JP3791406B2 - 積層型インピーダンス素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層型インピーダンス素子、特に、種々の電子回路に組み込まれてノイズフィルタ等として使用される積層型インピーダンス素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の積層型インピーダンス素子として、例えば特開平9−7835号公報記載のもの、あるいは、実開平6−82822号公報記載のものが知られている。これらの積層型インピーダンス素子は、透磁率の異なる複数のコイル部を積み重ねて構成した積層体を有し、各コイル部のコイル導体パターン相互を電気的に直列に接続して螺旋状コイルを構成している。そして、これらの積層型インピーダンス素子は、低周波から高周波までの広い周波数領域で高インピーダンスを確保することによって、ノイズ除去周波数帯域の拡大を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の積層型インピーダンス素子においては、一方の外部電極は高透磁率コイル部のコイル導体パターンに接続され、他方の外部電極は低透磁率コイル部のコイル導体パターンに接続されているので、高透磁率コイル部と低透磁率コイル部のうち、どちらのコイル部を実装面側にしてプリント基板に実装するかによって、電気特性が異なるという問題があった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、実装時における方向性を有さない積層型インピーダンス素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
前記目的を達成するため、本発明に係る積層型インピーダンス素子は、相対的に透磁率が高い材料からなる複数の磁性体層と複数のコイル導体パターンとを積み重ねて構成した、少なくとも第1のコイル部及び第4のコイル部を内蔵した高透磁率コイル部と、相対的に透磁率が低い材料からなる複数の磁性体層と複数のコイル導体パターンとを積み重ねて構成した、少なくとも第2のコイル部及び第3のコイル部を内蔵した低透磁率コイル部とを備え、前記高透磁率コイル部と前記低透磁率コイル部とを積み重ね、前記第1のコイル部、第2のコイル部、第3のコイル部、第4のコイル部を順に電気的に直列に接続して螺旋状コイルを形成している。積層型インピーダンス素子としては、例えば、積層型インダクタなどがある。
【0006】
そして、高透磁率コイル部の第1のコイル部及び第4のコイル部を入出力外部電極に接続することにより、実装方向による電気特性の方向性がなくなる。
【0007】
また、低透磁率コイル部の第2のコイル部の磁束方向と第3のコイル部の磁束方向とが異なる方向になるように、第2のコイル部と第3のコイル部を巻回することにより、第2のコイル部で発生する磁束と第3のコイル部で発生する磁束とが電磁的に結合して、低透磁率コイル部で大きなインダクタンスが得られる。
【0008】
また、高透磁率コイル部の第1のコイル部の磁束方向と第4のコイル部の磁束方向とを同じ方向にすることにより、第1のコイル部で発生する磁束と第4のコイル部で発生する磁束とが電磁的に結合しにくくなる。従って、積層型インピーダンス素子に入力した高周波成分が、高透磁率コイル部の第1と第4のコイル部との電磁的結合によって直接出力側へ流れてしまうことがなく、高周波成分が低透磁率コイル部の第2と第3のコイル部を通らないという現象が防止される。
【0009】
また、本発明に係る積層型インピーダンス素子は、高透磁率コイル部の第1のコイル部の磁束方向と低透磁率コイル部の第2のコイル部の磁束方向とが異なる方向となり、かつ、高透磁率コイル部の第4のコイル部の磁束方向と低透磁率コイル部の第3のコイル部の磁束方向とが異なる方向となるように、第1〜第4のコイル部を巻回することを特徴とする。これにより、高透磁率コイル部で発生する磁束と低透磁率コイル部で発生する磁束とが電磁的に結合しにくくなる。従って、高透磁率コイル部のインピーダンス特性と低透磁率コイル部のインピーダンス特性がそれぞれ独立して作用する。この結果、高透磁率コイル部は低周波ノイズを十分に除去し、低透磁率コイル部は高周波ノイズを十分に除去する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る積層型インピーダンス素子の実施の形態について添付の図面を参照して説明する。
