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JP3716001B2 - 結晶化抑制剤としてのリン酸エステルの使用 - Google Patents

結晶化抑制剤としてのリン酸エステルの使用 Download PDF

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JP3716001B2 JP30020594A JP30020594A JP3716001B2 JP 3716001 B2 JP3716001 B2 JP 3716001B2 JP 30020594 A JP30020594 A JP 30020594A JP 30020594 A JP30020594 A JP 30020594A JP 3716001 B2 JP3716001 B2 JP 3716001B2
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Description

【0001】
本発明は、殺菌・殺カビ活性(fungicidal active)な、ある種の化合物を基にした水性噴霧混合物を使用する場合に、結晶化を抑制するための、ある種のリン酸エステル類の新規の使用方法に関する。
【0002】
植物の処置用製品の水性配合剤を使用する際に通常用いられる噴霧器は、複数の濾過器及びノズルを備えている。例えば、タンクと、タンクのポンプの間には真空濾過器があり、更に、加圧部のポンプの下流に設置されている圧力濾過器がある。更に、噴霧ノズルの直前にはノズル濾過器が配置されているであろう。これらのすべての濾過器及びノズルは、固体の活性化合物を基にした水性噴霧混合物を使用する際、晶出する活性化合物により、多かれ少なかれ定期的に目詰まりを起こす可能性がある。
【0003】
下記に述べるアゾール誘導体は殺菌・殺カビ活性で水性噴霧混合物の形態で、植物及び/又はそれらの環境に使用することができることはすでに公表されている:
1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル−メチル)−ペンタン−3−オール、
1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン−2−オン、
1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン−2−オール、
1−(4−フェニル−フェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン−2−オール
1−(4−フルオロフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタン−1−オール
1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−ヘキサン−2−オール
1−([ビス−(4−フルオロフェニル)−メチル−シリル]−メチル)−1H−(1,2,4−トリアゾール)
1−(4−クロロフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4,4−ジメチル−ペント−1−エン−3−オール
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4,4−ジメチル−ペント−1−エン−3−オール、
1−(4−クロロフェニル)−1−(1−シクロプロピル−エチル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタン−1−オール、
1−(4−クロロフェニル)−3−フェニル−3−シアノ−4−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン及び
1−[3−(2−クロロフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−オキシラン−2−イル−メチル]−1H−(1,2,4−トリアゾール)
(欧州特許出願公開第0040345号、ドイツ特許第2201063号、ドイツ特許第2324010号、欧州特許出願公開第0015756号、米国特許第4551469号、欧州特許出願公開第0068813号、ドイツ特許出願公開第2838847号、ドイツ特許出願公開第3010560号、ドイツ特許出願公開第3406993号、ドイツ特許出願公開第2821971号及び欧州特許出願公開第0196038号明細書を参照。)
更に、N−アルキルラクタム及びN,N−ジメチルアルキルカルボキシアミドが、前述の活性化合物の噴霧混合物の製造及び使用における結晶化抑制剤として使用できることが公表されている(欧州特許出願公開第0391168号及び同第0453899号明細書を参照)。例えば、1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル−メチル)−ペンタン−3−オールを活性化合物として含有する水性噴霧混合物を使用するとき、噴霧機器中での前記の活性化合物の結晶化を防ぐために、N−オクチルピロリドン並びに/又はN,N−ジメチルヘキサンアミド5%、N,N−ジメチルオクタンアミド50%、N,N−ジメチルデカンアミド40%及びN,N−ジメチルドデカンアミド5%の平均的な組成をもつ混合物を使用することができる。しかし、これらの噴霧混合物が長期間使用される場合、前記結晶化抑制剤の活性は必ずしも常に満足なものではない。
【0004】
