JP3730907B2 - ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式に関し、特に遠隔地に設置されたディスクアレイ装置間を通信回線で相互に接続し、上位装置であるホストコンピュータ(以下、単にホストという)を経由せずにディスクアレイ装置間でデータの複製を作成するための遠隔データコピー方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ホストを経由せずにディスクアレイ装置間でデータの複製を作成する場合、データの整合性をディスクアレイ装置の機能で保証するためには、セカンダリサイトのディスクアレイ装置でのデータ更新の順序をプライマリサイトのディスクアレイ装置でのデータ更新と同様な順序で行う必要がある(データ更新の順序保証機能)。また、セカンダリサイトのディスクアレイ装置での更新データのコピー失敗時に以降の更新データのコピーを全て停止する必要がある(コピー停止機能)。
【0003】
従来のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、図7に示すように、プライマリサイト(コピー元のサイト)71のディスクアレイ装置711とセカンダリサイト(コピー先のサイト)72のディスクアレイ装置721とが通信回線73を介して接続されて構成されていた。
【0004】
このような従来のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式では、プライマリサイト71のホスト712から更新データの書き込み要求があると、ディスクアレイ装置711は、自装置内の論理ディスクに更新データを書き込むと同時に、更新データを通信回線73を介してセカンダリサイト72のディスクアレイ装置721に転送し、更新データをディスクアレイ装置721内の論理ディスクにコピーしていた。
【0005】
これにより、プライマリサイト71のディスクアレイ装置711が災害となった場合、セカンダリサイト72のディスクアレイ装置721にデータの複製が残されているので、セカンダリサイト72のディスクアレイ装置721のデータの複製を用いて、プライマリサイト1のディスクアレイ装置711のデータを復元することを可能にしていた。
【0006】
ところで、ディスクアレイ装置間でデータの複製を作成するための遠隔データコピー方式には、同期モードと非同期モードとの2種類のコピーモードがある。
【0007】
同期モードは、プライマリサイトの論理ディスクとセカンダリサイトの論理ディスクとがコピー実行状態のとき、セカンダリサイトのディスクアレイ装置でのデータ更新処理の完了後にプライマリサイトのホストに終了応答するモードである。よって、両サイトの距離が離れている場合は、伝送遅延により、プライマリサイトのディスクアレイ装置の応答遅延が発生する。
【0008】
非同期モードは、プライマリサイトのディスクアレイ装置でのデータ更新処理が終わり次第、プライマリサイトのホストに終了応答し、セカンダリサイトのディスクアレイ装置でのデータ更新処理は、非同期に行うモードである。よって、プライマリサイトのディスクアレイ装置の応答遅延は小さい。
【0009】
非同期モードでの遠隔データコピー方式を採用する先行技術文献として、特開2000−305856,特開2001−209565,特開2001−282628等がある。
【0010】
特開2000−305856に開示された「ディスクサブシステム及びこれらの統合システム」では、各センターのディスクサブシステムのリモートコピーの対象となるボリュームとゲートウェイサブシステムの任意のボリュームとの間は同期型リモートコピーでデータの二重化が行われ、メインセンターのゲートウェイサブシステムは自サブシステム内のボリュームが更新された順番に従い更新データをリモートセンターのゲートウェイサブシステムに送付し、リモートセンターのゲートウェイサブシステムは受け取った順番に従い更新データを自サブシステム内のボリュームに反映することにより、非同期型のリモートコピーでデータの二重化が行われるようになっている。
【0011】
特開2001−209565に開示された「サブシステム及びこれらの統合システム」では、上位装置からデータを受取り、このデータを記憶手段に格納し、マスタサブシステムがデータをリモートセンタに転送する状態かをマスタサブシステムに問い合わせ、マスタサブシステムが転送する状態の場合にはデータをリモートセンターに転送し、マスタサブシステムが転送しない状態の場合にはデータの格納位置に関する情報を保持し、マスタサブシステムが転送する状態となってからリモートセンターに転送することでメインセンターとリモートセンターとのデータの整合性をとるようにした非同期型のリモートコピー機能が開示されている。
【0012】
特開2001−282628に開示された「記憶サブシステムのデータ二重化方法及びデータ二重化システム」では、メインセンタのディスクサブシステムが、そのディスク記憶装置にデータ書き込みをするとともに該データに通番および時刻を付与し、リモートセンタのディスクサブシステムへ転送し、リモートセンタのディスクサブシステムが、受け取った複数のデータを通番の順に配列し、ディスクサブシステム間の通信によって各ディスクサブシステムについてそれぞれ付与された最新の時刻の中で最古の時刻を決定し、決定された最古の時刻以前の時刻が付与されたデータを各々のディスク記憶装置へのデータ書き込み対象とするようにした非同期型のリモートコピー機能が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のいずれの先行技術でも、図2(b)に示すように、プライマリサイトから更新データをコマンドを付けてセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送し、セカンダリサイトのディスクアレイ装置からの正常終了ステータスまたは異常終了ステータスの報告を待ち、正常終了ステータスの報告を受信してから次の更新データをコマンドを付けてセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送することを繰り返していたので、通信回線の遅延による更新データの送信プロトコルに大きなオーバヘッドが生じるという問題点があった。
【0014】
本発明の目的は、図2(a)に示すように、プライマリサイトのディスクアレイ装置で複数の更新データをパッキングして、パッキングデータにコマンドを付けてセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送することにより、更新データの送信プロトコルにおけるオーバヘッドを小さくするようにしたディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式を提供することにある。
【0015】
また、本発明の他の目的は、セカンダリサイトのディスクアレイ装置でパッキングデータから更新データをパッキング順に1つずつ読み出してコピーし、更新データのコピーに異常があれば直ちに異常終了ステータスをプライマリサイトのディスクアレイ装置に報告することにより、データ更新の順序保証機能およびコピー停止機能を実現するようにしたディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式を提供することにある。
【0016】