【0011】
[第1実施形態、図1〜図4]
図1に示すように、積層型インピーダンス素子1は、コイル導体パターン12〜15,24〜27をそれぞれ表面に設けた高透磁率磁性体シート3〜6と、コイル導体パターン16〜19,20〜23をそれぞれ表面に設けた低透磁率磁性体シート8〜11等にて構成されている。磁性体シート2〜6は、高透磁率のフェライト粉末を含有した絶縁性ペーストをシート状にして製作される。同様に、磁性体シート7〜11は、低透磁率のフェライト粉末を含有した絶縁性ペーストをシート状にして製作される。本第1実施形態の場合、高透磁率磁性体シート2〜6の比透磁率μを300以上に設定し、低透磁率磁性体シート7〜11の比透磁率μを100以下に設定した。
【0012】
コイル導体パターン12〜27は、Cu,Au,Ag,Ag−Pd,Ni等からなり、磁性体シート3〜10にそれぞれ設けたビアホール30a〜31hを介して電気的に直列に接続され、インピーダンス素子1内部にU字形に配設された螺旋状コイルLとされる。より詳しく説明すると、コイル導体パターン12〜15は、ビアホール30a〜30cを介して直列に接続され、高透磁率コイル部35の第1のコイル部L1を構成する。コイル導体パターン16〜19はビアホール30f〜30hを介して直列に接続され、低透磁率コイル部36の第2のコイル部L2を構成する。コイル導体パターン20〜23はビアホール31f〜31hを介して直列に接続され、低透磁率コイル部36の第3のコイル部L3を構成する。コイル導体パターン24〜27はビアホール31a〜31cを介して直列に接続され、高透磁率コイル部35の第4のコイル部L4を構成する。
【0013】
第1のコイル部L1、第2のコイル部L2及び第3のコイル部L3は、インピーダンス素子1の上面側から見て時計回り方向に巻回している。一方、第4のコイル部L4は反時計回り方向に巻回している。そして、第1のコイル部L1と第2のコイル部L2は、ビアホール30d,30eを介して電気的に直列に接続されている。第2のコイル部L2と第3のコイル部L3は、磁性体シート11上に形成されたコイル導体パターン19と20を接続することによって電気的に直列に接続されている。第3のコイル部L3と第4のコイル部L4は、ビアホール31d,31eを介して電気的に直列に接続されている。コイル導体パターン12の引出し端12aは、磁性体シート3の左辺に露出している。コイル導体パターン27の引出し端27aは、磁性体シート3の右辺に露出している。コイル導体パターン12〜27は、印刷等の方法により磁性体シート3〜6,8〜11の表面に形成される。
【0014】
以上の磁性体シート2〜11は、図1に示すように、順に積み重ねられて圧着された後、一体的に焼成されることにより、図2に示す積層体40とされる。積層体40の左右の端面には、それぞれ入力外部電極41及び出力外部電極42が形成されている。入力外部電極41にはコイル導体パターン12の引出し端12aが接続され、出力外部電極42にはコイル導体パターン27の引出し端27aが接続される。
【0015】
この積層型インピーダンス素子1は、図3に示すように、相対的に高透磁率の磁性体シート2〜6を積み重ねて構成した高透磁率コイル部35と、相対的に低透磁率の磁性体シート7〜11を積み重ねて構成した低透磁率コイル部36とが積層されている。
【0016】
そして、高透磁率コイル部35の第1と第4のコイル部L1,L4が主として低周波ノイズを除去し、低透磁率コイル部36の第2と第3のコイル部L2,L3が主として高周波ノイズを除去する。このとき、低透磁率コイル部36の第2のコイル部L2の巻回方向と第3のコイル部L3の巻回方向とを同じ方向に設定しているので、第2のコイル部L2で発生する磁束H2と第3のコイル部L3で発生する磁束H3とが電磁的に結合して、結合磁束を形成する。従って、低透磁率コイル部36で大きなインダクタンスを得ることができる。
【0017】
因みに、第2のコイル部L2と第3のコイル部L3の巻回方向を同じ方向にした場合のインダクタンス値と、逆方向にした場合のインダクタンス値とを測定した結果を表1に示す。なお、試料番号1〜4は、コイル部L2,L3のコイル径やコイル間距離G2を種々変えたものである。
【0018】
【表1】
【0019】
表1から、第2のコイル部L2と第3のコイル部L3の巻回方向を同じ方向にした場合の方が、インダクタンス値が大きいことが認められる。