最後に、リン酸トリブチルはこの除草作用の活性な化合物の配合剤において、(±)−2−エトキシ−2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベンゾフラン−5−イル−メチルスルホネート[=エトフメセート(ethofumesate)]の結晶化を抑制するために使用することができることも又公表されている(欧州特許出願公開第0328217号明細書参照)。しかし、その他の農芸化学的に活性な化合物の製剤中への同様な使用についてはまだ記述されていない。
【0005】
今日、式(I)
【0006】
【化11】
Figure 0003716001
【0007】
式中、R1は2個から18個の炭素原子を持つアルキルを表し、そして
2及びR3はそれぞれ独立して2個から12個の炭素原子を持つアルキルを表す
のリン酸エステルは、下記の水性噴霧混合物を散布する場合に噴霧器中での,下記式(II)から式(VI)までの活性化合物の結晶化を抑制するために、使用できることが見い出された。前記混合物は、
A)式(II)
【0008】
【化12】
Figure 0003716001
【0009】
式中、
a)R4
【0010】
【化13】
Figure 0003716001
【0011】
を表し、
5は第三級ブチルを表し、そして
6はヒドロキシルを表すか、又は
b)R4は4ーフルオロフェニルを表し、
5は2ーフルオロフェニルを表し、そして
6はヒドロキシルを表すか、又は
c)R4は2,4−ジクロロフェニルを表し、
5はn−ブチルを表し、そして
6はヒドロキシルを表すか、又は
d)R4
【0012】
【化14】
Figure 0003716001
【0013】
を表し、
5はフェニルを表し、そして
6はシアノを表すか、又は
e)R4は4ークロロフェニルを表し、
5
【0014】
【化15】
Figure 0003716001
【0015】
を表し、そして
6はヒドロキシルを表す、
の、少なくとも1個のアゾール誘導体、及び/又は
式(III)
【0016】
【化16】
Figure 0003716001
【0017】
式中、a)Yは−CH(OH)を表し、そして
7は塩素又はフェニルを表すか、又は
b)YはCOを表し、そして
7は塩素を表す
の少なくとも1個のアゾール誘導体、及び/又は
式(IV)
【0018】
【化17】
Figure 0003716001
【0019】
式中、R8は水素又は塩素を表す
の、少なくとも1個のアゾール誘導体、及び/又は
式(V)
【0020】
【化18】
Figure 0003716001
【0021】
の1−([ビス−(4−フルオロフェニル)−メチル−シリル]−メチル)−1H−(1,2,4−トリアゾール)、及び/又は
式(VI)
【0022】
【化19】
Figure 0003716001
【0023】
の1−[3−(2−クロロフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−オキシラン−2−イル−メチル]−1H−(1,2,4−トリアゾール)、並びに
B)適当な場合には1種又はそれ以上のその他の活性化合物及び添加剤、
を含有する。
【0024】
式(II)から式(VI)のアゾール誘導体の結晶化傾向は、本発明による式(I)のリン酸エステルの使用により著しく減少することは非常に驚嘆すべきこととみなされるべきである。
【0025】
特に、式(I)のリン酸エステルがN−アルキルラクタム及びN,N−ジメチルアルキルカルボキシアミドよりも記述された目的に、より良く適合していることは期待することができなかったであろう。
【0026】
式(II)から式(VI)の殺菌・殺カビ活性なアゾール誘導体を基にした水性の配合物中に式(I)のリン酸エステルを使用することは幾つかの利点をもつ。例えば、式(I)のリン酸エステルはその取り扱いが問題がなく、又大量入手可能な物質である。更に式(I)の物質の使用により、式(II)から式(VI)の活性化合物を含有する水性配合物を噴霧する場合に、噴霧器の濾過器及びノズルの詰まりを抑制する。もう1つの利点は式(I)のリン酸エステルは植物の保護において望ましくない副作用を全くもたないことである。
【0027】
式(I)は本発明に従って使用することができるリン酸エステルの概括的な定義を与える。
【0028】
1は、好適には、4個から12個の炭素原子をもつ直鎖状又は分枝状のアルキルを表す。
2は、好適には、2個から8個の炭素原子をもつ直鎖状又は分枝状のアルキルを表す。
【0029】
3は、好適には、2個から8個の炭素原子をもつ直鎖状又は分枝状のアルキルを表す。
1は、特に好適には、n−ブチル、イソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、n−ノニル、イソノニル、n−デシル、n−ドデシル、又はイソドデシルを表す。
【0030】
2は、特に好適には、n−ブチル、イソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル又はイソオクチルを表す。
【0031】
3は特に好適には、n−ブチル、イソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル又はイソオクチルを表す。
【0032】
下記の化合物を本発明により使用することができるリン酸エステルの例として挙げることができる:
リン酸トリ−n−ブチル
リン酸トリ−n−ペンチル
リン酸トリ−n−ヘキシル
リン酸トリ−n−ヘプチル
リン酸トリ−n−オクチル
リン酸トリ−(2−エチルヘキシル)。
【0033】
式(I)のリン酸エステルは既知である(有機化学の教科書を参照)。
【0034】
式(II)から式(VI)は,本発明により使用することができる水性の噴霧混合物中に含有されるアゾール誘導体の定義を与える。下記のアゾール誘導体のうち1種又は幾つかを選択して含有することができる。
【0035】

