所要の制動力を発生させ得るように構成されている。自動ブレーキ制御は、運転者が加速を意図している状況下、すなわち、スロットル弁が開弁された状況下で実行される場合がある。スロットル弁が開弁されると、エンジンの吸気管負圧が低下する。このため、ブレーキブースタの負圧が不足し、自動ブレーキ制御において、制御性能を発生するための十分な制動力を発生できなくなる可能性がある。そこで、上記従来のブレーキ装置では、自動ブレーキ制御の実行が予測される場合にスロットル弁を強制的に閉じることにより、自動ブレーキ制御の実行するために十分な吸気管負圧を確保することとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両用エンジンとして、燃焼室内に燃料噴射弁を備え、燃料を燃焼室に直接噴射する直接噴射式エンジン (以下、直噴式エンジンと称す)が知られている。直噴式エンジンによれば、例えば低負荷運転時等において、スロットル弁を全開とし、ポンピングロスを低減することによって燃費の向上を図ることができる。この時は、直噴式エンジンにおいては、アクセル操作が行われていなくとも、スロットル弁が全開にされることで吸気管負圧が低下する場合がある。このため、直噴式エンジンを備える車両においては、運転者が減速を意図している場合にも、ブレーキブースタの負圧が不足する事態が生じ得る。
【0005】
しかしながら、上記従来のブレーキ装置は、通常エンジンに適用され、減速時にはスロットル弁の開度が絞られることにより十分な吸気管負圧が確保されることを前提とするものである。このため、上記従来のブレーキ装置の手法を直噴式エンジンに適用したのでは、運転者がブレーキ操作を行う場合にブレーキブースタの負圧が不足し、十分な制動力が得られなくなる可能性がある。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、直噴式エンジンにおいても、ブレーキブースタに常に所要の負圧を確保することが可能なブレーキブースタ用負圧制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、請求項1に記載する如く、直接噴射式エンジンのスロットル弁より下流側の吸気通路と連通可能とされたブレーキブースタの負圧室の負圧を制御するブレーキブースタ用負圧制御装置であって、
運転者によるブレーキ操作の実行を予測するブレーキ操作予測手段と、
ブレーキ操作の実行が予測されて負圧生成要求値が生成された場合には、現在のエンジン回転数を保ちつつ、吸入空気量及び燃料噴射量により成層燃焼を維持できるか否かを判断し、維持できる場合はスロットル開度を絞る処理を行い、維持できない場合はストイキ燃焼モードに切り替える処理を行うことで、前記ブレーキブースタの負圧室の負圧を前記負圧生成要求値に制御する負圧制御手段とを備えるブレーキブースタ用負圧制御装置により達成される。
【0008】
本発明において、ブレーキ操作の実行が予測される場合に、ブレーキブースタの負圧室の負圧は所要の値に制御される。従って、ブレーキ操作時にブレーキブースタの作動が確保されることで、十分な制動力が発生される。
この場合、降坂路の走行中は、運転者が車速を抑制すべくブレーキ操作を行う可能性が高いと考えられる。従って、請求項2に記載する如く、ブレーキ操作予測手段は、車両が降坂路を走行中である場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することができる。
【0009】
また、車両の挙動を制御する車両安定化制御(VSC制御)やトラクションコントロール(TRC制御)等の車両挙動制御の実行中は、車両を減速させるべく運転者がブレーキ操作を行う可能性が高いと考えられる。従って、請求項3に記載する如く、ブレーキ操作予測手段は、車両挙動制御が実行されている場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することができる。
【0010】
また、前方車両との車間時間(すなわち、前方車両との車間距離を、前方車両との相対接近速度で除した値)が小さい場合は、前方車両への接触を防止すべく運転者がブレーキ操作を行う可能性が高いと考えられる。従って、請求項4に記載する如く、ブレーキ操作予測手段は、前方車両との車間時間が所定値を下回った場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することができる。
【0011】
また、車両が交差点の手前又は高速道路の退出路を走行中は、車両の減速を図るべく運転者がブレーキ操作を行う可能性が高いと考えられる。従って、請求項5に記載する如く、ブレーキ操作予測手段は、車両が交差点の手前又は高速道路の退出路を走行中である場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することができる。
【0012】