本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、プライマリサイトのディスクアレイ装置とセカンダリサイトのディスクアレイ装置とが通信回線を介して接続されてなるシステムにおいて、前記プライマリサイトのディスクアレイ装置が、上位装置から更新データの書き込み要求があったときに該更新データをキャッシュに書き込むI/O処理部と、データの整合性を保証する論理ディスクのグループを登録するグループ登録手段と、論理ディスクのグループ毎に複数の格納バッファを有し、上位装置からの更新データの書き込み要求に同期して前記キャッシュに書き込まれた更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーし該格納バッファに複数の更新データがパッキングされた段階で該格納バッファのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送し、前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに該格納バッファのパキングデータの転送を停止するコンセントレータとを備え、前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置が、受信したパッキングデータから更新データをパッキング順に読み出してキャッシュにコピーし、更新データのコピーが失敗したときに更新データのコピー処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告するディストリビュータを備えることを特徴とする。
【0017】
また、本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、プライマリサイトのディスクアレイ装置とセカンダリサイトのディスクアレイ装置とが通信回線を介して接続されてなるシステムにおいて、前記プライマリサイトのディスクアレイ装置が、上位装置から更新データの書き込み要求があったときに該更新データをキャッシュに書き込むI/O処理部と、データの整合性を保証する論理ディスクのグループを登録するグループ登録手段と、論理ディスクのグループ毎に複数の格納バッファを有し、上位装置からの更新データの書き込み要求に同期して前記キャッシュに書き込まれた更新データを制御情報とともに受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーし該格納バッファに複数の制御情報および更新データがパッキングされた段階で該格納バッファのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送し、前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに該格納バッファのパキングデータの転送を停止するコンセントレータとを備え、前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置が、受信したパッキングデータから制御情報をパッキング順に読み出し、この制御情報に基づき更新データをキャッシュにコピーし、更新データのコピーが失敗したときに更新データのコピー処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告するディストリビュータを備えることを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、前記制御情報が、論理ディスク番号,論理ブロックアドレスおよびデータ長からなることを特徴とする。
【0019】
さらにまた、本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、前記コンセントレータが、複数の格納バッファと、前記キャッシュ上の更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーするコピー手段と、該格納バッファのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
また、本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、前記送信手段が、前記複数の格納バッファの1つの格納バッファを受信状態から送信状態に変更すると同時に他の1つの格納バッファを送信状態から受信状態に変更することにより、前記コピー手段が、前記上位装置からの更新データの書き込み要求を待たせることなく、更新データのコピーを前記他の1つの格納バッファに対して継続ができることを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、前記ディストリビュータが、受信バッファと、前記プライマリサイトのディスクアレイ装置から転送されてきたパッキングデータを前記受信バッファに受信する受信手段と、前記受信バッファのパッキングデータ内の更新データをパッキング順に1多重でキャッシュにコピーするコピー手段とを備えることを特徴とする。
【0022】
一方、本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方法は、プライマリサイトのディスクアレイ装置での処理が、キャッシュ上の更新データを順次パッキングする工程と、複数の更新データがパッキングされたパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する工程と、セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときにパキングデータの転送を停止する工程とを含み、
前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置での処理が、受信したパッキングデータからパッキング順に更新データを順次取り出す工程と、取り出した更新データをキャッシュにコピーする工程と、更新データのコピーが失敗したときにコピー手段による更新データのコピー処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する工程とを含むことを特徴とする。
【0023】
また、本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方法は、上位装置から更新データの書き込み要求があったときにコンセントレータのコピー状態を判定する工程と、コンセントレータのコピー状態がONであればキャッシュから更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーする工程と、該格納バッファが一杯であるかどうかを判定する工程と、該格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する工程と、該格納バッファに一定期間転送されずに滞留している更新データがあるかどうかを判定する工程と、該格納バッファに滞留している更新データがあれば該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する工程と、プライマリサイトのディスクアレイ装置からのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バッファに受信する工程と、前記受信バッファのパッキングデータからパッキング順に更新データを読み出してキャッシュにコピーする工程と、更新データのコピーが失敗したときに前記受信バッファの残りの更新データのコピーを実施せずに処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する工程と、更新データのコピーが正常に終了したときに前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データをコピーしたかどうかを判定する工程と、前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データのコピーが完了したときにプライマリサイトのディスクアレイ装置に正常終了ステータスを報告する工程と、送信状態の格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から正常終了ステータスが報告されたときに前記上位装置に対して正常終了応答を行う工程と、該格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに自コンセントレータのコピー状態をOFFとして前記プライマリサイトのディスクアレイ装置および前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置をコピー停止状態として該格納バッファのパッキングデータの転送を停止する工程とを含むことを特徴とする。