【0036】
【化20】
Figure 0003716001
【0037】
の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル−メチル)−ペンタン−3−オール

【0038】
【化21】
Figure 0003716001
【0039】
の1−(4−フルオロフェニル−1−(2ーフルオロフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタン−1−オール

【0040】
【化22】
Figure 0003716001
【0041】
の1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−ヘキサン−2−オール

【0042】
【化23】
Figure 0003716001
【0043】
の1−(4−クロロフェニル)−3−フェニル−3−シアノ−4−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン

【0044】
【化24】
Figure 0003716001
【0045】
の1−(4−クロロフェニル)−1−(1−シクロプロピル−エチル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタン−1−オール

【0046】
【化25】
Figure 0003716001
【0047】
の1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン−2−オール

【0048】
【化26】
Figure 0003716001
【0049】
の1−(4−フェニルフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン−2−オール

【0050】
【化27】
Figure 0003716001
【0051】
の1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン−2−オン

【0052】
【化28】
Figure 0003716001
【0053】
の1−(4−クロロフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4,4−ジメチル−ペント−1−エン−3−オール

【0054】
【化29】
Figure 0003716001
【0055】
の1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−4,4−ジメチル−ペント−1−エン−3−オール

【0056】
【化30】
Figure 0003716001
【0057】
の1−([ビス−(4−フルオロフェニル)−メチル−シリル]−メチル)−1H−(1,2,4−トリアゾール)