また、運転者がシフトダウン操作を行うのは減速を意図する場合であり、この場合は、運転者がブレーキ操作を行う可能性が高いと考えられる。従って、請求項6に記載する如く、ブレーキ操作予測手段は、運転者によるシフトダウン操作が行われた場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することができる。また、運転者がアクセルペダルの踏み込み量を急速に減らすのは減速を意図する場合であり、この場合は、運転者がブレーキ操作を行う可能性が高いと考えられる。従って、請求項7に記載する如く、ブレーキ操作予測手段は、アクセルペダルの戻し速度が所定値を越える場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することができる。
【0013】
更に、運転者がシフトレバーをニュートラル位置とし、又は、セレクトレバーをNレンジとするのは停車を意図する場合であることが多く、この場合は、運転者がブレーキ操作を行う可能性が高いと考えられる。従って、請求項8に記載する如く、ブレーキ操作予測手段は、シフトレバーがニュートラル位置にある場合、又は、セレクトレバーがNレンジにある場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することができる。
【0014】
また、スロットル弁より下流側の吸気通路の負圧は、スロットル弁の開度に応じて変化する。従って、請求項9に記載する如く、負圧制御手段は、スロットル弁の開度を変化させることにより負圧制御を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例であるシステムの全体構成図を示す。本実施例のシステムはエンジン10を備えている。エンジン10はエンジンECU12により制御される。エンジン10は、シリンダブロック13を備えている。シリンダブロック13の内部には、シリンダ14が形成されている。エンジン10は、複数のシリンダを備えている。図1は、複数のシリンダのうち一のシリンダ14を表す。
【0016】
シリンダ14の内部にはピストン16が配設されている。ピストン16は、シリンダ14の内部を、図1における上下方向に摺動することができる。シリンダ14の内部のピストン16より上方には燃焼室18が画成されている。燃焼室18には燃料噴射弁20の噴射口が露出している。燃料噴射弁20はエンジンECU12に接続されている。燃料噴射弁20はエンジンECU12から供給される制御信号に応じて燃焼室18内へ燃料を噴射する。すなわち、本実施例のエンジン10は直噴式エンジンである。
【0017】
燃焼室18には、排気弁22を介して排気管24が連通している。燃焼室18には、また、吸気弁26を介して吸気マニホールド28の各枝管が連通している。吸気マニホールド28はその上流側においてサージタンク30に連通している。サージタンク30の更に上流側には吸気管32が連通している。
吸気管32にはスロットル弁34が配設されている。スロットル弁34はスロットルモータ36に連結されている。スロットルモータ36はエンジンECU12に接続されている。スロットルモータ36はエンジンECU12から供給される制御信号に応じてスロットル弁34の開度を変化させる。スロットル弁34の近傍には、スロットル開度センサ38が配設されている。スロットル開度センサ38はスロットル弁34の開度(以下、スロットル開度SCと称す)に応じた電気信号をエンジンECU12に向けて出力する。エンジンECU12はスロットル開度センサ38の出力信号に基づいてスロットル開度SCを検出する。
【0018】
吸気管32のスロットル弁34より下流側の部位(以下、下流側吸気通路32aと称す)には、吸気圧センサ40が配設されている。吸気圧センサ40は下流側吸気通路32aの負圧(以下、吸気管負圧PMと称す)に応じた電気信号をエンジンECU12に向けて出力する。エンジンECU12は吸気圧センサ40の出力信号に基づいて吸気管負圧PMを検出する。
【0019】
下流側吸気通路32aには、負圧供給通路42の一端が接続されている。負圧供給通路42の他端は、ブレーキブースタ44の負圧室(以下、ブースタ負圧室44aと称す)に接続されている。負圧供給通路42にはチェックバルブ46が配設されている。チェックバルブ46はブースタ負圧室44a側から吸気管32側への空気の流れのみを許容する一方向弁である。従って、吸気管負圧PMがブースタ負圧室44aの負圧(以下、ブースタ負圧PBと称す)よりも大きい場合には、吸気管負圧PMがブースタ負圧室44aに供給され、一方、吸気管負圧PMがブースタ負圧PBよりも小さい場合には、ブースタ負圧PBが吸気管32側へ逃げることが防止される。なお、本明細書において、「負圧」は大気圧との圧力差で表されるものとする。従って、「負圧が大きい」とは、大気圧との圧力差が大きいこと、すなわち、絶対的な圧力としては低圧であることを意味する。
【0020】
ブレーキブースタ44には、ブレーキペダル48及びマスタシリンダ49が連結されている。ブレーキブースタ44は、ブースタ負圧PBを動力源としてブレーキペダル48の踏み込みを助勢し、マスタシリンダ49が備える各液室に大きな液圧を発生させる。以下、マスタシリンダ49の各液室に発生する液圧をマスタシリンダ圧と称す。ブースタ負圧室44aには、ブースタ圧センサ50が配設されている。ブースタ圧センサ50は、ブースタ負圧PBに応じた電気信号をエンジンECU12に向けて出力する。エンジンECU12はブースタ圧センサ50の出力信号に基づいてブースタ負圧PBを検出する。