【0020】
また、螺旋状コイルLの両端部は、高透磁率コイル部35に形成されたコイル導体パターン12,27からそれぞれ入力外部電極41及び出力外部電極42に引き出されているため、等価回路的に対称となり、積層型インピーダンス素子1の実装方向(表裏)による電気特性の方向性をなくすことができる。このとき、高透磁率コイル部35の第1のコイル部L1の巻回方向と第4のコイル部L4の巻回方向とを逆方向にしているので、第1のコイル部L1で発生する磁束H1と第4のコイル部L4で発生する磁束H4とが電磁的に結合しない。従って、入力外部電極41から入った信号は、第1、第2、第3、第4のコイル部L1〜L4を順に伝わり、出力外部電極42から出力される。この結果、入力外部電極41から入った高周波成分が、第1と第4のコイル部L1,L4の電磁的結合によって直接に出力外部電極42から出力される心配がない。
【0021】
さらに、本第1実施形態では、第1のコイル部L1と第4のコイル部L4との間の距離G1を、第2のコイル部L2と第3のコイル部L3との間の距離G2より大きく設定している。これにより、第1のコイル部L1と第4のコイル部L4の電磁的な結合が抑えられ、第2のコイル部L2と第3のコイル部L3の電磁的な結合が強くなるようにしている。
【0022】
さらに、本第1実施形態では、信号波形の品質を良くするため、入力外部電極41は、高透磁率コイル部35のコイル導体パターン12に電気的に接続されている。さらに、高透磁率コイル部35の比透磁率μを300以上にしているので、ダンピング機能を有し、信号波形のリンギング現象を抑えることができ、信号波形の品質をより向上させることができる。そして、低透磁率コイル部36の比透磁率μを100以下に設定しているので、高周波領域(100MHz以上)で大きなインピーダンスを確保できる。これにより、ダンピング機能を有し、高周波帯域まで優れたインピーダンス特性をもつことができる。
【0023】
また、高透磁率コイル部35の第1及び第4のコイル部L1,L4の合計インピーダンスが220Ω以下(100MHz)で、低透磁率コイル部36の第2及び第3のコイル部L2,L3の合計インピーダンスが220Ω以下(100MHz)になるように設定することが好ましい。高透磁率コイル部35があまり大きなインピーダンスをもつと、信号レベルの低下や波形なまりを起こすからである。一方、低透磁率コイル部36があまり大きなインピーダンスをもつと、インピーダンス曲線の傾きが急峻となってQが高くなり、ダンピング機能が働かなくなり、波形歪みが抑制されない心配があるからである。
【0024】
また、高透磁率コイル部35で発生した磁束H1,H4と低透磁率コイル部36で発生した磁束H2,H3とが電磁的に結合すると、ノイズ除去効果を十分に発揮することができない。このため、本第1実施形態では、磁束H1,H4と磁束H2,H3との電磁的な結合を防止するため、高透磁率コイル部35に配置された第1及び第4のコイル部L1,L4と低透磁率コイル部36に配置された第2及び第3のコイル部L2,L3との間の距離Dを大きくしている。
【0025】
なお、磁束H1,H4と磁束H2,H3との電磁的な結合をより確実に防止するため、図4に示す積層型インピーダンス素子1aのように、高透磁率コイル部35と低透磁率コイル部36の間に非磁性体材料からなる中間層37を配設してもよい。また、特に図示しないが、高透磁率コイル部35と低透磁率コイル部36の間に空洞を配設してもよい。中間層37及び空洞は、高透磁率コイル部35の材料と低透磁率コイル部36の材料の相互拡散防止や収縮率の違いにより発生する反りやクラック防止の役目もすることができる。
【0026】
さらに、積層型インピーダンス素子1aは、磁性体シート3〜6のコイル導体パターン12〜15と27〜24の間に、それぞれ長尺状ビアホールを形成し、磁性体シート3〜6を積層することによって、これら長尺状ビアホールを連接して柱状のシールド体38を形成している。この柱状のシールド体38は、第1のコイル部L1と第4のコイル部L4との電磁的結合をより確実に遮断する。
【0027】
[第2実施形態、図5乃至図9]
第2実施形態は、積層型インピーダンス素子の積層方向において隣接するコイル部同士で、発生する磁束の方向が異なる方向(逆方向)に設定されている積層型インピーダンス素子について説明する。なお、前記第1実施形態の積層型インピーダンス素子1と同一の部分には、同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0028】