【0058】
【化31】
Figure 0003716001
【0059】
の1−[3−(2−クロロフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−オキシラン−2−イル−メチル]−1H−(1,2,4−トリアゾール)
式(II)から式(VI)の活性化合物及び植物病原性真菌の防除に対するそれらの使用については公表されている(欧州特許出願公開第0040345号、米国特許第4551469号、欧州特許出願公開第0015756号、欧州特許出願公開第0068813号、ドイツ特許出願公開第3406993号、ドイツ特許第2324010号、ドイツ特許第2201063号、ドイツ特許出願公開第2838847号、ドイツ特許出願公開第3010560号、ドイツ特許出願公開第2821971号及び欧州特許出願公開第0196038号明細書を参照)。
式(II)から式(VI)の活性化合物は通常の配合物中で使用することができる。それらは好適には水性の噴霧混合物の形態で使用される。
【0060】
本発明により使用することができる噴霧混合物は又式(II)から式(VI)の活性化合物に加えて1種又はそれ以上のその他の活性化合物を含有することができる。これに関連して好適なものは殺菌・殺カビ作用をもつ化合物である。追加して使用することができる前記の活性化合物の実例として下記のものが挙げられる: N,N−ジメチル−N’−フェニル−(N’−フルオロジクロロメチルチオ)−スルファミド[ジクロフルアニド(dichrofluanid)]、
N,N−ジメチル−(N’−フルオロジクロロメチルチオ)−N’−(4−メチル−フェニル)−スルファミド[トリルフルアニド(tolylfluanid)]、
N−トリクロロメチルメルカプト−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシアミド[カプタン(captan)]
N−(1,1,2,2−テトラクロロエチル−スルフェニル)−シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシアミド[カプタフォール(captafol)]、
N−トリクロロメチルチオ−フタルイミド[ホルペット(folpet)]、
N−ドデシル−グアニジン−アセテート[ドジン(dodine)]、
テトラクロロ−イソフタロ−ジニトリル[クロロサロニル(chlorothalonile)]、
4,5,6,7−テトラクロロフタリド
エチレン−ビス−ジチオカルバミン酸亜鉛[ジネブ(zineb)]、
エチレン−ビス−ジチオカルバミン酸マンガン[マネブ(maneb)]、
エチレン−ビス−ジチオカルバミン酸亜鉛/エチレン−ビス−ジチオカルバミン酸マンガン[マンコゼブ(mancozeb)]、
プロピレン−1,2−ビスージチオカルバミン酸亜鉛[プロピネブ(propineb)、
1−[3−(4−(1,1−ジメチルエチル)−フェニル)−2−メチルプロピル]−ピペリジン[フェンプロピジン(fenpropidine)]
N−トリデシル−2,6−ジメチル−モルホリン[トリデモルフ(toridemorph)]、
N−ドデシル−2,6−ジメチル−モルホリン[アルジモルフ(aldimorph)]、
シス−4−[3−(4−第三級−ブチルフェニル)−2−メチループロピル]−2,6−ジメチルモルホリン[フェンプロピモルフ(fenpropimorph)]、
2−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(2−プロペニルオキシ)−エチル]−イミダゾール[イマザリル(imazalil)]、
N−[2−(2,4,6−トリクロロフェノキシ)−エチル]−N−プロピル−1H−イミダゾール[プロクロラズ(prochloraz)]、
1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−プロピル−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−メチル]−1H−(1,2,4−トリアゾール)[プロピコナゾール(propiconazole)]、
N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,2−ジメチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボキシイミド[プロシミドン(procymidone)]、
2−メトキシカルバモイル−ベンズイミダゾール[カルベンダジム(carbendazim)]、
1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンズイミダゾール−メチルカルバメート[ベノミル(benomil)]、
2,4−ジクロロ−6−(2’−クロロフェニル−アミノ)−1,3,4−トリアジン[アニラジン(anilazine)]、
ビス−(8−グアニジン−O−オクチル)−アミン−トリアセテート[グアザチン(guazatine)]、
1−(4−クロロベンジル)−1−シクロペンチル−3−フェニル−尿素[ペンシクロン(pencycuron)]。
【0061】
本発明により使用することができる噴霧混合物中に存在することができる適切な添加剤には、他の結晶化抑制剤と並んで、界面活性物質、有機希釈剤、酸、低温安定化剤及び粘着剤がある。
【0062】
適切な界面活性物質は非イオン性、陰イオン性、陽イオン性及び両イオン性の乳化液である。これらの物質には脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アルコール、脂肪酸アミン、アルキルフェノール又はアルキルアリルフェノールと、酸化エチレンそして/又は酸化プロピレンとの反応生成物、及びそれらの硫酸エステル、リン酸モノエステル及びリン酸二エステル、更に酸化エチレンと酸化プロピレンとの反応生成物、更には、スルホン酸アルキル、硫酸アルキル、硫酸アリル、ハロゲン化テトラ−アルキルアンモニウム、ハロゲン化トリアルキル−アリルアンモニウム及びスルホン酸アルキルアミンが含まれる。前記乳化液は単独で又は混合物の形で使用することができる。下記のものが好適と言えるであろう:モル比が1:20から1:60のヒマシ油と酸化エチレンの反応生成物、モル比が1:5から1:50のC6からC20の脂肪酸アルコールと酸化エチレンの反応生成物、モル比が1:2から1:20の脂肪酸アミンと酸化エチレンの反応生成物、2モルから3モルのスチロール及び10モルから50モルの酸化エチレンと1モルのフェノールの反応生成物、2モルから3モルのビニルトルエン及び10モルから50モルの酸化エチレンと、1モルのフェノールの反応生成物、モル比が1:5から1:30のC8からC12のアルキルフェノールと酸化エチレンの反応生成物、アルキルグリコシド、及びC8からC16のアルキル−ベンゼン−スルホン酸の塩(例、カルシウム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム及びトリエタノールアンモニウム塩)。
