JP3859644B2 - 合成樹脂の加工装置および加工方法 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1の特開2003−200451号公報には、結晶性プラスチック材、非結晶性プラスチック材、カップリング剤を混合したものを押出し成形、熱間圧延、冷間圧延、巻き取り、パンチングして加工する技術が開示されている。
カット外刃(35)付きのダイ(30)を備えた下型(20)と、カット内刃(55)付きのストリッパ(50)および、打抜パンチ(60)とを備えた上型(40)と、前記カット外刃(35)および前記カット内刃(55)が前記加工対象(W)に食い込む量を所定量までに抑えるレストブロック(32)とを有し、
前記下型(20)のダイ(30)のカット外刃(35)は、内縁側(35a)は打抜き方向に沿い、外縁側は傾斜面(35b)が形成されて成り、
前記上型(40)のストリッパ(50)のカット内刃(55)は、内縁側(55a)は打抜き方向に沿い、外縁側は傾斜面(55b)が形成されて成り、
前記レストブロック(32)は、上昇した状態の前記ストリッパ(50)よりも下方のダイ(30)上部に位置し、下降してくる前記ストリッパ(50)が突き当たって下降が止まると、前記カット外刃(35)および前記カット内刃(55)が前記加工対象(W)に前記所定量まで食い込む位置になるよう配設され、
前記打抜パンチ(60)は、前記上型(40)のストリッパ(50)のカット内刃(55)の内縁に嵌合して出没可能に配設され、
前記カット内刃(55)と前記カット外刃(35)とは、合成樹脂に食い込んだとき、割れ進行破断する程度のクリアランス(α)に設定されることを特徴とする合成樹脂の加工装置(10)。
カット外刃(35)付きのダイ(30)を備えた下型(20)と、ストリッパ(50)および、カット内刃(65)付き打抜パンチ(60)を備えた上型(40)と、打抜き部品の外周を削るシェービング刃(15)とを有し、
前記下型(20)のダイ(30)のカット外刃(35)は、内縁側(35a)は打抜き方向に沿い、外縁側は傾斜面(35b)が形成されて成り、
前記上型(40)の打抜パンチ(60)のカット内刃(65)は、外縁側(65a)は打抜き方向に沿い、内縁側は傾斜面(65b)が形成されて成り、
前記シェービング刃(15)は、打抜かれた打抜き部品が前記打抜パンチ(60)により移動する経路に配設され、
前記カット内刃(65)と前記カット外刃(35)とは、合成樹脂に食い込んだとき、割れ進行破断する程度のクリアランス(α)に設定されていることを特徴とする合成樹脂の加工装置(10)。
カット外刃(35)付きのダイ(30)を備えた下型(20)と、ストリッパ(50)および、打抜パンチ(60)を備えた上型(40)と、打抜き部品の外周を削るシェービング刃(15)とを有し、
前記下型(20)のダイ(30)のカット外刃(35)は、内縁側(35a)は打抜き方向に沿い、外縁側は傾斜面(35b)が形成されて成り、
前記シェービング刃(15)は、打抜かれた打抜き部品が前記打抜パンチ(60)により移動する経路に配設され、
前記打抜パンチ(60)の外縁と前記カット外刃(35)とは、合成樹脂に食い込んだとき、割れ進行破断する程度のクリアランス(α)に設定されていることを特徴とする合成樹脂の加工装置(10)。
本発明に係る合成樹脂の加工装置(10)によれば、アクリル等の破断しやすい脆弱な合成樹脂を加工対象(W)として単一の工程で打抜き加工することができる。
また、シェービング刃を備えたものによれば、打抜パンチに打ち抜かれた打ち抜き部品が移動する経路のシェービング刃を通過するとき、シェービング刃により打抜き部品の外周が削られるので、上下の角部にはバリがなく、角部の間がきれいであり、裏表とも輪郭の乱れがなく、割れ・クラックも発生しない合成樹脂の加工装置とすることができる。
図1に示すように、アクリル等の破断しやすい脆弱な合成樹脂を加工対象Wとして打抜き加工する合成樹脂の加工装置10は、カット外刃35付きのダイ30を備えた下型20と、カット内刃55付きのストリッパ50および、打抜パンチ60を備えた上型40とを有して成る。
合成樹脂の加工装置10によれば、アクリル等の破断しやすい脆弱な合成樹脂を加工対象Wとして単一の工程で打抜き加工することができる。
本実施の形態では、打抜パンチ60にカット内刃65を設けたものである。
なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
加工開始時、図6(1)に示すように、ストリッパ50および、打抜パンチ60は上昇させておき、下型20のダイ30の上に加工対象Wの合成樹脂をセットしてから、上型40のストリッパ50および打抜パンチ60を下降させる。
本実施の形態では、ダイ30のカット外刃35と刃のない打抜パンチ60により加工対象Wの打抜き加工をするものである。