【0024】
さらに、本発明のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方法は、前記複数の格納バッファのうちの1つの格納バッファを受信状態から送信状態に変更すると同時に他の1つの格納バッファを送信状態から受信状態に変更することにより、前記上位装置からの更新データの書き込み要求を待たせることなく、更新データのコピーを前記他の1つの格納バッファに対して継続ができることを特徴とする。
【0025】
他方、本発明のプログラムは、コンピュータに、上位装置から更新データの書き込み要求があったときにコンセントレータのコピー状態を判定する手順と、コンセントレータのコピー状態がONであればキャッシュから更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーする手順と、該格納バッファが一杯であるかどうかを判定する手順と、該格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する手順と、該格納バッファに一定期間転送されずに滞留している更新データがあるかどうかを判定する手順と、該格納バッファに滞留している更新データがあれば該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する手順と、送信状態の格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から正常終了ステータスが報告されたときに前記上位装置に対して正常終了応答を行う手順と、該格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに自コンセントレータのコピー状態をOFFとして前記プライマリサイトのディスクアレイ装置および前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置をコピー停止状態として該格納バッファのパッキングデータの転送を停止する手順とを実行させることを特徴とする。
【0026】
また、本発明のプログラムは、コンピュータに、プライマリサイトのディスクアレイ装置からのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バッファに受信する手順と、前記受信バッファのパッキングデータからパッキング順に更新データを読み出してキャッシュにコピーする手順と、更新データのコピーが失敗したときに前記受信バッファの残りの更新データのコピーを実施せずに処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する手順と、更新データのコピーが正常に終了したときに前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データをコピーしたかどうかを判定する手順と、前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データのコピーが完了したときにプライマリサイトのディスクアレイ装置に正常終了ステータスを報告する手順とを実行させることを特徴とする。
【0027】
さらに、本発明のプログラムは、コンピュータに、上位装置から更新データの書き込み要求があったときにコンセントレータのコピー状態を判定する手順と、コンセントレータのコピー状態がONであればキャッシュから更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーする手順と、該格納バッファが一杯であるかどうかを判定する手順と、該格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する手順と、該格納バッファに一定期間転送されずに滞留している更新データがあるかどうかを判定する手順と、該格納バッファに滞留している更新データがあれば該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する手順と、プライマリサイトのディスクアレイ装置からのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バッファに受信する手順と、前記受信バッファのパッキングデータからパッキング順に更新データを読み出してキャッシュにコピーする手順と、更新データのコピーが失敗したときに前記受信バッファの残りの更新データのコピーを実施せずに処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する手順と、更新データのコピーが正常に終了したときに前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データをコピーしたかどうかを判定する手順と、前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データのコピーが完了したときにプライマリサイトのディスクアレイ装置に正常終了ステータスを報告する手順と、送信状態の格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から正常終了ステータスが報告されたときに前記上位装置に対して正常終了応答を行う手順と、該格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに自コンセントレータのコピー状態をOFFとして前記プライマリサイトのディスクアレイ装置および前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置をコピー停止状態として該格納バッファのパッキングデータの転送を停止する手順とを実行させることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、ディスクアレイ装置11およびホスト12からなるプライマリサイト1と、ディスクアレイ装置21およびホスト22からなるセカンダリサイト2とが、通信回線(図示せず)を介して接続されて、その主要部が構成されている。
【0030】
ディスクアレイ装置11は、コンセントレータ111および112と、キャッシュ113と、グループ登録手段114と、I/O(Input/Output)処理部115と、論理ディスクA,B,Cからなるグループ116と、論理ディスクD,Eからなるグループ117とを含んで構成されている。
【0031】
コンセントレータ111は、非同期転送においてデータ更新の順序保証を制御する送信機能を備えるソフトウェア手段であり、送信手段1111と、コピー手段1112と、格納バッファ1113および1114とから構成されている。
【0032】
コンセントレータ112は、コンセントレータ111と同様に構成されている。
【0033】