実際に使用されるアルキルアリル−ポリグリコール−エーテルのグループの乳化液は多くの場合1種以上の化合物の混合物である。具体的には、それらはオキシエチレンの単位構造に結合しているフェニル環上の置換の程度、及びオキシエチレンの単位構造の数が異なる物質の混合物である。このためフェニル環上の置換基の数の計算平均値が分数を含むことになる。下記に言及される実施例の物質は下記の平均的な組成物を有する物質である:
【0063】
【化32】
Figure 0003716001
【0064】
本発明により使用することができる噴霧混合物中に使用することができる有機希釈剤は、このような目的に通常使用することができるすべての極性及び非極性の有機溶媒である。下記のものが好適である:メチルイソブチルケトン及びシクロヘキサノンのようなケトン類、更に、ジメチルホルムアミドのようなアミド類、更に又N−メチル−ピロリドン、N−オクチル−ピロリドン、N−ドデシル−ピロリドン、N−オクチルカプロラクタム、N−ドデシルーカプロラクタム及びγ−ブチロラクトンのような環状化合物、更にジメチルスルホキシドのような強度の極性溶媒、更にキシレンのような芳香族炭化水素、及び又プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジブチルアジペート、ヘキシルアセテート、ヘプチルアセテート、トリ−n−ブチルシトレート及びジ−n−ブチルフタレートのようなエステル、そして更にエタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール及びi−ブタノール、n−アミルアルコール及びi−アミルアルコール、ベンジルアルコール及び1−メトキシ−2−プロパノールのようなアルコール類。
【0065】
本発明により使用することができる噴霧混合物中に使用することができる酸は、これらの目的に通常使用できるすべての無機及び有機酸である。下記のものが好適である:クエン酸、サリチル酸及びアスコルビン酸のような脂肪族及び芳香族のヒドロキシカルボン酸。
【0066】
本発明により使用することができる噴霧混合物中に使用することができる低温の安定化剤は、この目的に通常使用可能なすべての物質である。下記のものが好適である:尿素、グリセリン及びプロピレングリコール。
【0067】
本発明により使用することができる噴霧混合物に使用することができる接着剤はこの目的に通常使用可能なすべての物質である。下記のものが好適である:カルボキシメチルセルロースのような粘着剤、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテートのような粉末、顆粒又はラテックス状の天然及び合成ポリマー、そして又セファリン及びレシチンのような天然のリン脂質、及び合成リン脂質。その他の添加剤にはミネラル又は植物油がある。
【0068】
本発明により使用することができる噴霧用混合物中に、式(I)のリン酸エステルに加えて、他の結晶化抑制剤を含有することができる。ここでは平均してN,N−ジメチルヘキサンアミド5%、N,N−ジメチルオクタンアミド50%、N,N,−ジメチルデカンアミド40%及びN,N−ジメチルドデカンアミド5%からなる混合物が適切である。
【0069】
その他に、本発明に従って使用することができる噴霧混合物は水を含有する。
本発明に従って使用することができる噴霧混合物中の活性化合物の濃度は一定の範囲内で変動することができる。概括的に、活性化合物の濃度は
0.0003重量パーセントから5重量パーセントであり、好適には0.003重量パーセントから3重量パーセントである。
【0070】
式(I)のリン酸エステルに対する式(II)から式(VI)の活性化合物の比率も又一定の範囲内で変化することができる。概括的に、式(I)のリン酸エステルに対するグループ(A)の活性化合物の重量比率は1:0.2から1:5の間にあり、好適には1:0.6から1:2の間にある。
【0071】
本発明に従って使用することができる噴霧混合物中のその他の活性化合物又は添加剤の量は実質的範囲内で変化することが出来る。それらは、このような水性の噴霧混合物で通常認められる単位の大きさの範囲内にある。
【0072】
本発明に従って使用することができる噴霧混合物は通常の方法で製造することができる。概括的に、まず必要な組成物を希望の順序で10℃から30℃の間の温度で均一になるまでそのバッチを撹拌しながら混合し、そして、適当なら生成混合物を濾過することにより濃縮液を製造する方法に従う。使用可能な噴霧混合物を製造するために、前記濃縮混合物を、水中に均一にそして微細に分散した状態で分配するように、おのおのの場合に望ましい量の水に、適切ならば撹拌及び/又はポンピングを使用しながら混合する。
【0073】
これらの目的に通常適したすべての混合機器及び噴霧器を、前記濃縮配合液の製造、及び本発明に従って使用することができる噴霧混合物の製造及び使用に用いることができる。
【0074】
式(II)から式(VI)の活性化合物を基にした水性噴霧混合物中に式(I)のリン酸エステルを使用することにより、市販の濃縮配合物中でも、又この配合物を使用した水性噴霧混合物の使用中に、その噴霧器の濾過器及び噴霧口においても、活性化合物の結晶化は完全に抑制されるか、又はこの噴霧混合物の使用が悪い影響を受けない程度に抑制される。
【0075】
本発明に従って使用することができる噴霧混合物の製造及び結晶化の動態を下記の実施例により具体的に示す。
【0076】
【実施例】
製造実施例
(実施例1)
配合物を製造するために、式
【0077】
【化33】
Figure 0003716001
【0078】
の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル−メチル)−ペンタン−3−オール25.0重量部、
リン酸トリ−n−ブチル40.0重量部、
(2−ヒドロキシエチル)−アンモニウム 4−(n−ドデシル)−ベンゼン−スルホネート6.5重量部、