【0021】
ブレーキペダル48の近傍にはブレーキスイッチ51が配設されている。ブレーキスイッチ51は、ブレーキペダル48が踏込まれた場合にのみオン信号をブレーキECU54に向けて出力する。ブレーキECU54はブレーキスイッチ51の出力信号に基づいてブレーキ操作が行われているか否かを検出する。
マスタシリンダ49の各液室には、油圧アクチュエータ52が連通している。油圧アクチュエータ52はブレーキECU54により制御される。油圧アクチュエータ52には各車輪に対応して設けられたホイルシリンダ56が連通している。また、各車輪の近傍には車輪速センサ57が配設されている。車輪速センサ57は車輪速VWに応じたパルス信号をブレーキECU54に向けて出力する。ブレーキECU54は、車輪速センサ57の出力信号に基づいて車輪速VWを検出すると共に、車輪速VWの変化率に基づいて車輪加速度DVWを検出する。なお、図1には、一輪分のホイルシリンダ56及び車輪速センサ57のみを示している。
【0022】
油圧アクチュエータ52は、ブレーキ操作量に応じた制動力を発生する通常ブレーキ制御と、ブレーキ操作量にかかわらず車両の挙動に応じて制動力を制御する車両挙動制御とを実現する機能を有している。本実施例において、通常ブレーキ制御は、マスタシリンダ圧を各ホイルシリンダ56に供給することにより実現される。一方、車両挙動制御は、ブレーキECU54が油圧アクチュエータ52が備える電磁バルブを適宜駆動することにより実現される。本実施例において、車両挙動制御には、車両安定化制御(VSC)及びトラクションコントロール制御(TRC)が含まれる。
【0023】
VSCは車両挙動の不安定化傾向を防止するための制御である。すなわち、ブレーキECU54は、運転者による操舵角、車輪の横加速度、車両のヨーレート、減速度、各車輪のスリップ率等に基づいて車両挙動の不安定化傾向を検出するとVSCを開始し、その不安定化傾向が収束するよう各車輪に適当な制動力を付与すべく油圧アクチュエータ52を制御する。一方、TRCは車輪の過剰なトルクに起因するスリップ(駆動スリップ)を防止するための制御である。すなわち、ブレーキECU54は、駆動スリップを検出するとTRC制御を開始し、その駆動スリップが収束するよう各車輪に適当な制動力を付与すべく油圧アクチュエータ52を制御する。
【0024】
図1に示す如く、エンジン10には、回転数センサ58が設けられている。回転数センサ58は、エンジン回転数Neに応じたパルス信号をエンジンECU12に向けて出力する。エンジンECU12は、回転数センサ58から供給されるパルス信号に基づいてエンジン回転数Neを検出する。
アクセルペダル60の近傍には、アクセル開度センサ62が配設されている。アクセル開度センサ62は、アクセルペダル60の踏み込み量(以下、アクセル開度ACと称す)に応じた電気信号をエンジンECU12に向けて出力する。エンジンECU12はアクセル開度センサ62から供給される信号に基づいてアクセル開度ACを検出する。
【0025】
エンジンECU12には、ナビゲーションECU64が接続されている。ナビゲーションECU64は、車両に搭載されたナビゲーション装置の制御を行う制御ユニットである。ナビゲーションECU64は、車両の現在位置情報をエンジンECU12に向けて送信する。
また、ブレーキECU54には、オートクルーズECU66が接続されている。オートクルーズECU66は車両のオートクルーズ走行を制御する制御ユニットである。オートクルーズECU66には、レーダユニット68が接続されている。レーダユニット68は前方車両との車間距離を計測する例えば超音波センサや光センサ等の距離センサである。オートクルーズECU66はレーダユニット68の出力信号に基づいて前方車両との車間距離を検出し、その情報をブレーキECU54に向けて送信する。
【0026】
本実施例において、エンジン10は、負荷状態に応じて成層燃焼モード又はストイキ燃焼モードの何れかのモードで作動する。ストイキ燃焼モードは、アクセル開度ACに応じてスロットル開度SCを制御し、アクセル開度ACに応じた流量の空気を燃焼室18に供給することにより、燃焼室18内でストイキ燃焼を実現する動作モードである。一方、成層燃焼モードは、スロットル開度SCを全開とし、多量の空気を燃焼室18に供給すると共に、アクセル開度ACに応じた燃料を噴射することにより、燃焼室18内で成層燃焼を実現するモードである。
【0027】
成層燃焼モードによれば、ストイキ燃焼よりも大きな空燃比で燃焼が行われることでエンジン10の燃費が向上する。更に、成層燃焼モードによれば、スロットル開度SCが全開とされることで、エンジン10のポンピングロスが低減されることによっても燃費が向上する。従って、エンジン10の燃費を向上させる観点から、エンジン10を可能な限り成層燃焼モードで作動させることが望ましい。しかしながら、エンジン10の負荷(すなわち、アクセル開度AC)が増大すると、燃料噴射弁20により噴射すべき燃料の量も大きくなる。この場合、燃料噴射量が一定値を越えると、スロットル弁34を全開としても、燃料噴射量に対して、吸気管32に吸入される空気量(以下、吸入空気量Qと称す)が不足し、成層燃焼を実現することができなくなる。
【0028】