なお、第1,第2の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
第3の実施の形態に係る加工装置10は、カット外刃35付きのダイ30を備えた下型20と、ストリッパ50および、刃のない打抜パンチ60を備えた上型40とを有して成る。
加工開始時、図9(1)に示すように、ストリッパ50および、打抜パンチ60は上昇させておき、下型20のダイ30の上に加工対象Wの合成樹脂をセットしてから、上型40のストリッパ50および打抜パンチ60を下降させる。
本実施の形態では、前記第2の実施の形態のものにシェービング刃15を設けたものである。なお、第1および第3の実施の形態にシェービング刃15を設けてもよいことは言うまでもない。
なお、前記実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
第4の実施の形態の加工装置10は、前記第2の実施の形態と基本構成は同じであるが、打抜かれた打抜き部品であるブランクW1が打抜パンチ60により移動する経路に、ブランクW1の外周を削るシェービング刃15が配設されている。シェービング刃15の外周には、切削屑受け部16が設けられている。
W1…ブランク
W2…合成樹脂基体
α…クリアランス
δ…食い込み量
10…加工装置
11…ガイドポスト
15…シェービング刃
16…切削屑受け部
20…下型
21…導孔
23…ダイホルダ
30…ダイ
31…クッション弾性体
32…レストブロック
35…カット外刃
35a…内縁側
35b…傾斜面
40…上型
41…パンチホルダ
42…パンチプレート
43…ストリッパボルト
44…保持圧縮ばね
50…ストリッパ
51…クッション弾性体
55…カット内刃
55a…内縁側
55b…傾斜面
60…打抜パンチ
65…カット内刃
66…外縁
Claims (5)
- アクリル等の破断しやすい脆弱な合成樹脂を加工対象として打抜き加工する合成樹脂の加工装置であって、
カット外刃付きのダイを備えた下型と、カット内刃付きのストリッパおよび、打抜パンチとを備えた上型と、前記カット外刃および前記カット内刃が前記加工対象に食い込む量を所定量までに抑えるレストブロックとを有し、
前記下型のダイのカット外刃は、内縁側は打抜き方向に沿い、外縁側は傾斜面が形成されて成り、
前記上型のストリッパのカット内刃は、内縁側は打抜き方向に沿い、外縁側は傾斜面が形成されて成り、
前記レストブロックは、上昇した状態の前記ストリッパよりも下方のダイ上部に位置し、下降してくる前記ストリッパが突き当たって下降が止まると、前記カット外刃および前記カット内刃が前記加工対象に前記所定量まで食い込む位置になるよう配設され、
前記打抜パンチは、前記上型のストリッパのカット内刃の内縁に嵌合して出没可能に配設され、
前記カット内刃と前記カット外刃とは、合成樹脂に食い込んだとき、割れ進行破断する程度のクリアランスに設定されることを特徴とする合成樹脂の加工装置。 - アクリル等の破断しやすい脆弱な合成樹脂を加工対象として打抜き加工する合成樹脂の加工装置であって、
カット外刃付きのダイを備えた下型と、ストリッパおよび、カット内刃付き打抜パンチを備えた上型と、打抜き部品の外周を削るシェービング刃とを有し、
前記下型のダイのカット外刃は、内縁側は打抜き方向に沿い、外縁側は傾斜面が形成されて成り、
前記上型の打抜パンチのカット内刃は、外縁側は打抜き方向に沿い、内縁側は傾斜面が形成されて成り、
前記シェービング刃は、打抜かれた打抜き部品が前記打抜パンチにより移動する経路に配設され、
前記カット内刃と前記カット外刃とは、合成樹脂に食い込んだとき、割れ進行破断する程度のクリアランスに設定されていることを特徴とする合成樹脂の加工装置。 - アクリル等の破断しやすい脆弱な合成樹脂を加工対象として打抜き加工する合成樹脂の加工装置であって、
カット外刃付きのダイを備えた下型と、ストリッパおよび、打抜パンチを備えた上型と、打抜き部品の外周を削るシェービング刃とを有し、
前記下型のダイのカット外刃は、内縁側は打抜き方向に沿い、外縁側は傾斜面が形成されて成り、
前記シェービング刃は、打抜かれた打抜き部品が前記打抜パンチにより移動する経路に配設され、
前記打抜パンチの外縁と前記カット外刃とは、合成樹脂に食い込んだとき、割れ進行破断する程度のクリアランスに設定されていることを特徴とする合成樹脂の加工装置。 - カット外刃付きのダイの外周に加工対象を受止めるクッション弾性体を配設したことを特徴とする請求項1,2または3に記載の合成樹脂の加工装置。
- 打抜かれた打抜き部品が前記打抜パンチにより移動する経路に、打抜き部品の外周を削るシェービング刃を配設したことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂の加工装置。
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