【0079】
【化34】
Figure 0003716001
【0080】
の平均組成物の乳化液6.5重量部、
N−メチル−ピロリドン20.0重量部及び
水2.0重量部
を室温で混合し、均質な液体が出来るまで撹拌する。生成した濃縮液を用いて、0.5重量%の濃度の濃縮液を含有する噴霧混合液を、規定硬度をもつ水(CIPAC−C水)と混合することにより製造する。
【0081】
CIPAC−C水=1リットル当たり、塩化カルシウム4ミリモル及び塩化マグネシウム1ミリモルを含有する水。
(実施例2)
配合物を製造するために、式
【0082】
【化35】
Figure 0003716001
【0083】
の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル−メチル)−ペンタン−3−オール25.0重量部、
リン酸トリ−n−ブチル20.0重量部、
(2−ヒドロキシエチル)−アンモニウム 4−(n−ドデシル)−ベンゼン−スルホネート6.5重量部、

【0084】
【化36】
Figure 0003716001
【0085】
の平均組成物の乳化液6.5重量部、
N−メチル−ピロリドン5.0重量部、
水2.0重量部、
平均して、N,N−ジメチルヘキサンアミド5%、
N,N−ジメチルオクタンアミド50%、
N,N−ジメチルデカンアミド40%及び
N,N−ジメチルドデカンアミド5%
の混合液35.0重量部、
を室温で混合し、均質な液体をもたらすまで撹拌する。生成濃縮液を使用して、0.5重量%の濃度の濃縮液を含有する噴霧用混合液を、規定硬度の水(CIPAC−C水;実施例1参照)と混合することにより製造する。
【0086】
(実施例3)
配合物を製造するために、

【0087】
【化37】
Figure 0003716001
【0088】
の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−メチル)−ペンタン−3−オール25.0重量部、
リン酸トリ−n−ブチル20.0重量部、
平均して、N,N−ジメチルヘキサンアミド5%、
N,N−ジメチルオクタンアミド50%、
N,N−ジメチルデカンアミド40%及び
N,N−ジメチルドデカンアミド5%
の混合液35.0重量部、及び
1:30のモル比のヒマシ油とエチレンオキシドの反応生成物20.0重量部、
を室温で混合し、均質な液体になるまで撹拌する。生成濃縮液を使用して、0.5%重量部の濃度の濃縮液を含有する噴霧混合液を、規定硬度の水(CIPAC−C水、実施例1参照)と混合することにより製造する。
【0089】
(実施例4)
配合物を製造するために、

【0090】
【化38】
Figure 0003716001
【0091】
の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−メチル)−ペンタン−3−オール25.0重量部、
リン酸トリー(2ーエチルーヘキシル)20.0重量部、
平均して、N,N−ジメチルヘキサンアミド5%、
N,N−ジメチルオクタンアミド50%、
N,N−ジメチルデカンアミド40%及び
N,N−ジメチルドデカンアミド5%
の混合液35.0重量部、