そこで、本実施例において、エンジンECU10はアクセル開度ACに基づいて燃料噴射量を決定し、その燃料噴射量により成層燃焼が可能か否かを判定する。そして、成層燃焼が可能であると判定した場合には、スロットル開度SCを全開にすると共に、アクセル開度ACに応じた量の燃料を燃料噴射弁20によって噴射させることにより成層燃焼モードを実現する。一方、エンジンECU10は、成層燃焼は不可能であると判定した場合には、スロットル開度SCをアクセル開度ACに応じた値に制御すると共に、スロットル開度SCに応じた量の燃料を燃料噴射弁20によって噴射させることにより、ストイキ燃焼モードを実現する。
【0029】
上述の如く、成層燃焼モードでは、アクセル開度ACにかかわらず、スロットル開度SCは全開にされる。スロットル開度SCが全開にされると、下流側吸気通路32aに生ずる負圧、すなわち、吸気管負圧PMは低下する。一方、上述の如く、ブレーキブースタ44は、ブースタ負圧PBを動力源としてブレーキペダル48の踏み込みを助勢する。ブレーキブースタ44による助勢が行われると、ブレーキ操作により制動力が増加するのにつれて、ブースタ負圧PBは消費される。このため、成層燃焼モードでは、下流側吸気通路32aからブースタ負圧室44aに十分な負圧を供給することができず、ブレーキ操作の実行に伴ってブースタ負圧PBは次第に低下する。従って、エンジン10が生成燃焼モードで作動している場合、ブレーキ操作が行われると、ブースタ負圧PBが不足して、十分な制動力を発生し得ない事態が生じ得る。
【0030】
そこで、本実施例においては、ブレーキ操作が実行されておらず、かつブレーキ操作の実行が予測される状況下では、スロットル開度SCを絞り、更には、必要に応じてエンジン10の動作モードを成層燃焼モードからストイキ燃焼モードへ切り替えることにより、ブレーキブースタ44を確実に作動させるために必要なブースタ負圧PBを確保することとしている。
【0031】
すなわち、スロットル開度SCが絞られると、吸気管負圧PMが上昇する。一方、スロットル開度SCが絞られると吸入空気量Qが減少することで、吸入空気量Qが燃料噴射量に対して不足し、成層燃焼を実現できなくなる可能性がある。上述の如く、ストイキ燃焼モードでは、スロットル開度SCはアクセル開度ACに応じた値に制御される。従って、成層燃焼を実現できない場合には、エンジン10の動作モードをストイキ燃焼モードに切り替えることで、アクセル開度ACが全開にされていない限り、スロットル開度SCが絞られることにより、吸気管負圧PMが上昇する。このように、スロットル開度SCを絞り、あるいは、エンジン10の動作モードをストイキ燃焼モードに切り替えることにより吸気管負圧PMを上昇させ、この負圧をブースタ負圧室44aに供給することにより所要のブースタ負圧PBを常時確保することができるのである。以下、所要のブースタ負圧PBを確保すべく吸気管負圧PMを上昇させる上記制御をブースタ負圧制御と称す。
【0032】
なお、ブレーキ操作の実行中に、ブースタ負圧制御が実行されると、ブースタ負圧室44aの負圧が急増する。この場合、ブレーキペダル48がブレーキブースタ44に吸い込まれ、運転者の意図を超える過大な減速度が生ずる等の不都合を招く。このため、本実施例では、上記の如く、ブレーキ操作が実行されておらず、かつ、ブレーキ操作の実行が予測される状況下でのみブースタ負圧制御を実行することとしている。
【0033】
本実施例において、ブレーキECU54は、ブレーキ操作が行われておらず、かつ、ブレーキ操作の実行が予測される場合に、エンジンECU12に対して、ブースタ負圧室44aに供給されるべき負圧(以下、負圧生成要求値Preq と称す)を示す負圧生成要求信号を送信する。エンジンECU12はブレーキECU54から負圧生成要求信号を受信すると、負圧生成要求値Preq に等しい吸気管負圧PMを発生させるべくブースタ負圧制御を実行する。また、エンジンECU12は、ブースタ負圧PB及びアクセル開度ACを示す信号をブレーキECU54に向けて随時送信する。一方、ブレーキECU54は、上記負圧生成要求信号の他、ブレーキ系統に異常が生じた場合に、負圧最大生成要求信号をエンジンECU12に向けて送信する。
【0034】
以下、本実施例において上記のブースタ負圧制御を実現すべくブレーキECU54及びエンジンECU12が実行する具体的な処理の内容について説明する。先ず、ブレーキECU54が実行する処理の内容について説明する。図2は、本実施例において、ブレーキECU54が負圧生成要求信号をエンジンECU12に向けて送信すべく実行するルーチンの一例のフローチャートである。図2に示すルーチンは1回の処理サイクルが終了する毎に繰り返し起動されるルーチンである。図2に示すルーチンが起動されると、先ずステップ100の処理が実行される。
【0035】
ステップ100では、ブレーキ系統に異常が生じているか否かが判別される。その結果、ブレーキ系統に異常が生じている場合は、ブースタ負圧PBを最大限に確保すべきと判断される。この場合、次にステップ101において、負圧最大生成要求信号がエンジンECU12に向けて送信された後、今回のルーチンは終了される。一方、ステップ100において、ブレーキ系統に異常が生じていなければ、次にステップ102の処理が実行される。