格納バッファ1113および1114は、セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21に転送する制御情報および更新データを先頭から順にパッキングするバッファである。格納バッファ1113または1114が一杯となった場合、あるいは格納バッファ1113または1114に制御情報および更新データを先頭から順にパッキング後に一定時間が経過すると、送信手段1111により、セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21へ格納バッファ1113または1114のパッキングデータが転送される。格納バッファ1113および1114は、受信状態または送信状態を相互に保持し、ダブルバッファとして交互に使用される。このように、2つ以上の格納バッファ1113および1114を有することにより、セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21へのパッキングデータの転送中にも、プライマリサイト1のディスクアレイ装置11での制御情報および更新データのパッキングを継続することができる。
【0034】
グループ登録手段114は、データの整合性を保証する論理ディスクのグループを登録する手段である。ディスクアレイ装置11,21内に、複数のデータベースが格納されている場合、複数の論理ディスクのグループ116,117が登録され、各論理ディスクのグループ毎にコンセントレータ111,112がそれぞれ割り当てられる。
【0035】
I/O処理部115は、ホスト12から更新データの書き込み要求があったときに、更新データをディスクアレイ装置11のキャッシュ113に書き込む。
【0036】
キャッシュ113は、ディスクアレイ装置11の内部キャッシュである。更新データは、キャッシュ113に一旦記憶され、バックグランド処理で物理ディスクに書き込まれる。
【0037】
コピー手段1112は、キャッシュ113上の更新データをコンセントレータ111,112内の格納バッファ1113,1114に先頭から順にパッキングするようにコピーする。このコピー動作が完了した後で、ホスト12へ終了応答を行う。
【0038】
送信手段1111は、格納バッファ1113および1114の送信/受信状態を判断して、送信状態の格納バッファ1113または1114のパッキングデータをセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21に転送する。セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21から正常終了ステータスが報告されたときには、送信手段1111は、送信状態の格納バッファ1113または1114を受信状態にして返却する。セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21から異常終了ステータスが報告されたときには、送信手段1111は、以降のパッキングデータのセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21への転送を停止する。
【0039】
論理ディスクA,B,C,D,Eは、ホスト12からアクセスされるディスクで、物理ディスクを複数組み合わせて冗長性を持たせたものである。プライマリサイト1およびセカンダリサイト2の論理ディスクA,B,Cは、1つのデータベースを構成しており、データの整合性を保証する論理ディスクのグループ116として登録される。論理ディスクD,Eも1つのデータベースを構成しており、データの整合性を保証するグループ117として登録される。
【0040】
ディスクアレイ装置21は、ディストリビュータ211と、キャッシュ212と、論理ディスクA,B,Cからなるグループ213と、論理ディスクD,Eからなるグループ214とを含んで構成されている。
【0041】
ディストリビュータ211は、プライマリサイト1から転送されてきたパッキングデータを受信して、受信したパッキングデータ内の更新データをパッキング順にキャッシュ212にコピーする機能を備えるソフトウェア手段であり、受信手段2111と、コピー手段2112と、受信バッファ2113とから構成されている。
【0042】
キャッシュ212は、ディスクアレイ装置21の内部キャッシュである。更新データは、キャッシュ212に一旦記憶され、バックグランド処理で物理ディスクに書き込まれる。
【0043】
受信手段2111は、パッキングデータを受信バッファ2113に受信し、しかる後に受信バッファ2113のパッキングデータをコピー手段2112に引き渡す。また、受信手段2111は、コピー手段2112からコピーの成功または失敗を応答されると、プライマリサイト1のディスクアレイ装置11へ正常終了ステータスまたは終了ステータスの報告を行う。
【0044】
コピー手段2112は、パッキングデータの受信バッファ2113への受信後に、パッキングデータ内の更新データをパッキング順に1多重でキャッシュ212にコピーすることによりデータ更新の順序保証を行う。更新データのコピーが途中で失敗した場合には、以降のコピーを停止することにより、データの整合性を維持する。
【0045】
受信バッファ2113は、プライマリサイト1から転送されてきたパッキングデータを格納するバッファである。
【0046】
図3に例示するように、格納バッファ113に格納されたパッキングデータは、複数組の制御情報および更新データが先頭から順にパッキングされて構成されている。制御情報は、固定長であり、論理ディスク番号,論理ブロックアドレスおよびデータ長からなる。
【0047】
図4を参照すると、コンセントレータ111の処理は、コピー状態判定ステップS101と、制御情報+更新データパッキングステップS102と、格納バッファ一杯判定ステップS103と、パッキングデータ転送ステップS104と、ステータス報告受信ステップS105と、終了判定ステップS106と、コピー状態OFFステップS107と、コピー状態判定ステップS108と、一定時間経過更新データ有無判定ステップS109とからなる。
【0048】
図5を参照すると、ディストリビュータ211の処理は、パッキングデータ受信ステップS201と、更新データコピーステップS202と、正常終了判定ステップS203と、全更新データコピー完了判定ステップS204と、正常終了ステータス報告ステップS205と、異常終了ステータス報告ステップS206とからなる。
【0049】
次に、このように構成された第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式の動作について、図1ないし図6を参照して詳細に説明する。
【0050】
(1) グループ登録
データ更新動作を実施する前に、データの整合性を保証する論理ディスクのグループをグループ登録手段114に登録する。グループ登録手段114には、各論理ディスクのグループに所属する論理ディスク番号と、対応するコンセントレータ番号とが記憶される。ここでは、論理ディスクA,B,Cがデータの整合性を保証する論理ディスクのグループ116として論理ディスク番号を登録され、対応するコンセントレータ番号としてコンセントレータ111の番号が記憶されたものとする。また、論理ディスクD,Eがデータの整合性を保証する論理ディスクのグループ117として論理ディスク番号を登録され、対応するコンセントレータ番号としてコンセントレータ112の番号が記憶されたものとする。
【0051】
(2) データ更新動作
プライマリサイト1のホスト12から論理ディスクA,B,Cのいずれかに更新データaの書き込みが要求されたとすると、ディスクアレイ装置11内のI/O処理部115は、ディスクアレイ装置11内のキャッシュ113の該当領域に更新データaを書き込み(ディスクアレイ装置11内の符号▲1▼参照)、該当する論理ディスクの論理ディスク番号に対応するコンセントレータ番号を有するコンセントレータ111に制御を渡す。
【0052】