図5に示すように、コイル導体パターン52〜67は磁性体シートにそれぞれ設けたビアホールを介して電気的に直列に接続され、積層型インピーダンス素子51内部にU字形に配設された螺旋状コイルLを形成する。コイル導体パターン52〜55は高透磁率コイル部35の第1のコイル部L11を構成し、コイル導体パターン56〜59は低透磁率コイル部36の第2のコイル部L12を構成し、コイル導体パターン60〜63は低透磁率コイル部36の第3のコイル部L13を構成し、コイル導体パターン64〜67は高透磁率コイル部35の第4のコイル部L14を構成する。
【0029】
第2のコイル部L12及び第4のコイル部L14は、インダクタ51の上面側から見て時計回り方向に巻回している。一方、第1のコイル部L11及び第3のコイル部L13は反時計回り方向に巻回している。そして、第1のコイル部L11と第2のコイル部L12は、ビアホールを介して電気的に直列に接続されている。第2のコイル部L12と第3のコイル部L13は、同一の磁性体シート上に形成されたコイル導体パターン59と60を接続することによって電気的に直列に接続されている。第3のコイル部L13と第4のコイル部L14は、ビアホールを介して電気的に直列に接続されている。第1のコイル部L11と第2のコイル部L12、並びに、第3のコイル部L13と第4のコイル部L14は、それぞれ磁性体シートの積み重ね方向に同軸上に配置されている。
【0030】
この積層型インピーダンス素子51は、低透磁率コイル部36が第2のコイル部L12と第3のコイル部L13とを有しているので、低透磁率コイル部36で大きなインダクタンスを得ることができる。
【0031】
そして、高透磁率コイル部35の第1と第4のコイル部L11,L14が主として低周波ノイズを除去し、低透磁率コイル部36の第2と第3のコイル部L12,L13が主として高周波ノイズを除去する。このとき、高透磁率コイル部35の第1のコイル部L11で発生する磁束H11の方向(図面上で上向き)と、低透磁率コイル部36の第2のコイル部L12で発生する磁束H12の方向(図面上で下向き)とが逆方向である。また、高透磁率コイル部35の第4のコイル部L14で発生する磁束H14の方向(図面上で上向き)と、低透磁率コイル部36の第3のコイル部L13で発生する磁束H13の方向(図面上で下向き)とが逆方向である。このため、高透磁率コイル部35で発生する磁束H11と低透磁率コイル部36で発生する磁束L12とが電磁的に結合しにくくなる。また、高透磁率コイル部35で発生する磁束H14と低透磁率コイル部36で発生する磁束L13とが電磁的に結合しにくくなる。従って、高透磁率コイル部35のインピーダンス特性と低透磁率コイル部36のインピーダンス特性がそれぞれ独立して作用する。この結果、高透磁率コイル部35は低周波ノイズ除去効果を十分に発揮し、低透磁率コイル部36は高周波ノイズ除去効果を十分に発揮することができる。
【0032】
因みに、積層型インピーダンス素子51の外部電極41,42間のインピーダンス特性を図6に示す(実線87参照)。なお、図6において、点線85は高透磁率コイル部35のインピーダンス特性を示し、点線86は低透磁率コイル部36のインピーダンス特性を示している。実線87から、中間周波数帯(図4に円Aで表示)においても、インピーダンスの増加が抑えられていることが分かる。これは、高透磁率コイル部35及び低透磁率コイル部36でそれぞれ発生した磁束H11,H14とH12,H13とが、高透磁率コイル部35と低透磁率コイル部36の境界付近で相互に反発し、磁束H11,H14の低透磁率コイル部36への漏れや磁束H12,H13の高透磁率コイル部35への漏れが抑えられるからである。
【0033】
また、螺旋状コイルLの両端部は、高透磁率コイル部35にて入力外部電極41及び出力外部電極42に引き出されているため、等価回路的に対称となり、積層型インピーダンス素子51の実装方向(表裏)による電気特性の方向性をなくすことができる。このとき、高透磁率コイル部35の第1のコイル部L11の巻回方向と第4のコイル部L14の巻回方向とを逆方向にしているので、第1のコイル部L11で発生する磁束H11と第4のコイル部L14で発生する磁束H14とが電磁的に結合しない。従って、入力外部電極41から入った高周波成分は、第1、第2、第3、第4のコイル部L11〜L14を順に伝わり、出力外部電極42から出力される。この結果、入力外部電極41から入った高周波成分が、第1と第4のコイル部L11,L14の電磁的結合によって直接に出力外部電極42から出力される心配がない。