【0092】
【化39】
Figure 0003716001
【0093】
の平均組成物の乳化液6.5重量部、
4−(n−ドデシル)−ベンゼン−スルホン酸(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム塩6.5重量部、
N−メチルピロリドン5.0重量部及び
水2.0重量部
を室温で混合し、そして均質な液体になるまで撹拌する。生成濃縮液を使用して、0.5%重量部の濃度の濃縮液を含有する噴霧混合液を、規定硬度の水(CIPAC−C水、実施例1参照)と混合することにより製造する。
【0094】
(実施例5)
配合物を製造するために、

【0095】
【化40】
Figure 0003716001
【0096】
の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−メチル)−ペンタン−3−オール25.0重量部、
リン酸トリ−n−ブチル30.0重量部、
N−オクチルカプロラクタム20.0重量部
N−メチルピロリドン9.0重量部

【0097】
【化41】
Figure 0003716001
【0098】
の平均組成物の乳化液8.0重量部及び
4−(n−ドデシル)−ベンゼン−スルホン酸(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム塩8.0重量部、
を室温で混合し、そして均質な液体になるまで撹拌する。生成濃縮液を使用して、0.5%重量部の濃度の濃縮液を含有する噴霧混合液を、規定硬度の水(CIPAC−C水、実施例1参照)と混合することにより製造する。
【0099】
(実施例A)(比較)
欧州特許出願公開第0453899号明細書に従い、
配合物を製造するために、

【0100】
【化42】
Figure 0003716001
【0101】
の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−メチル)−ペンタン−3−オール25.0重量部、
平均して、N,N−ジメチルヘキサンアミド5%、
N,N−ジメチルオクタンアミド50%、
N,N−ジメチルデカンアミド40%及び
N,N−ジメチルドデカンアミド5%
の混合物35.0重量部、