コンセントレータ111は、コピー状態を判定し(ステップS101)、コピー状態がONであれば、コピー手段1112により、キャッシュ113の該当領域から更新データaを受信状態の格納バッファ1113にコピーする(ステップS102)(ディスクアレイ装置11内の符号▲2▼参照)。このコピーにおいては、図3に示すように、制御情報(論理ディスク番号,論理ブロックアドレス,データ長)および更新データaを格納バッファ1113に先頭から順にパッキングする。コピー手段1112による更新データaのコピーが完了すると、コンセントレータ111は、I/O処理部115にコピー完了を報告し、I/O処理部115は、I/O処理の終了をホスト12に応答する(ディスクアレイ装置11内の符号▲3▼参照)。
【0053】
この後、コンセントレータ111は、格納バッファ1113が一杯であるかどうかを判定し(ステップS103)、一杯でなければ、処理を終了する。なお、格納バッファ1113が一杯であるかどうかは、次の制御情報および更新データを格納する領域が残されているかどうかの観点から判断される。
【0054】
次に、プライマリサイト1のホスト12から論理ディスクA,B,Cのいずれかに更新データbの書き込みが要求されたとすると、ディスクアレイ装置11内のI/O処理部115は、ディスクアレイ装置11内のキャッシュ113の該当領域に更新データbを書き込み(ディスクアレイ装置11内の符号▲1▼参照)、論理ディスク番号に対応するコンセントレータ番号を有するコンセントレータ111に制御を渡す。
【0055】
コンセントレータ111は、コピー状態を判定し(ステップS101)、コピー状態がONであれば、コピー手段1112により、キャッシュ113の該当領域から更新データbを受信状態の格納バッファ1113にコピーする(ステップS102)(ディスクアレイ装置11内の符号▲2▼参照)。このコピーにおいては、図3に示すように、制御情報(論理ディスク番号,論理ブロックアドレス,データ長)および更新データbを格納バッファ1113に更新データaに続けて順番に詰めてパッキングする。コピー手段1112による更新データbのコピーが完了すると、コンセントレータ111は、I/O処理部115にコピー完了を報告し、I/O処理部115は、I/O処理の終了をホスト12に応答する(ディスクアレイ装置11内の符号▲3▼参照)。
【0056】
この後、コンセントレータ111は、格納バッファ1113が一杯であるかどうかを判定し(ステップS103)、一杯でなければ、処理を終了する。
【0057】
続いて、プライマリサイト1のホスト12から論理ディスクA,B,Cのいずれかに更新データcの書き込みが要求されたとすると、ディスクアレイ装置11内のI/O処理部115は、ディスクアレイ装置11内のキャッシュ113の該当領域に更新データcを書き込み(ディスクアレイ装置11内の符号▲1▼参照)、論理ディスク番号に対応するコンセントレータ番号を有するコンセントレータ111に制御を渡す。
【0058】
コンセントレータ111は、コピー状態を判定し(ステップS101)、コピー状態がONであれば、コピー手段1112により、キャッシュ113の該当領域から更新データcを受信状態の格納バッファ1113にコピーする(ステップS102)(ディスクアレイ装置11内の符号▲2▼参照)。このコピーにおいては、図3に示すように、制御情報(論理ディスク番号,論理ブロックアドレス,データ長)および更新データcを格納バッファ1113に更新データbに続けて順番に詰めてパッキングする。コピー手段1112による更新データcのコピーが完了すると、コンセントレータ111は、I/O処理部115にコピー完了を報告し、I/O処理部115は、I/O処理の終了をホスト12に応答する(ディスクアレイ装置11内の符号▲3▼参照)。
【0059】
この後、コンセントレータ111は、格納バッファ1113が一杯であるかどうかを判定し(ステップS103)、一杯でなければ、処理を終了する。また、格納バッファ1113が一杯であれば、コンセントレータ111は、送信手段1111により、格納バッファ1113のパッキングデータの転送処理を起動する(ステップS104)。
【0060】
一方、コンセントレータ111は、ポーリングにより定期的に呼び出されると、コピー状態を判定し(ステップS108)、コピー状態がONであれば、格納バッファ1113に一定期間転送されずに滞留している更新データがあるかどうかを判定し(ステップS109)、滞留している更新データがあれば、格納バッファ1113が一杯でなくても、送信手段1111により、格納バッファ1113のパッキングデータの転送処理を起動する(ステップS104)。
【0061】
(3) パッキングデータのセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21への転送
格納バッファ1113のパッキングデータの転送処理が起動されると、送信手段1111は、格納バッファ1113を受信状態から送信状態に変更するとともに、格納バッファ1113のパッキングデータをコマンドを付してセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21に転送する(ステップS104)。図1では、格納バッファ1113に更新データaをパッキング後に一定時間が経過したため、送信手段1111が、更新データa,b,cからなるパッキングデータをセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21に転送している。
【0062】
なお、送信手段1111は、格納バッファ1113を受信状態から送信状態に変更すると同時に格納バッファ1114を送信状態から受信状態に変更する。これにより、コピー手段1112は、以降も、ホスト12からの更新データの書き込み要求を待たせることなく、更新データのコピーを格納バッファ1114に対して継続することができる。
【0063】
(4) セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21でのパッキングデータの受信
セカンダリサイト2では、ディスクアレイ装置21内のディストリビュータ211が、受信手段2111により、更新データa,b,cからなるパッキングデータを受信すると、これを受信バッファ2113に一旦格納する(ステップS201)。
【0064】
この後、ディストリビュータ211は、コピー手段2112により、受信バッファ2113のパッキングデータからパッキング順に更新データaの制御情報を読み出し、この制御情報に基づき更新データaをキャッシュ212にコピーする(ステップS202)(ディスクアレイ装置21内の符号▲1▼参照)。パッキングされている複数の更新データをパッキング順に1つずつコピーすることにより、更新データの順序保証を行う。
【0065】
更新データaのコピーが正常終了したのを確認後(ステップS203)、ディストリビュータ211は、パッキングデータ内の全ての更新データa,b,cをコピーしたかどうかを判定し(ステップS204)、全ての更新データa,b,cをコピーしていないので、ステップS202に制御を戻す。
【0066】
次に、ディストリビュータ211は、コピー手段2112により、受信バッファ2113のパッキングデータから次の更新データbの制御情報を読み出し、この制御情報に基づき更新データbをキャッシュ212にコピーする(ステップS202)(ディスクアレイ装置21内の符号▲2▼参照)。
【0067】
ここで、更新データbのコピーが失敗したとすると(ステップS203)、ディストリビュータ211は、コピー手段2112による残りの更新データcのコピーは実施せずに処理を中断して、プライマリサイト1のディスクアレイ装置11へ異常終了ステータスを報告する(ステップS206)。このように制御することで、更新データbがコピーされずに更新データcがコピーされることがないように、データ更新の順序保証をしている。これにより、データの整合性が保証される(更新データbのコピーが失敗したならば、更新データcもコピーしない。これにより、更新データbが書き込まれていないのに、更新データcが書き込まれることを防いでいる)。