【0034】
なお、積層型インピーダンス素子の積層方向において隣接するコイル部同士で、磁束の方向が逆方向である形態としては、図5に示す積層型インピーダンス素子51の他に、図7乃至図9に示す形態がある。なお、積層型インピーダンス素子51と同一の部分には、同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0035】
図7に示す積層型インピーダンス素子51aにおいては、磁束H11の方向(図面上で下向き)と、磁束H12の方向(図面上で上向き)とが逆方向である。また、磁束H14の方向(図面上で下向き)と、磁束H13の方向(図面上で上向き)とが逆方向である。
【0036】
図8に示す積層型インピーダンス素子51bにおいては、磁束H11の方向(図面上で下向き)と、磁束H12の方向(図面上で上向き)とが逆方向である。また、磁束H14の方向(図面上で上向き)と、磁束H13の方向(図面上で下向き)とが逆方向である。
【0037】
図9に示す積層型インピーダンス素子51cにおいては、磁束H11の方向(図面上で上向き)と、磁束H12の方向(図面上で下向き)とが逆方向である。また、磁束H14の方向(図面上で下向き)と、磁束H13の方向(図面上で上向き)とが逆方向である。
【0038】
上記の積層型インピーダンス素子51a,51b,51cにおいても、積層型インピーダンス素子51と同様の効果が得られる。
【0039】
[他の実施形態]
なお、本発明に係る積層型インピーダンス素子は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、螺旋状コイルの巻回数、コイル導体パターンの形状等は仕様に合わせて種々のものが採用される。
【0040】
また、前記実施形態では、高透磁率コイル部の比透磁率を300以上に設定しているが、必ずしもこの値に限るものではなく、高透磁率コイル部の比透磁率を100〜300に設定してもよい。この場合、螺旋状コイルLが有するインピーダンスのピークの他に、高透磁率コイル部でのインダクタンスと該インダクタンスに電気的に並列に発生する浮遊容量との共振により、前記インピーダンスのピークより低周波側にもインピーダンスのピークを形成することができる。
【0041】
さらに、前記実施形態は、それぞれコイル導体パターンが形成された磁性体シートを積み重ねた後、一体的に焼成するものであるが、必ずしもこれに限定されない。磁性体シートは予め焼成されたものを用いてもよい。また、以下に説明する製法によってインダクタを作成してもよい。印刷等の方法によりペースト状の磁性体材料にて磁性体層を形成した後、その磁性体層の表面にペースト状の導電性材料を塗布してコイル導体パターンを形成する。次に、ペースト状の磁性体材料を前記コイル導体パターンの上から塗布してコイル導体パターンが内蔵された磁性体層とする。同様にして、コイル導体パターン間を電気的に接続しつつ、順に重ね塗りすることにより積層構造を有するインダクタが得られる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、高透磁率コイル部の第1のコイル部及び第4のコイル部を入出力外部電極に接続することにより、実装方向による電気特性の方向性がなくなる。
【0043】
また、低透磁率コイル部の第2のコイル部の磁束方向と第3のコイル部の磁束方向とが異なる方向になるように、第2のコイル部と第3のコイル部を巻回することにより、第2のコイル部で発生する磁束と第3のコイル部で発生する磁束とが電磁的に結合して、低透磁率コイル部で大きなインダクタンスを得ることができる。
【0044】
また、高透磁率コイル部の第1のコイル部の磁束方向と第4のコイル部の磁束方向とが同じ方向になるように、第1のコイル部と第4のコイル部を巻回することにより、第1のコイル部で発生する磁束と第4のコイル部で発生する磁束とが電磁的に結合しにくくなる。従って、積層型インピーダンス素子に入った高周波成分が、高透磁率コイル部の第1と第4のコイル部との電磁的結合によって直接出力側へ流れてしまうことがなく、高周波成分が低透磁率コイル部の第2と第3のコイル部を通らないという現象を防止することができる。