【0036】
ステップ102では、ブレーキスイッチ51の出力信号に基づいて、ブレーキ操作中であるか否かが判別される。その結果、ブレーキ操作中であるならば、ブースタ負圧制御を実行すべきでないと判断されて今回のルーチンは終了される。一方、ステップ102において、ブレーキ操作中でなければ、次にステップ103の処理が実行される。
【0037】
ステップ103では、エンジンECU12から送信される信号に基づいてブースタ負圧PBが検出される。ステップ102の処理が終了すると、ステップ104へ進む。
ステップ104では、ブースタ負圧PBが所定値P0未満であるか否かが判別される。ここで、所定値P0 は、常時確保しておくべきブースタ負圧PBの下限ガード値である。従って、ステップ104においてPB<P0 が成立すると判別された場合は、次にステップ105において、負圧生成要求値Preq に所定値P0 が代入される。ステップ106の処理が終了されると、今回のルーチンは終了される。一方、ステップ104においてPB<P0は不成立であると判別された場合は、ステップ106以降において、ブレーキ操作の実行が予測されるか否かを判別するための処理が行われる。
【0038】
ステップ106では、車両が降坂路を走行中であるか否かが判別される。車両が降坂路を走行する場合は、平坦路あるいは登坂路を走行する場合と比較して、一定のエンジン出力に対する車両加速度は大きくなる。そこで、ブレーキECU54はステップ106において、エンジン出力を表す値としてアクセル開度ACを、車両加速度を表す値として車輪加速度DVWをそれぞれ用い、車輪加速度DVWがアクセル開度に応じた基準値よりも大きい場合に、降坂路を走行中であると判別する。降坂路を走行中である場合には、運転者がブレーキ操作を行う可能性が高いと判断することができる。そこで、ステップ106において降坂路を走行中であると判別されたならば、ブレーキ操作の実行が予測されると判断されて、次にステップ108の処理が実行される。一方、ステップ106において降坂路を走行中ではないと判別された場合は、次にステップ110の処理が実行される。
【0039】
ステップ110ではVSC又はTRCが実行されているか否かが判別される。上記の如く、VSCは車両に不安定な挙動が生じた場合に実行される制御である。車両に不安定な挙動が生じた場合には、これを解消すべく運転者がブレーキ操作を行う可能性が高いと判断することができる。また、上記の如く、TRC制御は過大な駆動トルクに起因する駆動スリップが生じた場合に実行される制御である。TRC制御が実行されている場合、車輪の駆動スリップにより車両に不安定な挙動が生じ、VSC制御が開始される可能性が高いと考えられる。そこで、ステップ110においてVSC制御又はTRC制御が実行されていると判別された場合には、ブレーキ操作の実行が予測されると判断されて、次にステップ108の処理が実行される。一方、ステップ110において、VSC及びTRCの何れも実行されていないと判別された場合は、次にステップ112の処理が実行される。
【0040】
ステップ112では、アクセルペダル60の戻し速度AVが所定値AV0 を上回っているか否かが判別される。ここでアクセルペダルの戻し速度AVは、アクセル開度ACの時間減少率である。アクセルペダル60の踏み込みが高速で解除されている場合は、例えば車両前方における障害物の出現等により,運転者が車両の減速を意図していると判断することができる。そこで、ステップ112においてAV>AV0 が成立するならば、ブレーキ操作の実行が予測されると判断されて、次にステップ108の処理が実行される。一方、ステップ112においてVa >Va0が不成立ならば、次にステップ114の処理が実行される。
【0041】
ステップ114では、車間時間Tc が所定値T0 より小さいか否かが判別される。ここで、車間時間Tc は、前方車両までの車間距離を、前方車両との相対接近速度で除した値、すなわち、現在の相対接近速度が維持されると仮定した場合に前方車両に接触するまでの時間である。車間時間Tcが小さくなると、運転者は前方車両との接触を防止するためブレーキ操作を行う可能性が高いと判断することができる。そこで、ステップ114においてTc <T0 が成立するならば、ブレーキ操作の実行が予測されると判断されて、次にステップ108の処理が実行される。一方、ステップ114においてTc <T0 が不成立ならば、次にステップ116の処理が実行される。
【0042】
ステップ116では、車両が交差点の手前又は高速道路の退出路を走行中であり、かつ、車速Vが所定値V0 以上であるか否かが判別される。車両が交差点の手前又は高速道路の退出路を走行中であるか否かは、ナビゲーションECU64から送信される位置情報に基づいて判別される。車両が交差点の手前又は高速道路の退出路を一定以上の速度で走行している場合には、運転者が車両の減速を図るべくブレーキ操作を行う可能性が高いと判断することができる。そこで、ステップ116において肯定判別されたならば、ブレーキ操作の実行が予測されると判断されて、次にステップ108の処理が実行される。一方、ステップ116において否定判別された場合は、次にステップ118の処理が実行される。
【0043】