【0068】
一方、更新データbのコピーが成功したとすると(ステップS203)、ディストリビュータ211は、以下、同様にして更新データcのコピーも行い(ステップS202)(ディスクアレイ装置21内の符号▲3▼参照)、パッキングデータ内の全ての更新データa,b,cのコピーが完了すると(ステップS204)、プライマリサイト1のディスクアレイ装置11へ正常終了ステータスを報告する(ステップS205)。
【0069】
(5) プライマリサイト1のディスクアレイ装置11でのステータスの受信
格納バッファ1113のパッキングデータの転送に対してセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21から正常終了ステータスの報告を受信すると(ステップS105)、コンセントレータ111は、この報告に基づいて正常終了か異常終了かを判定し(ステップS106)、正常終了であるので処理を終了する。
【0070】
他方、格納バッファ1113のパッキングデータの転送に対してセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21から異常終了ステータスの報告を受信すると(ステップS105)、コンセントレータ111は、この報告に基づいて正常終了か異常終了かを判定し(ステップS106)、異常終了であるのでコピー状態をOFFとして(ステップS107)、プライマリサイト1のディスクアレイ装置11およびセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21をコピー停止状態とし、以降の格納バッファ1114のパッキングデータの転送も停止して、処理を終了する。
【0071】
(6) プライマリサイト1の災害
プライマリサイト1のディスクアレイ装置11が災害となった場合、セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21に整合性のあるデータの複製が記憶されているので、セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21のデータの複製を用いて、プライマリサイト1のディスクアレイ装置11のデータを復元することが可能である。ただし、非同期モードでの更新データの転送であるため、災害発生の直前の更新データは損失する可能性があることはいうまでもない。
【0072】
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式の構成を示すブロック図である。図6を参照すると、第2の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式は、図1に示した第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式に対して、ディスクアレイ装置11および21に遠隔データコピー制御プログラム100および200がそれぞれ備えられている点だけが異なっている。したがって、その他の特に言及しない部分については、同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
【0073】
このように構成された第2の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式では、遠隔データコピー制御プログラム100は、ディスクアレイ装置11に読み込まれ、当該ディスクアレイ装置11の動作をコンセントレータ111,112,グループ登録手段114等として制御する。また、遠隔データコピー制御プログラム200は、ディスクアレイ装置21に読み込まれ、当該ディスクアレイ装置21の動作をディストリビュータ211等として制御する。遠隔データコピー制御プログラム100および200の制御によるディスクアレイ装置11および21の動作は、第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式におけるディスクアレイ装置11および21の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0074】
ところで、遠隔データコピー制御プログラム100および200をディスクアレイ装置11および21に供給するための媒体は、フロッピーディスク,CD−ROM等の物理媒体に限られるものではなく、通信回線,通信ネットワーク,通信システムのような一時的かつ流動的にプログラムを保持する通信媒体であってもよい。
【0075】
【発明の効果】
本発明の第1の効果は、ホストの性能低下が少ない非同期モードの更新データの転送において、セカンダリサイトのディスクアレイ装置でのデータ更新の順序を高いコピー能力を維持して保証することが可能となることである。その理由は、プライマリサイトのディスクアレイ装置にコンセントレータを、セカンダリサイトのディスクアレイ装置にディストリビュータをそれぞれ搭載し、プライマリサイトのディスクアレイ装置でキャッシュ上の更新データを順次パッキングして複数の更新データがパッキングされたパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送し、セカンダリサイトのディスクアレイ装置で受信したパッキングデータからパッキング順に更新データを順次取り出してキャッシュに書き込むことにより、更新データの送信プロトコルにおけるオーバヘッドを小さくするようにしたからである。
【0076】
本発明の第2の効果は、コピー異常が発生した以降の更新データのコピーを停止することも可能となるため、データの整合性が保証されることである。その理由は、セカンダリサイトのディスクアレイ装置で更新データのコピー異常が発生した場合に、直ちに異常終了ステータスをプライマリサイトのディスクアレイ装置に報告するようにしたからである。
【0077】
本発明の第3の効果は、データの整合性を維持する必要がある論理ディスクのグループを複数グループ登録することができ、複数の論理ディスクのグループのコピー動作を並行して実施可能であることである。その理由は、ディスクアレイ装置に複数のコンセントレータを搭載できるようにしたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式におけるデータ転送方法を、従来のデータ転送方法と比較して説明する図である。
【図3】図1中の格納バッファにおけるパッキングデータのフォーマットを説明する図である。
【図4】図1中のコンセントレータの処理を示すフローチャートである。
【図5】図1中のディストリビュータの処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式の構成を示すブロック図である。
【図7】ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式の概要を説明する図である。
【符号の説明】
1 プライマリサイト
2 セカンダリサイト
11 ディスクアレイ装置
12 ホスト
21 ディスクアレイ装置
22 ホスト
100,200 遠隔データコピー制御プログラム
111,112 コンセントレータ
113 キャッシュ
114 グループ登録手段
115 I/O処理部
116,117 グループ
211 ディストリビュータ
212 キャッシュ
213,214 グループ
1111 送信手段
1112 コピー手段
1113,1114 格納バッファ
2111 受信手段
2112 コピー手段
2113 受信バッファ