【0102】
【化43】
Figure 0003716001
【0103】
の平均組成物の乳化液6.5重量部、
N−オクチル−ピロリドン20.0重量部、
N−メチル−ピロリドン5.0重量部、
(2−ヒドロキシエチル)−アンモニウム 4−(n−ドデシル)−ベンゼン−スルホネート6.5重量部及び
水2.0重量部
を室温で混合し、そして均質な液体になるまで撹拌する。生成濃厚液を使用して、0.5%重量部の濃度の濃縮液を含有する噴霧混合液を、規定硬度の水(CIPAC−C水、実施例1参照)と混合することにより製造する。
【0104】
(使用実施例)
結晶化の特性をテストするために、おのおの濃縮液含有量0.5重量%の水性噴霧混合液250mlを、5℃の温度で、流動機器中の微細メッシュのふるいを通してその混合液を吸排気することにより恒常的に再循環させる。そのふるい上の結晶の沈着を、そのふるい上の差圧を測定することにより間接的に測定する。圧力の著しい増加はそのふるいのメッシュが結晶沈着により著しく詰まっていることを示す。
【0105】
使用した配合物及びテスト結果は下記の表に示す。
【0106】
表1
実施例の配合 流動機器のふるい上の結晶沈着
1(本発明による) 9.9時間後にふるい上に結晶沈着開始
2(本発明による) 8.5時間後にふるい上に結晶沈着開始
3(本発明による) 11.8時間後にふるい上に結晶沈着開始
4(本発明による) 9.4時間後にふるい上に結晶沈着開始
5(本発明による) 100時間後でもふるい上に結晶沈着なし
A(既知) 6.4時間後ふるい上に結晶沈着開始
本発明の特徴及び態様を以下に示す。
【0107】
1.A)式(II)
【0108】
【化44】
Figure 0003716001
【0109】
式中、
a)R4
【0110】
【化45】
Figure 0003716001
【0111】
を表し、
5は第三級ブチルを表し、そして
6はヒドロキシルを表すか、又は
b)R4は4ーフルオロフェニルを表し、
5は2ーフルオロフェニルを表し、そして
6はヒドロキシルを表すか、又は
c)R4は2,4−ジクロロフェニルを表し、
5はn−ブチルを表し、そして
6はヒドロキシルを表すか、又は
d)R4
【0112】
【化46】
Figure 0003716001
【0113】
を表し、
5はフェニルを表し、そして
6はシアノを表すか、又は
e)R4は4ークロロフェニルを表し、
5
【0114】
【化47】
Figure 0003716001
【0115】
を表し、そして
6はヒドロキシルを表す、
の、少なくとも1個のアゾール誘導体、及び/又は
式(III)
【0116】
【化48】
Figure 0003716001
【0117】
式中、a)Yは−CH(OH)を表し、そして
7は塩素又はフェニルを表すか、又は
b)YはCOを表し、そして
7は塩素を表す
の少なくとも1個のアゾール誘導体、及び/又は
式(IV)
【0118】
【化49】
Figure 0003716001
【0119】
式中、R8は水素又は塩素を表す
の、少なくとも1個のアゾール誘導体、及び/又は
式(V)
【0120】
【化50】
Figure 0003716001
【0121】
の1−([ビス−(4−フルオロフェニル)−メチル−シリル]−メチル)−1H−(1,2,4−トリアゾール)、及び/又は
式(VI)
【0122】
【化51】
Figure 0003716001
【0123】
の1−[3−(2−クロロフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−オキシラン−2−イル−メチル]ー1H−(1,2,4−トリアゾール)、並びに
B)適当な場合には、1種又はそれ以上のその他の活性化合物及び添加剤、
を含有する水性噴霧混合物を使用する場合の、噴霧器中での式(II)から式(VI)までの活性化合物の結晶化を抑制するための、式(I)
【0124】
【化52】
Figure 0003716001
【0125】
式中、R1は2から18個の炭素原子を持つアルキルを表し、そして
2及びR3はそれぞれ独立して2個から12個の炭素原子を持つアルキルを表す
のリン酸エステルの使用。
【0126】
2.式(I)
式中、
1は4個から12個の炭素原子をもつ直鎖状又は分枝状アルキルを表し、
2は2個から8個の炭素原子をもつ直鎖状又は分枝状アルキルを表し、そして
3は2個から8個の炭素原子をもつ直鎖状又は分枝状アルキルを表す
のリン酸エステルを使用することを特徴とする1項による使用。
【0127】
3.式(I)
式中、
1はn−ブチル、イソーブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−エチルーヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、イソ−オクチル、n−ノニル、イソ−ノニル、n−デシル、n−ドデシル又はイソ−ドデシルを表し、
2はエチル、n−ブチル、イソ−ブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−エチルヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル又はイソ−オクチルを表し、そして
3はエチル、n−ブチル、イソ−ブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−エチル−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル又はイソ−オクチルを表す
のリン酸エステルを使用することを特徴とする、1項による使用。
【0128】
4.リン酸トリ−n−ブチルを使用することを特徴とする、1項による使用。
【0129】
5.式(IIーa)
【0130】
【化53】
Figure 0003716001
【0131】
の1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−イル)−メチル)−ペンタン−3−オールを含有する噴霧混合物中に第三級n−ブチルリン酸エステルを使用することを特徴とする、1項による使用方法。
【0132】
6.1項による、少なくとも1種の式(I)のリン酸エステルを噴霧混合物に添加することを特徴とした、式(II)から式(VI)の活性化合物のうち少なくとも1種を含有する水性噴霧混合物を使用する場合の、1項による、式(II)から式(VI)の化合物の結晶化を抑制する方法。

Claims (3)

  1. (II−a)
    Figure 0003716001
    で表される1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1,2,4−トリアゾール−1−イル−メチル)−ペンタン−3−オール、を含有する水性噴霧用混合物において、式(I)
    Figure 0003716001
    式中、R1は2個から18個の炭素原子を持つアルキルを表し、そしてR2及びR3はそれぞれ独立して2個から12個の炭素原子を持つアルキルを表すのリン酸エステルを有効成分とする、噴霧器中での式(II−a)で表される化合物の結晶化抑制剤。
  2. 1種又はそれ以上のその他の活性化合物及び添加剤をさらに含有する請求項 1 記載の結晶化抑制剤
  3. 請求項1に記載の、少なくとも1種の式(I)のリン酸エステルが、式(II−a)の化合物を含有する水性噴霧混合物に添加されていることを特徴とする、前記水性噴霧混合物における、請求項1に記載の、式(II−a)の化合物の結晶が抑制された殺菌用組成物。
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