ステップ118では、運転者によりシフトダウン操作が行われたか否かが判別される。一般に、運転者は車両の減速を図る場合にシフトダウン操作を実行するものと考えられる。従って、シフトダウン操作が実行された場合は、ブレーキ操作が行われる可能性が高いと判断することができる。そこで、ステップ118において、シフトダウン操作が実行されたと判別されたならば、ブレーキ操作の実行が予測されると判断されて、次にステップ108の処理が実行される。一方、ステップ116において、シフトダウン操作が実行されていないと判別されたならば、次にステップ120の処理が実行される。なお、ステップ118におけるシフトダウン操作には、マニュアルトランスミッション(MT)車におけるシフトダウン操作のみならず、オートマッチックトランスミッション(AT)車におけるシフトダウン操作(例えば、セレクトレバーをD3レンジからD2レンジにシフトする場合等)も含まれる。
【0044】
ステップ120では、シフトレバーがニュートラル位置(AT車の場合は、セレクトレバーがNレンジ)にあり、かつ、車速Vが所定値V1 以上であるか否かが判別される。一般に、運転者がシフトレバーをニュートラル位置に切り替え、又は、セレクトレバーをNレンジに切り替える場合は、車両停止を意図していることが多いと考えられる。そこで、ステップ120において肯定判別された場合は、ブレーキ操作の実行が予測されると判断されて、次にステップ108の処理が実行される。一方、ステップ120において否定判別された場合は、ステップ106、110乃至120の全てにおいて否定判別されたことになる。この場合、ブレーキ操作の実行は予測されないと判断されて今回のルーチンは終了される。
【0045】
ステップ108では、車速Vが所定値Vc よりも大きいか否かが判別される。ここで、所定値Vc は、上記した下限ガード値P0 に等しいブースタ負圧PBが確保された場合に、ブースタ負圧室44aに負圧を補充することなく、車両が停止するまでブレーキブースタ44が作動し得るような車速Vの上限値である。従って、V>Vc が不成立ならば、ブースタ負圧制御を実行することは不要であると判断されて今回のルーチンは終了される。一方、ステップ108においてV>Vc が成立するならば、次にステップ122の処理が実行される。
【0046】
ステップ122では、負圧生成要求値Preq を決定するための処理が実行される。負圧生成要求値Preq は、下流側吸気通路32aからブースタ負圧室44aに負圧が供給されない状態で、車両が停止するまでブレーキブースタ44を作動を確保することができるブースタ負圧PBの下限値となるように決定される。図3は、ステップ122において負圧生成要求値Preq を決定すべくブレーキECU54が参照するマップの一例を示す。
【0047】
上述の如く、ブースタ負圧PBは、ブレーキ操作により制動力が増加するのに応じて消費される。また、車速Vが高いほど、車両が停止した時点で発生される制動力は大きくなる。従って、車速Vが大きいほど車両が停止するまでのブースタ負圧PBの消費量は大きくなる。すなわち、ブースタ負圧室44aに負圧を補充することなく、車両が停止するまでブレーキブースタ44を作動させるために確保すべきブースタ負圧PBの値は、車速Vが大きいほど増加する。そこで、図3に示す如く、車速Vが上記所定値Vc 以下の領域では、負圧生成要求値Preq を下限ガード値P0に等しい値とし、車速Vが上記所定値Vc を越える領域では車速Vの上昇に応じて負圧生成要求値Preq を増加させることとしている。
【0048】
ステップ122又は上記ステップ105においてPreq が決定されると、次にステップ124において、負圧生成要求値Preq を示す負圧生成要求信号がエンジンECU12に向けて送信される。ステップ124の処理が終了されると、今回のルーチンは終了される。
次に、本実施例においてエンジンECU12がブースタ負圧制御を実現すべく実行する処理の内容について説明する。図4は、本実施例においてエンジンECU12が実行するルーチンの一例を示すフローチャートである。図4に示すルーチンは1回の処理サイクルが終了する毎に繰り返し起動されるルーチンである。図4に示すルーチンが起動されると、先ずステップ150の処理が実行される。
【0049】
ステップ150では、エンジン10が成層燃焼モードで作動中であるか否かが判別される。その結果、否定判別されたならば、すなわち、エンジン10がストイキ燃焼モードで作動中ならば、エンジン出力を低下させることなくブースタ負圧制御を実行することはできないと判断される。この場合、以後何ら処理が実行されることなく今回のルーチンは終了される。一方、ステップ150において、エンジン10が成層燃焼モードで作動中ならば、次にステップ151の処理が実行される。
【0050】
ステップ151では、ブレーキECU54から負圧最大生成要求信号が送信されているか否かが判別される。その結果、負圧最大生成要求信号が送信されているならば、次に、ステップ152において、エンジン10の動作モードをストイキ燃焼モードに切り替えるための処理が実行される。上述の如く、エンジン10の動作モードがストイキ燃焼モードに切り替えられると、スロットル開度SVが絞られることで、大きな吸気管負圧PMが発生する。ステップ152の処理が終了されると、今回のルーチンは終了される。一方、ステップ151において、負圧最大生成要求信号が送信されていなければ、次にステップ154の処理が実行される。