A,B,C,D,E 論理ディスク
S101 コピー状態判定ステップ
S102 制御情報+更新データパッキングステップ
S103 格納バッファ一杯判定ステップ
S104 パッキングデータ転送ステップ
S105 ステータス報告受信ステップ
S106 終了判定ステップ
S107 コピー状態OFFステップ
S108 コピー状態判定ステップ
S109 一定時間経過更新データ有無判定ステップ
S201 パッキングデータ受信ステップ
S202 更新データコピーステップ
S203 正常終了判定ステップ
S204 全更新データコピー完了判定ステップ
S205 正常終了ステータス報告ステップ
S206 異常終了ステータス報告ステップ
Claims (12)
- プライマリサイトのディスクアレイ装置とセカンダリサイトのディスクアレイ装置とが通信回線を介して接続されてなるシステムにおいて、
前記プライマリサイトのディスクアレイ装置が、上位装置から更新データの書き込み要求があったときに該更新データをキャッシュに書き込むI/O処理部と、データの整合性を保証する論理ディスクのグループを登録するグループ登録手段と、論理ディスクのグループ毎に複数の格納バッファを有し、上位装置からの更新データの書き込み要求に同期して前記キャッシュに書き込まれた更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーし該格納バッファに複数の更新データがパッキングされた段階で該格納バッファのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送し、前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに該格納バッファのパキングデータの転送を停止するコンセントレータとを備え、
前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置が、受信したパッキングデータから更新データをパッキング順に読み出してキャッシュにコピーし、更新データのコピーが失敗したときに更新データのコピー処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告するディストリビュータを備えることを特徴とするディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式。 - プライマリサイトのディスクアレイ装置とセカンダリサイトのディスクアレイ装置とが通信回線を介して接続されてなるシステムにおいて、
前記プライマリサイトのディスクアレイ装置が、上位装置から更新データの書き込み要求があったときに該更新データをキャッシュに書き込むI/O処理部と、データの整合性を保証する論理ディスクのグループを登録するグループ登録手段と、論理ディスクのグループ毎に複数の格納バッファを有し、上位装置からの更新データの書き込み要求に同期して前記キャッシュに書き込まれた更新データを制御情報とともに受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーし該格納バッファに複数の制御情報および更新データがパッキングされた段階で該格納バッファのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送し、前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに該格納バッファのパキングデータの転送を停止するコンセントレータとを備え、
前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置が、受信したパッキングデータから制御情報をパッキング順に読み出し、この制御情報に基づき更新データをキャッシュにコピーし、更新データのコピーが失敗したときに更新データのコピー処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告するディストリビュータを備えることを特徴とするディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式。 - 前記制御情報が、論理ディスク番号,論理ブロックアドレスおよびデータ長からなることを特徴とする請求項2記載のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式。
- 前記コンセントレータが、複数の格納バッファと、前記キャッシュ上の更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーするコピー手段と、該格納バッファのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する送信手段とを備えることを特徴とする請求項1,請求項2,または請求項3記載のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式。
- 前記送信手段が、前記複数の格納バッファの1つの格納バッファを受信状態から送信状態に変更すると同時に他の1つの格納バッファを送信状態から受信状態に変更することにより、前記コピー手段が、前記上位装置からの更新データの書き込み要求を待たせることなく、更新データのコピーを前記他の1つの格納バッファに対して継続ができることを特徴とする請求項4記載のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式。
- 前記ディストリビュータが、受信バッファと、前記プライマリサイトのディスクアレイ装置から転送されてきたパッキングデータを前記受信バッファに受信する受信手段と、前記受信バッファのパッキングデータ内の更新データをパッキング順に1多重でキャッシュにコピーするコピー手段とを備えることを特徴とする請求項1,請求項2,または請求項3記載のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式。
- プライマリサイトのディスクアレイ装置での処理が、キャッシュ上の更新データを順次パッキングする工程と、複数の更新データがパッキングされたパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する工程と、セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときにパキングデータの転送を停止する工程とを含み、
前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置での処理が、受信したパッキングデータからパッキング順に更新データを順次取り出す工程と、取り出した更新データをキャッシュにコピーする工程と、更新データのコピーが失敗したときにコピー手段による更新データのコピー処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する工程とを含むことを特徴とするディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方法。 - 上位装置から更新データの書き込み要求があったときにコンセントレータのコピー状態を判定する工程と、
コンセントレータのコピー状態がONであればキャッシュから更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーする工程と、
該格納バッファが一杯であるかどうかを判定する工程と、
該格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する工程と、
該格納バッファに一定期間転送されずに滞留している更新データがあるかどうかを判定する工程と、