【0045】
また、高透磁率コイル部の第1のコイル部の磁束方向と低透磁率コイル部の第2のコイル部の磁束方向とが異なる方向となり、かつ、高透磁率コイル部の第4のコイル部の磁束方向と低透磁率コイル部の第3のコイル部の磁束方向とが異なる方向となるように、第1〜第4のコイル部を巻回することにより、高透磁率コイル部で発生する磁束と低透磁率コイル部で発生する磁束とが電磁的に結合しにくくなる。従って、高透磁率コイル部のインピーダンス特性と低透磁率コイル部のインピーダンス特性がそれぞれ独立して作用する。この結果、高透磁率コイル部は低周波ノイズ除去効果を十分に発揮し、低透磁率コイル部は高周波ノイズ除去効果を十分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型インピーダンス素子の第1実施形態の構成を示す分解斜視図。
【図2】図1に示した積層型インピーダンス素子の外観斜視図。
【図3】図2に示した積層型インピーダンス素子の模式断面図。
【図4】第1実施形態の積層型インピーダンス素子の変形例を示す模式断面図。
【図5】本発明に係る積層型インピーダンス素子の第2実施形態の構成を示す模式断面図。
【図6】図5に示した積層型インピーダンス素子のインピーダンス特性を示すグラフ。
【図7】第2実施形態の積層型インピーダンス素子の変形例を示す模式断面図。
【図8】第2実施形態の積層型インピーダンス素子の他の変形例を示す模式断面図。
【図9】第2実施形態の積層型インピーダンス素子のさらに他の変形例を示す模式断面図。
【符号の説明】
1,1a,51,51a,51b,51c…積層型インピーダンス素子
2〜6…高透磁率磁性体シート
7〜11…低透磁率磁性体シート
12〜27,52〜67…コイル導体パターン
35…高透磁率コイル部
36…低透磁率コイル部
L…螺旋状コイル
L1,L11…第1のコイル部
L2,L12…第2のコイル部
L3,L13…第3のコイル部
L4,L14…第4のコイル部
H1〜H4,H11〜H14…磁束
Claims (5)
- 相対的に透磁率が高い材料からなる複数の磁性体層と複数のコイル導体パターンとを積み重ねて構成した、少なくとも第1のコイル部及び第4のコイル部を内蔵した高透磁率コイル部と、
相対的に透磁率が低い材料からなる複数の磁性体層と複数のコイル導体パターンとを積み重ねて構成した、少なくとも第2のコイル部及び第3のコイル部を内蔵した低透磁率コイル部とを備え、
前記高透磁率コイル部と前記低透磁率コイル部とを積み重ね、前記第1のコイル部、第2のコイル部、第3のコイル部、第4のコイル部を順に電気的に直列に接続して螺旋状コイルを形成すると共に、前記高透磁率コイル部の第1のコイル部及び第4のコイル部を入出力外部電極に接続したこと、
を特徴とする積層型インピーダンス素子。 - 前記低透磁率コイル部の第2のコイル部の磁束方向と第3のコイル部の磁束方向とが異なる方向になるように、前記第2のコイル部と第3のコイル部が巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型インピーダンス素子。
- 前記高透磁率コイル部の第1のコイル部の磁束方向と第4のコイル部の磁束方向とが同じ方向になるように、前記第1のコイル部と第4のコイル部が巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型インピーダンス素子。
- 前記高透磁率コイル部の第1のコイル部の磁束方向と第4のコイル部の磁束方向とを同じ方向にし、前記低透磁率コイル部の第2のコイル部の磁束方向と第3のコイル部の磁束方向とが異なる方向になるように、前記第1〜第4のコイル部が巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型インピーダンス素子。
- 前記高透磁率コイル部の第1のコイル部の磁束方向と前記低透磁率コイル部の第2のコイル部の磁束方向とが異なる方向となり、かつ、前記高透磁率コイル部の第4のコイル部の磁束方向と前記低透磁率コイル部の第3のコイル部の磁束方向とが異なる方向となるように、前記第1〜第4のコイル部が巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型インピーダンス素子。
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