【0051】
ステップ154ではエンジン10の暖気運転中か否かが判別される。上述の如く、ブースタ負圧制御が実行されるとスロットル開度SVが絞られる。このため、暖気運転中にブースタ負圧制御が実行されると、暖気運転が適正に行われなくなってしまう。そこで、エンジンECU12は暖気運転を優先し、ステップ154においてエンジン10が暖気運転中ならば、ブースタ負圧制御を実行すべきではないと判断して、今回のルーチンを終了する。一方、ステップ153において、暖気運転中でないならば、次にステップ156の処理が実行される。
【0052】
ステップ156では、ブレーキECU54から負圧生成要求信号が送信されているか否かが判別される。その結果、負圧生成要求信号が送信されていなければ今回のルーチンは終了される。一方、ステップ156において負圧生成要求信号が送信されているならば、次にステップ158の処理が実行される。
ステップ158では、負圧生成要求値Preq に等しい吸気管負圧PMを生成するためのスロットル開度SV(以下、目標スロットル開度SVc と称す)が決定される。吸気管負圧PMは、吸入空気量Qが大きいほど低下し、エンジン回転数Neが高いほど上昇する。また、吸入空気量Qはスロットル開度SVにほぼ比例する。従って、ステップ158では、エンジン回転数Neと負圧生成要求値Preq とに基づいて目標スロットル開度SVc が決定される。ステップ158の処理が終了するとステップ160へ進む。
【0053】
ステップ160では、目標スロットル開度SVc に対応する吸入空気量Q0 が算出され、続くステップ162では、成層燃焼モードにおけるアクセル開度ACに対応する燃料噴射量F(すなわち、運転者の要求するエンジン出力を実現するのに必要な燃料噴射量F)が算出される。なお、スロットル開度SVが目標スロットル開度SVc まで絞られると、ポンピングロスが上昇することにより一定のエンジン出力を得るのに必要な燃料噴射量は増加する。ステップ162においては、かかるポンピングロスに起因する燃料噴射量の増加をも考慮して、燃料噴射量Fが決定される。ステップ162の処理が終了すると、ステップ164へ進む。
【0054】
ステップ164では、現在のエンジン回転数Neを保ちつつ、吸入空気量Q0及び燃料噴射量Fにより成層燃焼を維持できるか否かが判別される。その結果、成層燃焼を維持できると判別された場合は、次にステップ166において、スロットル開度SVを目標スロットル開度SVc まで絞るための処理が実行される。ステップ166の処理が実行されると、成層燃焼が維持された状態で、吸気管負圧PMは負圧生成要求値Preq に向けて上昇する。ステップ166に続くステップ168では、吸気管負圧PMが負圧生成要求値Preq に達したか否かが判別される。その結果、吸気管負圧PMが負圧生成要求値Preq に達していないならば再びステップ168の処理が実行される。一方、ステップ168において、吸気管負圧PMが負圧生成要求値Preq に達したならば、次にステップ170において、スロットル開度SVを再び全開とすると共に、それに伴うポンピングロスの低下分だけ燃料噴射量を減量するための処理が実行される。ステップ170の処理が終了されると、今回のルーチンは終了される。
【0055】
一方、ステップ164において、成層燃焼を維持できないと判別されたならば、次にステップ172においてエンジン10の動作モードをストイキ燃焼モードに切り替えるための処理が実行される。上記の如く、ストイキ燃焼モードでは、スロットル開度SVがアクセル開度ACに応じた値に制御されることにより、成層燃焼モードに比して大きな吸気管負圧PMが生成される。従って、ステップ172の処理が実行されると吸気管負圧PMが上昇を開始する。ステップ172に続くステップ174では、吸気管負圧PMが負圧生成要求値Preq に達したか否かが判別される。その結果、吸気管負圧PMが負圧生成要求値Preq に達していないならば再びステップ174の処理が実行される。一方、ステップ174において吸気管負圧PMが負圧生成要求値Preq に達したならば、次にステップ176の処理が実行される。ステップ176では、エンジン10の動作モードをストイキ燃焼モードから成層燃焼モードへ戻すための処理が実行される。ステップ176の処理が終了されると今回のルーチンは終了される。
【0056】
図4に示すルーチンによれば、負圧生成要求値Preq に等しい吸気管負圧PMを生成することができる。上記の如く、負圧生成要求値Preq は、下流側吸気通路32aからブースタ負圧室44aに負圧が供給されない状態で、車両が停止するまでブレーキブースタ44を作動を確保することができるブースタ負圧PBの下限値となるように決定されている。従って、負圧生成要求値Preq に等しいブースタ負圧PBがいったん生成されると、この負圧がブースタ負圧室44aに供給されることで、その後ブレーキ操作が行われた場合に、車両が停止するまでブレーキブースタ44を確実に作動させることができる。
【0057】