該格納バッファに滞留している更新データがあれば該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する工程と、
プライマリサイトのディスクアレイ装置からのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バッファに受信する工程と、
前記受信バッファのパッキングデータからパッキング順に更新データを読み出してキャッシュにコピーする工程と、
更新データのコピーが失敗したときに前記受信バッファの残りの更新データのコピーを実施せずに処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する工程と、
更新データのコピーが正常に終了したときに前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データをコピーしたかどうかを判定する工程と、
前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データのコピーが完了したときにプライマリサイトのディスクアレイ装置に正常終了ステータスを報告する工程と、
送信状態の格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から正常終了ステータスが報告されたときに前記上位装置に対して正常終了応答を行う工程と、
該格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに自コンセントレータのコピー状態をOFFとして前記プライマリサイトのディスクアレイ装置および前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置をコピー停止状態として該格納バッファのパッキングデータの転送を停止する工程と
を含むことを特徴とするディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方法。 - 前記複数の格納バッファのうちの1つの格納バッファを受信状態から送信状態に変更すると同時に他の1つの格納バッファを送信状態から受信状態に変更することにより、前記上位装置からの更新データの書き込み要求を待たせることなく、更新データのコピーを前記他の1つの格納バッファに対して継続ができることを特徴とする請求項8記載のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方法。
- コンピュータに、上位装置から更新データの書き込み要求があったときにコンセントレータのコピー状態を判定する手順と、コンセントレータのコピー状態がONであればキャッシュから更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーする手順と、該格納バッファが一杯であるかどうかを判定する手順と、該格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する手順と、該格納バッファに一定期間転送されずに滞留している更新データがあるかどうかを判定する手順と、該格納バッファに滞留している更新データがあれば該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する手順と、送信状態の格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から正常終了ステータスが報告されたときに前記上位装置に対して正常終了応答を行う手順と、該格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに自コンセントレータのコピー状態をOFFとして前記プライマリサイトのディスクアレイ装置および前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置をコピー停止状態として該格納バッファのパッキングデータの転送を停止する手順とを実行させるためのプログラム。
- コンピュータに、プライマリサイトのディスクアレイ装置からのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バッファに受信する手順と、前記受信バッファのパッキングデータからパッキング順に更新データを読み出してキャッシュにコピーする手順と、更新データのコピーが失敗したときに前記受信バッファの残りの更新データのコピーを実施せずに処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する手順と、更新データのコピーが正常に終了したときに前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データをコピーしたかどうかを判定する手順と、前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データのコピーが完了したときにプライマリサイトのディスクアレイ装置に正常終了ステータスを報告する手順とを実行させるためのプログラム。
- コンピュータに、上位装置から更新データの書き込み要求があったときにコンセントレータのコピー状態を判定する手順と、コンセントレータのコピー状態がONであればキャッシュから更新データを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーする手順と、該格納バッファが一杯であるかどうかを判定する手順と、該格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する手順と、該格納バッファに一定期間転送されずに滞留している更新データがあるかどうかを判定する手順と、該格納バッファに滞留している更新データがあれば該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送する手順と、プライマリサイトのディスクアレイ装置からのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バッファに受信する手順と、前記受信バッファのパッキングデータからパッキング順に更新データを読み出してキャッシュにコピーする手順と、更新データのコピーが失敗したときに前記受信バッファの残りの更新データのコピーを実施せずに処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する手順と、更新データのコピーが正常に終了したときに前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データをコピーしたかどうかを判定する手順と、前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新データのコピーが完了したときにプライマリサイトのディスクアレイ装置に正常終了ステータスを報告する手順と、送信状態の格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から正常終了ステータスが報告されたときに前記上位装置に対して正常終了応答を行う手順と、該格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに自コンセントレータのコピー状態をOFFとして前記プライマリサイトのディスクアレイ装置および前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置をコピー停止状態として該格納バッファのパッキングデータの転送を停止する手順とを実行させるためのプログラム。
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