このように、本実施例によれば、ブレーキ操作の実行が予測される場合に、車両が停止するまでブレーキブースタ44を作動させるのに必要なブースタ負圧PBを確保することができる。従って、本実施例によれば、直噴式エンジンであるエンジン10を備えるシステムにおいて、常に、車両が停止するまで十分な制動力を確実に得ることができる。
【0058】
なお、上記実施例においては、ブレーキECU54が図2に示すルーチンのステップ106、110、112、114、116、118、又は120の処理を実行することにより請求項に記載したブレーキ操作予測手段が、エンジンECU12が図4に示すルーチンのステップ158〜166及び172の処理を実行することにより請求項に記載した負圧制御手段が、それぞれ実現されている。また、上記実施例においては、下流側吸気通路32aが請求項に記載した「スロットル弁より下流側の吸気通路」に、VSC及びTRCが請求項に記載した車両挙動制御に、それぞれ相当している。
【0059】
なお、上記実施例においては、負圧供給通路46が下流側吸気通路32aに接続されるものとしたが、これに限らず、サージタンク30あるいは吸気マニホールド28に接続されてもよい。
【0060】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、運転者によるブレーキ操作の実行が予測される場合に、ブレーキブースタの負圧室に所要の負圧を供給することができる。従って、本発明によれば、直噴式エンジンを備えるシステムにおいても、ブレーキブースタの負圧室の負圧が不足するのを防止することができ、これにより、常に、十分な制動力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるシステムの全体構成図である。
【図2】本実施例においてブレーキECUが実行するルーチンの一例のフローチャートである。
【図3】本実施例においてブレーキECUが負圧生成要求値を決定すべく参照するマップの一例を示す図である。
【図4】本実施例においてエンジンECUが実行するルーチンの一例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 エンジン
12 エンジンECU
32 吸気管
32a 下流側吸気通路
34 スロットル弁
44 ブレーキブースタ
44a ブースタ負圧室
54 ブレーキECU
Claims (9)
- 直接噴射式エンジンのスロットル弁より下流側の吸気通路と連通可能とされたブレーキブースタの負圧室の負圧を制御するブレーキブースタ用負圧制御装置であって、
運転者によるブレーキ操作の実行を予測するブレーキ操作予測手段と、
ブレーキ操作の実行が予測されて負圧生成要求値が生成された場合には、現在のエンジン回転数を保ちつつ、吸入空気量及び燃料噴射量により成層燃焼を維持できるか否かを判断し、維持できる場合はスロットル開度を絞る処理を行い、維持できない場合はストイキ燃焼モードに切り替える処理を行うことで、前記ブレーキブースタの負圧室の負圧を前記負圧生成要求値に制御する負圧制御手段とを備えることを特徴とするブレーキブースタ用負圧制御装置。 - 前記ブレーキ操作予測手段は、車両が降坂路を走行中である場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することを特徴とする請求項1記載のブレーキブースタ用負圧制御装置。
- 前記ブレーキ操作予測手段は、車両挙動制御が実行されている場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することを特徴とする請求項1記載のブレーキブースタ用負圧制御装置。
- 前記ブレーキ操作予測手段は、前方車両との車間時間が所定値を下回った場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することを特徴とする請求項1記載のブレーキブースタ用負圧制御装置。
- 前記ブレーキ操作予測手段は、車両が交差点の手前又は高速道路の退出路を走行中である場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することを特徴とする請求項1記載のブレーキブースタ用負圧制御装置。
- 前記ブレーキ操作予測手段は、運転者によるシフトダウン操作が行われた場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することを特徴とする請求項1記載のブレーキブースタ用負圧制御装置。
- 前記ブレーキ操作予測手段は、アクセルペダルの戻し速度が所定値を越える場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することを特徴とする請求項1記載のブレーキブースタ用負圧制御装置。
- 前記ブレーキ操作予測手段は、シフトレバーがニュートラル位置であり、又は、セレクトレバーがNレンジにある場合に、ブレーキ操作の実行が予測されると判定することを特徴とする請求項1記載のブレーキブースタ用負圧制御装置。
- 前記負圧制御手段は、スロットル弁の開度を変化させることにより負圧制御を行うことを特徴とする請求項1記載のブレーキブースタ用負圧制御装置。
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